JP2006217969A - 排便器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被処置者の肌面を傷めることなく便を容易に排出処置して廃棄できる排便器具を提供する。
【解決手段】 肛門及びその周囲を覆う面積の防水性のシート11の肌面側の肛門周囲位置に肛門を囲むように配置される吸収パッド15を取り付け、同吸収パッド15で囲まれるシート11部分を肌面側とは反対側へ大きく膨出させて便を収容する可撓性の袋部12を形成し、シート11の肌面側とは反対側の面にチューブ等からなる変形可能な押え部材14を袋部12を囲むように設け、同押え部材14でシート11を肌面に密接させ、指を袋部12の外側からシート11を介して直腸へ挿入して便を掻き出して袋部12に収容するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、自力で排便できない人の便を容易な操作で強制的に排出できるようにする排便器具に関する。
従来、直腸内から便を強制的に排出するには処置者が便を指で掻き出していた。人の指で処置することは被処置者にとって不快であり、処置に時間を要するという問題もあった。そこで、本発明人は破砕刃によって便を徐々に破砕して排出させる排便器具を発明し、実用に供している。ところで、この排便器具を繰り返し使用することは、洗浄等を行なっていても被処置者にとって不快なものであり、排便器具を使い捨てにするとコストが高くなっていた。
これに対し、本発明人は肛門から腸内に挿入できる筒体を先端側から長尺の袋体内に挿入し、袋体の先端部分を筒体内部から外方へ引張する引張部材を設け、肛門から腸内に挿入しながら筒体の先端を便に押し付け、かつ引張部材で袋体を筒体内部へ引き込み、腸内の便を筒体内部の袋体内部へ取り込むようにして、筒体後部から袋体に便を収容した状態で体外に強制的に排出するようにした排便器具を発明した(特許文献1参照)。
その後、本発明人はさらに肛門及びその周囲を覆う面積の防水性のシートの肌面側の肛門周囲位置に肛門を囲むように配置される吸収パッドを取り付け、同吸収パッドを肌面に密接させる剥離紙付きの粘着層を設け、吸収パッドで囲まれるシート部分を肌面側と反対側へ大きく膨出させて便を収容する可撓性の袋部を形成し、指を袋部の外側からシートを介して直腸へ挿入して便を掻き出して袋部に収容するようにした排便器具を発明した。この排便器具は、前記の技術より低コストで製造してより容易に処置できるようにしたものである。ところで、この排便器具はシートを肌面に密接させる際に粘着層を用いており、処置中の脱離や漏れを防止するために強い粘着力のものを用いると被処置者によっては肌面を傷める恐れがあった。
特開2003−159323号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、被処置者の肌面を傷めることなく容易に処置して廃棄できる排便器具を提供することにある。
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 肛門及びその周囲を覆う面積の防水性のシートの肌面側の肛門周囲位置に肛門を囲むように配置される吸収パッドを取り付け、同吸収パッドで囲まれるシート部分を肌面側とは反対側へ大きく膨出させて便を収容する可撓性の袋部を形成し、シートの肌面側とは反対側の面にシート又は吸収パッドを肌面に密接してシールする押え手段を備え、指を袋部の外側からシートを介して直腸へ挿入して便を掻き出して袋部に収容するようにした排便器具
2) 袋部の中央部に指を挿入する凹所を形成し、指を挿入し易くした前記1)記載の排便器具
3) 袋部に液体を直腸内へ噴水するチューブを水密状に貫通させて設け、同チューブを袋部の外部で給水装置のチューブと脱着自在に接続した前記1)又は2)記載の排便器具
