JP3175708U - 下半身用介護用衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に着脱でき、介護者及び被介護者の肉体的・精神的負担の少ない、普段着及び外出用にデザインした下半身用介護用衣服を提供する。
【解決手段】左右対称の2枚の布体3、4で構成された巻きスカートの形状で、2枚の布体がウエスト部分19で縫われていることで上部は固定され、ウエストに巻き付けてウエスト部に開閉手段を有しているので下半身用介護衣服として容易に着脱することができる。また、背面の布体が開放可能となり、着用したままトイレ使用が可能であることからの肉体的・精神的負担の少ない下半身用介護用衣服である。開放手段ならびに開放部が、外見上目立たないので普通の洋服感覚で着用することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、着脱衣時の介護者及び被介護者の肉体的・精神的負担が少なく、かつ普段着用及び外出用に使用できる下半身用介護用衣服に関するものである。
特許文献1には、介護用スカートとしては、例えば介護を受ける被介護者に着用させる介護用スカートであって、前記介護用スカートの前中心にオープンファスナーを下向きに設け、前記オープンファスナーのスライダーに折り曲げ可能な引き手部を接続し、前記引き手部に少なくとも1つのボタンホールを設け、前記スカートの後中心下部の表側または裏側に少なくとも1つのボタンを設けた介護用スカートが開示されている。
また特許文献2には、前布と、前布に取り付けられる後布と、前布と後布との間に取り付けられた側部開閉手段とを備えた被介護用スカートであって、上部ファスナーは、上端から下方に向かって上部開き止り部まで開放でき、下部ファスナーは、下端から上方に向かって下部開き止り部まで開放でき、上部ファスナーと下部ファスナーとの間に前布と後布とを直接接続する非開放部を設けた被介護者用スカートが開示されている。
さらに特許文献3には、一方のズボン前片、他方のズボン前片及び一方のズボン前片の上部と他方のズボン前片の上部とを接続する腹連結部を有する前布と、一方のズボン後片、他方のズボン後片及び一方のズボン後片の上部と他方のズボン後片の上部とを接続する背連結部とを有する後布とを備える被介護者用ズボンにおいて、一方のズボン前片の一方の縁部と一方のズボン後片の一方の縁部との間を全長さに沿って第1の接合分離手段により分離可能に接合し、他方のズボン前片の一方の縁部と他方のズボン後片の一方の縁部との間を全長さに沿って接合手段により接合し、一方のズボン前片の他方の縁部と一方のズボン後片の他方の縁部との間及び他方のズボン前片の他方の縁部と他方のズボン後片の他方の縁部との間を第2の接合分離手段により何れも分離可能に接合した被介護者用ズボンが開示されている。
実用新案登録第3142485号公報 実用新案登録第3103462号公報 実用新案登録第3111017号公報
自力で着衣・脱衣が困難な人は、着衣、脱衣時に介護者の助けが必要であるが、特許文献1ないし3の従来の介護服は、例えばズボンの場合は、被介護者は座位での着脱ができず、立たないと着脱できないため、わざわざ着脱の都度立つことになり、被介護者に肉体的・精神的に大きな負担になるという問題があった。
また、特許文献1ないし3の従来の介護服は、例えばズボンの場合は、座位の姿勢では前面を覆い隠すことができず、人間として隠したい身体の一部が露出する問題があった。
また、特許文献1ないし3の従来の介護服は、例えばスカートの場合はトイレを使用する際スカートをたくし上げなければならず、介護者はそのたくし上げたスカートの下で、下着の上げ下げをしなくてはならないという肉体的・精神的負担の問題があった。
そこで本考案の目的は、介護者、被介護者共に肉体的・精神的負担を軽減するために、容易に座位で着脱を行うことが出来、トイレ使用時において座位時の前面カバーに配慮し、且つ被介護者のトイレ介護を簡易にすることが出来、さらに日常着から外出用まで幅広く使用できるファッショナブルな下半身用介護用衣服を提供することである。
請求項1に記載の下半身用介護衣服は、左右対称の2枚の布地を組み合わせて縫製する下半身用介護衣類であって、前記2枚の布地がそれぞれ台形状でかつ左右対称の形状を有しており、それぞれの布地が左右方向で一部が重なり合うように配置した前記2枚の布地の上端部を下方に折り曲げて筒状にしてウエスト部19とし、前記筒状部には2組の押さえつけると接着するテープ7a7b・8a8bを開閉手段として縫着しスカート1を縫製することが出来る、又は、前記2枚の布地が臀部を包み込む部分を広く、かつ股上を深くした左右対称の形状を有する2枚の布地をそれぞれの布地の股上に該当する部位を左右方向で突き合わせた状態で配置し、配置した前記2枚の布地の上端部を下方に折り曲げて筒状にしてウエスト部20とし、前記筒状部には2組の押さえつけると接着するテープ9a9b・10a10bを開閉手段として縫着し前記突き合わせて当接した部分を縫い合わせ、前記2枚のそれぞれの布地の股下部の内側に左右方向の両端にオープンファスナーSを縫着してズボン2を縫製することが出来ることを特徴とする。
