JP2021191914A - トイレ付車いす用に便利な排泄容易な衣服 - Google Patents

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【課題】トイレ付車いすに着座したまま排泄できる衣服を提供する。【解決手段】布を腰に巻いたとき後ろの布が重なり、後ろが左右に開いてめくれるように構成し、その衣服の前部分の中央には下端部にスリットが入り、上端部分にダーツかタックが入っていないものと、2つから8つ入っているものとあり、丈は長く、衣類を上にめくったり下におろしたりして脱がなくても身に着けたまま後ろを左右に開くだけで排泄可能なことを特徴とするトイレ付車いすに適した排泄容易衣服。【選択図】図5

Description

本発明はトイレ付車いすに使える排泄を容易にするための衣服に関するものである。
トイレ付車いす用衣服がなぜ必要かの前にそれに関連したトイレ付車いすの必要性をまず、説明する。介護施設などの現場では、寝たきりにしないよう日中、要介護者は車いすに何時間も座らされていることが多い。決まった時間にトイレに連れて行ってくれるところもあるが、大抵、おむつをされて、おむつを見る時間まで放置されていることが多い。すると便秘になりやすい。そして下剤が使われる。要介護者が車いすに座ったまま便汁をおむつから漏らし衣服を汚すことがたびたびある。車いすの上で肛門をふさがれたまま用を足す意思表示できない要介護者は現実問題大変である。そして車いすからトイレ、トイレから車いすの移乗を一日に何度もする介護者の負担も大きい。
飲水量にもよるが成人で正常回数は約7〜10回それが高齢者ともなると15回以上にもなることもある。しかも70〜80キロもある体重の重い脳梗塞で片麻痺になったり、下半身不随になったりする人も多数存在する。
看護師、介護士は腰や膝を痛めて職業病で病院を去る人もいる。
一般の人もこの作業の際にバランスを崩して介護者と共に転倒する恐れもあり一般家庭のトイレでは特に危険が大きい。そして老老介護も問題になっている。そのため近年、介護者の労力を軽減するとともに要介護者が便意を逃すことなく、用を足せるよう様々なトイレ付車いすが考案されている。
問題は、その時身に着ける衣服である。その衣服の下がズボンやスカートであると、上からおろしたり、下からめくったり、結局身体を持ち上げなくてはならなくなる。介護現場では日中、要介護者は車いすに座らされていることが多いことを考えると、意思表示できる者ばかりではないのでトイレ付車いす用衣服としては常に、いつでも排泄できるよう、臀部を露出させて着座することが可能なものが必要とされる。そのため、パンツを履かなくてもいい衣服が理想となる。しかもそれが、トイレ付車いす使用者でなくとも排泄が容易で排泄後も見た目が美しいものなら、誰でも着られる衣服になる。また、軽い脳梗塞の方が普通の車いすを使い、自力でトイレに入った、まではよいが、パンツを自力で下までおろすことができず、看護師を呼ぶことも多々ある。片麻痺のある方が誰も呼ばずに自力で排泄できれば、看護師にも家族にも気を遣わず、精神的にも気が楽であり、自立の観点からも良いことといえる。こうした方にとっても必要とされる衣服を提供する。
実願2004−680(U2004−680)実用新案登録題3103462号公報 実願2012−1266(U2012−1266)実用新案登録第3175708号公報
特許文献1は後ろが開くがチャックを開けなければ用を足すことはできず、トイレ付車いすにも使うには、排泄の後もチャックをしなければならず、着座したまま排泄はできないという問題がある。
特許文献2に関しては本考案と似ているが、この男性用の衣服は、チャックを開かないと便座に着座できないという点がトイレ付車いすには不向きと言える。女性用スカートは後ろが開くものではあるが女性しか使えない。目的が、「容易に座位で着脱を行うことが出来、」というものであるのが違う点である。トイレ付車いす用に考案していないので、普段、パンツをはくことが前提にあり、はいてないときを考えると、前で衣服を開けることが要介護者にとってもこれだけ容易だと、前がはだけた時に恥ずかしい。また、スカートのように広がっているものはパンツありきである。パンツなしでスカートをはくにはスカートが翻ったりしたとき恥ずかしいのでそのまま外出するには一般的に抵抗があると考えられる。さらに、高齢者の要介護者で認知症に多いがいたずらに衣服を開けてしまう可能性も多々あるし、そのままいわゆる便コネといわれ、高齢の要介護者にはよくあることで汚物をいじられる可能性もある。そのため、トイレ付車いすには不向きであり、軽症で女性である要介護者に限られてしまうという問題がある。