4) 肛門及びその周囲を覆う面積の防水性のシートの肌面側の肛門周囲位置に肛門を囲むように配置される吸収パッドを取り付け、同吸収パッドで囲まれるシート部分を肌面側とは反対側へ大きく膨出させて便を収容する可撓性の袋部を形成し、同袋部に直腸へ挿入して便を掻き出す掻出具を貫通させ、同貫通させた掻出具を袋部のシートと固着して袋部の余裕部分で掻出具を進退できるようにし、シートの肌面側とは反対側の面にシート又は吸収パッドを肌面に密接してシールする押え手段を備え、掻出具の進退で掻き出された便を袋部に収容するようにした排便器具
5) 肛門及びその周囲を覆う面積の防水性のシートの肌面側の肛門周囲位置に肛門を囲むように配置される吸収パッドを取り付け、同吸収パッドで囲まれるシート部分を肌面側とは反対側へ大きく膨出させて便を収容する可撓性の袋部を形成し、同袋部に直腸へ挿入して便を掻き出す掻出具を貫通させ、同貫通させた掻出具を袋部のシートと水密状態に保持して袋部に対して掻出具を進退できるようにし、シートの肌面側とは反対側の面にシート又は吸収パッドを肌面に密接してシールする押え手段を備え、掻出具の進退で掻き出された便を袋部に収容するようにした排便器具
6) 掻出具の先端から液体を直腸内へ噴水する給水手段を設けた前記4)又は5)記載の排便器具
7) 押え手段が、袋部を囲む環状の押え部材である前記1)〜6)いずれか記載の排便器具
8) 押え部材が、開口部を肌面側に突出させて肛門に挿入する筒状の挿入口部を形成し、同挿入口部をシートの肌面側の反対側からシートごと肛門に挿入してシートを肛門に固定し、肛門を拡張した状態で肌面へシートを密接保持できるようにしたものである前記7)記載の排便器具
9) 押え手段が、一部を開放した変形可能なU字状の押え部材であって、シートを上側にして置いた押え部材上に被処置者を座らせて体重と押え部材の変形でシートを肌面に密接させ、押え部材のU字状の開放部分から便の排出操作をするようにした前記1)〜6)いずれか記載の排便器具
10) 押え部材がエアチューブで構成されたものである前記7)〜9)いずれか記載の排便器具
11) シートの肌面側の外周部に袋部を閉塞する剥離紙付きの閉塞粘着部を設けた前記1)〜10)いずれか記載の排便器具
12) シートの閉塞粘着部の内側に吸収性の拭取パッドを取り付けた前記11)記載の排便器具
13) 拭取パッドに消毒・消臭・抗菌のいずれかの薬剤を浸漬させた前記12)記載の排便器具
14) シートを不透明な材料で構成し、肌面が見えないようにした前記1)〜13)いずれか記載の排便器具
15) 袋部に便排出用の開口を形成する開封手段を設けた前記1)〜14)いずれか記載の排便器具
にある。
本発明によれば、シートを押え手段で肌面に押え付けて密接するようにしたから、従来のように脱離時に粘着層によって被処置者の肌面を傷めることがない。また、押え手段は肌面や便に触れないから再利用可能で、粘着層を省略した分より低コスト化を図ることができる。
本発明のシートは、ポリエチレン,ポリプロピレン等の可撓性を有する合成樹脂シートなど収容される便及びその臭気が外部へ漏洩しない防水性且つ不透明でしかも廃棄時に環境に影響を与えないものが望ましく、シートは下腹部から臀部へ渡って拡幅して局部を隠蔽できるようにし、被処置者に配慮する。
掻出具は軟質の傘部を備えた弾性を有するプラスチックで構成し、肛門への挿入時の痛みを軽減するとともに腸壁の傷付きを防止する。掻出具の進退は、袋部の貫通部分と固着して袋部を構成するシートの余裕部分又はシートの伸縮性で進退させる方法、袋部の貫通部分と水密状態に保持して袋部に対して進退させる方法があり、シートの材質やコストに応じて任意に選ばれる。また、掻出具の先端から温水や薬剤等の液体を直腸内に噴水させる給水手段を設け、便の排出を促したり宿便を軟化させて排出を容易にしてもよい。
