JP4716691B2 - 媒体処理機 - Google Patents

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本発明は、媒体処理機、特に、金融機関の係員窓口に設置され、票からなる複数種類の媒体のうち、振込用紙等の光学的読取と印字がされる媒体や集金カード等の磁気データの読取・記録と印字がされる媒体を処理するものに関する。
従来、金融機関の係員窓口には、利用者が定期刊行物の継続購読を希望するときに用いられる定期刊行物に添付されている振込用紙、あるいは、利用者が所定の物品を通信販売等により購入したときの物品代金の払用紙を処理する振込端末機、及び係員が商店等の顧客から集金した際に用いられる集金カードを処理する積立端末機が設けられている。
これら端末機は、事務室内に設けられている上位装置と通信回線により接続されて管理制御されている。なお、この上位装置は、上述した各用紙を処理する機能を有するとともに、通帳等の各種媒体を処理できる機能も有している。この上位装置及び上述の各端末機には、支払用紙等の媒体に所定の内容を印字するプリンタユニットが組込まれている(特許文献1参照)。また、磁気データの記録されている媒体を処理する積立端末機には、プリンタユニットの他に磁気データ処理ユニットも組込まれている。
特開2002−36658号公報
しかしながら、上記従来の単票からなる各種媒体を処理する媒体処理機は、複雑な機構からなるので製品コストが高く、また、専用機であるので媒体の種類に応じた数だけ設置する必要があり、したがって、設備コストが高く、しかも設置スペースを多く必要とする欠点があった。
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、振込用紙等の光学的読取と印字がされる媒体(以下、「第1媒体」という。)と集金カード等の磁気データの読取・記録と印字がされる媒体(以下、「第2媒体」という。)とを一台で処理することできる媒体処理機を提供することにある。
本発明に係る媒体処理機は、上記目的を達成するために、
振込用紙等の光学的読取と印字がされる所定の第1媒体及び集金カード等の磁気データの読取・記録と印字がされる所定の第2媒体を処理対象とする媒体処理機であって、
(a)前記第1媒体と第2媒体のいずれも載置可能な載置台と、
(b)前記載置台に載置された媒体をその媒体の上面に当接する送りローラにより媒体処理機内に取込み、その取込んだ媒体を水平方向に搬送するための水平搬送路とその水平搬送路から媒体を受入れて上方へ搬送するための垂直搬送路とを有する搬送手段と、
(c)前記載置台に媒体を載置するため及び載置された媒体を前記送りローラに当接させるために前記載置台を昇降させるエレベータ機構と、
(d)前記水平搬送路中に設けられ、前記媒体の記録内容を光学的に読取る光学読取処理ユニットと、
(e)前記水平搬送路中に設けられ、前記媒体に記録されている磁気データを読取るとともに、必要に応じて新たな磁気データを書込む磁気データ処理ユニットと、
(f) 前記垂直搬送路中に設けられ、前記媒体に必要に応じて所定の内容を印字する印字処理ユニットと、
(g1)前記垂直搬送路の末端に接続された第1分岐搬送路の末端後方に設けられた正常に処理されたときの媒体を受入れる正常媒体スタッカと、
(g2)前記垂直搬送路の末端に接続された第2分岐搬送路の末端後方に設けられた正常に処理されなかったときの媒体を受入れる異常媒体スタッカと、
(h)前記水平搬送路の終端の前側に設けられ、その水平搬送路を搬送される媒体を前記水平搬送路の終端に向かうように水平方向に誘導する位置と、前記水平搬送路を搬送される媒体を前記垂直搬送路に向かうように垂直方向に誘導する位置とに移動可能な第1フラッパと、
(i)前記第1分岐搬送路と第2分岐搬送路の分岐点に設けられ、前記垂直搬送路を搬送されてくる媒体を第1分岐搬送路と第2分岐搬送路のいずれかに振り分ける第2フラッパと、
(j)前記搬送手段、前記エレベータ機構、前記光学読取処理ユニット、前記磁気データ処理ユニット、前記印字処理ユニット、前記第1フラッパ及び第2フラッパを制御する制御部と、
