JPH09313518A

JPH09313518A - 排出物採取具

Info

Publication number: JPH09313518A
Application number: JP8141379A
Authority: JP
Inventors: Shinji Ito; 真治伊藤; Sakura Itou; 桜伊藤
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-03-26
Filing date: 1996-06-04
Publication date: 1997-12-09

Abstract

(57)【要約】【課題】指によるワンタッチ操作で簡単かつ確実な装着
が行なえ、しかも、病床等による使用者自らが容易に行
なえることで、積極的な採尿を行なうことができる排出
物採取具を提供する。【解決手段】所定の排尿を収容し得る容積を有する容体
１の上部において、伸縮口元２を、装着時は陰部ｂより
大径となり、採尿時は陰軸部の周囲に当接し得るように
して、この伸縮口元２の外周部には、少なくとも指の二
本が着脱自在に納まる操作手段３を付設する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、簡便に排出物を採取す
ることができる、例えば、着座あるいは就寝状態で排尿
することができる排出物採取具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、排尿に際して、自ら便所へ行くこ
とができない男性の人、例えば、病床にある人や身体に
障害を持つ人などの採尿は、もっぱら、溲瓶を用いるこ
とが多い。

【０００３】しかし、これらの人々は、その多くは自分
では行なうことができないので、この採尿作業のための
介護人が必要となり、使用者は何時尿意をもよおすかわ
からないので、介護人は、常にその人の傍についていな
ければならないという大きな労働負担が掛かる。

【０００４】また、溲瓶による排尿は、その使用者に抵
抗感があって、十分な採尿が行なえないため、簡便なオ
ムツを使用したりするので、自らの意志によるリハビリ
テーションが行なえず、病状や機能の回復が遅れたり、
あるいは、寝たきりの状態となることが多い。

【０００５】そのため、近年では、前記した溲瓶に代わ
る男性陰部への装着具が、例えば、特公平５−７１２６
７号公報や特開平３−２６２５２号公報，実公平７−５
３６１３号公報等のように多く提供されている。

【０００６】しかしながら、これらのものは、陰部が挿
入される用具の口元部径が一定、すなわち、口径が変化
するような伸縮自在ではないため、十分な挿入口元が得
られず陰部への装着が困難であって、特に、自分自身に
より使用する場合には、焦燥感等により一層取り付けに
くい。

【０００７】一方、口元があらかじめ大きいものを使用
すると、陰軸部との口元の密着性が低下して、逆流した
尿が漏れ出して手や付近を汚す。

【０００８】特に、尿意と排泄感は精神的なものが大き
くかかわるため、他物と感ずる器具状のものは、きわめ
て使用の違和感が強く十分量の排泄がなされず、また、
爽快感が得られない場合が多い。

【０００９】しかも、機能訓練等の自ら行うことが必要
な、いわゆる、リハビリテーションを行なう人にとって
は、これらの症状が心理的に大きな妨げとなって機能回
復とはならない。

【００１０】更に、車中等にあって、便所の使用ができ
ない場合などは、その処理にははなはだ困るものであっ
た。等の様々な問題点を有するものであった。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、所定の排出物を
収容し得る容積を有する容体の上部において、伸縮口元
を、装着時は男性陰部より大径となり、採尿時は陰軸部
の周囲に当接し得るようにして、この伸縮口元の外周部
には、少なくとも指の二本が着脱自在に納まる操作手段
を付設することにより、いかなる場所においてもワンタ
ッチ操作で簡単かつ確実な装着が行なえ、しかも、病床
等にある者が自らが容易に行なえることで、使用に抵抗
なく積極的な採尿を行なうことができる排出物採取具を
提供することを目的としている。

【００１２】

【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、所定の排尿等の排出物を収容し
得る容積を有してその上部に開口を設けた容体と、この
容体の上部開口において装着時は男性陰部より大径に広
がり、採尿時は陰軸部の周囲に当接し得る伸縮口元と、
この伸縮口元の外周部に少なくとも指の二本が着脱自在
に納まるように付設し、該伸縮口元を拡開させる操作手
段と、を備えさせた排出物採取具の構成にある。

【００１３】また、所定の排出物を収容し得る容積を有
しその上部に開口を設けた容体と、この容体の上側周部
に少なくとも指の二本が着脱自在に納まるように付設
し、前記容体を支承させる操作手段と、を備えさせた排
出物採取具の構成にある。