押え手段としては、エアチューブ・スポンジ・ゴム等の弾性を有するものや肌面の形状に合わせて成形したプラスチック等の硬質なものが用いられ、環状や一部を開放したU字状で形成して囲まれた部分から便の排出操作をする。押え部材には把手を形成して取り扱いを容易にしたり、肛門にシートごと挿入して固定できる挿入口部を形成し、肛門を拡張した状態で便の排出操作を容易にしてもよい。
シートの肌面側には拭取パッドを取り付けて処置後の拭清を行い、別途タオル等の用意を不要にする。拭取パッドには必要に応じて予め消毒・消臭・抗菌のいずれかの薬剤を浸漬しておくとより衛生的に処置できる。また、シートの肌面側の外周部に袋部を閉塞する閉塞粘着部を設けておくと、処置後袋部の口元を容易に閉塞して緊縛等を行うことなく臭気の漏洩を防止した状態で持ち運びができる。以下、本発明の各実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1〜6に示す実施例1は、指により掻き出し操作を行なう排便器具の例である。図1は実施例1の排便器具の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は実施例1の排便器具の背面図、図4〜6は実施例1の排便器具の使用状態を示す説明図である。図中、10は排便器具、11はシート、11aは足と密接させる張出部、12は袋部、12aは足と密接させる張出部、12bは切れ目、13は挿入凹所、14は押え部材、15は吸収パッド、16は閉塞粘着部、16aは剥離紙、17は拭取パッド、18は付着層、Bは便、Hは直腸、Mは指である。
実施例1の排便器具10は、図1〜3に示すように下腹部から臀部に渡って覆う面積の可撓性を有する着色不透明の防水性のシート11の肛門に位置する部分を密着面と反対側へ膨出させて便Bを収容する所定容量の袋部12を形成し、同袋部12の外面に切れ目12bを備えた縁部12aを形成し、袋部12の中央部に指Mをシート11とともに肛門へ挿入する挿入凹所13を形成し、シート11の肌面側の肛門周囲位置に環状の吸収パッド15を取り付け、同吸収パッド15の外周に環状の閉塞粘着部16と吸収性の拭取パッド17を設け、シート11の肌面側周縁に同シート11を下腹部及び臀部に付着させる付着層18を設け、シート11の肌面側とは反対側の面に一部を開放させたU字状のチューブからなる押え部材14を袋部12を囲むように配置している。
まず、被処置者の肛門に必要に応じて潤滑クリーム等を塗布して滑り易くした後、図4(a)に示すように図示しない台の上に押え部材14・シート11の順に重ね置き、被処置者を肛門周囲の肌面に吸収パッド15が配置されるようにシート11の上に座らせ、被処置者の体重と押え部材14の変形でシート11を肌面に密接してシールし、剥離紙(図示せず)を剥離した付着層18で下腹部及び臀部にシート11を付着し、図4(b)に示すように指Mを押え部材14のU字状の開放部分から挿入凹所13を通じてシート11とともに肛門へ挿入する。指Mはシート11に覆われているから汚れることはなく、指Mを奥深く挿入しても袋部12を構成するシート11の余裕部分が追随するので破れることもない。
次に、図5(a)に示すように指Mで直腸H内の便Bを外部へ掻き出し、挿入凹所13の周囲に案内して袋部12へ収容する。このとき、シート11は押え部材14で密接しているから臭気が外部へ漏洩することがない。これを指Mが届く範囲で繰り返して直腸H内の便Bを排出させていく。便Bの排出が終了すると、図5(b)に示すように押え部材14を外してシート11を肛門から脱離し、肛門やその周囲の汚れを拭取パッド17で拭き取り、剥離紙16aを剥離した閉塞粘着部16で袋部12の口元を閉塞する。そして、図6(a),(b)に示すように縁部12aの切れ目12bに沿って袋部12を開封して便Bを廃棄し、シート11を焼却等により処分する。