(k)前記制御部に処理モードとして第1媒体処理モードと第2媒体処理モードのいずれかを選択して設定するとともに、処理開始指令を入力するための入力部と、
を有し、
前記制御部は、
(j1)前記入力部から第1媒体処理モードが設定されたときは、
(j1-0)前記光学読取処理ユニットを能動状態にし、かつ、前記磁気データ処理ユニットを非能動状態にし、処理開始指令の入力に基づき、前記エレベータ機構に前記載置台をその載置台に載置された媒体を前記送りローラに当接させるために上昇させるとともに、前記搬送手段に前記載置台に載置された媒体を前記水平搬送路に取込ませ、
(j1-1)前記光学読取処理ユニットが読取を正常と判定した場合は、前記第1フラッパを垂直方向誘導位置に位置させ、かつ、前記印字処理ユニットに所定内容の印字をさせ、前記第2フラッパに前記垂直搬送路を前記第1分岐搬送路に接続させ、
(j1-2)前記光学読取処理ユニットが読取を異常と判定した場合は、前記第1フラッパを垂直方向誘導位置に位置させ、前記印字処理ユニットに印字をさせずに、前記第2フラッパに前記垂直搬送路を前記第2分岐搬送路に接続させ、
(j2)前記入力部から第2媒体処理モードが設定されたときは、
(j2-0)前記光学読取処理ユニットを非能動状態にし、かつ、前記磁気データ処理ユニットを能動状態にし、処理開始指令の入力に基づき、前記エレベータ機構に前記載置台を載置台に載置された媒体を前記送りローラに当接させるために上昇させるとともに、前記搬送手段に前記載置台に載置された媒体を前記水平搬送路に取込ませ、
(j2-1)前記磁気データ処理ユニットが読取った磁気データを正常と判定した場合は前記第1フラッパを水平方向誘導位置に位置させ、かつ、前記搬送手段に磁気データを読取った媒体を前記水平搬送路で往復搬送させるとともに、前記磁気データ処理ユニットに所定の磁気データの書込み及びべりファイ処理をさせ、
(j2-2)前記磁気データ処理ユニットが書込んだ磁気データを正常と判定した場合は、前記第1フラッパを垂直方向誘導位置に位置させ、かつ、前記印字処理ユニットに所定内容の印字をさせ、前記第2フラッパに前記垂直搬送路を前記第1分岐搬送路に接続させ、
(j2-3)前記磁気データ処理ユニットが読取った磁気データを異常と判定した場合又は前記磁気データ処理ユニットが書込んだ磁気データを異常と判定した場合は、前記第1フラッパを垂直方向誘導位置に位置させ、かつ、前記印字処理ユニットに印字をさせずに、前記第2フラッパに前記垂直搬送路を前記第2分岐搬送路に接続させるものである、
ことを特徴としている。
本発明によれば,振込用紙等の印字のみがされる所定の第1媒体と集金カード等の磁気データの読取・記録と印字がされる所定の第2媒体のいずれも一台の媒体処理機で処理することができる。従って、金融機関の設備コストの低減が可能である。また、載置台はエレベータ機構により昇降可能であるので、処理される媒体が第2媒体であるときは、下降位置にある載置台上に任意数の第2媒体を載置することができ、複数枚の第2媒体を積層して載置した後、処理開始指令を入力するだけで、載置台に載置された全ての第2媒体を自動的に処理することができる。さらに、第1媒体と第2媒体のいずれの場合も、処理が正常に行われた媒体と正常に行われなかった媒体が正常媒体スタッカと異常媒体スタッカにおいて峻別されるので、処理後の取扱いに便利であり、正常に行われなかった媒体に対する再処理などを迅速に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る媒体処理機の斜視図であって、その媒体処理機の本体(以下、「処理機本体」という。)aの正面1は、上部が背後側に傾斜する斜面(スラント)に形成されている。そして、その正面1の下部よりも少し上には、ヒンジ2、2を介して平面形状がほぼ正方形を呈したタッチパネルからなる表示入力部3が立設されている。この表示入力部3は、表示入力部3の前に位置する係員の姿勢等に合わせて前後方向に回動(チルト)されて調整される(図1の矢印参照)。なお、この処理機本体aは、通常、金融機関の窓口カウンタの近くに設置される。
