JP3026249U - 便と尿が簡便かつ衛生的に処理できる使い捨て排泄用装具 - Google Patents

便と尿が簡便かつ衛生的に処理できる使い捨て排泄用装具

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JP3026249U JP1995014781U JP1478195U JP3026249U JP 3026249 U JP3026249 U JP 3026249U JP 1995014781 U JP1995014781 U JP 1995014781U JP 1478195 U JP1478195 U JP 1478195U JP 3026249 U JP3026249 U JP 3026249U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排便後に会陰部や尻に便が付着せず、排尿時に
下腹部の皮膚に尿が流出せずオムツ生地に直接吸収さ
れ、しかもオムツ交換の際に臭わないよう便や尿が収納
される使い捨てオムツ、ならびに排便排尿後に臭いが発
生せず始末が簡単で衛生的な、オマルやポータブルトイ
レに変わる使い捨ての排泄用装具の作製。 【解決手段】 肛門が位置する穴(3)と陰茎と陰嚢が
位置する穴(4)(男性の場合)に内側に吸水剤を貼っ
たポリ袋(2)を接着させた使い捨てオムツ(1)を作
製すること。ならびに内側に吸水剤を貼ったポリ袋を便
や尿が溜まるように窪みをもたせてポータブルトイレの
上から被せ、ポータブルトイレにすわった時に、尻と密
着するようにあらかじめ肛門と陰茎と陰嚢(男性の場
合)または肛門と外陰部(女性の場合)が位置する部分
に穴をあけた紙オムツ様生地をポリ袋の内腔に接着させ
た使い捨て排泄用装具を作製すること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,乳児や排尿排便訓練前の幼児、そして尿失禁や便失禁のある成人 障害者や病人、高齢者にとって衛生的で快適な使い捨てオムツまたはパンツとし て、オマルやポータブルトイレを必要とする病人にとってより快適な排尿排便 装具として、水洗トイレが使用不能な緊急時やキャンプ等の野外生活時の簡易 トイレとして、工事現場の簡易トイレとして使用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来の使い捨てオムツは肛門周囲を含め皮膚に密着する構造になっているため 、肛門より排出された便は肛門を中心として広範囲な会陰部皮膚に付着した。便 が付着した皮膚は爛れやすく、またオムツの取り替えや便を尻から拭き取る間に 便臭や尿臭が部屋中に充満することが、オムツ装着者はもとより介護者や同室者 に不快感を与えている。
【0003】 従来の使い捨てオムツは外尿道口より排出した尿が周辺皮膚に流出し、皮膚に 接触した後にオムツ生地に吸収される構造をとっているために、オムツ排尿に違 和感や抵抗を感じる人も多かった。
【0004】 従来の使い捨てオムツを装着した半ボケ老人が、排尿や排便の際に、わざわざ オムツをはずして排尿や排便をすることも、従来の使い捨てオムツを用いた排便 後と排尿後の不快感が一つの原因になっている。
【0005】 従来の使い捨てオムツは装着者が意思表示できない場合には、介護者はオムツ を一部はずして中を覗かないと排便と排尿の有無や量を確認することができず不 便であり、かつその度に便臭や尿臭が部屋中に充満することがオムツ装着者はも とより介護者や同室者に不快感を与えている。
【0006】 従来の使い捨てオムツは便と尿を効率良く収納できないために、厚みがあり容 積が大きくゴテゴテと嵩張るため、快適性を追求することのできる通常の衣類か らはかけ離れた存在と考えられている。
【0007】 従来のオマルやポータブルトイレは使用後に便臭や尿臭が部屋中に充満するこ とになり使用者はもとより介護者や同室者に不快感を与えている。また、オマル は臥位にて使用した時に尻にあたるので痛みや冷たさを感じることがあり、かつ 、尻が高くなるので排便がしずらい。また、排尿する時には尿瓶を使用すなくて はならないので、排便と排尿を同時にする場合にはオマルは役に立たない。そし て、オマルとポータブルトイレはともに介護者が排泄物を持ち運び、捨て、容器 を洗い、水気を拭き取る、という不快で繁雑な作業をする必要がある。