請求項1に記載の下半身用介護用衣服がズボン2の場合は、股下部に縫着したズボン股下内側開閉オープンファスナーSを下ろしはずすと中央下方部に切れ目のある巻きスカート状になるので、イスにあらかじめ広げ、その上に腰かけて、座位のまま容易に着脱できるので、介護者や被介護者の肉体的・精神的負担を軽減することができる。
請求項1に記載の下半身用介護用衣服がズボン2の場合は、股下部のズボン股下内側開閉オープンファスナーSを下ろしはずして、ほぼ巻きスカート状にして広げてトイレに着座すれば、身幅を広くゆったりとっており、かつ股上部を深くとっており、さらに背面開放型になるのでトイレ使用時に前面をはだけることなく排泄することが出来、かつ下着の上げ下ろしが出来るので、人間としての尊厳を維持できる。
請求項1に記載の下半身用介護用衣服がスカート1の場合は、スカート1を広げて着座すれば、ウエスト部19から下方に延びる2枚の布が左右方向で重なりかつ左右対称の形態で背面も下方にて開放されているのでスカート1をたくしあげなくても下着の上げ下げができるので介護者の肉体的・精神的負担を軽減することができる。
請求項1に記載の下半身用介護用衣服は、開放部ならびに開放手段が外見上目立たないことから、普通の洋服感覚で装うことができる。そして、日中の普段着から外出着用に適しているので、外出する時に着替えなければならないという煩わしさがなくなって、外界との接点が増え、加えて肉体的・精神的に楽に座位の姿勢が出来ることにより寝たきりになる時間帯が減少することにより、被介護者に生ずる脳への刺激となり、被介護者の体調の現状維持に貢献できると推測される。
スカート前面図である。 スカート背面図である。 スカート展開図である。 ズボン前面図である。 ズボン背面図である。 ズボン展開図である。 ズボン股下内側開閉手段図である。
以下、本考案による下半身用介護用衣服の実施の形態を図1〜図7において説明する。
まず、本考案による下半身用介護用衣服がスカート1の場合について図1ないし図3から説明する。本考案のスカート1は左右方向に左右対称に背面が重なっており、図3に示すように開くとスカート構成布3とスカート構成布4からなるそれぞれが台形の形状をした2枚の布で構成され、前記2枚の布は巻きスカートを展開した形状をしている。そして、2枚の布は、ウエスト部19でのみ縫われている。したがって、本考案のスカート1は2枚の布が上部のウエスト部19のみ縫合されて、ウエスト部19より下方は縫合されていない。
図3に示すように、前記スカート1の中心Tを背中心に置き、スカートウエスト部19のO端に縫着した、押さえつけると接着するテープであるスカート開閉手段7aをウエストに巻き、スカートウエスト部19のスカート1の中心Tの左に縫着した、押さえつけると接着するテープであるスカート開閉手段7bで接着固定し、更にスカートウエスト部19のP端に縫着した、押さえつけると接着するテープであるスカート開閉手段8bを反対側ウエストのスカートウエスト部19のスカート1の中心Tの右に縫着した、押さえつけると接着するテープであるスカート開閉手段8aまで重ねて固定できるようにしている。それぞれのテープ7aと7b、また8aと8bを接着させると、巻きスカートが完成する。
従って、被介護者が着用する時は、前記スカート1のウエスト部19を縫着して、その下方を縫い合わせていない巻きスカートの形状になっていることから、前記スカート1をイスにあらかじめ広げておき、その上に被介護者が座った状態から着用可能である。
図1及び図2に示すように、前記スカート1は背面で布が重なり合っているだけなので、容易に背面が開閉できることから、スカート1を広げて着座すれば、トイレ使用時の座位において前面を覆い隠すことができ、人間として隠したい身体の一部が露出することなく使用できる。
また、前記スカート1は背面が開閉できることから、トイレを使用する際スカート1をたくし上げなくてよいので、介護者がそのたくし上げたスカート1の下で下着の上げ下げをしなくてもよく肉体的・精神的負担を軽減することができる。