図1中、4は、挿入口であって、処理機本体aの正面1の下部に設けられていて、この挿入口4には、上下動する載置台5が設けられている。この載置台5の平面形状は、偏平状で、しかも、第1媒体である図示しない振込用紙、支払用紙及び第2媒体である集金カード等のいずれの媒体であっても載置できる大きさに設計されている。
図1中、6aは、処理機本体aの正面1の上部に設けられた正常媒体スタッカであり、6bは、その正常媒体スタッカ6aの下方に設けられた異常媒体スタッカである。正常媒体スタッカ6aは、挿入口4から挿入された媒体が正常に処理されたときにそ媒体を受入れ、異常媒体スタッカ6bは、挿入口4から挿入された媒体が正常に処理されなかったときにそ媒体を受入れるように構成されている。
図1中、7は、処理機本体aの正面下部で挿入口4に隣接して設けられたスイッチ群である。これらスイッチ群7も上記タッチパネルからなる表示入力部3で構成することができるが、使用頻度の高いスイッチを押圧式のメカニカルスイッチとし、使い勝手の向上が図られている。また、Bは、処理機本体aの下部に設けられた制御箱であり、後述するCPUを中心に構成された制御器が内蔵されている。なお、この制御箱Bは、図示の例では、処理機本体aの台を兼ねているが、処理機本体aの隣りに縦に設置したり、あるいは、窓口カウンタの下や机の下等に設置することも可能である。
図2は、処理機本体a内の概略構成図であり、挿入口4の内側には、水平状に伸びた水平搬送路L1 が設けられているとともに、その水平搬送路L1 の後端側(挿入口4と反対側)からは、垂直状に伸びた垂直搬送路L2 が設けられている。これら搬送路L1 、L2 は、モータMによって駆動される駆動ローラr1 、r1 …のいずれか少なくとも1つが常時媒体当接するように所定の間隔を保って配置されて構成されている。これら駆動ローラr1 、r1 …には、媒体を駆動ローラr1 、r1 …に押圧して搬送力を付与する押えローラr2 、r2 …がそれぞれ対設されている。
図2中、r3 は図示しないモータにより回転駆動される送りローラであり、載置台5上の媒体を処理機本体a内に送り込むように構成され、また、r4 は図示しないモータにより回転駆動される分離ローラであり、この分離ローラr4 に対設されるゲートローラr5 と協働して送りローラr3 により送られてくる媒体を1枚ずつに確実に分離して、媒体を1枚ずつ処理機本体a内に送り込めるように構成されている。
上記載置台5は、図示しないモータを駆動源とするエレベータ機構により、実線で示された下降位置から二点鎖線で示された上昇位置へ移動させることができるとともに、その上昇位置から下降位置に移動させることができるように構成されている。載置台5が下降位置に存するときは、載置台5上に複数枚の媒体を積層して載置することができる。
図2中、8は、水平搬送路L1 中の挿入口4側に設けられた光学読取処理ユニットであり、周知の光学読取処理ユニットと同様に、媒体に記録されている内容を光学的に読取ることができるように構成されている。なお、この光学処理ユニット8には、読取ミスを防止するために、媒体を光学読取処理ユニット8のセンサ部に押圧する押えローラ8aが設けられていて、媒体の読取処理時に図示しないモータにより押えローラ8aがセンサ部に押圧されるように構成されている(図2の二点鎖線で示される押えローラ8a参照)。
図2中、9は、水平搬送路L1 の後端側に設けられた磁気データ処理ユニットの一部を構成する磁気ヘッドであり、第2媒体に記録されている磁気データを読取ることができるとともに、必要に応じて新たな磁気データを第2媒体に書込むことができ、さらに、その書込んだ磁気データを読取ってチェックできるように構成されている。
なお、この磁気ヘッド9は、磁気データ処理の必要でない第1媒体が通過するとき、磁気ヘッド9が図示しない駆動源(モータ)によりピンチローラ9aから二点鎖線で示される位置に後退して磁気ヘッド9を保護できるように構成されている。