【0008】 従来の水洗トイレは断水時や災害時に使用できなくなる。また、トイレのさい に下半身を露出することにより「冷え」が起こることが困る状態の人にとって、 下半身を露出することによるトイレでの排泄は苦痛なものである。
【0009】 工事現場の簡易トイレは人が持ち運びできるような手軽なものはなく、しかも 便槽が浅く臭いが強くハエが発生しやすく不衛生である。キャンプ等の野外生活 時の簡易トイレも同様であり、トイレのない場所ではテントの中で排泄するわけ にいかないのでハチやカ、アブその他の害虫やヘビ、マムシその他の小動物に下 半身を噛まれる危険性があり、特に冬の降雪期間に野外で下半身を露出すること は「冷え」による腹痛や感冒の原因になりがちである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
排便後に便が会陰部や尻に付着せずに、しかも排泄した便がオムツ交換の際に も臭わないように収納されているような使い捨てオムツを作製すること。
【0011】 排泄した尿が、下腹壁の皮膚に流出し皮膚と尿が接触することなく、オムツ生 地に直接吸収されるような使い捨てオムツを作製すること。
【0012】 便と尿の排泄の有無や量、あるいは性状がオムツを装着したままでも確認する ことのできる使い捨てオムツを作製すること。
【0013】 通常のオムツに比べて厚さや容積が極端に大きくならないような、ゴテゴテと 嵩張らない、履き心地のよい排便と排尿が可能な使い捨てのパンツを作製するこ と。
【0014】 オマル、ポータブルトイレや尿瓶にとって変わるような、排便と排尿後に臭い が発生せず、始末が簡単で衛生的な臥位でも座位でも使用可能な使い捨ての排泄 用装具を作製すること。
【0015】 断水や節水時に使用が困難となる水洗トイレに代わり、あるいは工事現場の簡 易トイレに代わり、またキャンプ等の野外生活時の簡易トイレとして使用可能な 使い捨て排泄用装具を作製すること。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、次に述べるような〜▲10▼の使い捨てオム ツ、使い捨てパンツあるいは使い捨て排泄用装具を作製する。
【0017】 従来の使い捨てオムツの肛門が位置する部分に、直径3〜8cmの穴を開け ておき、紙オムツの外側の防水紙の穴の周囲部分に全周12〜25cmのポリ袋 、または内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた構造の使い捨てオムツ(図1 )。
【0018】 従来の使い捨てオムツの肛門が位置する部分に、直径3〜8cmの穴を開け ておき、紙オムツの外側の防水紙の穴の周囲部分に全周10〜25cmのポリ袋 、または内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付け、さらに陰茎ならびに陰嚢が位 實する部分に、直径3〜8cmの穴を開けておき、紙オムツの外側の防水紙の穴 の周囲部分に全周10〜25cmの内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた構 造の男性用使い捨てオムツ(図2)。
【0019】 従来の使い捨てオムツの肛門が位置する部分に、直径3〜8cmの穴を開け ておき、紙オムツの外側の防水紙の穴の周囲部分に一辺10〜25cmのポリ袋 、または内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付け、さらに外陰部が位置する部分 に、直径3〜8cmの穴を開けておき、紙オムツの外側の防水紙の穴の周囲部分 に全周10〜25cmの内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた構造の女性用 使い捨てオムツ(図3)。
【0020】 従来の使い捨てパンツの肛門が位置する部分に、直径3〜8cmの穴を開け ておき、パンツの外側の穴の周囲部分に全周10〜25cmのポリ袋、または内 側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付け、さらに陰茎ならびに陰嚢が位置する部分 に、直径3〜8cmの穴を開けておき、パンツの外側の防水紙の穴の周囲部分に 全周10〜25cmの内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた構造の装着した まま排便と排尿が可能な男性用使い捨てパンツ(図4)。
