JPH07124189A - 便キャッチ - Google Patents

便キャッチ

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JPH07124189A
JPH07124189A JP29154093A JP29154093A JPH07124189A JP H07124189 A JPH07124189 A JP H07124189A JP 29154093 A JP29154093 A JP 29154093A JP 29154093 A JP29154093 A JP 29154093A JP H07124189 A JPH07124189 A JP H07124189A
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JP
Japan
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bag
bag body
dejecta
stool
adhesive
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Pending
Application number
JP29154093A
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English (en)
Inventor
Tsueko Matsumoto
都恵子 松本
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この出願発明は、寝たきり老人あるいは便失
禁者等の便を収納するための操作の簡単な袋を提供する
ことを目的とする。 【構成】 この出願発明は、袋本体に接着部を有する開
口部を設け、排出部、凹部、凸部を有する便収納袋(便
キャッチ)に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願発明は、寝たきり老人や
便失禁者等の人が、おむつを汚染せず、無臭で衛性的に
排便できるようにした便収納袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】寝たきり老人や便失禁者等に対する便の
処理法としては、これまでおむつの使用が一般的であ
る。しかし、おむつに排便すると排泄された便が臀部全
体に広がるばかりでなく、大量に排便した場合には下着
や寝具まで汚染し、悪臭が周囲に漂い、身体的、精神的
苦痛が大きい。また、便が皮膚に付着するため、寝たき
り老人や便失禁者等は皮膚炎を発症し易く、床ズレを悪
化するという医学的問題もある。一方、介護者は、周期
的に便、おむつの処理ならびに肛門周辺の清拭など煩雑
な肉体作業が必要であり、介護者にとっても、簡便で、
清潔で、快適な作業が望まれている。とくに、在宅治療
等においては、介護者にとって従来の原始的かつ不快な
作業はかなり大変なものであり、ねたきり老人の在宅医
療の障害となっている。これらの問題は、布おむつで
も、最近普及した紙おむつでも大同小異である。なお、
紙おむつは布おむつより処理が簡単であるが、紙資源保
護やごみ処理の問題が大きい。このようなおむつの代わ
りのものとして、いろいろな試みが行われているが、全
く実用化されていない。例えば、リング体と4本の脚体
とを備えた採便受け具に、ポリエチレン等による排便袋
を接着テープなどで固定し、便を袋に収納する簡易便器
が考案されているが、装具の身体への取付に時間がかか
り、また、体動で装置が外れ易いなどの欠点が多い。一
方、肛門内部に挿入する袋も考案されているが、装着が
非常に困難であり、挿入時、粘膜損傷の恐れがあり、ま
た、老人の便の性状は硬便から水様便まであり、誰でも
使用できるものではないという欠点がある。その他の排
便収納袋も排便時に身体を汚したり、周囲を汚したり、
臭いが周囲に漂う等の問題がある。また、これまでに試
みられた排便収納袋は便を単に収納するだけのものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この出願発明は、これ
らの問題点や欠点を改良するもので、排便収納袋の取付
を簡易にし、確実に便を把握し、衛生的に処理するもの
である。寝たきり老人や便失禁者等の便による刺激性皮
膚炎の予防、褥瘡治療の補助、あるいは、本人の精神的
負担の軽減、介護者の便処理の簡易化を図るものであ
り、 しかも、この出願発明の便収納袋は、構造が簡単
であり、安価に生産することができ、経済的な負担も軽
減することを図るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願発明は上記の問
題を解決するものであって、図1に示すように、袋本体
1に開口部2を設け、その開口部周囲に接着部4を設け
た袋本体1を接着部4を介して身体に取り付ける便収納
袋に関するものである。袋本体1は、便を入れることが
できるように形成されていればよいが、とくに、箱状な
いしは楕円形状に形成されていることが好ましい。この
出願発明の便収納袋は、図2に示すように、排出部を閉
じた状態で使用し、便の収納を行い、収納された便は、
図3に示すように排出部を開き、便器に便を捨てること
により便が最も理想的な方法で処理される。またおむつ
をした時に押しつぶされない様に内空がある程度保持さ
れる様な素材や形状が好ましい。排出部は、収納した後
に開き易いように例えば、予めミシン目をいれておき、
便を収納した後にミシン目を切り裂いたり、あるいは、
ジッパーとしておき、便を収納後にジッパーを開くよう
にしておくことが好ましい。
【0005】袋本体の形状は、図4に示すように、坐薬
等を予め袋に装着するための凸部8が設けられているこ
とができる。介護者は、この凸部8に装着された坐薬1
0を袋の上から直腸部に挿入することにより、身体に触
れずに坐薬を装入することができる、という優れた効果
がある。凸部は、一個あるいは複数個設けることがで
き、例えば、一個の坐薬で効果がないとき、あるいは、
弱い坐薬を複数個使用するときに、予め坐薬をセットし
ておいて挿入する場合に好適である。凸部の中に普通に
使用される排便促進治療薬の坐薬を予め装着しておき、
坐薬を肛門に挿入することにより、排便のコントロール
が困難になった寝たきり老人や便失禁者等の計画的な排
便を促進し、便秘の治療と排便の処理を同時に可能にす
ることができる。
