JP2020056130A - 衣類の係止手段 - Google Patents

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Abstract

【課題】留めたい衣類パーツを簡単に衣類本体に係止することができ、衣類の脱着作業を容易にした衣類の係止手段を提供する。【解決手段】留めたい衣類パーツ11を衣類本体10に係止する衣類の係止手段であって、衣類パーツ11に延長布12と留め布13を設け、延長布12は衣類パーツ11の端部111から衣類本体10の係止位置まで延長された布で形成され、留め布13は延長布12の端部121に接続された布で形成され、着用時に留め布13を衣類本体10の係止位置の開口縁部101に沿わせ折り曲げて留める。【選択図】図1

Description

本発明は、衣類の脱着作業を容易にした衣類の係止手段に関するものである。
医療や介護現場において、治療時又は介助時には仰臥位や側臥位での衣類の脱着が必要になる。
しかし、そのような状態での衣類脱着は、上衣では袖や身頃の抜き差し、下衣では股上の臀部通過が、着用者や脱着作業者の双方に肉体的負担がかかる。また、臥位状態での排泄介助では、下衣の上げ下ろしの際、何度も体位転換をしなければならず、この介助も被介助者や介助者の双方に負担が強いられる。
そこで、上衣では前後の身頃部や袖部を脱着可能にする、下衣では股上部と股下部を脱着可能にすれば、お互いの負担が軽くなる。そのためには、袖部は身頃部と、股下部は股上部と、それぞれ留め具で連結させなければならない。この場合に衣類の一般的な留め具として、面ファスナー、線ファスナー、ボタン、ベルト、紐などが用いられる。しかし、面ファスナーは他の繊維と結合し易く扱い難い、それ以外の留め具は作業時間がかかるという問題を有している。
一方、上述した一般的な留め具を使用しない衣類に関して、例えば、以下に示す先行技術が提案されている。
実用新案登録第3118763号公報(特許文献1)には、着衣の襟元開口部が露出しないようにすることにより、乳幼児のよだれやミルク等(要介護療養者にあっては、お茶や食物等)の首部への伝い洩れによって着衣の襟元部分が汚れないようにした胸元エプロンを提供することを目的として、着衣の胸元部分前面を被覆する前カバー片と、着衣の襟元開口部から着衣の内側に挿入される裏当て片とをそれらの上縁部で結合してエプロン本体を形成することを特徴とする「胸元エプロン」が提案されている。
また、実用新案登録第3108538号公報(特許文献2)には、自らの力で寝返りがうてない重度の寝たきり高齢者や看者に対して、着脱の際に体位の入れ換えが不要であり、着用者の苦痛を軽減でき、介護者にとっても負担の小さくすることができるカバーリングシャツの提供を図ることを目的として、袖部と、この袖部の前側の生地に連なる前身頃部と、この袖部の後側の生地に連なる後肩部とを備え、袖部に腕を着用させ前身頃部を着用者の前面にかけることにより、着用するようにした「カバーリングシャツ」が提案されている。
また、特開2000−199108号公報(特許文献3)には、面ファスナー又はスライドファスナー等の患者の肌に触れで不快感を与える開閉部材を用いないで、患者や高齢者が腰掛けたままでもおむつの取り替えが楽にできる介護用ズボンの提供を目的として、左右両端を開放した横長の筒体を下端縁に縫い目を設けないで形成し、筒体の横長方向の中央上端に切り込みを設け、この切り込みを開いて腰周り開口部を形成し、この腰周り開口部に両脇よりやや後ろ寄り位置を股上脇線位置とし、股上脇線位置間の前部と後部に帯状の方形布を縫着して前股上と後股上を形成し、前後股上のうちの少なくとも後股上は股上脇線位置より延在した自由片を有したことを特徴とする「介護用ズボン」が提案されている。
実用新案登録第3118763号公報 実用新案登録第3108538号公報 特開2000−199108号公報
本発明は、本願発明者が鋭意開発したものであり、留めたい衣類パーツを簡単に衣類本体に係止することができ、衣類の脱着作業を容易にした衣類の係止手段を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、留めたい衣類パーツを衣類本体に係止する衣類の係止手段であって、前記衣類パーツに延長布と留め布を設け、前記延長布は前記衣類パーツの端部から前記衣類本体の係止位置まで延長された布で形成され、前記留め布は前記延長布の端部に接続された布で形成され、着用時に前記留め布を前記衣類本体の係止位置の開口縁部に沿わせ折り曲げて留めることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記留め布は、前記衣類本体の布と同じ材質又は伸縮性のあるニット編みされた材質を袋状に縫製して形成され、その内部に保形性及び柔軟性を有する芯部材を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の前記延長布は、通気性を有する材質から形成されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3に記載の前記衣類パーツは袖であり、前記衣類本体の上衣の首周り開口縁部に前記留め布を折り曲げて留めることにより襟布とすることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項3に記載の前記衣類パーツは股下又はスカートであり、前記衣類本体の下衣の胴回り開口縁部に前記留め布を折り曲げて留めることにより腰帯布とすることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、留めたい衣類パーツに延長布と留め布が接続されているため、着用時に衣類パーツを留めたいときは、留め布が付いた延長布を衣類本体に潜り込ませて開口縁部に沿わせて折り曲げ引っ掛けるだけで簡単に留めることができる。また、衣類本体から衣類パーツを外したいときは、折り曲げている留め布を元に戻し引き抜くだけで簡単に外すことができるので、衣類の脱着作業が極めて容易になる。
