JPS6130668Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は男女共、座りながら又寝ながら本器
を股内に入れ１人で排尿、排便出来る股間便器に
関するものである。

従来病人の便器は仰臥位で差込む物等人手を要
し股内に挿入出来る物は尿器のみで、腰が曲がり
横臥位での排便器は全くない。又器具は男女別で
車等の備品としても不便である。本案は上記の問
題点を解決する為１人で仰臥位、座位、横臥位で
も、股に挾むだけで排便、排尿出来又老若男女、
子供まで随所で使用出来る様考案したものであ
る。

本案を１実施例に於て説明すると容器１の上部
カーブ線は人体股間の曲線に副い、高さは座位使
用時股間に入れても不自然にならない様脚巾とほ
ぼ同じ高さにしている。開口部２は大小便共に排
出されても容器１内に入る広さを有している。

座りながらの使用では男女共、カバー７は不用
で穴蓋６を後にし容器上に乗れば簡単に使用出来
る。

男性横臥位では穴蓋６を外し穴５より排尿す
る。

女性横臥位又男女仰臥位排尿ではカバー７を第
２図、第４図の様に容器１の折返し部３にはめて
穴蓋６を身体の前にし股に挾んで使用すれば全く
漏尿しない。カバー７は柔軟性のある材料で作る
為、肌接触面はソフトで又第４図の如く開口部２
より高い為女性局部に密着出来尚折返し部３に上
下よりかみ合せる為陥没しない。又開口部２は大
小便用として稍大きく明けているがカバー７で挾
められているので多尿の人でも安心である。排気
部８は排尿中の排気の為、又容器１内にカバー７
を入れ易くする為必要である。横臥位使用中身体
の前側にある排気部８は容器の稍高位置になりこ
れより漏尿しない。又カバー７は容器内１に入れ
易い様第５図の如く分離部９も設けている。

又腰の曲つた人は仰臥出来ない為排尿、排便共
横臥位の侭使用出来る便器が必要である。第４図
で見る様に開口部２には折返し部３を作り横水平
時の漏尿を防いでいる為横臥位の排便、排尿はカ
バー７を使はなくても容器１を股にしつかり挾む
だけで男女が使用出来、穴５より廃棄出来る。

尚座位使用時穴蓋６を後に使用すれば穴５側の
傾斜底部が床に着き穴のない方が上昇して身体は
前傾せずに開口部３は肌に密着漏尿を防止する。

又カバー７は第４図、第５図で見る如く容器１
より容易に離れない様折返し部３に上下よりかみ
合せる様作つているがゴム等弾性素材を使用すれ
ば折返し部３の上側を拡げるのみで下側は折返し
部３に圧着させればカバー７は容器１より離脱せ
ず、漏尿防止も可能である。この場合排気部８は
小孔で良い。

旅行持参にはビニール袋を穴５又は開口部２よ
り入れかぶせて使用すれば洗浄の必要はない。

又本器使用後は容器１に蓋１０をすれば防臭に
役立つ。蓋１０はカバー７を容器にはめても、は
めなくても動かず密着出来る様容器１に蓋固定凸
部４と排気部にあたる蓋裏面に突起部１１を設け
て蓋のずれを防いでいる。又蓋１０は折返し部３
の内側とカバー７の上部外側に下垂した桟を作れ
ば、カバー有無の二通りに使用出来て防臭に役立
つ。

本案は上述の様な構造である為次の効果があ
る。

(1) カバー７なしでは座位で容器に跨り横臥位で
股に挾めば１人で使用出来る排便、排尿器とな
る。

(2) カバー７の使用により女性の横臥位、仰臥
位、男性の仰臥位でカバー７の穴に局部を入れ
容器１を股に挾み穴蓋６を手で持てば１人で使
用出来、点滴時にも男女共全く漏尿しない。

(3) カバー７を取去り蓋１０を容器１にはめ、穴
蓋６を取去れば男性の座位、横臥位の尿器とな
る。

(4) 本器は吸収剤を使用せず洗浄は簡単、ビニー
ル袋を容器に入れて使用すれば容器洗浄は不
用、旅行、マイカー備品としても便利である。

(5) 座業の人等正座時本器を股下に入れゝば、足
にかゝる体重は半減し下股の血管、神経押圧に
よるしびれが切れず正座の保健に有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図、蓋１０と穴蓋６をはずした容器斜視
図、第２図、カバー７をはめた容器斜視図、第３
図、カバー７をはめた平面図、第４図、容器中央
横断面図、第５図、カバー斜視図、第６図、蓋斜
め下よりの斜視図、第７図、蓋側面図。 １……容器、２……開口部、３……折返し部、
４……蓋固定用凸部、５……穴、６……穴蓋、７
……カバー、８……排気部、９……分離部、１０
……蓋、１１……突起部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 片方に円形の穴蓋６のある穴５と、上部中央に
   開口部２を有し人体股間の曲線に合う上面カーブ
   線を持つ容器１、及び中心に突出した惰円形穴と
   排気部８のあるカバーク７、蓋１０より成る男
   女、大小便用の股間便器。