次に、本考案による下半身用介護用衣服がズボン2の場合を図4ないし図7から説明する。本考案のズボン2は左右方向に左右対称の2枚の布が背面において重なっておらず、図6に示すように開くとズボン構成布5とズボン構成布6からなるそれぞれが変形台形の形状をして2枚の布を背面中央股上で縫合された一枚の布で構成された巻きスカートの形状で、ウエスト部20で縫われていることで上部は固定されており、前記ウエスト部背面中央股下はズボン股下内側開閉オープンファスナーSにより完全に開放できるようにしている。
図6に示すように、前記ズボン2の中心Uを背中心に置き、ズボンウエスト部20のQ端に縫着した、押さえつけると接着するテープであるズボン開閉手段9aをウエストに巻き、ズボンウエスト部20のズボン2の中心Uの左に縫着した、押さえつけると接着するテープであるズボン開閉手段9bで接着固定し、更にズボンウエスト部20のP端に縫着した、押さえつけると接着するテープであるズボン開閉手段10bを、反対側ウエストのズボンウエスト部20のズボン2の中心Uの右に縫着した、押さえつけると接着するテープであるズボン開閉手段10aまで重ねて固定できるようにしている。そして、足の部分は股下両内側11aと11b、12aと12bがズボン股下内側開閉オープンファスナーSを開閉手段としてそれぞれの足を覆うようにしている。
従って被介護者が着用する時は、前記2枚の布地が臀部を包み込む部分を広く、かつ股上を深くしそれぞれの布地の股上に該当する部位である一端側の上部を上下方向で突き合わせた状態で配置して縫着し、ウエスト部20も縫着して巻きスカートの形状となっているので、前記ズボン2をイスにあらかじめ広げておき、その上に被介護者が座った状態から着用可能である。
前記ズボン2は臀部を包み込む部分を広く、かつ股上を深くしており、さらに図3及び4に示すように、前記ズボン2は股下がズボン股下内側開閉オープンファスナーSになっていることから座位のままで容易に着脱ができる。
また、前記ズボン2は臀部を包み込む部分を広く、かつ股上を深くしており、さらに前記ズボンは図3及び4に示すように、股下がズボン股下内側開閉オープンファスナーSになっていることからトイレ使用時には、容易にズボン股下内側開閉オープンファスナーSを下部に引き下げることにより、前布と後布は完全に開放されるので、容易にトイレを使用することが出来る。かつトイレ使用時の座位において前面を覆い隠すことができ、人間として隠したい身体の一部が露出することなく使用できる。
1 スカート
2 ズボン
3 スカート構成布
4 スカート構成布
5 ズボン構成布
6 ズボン構成布
7a スカート開閉手段
7b スカート開閉手段
8a スカート開閉手段
8b スカート開閉手段
9a ズボン開閉手段
9b ズボン開閉手段
10a ズボン開閉手段
10b ズボン開閉手段
11a ズボン股内側開閉手段
11b ズボン股内側開閉手段
12a ズボン股内側開閉手段
12b ズボン股内側開閉手段
19 スカートウエスト部
20 ズボンウエスト部
O スカートウエスト右前端
P スカートウエスト左前端
Q ズボンウエスト右前端
R ズボンウエスト左前端
S ズボン股下内側開閉オープンファスナー
T スカート中心線
U ズボン中心線

Claims (1)

  1. 左右対称の2枚の布地を組み合わせて縫製する下半身用介護衣服であって、前記2枚の布地がそれぞれ台形状でかつ左右対称の形状を有しており、
    それぞれの布地が左右方向で一部が重なり合うように配置した前記2枚の布地の上端部を下方に折り曲げて筒状にしてウエスト部とし、前記筒状部には2組の押さえつけると接着するテープを開閉手段として縫着しスカートを縫製することが出来る、
    又は、前記2枚の布地が臀部を包み込む部分を広く、かつ股上を深くした左右対称の形状を有する2枚の布地をそれぞれの布地の股上に該当する部位を左右方向で突き合わせた状態で配置し、配置した前記2枚の布地の上端部を下方に折り曲げて筒状にしてウエスト部とし、前記筒状部には2組の押さえつけると接着するテープを開閉手段として縫着し前記突き合わせて当接した部分を縫い合わせ、前記2枚のそれぞれの布地の股下部の内側に左右方向の両端にオープンファスナーを縫着してズボンを縫製することが出来る、
    ことを特徴とする下半身用介護用衣服。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021191914A (ja) * 2019-12-27 2021-12-16 久美子 小野 トイレ付車いす用に便利な排泄容易な衣服
JP2022159134A (ja) * 2021-03-31 2022-10-17 ライナス有限会社 衣服

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