JP3176440U - オストメイト用洋式便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】人工肛門や人工膀胱を付けた患者が使用するのに便利であると共に座る位置が自然に決まるオストメイト用洋式便器を提供する。
【解決手段】オストメイト用の便器本体1及び便座2の前側の幅wを後側の幅Wよりも小さく形成し、且つ、少なくとも便座2の両側面に、患者が座る位置決め用の凹部3を形成した構造と成す。また便器本体1の両側面に、凹部3と同じ位置に凹み部4を形成するものとしても良い。
【選択図】図3

Description

本考案は、自力で排便や排尿が行えず、人工肛門や人工膀胱を付けた大腸がんや膀胱がんの患者が使用する際、或いは介助人が排便や排尿の処理を手助けするのに便利なオストメイト用洋式便器に関する。
一般に人工肛門や人工膀胱を付けた大腸がんや膀胱がんの患者が洋式便器を使用する場合、腹部のストーマバック(パウチ)に溜めた中身を便座穴に向けて捨てていた。この時、患者は便器の前側に立ち、中腰になってストーマバックを開け、中身が空になった後、腹部のストーマ周囲が、皮膚炎症による痒みや痛みを生じないようにその周囲をきれいに消毒している。しかしながら、従来の洋式便器の便座穴の形状は、便座に座った状態で、前側が小さな曲率半径で狭く、後側が大きな曲率半径で広くなる玉子形状のものが殆どであるため、患者が便器の前側に立ち、中腰になってストーマバックの中身を便座穴に向けて捨てると、便座の表面に便や尿が付着し易く、不潔であると共にその都度きれいに拭取らなければならず、人工肛門や人工膀胱を付けた患者が用を済ますのに、時間が掛っているのが現状である。しかも中腰姿勢での排便・排尿処理作業は、体力の弱っている患者や体力のない年配者にとっては大変なものであった。
一方、患者は立たずに、通常の使用時と同じように便座に座り、ストーマバックを開け、中身を便座穴に向けて捨てる場合もあった。この時には、便座穴の前側を広く開けるために、便器に座る位置を通常の位置よりも奥側に座らなければならず、極めて座りにくいものであった。又、便器に奥行きがない場合には座ることができず、腰を浮かせながらストーマバックを開けて中身を捨てなければならず、非常に不便であった。
このため、本考案者が、特願2010−193084「オストメイト対応型洋式便器」を提案すると共に、実用新案登録第3155983号「オストメイト用便座」と実用新案登録第3166553号「洋式便器の便座」を提案したところである。これらの構造は、便座穴の曲率が前側を大きくし、後側の曲率を小さくしたものであり、特に特願2010−193084の便座穴の長さは、従来の350mm前後に対して、400mm以上の長さが確保されたものであり、座った状態でも容易に排便や排尿処理が行えるものであった。
しかしながら、特願2010−193084,実用新案登録第3155983号,実用新案登録第3166553号は、図5に示すように患者が便座の奥側に座る際、一般の便座よりも奥側に座らなければならないため、下半身の衣類を下げて座る時にその衣類が便座或いは便器本体に引掛り易くなってしまうと共にパンツも引掛り易いものであった。更に、この時には脚を広く開けながら便座の奥側へ尻を移動させなければならなかった。
特願2010−193084号公報 実用新案登録第3155983号公報 実用新案登録第3166553号号公報
本考案は人工肛門や人工膀胱を付けた患者が使用するのに便利であると共に座る位置が自然に決まるオストメイト用洋式便器を提供することを目的とする。
本考案は上記現状に鑑みて成されたものであり、つまり、オストメイト用の便器本体及び便座の前側の幅が後側の幅よりも小さく形成され、且つ、少なくとも便座の両側面に、患者が座る位置決め用の凹部を形成した構造と成す。また便器本体の両側面に、凹部と同じ位置に凹み部を形成するものとしても良い。尚、本考案で言う「オストメイト用の便器本体及び便座」とは、少なくとも便座穴の曲率が、前側を大きく且つ後側の曲率を小さくした便器本体及び便座を指すものとする。
請求項1のようにオストメイト用の便器本体(1)及び便座(2)の前側の幅(w)を後側の幅(W)よりも小さく形成し、且つ、少なくとも便座(2)の両側面に、患者が座る位置決め用の凹部(3)を形成することにより、本考案品は人工肛門や人工膀胱を付けた患者が使用するのに便利であると共に座る位置が自然に決まるものとなる。又、本考案品を使用すると、半身側の衣類を下げて座る時に便座(2)或いは便器本体(1)に前記衣類が引掛ることがなくなると共にパンツも殆んど引掛ることがないものとなる。更に、従来の如き脚を広く開けなくとも、便座の奥側へ容易に移動して座ることが出来るものとなった。
請求項2のよう便器本体(1)の両側面に、凹部(3)と同じ位置に凹み部(4)を形成することにより、上記よりも確実に膝が楽に跨げるものとなり、且つ、使用感も良いものとなった。
本考案の実施形態を示す斜視図である。 本実施形態の便器本体を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図2の平面図である。 本実施形態の使用状態を示す説明図である。
図1は本考案の実施形態を示す図であり、これに基づき説明する。(1)は洋式のオストメイト用の便器本体であり(図2参照)、該便器本体(1)の全長は従来のものより長めなものである。尚、前記便器本体(1)としては、特願2010−193084号で用いるものと同じものを用い、且つ、その前側の幅(w)が、図4に示すように後側の幅(W)よりも小さく形成したものとするのが好ましい。この後側の幅(W)としては、従来の洋式便器と略同じ寸法とし、前側の幅(w)としては、従来の洋式便器よりも20mm〜80mm前後細くすると良い。