【００１４】容体と操作手段との取り付けを、両者が着
脱自在となる止着手段を介して行なう。

【００１５】操作手段は、耐水性の手袋である。

【００１６】容体における底部に設けて外部の排出物容
器へ接続する排出手段を備える。

【００１７】容体の内部に吸水処理剤を収容する。

【００１８】

【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。

【００１９】例えば、採尿にあって、操作手段へ少なく
とも二本の指を入れて、この指の力により伸縮口元を開
くと、該伸縮口元は男性陰軸部より大きく広がるため、
この状態で、この伸縮口元を陰軸部に被せた後、操作手
段への指の力を抜くと、伸縮口元は陰軸部の外周を抱持
するように万遍なく当接すると共に、操作手段における
指が陰軸部に添えられる。

【００２０】したがって、この状態で放尿すれば、尿
は、容体内へ流入して溜められるもので、伸縮口元から
の漏出はない。

【００２１】また、操作手段を介して陰軸部に添えられ
た指により、排尿感と取付状態が実感できて、使用者に
装着の違和感を与えない。

【００２２】採尿後は、操作手段において指により伸縮
口元を広げれば、取り外しのための抵抗感が解消され、
かつ、容体の重量を支承する。

【００２３】容体と操作手段との取り付けを止着手段に
より行なうことで、両者が分離して容体の廃棄が可能と
なる。

【００２４】操作手段を手袋状に形成することで、手全
体が衛生的に保護される。

【００２５】容体内に吸水処理剤を収容させておけば、
集尿と共に尿の飛散や漏出が一層防止され、また、廃棄
処分が容易となる。

【００２６】容体における底部に、外部の排出物容器へ
接続する排出手段を設ければ、排尿の収容量が増大し
て、長時間の使用が可能となる。

【００２７】

【実施例】次に本発明に関する排出物採取具の一実施例
を図面に基づいて説明する。

【００２８】図１〜図１１においてＡは排出物採取具
で、図１〜図５に示される第一例においては、容体１
と、伸縮口元２と、操作手段３とにより基本的に構成さ
れる。

【００２９】そして、前記した容体１は、排出物、例え
ば、所定量（例えば、一回分）の排尿を収容し得る容積
を有するもので、その上部に開口を形成してあって、耐
水性と適当な強靭性を有する合成樹脂製フィルムや紙
製，ゴム製材，金属製フィルムまたはこれらの複合材等
により袋状に形成されているもので、好ましくは、焼却
処理が可能なあるいは廃棄に際して公害源とならない材
料により成形される。

【００３０】前記した伸縮口元２は、容体１の上部にお
いて設けて、使用時における装着時は男性の陰部ｂの外
径より大径に広がり、採尿時は陰軸部の周囲に当接し、
すなわち、略密着し得るように構成されているもので、
その断面形状は、陰軸部に馴染むような形状に、すなわ
ち、略円形状であって、この伸縮口元２が収縮したとき
陰軸部ｃとに隙間を生じさせない。

【００３１】そして、例えば、伸縮自在となる所定厚の
ゴム材により、図１，図２に示すように、容体１と一体
的に形成してあって、その伸縮力は、後記する操作手段
３による指ｃにより容易にその口径が拡開し、陰軸部に
当接したとき圧迫感を与えない程度が好ましい。

【００３２】また、この伸縮口元２は、図４に示すよう
に、周囲をひだ状部２ａに形成し、その伸縮性を得るた
めに環状のゴム体２ｂを周設することで、拡開量を可及
的に増大させることができ、陰軸部ｂへの装着時の操作
が一層容易となり、装着後の口元２の復元も良好とな
る。

【００３３】更に、この伸縮口元２は、容体１とは別体
に成形して適宜な接合手段あるいは部材（それぞれ図示
せず）により結合することもできる。

【００３４】前記した操作手段３は、伸縮口元２の外周
部において少なくとも指の二本が着脱自在に納まるよう
に付設し、該伸縮口元２を外周方向へ向かって拡開させ
ると共に、採尿時に陰軸部ｂを軽くつまんで支えること
で、袋体１への尿の導入に対して安心感が得られると共
に、快排尿感を与えることができる。

