JP3233048U - 補助着およびそれを用いる衣服セット - Google Patents

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Abstract

【課題】介護服などの上着を着易くし、低コストで洗濯性に優れ、着易い補助着を提供する。【解決手段】一部が適宜切り開かれ、面ファスナーなどで止めることで、身体が不自由な使用者やギブスを嵌めた使用者が着用する上着を着用するにあたって、その上着と組合わせて予め着用する補助着2であり、補助着2は、帯状に形成され、帯の長手方向および幅方向の中央部に、使用者の首を通す孔211が形成される補助着本体21と、面ファスナーやスナップボタンなどで実現される係着手段22、23とを備えて構成される。使用者は、補助着2を被るだけで、介護服や自立支援服などの上着を容易に着用することができ、係着手段22、23は、スナップボタンや面ファスナーなど耐洗濯性に優れたもので実現されるので、洗濯可能で、低コストで、使用者の操作によって、上着を係着できる。【選択図】図3

Description

本考案は、上着の下に予め着用されていることで、該上着の着用を補助する補助着およびその補助着と該上着との衣服セットに関し、該上着としては、たとえば介護服や自立支援服など、使用者が着用困難なケースの多い衣服に関する。
前記介護服や自立支援服は、それを着用する障害者やお年寄りなどの使用者が、脱いだり着たりし易くする必要がある。そこで、たとえば特許文献1には、前および側面を切り開き可能とし、面ファスナーで止めるようにした介護着が提案されている。
しかしながら、肩が上がらなかったり、ギブスを嵌めている使用者が、肌着の上に、そのまま介護服や自立支援服を着ようとしても、切り開かれた部分を取り回したり、合せて止めたり、中々難しい作業となる。また、前記介護服や自立支援服は、病室や寝室で使用するには、意匠面を考慮する必要性は大きく無いが、上着として使用し、外出等を考えると、機能面だけでなく、意匠面も良好であることが望ましい。
そこで本件出願人は、先に特許文献2を提案している。その特許文献2は、先ず、帯状の生地に孔を開けて首を通した、簡単なチョッキ、つまり袖無しの胴着の両脇を開いたようなアンダーウエアを補助着として用い、それを案内手段として(滑らせて)、その上に、使用者に応じて適宜の箇所を切り開いて着用可能な外出用の上着を着用することで、上着を容易に着用できるようになっている。
実開平7−40723号公報 特許第6377875号公報
上述の従来技術では、補助着に上着を係着する手段として、磁石を用いている。したがって、洗濯時に、欠けたり割れたり等で、壊れ易いという問題がある。また、錆び易いので、樹脂で覆う等の防錆対策が必要で、コストが掛るという問題がある。また、上手い位置に着いてくれる可能性もあるが、磁石は、互いに近付くと、勝手に吸着してしまい、上手く着用できないケースもある。
本考案の目的は、介護服や自立支援服などを上着として、その下に予め着用されることで、前記上着の着用を補助する補助着および該補助着と前記上着とのセットで構成される衣服セットであって、低コストで洗濯性に優れ、かつ着易い補助着およびそれを用いる衣服セットを提供することである。
本考案の補助着は、上着の下に着用されることで、前記上着の着用を補助する補助着であって、補助着本体と、スナップボタン、ホックまたは面ファスナーから成り、前記補助着本体の外表面に設けられ、前記上着の対応箇所に係着する係着手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、たとえば介護服や自立支援服など、使用者の着用困難性を有する衣服を、該使用者が上着として着用するにあたって、その上着の着用前に予め着用されることで、前記上着の着用を補助して、着用を容易にする補助着を用いるようにする。そしてその補助着を、たとえば前記上着よりも伸縮性に富んだり、体側部が開いていたりして、上着より着用性に優れる補助着本体に、係着手段を設けて形成する。そして、係着手段は、スナップボタン、ホックまたは面ファスナーから成り、耐洗濯性に優れ、具体的には、錆びたり、壊れ難く、また性能が落ちたりすることが小さい。この係着手段を、前記補助着本体の外表面の予め定める箇所に設けておき、使用者は、上着の着用前および/または後に、該使用者の操作によって前記上着の対応箇所に係着させる。