図2中、10は、図示しないソレノイドで駆動される第1フラッパであって、磁気ヘッド9よりも下流側(図2において、磁気ヘッド9の左側)の水平搬送路L1 に設けられている。第1フラッパ10が駆動されて、二点鎖線で示される位置(垂直方向誘導位置)移動されたときは、媒体を水平搬送路L1 から垂直搬送路L2 側に導くことができるように構成されている。そして、第1フラッパ10が実線位置(水平方向誘導位置)移動されているときは、媒体を水平搬送路L1 内のみで搬送することができるように構成されている。すなわち、第1フラッパ10が実線位置のとき、水平搬送路L1 により搬送される媒体第1フラッパ10よりも下流側に設けられている光電素子からなるセンサ11で検知されるまで水平搬送され、次いで、水平搬送路L1 の搬送方向が転換され、媒体が挿入口4側に水平搬送される。したがって、媒体は、磁気ヘッド9に水平状態を保ったまま、つまり、媒体が安定した状態で当接できるように構成されている。媒体の磁気ヘッド9への当接は、読取り、書込み及びチェック(ベリファイ)の毎に行われるしたがって、処理される媒体が第2媒体である場合は、水平搬送路L1 の磁気ヘッド9の部分を複数回往移動されるように構成されている。
図2中、12は印字処理ユニットであり、垂直搬送路L2 のほぼ中央部分に設けられていて、媒体に所定の内容を印字できるように構成されている。また、13は、この印字処理ユニット12よりも垂直搬送路L2 の下流側(図2において、印字処理ユニット12よりも上側)に設けられた図示しないソレノイドで駆動される第2フラッパであって、図示の実線位置に駆動されているときは、垂直搬送路L2 により搬送されてくる媒体第1分岐搬送路L21を介してガイド板14に案内させて正常媒体スタッカ6aに受入れることができるように構成されている。また、第2フラッパ13が図示の二点鎖線で示される位置に駆動されているときは、垂直搬送路L2 から第2分岐搬送路L22を介して媒体を異常媒体スタッカ6bに受入れることができるように構成されている。なお、上記各搬送路L1 、L2 中には、上記センサ11以外に、媒体の搬送位置や媒体に設けられている開孔等を検知するセンサが多数設けられているが、ここでは図面を簡略化するために省略されている。
図2中、Cは、処理機本体aを統括的に制御する制御器である。この制御器Cは、図3に示されるように、ROM20に格納されているシステムプログラム及びRAM21に格納されているワーキングデータを用いて所定の演算処理を行う中央処理部(CPU)22を有している。そして、このCPU22は、I/Oユニット23を介して表示入力部3、光学読取処理ユニット8、磁気ヘッド9を含んで形成される磁気データ処理ユニット9′、印字処理ユニット12、モータMを駆動制御するモータドライバ24及びフラッパ10、13を駆動制御するソレノイドドライバ25が接続されている。なお、I/Oユニット23には、センサ11、スイッチ群7及び図示しないセンサのセンサアンプ等も接続されているが、ここでは省略されている。また、この制御器Cは、通信制御部26を介して図示しない上位装置と接続されている。なお、図示の例では、表示入力部3は、I/Oユニット23を介してCPU22に接続されているが、処理機本体aが図示しない上位装置のリーダライタ(読取書込)ユニットとしての機能のみを果たす場合は、表示入力部3及びスイッチ群7は、上位装置の制御器に接続される。この場合は、処理機本体aの電源のON、OFFも上位装置側で行われる。
以下、上記構成からなる処理機本体aの制御動作を図4のフローチャートを用いて説明する。今、金融機関の窓口に利用者が第1媒体である振込用紙(図示せず)を持って訪れたとする。係員は、その振込用紙を受取るとともに、その振込用紙に記入されている金額を収受し、さらに、その振込用紙に所定の必要事項が記載されているかを確認した後、処理機本体aに媒体の種類が振込用紙である旨の情報が表示入力部3を介して入力される。この入力により処理機本体aは第1媒体処理モードに設定される(ステップ100肯定。以下、ステップを「S」とする。)。なお、この第1媒体処理モード設定は、表示入力部3からの入力でなくスイッチ群7のスイッチを選択して行うようにすることもできる。