【0021】 従来の使い捨てパンツの肛門が位置する部分に、直径3〜8cmの穴を開け ておき、パンツの外側の穴の周囲部分に全周10〜25cmの、ポリ袋、または 内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付け、さらに外陰部が位置する部分に、直径 3〜8cmの穴を開けておき、パンツの外側の防水紙の穴の周囲部分に全周10 〜25cmの内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた構造の装着したまま排便 と排尿が可能な女性用使い捨てパンツ(図5)。
【0022】 従来の使い捨てパンツの肛門が位置する部分に、直径3〜8cmの穴を開け ておき、パンツの外側の穴の周囲部分に全周10〜25cmのポリ袋、または内 側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付け、さらに陰茎ならびに陰嚢が位置する部分 に、直径3〜8cmの穴を開けておき、パンツの外側の防水紙の穴の周囲部分に 全周10〜25cmの内側に吸水紙を貼ったポリ袋を張り付け、さらにそのポリ 袋の一部に尿の吸引装置に接続可能なパイプを装着した構造の、装着したまま排 便と排尿が可能な男性用使い捨てパンツ(図6)。
【0023】 従来の使い捨てパンツの肛門が位置する部分に、直径3〜8cmの穴を開け ておき、パンツの外側の穴の周囲部分に全周10〜25cmの、ポリ袋、または 内側に吸水剤を貼ったポリ袋を貼り付け、さらに外陰部が位置する部分に、直径 3〜8cmの穴を開けておき、パンツの外側の防水紙の穴の周囲部分に全周10 〜25cmの内側に吸水紙を貼ったポリ袋を張り付け、さらにそのポリ袋の一部 に尿の吸引装置に接続可能なパイプを装着した構造の、装着したまま排便と排尿 が可能な女性用使い捨てパンツ(図7)。
【0024】 従来の使い捨てオムツの肛門と陰茎ならびに陰嚢(男性)または外陰部(女 性)が位置する部分に、幅5〜8cm、長さ12〜20cmの穴をあけておき、 ツの外側の防水紙の穴の周囲部分に全周35〜55cmのポリ袋、または内側に 吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた構造の使い捨てパンツ(図9)。
【0025】 ▲10▼内側に吸水剤を貼ったポリ袋を便や尿が溜まるように窪みをもたせて 、従来の洋式トイレやポータブルトイレの上から被せ、しかもすわった時に尻と 密着するように紙オムツ様生地(あらかじめ肛門と陰茎ならびに陰嚢(男性)ま たは外陰部(女性)が位置する部分に穴を開けておく)をポリ袋の内腔に貼った 、使い捨て排泄用装具(図10、図11、図14)。
【0026】
【作用】
本考案のオムツまたはパンツは、通常のイスや車イス、あるいはベッド上半座 位または座位にて使用する場合は円座を利用する必要がある(図12)。ポータ ブルトイレを使用する時や和式トイレでのしゃがみこむ姿勢、または臥位や立位 時にて使用する場合は特に円座は必要ない(図13)。
【0027】 排便に関する本考案の作用は下記のとうりである。 1.肛門より排出された便が、肛門を中心として広範囲な会陰部皮膚に付着しな い。 2.オムツ交換時の肛門周囲の清拭操作が簡単で、しかも便臭が発生しずらい。 3.便が収納されている袋の出口付近を、ねじるまたはひもで縛ることにより、 オムツ交換時の便臭を予防することができる。 4.使用済みオムツを一時保管する時も便臭が発生しずらい。
【0028】 排尿に関する本考案の作用は下記のとうりである。 1.外尿道口より排出した尿が、周辺皮膚に接触しながら流出することなく、直 接尿採取用袋内のオムツ生地に吸収される。 2.使用済みオムツを一時保管する時も尿臭が発生しずらい。
【0029】 排便と排尿両方の排泄装具として本考案の作用は下記のとうりである。 1.オマルの欠点(臥位にて使用した時に尻にあたるので痛みや冷たさを感 じることがある。尻が高くなるので排便がしずらい。排尿する時には 尿瓶 を使用すなくてはならない。排便と排尿を同時にするばあいにはオマ ルは役 に立たない。)を補足することができる。 2.断水時や災害時に水洗トイレが使用できない時にも、使用が可能である。 3.水洗式、汲み取り式を問わずトイレのさいに下半身を露出することにより「 冷え」が起こることが困る状態の人にとって、下半身を保温した状態での排泄 が可能となる。 4.持ち運びが不便で不快でく不衛生な、工事現場やキャンプ等の野外生活時の 簡易トイレにかわり、手軽に携帯でき衛生的な排泄装具として使用できる。冬 の降雪期間にはテントの中での排泄も可能である。 5.排便後、紙オムツ様生地にて尻を拭くことができる。