したがって、前記介護服や自立支援服など、使用者に着用困難性があって、一部が切り開かれていたりする上着を着用するにあたって、前記切り開かれている箇所を止めるなどのために、磁石などのように、自動的に吸着したり、割れて錆などが生じて洗濯に適さない材料を使用するのではなく、スナップボタン、ホック、面ファスナーなどの係着手段を用いることで、洗濯可能で、低コストで、使用者の操作によって、上着を係着することができる。
また、本考案の補助着では、前記補助着本体は、非着用の状態で、帯状に形成され、中央部に使用者の首を通す孔が形成され、着用状態では、使用者の前側および背中側に垂下がり、前記前側は、胸前の部分で上下に切離し可能であり、かつ前記首を通す孔から、正面を縦に切離し可能であることを特徴とする。
上記の構成によれば、補助着は、着用すると、帯状の生地に孔を開けて首を通した、簡単なチョッキ、つまり袖無しの胴着の両脇を開いたようなものとなる。したがって、たとえば肩が上がらなかったり、腕にギブスをしている使用者でも、該補助着は、容易に着用することができる。そして、この補助着を被るだけで、着用困難性を有する使用者が前記介護服や自立支援服などを容易に着用することができる。
さらに、胸前の部分を上下に切離し、さらに正面を切離した状態では、使用者は、補助着本体を潜って首を通すことなく、容易に肩に載せることができる。その後、正面を面ファスナーなどで閉じて、同様に切離した下側の部分を面ファスナーなどで吊下げることで、前記の簡単なチョッキ、或いは袖無しの胴着の両脇を開いたような態様の補助着本体を構成することができる。したがって、肩が上がらない使用者でも、該補助着本体を容易に脱ぎ着することができる。
さらにまた、本考案の補助着では、前記補助着本体において、前記背中側には、前記スナップボタンが用いられることを特徴とする。
上記の構成によれば、使用者の状態によっては、補助着を着た後に、上着を着るケースだけでなく、予め補助着に上着を係着しておいて、補助着と上着を一体で着用することも可能なケースがある。そのようなケースに対して、特に使用者の手が届き難く、着用してしまうと見えない背中側を係着手段で止めておくことは好適である。さらに、その係着手段をスナップボタンで実現することで、面ファスナーのような位置ズレをすることもなく、好適である。
また、本考案の補助着では、前記補助着本体において、前記前側の前記上下の切離し部分の上側には、前記スナップボタンが用いられることを特徴とする。
上記の構成によれば、補助着および上着を着た後に、係着手段でそれらの間を係着するにあたって、前側は使用者の手および目の届き易いところである。そこで、係着手段として、比較的正確な位置合わせが必要になるスナップボタンを前側の上側の部分に用いることで、下側の部分の位置が正確に定まり、面ファスナーなどで容易に止めてゆくことができる。
好ましくは、救命胴衣のように頭から被るだけの前記補助着本体に、前記使用者の体側部で、該使用者の前側および背中側に垂下がった部分間を連結し、腰を縛る連結部材をさらに備えることである。これによって、前記垂下がった部分が上着の下で不所望に、かつ不規則に動かず(ひらひらせず)、上着を正しく着用することができる。
さらにまた、本考案の衣服セットでは、前記上着は、身体の少なくとも一部を筒状に被包することができ、その筒の一部または全部は前記使用者が脱ぎ着するために破断され、その破断により対を成す破断面の近傍には、該対を成す破断面間を連結する第2の連結部材を備えて成る介護および/または自立支援のための衣服であり、前記の補助着と、上記の衣服とを備えて成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、上着よりも着用性に優れる補助着と、上着とを組合わせて、上着の脱ぎ着を楽にする衣服セットを実現することができる。そして、上着としては、身体の少なくとも一部を筒状に被包することができ、その筒の一部または全部は前記使用者が脱ぎ着するために破断され、その破断により対を成す破断面の近傍には、該対を成す破断面間を連結する第2の連結部材を備えて成る介護および/または自立支援のための衣服とする。
したがって、肩が上がらなかったり、ギブスを嵌めている使用者が、容易かつ正確に、上着まで着用できるようになる。
本考案の補助着およびそれを用いる衣服セットは、以上のように、介護服や自立支援服など、使用者の着用困難性を有する衣服を、該使用者が上着として着用するにあたって、その上着の下に着用されることで、前記上着の着用を補助して、着用を容易にする補助着およびそれを用いる衣服セットであって、その補助着は、上着よりも伸縮性に富んだり、体側部が開いていたりして、上着より着用性に優れる補助着本体の外表面の適宜の箇所に、上着を係着する係着手段を設けて形成し、その係着手段は、スナップボタンや面ファスナーなど耐洗濯性に優れたもので実現する。
