JP5274062B2 - 簡易型便吸引器具 - Google Patents

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Description

本発明は、吸引式で、かつ簡易に持ち運びができる簡易型便吸引器具に関する。
本発明の簡易型便吸引器具を必要とする人は、例えば、便秘症、また、妊娠中の女性、出産後の女性、又は病弱な人や、虚弱体質の人、術後の人等で、殊に腹筋力が弱い人、その他、高齢者、また寝たきり患者、障害者、病弱者等の自由が利かない人の如く、排便に難渋する人々である。そして、この簡易型便吸引器具として要望される構造及び/又は目的は、これらの人々でも可能な使用の簡便化と、器具としての経済性、又は構造の簡略化等が挙げられる。
上記に鑑み、この簡易型便吸引器具に関連がある機器を、先行文献から、ピックアックすると、下記の各文献が挙げられるので、その概要を説明する。
文献(1)は、特開2006−34577の「排便器具」である。この発明は、便の排出路を構成する筒体の筒壁内に液路を開設するとともに、この液路の噴水口を、前記筒壁の上端に開設し、この液路と噴水口を介して、温水タンクの液体を直腸内の便へ向けて噴水し、便を軟化するとともに、この筒体を介して、下部に装置した収容袋に、便を吸込み収容する構造であって、操作性を維持しつつ、低コストに実施できる宿便の排出に好適な排便器具を提供することを意図する。
また文献(2)は、特開2002−34855の「真空式排便乾燥器」である。この発明は、寝たままの状態の患者の肛門に挿入できるやや大形の排便吸引口を、真空ホース、排便タンク等を介して、真空ポンプに接続し、この真空ポンプを低速で運転し、弱い真空状態で排便、吸引を行い、肛門の内外を汚染せずに清潔に排便が行えること、また、排便完了し、かつ排便吸引口を抜去した後に、真空ポンプの高速運転でホース内部を高速気流で清掃し、更に真空ポンプを運転して排便タンク内部の高い真空度、及び水分蒸発で、汚物を乾燥固化する構造であり、高齢化社会における寝たきりで、身体不自由な人や高齢者の排便、排尿を、人手を煩わさず、簡単、かつ清潔に行えるようにし、また、汚物の後処理も衛生的に、かつ容易にできるようにする。
さらに文献(3)は、特開2001−259019の「採便器」である。この発明は、筒体内にパイプ状の棒状体を進退自在に取付け、この棒状体の先端部に膨縮自在の掻込袋体を取付け、棒状体の基端部に逆止弁付空気注入口を設け、また筒体の先端部に、膨縮自在の環状バルーンを取付け、この筒体を肛門に挿入した後に、環状バルーンを膨らませて肛門に固定し、逆止弁付空気注入口から手押しポンプで空気を圧送して掻込袋体を膨らませて進退させて便を筒体内に取込む構成であり、直腸から排出されない便を、簡単な構造で安全、かつ安価に採便・排便できる器具・装置を提供する。
また、文献(4)は、特開平6−343693号の「ハンディー快便装置」である。この発明は、加圧水装置に連結する注水ホースと、真空装置に連結する吸引ホースとの先端に、それぞれ肛門挿入用ノズルを設け、またこの両ホース開閉用のバルブを操作するレバーと、この吸引ホースの通路内に介在させた便採集カップを、把持部の近くに設け、この把持部を持って、前記両レバーを操作し、かつ両ホースによって肛門挿入用ノズルを介して、肛門内に注水しながら肛門内の便を吸引し、便採集カップに容易に採取できる構成であり、病弱等の理由によって排便が自分でできない患者等に対して、容易に快便化が図れる快便装置を提供する。
特開2006−34577 特開2002−34855 特開2001−259019 特開平6−343693号
前記文献(1)は、給水チューブと、吸引チューブを利用し、便を軟弱にした後に、収容袋に収容する構造であり、有益であるが、二回の作業となり、慣れるのに時間、及び/又は経験を要すること、またとっさの時に、間に合わないこと等の改良すべき点がある。そして、このような構造、及び/又は二回の作業では、携帯用、及び/又は簡易型便吸引器具として採用するには、望ましくないと考えられる。また、この文献(1)は、収容袋が、水溶性で構成されていないことから、例えば、そのまま便器に流すことができず、その処理に困ることが考えられる。
また文献(2)は、排便タンクの真空度を調整し、汚物を乾燥処理する構造であり、完全に汚物を処理することから、有益であるが、構造が複雑となること、また、慣れるのに時間、及び/又は経験を要すること、またとっさの時に、間に合わないこと等の改良すべき点がある。さらに、文献(1)と同様に、携帯用、及び/又は手持ち式の排便乾燥器としての利用と、又は排便タンクが、水溶性で構成されていないこと等の面からの改良が要望される。
