JP6968485B2 - トイレ付車いす及び前記車いす用衣服 - Google Patents
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看護師、介護士は腰やひざを痛め職業病で病院を去る人もいる。
一般の人もこの作業の際にバランスを崩して介護者とともに転倒する恐れもあり一般家庭のトイレでは特に危険が大きい。そして老老介護も問題になっている。そこで介護者の労力を軽減するとともに要介護者が、容易に用を足せるよう様々な車いすの構成が特許文献においていくつか開示されている。
では、隙間なく作ると、引き出しを引き出す時に便器から臀部がくぼんでいるので引き出し前部が臀部に当たってしまうために腰を浮かさなくてはならず、腰を持ち上げられない人はやはり介護者の負担は避けられないという問題がある。
そして排泄したらなるべくすぐにわからないで処理しないと匂いで不快になるという問題もある。また、施設では介護士は時間でおむつをみていて、それ以外の時間の排泄は放っておかれることも意外と多い。
従来の車いすだけではトイレにいけない脳梗塞や認知症などで失禁するあるいは、便意があっても意思表示できない要介護者は肛門を椅子でふさがれたまま排泄をすることを余儀なくされ、腰を上げるのも夜寝る時とお風呂の時だけなどタイミングが合わず、便秘になりがちなので下剤を使用されたり浣腸をされたりする。するとベッドに寝ているときや、椅子の上で肛門をふさがれたままでもやっと下痢便を出したりするが陰部は便まみれになり、おむつ交換しても膀胱炎、腎盂腎炎、膣炎などの感染症にかかりやすいという問題があった。
要介護者が使用する車いすにおいてトイレ付車いす用衣服は、後ろがめくれるように構成し、その衣服の前部分の中央には下端部にスリットが入り、上端部分にはダーツが入っていないものと、2つから8つはいっていることを特徴とする、トイレ付車いす用の衣服。
要介護者も自然排便をするので性状の良い有形便が期待できるし、清潔な排泄ができることで、膀胱炎、腎盂腎炎などの尿路感染や膣炎にもかかりにくくなる。ただ肢体の不自由なだけの人でも、排せつの後スタッフを呼べばおむつ交換の時間関係なく、簡単なのですぐ処理してもらえる。また、おむつかぶれとも無縁である。
さらに、トイレ付車いすのため、災害発生時にも大活躍することが予想される。
このトイレ付き車いすは要介護者が背もたれする部1要介護者、介護者が回して操縦する主輪2方向転換のためのキャスタ3、左右のひじ掛け4要介護者が足をのせるフットレスト5、介護者が車いすを操作するためのグリップ6を備えた一般的な車いすと基本的な構成は共通しているがそれ以外の構造が一般的な車いすと異なる。以下、その構造と使い方を順を追って説明する。
トイレ付車いす用衣服(図7,8、9)を着用し車いすに設けた取り外し可能な便座(7)に着座したまま排泄することができ、前部分の隙間から尿がこぼれないように便座(7)を弓状(8)にした。専用ライト付き鏡棒(9)を使用することで後ろから清拭できるようにし、上下する便器(10)を置くだけにして処理を簡単にした。そして排泄後の処理を速やかにするため下を計りの排泄容器収容皿(11)にした。
その下は便器の蓋入れ(12)その下が昇降機能のあるもの(図はジャッキ13)になっている。洗いやすくするため、快適に座るため、あえてフタヤボルトを上につけない。
昇降機能(13)が上がっているときは前方部分の便座の弓部が数センチ重なりトイレ(便器)(10)の内側にすれすれ入るようになる構成になる。
また、排泄の量が即座に分かるようにトイレの内側にもメモリをつける。
そしてトイレットペーパーやビニール手袋を入れられるマチの広いポケット(15)と自力でふける人のため回転式トイレットペーパーホルダー(16)も設ける。
ところでトイレ付車いすに着用する衣服とは、座っていて腰を持ち上げなくてよいようにするため後ろ開きの本発明トイレ付車いす用衣服(図7,8,9)を使用すれば着座したまま排泄できる。これを着座するときに、めくった状態のものを図8に示す
上着の両脇にもスリット(24)が入っているので洗浄時など邪魔であればトイレ付車いす用衣服の下のひもに挟み込むことができる。
このトイレ付車いす用衣服のうち特許請求の範囲は下の部分だけである(図9)今まで後ろが開く着物というものがなかった。トイレ付車いす用に考えられた後ろが開いたままのズボンなどは汚しやすく、立ち上がった時に穴が見えたりして見栄えが良くなかったがこれだと立ち上がった時に何事もなく歩け、和服がまた見直される機会にもなる。