このように、便Bの排出操作が容易であり、また極めて簡易な使い捨ての構造であるから低コストで処置できる。また、従来のように粘着層を用いず押え部材14でシート11を密接したから、シート11の脱離時に肌面を傷めることがなく、押え部材14は再利用でき、粘着層を用いない分排便器具10を低コストで製造できる。
図7,8に示すのは実施例1の排便器具の他の例である。図7は実施例1の他の例の排便器具の縦断面図、図8は実施例1の他の例の排便器具の使用状態を示す説明図である。図中、14aは挿入口部、14bは把手部、14cは押付部、18aは剥離紙、19はチューブ、19aは接続部、19bはポンプ、19cはバルブ、Wは温水である。実施例1の他の例は、図7に示すように押え部材14はゴムからなる弾性を有する環状のもので、その開口部分を突出させて肛門に挿入する所定口径の挿入口部14aを形成し、外周部は挿入口部14aとは反対側に折曲して把手部14bを形成し、把手部14bとは反対側に吸収パッド15を肌面に押圧する押付部14cを形成している。袋部12にはチューブ19を水密状に貫通させ、外部から温水Wを給水して直腸Hに噴水できるようにしている。
図8に示すように、処置者がシート11を肌面に当接し、押え部材14の挿入口部14aをシート11ごと肛門に挿入して肛門を拡張する。そして、チューブ19で温水Wを噴水して便Bを軟化させて排出する。従って、押え部材14の一部を肛門に挿入して固定するから、処置者が押え部材14を押えつけておく必要がなく、処置を楽に行うことができ、肛門を拡張しているから指の出し入れも容易である。また、温水Wで便Bを軟化させるから、宿便なども容易に排出できる。処置後はチューブ19を接続部19aで脱離して便Bと温水Wを廃棄した後にシート11とともに処分する。その他、符号、構成は実施例1と同じである。
図9〜14に示す実施例2は、掻出具により掻き出し操作を行なう排便器具の例である。図9は実施例2の排便器具の正面図、図10は図9のA−A断面図、図11は実施例2の排便器具の背面図、図12〜14は実施例2の排便器具の使用状態を示す説明図である。図中、20は排便器具、21はシート、21aは足と密接させる張出部、22は袋部、22aは縁部、22bは切れ目、23は掻出具、23aは傘部、23bは把持部、23cは栓、23dはノズル、23eは流路、23fはチューブ、23gは給水具、25はシール部、26は押え部材、27は吸収パッド、28は閉塞粘着部、28aは剥離紙、29は拭取パッド、30は付着層、30aは剥離紙である。
実施例2の排便器具20は、図9〜11に示すように下腹部から臀部に渡って覆う面積の着色不透明の防水性の可撓性を有するシート21の肌面側の肛門に位置する部分を密着面と反対側へ膨出させて便Bを収容する所定容量の袋部22を形成し、同袋部22の外面に切れ目22bを備えた縁部22aを形成し、袋部22の中央部に軟質の傘部23aを先端に備えた細長の掻出具23をシート21に貫通させてシール部25による水密状態で進退自在に設け、シート21の密着面の肛門周囲位置に環状の吸収パッド27を取り付け、同吸収パッド27の外周に環状の閉塞粘着部28と吸収性の拭取パッド29を取り付け、シート21の肌面側周縁に同シート21を下腹部及び臀部に付着させる付着層30を設け、シート21の肌面側とは反対側の面に環状のチューブからなる押え部材26を袋部22を囲むように配置している。また、温水Wを給水する給水具23gのチューブ23fを掻出具23の把持部23bに脱着自在に接続し、掻出具23に形成した流路23eを通じてノズル23dから噴水できるようにしている。23cは水溶性の栓であって、直腸Hへの挿入時の目詰まりを防止するものである。