トイレ付車いすのための衣服は今まで作られていなかった。トイレ付車いすがあまり普及されていないからということもある。しかし、排泄しても意思表示できない多くの要介護者が、おむつの中に排泄し汚物まみれになることで尿路感染、膣感染、床ずれの悪化などの不潔からくる感染から守るためでもあるというトイレ付車いすの必要性を考えた時、これまでの衣服では衣服の上げ下ろしに腰を上げなければならないことや、便意、尿意を催したときにいつでも排泄してもいいというトイレ付車いすの利点が活かせなかった。その利点を活かすには着座したとき、すでに臀部が排泄容器に向けて露出していることが必要となる。ゆえにパンツを履かない衣服としては和服が適していると言える。
また、要介護者の介護服はおしゃれができず、単色のものが多い。衣服は内面を表す自己主張にもなるが、囚人のように同じような衣服が目立つ。自宅や施設からそのまま、病院の外来でも近くにお出かけでも行ける介護服がほとんどない。あるのは、介護するときにだけ着る、介護する側のおしゃれ服ばかりである。
トイレ付車いす考案の文献の中では、「例えばポンチョや、ズボンに穴が開いているものなどを使えば云々」などと書かれ、排泄の後、普段歩くのに見栄えが良いとは言えないものが考えられていた。そちらがメインではないので仕方ないにしろ、要介護者であっても気分転換に色々な服を着ることで、おしゃれを楽しむことは精神的にも健康的であり望ましいことと言える。
すなわち、トイレ付車いすに使えるよう、排泄時、衣服の上げ下ろしをしなくてよくて、パンツを履かなくてもよくて、排泄後も見栄えの良い状態の衣服であり、介護者の負担を減らすため要介護者の衣服を容易に着脱でき、かつ、介護度によって要介護者側からは着脱しにくいものとしやすいものがあり、さらに老若男女問わず、病気でない人にも、病気を患う重症、軽症の人にも、使われる隔たりのない衣服をめざすことが課題である。
日本の文化である着物があまり着られなくなって久しいが、着物が昔、パンツをはかず長襦袢や肌襦袢と裾除けだったことから、着物をセ2部式にして、下だけを着物と反対に後ろが開けば、トイレ付車いすにこの衣服の後ろを開いたまま着座し、いつでも排泄可能となり、トイレ付車いすに最適となると考案したものである。着物を二部式にした上衣の着物はすでに商品化されているため、その下半身が本考案になる。ただ、これがパンツを履かなくても恥ずかしくない丈の長いものなので、上衣もセットで着ればバランスが良い和服になる。細い裾を上までたくし上げなくてよい和服なのでゆったりとした便利な衣服であるし、病気の人の中で、先ほど挙げた例の脳梗塞で軽い麻痺がある方も、トイレに行けるがパンツをおろせないとしても、この衣服なら着座する時、あるいは着座した後でも聞き手で、布を引っ張れば容易に排泄ができるようになる。
作りとしては、2枚の布を中央で合わせて縫い、大きな一枚にし、上は別に紐のベルトを作ってウエストにして縫い、その先に紐をつけたもので、前から布で覆っているので、歩きやすくするため、衣服の前の中央下部にはスリットを入れた。また、布を身体に巻いたときウエストとヒップの差がありフィットしないので特に女性のために衣服上端部にダーツを入れた。タックでもよい。身体の前から巻いて後ろで交差しそのまま前に紐を持ってきて前で縛る衣服であるが、痴ほうや脳梗塞の後遺症など紐を引っ張り、紐をほどこうとしてしまう要介護者には、紐をつけず、後ろで交差したところの布の広範囲にマジックテープで張り合わせて後ろで止めればいたずらされることもない。身体の前から巻くので前がふさがり紐もなければいたずらされにくい。
