JP2006274525A - 下穿きパンツ - Google Patents

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JP2006274525A JP2005125647A JP2005125647A JP2006274525A JP 2006274525 A JP2006274525 A JP 2006274525A JP 2005125647 A JP2005125647 A JP 2005125647A JP 2005125647 A JP2005125647 A JP 2005125647A JP 2006274525 A JP2006274525 A JP 2006274525A
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Yoshiko Kashima
よし子 鹿島
Tadao Kashima
忠夫 鹿島
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Abstract

【課題】本発明は健常者の普段の生活上の利便性は申すに及ばず、病床の病人の下穿きパンツの取り替えや、身体を自由に動かせない身体障害者の下穿きパンツの取り替えまで、広範囲に共用可能な、何時でも何処ででも、他の着衣を脱衣せずに取り替えられる、下穿きパンツを提供するものである。
【解決手段】腹部を覆う前身頃と、腰部を覆う後見頃を結ぶ、跨ぐり部に、両脚の穿き口を横断する接離部を設け、接離部を開放することによって、下穿きパンツの形状を寸胴形に一変させ、腰部のベルトを伸張させて、上下いずれの方向にも着衣の外側を超して脱着できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、着衣を着たままの状態で、脱着出来る下穿きパンツに関する。
従来、男女性のズボンや、ジーンズ、ショートパンツ、パンタロンの下、に穿く肌着としての下穿きパンツはあったが、肌着なので、全ての着衣を着ける前の裸体に着用する必要があり、取り替える時は少なくとも下半身の着衣を全部脱ぐ必要があるのが悩みだった。
本発明は斯かる点に鑑み提案されるものであり、その目的は、着衣を一切脱衣せずに、手軽に脱着できる下穿きパンツを提供するものである。
上記目的を達成するため、請求項1においては下穿きパンツ(1)の、前身頃(2)と後身頃(3)を結ぶ股ぐり部(6)に、左右両脚の穿き口(4),(5)を横断する接離部(8)を設けて接離自在とし、接離部(8)を開放することにより、着衣を脱衣せずに、それら着衣の上を越して上下いずれの方向にも脱着できるように構成して成ることを特徴とした。上記下穿きパンツ(1)の腰部に固定するベルト(7)は、着衣の上を越せるように、充分伸張可能のものが望ましく、且つ着用時は身体から、ずり落ちない程度に収縮可能のものが望ましい。なおベルト(7)は紐で代替することも出来る。
請求項2においては請求項1の下穿きパンツ(1)の特徴に加えて、左右いずれかの脚の穿き口(4)或いは(5)からベルト(7)にかけて新たな側方接離部(9)を設けて接離自在とし、開放すると、下穿きパンツ(11)は一枚の布切れ状に展開するので、請求項1の如く、着衣の上を越して脱衣する必要がなくなり、身体の横方向に、或いは横方向から自由に脱着できるように構成してなることを特徴とする下穿きパンツ(11)が提供できる。
しかしながら、請求項1の下穿きパンツ(1)と、請求項2の下穿きパンツ(11)は比較すると、請求項2の方が利便性が増大する代わりに製造コストもかさむことになるので、敢えて、請求項1のものを、単体として廉価に提供することも出来る。請求項2のものは、製作工程が多くなるので、それだけ高価になるが、老若男女を問わず、病床に臥せっていて身体を動かせない病人や、着衣の交替も侭ならぬ身体障害者向けの用途を念頭に置いて提供するものであるが、健常者も、病人、身体障害者も共用出来るものである。
従来、下穿きパンツ(1)、(11)を脱着する際行って来た前提の、脱衣が必要なくなったので、普通の家庭生活に於いては勿論のこと、外出先、就労先等でも代替の下穿きパンツ(1)、(11)が手元にあれば、不慮の失禁時などにも、周囲に気取られることもなく、直ちに取り替えることが出来る点では 充分寄与するものである。その他、病床上の病人や、身体障害者にとっても、取り替え時、身体を余り動かさず、迅速且つ安直に下穿きパンツ(1)、(11)が取り替えられる効果は大きい。
それだけの効果にとどまらず、重症者の看護人にとっては大幅な省力化につながり、手間を減らす面でも寄与するものである。