処理機本体aが第1媒体処理モードに設定されると、載置台5は、図2の下降位置に移動されるとともに、第1フラッパ10も二点鎖線位置(垂直方向誘導位置)に移動される(S102)。また、光学処理ユニット8の押えローラ8が上昇し、磁気ヘッド9は下降される(図4のフローチャートでは省略)。次いで、載置台5上に係員によって振込用紙が載置され、表示入力部3(又はスイッチ群7)からの処理開始指令の入力操作が行われると、載置台5が上昇位置に移動され、振込用紙は送りローラr3 により処理機本体a内に取込まれる(S104、S106)。そして、その処理機本体a内に取込まれた振込用紙は、水平搬送路L1 で搬送される途中、光学読取処理ユニット8により振込用紙の印字内容が読取られる(S108)。
光学読取処理ユニット8で読取られた内容がCPU22による所定の演算処理の結果、正常に記載されていると判定されたとき(S110肯定)、振込用紙は、垂直搬送路L2 で搬送される途中、印字処理ユニット12により所定の内容が印字される。この印字に当たっては、表示入力部3から入力された内容も必要に応じて印字される(S112)。印字処理された振込用紙は、実線位置の第2フラッパ13及びガイド板14に導かれて第1分岐搬送路L21を介して正常媒体スタッカ6aに受入れられて一連の処理が終了となる(S114、S116)。
ところで、上述の光学読取処理ユニット8の読取処理において読取異常が発生したとき(S110否定)、例えば、光学読取処理ユニット8で読取られた内容がCPU22による所定の演算処理の結果、必要記載欄に記載漏れがある場合は、印字処理ユニット12による印字処理が行われることなく、二点鎖線位置の第2フラッパ13及び第2分岐搬送路L22を介して振込用紙が異常媒体スタッカ6bに受入れられる(S118、S120)。この場合、表示入力部3には異常状態が表示される。したがって、係員は、異常の原因を的確に把握することができ、したがって、振込用紙の記載内容を容易に訂正することができる。記載内容が正常に訂正された振込用紙は、再度、載置台5に載置されて処理される。
上述の処理例は、載置台5上に振込用紙を載置した場合であるが、載置台5上に載置される媒体が別の第1媒体である支払用紙(図示せず)の場合も振込用紙の場合と同様に処理される(S100否定、S122肯定)。したがって、支払用紙についてのこれ以上の説明は省略する。
次に、載置台5上に第2媒体である集金カード(図示せず)が載置されたときの制御動作について説明する。この集金カードの処理は、係員が外回りから帰ったとき、つまり、集金を終えて帰ったときに行われる。先ず、集金カードの処理に当っては、処理機本体aが集金カード処理モードに設定される(S100否定、S122否定、S124肯定)。処理機本体aが集金カード処理モードに設定されると、載置台5は、図2の下降位置に移動され、載置台5上に複数枚の集金カードを積層して載置することが可能となるとともに、第1フラッパ10が実線位置(水平方向誘導位置)とされる(S126)。この場合、光学読取処理ユニット8の押えローラ8aは下降するとともに、磁気ヘッド9はピンチローラ9a側に上昇される(図4のフローチャートでは省略)。
表示入力部3(又はスイッチ群7)からの処理開始指令の入力操作が行われると、載置台5が上昇位置に移動し、載置台5上に載置された集金カードのうち最上位の集金カードが送りローラr3 により処理機本体a内に送られ、分離ローラr4 により磁気ヘッド9側に1枚のみの集金カードが送られ。そして、その集金カードが水平搬送路L1 を介して磁気ヘッド9を通過する際にその集金カードに記録されている磁気データが読取られる(S128、S130、S132)。磁気ヘッド9で読取られたデータを基にしたCPU22の所定の演算処理の結果、正常と判定されたときは(S134肯定)、集金カードがセンサ11の位置から挿入口4側に水平搬送路L1 を介して搬送される途中、新たなデータが磁気ヘッド9を介して書込まれる(S136)。
