JPH11349A - 装着式ディスポーザブル&ウッシャブルトイレ - Google Patents

装着式ディスポーザブル&ウッシャブルトイレ

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JPH11349A
JPH11349A JP9187130A JP18713097A JPH11349A JP H11349 A JPH11349 A JP H11349A JP 9187130 A JP9187130 A JP 9187130A JP 18713097 A JP18713097 A JP 18713097A JP H11349 A JPH11349 A JP H11349A
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JP
Japan
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thin
attached
urine
stool
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JP9187130A
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English (en)
Inventor
Hideji Nishimura
秀嗣 西村
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  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】大小便の重力及び粘性力、並びに薄膜ポリ袋の
密着とその負圧を利用した、装着式のディスポーザブル
&ウォッシャブルトイレを提供する。 【解決手段】肛門周辺部に密着するリング状パッキング
を大便排出孔2の周りに貼り付け、大便用薄膜ポリ袋3
を装着した臀部サポータ4と、泌尿器に装着する導尿管
5の先端に小便用薄膜ポリ袋6を装着した下腹部サポー
タ7を装着ベルトに取り付け、腰骨部を利用して下腹部
にしっかり装着するようにしたサポータ、さらに着脱可
能な尿便器保護カバー9及びノズル付押圧洗浄ボトルよ
りなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の属する技術分野]この発明は、ポ
ータブルトイレとおむつカバーがあたかも一体となった
様に、装着サポータと大小2つの薄膜ポリ袋の大小便受
容器よりなる、洗浄可能かつ使い捨て可能な「装着式デ
ィスポーザブル&ウッシャブルトイレ」に関するもので
ある。
【0002】[従来の技術]人類文明何千年の歴史にお
いて今日に至るまで洋の東西を問わず、大小便の便意の
知覚のない要介護老人の排便器は、実用にたえる物とし
ては「おむつ」以外には何もなかった。尿のみ導尿管を
尿道へ挿入して採尿袋に採取する場合もあるが、大便は
やはりおむつである。又、便意知覚のある重病人のそれ
は「おまる」と「しびん」である。これに見る様に病人
の排尿便器の合理的な改善は極めて困難であったが、近
年になってようやく幾らかの改善が試みられようとして
いる。便意知覚のある病人用には、おまるとしびんの受
口部にパッキングをつけ密閉式にしたポータブル尿・便
器や、あるいは病人のスイッチ操作により自動的に便受
部が昇降し据置式タンクに吸引・洗浄する電気式便器が
出て来た。又、便意知覚のない要介護老人用には、装着
したおむつに内蔵した排尿便センサーによって自動的に
据置型タンクに吸引・洗浄する全自動電気式便器も出て
来だした。しかし扱いが簡便な自分であてがうポータブ
ル便器は、便意知覚のない要介護老人には使えない。
又、電気式据置型便器は手動スイッチ式にしろセンサー
式にしろ、大型かつ非常に高価であり、性能的にも十分
成熟していないのか、一般には未だほとんど普及してい
ない。
【0003】[発明が解決しようとする課題]介護で最
大の問題は、排便介助における要介護者及び介護者双方
の人間の尊厳性の崩壊である。アポロの月到着という超
科学技術時代にも関わらず、何千年来病人の排尿便器の
改善が不可能であったのは、ひとつには肛門の単なる窪
みという何の手がかりもない身体的特性と、ふたつには
大便の粘性体という扱いにくい物性による。これらの特
性は、自然落下という通常の排便姿勢には極めて有効で