加えて、取り替え時、身体を寒気に露呈することによる脳卒中や心疾患や高血圧の誘発や、不安定な姿勢に依る転倒の危険性を減らす見地からも、本発明の下穿きパンツ(1)、(11)は、極めて単純化することによる、時間の節約にもなり能率向上の面からも特筆すべき効果をもたらしたと言えよう。
その上、老人、病人、身体障害者が今までは介助されなければ出来なかった下着の取り替え作業を、楽々と自分でやれる事による、自信回復の効果は大きい。その結果、病気や障害から快復して社会復帰を果たそうとする意欲を取り戻す効果をも奏する。
発明をも実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ) 請求項1の下穿きパンツ(1)において、前身頃(2)と後身頃(3)を結ぶ股ぐり部(6)に、左脚穿き口(4)と右脚穿き口(5)を横断する接離部(7)を設ける。 その接離部を開放すると、下穿きパンツ(1)の形態は一変し、伸縮ベルト(8)の直径の大きさに等しい寸胴な環の状態になるので、伸縮ベルトを伸張させて、ズボンや上着の外側を通して上下いずれの方向にも脱衣可能となる。新たな下穿きパンツ(1)を着用する場合は、接離部(7)を開放した状態の下穿きパンツ(1)を、上下いずれの方向からでも、着衣の外側を越して腰部まで下ろし、接離部(7)を閉じれば良い。
(ロ) また、請求項1の下穿きパンツ(1)は、他の着衣を着たまま、容易に下穿きパンツの脱着を可能としているので、本発明本来の目的を満たしているが、なお、よりよい改善方法を、請求項2で記述した。即ち、左右いずれか一方の脚穿き口(4)或いは(5)の周辺部からベルト(7)にかけて、もう一つ接離部を設け開閉自在となる側方接離部(9)を設ける。それを開放すると、下着パンツの外見は請求項1で言及したベルトの大きさの環の状態から、より大きく変形し、一枚の布切れ状態になるので、請求項1の場合のように、ズボンや上着の外側を超させなくても、横方向に移動させるだけで、下穿きパンツ(11)の脱衣や装着が可能になり、利便性がより増すことになる。
身体障害者の用に供する場合、もし左麻痺の身体障害者の場合は、右脚穿き口(6)側に、接離自在の側方接離部(9)を設けると、利き腕の右腕が使えて開閉動が可能となる。
右麻痺の身体障害者用には、左脚穿き口(5)側に、接離自在の側方接離部(10)…(図示しない)を設け利き腕の左腕による開閉動作を可能にした。
なお、開閉自在の接離部に使用する、接離部材は肌着故に素肌にやさしい材質が望まれるが、その条件を満たせば、マジックテープ(登録商標)、ホック、カギホック、ボタン、紐、チャックファスナー(商標登録)、スライドファスナー(商標登録)、ジッパー(商標登録)などから、適材適所に選べば良く、将来にわたって、新製品も開発されると思われるので選択自由とし、敢えて特定せず説明用スケッチにとどめた。
本発明の請求項1の実施例を示す斜視図 本発明の請求項2の実施例を示す斜視図 本発明の請求項1の使用例を示す斜視図 本発明の請求項2の使用例を示す斜視図
符号の説明
1 下穿きパンツ
2 前身頃
3 後身頃
4 左脚穿き口
5 右脚穿き口
6 股ぐり部
7 接離部
8 伸縮ベルト
9 側方接離部
10 側方接離部(図示しない)
11 下穿きパンツ

Claims (2)

  1. 前身頃と前身頃を結ぶ股ぐり部に、左右両脚の穿き口を横断する接離部を設けて接離自在とし、着衣を脱衣せずに、着衣の外側を越して上下いずれの方向にも脱着できることを特徴とした下穿きパンツ。
  2. 請求項1の下穿きパンツの特徴に加えて、いずれか一方の脚の穿き口からベルトにかけ接離部を設けて接離自在とし、横方向に脱着を可能としたことを特徴とする請求項1の下穿きパンツ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200237A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Kao Corp パンツ型おむつのはき易さの評価方法
JP2014163028A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Oji Holdings Corp 微細セルロース繊維含有シート及び吸着材、フィルター、セパレーター
WO2024016651A1 (zh) * 2022-07-18 2024-01-25 刘艺 一种可调节的裙裤式内裤

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