【００３５】しかも、容体１をこの操作手段３により支
承しているので、容体１重量によって誤って落下させる
ことがない。

【００３６】そして、その構成は、図１に示すように、
手の指ｃが、例えば、親指と人差し指（他の指、あるい
は、他の指との組み合わせであってもかまわない。）が
容易に着脱できるように挿嵌し得る筒状に形成してある
もので、構成が簡単であるため通常の健常者の使用や障
害を持つ人など一般的に使用できるものであって、低コ
ストの製作が可能となる。

【００３７】これにより、図１において仮想線で示すよ
うに、この操作手段３内へ指を嵌めて、図２において点
線で示すように、伸縮口元２の対応する二箇所を外方へ
引き開くことで、伸縮口元２の内径がその伸縮性に抗し
て大きく拡開される。

【００３８】また、この操作手段３は、図３に示すよう
に、耐水性の素材により手袋状に形成して、その親指と
人差し指に対応する部分を、容体１の伸縮口元２の外周
部と一体的に成形するか、これら２，３を別々に成形し
て接着や溶着等の慣用な一体化手段により接続する、あ
るいは、後記する着脱自在となる止着手段Ｓにより取り
付ける。

【００３９】この構成は、特に、自らが採尿できない人
のために、介護者が採尿を援助する際において、介護者
が手に嵌めることで、陰部の周囲や陰部を手により直接
触れて作業をすることができて、装着や取り外しの操作
が確実に行なえると共に、衛生性に優れる。

【００４０】また、この手袋式の操作手段３は、排尿者
自身の使用が可能であることはもちろんのことで、この
場合、図５に示すように、容体１の底部が外方へ向くよ
うに伸縮口元２へ取り付けることで、介護者による着脱
が容易に行なえて操作性に優れる。

【００４１】更には、図４に示すように、所定長さのリ
ング状に形成したり、図９に示すように、欠円状のリン
グ状に形成することもできるもので、この例にあって、
容体１を支承し得るもので、かつ、伸縮口元２を開放し
得る構成のものであれば任意に設計できる。

【００４２】更にまた、図示してないが、親指と残りの
四本あるいは二本や三本の指とにより一度に掴むことが
できるように形成してもよいもので、この操作手段３
は、右きき用と左きき用の指ｃに適合するものを有する
ことはもちろんである。

【００４３】図６〜図１１においてＡは第二の実施例で
ある排出物採取具で、容体１と、操作手段３とにより基
本的に構成される。

【００４４】そして、このうち、前記した容体１は、所
定の排出物を収容し得る容積を有して、その上部に開口
２０を設けたもので、前記した第一実施例の伸縮口元２
を有するのに対して、本実施例は、口元が伸縮しない、
いわゆる、ある一定の固定した開口度の口元を有するも
のであって、口元の形状が比較的安定するので排尿時等
においてその装着性が安定するものであり、手が不自由
な使用者に対して自己使用がきわめて有効的である。

【００４５】この開口２０の開口度（開口面積も含む）
は適宜選定し得るもので、図示してないが、上方へテー
パ状に広がる漏斗状に形成することもできるもので、特
に女性採尿に適している。

【００４６】そして、その構成は、図６〜図１１に示す
ようなものが採用されるもので、紙製や合成樹脂製，木
製，陶器製，ガラス製，金属箔等による複合材料等によ
り成形される。

【００４７】このうち、図６および図７に示すようなコ
ップ型状に形成されたものは、例えば排尿に使用すると
きは、男女兼用でき、開口２０が大きいことでその収容
が確実となると共に、急の嘔吐等にも有効であると共
に、手により十分に容体１を保持しにくい者の使用に適
しているで、飲食等にも利用できる。

【００４８】また、図８に示すような寸胴型の瓶状に形
成されたものは、その口元に、打栓やねじ栓式の蓋２１
を設けることで、使用後の収容物の漏出や臭いが付近に
漂うことがなくて衛生的であると共に、容体１の外形保
形力を有しているため、収容物が入った状態において容
体１の型崩れによる漏れ出しがない。

【００４９】更に、図９に示すような袋状に形成された
ものは、口元は伸縮しないが所定の開口２０を有してい
て、内容物として、人の排尿利用はもちろんのこと、嘔
吐物入れや、犬・猫等の糞入れ等に使用されるもので、
開口２０を指の力で確実に開閉することができる。