磁気ヘッド9を介して書込まれたデータが集金カードが挿入口4側から第1フラッパ10側に再度水平搬送路L1 を介して搬送される途中、磁気ヘッド9によって読取られ、その読取られたデータは、CPU22により正常に書込まれているか否かが判定される。このCPU22による判定の結果、正常に書込まれていると判定されたとき(S138肯定)、集金カードはセンサ11の位置から挿入口4側に水平搬送路L1 を介して搬送された後、第1フラッパ10が垂直方向誘導位置に移動される(S140)。
磁気データ処理ユニット9`により正常に磁気処理の終了した集金カードは、垂直方向誘導位置第1フラッパ10を介して垂直搬送路L2 側に導かれ、その垂直搬送路L2 により搬送される途中、印字処理ユニット12により必要に応じて集金カードに所定の内容の印字が行われる(S112)。そして、実線位置の第2フラッパ13及びガイド板14に導かれて第1分岐搬送路L21を介して正常媒体スタッカ6aに受入れられ、これにより載置台5の最上位の集金カードの一連の処理が終了となる。載置台5の最上位の集金カードの処理終了後、送りローラr3 によりその最上位の下の集金カードが処理機本体a内に送られて同様に処理される。このような処理が載置台5上に集金カードがなくなるまで継続される(図4のフローチャートでは省略)。
ところで、分離ローラr4 側から送込まれた集金カードに書込まれている磁気データの読取が不調のとき(S134否定)、集金カードは、新たな磁気データの書込みが行われることなく、二点鎖線位置の第1フラッパ10、垂直搬送路L2 、二点鎖線位置の第2フラッパ13及び第2分岐搬送路L22を介して異常媒体スタッカ6bに受入れられる(S142、S118、S120)。また、磁気ヘッド9により新たな磁気データが正常に書込まれなかったときも同様に異常媒体スタッカ6bに受入れられる(S138否定、S144、S118、S120)。なお、異常媒体スタッカ6bに集金カードが受入れられたときは、異常状態が表示入力部3に表示されるので(図4のフローチャートでは省略)、その後の復旧、訂正作業を容易に行うことができる。
上述のように、載置台5はエレベータ機構により昇降可能であるので、処理される媒体が集金カードのときは、下降位置にある載置台5上に任意数の集金カードを載置することができ、複数枚の集金カードを積層して載置した後、処理開始指令を入力するだけで、載置台5に載置された全ての集金カードを自動的に処理することができる。
なお、上述の例において、振込用紙支払用紙光学的読取と印字がされる第1媒体の一例であり、集金カードは磁気データの読取・記録と印字がされる第2媒体の一例である。
本発明の一実施の形態に係る処理機本体の斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る処理機本体の内部構造の概略構成図である。 制御器のブロック図である。 制御動作を示すフローチャートである。
媒体処理機の本体(処理機本体)
1 正面
2 ヒンジ
3 表示入力部
4 挿入口
5 載置台
6a 正常媒体スタッカ
6b 異常媒体スタッカ
7 スイッチ群
C 制御器
M モータ
L1 水平搬送路
L2 垂直搬送路
L21 第1分岐搬送路
L22 第2分岐搬送路
r1 駆動ローラ
r2 押えローラ
r3 送りローラ
r4 分離ローラ
光学読取処理ユニット
磁気ヘッド(磁気データ処理ユニット)
10 第1フラッパ
12 印字処理ユニット
13 第2フラッパ

Claims (1)

  1. 振込用紙等の光学的読取と印字がされる所定の第1媒体及び集金カード等の磁気データの読取・記録と印字がされる所定の第2媒体を処理対象とする媒体処理機であって、
    前記第1媒体と第2媒体のいずれも載置可能な載置台と、
    前記載置台に載置された媒体をその媒体の上面に当接する送りローラにより媒体処理機内に取込み、その取込んだ媒体を水平方向に搬送するための水平搬送路とその水平搬送路から媒体を受入れて上方へ搬送するための垂直搬送路とを有する搬送手段と、
    前記載置台に媒体を載置するため及び載置された媒体を前記送りローラに当接させるために前記載置台を昇降させるエレベータ機構と、