【0006】さらに、図5に示すように、袋本体の形状
は、肛門部に残った便を除去するためなどの凹部9が設
けられていることができる。この凹部9に指を挿入し、
摘便することにより介護者は指を便に直接触れずに処理
でき、衛生的かつ不快感もなく、充分な介護を行うこと
ができるという優れた効果がある。凹部は、一個あるい
は複数個を設けることができるが、手袋状に設けてもよ
く、手袋状など形状が複雑な場合には、予め別個に製造
したものを袋本体に貼着してもよい。また、これらの凸
部及び凹部は、袋に単独で設けられてもよいし、同時に
設けられてもよい。
【0007】袋本体には、身体の下に敷くことができる
ように、図2に示すような敷物の部分7が形成されてい
ることができ、この敷物の部分7を身体の下に敷くこと
によりこの出願発明の便収納袋の位置を固定することが
できるので、介護者にとっても操作が容易になる。
【0008】袋本体は、便が見えるように、また、坐薬
の挿入あるいは肛門周辺に残った便を取り除くなどの操
作のために、透明または半透明のものが好ましい。袋の
材質は、便を入れることができるものであればよいが、
薄くて丈夫で便汁を透過しないものがよい。
【0009】袋本体の内面は、収納された便を排出し易
くするために、潤滑剤等を塗布するか、あるいは、潤滑
性のあるフィルムで構成されていることが好ましい。便
を入れるための開口部は、取り付けやすいように形状が
保持できる程度に補強されていることが好ましい。補強
材としては、薄手のウレタンフォーム、厚手のプラスチ
ックフィルムその他を使用することができる。
【0010】開口部は便が周囲を汚さないように身体に
密着することが好ましく、開口部周囲に粘着剤が塗布さ
れた接着部を設ける。粘着材は、身体と便収納袋とがは
ずれないように接着するものであればよいが、便収納袋
を取り除くことを考慮すると、身体を刺激せず、また、
剥離しやすいものがとくに好ましい。とくに、皮膚の弱
い老人の場合には、剥離しやすいものを使用することが
好ましい。また、この開口部周囲の粘着剤は、流通、保
存、使用等を考慮すると、シリコン樹脂等を塗装した剥
離紙を貼着していることが好ましい。
【0011】〔作用〕この出願発明は、便収納袋の開口
部周囲に低刺激性粘着剤を設けたことにより、寝たきり
老人や便失禁者等の身体に便収納袋を簡単に取り付ける
ことができ、介護者の便処理が簡単にでき、収納された
便の排出も簡単に行うことができるものである。
【0012】
【実施例】この出願発明の便収納袋の実施例を図面によ
り説明する。図1は装着状態を示す図、図2は装着時の
袋の状態を示す斜視図、図3は排出部を開口して便を排
出できる状態を示す斜視図であり、図4は袋本体の一部
に凸部を設けた縦断面図と使用法、図5は、袋本体の一
部に指を入れるための二つの凹部を設けた断面図と使用
法である。便収納袋は、箱状に形成された袋本体1から
なり、袋本体は便の状態を見ることができるように透明
または半透明である。袋本体1には開口部2を設け、そ
の開口部周囲に低刺激性粘着剤5と剥離紙6からなる接
着部4を形成する。
【0013】〔使用方法〕便収納袋は、袋本体の開口部
に形成した接着部の剥離紙を取り外して低刺激性粘着剤
により肛門部周辺に取り付ける(図1、図2)。また、
使用後は排出部を開口して図3のようにし、袋を逆にし
て便を排出すればよい。便収納袋には、敷物の部分7を
設けることにより、さらに安定に使用することができ
る。
【0014】肛門部に坐薬を挿入する時には、図4で示
すように袋本体の底部の一部に凸部を設けたものを使用
し、その凸部に坐薬を入れ、袋本体の外側より坐薬を指
で摘んで坐薬を肛門に挿入する。
【0015】また、肛門周辺に便が残っているような時
には図5で示すように袋本体の一部に凹部を設けたもの
を使用し、袋本体の外側よりその凹部に手指を入れ、凹
部を介して手指を軽く肛門に挿入することにより肛門部
に残った便を摘便する。また、肛門の周辺に便が付着し
ている場合にも使用できる。収納された便は、身体から
はずした後に排出部を開いて便器の中へ投入する。
【0016】
【発明の効果】この出願発明の便収納袋は、上記のよう
に構成されているので、便収納袋の接着部の剥離紙を剥
離して粘着剤を肛門周辺に押しつけるだけで、簡単に身
体に取り付けることができる。便収納袋の袋本体に設け
た凸部にあらかじめセットしておいた坐薬を袋の外側か
ら操作することにより、手を汚さずに、しかも、簡単に
坐薬を肛門に挿入することができ、排出される便をその
まま収納することができる。また、便収納袋に設けられ
た凹部を利用することにより、肛門内に残った便を摘出
し、そのまま便収納袋に便を収納することができ、ま
た、収納袋に収納された便を手を汚さずに便器に捨てる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】便収納袋の装着状態を示す図
【図2】この出願発明の便収納袋の斜視図の1例
【図3】この出願発明の便収納袋の排出部を開口した状
態を示す図
【図4】この出願発明の凸部を有する便収納袋の断面図
【図5】この出願発明の凹部を有する便収納袋の断面図
【符号の説明】
1 袋本体 2 開口部 3 排出部 4 接着部 5 粘着剤 6 剥離紙 7 敷物の部分 8 凸部 9 凹部 10 坐薬 11 腹部 12 背部 13 肛門部 14 脚部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋本体に開口部を設け、その開口部の周
    囲に接着部を設けたことを特徴とする便収納袋。
  2. 【請求項2】 袋本体に収納された便を排出可能な排出
    部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の便収納
    袋。
  3. 【請求項3】 袋本体に凹部を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の便収納袋。
  4. 【請求項4】 袋本体に凸部を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の便収納袋。
JP29154093A 1993-10-28 1993-10-28 便キャッチ Pending JPH07124189A (ja)

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