JPH0340274Y2 - - Google Patents

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JPH0340274Y2
JPH0340274Y2 JP1985055288U JP5528885U JPH0340274Y2 JP H0340274 Y2 JPH0340274 Y2 JP H0340274Y2 JP 1985055288 U JP1985055288 U JP 1985055288U JP 5528885 U JP5528885 U JP 5528885U JP H0340274 Y2 JPH0340274 Y2 JP H0340274Y2
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cover
waterproof
hole
toilet
urine
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排尿や排便が寝たままで行える患者
用便器に用いるの防水カバーに係り、特に便孔及
び尿導孔を設けたパツトに被せるものに関する。
〔従来技術及びその問題点〕
排尿や排便が寝たままで行えるように、ベツド
等に便器を組み込むことは従来から行われてい
る。
例えば、第8図に示すものはベツドaに敷設す
るマツトbの中心部に陥凹部cを設け、該陥凹部
に小型の便器dを収納するようにしたものであ
る。これは、便器の容量が小さくて度々中身を捨
てねばならないため手間がかかり、また用便時に
蓋を開けねばならず且つ便器が硬くて冷たく、患
者や看護者に心理的・肉体的な負担や不快感を与
える欠点があつた。
この欠点を解消するために、例えば第9図に示
すようにベツドaに組み込んだ便器eの上部をパ
ツトfで覆つたものが案出されている。これは、
マツトbの中央部に設けた刳り貫き部gにフアネ
ルhを組み込み、中央部に便孔i、その周囲に小
さい尿導孔j……を多数穿設したパツトfや支持
ボードkをフアネルhの上部に支持し、且つフア
ネルhの下方に引出し式の便槽1を配設したもの
で、常時用便可能である。しかしこの種装置の場
合、排便は問題ないが尿はパツト上に垂れ流しさ
れ、これが尿導孔を伝つて便槽1に導かれるので
ー部はその途中でパツトfや支持ボードkに吸収
されてしまう。また尿導孔jが小さいのでー時に
大量の尿が排出されると周囲に流れ出しシーツ等
を汚す欠点もある。これは、パツトfの表面を防
水製素材で構成しても同様であり、吸収された尿
は悪臭や細菌増殖の原因となる。しかもこの悪臭
はパツトfや支持ボードkをいくら洗浄してもな
かなか取れず、不衛生であるし患者や看護人に極
めて不愉快を感じを与えるため実用しにくいもの
である。
〔本考案の目的及び構成〕
本考案は上記従来の実情に鑑みてなされたもの
であつて、便器上部に設置されるパツトに簡単に
着脱でき、しかも尿漏れや尿の吸収を起こさない
患者用便器の防水カバーを提供することを目的と
する。
この目的は、便器に組み込むパツト等の略中央
部に便孔を形成するとともにその周囲に1乃至数
個の大きめな尿導孔を設けておき、パツト表面と
ともに便孔や尿導孔の内表面をも防水カバーで覆
うことにより達成される。そして本考案の防水カ
バーは、キヤツプ状のカバー本体部の略中央部に
下方に向かつて開口した便孔を形成する突状の防
水便孔カバー部を設け、且つ該便孔カバー部の周
囲に同じくカバー本体部下方に向かつて開口した
尿導孔を形成する1乃至複数の突状の防水尿導孔
カバー部を設けたものである。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図及び第2図は本考案に係る患者用便器の防
水カバーのー例を示す。この防水カバー1は、キ
ヤツプ状のカバー本体部2の略中央部に便孔3を
形成する便孔カバー部4を下方(第1図では上
方)に末広がりに取り付け、更に該便孔カバー部
4の周囲に複数個(図では6個)の尿導孔5……
を形成する尿導孔カバー部6……を下方に突設し
たものである。これら各カバー部4,6……は、
カバー本体部2に縫合その他の手段でー体的に或
いは着脱可能に取り付けられる。尚、カバー本体
部2の末端部周囲及び便孔カバー部4の末端周囲