それゆえ、洗濯可能で、低コストで、使用者の操作によって、上着を係着することができる補助着およびそれを用いる衣服セットを実現することができる。
本考案の実施の一形態に係る衣服セットを構成する上着の正面図である。 前記衣服セットを構成する補助着の非着用時の斜視図である。 前記衣服セットを構成する補助着の着用時の斜視図である。
図1は本考案の実施の一形態に係る衣服セットを構成する上着1の正面図であり、図2および図3は前記衣服セットを構成する補助着2の斜視図である。図2は非着用時の状態を示し、図3は着用時の状態を示す。本実施形態の衣服セットは、好ましくは、外着にも使用可能な生地および意匠を有する介護および/または自立支援のための上着1と、その着用を補助するための補助着2とを備えて構成される。
上着1は、身体の少なくとも一部を筒状に被包することができ、その筒の一部または全部が、使用者が脱ぎ着し易くするために破断され、その破断により対を成す破断面の近傍には、該対を成す破断面間を連結する連結部材を備えて構成される。図1の例では、左右の前身頃11,12間が面ファスナー13で連結/開放自在となっており、さらに使用者の右半身の部分は、前面が切断線14で切り開かれ、面ファスナー15で連結/開放自在となっている。これによって、たとえば右肩の上がらない使用者や、右腕にギブスを嵌めた使用者での使用が可能になる介護および/または自立支援のための衣服が実現されている。使用者が袖を通せる場合、胸元や、煩雑な腕周りは破断(展開可能)にする必要は無いので、本実施形態では左半身の部分は、破断は無いようになっている。
図1の例では、前記切断線14は、第1〜第4の部分141〜144によって構成される。第1の部分141は、前身頃12において、襟元16の下の面ファスナー131の下の位置を基点として、左右の脇の下を結ぶ線にほぼ沿って(平行に)延びて形成される。この第1の部分141の終端は、鎖骨の下方の位置であり、該第1の部分141に連なり、その終端位置から立上がり、鎖骨の直下付近の位置までが、第2の部分142となる。この第2の部分142に連なり、前記鎖骨の直下付近の位置から横方向に延びて、上腕骨の付け根付近に向かって、第3の部分143となる。この第3の部分143に連なり、袖17の前腕側を袖口171まで延びて、第4の部分144となる。第3の部分143が、水平近くになるか、傾斜を有するかは、鎖骨の直下の位置と上腕骨の付け根の位置との高さの違いによるもので、なで肩か怒り肩かの使用者の体型によるところが多い。
このように構成することで、本実施形態の上着1では、肩18の頂部から体側19にかけて破断するのではなく、胴体の部分では第1の部分141が、大略的に左右の脇の下を結ぶ線に沿って破断するので、使用者が着る際には、肩18から胸前の生地10が、肩18の上から前に垂下がり、背中側の生地がずり落ちないように仮固定されることになり、より着易くなる。上着1は、上記のように胸元で切り開かれるのではなく、左右のパーツに分離されていてもよく、後身頃が切り開かれていてもよく、或いは背中がV字に開いてファスナーで閉止される等の、使用者に適した前記介護および/または自立支援のための衣服であればよい。
注目すべきは、本実施形態の衣服セットでは、上記の上着1よりも着用性に優れる補助着2を、使用者が上着1の下に予め着用しておくことで、上着1の脱ぎ着を楽にすることである。具体的に、補助着2は、補助着本体21と、係着手段22,23とを備えて構成される。図2の非着用の状態で、補助着本体21は、大略帯状に形成され、その帯の長手方向および幅方向の略中央部に、使用者の首を通す孔211が形成される。したがって、この補助着本体21は、図3の着用状態では、使用者の前側の部分212および背中側の部分213が垂下がるものである。つまり、着用すると、帯状の生地に孔211を開けて首を通した、簡単なチョッキ、つまり袖無しの胴着の両脇を開いたようなものとなる。
したがって、前記の肩が上がらなかったり、腕にギブスをしている使用者でも、該補助着2は、容易に着用することができる。そして、この補助着2を被るだけで、着用困難性を有する使用者が前記介護服や自立支援服などの上着1を、該補助着2が案内することで、容易に着用することができる。
