JPH09220114A - 洗髪用補助具 - Google Patents

洗髪用補助具

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JPH09220114A
JPH09220114A JP3200596A JP3200596A JPH09220114A JP H09220114 A JPH09220114 A JP H09220114A JP 3200596 A JP3200596 A JP 3200596A JP 3200596 A JP3200596 A JP 3200596A JP H09220114 A JPH09220114 A JP H09220114A
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JP
Japan
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main body
hair
patient
frame bone
bed
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Pending
Application number
JP3200596A
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English (en)
Inventor
Keiko Oota
けい子 太田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者の洗髪をするに際し、快適な使用感と満
足感とを与える。 【解決手段】 膨出部13を有する漏斗状の主体10
と、主体10の上部を切欠円状に保持する枠骨21と、
主体10の下部に装着するウェイト31とを組み合わせ
る。主体10は、開口部11を形成するとともに、膨出
部13を内側に押し込むようにしてベッドBの隅角部に
置き、患者の頭部を載せて洗髪することにより、下方の
排水口12を介して排水することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、病院や老人ホー
ム等において、身体の不自由な状態の患者の洗髪を行な
うときに使用する洗髪用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】ベッド上において、寝たきりの患者を洗
髪するときには、洗髪用の補助具を使用することがある
(実開昭59−105401号公報)。
【0003】このものは、締付具付きの開口部と排水口
とを形成する平板状の主体と、排水口に下向きに取り付
けるホース付きの漏斗材とから構成されている。なお、
主体は、ゴム、ビニル等の防水性のシート材からなり、
主体には、固定用の紐が取り付けられている。そこで、
このものは、開口部を介して主体をベッド上の患者の頸
部に装着し、固定用の紐を介して全体をベッドの手摺り
等に固定することにより、寝たきりの患者の洗髪をし、
漏斗材を介して洗髪後の汚水を外部に安全に排水するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、主体は、漏水を防止するために、患者の頸部に
対して緊密に締め付けて装着しなければならないから、
患者に与える使用感が不快であり、患者が使用を拒否す
る場合も少なくないという問題があった。また、排水用
の漏斗材が主体の裏面側に下向きに突設されているため
に、枕等を介して患者の頭部を高く維持して使用しなけ
ればならず、患者に無理な姿勢を強いるという問題もあ
った。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、漏斗状の主体に枠骨とウェイトとを装
着することにより、ベッド上の患者に対して快適な使用
感と満足感とを与えることができる洗髪用補助具を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、柔軟な防水性のシート材からな
る漏斗状の主体と、主体の上部を切欠円状に保持する枠
骨と、主体の下部に装着するウェイトとからなり、主体
は、内側にV字状に押込み可能な膨出部を周壁の一部に
形成することをその要旨とする。
【0007】なお、主体は、保持用の紐を上部に取り付
けてもよい。
【0008】また、枠骨は、弾性材であってもよく、主
体に着脱自在に装着してもよい。
【0009】さらに、ウェイトは、リング状に形成して
もよい。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、漏斗状の主体
は、周壁の一部に形成する膨出部を内側に押し込むよう
にして変形させることにより、枠骨を介してベッドの上
面に切欠円状の開口部を形成するとともに、ベッドの上
面を平面状に覆い、さらに、ウェイトを介して下部をベ