には、ゴム紐を縫い付けた伸縮自在の止環部7及
び8が設けられており、各尿導孔カバー部6の末
端部にはゴムやプラスチツク製の弾性リング9が
取り付けられている。
この防水カバー1のパツト10への装着は、例
えば第3図の如く行なう。まず、防水カバー1の
便孔カバー部4と尿導孔カバー部6……を、パツ
ト10の便孔11と尿導孔12……に夫々挿入
し、続いて支持ボード13の便孔14と尿導孔1
5……に挿入する。支持ボードの便孔14には下
方に広がつたカバー止め16が設けられており、
便孔カバー部4の裾をカバー止め16の縁で折り
返して固定する。尿導孔15は、下方に突出した
状態で支持ボード13の透孔に挿入された内径2
〜5cm程度のパイプ体17で構成されており、パ
イプ端部の膨出部17aに導孔カバー部6末端の
弾性リング9を押し拡げ反転させて固定する。こ
の弾性リング9は尿導孔カバー部6を挿入し易く
するものであるが、代わりにゴム紐を縫い付ける
ようにしてもよい。かくして、第4図に示すよう
に防水カバー1とパツト10及び支持ボード13
がー体化される。尚、支持ボード13はパツト1
0を支えるもので、当初からパツト10とー体化
しておいてもよいが手入れ等を考慮して別体にし
ておいても良い。尚、パツト10の尿導孔12部
分は尿が集まり易いように凹ましておくとよい。
このー体化物は、マツト18の刳り貫き部19
に着脱自在に組み込まれる排泄物受容器20の段
部に挿入して支えるようになつており、かくして
便器21を組み込んだマツトが完成する(第3
図、第5図及び第6図)。
患者は、この便器21の便孔3に臀部をあてが
つた状態で寝ており、そのままの状態で排便、排
尿する。この際、股間に防水布等をあてがつてお
くと尿で掛け布団を汚すことがない。そして、便
は便孔3からそのまま排泄物受容器20に落下
し、尿はカバー本体部2で受けられ各尿導孔5…
…を伝つて排泄物受容器20に落ちる。従つて、
便、尿ともパツト10や支持ボード13には直接
触れず、尿がこれらに吸収されることもなく極め
て衛生的である。また支持ボード13のカバー止
め16が末広がりになつているので、便が便孔カ
バー部4に付着することが少ない。尚防水カバー
1は簡単に外れるので、尿や便でよごれた場合こ
れを取り外して洗濯し、乾燥させて常に清潔にし
ておくことができる。
ー方、防水カバー1を構成する素材は防水性の
ある柔軟なものであれば何でも使用可能である。
ただ、カバー本体部2は肌に直接触れるので、通
気性や肌触りの点から編物や織物に防水加工した
ものが好ましい。また、表面を起毛したり撥水処
理しておくと水分を弾くし、防水加工は通気性の
よいものが好ましい。便孔カバー部4や尿導孔カ
バー部6は、前記の他に編織物にゴムやプチスチ
ツクをコーテイングしたもの、ゴムやプラスチツ
クのフイルムやシート更にはこれらの成型品も用
いられる。尚、特に尿導孔カバー部6は支持ボー
ド13のカバー止め17に挿入し易いように腰の
あるもので構成されることが好ましい。
〔変形例〕
以上は、本考案の防水カバー1をマツト18に
組み込む便器21のパツト10に装着したものに
ついて説明したが、これらはベツド22に組み込
む便器23に用いることもできる。
第7図はこのー例で、ベツド22の下部に設け
た引出し式容器24の内部に排泄物受容器25を
置き、ベツド22の切欠部に挿入支持したフアネ
ル26の段部に、防水カバー1・パツト10・支
持ボード13をー体化したものをセツトしたもの
を示す。なお第7図では、防水カバー1の便孔カ
バー部4や尿導孔カバー部6の末端部には締め付
け部や弾性リングを設けず、そのまま垂れ下げて
おくものを示した。これらを垂れ下げておくとパ
ツト10等とのー体化が弛むが、便孔カバー部4
や尿導孔カバー部6が突出しているため相互のず
れは少なく、また防水カバー1の裏面やパツト1
0の表面及び支持ボード13に面フアスナー等を
取りつけてー体化を図つてもよい。更に、垂れ下
げた部分を折り返して止め具で止める等種々な変
形例が考えられる。
〔効果〕
以上詳述したように本考案の患者用便器の防水
カバーは、キヤツプ状のカバー本体部の略中央部
に下方に向かつて開口した便孔を形成する突状の
防水便孔カバー部を設け、且つ該便孔カバー部の
周囲に同じくカバー本体部下方に向かつて開口し