【0030】
【考案の実施の形態】
従来の使い捨てオムツを装着した半ボケ老人が、排尿や排便の際に、わざわざ オムツをはずして排尿や排便をしなくなった。また、従来の使い捨てオムツを用 いた排便後と排尿後の不快感がなくなつた。
【0031】 肛門が位置する部分に穴を開け、紙オムツの外側の防水紙の穴の周囲部分にポ リ袋、または内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた使い捨てオムツは、便が 尻に付着しずらく、便臭が発生しずらかった。
【0032】 肛門が位置する部分と陰茎ならびに陰嚢、または外陰部が位置する部分にそれ ぞれ穴を開け、紙オムツの外側の防水紙のそれぞれの穴の周囲部分に内側に吸水 剤を貼ったポリ袋を2つ張り付けた使い捨てオムツは、便臭や尿臭が発生しずら く、便が尻に付着しずらく、また、下腹部の皮膚がより乾燥状態を保った。
【0033】 肛門が位置する部分と陰茎ならびに陰嚢、または外陰部が位置する部分にそれ ぞれ穴を開け、パンツの外側の防水紙のそれぞれの穴の周囲部分に内側に吸水剤 を貼ったポリ袋を2つ張り付けた使い捨てパンツは、便臭や尿臭が発生しずらく 、便が尻に付着しずらく、また、下腹部の皮膚がより乾燥状態を保った。また、 通常の衣類に近い履き心地と存在となった。
【0034】 肛門が位置する部分と陰茎ならびに陰嚢、または外陰部が位置する部分にそれ ぞれ穴を開け、紙ムツの外側の防水紙のそれぞれの穴の周囲部分に内側に吸水剤 を貼ったポリ袋をり付け、さらに採尿ポリ袋に尿の吸引装置に接続可能なパイプ を装着したパンツは、便臭や尿臭が発生しずらく、便が尻に付着しずらく、また 、下腹部の皮膚がより乾燥状態を保ち、かつ適切な陰圧にて尿を吸引することに より、尿が溜まってパンツを交換するまでの時間が延長した。
【0035】 肛門と陰茎ならびに陰嚢(男性)、または肛門と外陰部(女性)が位置する部 分に、一つのやや大きめの穴をけておき、紙オムツの外側の防水紙の穴の周囲部 分に内側に吸水剤を貼ったポリを張り付けたオムツは、便臭や尿臭が発生しずら く、便が尻に付着しずらく、また、下腹部の皮膚がより乾燥状態を保った。その 効果は、肛門が位置する部分と陰茎ならびに陰嚢、または外陰部が位置する部分 にそれぞれ穴を開け、紙オムツの外側の防水紙のそれぞれの穴の周囲部分に内側 に吸水剤を貼ったポリ袋を2つ張り付けた使い捨てオムツに比べやや劣るが、着 脱等の扱いやすさは優れていた。
【0036】 内側に吸水剤を貼ったポリ袋を便や尿が溜まるように窪みをもたせて、従来の 洋トイレやポータブルトイレの上から被せ、しかもすわった時に尻と密着するよ う紙オムツ様生地(あらかじめ肛門と陰茎ならびに陰嚢(男性)または外陰部( 女性)が位置する部分に穴を開けておく)をポリ袋の内腔に貼った、使い捨て排 泄世装具は、従来のポータブルトイレの代わりに使用すると、便臭や尿臭が部屋 中に充満することがないので、使用者はもとより介護者や同室者に不快感を与え ることがない。また、野外での下半身を露出しての排泄の代わりに、用いるとハ チやカ、アブその他の害虫やヘビ、マムシその他の小動物に下半身を噛まれる危 険性がなく、特に冬の降雪期間には「冷え」による腹痛や感冒の心配がなくなっ た。また、排便後尻に敷いた紙オムツ様生地にて尻を拭くことができるので、手 がよごれず手洗いの必要がなく特に野外では便利であった。
【0037】
【考案の効果】
排便に関する本考案の効果は下記のとうりである 1.尻の皮膚が爛れずらくなった。 2.オムツの取り替えや便を尻から拭き取る操作が簡単で便臭が部屋中に充満す ることがなくなった。
【0038】 排尿に関する本考案の効果は下記のとうりである 1.オムツと接触している下腹部の皮膚がより乾燥状態を保つことができるよう になった。 2.排尿によるオムツ重量の増加を緩和することも可能であった。