一方、係着手段22,23は、洗濯可能で、補助着本体21の外表面の予め定める箇所に設けられ、前記上着1の着用前および/または後に、使用者の操作により前記上着の対応箇所に係着するものであり、上記のように使用者に応じて適宜破断される上着1に対して、その生地を内側から固定できるものである。図2および図3では、前側の部分212と背中側の部分213との境界となる肩部214および該前側の部分212の下側には、雄の面ファスナーから成る係着手段22が、縫付けや接着で設けられている。これに対して、背中側の部分213および前側の部分212の上側には、スナップボタンから成る係着手段23が縫付けられている。上着1の内側の対応箇所には、係着手段22,23に対応した係着手段が設けられている。ただし、面ファスナーの場合、必ずしも雌雄一対で係着するだけでなく、雄と生地の繊維とが絡まって係着することも可能であり、必ずしも雌の面ファスナーは設けられる必要が無い。
係着手段22,23としては、スナップボタン、面ファスナー、釦、ホック等が、操作性の良好なように、適宜選択されて取付けられればよい。たとえば、本実施形態では、図1のように前面が切り開かれた上着1を着用するにあたって、使用者は、補助着2も脱いだ状態で、背中側の部分213のスナップボタンから成る係着手段23で上着1を予め固定した後、補助着2および上着1を一緒に着用し、前側の部分212の上側のスナップボタンから成る係着手段23を固定することで前身頃11,12の位置合わせを行い、残余の面ファスナーから成る係着手段22を止めながら、面ファスナー13から面ファスナー15を止めて、上着1の着用を完了する。
これは、使用者の状態によっては、補助着2を着た後に、上着1を着るケースだけでなく、予め補助着2に上着1を係着しておいて着用することも可能なケースもあり、そのようなケースに適用したものである。このように特に使用者の手が届き難く、着用してしまうと見えない背中の部分213側を係着手段23で予め止めておくことは好適である。さらに、その係着手段23をスナップボタンで実現することで、面ファスナーのような位置ズレをすることもなく、好適である。一方、予め補助着2を着用した後に、総ての係着手段22,23を係着する場合、背中側の部分213には、面ファスナーが用いられる。肩部214の係着手段は、補助着2も脱いだ状態で予め止めておくのであれば、スナップボタン、釦、ホックも使用可能であるが、上着1の着用後に止めるのであれば、面ファスナーが用いられることが望ましい。
また、前側の部分212には、面ファスナー、スナップボタン、釦、ホックのいずれが用いられてもよい。しかしながら、この前側の部分212は、補助着2および上着1を着た後に、係着手段22,23でそれらの間を係着するにあたって、使用者の手および目の届き易いところである。そこで、比較的正確な位置合わせが必要になる前側の上側の部分に、スナップボタンから成る係着手段23を用いることで、下側の部分の位置が正確に定まり、面ファスナーから成る係着手段22を容易に止めてゆくことができ、好適である。
以上のように、本実施形態の補助着2は、介護服や自立支援服など、使用者に着用困難性があって、一部が切り開かれていたりする上着1を着用するにあたって用いられるものであり、上着1よりも着用性に優れるので、該補助着2を用いることで、上着1を容易に着用できるようになる。また、このような上着1と補助着2とを組合わせることで、上着1の脱ぎ着を楽にする衣服セットを実現することができる。
また、上着1としては、身体の少なくとも一部を筒状に被包することができ、その筒の一部または全部は使用者が脱ぎ着するために破断され、その破断により対を成す破断面の近傍には、該対を成す破断面間を連結する連結部材13,15を備えて成る介護および/または自立支援のための衣服が好ましい。そうすることで、上記の補助着2と組合わせることで、肩が上がらなかったり、ギブスを嵌めている使用者が、容易かつ正確に、該上着1まで着用できるようになる。但し、上着1は、必ずしも筒状に限らなくてもよい。つまり、たとえば前身頃や後身頃が開いたままとなるものでもよい。具体的には、着用状態でも、前身頃や後身頃が左右に開き(筒になっていない)、その部分に下側の補助着2が露出するようなケースである。そうすることで、たとえば上着1はそのままでも、下側の補助着2の色や柄を変えるなど、意匠面の展開を広げることができる。
さらに、補助着2は、前記の上着1より着用性に優れる補助着本体21の外表面の予め定める箇所に、係着手段22,23を設けて構成され、その係着手段22,23は、耐洗濯性に優れるものであり、上着1の着用前および/または後に、使用者の操作によって上着1の対応箇所に係着させるので、上着1および補助着2共に、洗濯可能に上着1を係着することができる。