本発明にかかる衣類の係止手段の断面構造を示す説明図である。 本発明にかかる衣類の係止手段を用いた上衣の一例を示す正面図である。 図2に示す上衣の背面図である。 図2に示す上衣の側面図である。 本発明にかかる衣類の係止手段を用いた下衣の一例を示す正面図である。 図5に示す下衣の背面図である。 図5に示す下衣の側面図(外側)である。 図5に示す下衣の側面図(内側)である。
以下、本発明の実施の一形態について図面を参酌しながら説明する。なお、本発明にかかる衣類の係止手段の各構成については、以下の実施例に限定されるものではなく、使用状況によって適宜変更することができる。
図1は、本発明にかかる衣類の係止手段の断面構造を示す説明図である。
図1に示すように、衣類の係止手段は、衣類本体10に留めたい衣類パーツ11を係止するものである。衣類パーツ11には、延長布12と留め布13が接続されている。
延長布12は、衣類パーツ11の端部111から衣類本体10の開口縁部101まで延長された布で形成される。延長布12の材質は、薄手の綿生地や通気性の良いメッシュ生地などが好ましい。
留め布13は延長布12の端部121に接続された布で形成される。留め布13の材質は、衣類本体10の布と同じ材質又は伸縮性のあるニット編みされた材質を使用し、衣類本体10の開口縁部101に折り曲げて留めた状態において抜け落ちを防止するため袋状に縫製してその内部に保形性及び柔軟性を有する芯部材(図示省略)を備えておくのが好ましい。また、留め布13は、部分的な引っ張りが起きた場合に衣類本体10の開口縁部101からの抜け落ちを防止できるものであればよく、硬度のある厚手の生地を採用してもよい。
図2は本発明にかかる衣類の係止手段を用いた上衣の一例を示す正面図、図3は上衣の背面図、図4は上衣の側面図である。
図2乃至図4に示すように、本実施例で留めたい衣類パーツ11は袖であり、衣類パーツ11には、延長布12と留め布13が接続されている。衣類本体10の上衣の首周りの開口縁部に留め布13を折り曲げて留めることにより襟布とすることができる。
着用時に衣類パーツ11の袖を留めたいときは、留め布13が付いた延長布12を上衣の肩部内側に潜り込ませ、首周りの開口縁部に沿わせて折り曲げ引っ掛けて留める。衣類パーツ11の袖を外したいときは、折り曲げている留め布13を元に戻し引き抜くと簡単に外れる。
図5は本発明にかかる衣類の係止手段を用いた下衣の一例を示す正面図、図6は下衣の背面図、図7は下衣の側面図(外側)、図8は下衣の側面図(内側)である。
図5乃至図8に示すように、本実施例で留めたい衣類パーツ11は股下であり、衣類パーツ11には、延長布12と留め布13が接続されている。衣類本体10の下衣の胴回りの開口縁部に留め布13を折り曲げて留めることにより腰帯布とすることができる。
着用時に衣類パーツ11の股下を留めたいときは、留め布13が付いた延長布12を下衣の腹部・腰部内側に潜り込ませ、胴回りの開口縁部に沿わせて折り曲げ引っ掛けて留める。衣類パーツ11の股下を外したいときは、折り曲げている留め布13を元に戻し引き抜くと簡単に外れる。
なお、下衣の衣類パーツ11は、スカートについても同様に適応することができる。
本発明は、介護用衣類(ルームウェアー、パジャマなど)の他にも、以下に示すような一般用衣類にも使用可能である。
・Tシャツ(袖の脱着、袖の色を変えて楽しむ)
・スウェット(袖や股下の脱着、袖や股下の色を変えて楽しむ)
・舞台用衣装(透ける生地の下に袖や股下、スカートを重ね着してそれらを抜いて色の変化を楽しみ、魅せる衣装)
10 衣類本体
101 開口縁部
11 衣類パーツ
111 端部
12 延長布
121 端部
13 留め布

Claims (5)

  1. 留めたい衣類パーツを衣類本体に係止する衣類の係止手段であって、前記衣類パーツに延長布と留め布を設け、前記延長布は前記衣類パーツの端部から前記衣類本体の係止位置まで延長された布で形成され、前記留め布は前記延長布の端部に接続された布で形成され、着用時に前記留め布を前記衣類本体の係止位置の開口縁部に沿わせ折り曲げて留めることを特徴とする衣類の係止手段。
  2. 前記留め布は、前記衣類本体の布と同じ材質又は伸縮性のあるニット編みされた材質を袋状に縫製して形成され、その内部に保形性及び柔軟性を有する芯部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の衣類の係止手段。
  3. 前記延長布は、通気性を有する材質から形成されることを特徴とする請求項1に記載の衣類の係止手段。
  4. 前記衣類パーツは袖であり、前記衣類本体の上衣の首周り開口縁部に前記留め布を折り曲げて留めることにより襟布とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の衣類の係止手段。
  5. 前記衣類パーツは股下又はスカートであり、前記衣類本体の下衣の胴回り開口縁部に前記留め布を折り曲げて留めることにより腰帯布とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の衣類の係止手段。
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JPS4945706U (ja) * 1972-08-01 1974-04-22
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