まず、被処置者の肛門に必要に応じて潤滑クリーム等を塗布して滑り易くした後、図12(a)に示すように処置者が押え部材26でシート21を肌面に押えつけて密接し、剥離紙30aを剥離した付着層30で下腹部及び臀部にシート21を付着し、図12(b)に示すように把持部23bを把持して掻出具23を肛門へ挿入し、給水具23gで温水Wを給水して傘部23aから噴水した温水Wで便Bを軟化させる。このとき栓23cは腸液や温水Wで溶解又は温水Wの水圧で脱離する。掻出具23はシール部25によりシールした状態が保持されるので、便Bや臭気が外部へ漏洩することがない。
次に、図13(a)に示すように掻出具23の傘部23aで直腸H内の便Bを外部へ掻き出し、シール部25の周囲に案内して袋部22へ収容する。このとき、シート21は押え部材26で密接しているから臭気が外部へ漏洩することがない。これを掻出具23の傘部23aが届く範囲で繰り返して直腸H内の便Bを排出させていく。便Bの排出が終了すると、図13(b)に示すように掻出具23を退避後押え部材26を外してシート21を肛門から脱離し、肛門やその周囲の汚れを拭取パッド29で拭き取り、剥離紙28aを剥離した閉塞粘着部28で袋部22の口元を閉塞する。そして、図14(a),(b)に示すように縁部22aの切れ目22bに沿って袋部22を開封して便Bを廃棄し、シート21を焼却等により処分する。
このように、便Bの排出操作が容易であり、また極めて簡易な使い捨ての構造であるから低コストで処置できる。また、従来のように粘着層を用いず押え部材26でシート11を密接したから、シート21の脱離時に肌面を傷めることがなく、押え部材26は再利用でき、粘着層を用いない分排便器具20を低コストで製造できる。
図15に示すのは実施例2の排便器具の他の例である。図15は実施例2の他の例の排便器具の断面図である。図中、24は固着部である。実施例2の他の例の排便器具20は、掻出具23の途中をシート21の貫通させた箇所と固着している。図15に示すように使用時において、掻出具23を進退すると袋部22を構成するシート21がその余裕部分で進退するので掻き出しを阻害することがなく、操作性は何ら変わらないものである。この例はシール部25を省略できるから、より低コストに製造できるものである。その他、符号、構成は実施例2と同じである。
本発明の排便器具は、お年寄り,患者,身障者等自力で排便できない人の処置に用いられる。
実施例1の排便器具の正面図である。 図1のA−A断面図である。 実施例1の排便器具の背面図である。 実施例1の排便器具の使用状態を示す説明図である。 実施例1の排便器具の使用状態を示す説明図である。 実施例1の排便器具の使用状態を示す説明図である。 実施例1の他の例の排便器具の縦断面図である。 実施例1の他の例の排便器具の使用状態を示す説明図である。 実施例2の排便器具の正面図である。 図9のA−A断面図である。 実施例2の排便器具の背面図である。 実施例2の排便器具の使用状態を示す説明図である。 実施例2の排便器具の使用状態を示す説明図である。 実施例2の排便器具の使用状態を示す説明図である。 実施例2の他の例の排便器具の断面図である。
符号の説明
10 排便器具
11 シート
11a 張出部
12 袋部
12a 張出部
12b 切れ目
13 挿入凹所
14 押え部材
14a 挿入口部
14b 把手部
14c 押付部
15 吸収パッド
16 閉塞粘着部
16a 剥離紙
17 拭取パッド
18 付着層
18a 剥離紙
19 チューブ
19a 接続部
19b ポンプ
19c バルブ
20 排便器具
21 シート
21a 張出部
22 袋部
22a 縁部
22b 切れ目
23 掻出具
23a 傘部
23b 把持部
23c 栓
23d ノズル
23e 流路
23f チューブ
23g 給水具
24 固着部
25 シール部
26 押え部材
