JP3151692U - 着脱が容易になる衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】身体に障害を持つ者および介護を行う者が、容易に着衣又は脱衣を行うことが可能な衣服を提供する。【解決手段】襟部分に裁断が及ばないように構成された上着であって、両肩口から、袖口6に向けて裁断された部分にファスナー2を設けることで開閉が可能になり、または、背面に設けられた裁断部分にファスナーが設けることで開閉が可能になる上着1、若しくは、腰部の両脇から裾方向に向けて設けられたファスナーにより開閉が可能になるズボンを構成する。【選択図】図1

Description

本考案は、身体に障害を持つ者が容易に着脱できる衣服に関する。
従来、身体に障害を持つ者が自ら、若しくは介護者の手により容易に着脱できる衣服として、シャツのような上着であれば、上着の両脇下から裾に向けて、若しくは肩口付近の両脇等から袖に向けて上着の一部が裁断され、ファスナー等で開閉可能にすることで着脱を容易にする技術が開示されている。また、上着に限らずズボンについても、股下から、若しくは腰部両脇から裁断され、同様にファスナー等で開閉可能にすることで着脱を容易にする技術も開示されている。
また、従来技術では、例えば、着用時の寝返り等の負荷を軽減しつつも、着脱の際には、容易に着脱可能なパジャマ等が開示されている。
特開平8−226004
しかしながら、従来技術は、ファスナー等で閉じること若しくは開くことにより衣服を着脱することができるものの、開閉部分毎に完全に衣服が分離されていることで、分離された部分毎に組み合わせてから、止め具等に依る着衣を行う工程を経るという困難が生じる場合もあるという問題があった。
また、開示されている多くの従来技術はパジャマ等に代表される部屋着であり、単に着脱の容易さ、若しくは寝たきりの状態からでも着脱可能にすることに解決課題を置き、外出着のような、外出時に特有の運動性や、他人の視線に触れることでファッション性等の特別な衣服でないような形状を備えなければならない等の問題点を解決することに十分な着想が及んでいないものとも言える。
さらに、身体に障害のある者に限らず、今後ますます増加するであろう高齢者にも、通常の衣服よりも容易に着脱可能かつ、外見上は通常の衣服と変わらない衣服の提供が望まれる。
上記の課題を解決するために、本考案では、両肩口付近から各袖口部分にかけてファスナーを設けることで開閉可能になる上着、とすることを特徴とする
また、上記の課題を解決するために、背面の襟下部分から下端に向けてファスナーが設けられた上着、とすることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、腰部から裾に向けてファスナーが設けられたズボンであって、上記ファスナーは開閉可能であり、腰部両端に上止が設けられ、裾の上部分を残す程度の所定の位置に下止が設けられたズボン、とすることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、股下から裾に向けてファスナーが設けられたズボンであって、上記ファスナーは両足裾方向に向けて各々設けられ、股下の内側部分を完全に開閉することが可能なように、股下に上止が設けられ、裾部分に下止が設けられたズボン、とすることを特徴とする。
本考案は、身体に障害を持つ者が自ら着脱衣をする際に、若しくは、介護者による衣服の着脱の際に、容易に衣服の着衣すること又は脱衣することが可能にする効果を奏する。
また、外出着のように、他人には一見して通常の衣服となんら変わらない外観を有しながら、ファスナー等による開閉構造を有することができる。
本考案の一の実施形態に係る上着の正面視図 本考案の一の実施形態に係る上着の正面視図 本考案の一の実施形態に係るズボンの正面視図 本考案の一の実施形態に係るズボンの正面視図 本考案の一の実施形態に係る上着の背面図 本考案の一の実施形態に係る上着の背面図 本考案の一の実施形態に係るズボンの正面視図 本考案の一の実施形態に係るズボンの正面視図
以下、本考案の実施形態について図面を参照して説明する。
本考案は、身体に障害を持つ者が自ら、又は介護者の手により、容易に着脱することを可能にする衣服であって、衣服の所定の箇所が裁断されており、裁断された箇所を開閉するためにファスナー等が設けられた衣服である。
図1は、本考案の一の実施形態に係る上着のファスナーを閉じている状態の正面視図である。図2は、上記図1に係る上着のファスナーが開いている状態の正面視図である。
上着1は、その全体を抗菌性、防臭性、通気性、耐久性に優れた繊維で構成されている。また、肩部分から袖口6にかけて左右腕の外側部分に、それぞれファスナー2が設けられ、開閉可能になっている。
ファスナー2は、肩部分にファスナー止まりである上止3が設けられ、袖口6にファスナー2の開き始まりである開具である下止4が設けられている。当該ファスナー2を、袖口6の方向から開いたり、肩部分の方向からとしたりすることで、袖5が開放可能になる。上記開具とは、袖口6に設けられたファスナー2の下止4であり、袖口6から開く機能であるために開具と呼ぶ。また、ファスナー2を開閉する際にエレメント(務歯)を噛み合わせる機能を果たすスライダーの図示は省略している。
また図1では、袖口6に開具が設けられた実施形態を図示しているが、これに限らず、当該開具(下止)の設置個所については、カフス7にスリットが形成される場合には、スリットの終点である袖5の下端部分から下止4が形成される構成のファスナー2も設けても良い。これにより、袖口6から袖5が開閉される機能が満たされればよい。
さらに、上止3の設置個所についても同様に、図1では肩部分に設けて図示されているが、これに限らず、ショルダーポイント(肩線と袖ぐりの交点)若しくは、肩線からえりぐりまでの所定の範囲に上止3を設置するなど、上着1の袖5部分を十分に開閉できること、さらに、襟9を残すように首周りを完全に裁断させない程度の所定の箇所に、ファスナー2の終点である上止3が設けられても良い。
また、ファスナー2は、袖5の開閉を実現するものであれば素材や構造を限定するものではないが、エレメント(務歯)が隠れるような裏使い仕様のファスナー2が望ましい。また、ファスナー2と着衣している者の肌とが直接触れ合わないように、裏地に持ち出しのような布地を設ける構成をしていても良い。
また、本考案に係る上記実施の形態は、図1及び図2に例示した上着1のように必ず襟9やカフス7を備えた上着である必要はなく、各種の上着に適用される。
このように上記実施形態に係る上着によって、身体が不自由な者でも、従来の衣服に比べて容易に袖部分に腕を通すことが可能になり、着脱に対する負荷が、着る者にとっても、着させる者にとっても軽減される。