【００５０】また、口元に咬合・面状式等のファスナー
２２の取り付けによって、内容物のこぼれ落ちや臭いの
外部流出も防止される。

【００５１】更には、図１０に示すような比較的堅牢な
筒状の主容体１ａの下側に、着脱自在に取り付けられる
副容体１ｂからなる分割形成によるもので、口元がしっ
かりしているので、採尿等にあって陰部に対しての装着
が容易となると共に、この副容体１ｂの付け替えにより
反復使用できる。

【００５２】なお、この容体１は、比較的柔軟で可撓性
を有する材質により形成されたその口元に、比較的硬質
（腰のある）のリング状の固定口元２３を挿嵌すること
もあるもので、指に障害を有する使用者に便利であっ
て、指の力で軟らかく変形するワイヤーやゴム等のリン
グ等が利用できる。

【００５３】前記した止着手段Ｓは、容体１と操作手段
３との一体的な取り付けに対して、これら両者が着脱自
在となるようにするもので、これにより、内容物の入っ
た容体１と操作手段３とを分離して、別々に捨てたりど
ちらか一方を反復使用したりするものであって、その構
成は、例えば、面状ファスナーやクリップ，ホック，係
止部材等の簡便に着脱操作が行なえる手段が採用され
る。

【００５４】そして、その構成は、例えば、図８および
図１１に示すように、容体１の適所へ取り付けたその一
側噛合片２４と操作手段３側に取り付けた他側噛合片２
５とからなる面状ファスナーを用いたり、図９に示すよ
うに、容体１の適所に設けた係止体２６へ操作手段３の
一部２７を装着させたものが採用される。

【００５５】前記した吸水処理材４は、容体１の内部に
収容してあって、集めた尿を直ちに吸水あるいは凝結さ
せることで、容体１の伸縮口元２あるいは開口２０から
の尿の逆流を防止すると共に、陰軸部ｃより取り外した
後の処理を容易にさせるもので、高分子ポリマー，ゼオ
ライト等の慣用のものが利用できる。

【００５６】前記のように構成される本発明の第一の実
施例の排出物採取具Ａは、その採尿にあって、図１およ
び図２に示す例においては、伸縮口元２の両側に一対取
り付けられた操作手段３へ親指ｃと人差し指ｃとをそれ
ぞれを入れて、この指ｃの力により伸縮口元２を外方へ
向かって開くと、該伸縮口元２は男性陰軸部ｂの外径よ
り大きく広がった挿入口が得られる。

【００５７】この状態で、この伸縮口元２を陰軸部ｃに
被せてその根元まで挿入した後、操作手段３への指の拡
開力を抜くと、伸縮口元２は陰軸部ｃの外周を抱持する
ように万遍なく当接して、略密着状態となる。

【００５８】したがって、この状態で放尿すれば、尿は
容体１内へ流入して溜められるもので、伸縮口元２から
の漏出はない。

【００５９】また、操作手段３を介して陰軸部ｂに添え
られた指ｃにより、その指ｃの添えられた皮膚感覚によ
って、排尿感と取付状態が実感できて、使用者に装着の
違和感を与えない。

【００６０】採尿後は、操作手段３において指ｃにより
伸縮口元２を広げれば、取り外しのための抵抗感が解消
され、かつ、容体１の重量を支承する。

【００６１】容体１内に吸水処理剤４を収容させておけ
ば、これにより直ちに吸水あるいは凝固して、集尿と共
に尿の飛散や漏出が一層防止され、また、廃棄処分が容
易となる。

【００６２】操作手段３を手袋状に形成することで、介
護者の排尿援助に際して、該介護者の手全体の使用が抵
抗なく円滑に行なわれ、しかも、衛生的に保護される。

【００６３】この採尿用具Ａは、一般の健常者が、例え
ば、ドライブ中の車中において尿意をもよおした場合で
あっても、簡単に採尿使用することができることはもち
ろんである。

【００６４】また、容体１と操作手段３とを止着手段Ｓ
により着脱自在に設けることで、容体１または操作手段
３を使い捨てにしたり、どちらか一方を反復使用したり
することができたり、前記した異なる種類の容体１
（袋，コップ，瓶，筒状等）と操作手段３（指サック
状，手袋，リング状等）とを適宜選択して組み合わせ使
用ができる。