(2)は便器本体(1)の上に回動可能に取付けたオストメイト用の便座であり、該便座(2)の厚さは、前半分にテーパーを付けて前側が薄くなるように形成すると良い。尚、前記便座(2)としては、特願2010−193084号,実用新案登録第3155983号,実用新案登録第3166553号で用いるものと同じものを用い、且つ、その前側の幅(w)が、図3に示すように後側の幅(W)よりも小さく形成したものとするのが好ましい。また便座穴(21)は、特願2010−193084号,実用新案登録第3155983号,実用新案登録第3166553号と略同じオストメイト用のものを用いると良い。この前側の幅(w)の寸法としては、330mm〜400mm前後とするのが良く、後側の幅(W)の寸法としては、360mm〜430mm前後とするのが良い。
(3)は便座(2)の両側面に、且つ、患者が座る位置決め用のための凹部であり、該凹部(3)は患者が座った際に下脚が安定する曲率を設けておくのが好ましい。(4)は便器本体(1)の両側面の略中央に形成した凹み部であり、該凹み部(4)は、凹部(3)の位置に図2や図1のように形成されているが、必ずしも必要ではない。つまり、両側の凹み部(4)の谷間の寸法(間隔)が、便器本体(1)の前側の幅(w)よりも小さい或いは略同一の時は不要である。
次に本考案の使い方について説明する。先ず始めに人工肛門や人工膀胱を付けた患者が洋式便器を使用する場合或いは介助人が付く場合について説明する。先ず図示しない蓋を持上げ、便座(2)が便器本体(1)の上に載置された状態で、図5に示す点線のように便座(2)の奥側(図中では右側)に座る。この時、患者の下脚は凹部(3)又はそれと一緒に凹み部(4)に当てることにより、患者が良好の位置に自然と座わることができるものとなる。又、便器本体(1)と便座(2)の前側の幅(w)が従来品よりも小さく形成されているので、下半身の衣類を下げて座る時に便座(2)或いは便器本体(1)に前記衣類が引掛ることがなくなると共に特にパンツも殆んど引掛ることがないものとなる。更に、従来の如き脚を広く開けなくとも、便座(2)の奥側へ容易に移動して座ることが出来るものとなると共に確実に且つ楽に跨げるものとなり使用感が良好なものとなった。
その後、患者が便座(2)に腰掛けると、目の前には広めの便座穴(21)が設けられているので、患者は腹部に取付けたストーマバックを外し、その中身を便座穴(21)に向けて捨てる。この時、介助人が介助する際は、便座穴(21)の後方から手を入れてストーマバックを外し易くし、或いはそれを外すことも可能となる。このため、便座(2)の表面に排便や排尿が付着することなく処理できるものとなり、便座(2)が清潔で、且つ、心地良く腰掛けられるものとなる。またストーマバックの中身を空にした後、便座(2)に腰掛けて安定した状態で患者が、ストーマの周囲をきれいに消毒することが出来ると共に医療用の消耗品等の交換も行えるものとなるのである。その後、身なりを整えて便器から離れ、水を流せば良い。
次に手足の不自由な者が使用する場合について説明する。上記同様に便座(2)が便器本体(1)の上に載置された状態で、図5に示す点線位置に座る。そして、従来通りの排便或いは排尿を行う。この時、介助或いは介護する際は、便座穴(21)の後方から手を入れて、手足の不自由な者の代りにトイレットペーパーで拭き取ってやれば良い。又、健常者が使用する場合には、上記同様に便座(2)が便器本体(1)の上に載置された状態で、図5に示す2点鎖線のように便座(2)の前側(通常位置)に座る。この時、患者の膝は凹部(3)や凹み部(4)の前側に来る。その後、従来通りの排便或いは排尿を行う。この場合、便器本体(1)が多少長くなるが、前側を基準にして腰掛ければ、違和感なく座れ、且つ、スムーズに排便或いは排尿をすることができ、健常者も普通に使用出来るのである。
本実施形態の凹部(3)や凹み部(4)を、従来品に形成させることにより、後ろ向き(従来とは反対向き)で便座の上に容易に座ることが出来るものとなるため、患者が後ろ向きに便座の上に座ることにより、介助人は便座穴(21)の前方から手を入れることができ、ストーマバックを外し、その中身を便座穴(21)に捨てて処分することが可能となる。従って、従来サイズの便器であっても、オストメイト用洋式便器として使用することが可能なものとなる。
1 便器本体
2 便座
3 凹部
4 凹み部
w 前側の幅
W 後側の幅

Claims (2)

  1. 便器本体(1)の上に回動可能に取付けたオストメイト用の便座(2)を有する洋式便器に於いて、前記便器本体(1)及び前記便座(2)の前側の幅(w)を後側の幅(W)よりも小さく形成し、且つ、少なくとも前記便座(2)の両側面に、患者が座る位置決め用の凹部(3)を形成したことを特徴とするオストメイト用洋式便器。
  2. 前記便器本体(1)の両側面に、前記凹部(3)と同じ位置に凹み部(4)が形成された請求項1記載のオストメイト用洋式便器。
JP2012002060U 2012-04-10 2012-04-10 オストメイト用洋式便器 Expired - Lifetime JP3176440U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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