また、係着手段22,23は、磁石のように、自動的に吸着したり、割れて錆などが生じて洗濯に適さない材料を使用するのではなく、スナップボタン、釦、ホック、面ファスナーなどの、錆びたり、壊れたりし難く、また性能が落ちたりすることの少ないもので実現されるので、低コストで、かつ使用者の操作によって、上着1を係着することができる。
上述の実施形態では、上着1より着用し易く、上着1の着用前に着用されることで該上着1の着用を補助して、着用を容易にする補助着2の補助着本体21として、帯状の生地に孔211を開けて首を通した、簡単なチョッキ、つまり袖無しの胴着の両脇を開いたものを用いているが、補助着2は、上着1より着用し易ければよく、たとえば上着1よりも伸縮性に富んだものでもよい。
しかしながら、その着用のし易さに関して、本実施形態の補助着2でまた注目すべきは、補助着本体21の前側の部分212は、切断線215により胸前の部分で上下の部分2121,2122に切離し可能であり、かつ上側の部分2121では、前記首を通す孔211から、切断線216により正面を縦に切離し可能となっていることである。切断線215の部分は面ファスナー217で着脱自在となっており、切断線216の部分は面ファスナー218で着脱自在となっている。
このように構成することで、胸前の部分を上下に切離し、さらに正面を切離した状態では、使用者は、補助着本体21を潜って首を通すことなく、容易に肩に載せることができる。その後、正面を面ファスナー218で閉じて、同様に切離した下側の部分2122を面ファスナー217で吊下げることで、前記の簡単なチョッキ、或いは袖無しの胴着の両脇を開いたような態様の補助着本体21を構成することができる。これによって、肩が上がらない使用者でも、該補助着本体21を容易に脱ぎ着することができる。
また注目すべきは、本実施形態の補助着2では、補助着本体21には、使用者の体側部で、該使用者の前側および背中側に垂下がった部分212,213間を連結する連結部材25が設けられていることである。図2および図3では、連結部材25は、後方側に配置される一端215が前記背中側の部分213の下端側で縫付けられ、前方側に配置される他端252になるに連れて狭幅になり、該他端252には面ファスナー253が設けられている。これに対応して、前側の部分212の下端側には、面ファスナー26が設けられている。面ファスナー253,26は、たとえば雌雄の組合わせから成る。
このように救命胴衣のように頭から被るだけの補助着本体21に、前記救命胴衣のような腰を縛る連結部材25を設けることで、前記垂下がった部分212,213が上着1の下で不所望に、かつ不規則に動かず(ひらひらせず)、上着1を正しく着用することができる。
1 上着
10 胸前の生地
11,12 前身頃
13,15 面ファスナー(連結部材)
14 切断線
16 襟元
17 袖
171 袖口
18 肩
2 補助着
21 補助着本体
211 孔
212 前側の部分
2121 上側の部分
2122 下側の部分
213 背中側の部分
214 肩部
215,216 切断線
217,218 面ファスナー
22,23 係着手段
25 連結部材
253,26 面ファスナー

Claims (5)

  1. 上着の下に着用されることで、前記上着の着用を補助する補助着であって、
    補助着本体と、
    スナップボタン、ホックまたは面ファスナーから成り、前記補助着本体の外表面に設けられ、前記上着の対応箇所に係着する係着手段とを含むことを特徴とする補助着。
  2. 前記補助着本体は、非着用の状態で、帯状に形成され、中央部に使用者の首を通す孔が形成され、着用状態では、使用者の前側および背中側に垂下がり、
    前記前側は、胸前の部分で上下に切離し可能であり、かつ前記首を通す孔から、正面を縦に切離し可能であることを特徴とする請求項1記載の補助着。
  3. 前記補助着本体において、前記背中側には、前記スナップボタンが用いられることを特徴とする請求項2記載の補助着。
  4. 前記補助着本体において、前記前側の前記上下の切離し部分の上側には、前記スナップボタンが用いられることを特徴とする請求項2または3記載の補助着。
  5. 前記上着は、身体の少なくとも一部を筒状に被包することができ、その筒の一部または全部は前記使用者が脱ぎ着するために破断され、その破断により対を成す破断面の近傍には、該対を成す破断面間を連結する連結部材を備えて成る介護および/または自立支援のための衣服であり、
    前記請求項1〜4の何れか1項に記載の補助着と、上記の衣服とを備えて成ることを特徴とする衣服セット。
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