図3は、本考案の一の実施形態に係るズボンのファスナーが閉じた状態の正面視図である。図4は、当該ズボンのファスナーが開いた状態の正面視図である。
ズボン21は、その全体を抗菌性、防臭性、通気性、耐久性に優れた伸縮する繊維で構成されており、腰帯25にはゴム通しが設けられ、腰部分に係る上端から裾27の下端へ向けた方向であり、両足外側である脇よりも前面部分にファスナー22が設けられ、ズボンの前面が開閉自由になる構成を有している。
また、図4に例示のようにファスナー22を開いた状態では、ズボン2の上端から勝てんにかけて完全に分離できないように、ファスナー22の下止23は裾27よりも上部に設けられ、裾27から腰部分のある上端方向への所定の範囲28は、ファスナー22により開閉されないレッグ部として形成されている。また、図3に示した通り、ファスナー22は両足部分に設けられ、ズボン2の両外側面(脇縫い線)よりも前面に設けられている。
図4は、上記ズボン21のファスナー22が開いている状態を図示している。腰帯25には、受け具30と持ち出し33がファスナー22の上止24の周辺に設けられている。また、前面部分の腰帯32の裏地部分には、受け具30と対になる留め具31が、それぞれ設けられている。
このようなズボン21によれば、ズボン21に設けられたファスナー22を開くことで、裁断されていない裾14より上部に設けられた所定の範囲28のみに足を通すことで容易にズボン21をはくことが可能となる。また、脱衣時も、上記所定の範囲28から足を抜くことで容易に脱衣が可能になる。さらに、片足ずつの着脱衣ができる効果も奏する。
また、ファスナー22の設置個所が両脇(脇縫い線)よりも前面箇所に設けられていることで、着衣をする者がイス等に座ったままでも、ファスナー22の開閉が可能になる。
図5は、本考案の一の実施形態に係る上着であって、背面の裁断された箇所にファスナーが設けられ閉じた状態を示している。図6は、当該上着のファスナーが開いた状態を示している。
図5では、本来の背縫い線個所にファスナー102を設けた上着101を示している。この際、ファスナー102の上端である上止103は、えりぐりの中央(バックネットポイント)に設けられた場合であり、裾108に開具として機能する下止104が設けられ、ファスナー102の開閉が可能になっている。
また、上着101の着脱時には、図6に示すようにファスナー102を開くことで、着脱の際の負荷を軽減できる。
また、図5及び図6に図示されたファスナー構造に限られるものではなくても良い。図示されていないが、例えば、ベンツのようにスリット部分が背縫い線上である裾8の上部に形成され、当該スリット上端(終点)部にファスナー102の下止104が設けられ、上記スリットから連続して上着101の背面を開くことが可能な構造にファスナー102を設けることも可能である。
同様に、ファスナー102の上止103の設置個所は、背縫い線上のバックネットポイントに限られず、上着101の背面における開閉の稼働角度を十分に保てる範囲であれば、背縫い線上であって裾8方向へ下げて上止103を設けることも可能である。
このような上着101によって、背縫い線上であって背面の裁断された部分に設けられたファスナー102を開くことで、後身頃110がファスナー102の上止103を支点に扇上に開くことにより、袖105の袖底の背縫い線に対する稼働角度が大幅に増え、着衣をする者が無理なく腕を袖105に通すことが可能になる。
図7は、本考案の一の実施形態に係るズボンであって、ファスナーが閉じた状態を示している。図8は、当該ズボンのファスナーが開いた状態を示している。
図7に示すように、一の実施の形態に係るズボン201は、股下の内側であり股ぐりよりも所定の範囲に裾227方向の位置に上止203が各々が設けられ、裾227方向に向けたファスナー202が設けられ、裾227に開放可能に機能する構造の下止204が設けられている。股下の内側からファスナー202を開くことで、両足毎にレッグ部の股下の内側部分からズボン201を開くことができる。
また、ファスナー202の上止203は、閉じた状態を保つ構造であってもよい。
また、図8はズボン201のファスナー202を開いた状態を例示したものである。この際、股下の内側部分が全てファスナー202を設けることで開放されていないことが分かる。
また、上述してきた実施例に限らず、裾227に係る股下内側部分の所定の範囲には、スリットが設けられていてもよい。この場合、裾227から上部に位置するスリットの終点に、ファスナー227の下止204を設けることで、ズボン201の股下の内側部分が開く構造となることもできる。
このようなズボン201によれば、裁断された部分が股下の内側部分であるために、ファスナー202が外見上は目立たないので、着衣をしている者に満足感を与える効果も奏する。さらに、裏使い仕様のファスナー202を設置すれば、さらに外見上目立たなくなり、加えて、持ち出しのような裏地を設けることで、股ずれのような摩擦を解消することもできる。
以上のような上述してきた実施形態によれば、本考案は、例えばパジャマのような部屋着に限られるものではなく、外出時に着用する衣服を想定したものでもあり、単に、着脱の容易さのみを解決課題にしているものではない。
着衣中には、結合部分ファスナーが外見からでは確認できないように隠れることができ、さも、特殊な衣服であることが一目で判別されないことは、着ている者に満足感を与えることができる。
なお、上記ファスナーの種類は、例えば、金属製ファスナー、樹脂製ファスナーのように、務歯の形状や材質を制限するものではなく、上記実施形態を実現可能にすればどのようなものでもよい。
また、上記実施形態に係る上着において、ファスナーが外見上見えないように隠す裏使い仕様のファスナーを用いてもよい。
また、上述してきた各実施形態は、各々独立して構成可能であるが、その組み合わせは適宜自由に組み合わせて実施が可能である。
例えば、上着1と上着101を組み合わせ、袖5(105)にファスナー2(102)を設けて、かつ、後見頃110にはファスナー102を設ける、などの適宜組み合わせが可能である。
同様にして、ズボン2とズボン201についても、適宜組み合わせが可能である。
1、101 上着
2、22、102、202 ファスナー
3、23、103、203 上止
4、24、104、204 下止
5、105 袖
6、106 袖口
7、107 カフス
8、27、108、227 裾
9、109 襟
10 前身頃
21、201 ズボン
25、225 腰帯
26、226 脇
28 裾口より上部の範囲
29、205 裏地
30 受け具
31 留め具
32 前面部分の腰帯
33 持ち出し
110 後身頃
111 肩部分
112 裏地
234 前面

