JPS62117555A

JPS62117555A - 採尿，採便装置

Info

Publication number: JPS62117555A
Application number: JP25909985A
Authority: JP
Inventors: 南平　克積; 瀧谷　昇
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-11-18
Filing date: 1985-11-18
Publication date: 1987-05-29
Also published as: JPH0566137B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は看護用器具に係り、特に、尿、糞便を受けるた
めの装置に関する。

〈発明の背景および従来技術〉高齢化社会、高度医療技術時代において、臥床を余儀な
くされている老人、病人は膨大な数にのぼっている。そ
の介護において本人および介護者を最も悩ませているも
のは排泄物の処理および褥癒の予防である。清潔で他人
に迷惑をかけない闘病生活を送れる事は病に伏す不幸な
人にとって情実な問題であり、人の品位と尊厳を守る上
での悲願である。

ところが、現実の下着やおむつ類はこの要望に何らの寄
与もいていない。ただ、介護者の便だけを少しかなえて
いるだけのものしか実用化されていない。

〈発明が解決しようとする問題点〉多くの闘病者たちは、排泄装置付きの特別ベッドでなく
、通常のベッド又は和室のふとんで臥床生活をしている
。これは、排泄装置付きの特別ベッドは高価であって、
しかも闘病生活が終われば不要になって不経済であるこ
とに起因している。

また、おむつ類は排泄物を含浸して拡散し、或いは圧迫
して延展するので、臀部周辺を広範囲に汚してしまう欠
点があり、これを放置すると着衣、寝具まで汚染すると
いう問題がある。また、おむつ類の装着および交換は、
闘病者、介護者の双方にとって多大の労力を要し、しか
も、悪臭、汚物がなるがゆえに闘病者の自尊心を傷つけ
るという問題がある。

本発明の目的は、通常のベッド又は和室用ふとんに仰臥
している闘病者に直ちに通用することができ、闘病者の
着衣および寝具を完全に隔離された状態で使用され、従
って、排泄物が拡散せず、装着または交換に際し闘病者
および介護人に要求される労力が軽微であり、清潔、無
臭のうちに汚物を除去しうる、採尿、採便装置を提供す
ることにある。

〈問題点を解決するための手段〉本発明の採尿、採便装置は、仰臥した人体の左右の臀部
と臀部に密着する当接部と、その当接部の上方に連続し
て位置し、少くとも肛門部位に当る部分が開口し、その
開口部周辺に形成された採取口と、その採取口と連続し
、排泄物を収納する袋状の収納部を有することを特徴と
している。

本発明は、実施態様項に記載され、以下の実施例に記載
されるように種々な変形により実施することができる。

〈実施例〉第１図に本発明の一実施例の中央縦断面図を示し、第２
図に正面図を示す。

当接部１は、仰臥した人体の左右臀部と臀部に密着する
よう、左右に内に凹の略球面状の曲面２Ａ。

２Ｂを形成し、中心の稜３は先端が低く後部が高い略円
弧状曲線を形成している。この当接部１は小判形の基板
４と一体に成形されており、また、当接部１の後方に連
続して、排泄物を内部へ誘導するための滑らかな傾斜面
５が形成されている。

当接部１の後端の最も高い位置から上方へ連続して採取
口６が設けられている。この採取口６は、女子用の場合
は肛門および外陰部周辺を包含、密着するよう、上下方
向に細長い小判形の縁が形成され、その内部が開口部７
になっている。この実施例の採取口は男女兼用とするこ
ともできる。また男子用として肛門周辺のみに当接する
形状とし、採尿を別の手段により行うよう構成すること
もできる。なお、この当接部ｌは人体の肥満の程度に応
じて多少変形しうるよう、通常は弾性的に製作される。

収納部８は、排泄物を外部と遮断して収納するための袋
状部分であって、採取口６の周囲とつながり、基板４上
に載っている。この収納部８は透明または不透明な硬質
プラスチック、可撓性の軟質プラスチック、ゴム、ある
いは防水処理を施した紙等により作られる。また、収納
部８は採取口６と一体成形してもよく、あるいは採取口
の外周に逆Ｕ字形の溝を設け、この溝に嵌り合うように
収納部を連結させることにより収納部のみを着脱自在に
構成することもできる。この収納部８は、場合により採
取口６とともに、使い捨てにすることもでき、その場合
は可燃物で構成することが好ましい。更・にこの収納部
８の変形例として、収納部８の底部に原着固剤または尿
吸収材を予め配置し、または原着固剤または尿吸収材を
含浸させた紙を敷いておくこともできる。また、この収
納部８の、当接部下部から後方へ連続する部分、すなわ
ち傾斜面５に当る部分の内面に、固形排泄物を収納部へ
の滑らかに誘導するため、人体粘膜様のゼリー状物質を
予め塗布しておくこともできる。