【００６５】なお、図１において１０は排出手段で、前
記した各種の容体１のうちのいずれかににおける底部に
排出管１１を突出させ、この排出管１１へ連結したホー
ス１２を外部に、例えば、人体の脚部やその近傍に設け
た排出物容器１３へ接続することで、排尿に際して、寝
床より離れることが困難な人の使用に際して、長時間に
わたっての採尿が可能となるものであって、排出物容器
１３を使用しないときはホース１２を排出管１１より取
り外し、この排出管１１へ止栓を施すことで通常の使用
が行なえる。

【００６６】更に、図７において３０は、容体１の口元
部に取り付けられた受片で、検便に際して、トイレにお
ける便器内の便をこれによりすくい取って、容体１内に
収容することができるもので、容体１の外周壁の適所に
通孔ｐを一箇所または複数個所に穿設しておくことで、
便器内の便をすくったときの不要な水を内要物をこぼす
ことなくこの通孔ｐから排出することができる。

【００６７】

【発明の効果】前述のように構成される本発明は、操作
手段に対して指の軽いワンタッチ操作で容体の伸縮口元
が容易に大きく開くので、陰部への簡単かつ確実な装着
が行なえ、しかも、自らが容易に行なえることで、病床
等にある使用者の積極的な採尿が行なわれて、リハビリ
テーション効果も得ることができる。

【００６８】操作手段を手袋状に形成することで、介護
者の排尿援助に際して、該介護者の手全体の使用が抵抗
なく円滑に行なわれ、衛生的に保護される。

【００６９】容体へ排尿手段を連係させることで、採尿
者の長時間の使用が行なえて介護者の負担が軽減され
る。

【００７０】容体と操作手段とを止着手段により着脱自
在に設けることで、容体または操作手段を使い捨てにし
たり、どちらか一方を反復使用したりすることができた
り、異なる種類の容体と操作手段とを適宜組み合わせ使
用ができる。等の格別の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に関する排出物採取具の第一の実施例を
示す斜視図である。

【図２】図１における縦断正面図である。

【図３】図１における排出物採取具の操作手段の他の実
施例を示す斜視図である。

【図４】図１における排出物採取具の操作手段の更に他
の実施例を示す要部の斜視図である。

【図５】図３における排出物採取具の操作手段の他の取
付例を示す斜視図である。

【図６】本発明に関する排出物採取具の第二の実施例を
示す斜視図である。

【図７】図６における他の操作手段の例を示す斜視図で
ある。

【図８】図６における容体と止着手段を設けた例を示す
一部縦断面図である。

【図９】図６における容体および操作手段の他の実施例
を示す斜視図である。

【図１０】図６における更に容体の他の例を示す一部縦
断面図である。

【図１１】図６における容体の更にまた他の例を示す一
部縦断面図である。

【符号の説明】

ｂ陰部ｃ指Ｓ止着手段１容体２伸縮口元３操作手段４吸水剤１０排出手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所定の排尿等の排出物を収容し得る容積
を有してその上部に開口を設けた容体と、この容体の上
部開口において装着時は男性陰部より大径に広がり、採
尿時は陰軸部の周囲に当接し得る伸縮口元と、この伸縮
口元の外周部に少なくとも指の二本が着脱自在に納まる
ように付設し、該伸縮口元を拡開させる操作手段とを備
えさせたことを特徴とする排出物採取具。
【請求項２】所定の排出物を収容し得る容積を有しそ
の上部に開口を設けた容体と、この容体の上側周部に少
なくとも指の二本が着脱自在に納まるように付設し、前
記容体を支承させる操作手段とを備えさせたことを特徴
とする排出物採取具。
【請求項３】容体と操作手段との取り付けを両者が着
脱自在となる止着手段を介して行なうことを特徴とする
請求項１または２記載の排出物採取具。
【請求項４】操作手段は、耐水性の手袋であることを
特徴とする請求項１または２記載の排出物採取具。
【請求項５】容体における底部に設けて外部の排出物
容器へ接続する排出手段を備えさせたことを特徴とする
請求項１または２記載の排出物採取具。
【請求項６】容体の内部に吸水処理剤を収容したこと
を特徴とする請求項１または２記載の排出物採取具。