ッドの側方に垂下させて排水口を形成することができ
る。そこで、患者は、ベッドに寝たままの状態におい
て、薄いシート状の主体の開口部上に頭部を置くことに
より、ベッドを濡らすことなく、主体の内部に垂下する
髪を安全に、しかも快適に洗髪してもらうことができ
る。
【0011】なお、主体の周壁の一部に形成する膨出部
は、主体をベッド上に設置するとき、ベッドの隅角部を
介して内側にV字状に押し込むことにより、主体の周壁
に有害なしわを形成させることがなく、洗髪後の汚水を
主体の下部に円滑に誘導することができる。また、主体
の下部に装着するウェイトは、主体の下部を正しく垂直
に垂下させ、主体の下部がバケツ等の排水用の容器内に
おいて汚水により浮上することを防止する。
【0012】主体に保持用の紐を取り付けるときは、紐
は、患者によって主体の上部を支える目的に使用するこ
とができ、このときの患者は、紐を保持することにより
精神的な満足感を得ることができる。
【0013】弾性材からなる枠骨は、主体の上部に適度
のテンションを与えることができ、主体に不要なしわが
入ることを防止する。
【0014】枠骨を主体に着脱自在に装着するときは、
主体は、不使用時に枠骨を取り外すことにより、コンパ
クトに折り畳むことができる。
【0015】リング状に形成するウェイトは、使用時に
おける主体の下部の断面形状や排水口の形状を円形に保
持し、汚水を円滑に流下させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0017】洗髪用補助具は、主体10と、枠骨21
と、ウェイト31とを備えてなる(図1)。
【0018】主体10は、柔軟な防水性のシート材から
なり、上部に大径の開口部11、下部に小径の排水口1
2、周壁の一部に三角錐状の膨出部13を形成して変形
の漏斗状に形成されている。なお、開口部11の周縁
は、内側に折り返し、接合部14aを介して全長に亘っ
てポケット14を形成し、ポケット14内に円弧状に湾
曲する枠骨21を挿入することにより、枠骨21が形成
する円弧部分と、枠骨21が存在しない膨出部13側の
直線部分とからなる切欠円形に保持されている。また、
排水口12は、リング状のウェイト31を装着すること
により円形に形成されている。なお、主体10の上部に
は、外れ止め15a、15aを介して、保持用の紐15
が取り付けられている。
【0019】かかる主体10は、長い上辺S1 、上辺S
1 の両端の縦辺S2 、S2 、縦辺S2 、S2 の下端に連
続する斜辺S3 、S3 、斜辺S3 、S3 の先端を連結す
る小径の円弧部S4 からなるシート材Sを筒状に接合し
て形成することができる(図2)。ただし、主体10
は、縦辺S2 、S2 、斜辺S3 、S3 を接合することに
より、上辺S1 の中間部分を枠骨21に対応させ、円弧
部S4 が形成する円形の全体をリング状のウェイト31
に対応させ、縦辺S2 、S2 、斜辺S3 、S3 の各交点
Sa 、Sa を膨出部13の頂点13aに対応させること
ができる(図1、図2)。また、枠骨21の両端と頂点
Sa 、Sa とを結ぶ直線Sb 、Sb 、枠骨21の両端と
斜辺S3 、S3 の先端とを結ぶ直線Sc 、Sc は、それ
ぞれ膨出部13の稜線13b、13b、底辺13c、1
3cに対応しており、斜辺S3 、S3 は、合体して膨出
部13の他の稜線13dに対応している。
【0020】なお、膨出部13は、頂点13aを斜め上
方に向けて内側にV字状に押し込むことにより、稜線1
3b、13b、頂点13aが開口部11とほぼ同一高さ
に位置し、稜線13dが開口部11に対してほぼ垂直に
垂下し、稜線13b、13bが頂点13aにおいてほぼ
直角に交わるように、主体10を変形させることができ
る(図1の二点鎖線)。また、このとき、下部の排水口
12は、開口部11にほぼ平行になるものとする
(同)。
【0021】枠骨21は、適当な硬質合成樹脂材等の弾
性材からなる帯状の棒材であり、両端は、滑らかな円弧
状に仕上げられている。枠骨21は、ポケット14に挿
入することにより主体10の開口部11に着脱自在に装
着されている。一方、ウェイト31は、リング状のゴム
材等からなり、主体10の排水口12に装着されてい
る。
【0022】かかる洗髪用補助具は、膨出部13の頂点
13aをベッドBの隅角部にほぼ対応させて主体10を
ベッドB上に置くことにより(図1、図3)、ベッドB
の隅角部を介して膨出部13を主体10の内側にV字状
に押し込むことができる。このとき、膨出部13の頂点
13aは、開口部11とほぼ同一高さになり(図4)、
膨出部13の稜線13dが開口部11に対してほぼ垂直
に垂下するから、ベッドBの隅角部は、内側に押し込ま
れた膨出部13の一部によって完全に保護することがで
き、下部の排水口12は、バケツ等の容器Y内に垂直に
垂下させることができる。
【0023】そこで、ベッドB上の患者Kの頭部K1 を