た尿導孔を形成する1乃至複数の突状の防水尿導
孔カバー部を設けたものである。
従つて、同様に便孔や尿導孔を穿設したパツト
や支持ボードと組み合わせて用いると、本考案の
防水カバーによりー体化ができるとともに、便や
尿は便孔や尿導孔から速やかに排泄物受容器に落
下しパツトや支持ボードに付着したり吸収される
ことがなく悪臭も発生しない。しかも肌触りがよ
く、パツト等に簡単且つ確実に着脱でき、洗濯・
乾燥も容易にできるので、取り扱い易く衛生的で
患者や看護人にとつて大きな朗報となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る患者用便器の
防水カバーのー例を示すもので第1図は背面斜視
図、第2図は表面斜視図、第3図は第1図に示す
患者用便器の防水カバーをパツト等に装着する状
態の分解斜視図、第4図は防水カバーとパツト及
び支持ボードをー体化した状態の背面斜視図、第
5図は本考案防水カバーを装着した便器を組み込
んだマツトの斜視図、第6図は第5図に於けるA
−A線断面図、第7図は本考案防水カバーを装着
した便器を組み込んだベツドの部分縦断面図、第
8図及び第9図は従来例を示すもので第8図はベ
ツドの斜視図、第9図はベツドの部分縦断面図で
ある。 1……患者用便器の防水カバー、2……カバー
本体部、3……便孔、4……便孔カバー部、5…
…尿導孔、6……尿導孔カバー部、10……パツ
ト、11……便孔、12……尿導孔、13……支
持ボード、14……便孔、15……尿導孔、18
……マツト、22……ベツド、21,23……便
器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 防水材で形成されたキヤツプ状のカバー本体
    部と、このカバー本体部の中央部下方に向かつ
    て開口した便孔を形成する突状の防水性便孔カ
    バー部と、前記便孔カバー部の周囲に位置し且
    つカバー本体部下方に向かつて開口した尿導孔
    を形成する1乃至複数個の突状の防水性尿導孔
    カバー部とからなることを特徴とする患者用便
    器の防水カバー。 2 カバー本体部を形成する防水材が、防水処理
    を施した編織物よりなるものである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の患者用便器の防水カ
    バー。 3 カバー本体部の末端部周囲に、伸縮自在の締
    付部が形成されている実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項記載の患者用便器の防水カバ
    ー。 4 便孔カバー部及び尿導孔カバー部の末端部周
    囲に、伸縮自在の止環部が形成されている実用
    新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の患
    者用便器の防水カバー。 5 尿導孔カバー部の末端部に、弾性リングを取
    りつけてなる実用新案登録請求の範囲第1項又
    は第2項の患者用便器の防水カバー。
JP1985055288U 1985-04-13 1985-04-13 Expired JPH0340274Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143752A (ja) * 1982-02-22 1983-08-26 日本電熱株式会社 排便装置付ベツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744987Y2 (ja) * 1979-03-22 1982-10-04

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58143752A (ja) * 1982-02-22 1983-08-26 日本電熱株式会社 排便装置付ベツト

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JPS61171920U (ja) 1986-10-25

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