【0039】 排便と排尿両方の排泄装具として本考案の効果は下記のとうりである。 1.従来の使い捨てオムツを用いた排便後と排尿後の不快感が消失し生活の質が 高まった。 2.オムツの装着者が意思表示できない場合でも、介護者がオムツを一部はずし て中を覗くことなく排便と排尿の有無や量を確認することができるので便利か つ衛生的になった。 3.便臭や尿臭が部屋中に充満することがなくなり、オムツ装着者はもとより介 護者や同室者の不快感が消失した。 4.従来の使い捨てオムツは便と尿を効率良く収納できないために、厚みがあり 容積が大きくゴテゴテと嵩張るため、快適性を追求している通常の衣類からは かけ離れた存在と考えられていたが、オムツの幅も従来より小さくすることが 可能となり、より通常の衣類に近づく存在となった。 5.従来のオマルやポータブルトイレは使用後に便臭や尿臭が部屋中に充満する ことになり使用者はもとより介護者や同室者に不快感を与えていたがそれがな くなった。 6.オマルとポータブルトイレはともに介護者が排泄物を持ち運び、捨て、容器 を洗い、水気を拭き取る、という不快で繁雑な作業をする必要があったがそれ がなくなつた。 7.オムツによる排泄に違和感や抵抗を感じる人でも通常の排尿感覚での排泄が 可能となった。 8.野外での下半身を露出しての排泄はハチやカ、アブその他の害虫やヘビ、マ ムシその他の小動物に下半身を噛まれる危険性があり、特に冬の降雪期間に野 外で下半身を露出することは「冷え」による腹痛や感冒の原因になりがちであ るが、本考案を用いることによってその心配がなくなった。また、排便後尻に 敷いた紙オムツ様生地にて尻を拭くことができるので、手がよごれず手洗いの 必要がなく、特に野外では便利となった。また洋式トイレの便座と外陰部や尻 の皮膚の接触や便槽よりの跳ね返りによる病原菌やウイルス感染の危険性が全 くなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】透視図 肛門が位置する部分に穴を開け、紙オムツの外側の防水
紙の穴の周囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り
付けた使い捨てオムツの透視図である。
【図2】透視図 肛門が位置する部分と陰茎ならびに陰嚢が位置する部分
にそれぞれ穴を開け、紙オムツの外側の防水紙のそれぞ
れの穴の周囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を2つ
張り付けた男性用使い捨てオムツの透視図である。
【図3】透視図 肛門が位置する部分と外陰部が位置する部分にそれそれ
穴を開け、紙オムツの外側の防水紙のそれぞれの穴の周
囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた女性
用使い捨てオムツの透視図である。
【図4】透視図 肛門が位置する部分と陰茎ならびに陰嚢が位置する部分
にそれぞれ穴を開け、紙オムツの外側の防水紙のそれぞ
れの穴の周囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り
付けた男性用使い捨てパンツの透視図である。
【図5】透視図 肛門が位置する部分と外陰部が位置する部分にそれぞれ
穴を開け、紙オムツの外側の防水紙のそれぞれの穴の周
囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付けた女性
用使い捨てパンツの透視図である。
【図6】透視図 肛門が位置する部分と陰茎ならびに陰嚢が位直する部分
にそれぞれ穴を開け、紙オムツの外側の防水紙のそれぞ
れの穴の周囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り
付け、さらに採尿ポリ袋に尿の吸引装置に接続可能なパ
イプを装着した男性用パンツの透視図である。
【図7】透視図 肛門が位置する部分と外陰部が位置する部分にそれぞれ
穴を開け、紙オムツの外側の防水紙のそれぞれの穴の周
囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を張り付け、さら
に採尿ポリ袋に尿の吸引装置に接続可能なパイプを装着
した女性用パンツの透視図である。
【図8】透視図 肛門と陰茎ならびに陰嚢(男性)または外陰部(女性)
が位置する部分に、穴を開けておき、紙オムツの外側の
防水紙の穴の周囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を
張り付けたオムツの透視図である。
【図9】透視図 肛門と陰茎ならびに陰嚢(男性)または外陰部(女性)