あるが、ひとたび病臥姿勢となるとおむつ以外に扱う方
法がないことになる。本発明はこの二つの特性を逆手に
取って、おむつの様に装着式にすることにより、便意知
覚のない要介護老人にも簡便かつ漏れなくフィットし、
洗浄可能かつ使い捨て可能にすることにより、要介護者
及び介護者双方の精神的負担を大きく軽減し、介護の場
に人間の尊厳性を取り戻そうとするものである。なお、
サポータ部の製作費もサニタリー用品として取るに足ら
ず、使い捨てのポリ袋に至っては無料に近い。市販され
ている各種サイズの食料品保存用ポリ袋が流用できる。
【0004】[課題を解決するための手段]肛門周辺部
に密着するリング状パッキング(1)を大便排出孔
(2)の周りに貼り付け、大便用薄膜ポリ袋(3)を装
着した臀部サポータ(4)と、泌尿器に装着する導尿管
(5)の先端に小便用薄膜ポリ袋(6)を装着した下腹
部サポータ(7)を装着ベルト(8)に取り付け、腰骨
部を利用して下腹部にしっかり装着するようにしたサポ
ータ、さらに着脱可能な尿便器保護カバー(9)及びノ
ズル付押圧洗浄ボトル(10)よりなる。以上の如く構
成された、おむつカバーとポータブルトイレがあたかも
一体となった様に、装着サポータと大小2つの薄膜ポリ
袋よりなる「装着式ディスポーザブル&ウッシャブルト
イレ」である。
【0005】[発明の実施の形態]おむつ以外に装着式
トイレがこれまでできなかった最大の理由は、肛門部が
窪んでおり取っ掛かりがないことと、故に病臥した姿勢
で粘性大便を漏れずに収容する方法が発見できなかった
ことによる。本発明は大小便の重力及び粘性力、並びに
薄膜ポリ袋の密着とその負圧というこれらの自然力を最
大に利用して、リング状パッキング(1)付臀部サポー
タ(4)で身体に圧着した大便用薄膜ポリ袋(3)の中
へ、仰臥した肛門の位置から床までの6〜7センチの高
度差を利用した大便の自然落下力と、肛門の排出力によ
り袋外に漏れることなく大便を袋奥部へ送り出せるこ
と、又、一度袋内に送り出された大便はポリ袋の負圧と
大便そのものの重力と粘性により、ポリ袋壁にへばりつ
いたまま二度と出口へ逆流しないことに気づいて、それ
を装着式のディスポーザブル&ウッシャブルトイレとし
て完成することができた。このことは自作の試作品を使
った30回以上に及ぶテストによって十分に確認できて
いる。尿は同じく自然力により導尿管(5)を通して小
便用薄膜ポリ袋(6)に収容するが、これが漏れも逆流
もしないことは大便と同じである。導尿管は臀部サポー
タの導尿管支持管(11)を通すことにより保持され、
その導尿管の先に小便用薄膜ポリ袋を巻き付けて厚手ゴ
ムバンド(12)でしっかりとめ、ゴムバンドの端はサ
ポータのゴム止めボタン(13)に引っかけて固持す
る。これによりポリ袋が導尿管より脱落することは決し
てない。サポータは一体となった装着ベルト(8)で、
ウエストでなく腰骨部にとめれば、腹部に圧迫感をもた
らすことなくしっかり保持することができる。大小便2
つのポリ袋は要介護者が押しつぶさない様に、着脱可能
な筒状の尿便器保護カバー(9)に収納されている。ポ
リ袋へ排便後は、介護者が袋上部をつまみ上げて袋表面
を張った上に、ノズル付押圧式洗浄ボトル(10)を突
き立てて内部にノズルを挿入し、袋内で肛門周辺を水洗
洗浄する。ポリ袋ははずして便を便所へ捨てる。この様
にして、要介護者の局部も介護者の手も全く汚れること
はなく、便臭も殆どなく全プロセスが簡便かつ快適に処
理できる。
【0006】[実施例]以下本案の実施例について説明
する。 (イ)まず臀部サポータ(4)及び下腹部サポータ
(7)を作る。これは臀部・下腹部に密着しつつ、かつ
強靱にもかかわらず圧迫感がなく、さらにムレない様な
素材と構造が良い。素材的には皮革やゴアテックスその
他の化繊を用いる。構造的には、体型に密着したものと
するため、[図3]サポータ部裁断図の様に縫い合わせ
ればスラックスの下腹部・臀部となるようにするが、作
り方は縫合によっても一体成形によっても良い。又、排
出物の処理がしやすいものであれば、サポータは臀部と
下腹部の分離型でも、一体型でもどちらでも良い。この
サポータを装着ベルト(8)に一体としてつける。 (ロ)次に肛門周辺部に密着、するリング状パッキング
(1)を作る。これは、大便を漏らさない様に肛門周辺
部の凹凸に密着した形状とし、肛門を広く楕円環状に囲