前部には膝位の部分から下にスリット(24)が入っており、歩きやすいようにしている
図9の中央が前になりその両脇が後ろになる構成になる。
ウエスト部分はウエストと臀部との差をダーツ(25)を入れてサイズを合わせる
ウエストと臀部の差も30cm、20cm、10cmある人、またはない人とこれも人によってさまざまなので色々なサイズを取りそろえるのが好ましい。
なのでダーツはないものから2か所から多くて8か所を設ける
トイレ付車いす用衣服の下の巻いた後ろの重なり部分も身体の幅に合わせ少なくともS,M,L以上できちんと後ろが重なるようにするのでMで106cmの布は最低必要である。ひもは前でリボン結びできるだけの少なくとも左右50cmづつ以上必要である。
そしてウエスト部分も含めた全てのひもの中(27)には芯を入れるのが好ましい。
そして後ろの重なった部分を開いて便座に座ると、はた目からでん部を露出しているようには見えない。
かろうじて真後ろが開いたところはトイレ付車いす用衣服の上着の腰部分がそこを隠してくれる。
衣服の布は浴衣様のものや、おでかけにはおしゃれな着物風の柄にするのもよい。
まず、トイレ付車いす用介護衣服を着用する。便座に着座するときはトイレ付車いす用衣服の下の腰巻の後ろを開いて臀部を露出させてクッションのついた便座に腰掛けるようにするこの時トイレ付車いす用衣服を踏まないよう気を付けて座る。
次に排泄収容容器皿の上に平たいおむつを敷く。
便器は奥まで入れ昇降機能のある底辺の台を回すかボタンを押すかレバーを踏むかして台と便器をうえにあげ、計りを0にセットしておき、いつでもどこでも尿意便意をもよおしたときに排泄してよい状態にする。
そして毎日排せつのある人で約50g〜300gになり(便秘の日数によって500g等人によっても異なる)排泄が終わったころ合いを見て意思疎通のできる患者には終わったか聞く、自力で拭くことができる人には自分で拭いてもらう。
意思表示できない人、自力でできない人には声かけをして、台を下ろして便器を取り出し、ライト付き鏡棒カバーからライト付き鏡棒を取り出しそれで肛門が開いてないか観察する。もし開いていたらまだなので待つ。
便器を取り出したときに例え汚物が出たとしてもオムツを敷いた取り出し可能な排泄収容容器皿11があるので安心である。
便器を下げて引き出し、観察して肛門が閉じていて充分排泄が終わったようなら声掛けしてビニール手袋をしてトイレットペーパーで前から後ろに向かって拭き、そのあと陰部清拭用タオルで拭く。
次に汚物が入った便器に下にしまってある蓋をしてトイレに持って行き処理をする。
そしてきれいにした便器をまた壁の奥まで入れて上にあげて計りを0にセットしておき扉を閉めてロックする。
2主輪
3キャスタ
4ひじ掛け
5フットレスト
6グリップ
7便座
8便器の弓部
9ライト付き鏡棒とカバー
10便器
11計りの皿
12便器の蓋入れ
13昇降作用のあるもの(図はジャッキ)
14ライト
15マチの大きいポケット
16トイレットペーパーホルダー
17後ろの便器を出した空間
18後ろの扉
19クッション
20便器のクッション用へこみ
21皮ベルトにボタン
21クッションカバー
22クッションカバーのボタン
23電池またはバッテリー
24トイレ付車いす用衣服の上着のスリット
25トイレ付車いす用衣服の下のスリット
26トイレ付車いす用衣服の下のダーツ
27ひもと中に芯
Claims (1)
- 要介護者が使用する車いすにおいて前記車いすの両端のパイプに設けた便座前部分周辺が弓状になっている取り外し可能な便座と、昇降機能のある台と、計りになった排泄物収容容器皿と、排せつの重みで点灯する表示用ランプと、着脱可能な便器と、専用ランプ付き鏡棒とで構成された着座したまま排泄、清拭、処理が可能になるように構成したことを特徴とするトイレ付車いす。
Priority Applications (2)
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JP2019240204A JP6968485B2 (ja) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | トイレ付車いす及び前記車いす用衣服 |
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