採取口６と収納部８を一体成形してこれを使い捨てにす
る場合、採取口６の上部に、内面に接着剤を塗布したシ
ーＩ・を付設しておき、使用後に採取口６を塞ぎ得るよ
う構成することができる。また、採取口６の左右両側を
それぞれやや硬質に形成するとともに、上下両端を柔軟
に形成し、上下両端を蝶番的に作用させて採取口６を開
閉自在に構成することもできる。

女子用採取口のほぼ中央部に、尿を内部へ導くための樋
を設けることもできる。この場合、樋先端が人体に当る
位置を正確に保持するために、樋先端の下方近傍に、先
端が丸められた当接子を付設して、この当接子を弾性の
ある線材等で支持し、この当接子を膣口へ当接して使用
することができる。

更にまた、収納部８の内部の上部に拭取用紙または脱脂
綿を内蔵させておくこともでき、それを操作するために
少くとも２本の指を挿入しうる開口部を形成しておくこ
ともできる。

本発明の装置を人体に密着保持する手段として、当接部
に臀部を載せて保持するほか、長時間にわたり安定に保
持するため、ｉｆパンツ、ガードル等の装身具と係止す
るための止め具、面ファスナ等の固着手段を、採取口周
辺の所定個所に設けてもよい。

〈発明の効果〉本発明によれば、通常のベッドまたは和室用ふとんに仰
臥している闘病者に通用することができ、従来のおむつ
類のように排泄物が拡散せず闘病者の着衣および寝具と
完全に隔離された状態で使用。

処理されるから生活環境が汚染されず、従来のおむつ類
に比べて装着が極めて容易であり、介護人の手を煩わせ
ず闘病者自身による使用も不可能でなく、装着、取出し
が容易なため掛けぶとん等を掛けたままでも使用するこ
とができ、従って、闘病者の心を傷つけることも少い。

さらに、使用後は外界と分離した状態で運び、捨てるこ
とができ、可燃物でつくられた場合はそのまま焼却処理
することも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例を示す中央縦断面図、第２図はそ
の実施例の正面図である。 ■・・・当接部２・・・採取口ア・・・開口部８・・・収納部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）人体の左右の臀部と臀裂に密着する当接部と、そ
の当接部の上方に連続して位置し、少なくとも肛門部位
に当る部分が開口し、その開口部周辺に形成された採取
口と、その採取口とつながり排泄物を収納する袋状の収
納部を有する採尿、採便装置。
（２）上記収納部の底に、上記当接部と一体の基板を有
する特許請求の範囲第１項記載の採尿、採便装置。
（３）上記採尿口下端の内側に排泄物を収納部の内部へ
誘導するための斜面が形成されている、特許請求の範囲
第１項記載の採尿、採便装置。
（４）上記採取口が、肛門および女子外陰部周辺を包む
よう形成されている、特許請求の範囲第１項記載の採尿
、採便装置。
（５）上記収納部が固形プラスチックにより形成されて
いる、特許請求の範囲第１項記載の採尿、採便装置。
（６）上記収納部が可撓性フィルムで形成され、折りた
たみ可能である、特許請求の範囲第１項記載の採尿、採
便装置。
（７）上記収納部が防水処理を施こした紙で形成されて
いる、特許請求の範囲第１項記載の採尿、採便装置。
（８）収納部が採取口に対し脱着自在である、特許請求
の範囲第１項または第５項記載の採尿、採便装置。
（９）収納部と採取口が一体に形成されており、これが
当接部に対し着脱自在である、特許請求の範囲第１項、
第５項、第６項、または第７項記載の採尿、採便装置。
（１０）収納部と採取口が一体に形成されており、これ
が底板に対し着脱自在である、特許請求の範囲第２項記
載の採尿、採便装置。
（１１）上記収納部内部にあらかじめ尿凝固剤または尿
吸収材が配置されている、特許請求の範囲第１項、第５
項、第６項、または第７項記載の採尿、採便装置。
（１２）特許請求の範囲第４項記載の採取口の中央部に
、尿を内部へ導くための桶が設けられている特許請求の
範囲第４項記載の採尿、採便装置。
（１３）上記樋の下方近傍に、膣口へ当接するための当
接子が支持されている特許請求の範囲第１２項記載の採
尿、採便装置。
（１４）特許請求の範囲第５項記載の収納部の上部に少
くとも２本の指を挿入しうる開口部が形成されている、
特許請求の範囲第５項記載の採尿、採便装置。
（１５）上記採取口の上部に、内面に接着剤の塗布され
、且つ、採取口を塞ぎ得る大きさのシートが付設されて
いる、特許請求の範囲第１項記載の採尿、採便装置。
（１６）採取口の上下両端部に蝶番的柔軟部を有し、採
取口が開閉自在である、特許請求の範囲第１項、第６項
、第７項、第９項又は第１０項記載の採尿、採便装置。
（１７）上記採取口周辺の所定個所に、褥瘡パンツ、ガ
ードル等の装身具と係止するための固着手段を具備して
いる、特許請求の範囲第１項記載の採尿、採便装置。