むものとする。素材的・構造的には強めの弾力性を持た
せ体に密着させるため、黒セルスポンジ等の弾性体を上
記形状に成形したり、あるいは合成ゴムで大型の水泳用
ゴーグルフレーム状のものを作っても良い。このリング
状パッキングを臀部サポータ(4)に接着する。 (ハ)次に泌尿器に装着する導尿部を作る。ここでは男
性用について説明する。これは導尿管(5)に、男性用
泌尿器の先端をカバーする尿受キャップ(14)を取付
け、それを緊縮性ネットカバー(15)で泌尿器全体を
保持する様にした1セットもので、下腹部サポータ
(7)に着脱可能な様にできている。 (ニ)肛門部洗浄は、合成樹脂製のノズル付押圧洗浄ボ
トル(10)で良く、市販で300円の安さである。電
池式携帯洗浄器や、ノズル式噴霧器でも良い。 (ホ)尿便器保護カバー(9)は、内部のポリ袋の状態
を観察して、便処理ができるよう半透明かつ臀部サポー
タ(4)に着脱可能であり、軽量強靭な素材でできてい
る。これは便意知覚のない要介護老人が、排便後に自己
の体重で押しつぶすことがない様に使用するものなの
で、便意知覚のある重病人の場合はその心配がないから
使用しなくても良い。
【0007】[発明の効果]この様にして、本発明の
「装着式ディスポーザブル&ウッシャブルトイレ」を使
用すれば、要介護者の局部も介護者の手も全く汚れるこ
とはなく、便臭も殆どなく全プロセスが簡便かつ快適に
処理できる。要介護者の装着負担感も薄くかつ清潔で、
それに簡便かつ超安価である。これにより排便処理にお
いて、要介護者は屈辱感から介護者は惨めさから解放さ
れ、介護で最大問題である人間の尊厳性を回復すること
ができる。なお、阪神淡路大震災の折り、避難所のトイ
レは汚物で溢れ返り機能不全の深刻な事態に陥ったが、
本発明は介護のみならずこの様な非常事態における個人
用ポータブルトイレとしても、大きな力を発揮するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を装着した場合の斜視図である。
【図2】 本発明を装着した場合の垂直断面図である。
【図3】 本発明を洗浄使用中の垂直断面図である。
【図4】 本発明のサポータ部平面図である。
【図5】 本発明のサポータ部裁断図である。
【図6】 本発明の部品斜視図である。
【符号の説明】
1 リング状パッキング 9 尿便器保護
カバー 2 大便排出孔 10 ノズル付
押圧洗浄ボトル 3 大便用薄膜ポリ袋 11 導尿管支
持管 4 臀部サポータ 12 厚手ゴム
バンド 5 導尿管 13 ゴム止め
ボタン 6 小便用薄膜ポリ袋 14 尿受キャ
ップ 7 下腹部サポータ 15 緊縮性ネ
ットカバー 8 装着ベルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肛門周辺部に密着するリング状パッキン
    グ(1)を大便排出孔(2)の周りに貼り付け、大便用
    薄膜ポリ袋(3)を装着した臀部サポータ(4)と、泌
    尿器に装着する導尿管(5)の先端に小便用薄膜ポリ袋
    (6)を装着した下腹部サポータ(7)を装着ベルト
    (8)に取り付け、腰骨部を利用して下腹部にしっかり
    装着するようにしたサポータ、さらに着脱可能な尿便器
    保護カバー(9)及びノズル付押圧洗浄ボトル(10)
    よりなる。以上の如く構成された「装着式ディスポーザ
    ブル&ウッシャブルトイレ」。
JP9187130A 1997-06-09 1997-06-09 装着式ディスポーザブル&ウッシャブルトイレ Pending JPH11349A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005066325A (ja) * 2003-08-06 2005-03-17 Hitachi Ltd 自動収尿処理装置およびそれに用いる尿レシーバ
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US8977478B2 (en) 2011-10-28 2015-03-10 Chrysler Group Llc Method of setting a control parameter for emissions robustness
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