    前記水平搬送路中に設けられ、前記媒体の記録内容を光学的に読取る光学読取処理ユニットと、
    前記水平搬送路中に設けられ、前記媒体に記録されている磁気データを読取るとともに、必要に応じて新たな磁気データを書込む磁気データ処理ユニットと、
    前記垂直搬送路中に設けられ、前記媒体に必要に応じて所定の内容を印字する印字処理ユニットと、
    前記垂直搬送路の末端に接続された第1分岐搬送路の末端後方に設けられた正常に処理されたときの媒体を受入れる正常媒体スタッカと、
    前記垂直搬送路の末端に接続された第2分岐搬送路の末端後方に設けられた正常に処理されなかったときの媒体を受入れる異常媒体スタッカと、
    前記水平搬送路の終端の前側に設けられ、その水平搬送路を搬送される媒体を前記水平搬送路の終端に向かうように水平方向に誘導する位置と、前記水平搬送路を搬送される媒体を前記垂直搬送路に向かうように垂直方向に誘導する位置とに移動可能な第1フラッパと、
    前記第1分岐搬送路と第2分岐搬送路の分岐点に設けられ、前記垂直搬送路を搬送されてくる媒体を第1分岐搬送路と第2分岐搬送路のいずれかに振り分ける第2フラッパと、
    前記搬送手段、前記エレベータ機構、前記光学読取処理ユニット、前記磁気データ処理ユニット、前記印字処理ユニット、前記第1フラッパ及び第2フラッパを制御する制御部と、
    前記制御部に処理モードとして第1媒体処理モードと第2媒体処理モードのいずれかを選択して設定するとともに、処理開始指令を入力するための入力部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記入力部から第1媒体処理モードが設定されたときは、
    前記光学読取処理ユニットを能動状態にし、かつ、前記磁気データ処理ユニットを非能動状態にし、処理開始指令の入力に基づき、前記エレベータ機構に前記載置台をその載置台に載置された媒体を前記送りローラに当接させるために上昇させるとともに、前記搬送手段に前記載置台に載置された媒体を前記水平搬送路に取込ませ、
    前記光学読取処理ユニットが読取を正常と判定した場合は、前記第1フラッパを垂直方向誘導位置に位置させ、かつ、前記印字処理ユニットに所定内容の印字をさせ、前記第2フラッパに前記垂直搬送路を前記第1分岐搬送路に接続させ、
    前記光学読取処理ユニットが読取を異常と判定した場合は、前記第1フラッパを垂直方向誘導位置に位置させ、前記印字処理ユニットに印字をさせずに、前記第2フラッパに前記垂直搬送路を前記第2分岐搬送路に接続させ、
    前記入力部から第2媒体処理モードが設定されたときは、
    前記光学読取処理ユニットを非能動状態にし、かつ、前記磁気データ処理ユニットを能動状態にし、処理開始指令の入力に基づき、前記エレベータ機構に前記載置台を載置台に載置された媒体を前記送りローラに当接させるために上昇させるとともに、前記搬送手段に前記載置台に載置された媒体を前記水平搬送路に取込ませ、
    前記磁気データ処理ユニットが読取った磁気データを正常と判定した場合は前記第1フラッパを水平方向誘導位置に位置させ、かつ、前記搬送手段に磁気データを読取った媒体を前記水平搬送路で往復搬送させるとともに、前記磁気データ処理ユニットに所定の磁気データの書込み及びベリファイ処理をさせ、
    前記磁気データ処理ユニットが書込んだ磁気データを正常と判定した場合は、前記第1フラッパを垂直方向誘導位置に位置させ、かつ、前記印字処理ユニットに所定内容の印字をさせ、前記第2フラッパに前記垂直搬送路を前記第1分岐搬送路に接続させ、
    前記磁気データ処理ユニットが読取った磁気データを異常と判定した場合又は前記磁気データ処理ユニットが書込んだ磁気データを異常と判定した場合は、前記第1フラッパを垂直方向誘導位置に位置させ、かつ、前記印字処理ユニットに印字をさせずに、前記第2フラッパに前記垂直搬送路を前記第2分岐搬送路に接続させるものである、
    ことを特徴とする媒体処理機
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