この衣服なら、施設や病院だけでなく、そのまま病院の外来や近場の公園などに出かけられる。着物ならではの魅力を活かした目の覚めるような赤や艶やかな青や、着物独特の色彩を楽しめる。洋服では、なかなかなくて、照れくさくなるような色合いも、着物なら普通にある。和装ではあるが洋裁の布で作り他の洋風の好きな柄の衣服であれば、外人でも誰でも応用して楽しめる。病人ではない人から病人、要介護者まで隔たりのないおしゃれを楽しめる。
着物をイメージしたものであるが、上衣については上衣の袖を着物より短くするとか、甚平など簡単にしたものを合わせると、介護者にとっても要介護者にしても注射、点滴などの医療行為がしやすいし受けやすい。入浴介助の時も麻痺のある要介護者、患者さんにとって拘縮した関節を無理に細い袖を通す必要もなく、洋服より着脱が簡単、便利で介護者、要介護者共に楽である。そういう意味でもこの、合わせる下半身の衣服が和装であることに意義がある。後ろの重なった部分を開いて便座に座ると、はた目から臀部を露出しているようには見えない。かろうじて真後ろが開いたところはトイレ付車いす用衣服の上着の腰部分がそこを隠してくれる。着脱容易の人なら、袖の先がゴムでせばまった衣服を合わせれば、用を足した後、袖を汚すことなく、腕まくりして自力できれいにしやすい。病人でない人でも、着物のような上衣を合わせればおしゃれに着ることもできる。
なお、これに使われる下着は、裾除けを、本考案と同じように前から巻き、後ろを重ねて交差して開くように作り、上はゴムにしてもよく、丈は膝上くらい短くし、両脇か中央にスリットを入れたものなどを合わせるとよいと思われる。衣服の方は、パンツを履かないので、はだけやすくしないためと保温性も考慮し、中央にスリットを入れてある。そして、下着は、吸汗性の優れた綿100%や、シルクで作れば汚れも吸いやすい。これらをあわせれば肌が直接、この衣服に触れなくてよいので、衣服の生地は何でもよいしパンツを履かなくてもよいという着物の良さを見直した衣服である。 そのためパンツのゴムアレルギーや、化学繊維アレルギーの人も、締め付けるだけで痒くなる人も、アトピーの人をも救う。もちろん、その人たちが将来、要介護者になった時に、この衣服とトイレ付車いすセットで使用することで、地獄と思われるおむつかぶれからも解消されるということが期待される。
来、要介護者になった時に、この衣服とトイレ付車いすセットで使用することで、地獄と思われるおむつかぶれからも解消されるということが期待される。
トイレ付車いす用に便利な排泄容易衣服の前である。 トイレ付車いす用に便利な排泄容易衣服の後ろである。 考案の上衣ではないが、セットで使用することで本考案の後ろの肌が露出することをカバーする、望ましい上衣の後ろをめくった図である。 トイレ付車いす用に便利な排泄容易衣服を身に着け、後ろの布を左右に開いた衣服である。 トイレ付車いす用に便利な排泄容易衣服の全体を広げた図である。
23,トイレ付車いす用に便利な排泄容易衣服の上着のスリット
24,25,トイレ付車いす用に便利な排泄容易衣服の中央下端部のスリット
26,トイレ付車いす用に便利な排泄容易衣服のダーツ
27,トイレ付車いす用に便利な排泄容易衣服のウエストと紐

Claims (1)

  1. 布を腰に巻いたとき後ろの布が重なり、後ろが左右に開いてめくれるように構成し、その衣服の前部分の中央には下端部にスリットが入り、上端部分にダーツかタックが入っていないものと、2つから8つ入っているものとあり、丈は長く、衣類を上にめくったり下におろしたりして脱がなくても身に着けたまま後ろを左右に開くだけで排泄可能なことを特徴とするトイレ付車いすに適した排泄容易衣服。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4651346A (en) * 1986-04-15 1987-03-24 Hale Shirley A Lap hugger
JP2000073207A (ja) * 1998-08-21 2000-03-07 Yoko Obara 自転車用着脱簡単スカート
JP3175708U (ja) * 2012-03-07 2012-05-24 容子 松木 下半身用介護用衣服

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