ベッドBの隅角部に対応させて開口部11内に位置さ
せ、紐15を患者Kの手に保持させると、主体10は、
紐15、枠骨21を介して開口部11がベッドBの上面
と同一レベルになるように安定に保持することができ
る。なお、このとき、枠骨21の両端は、患者Kの肩の
両外側に位置し、患者Kの背とベッドBとの間には、主
体10の膨出部13の一部のみが挾まれており、患者K
に不快感を与えることがない。
【0024】この状態において、患者Kの頭部K1 に図
示しないシャワーノズル等から散水し(図4の矢印Ka
方向)、洗髪をすると、主体10は、開口部11を介し
て頭部K1 からの汚水を下方に流下させ、排水口12か
ら容器Yに排出することができる。また、膨出部13
は、ベッドBの隅角部を覆うため、ベッドBが濡れるこ
とを防止する。なお、主体10は、開口部11を介して
患者Kの髪を内部に垂下させ、患者Kの髪が長いときで
あっても、支障なく洗髪することが可能である。一方、
排水口12は、容器Y内に汚水が貯留されても、ウェイ
ト31によって浮上することがなく、容器Yに汚水を確
実に排水することができる。
【0025】患者Kの洗髪に使用された主体10は、紐
15を介して吊るすことにより、迅速に水切りして乾燥
させることができ、枠骨21をポケット14から取り外
すことにより、コンパクトに折り畳み、片付けることが
できる。
【0026】以上の説明において、主体10を形成する
シート材Sは、軽量な合成樹脂フィルム製とすることが
好ましい。また、シート材Sは、カラフルな模様付きと
することが一層好ましい。
【0027】また、この発明は、洗髪のみならず、患者
Kの不自由な手や足等の洗浄にも極めて好適に使用する
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、漏斗状の主体に枠骨とウェイトとを装着することに
よって、主体は、周壁の一部に形成する膨出部を利用し
てベッドの隅角部を覆い、枠骨を介してベッド上に開口
部を保持するとともに、ウェイトを介して下部を垂直に
垂下させることができるから、何らの負担や苦痛を患者
に与えることなく患者の洗髪をすることができ、患者に
対して快適な使用感と満足感とを与えることができると
いう優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視説明図
【図2】 主体の展開図
【図3】 使用状態説明図
【図4】 図3のX−X線矢視相当断面説明図
【符号の説明】 S…シート材 10…主体 13…膨出部 15…紐 21…枠骨 31…ウェイト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟な防水性のシート材からなる漏斗状
    の主体と、該主体の上部を切欠円状に保持する枠骨と、
    前記主体の下部に装着するウェイトとからなり、前記主
    体は、内側にV字状に押込み可能な膨出部を周壁の一部
    に形成することを特徴とする洗髪用補助具。
  2. 【請求項2】 前記主体は、保持用の紐を上部に取り付
    けることを特徴とする請求項1記載の洗髪用補助具。
  3. 【請求項3】 前記枠骨は、弾性材からなることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の洗髪用補助具。
  4. 【請求項4】 前記枠骨は、前記主体に着脱自在に装着
    することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    か記載の洗髪用補助具。
  5. 【請求項5】 前記ウェイトは、リング状に形成するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載
    の洗髪用補助具。
JP3200596A 1996-02-20 1996-02-20 洗髪用補助具 Pending JPH09220114A (ja)

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JP3200596A JPH09220114A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 洗髪用補助具

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JPH09220114A true JPH09220114A (ja) 1997-08-26

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JP3200596A Pending JPH09220114A (ja) 1996-02-20 1996-02-20 洗髪用補助具

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