が位置する部分に、穴を開けておき、紙オムツの外側の
防水紙の穴の周囲部分に内側に吸水剤を貼ったポリ袋を
張り付けたパンツの透視図である。
【図10】断面図 内側に吸水剤を貼ったポリ袋を便や尿が溜まるように窪
みをもたせて、従来の洋式トイレやポータブルトイレの
上から被せ、しかもすわった時に尻と密着するようにオ
ムツ様生地(あらかじめ肛門と陰嚢(男性)または外陰
部(女性)が位置する部分に穴を開けておく)をポリ袋
の内腔に貼った、使い捨て排泄用装具の使用前の断面図
である。
【図11】透視図 内側に吸水剤を貼ったポリ袋を便や尿が溜まるように窪
みをもたせて、従来の洋式トイレやポータブルトイレの
上から被せ、しかもすわった時に尻と密着するようにオ
ムツ様生地(あらかじめ肛門と陰嚢(男性)または外陰
部(女性)が位置する部分に穴を開けておく)をポリ袋
の内腔に貼った、使い捨て排泄用装具の使用時のの透視
図である。
【図12】断面図 本考案のオムツまたはパンツを、通常のイス、車イス、
あるいはベッド上座位または半座位にて、円座を用いて
使用した時の断面図である。
【図13】断面図 本考案のオムツまたはパンツを、しゃがみこんだ姿勢、
または仰臥位、側臥位や立位にて使用、またはポータブ
ルトイレにて使用する場合の断面図である。
【図14】断面図 内側に吸水剤を貼ったポリ袋を便や尿が溜まるように窪
みをもたせて、従来の洋式トイレやポータブルトイレの
上から被せ、しかもすわった時に尻と密着するようにオ
ムツ様生地(あらかじめ肛門と陰嚢(男性)または外陰
部(女性)が位置する部分に穴を開けておく)をポリ袋
の内腔に貼った、使い捨て排泄用装具の使用する場合の
断面図である。
【符号の説明】
1 従来の使い捨て紙オムツ 2 内側に吸水剤を貼ったポリ袋 3 肛門が位置する穴 4 陰茎と陰嚢が位置する穴 5 外陰部が位置する穴 6 従来の使い捨てパンツ 7 尿の吸引装置に接続可能なパイプ 8 肛門と陰茎と陰嚢(男性)または外陰部(女性)
が位置する穴 9 尻が接する紙オムツ様生地 10 洋式トイレやポータブルトイレに被せるポリ袋の
上部 11 円座 12 ポータブルトイレ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(I)従来の使い捨てオムツ、または
    使い捨てパンツ、を装着した時に、(a)肛門が位置す
    る部分、または(b)肛門が位置する部分と陰茎と陰嚢
    (男性)または外陰部(女性)が位置する部分、それぞ
    れに直径3〜8cmの穴を開けておき、またはの外
    側のそれぞれの穴の周囲部分に全周10〜25cmの内
    側に吸水剤を貼ったポリ袋を貼り付け、あるいはさらに
    陰茎と陰嚢(男性)または外陰部(女性)が位置する部
    分の穴の周囲部分に貼ったポリ袋の外側に吸水剤に含ま
    れている尿を吸引するための吸引装置に接続可能なパイ
    プを装着した構造の、あるいは(II)肛門と陰茎と陰
    嚢(男性)または外陰部(女性)全体が位置する部分に
    幅5〜8cm、長さ12〜20cmの穴を開けておき、
    またはの外側の穴の周囲部分に全周30〜60cm
    の内側に吸水剤を貼ったポリ袋を貼り付けた構造の、あ
    るいは(III)内側底部に吸水剤を貼った全周100
    〜120cmのポリ袋を、窪みをもたせて洋式トイレや
    ポータブルトイレの上から被せ、そこに蓋をするように
    接着したオムツ生地にすわった時に肛門と陰茎と陰嚢
    (男性)または外陰部(女性)全体が位置する部分に、
    幅5〜8cm、長さ12〜20cmの穴を開けた構造
    の、使い捨て排泄用装具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0652347U (ja) * 1992-12-16 1994-07-15 株式会社三協精機製作所 モータの積層コア
JPH06215930A (ja) * 1993-01-13 1994-08-05 Nagano Dry Le-Bu Kk 電気絶縁塗装体及びその製造方法
JP2003275247A (ja) * 2002-03-27 2003-09-30 Uni Charm Corp 使い捨て着用物品

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