Claims (4)

  1. 両肩から各袖口部分に向けてファスナーが設けられた上着であって、
    上記ファスナーは開閉可能であり、当該ファスナーを開放することで、下端の袖口部分が開き、上端肩側の上止は閉じた構造を有すること、を特徴とする上着。
  2. 背面の襟下部分から裾部分に向けてファスナーが設けられた上着であって、
    上記ファスナーは開閉可能であり、当該ファスナーを開放することで、下端の裾部分、上端襟側の上止は閉じた構造を有すること、を特徴とする上着。
  3. 前面の腰部分から裾部分に向けてファスナーが設けられたズボンであって、
    上記ファスナーは開閉可能であり、当該ファスナーを開放することで、上記腰部分が開き、裾口よりも腰部分方向に所定の距離をおいた位置に下止が設けられることで、ズボンと当該ファスナーが解放することで、解放された前面とを結合する結合部が形成されている、ことを特徴とするズボン。
  4. 股下から裾口部分に向けてファスナーが設けられたズボンであって、
    上記ファスナーは開閉可能であり、当該ファスナーを開放することで、股下の内側に設けられた上止が閉じ、裾口部分に設けられた下止が開く構造であることを特徴とするズボン。
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WO2021171573A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 株式会社アシックス 衣服、トップス及びパンツ

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