27 吸収パッド
28 閉塞粘着部
28a 剥離紙
29 拭取パッド
30 付着層
30a 剥離紙
B 便
H 直腸
M 指
W 温水

Claims (15)

  1. 肛門及びその周囲を覆う面積の防水性のシートの肌面側の肛門周囲位置に肛門を囲むように配置される吸収パッドを取り付け、同吸収パッドで囲まれるシート部分を肌面側とは反対側へ大きく膨出させて便を収容する可撓性の袋部を形成し、シートの肌面側とは反対側の面にシート又は吸収パッドを肌面に密接してシールする押え手段を備え、指を袋部の外側からシートを介して直腸へ挿入して便を掻き出して袋部に収容するようにした排便器具。
  2. 袋部の中央部に指を挿入する凹所を形成し、指を挿入し易くした請求項1記載の排便器具。
  3. 袋部に液体を直腸内へ噴水するチューブを水密状に貫通させて設け、同チューブを袋部の外部で給水装置のチューブと脱着自在に接続した請求項1又は2記載の排便器具。
  4. 肛門及びその周囲を覆う面積の防水性のシートの肌面側の肛門周囲位置に肛門を囲むように配置される吸収パッドを取り付け、同吸収パッドで囲まれるシート部分を肌面側とは反対側へ大きく膨出させて便を収容する可撓性の袋部を形成し、同袋部に直腸へ挿入して便を掻き出す掻出具を貫通させ、同貫通させた掻出具を袋部のシートと固着して袋部の余裕部分で掻出具を進退できるようにし、シートの肌面側とは反対側の面にシート又は吸収パッドを肌面に密接してシールする押え手段を備え、掻出具の進退で掻き出された便を袋部に収容するようにした排便器具。
  5. 肛門及びその周囲を覆う面積の防水性のシートの肌面側の肛門周囲位置に肛門を囲むように配置される吸収パッドを取り付け、同吸収パッドで囲まれるシート部分を肌面側とは反対側へ大きく膨出させて便を収容する可撓性の袋部を形成し、同袋部に直腸へ挿入して便を掻き出す掻出具を貫通させ、同貫通させた掻出具を袋部のシートと水密状態に保持して袋部に対して掻出具を進退できるようにし、シートの肌面側とは反対側の面にシート又は吸収パッドを肌面に密接してシールする押え手段を備え、掻出具の進退で掻き出された便を袋部に収容するようにした排便器具。
  6. 掻出具の先端から液体を直腸内へ噴水する給水手段を設けた請求項4又は5記載の排便器具。
  7. 押え手段が、袋部を囲む環状の押え部材である請求項1〜6いずれか記載の排便器具。
  8. 押え部材が、開口部を肌面側に突出させて肛門に挿入する筒状の挿入口部を形成し、同挿入口部をシートの肌面側の反対側からシートごと肛門に挿入してシートを肛門に固定し、肛門を拡張した状態で肌面へシートを密接保持できるようにしたものである請求項7記載の排便器具。
  9. 押え手段が、一部を開放した変形可能なU字状の押え部材であって、シートを上側にして置いた押え部材上に被処置者を座らせて体重と押え部材の変形でシートを肌面に密接させ、押え部材のU字状の開放部分から便の排出操作をするようにした請求項1〜6いずれか記載の排便器具。
  10. 押え部材がエアチューブで構成されたものである請求項7〜9いずれか記載の排便器具。
  11. シートの肌面側の外周部に袋部を閉塞する剥離紙付きの閉塞粘着部を設けた請求項1〜10いずれか記載の排便器具。
  12. シートの閉塞粘着部の内側に吸収性の拭取パッドを取り付けた請求項11記載の排便器具。
  13. 拭取パッドに消毒・消臭・抗菌のいずれかの薬剤を浸漬させた請求項12記載の排便器具。
  14. シートを不透明な材料で構成し、肌面が見えないようにした請求項1〜13いずれか記載の排便器具。
  15. 袋部に便排出用の開口を形成する開封手段を設けた請求項1〜14いずれか記載の排便器具。
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