さらに文献(3)は、筒体の先端に環状バルーンを設け、この筒体を、肛門に固定し、またこの筒体に設けた掻込袋体(掻取り袋体)を介して、便を掻取り、この筒体に吸引する構造であり、有益であるが、構造が複雑となること、また、慣れるのに時間、及び/又は経験を要すること、またとっさの時に、間に合わないこと等の改良すべき点がある。そして、また、環状バルーンを、肛門に固定する構造であり、術後の人には、使用が困難視されること、並びに汎用性の面から、いささか、問題を抱えているものと、考えられる。さらに、文献(1)と同様に、携帯用、及び/又は手持ち式の採便器としての利用と、又は掻取り袋体が、水溶性で構成されていないこと等の面からの改良が要望される。
続いて、文献(4)は、注水ホースと、吸引ホースを利用し、注水しながら便を軟弱にし、その後に、便採集カップに収容する構造であり、有益であるが、それぞれのレバーを介しての作業となり、慣れるのに時間、及び/又は経験を要すること、またとっさの時に、間に合わないこと等の改良すべき点がある。また、文献(1)と同様に、携帯用、及び/又は手持ち式の快便装置としての利用と、又は便採集カップが、水溶性で構成されていないこと等の面からの改良が要望される。
請求項1の発明は、携帯用、及び/又は簡易型便吸引器具としての利用を図り、かつ容器を、水溶性で構成することで、便器に直接、廃棄可能とすること、又はその取扱の容易化を図ること、等を意図する。また、請求項1の発明は、何人も、確実に操作ができ、失敗のない構造の簡易型便吸引器具を提供することを意図する。
請求項1は、先端に肛門挿入部を有する便収容部を備えた水溶性の容器と、この容器が差込み、又は引抜きができる筒部を備えたホルダー本体でなり、この肛門挿入部が、前記ホルダー本体の筒部の開口端より突出する構成とした簡易型便吸引器具であって、
この容器は、便収容部の底に開口を備えるとともに、この容器の底は、前記ホルダー本体の筒部にスライド可能に設けた操作杆に押圧される構成とし、
また、前記ホルダー本体には、ポンプと、このポンプに連設した、前記容器の開口に連設する導入管と、前記ポンプを駆動する駆動部を内装し、また、このホルダー本体には、前記ポンプを制御するスイッチと、前記便収容部への便の吸引を確認するためののぞき窓を設ける構成とした簡易型便吸引器具である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適なポンプと、導入管、並びに容器の連繋構造を、提供することを意図する。
請求項2は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
前記容器の開口には、環状の鍔片を突設し、この鍔片に口金を嵌着し、この口金を、前記導入管の口部に連結する構成とした簡易型便吸引器具である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適なホルダー本体の構造を、提供することを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
前記ホルダー本体に、補助ハンドルを突設する構成とした簡易型便吸引器具である。
請求項4の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な肛門挿入部の構造を、提供することを意図する。
請求項4は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
前記容器の肛門挿入部が、この容器の便収容部に対して、溶ける時間が、短くなる構成とした簡易型便吸引器具である。
請求項5の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適な選択された駆動部(電源)の構造を、提供することを意図する。
請求項5は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
前記駆動部の電源を、電池とする構成とした簡易型便吸引器具である。
請求項6の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに最適なホルダー本体の構造を、提供することを意図する。
請求項6は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
前記ホルダー本体は、先端に開口を備えた筒部と、この筒部の後部に設けた本体部、並びにこの本体部に設け、かつ前記筒部の下側に設けたグリップ部とでなる構成とした簡易型便吸引器具である。
請求項1の発明は、先端に肛門挿入部を有する便収容部を備えた水溶性の容器と、容器が差込み、又は引抜きができる筒部を備えたホルダー本体でなり、肛門挿入部が、ホルダー本体の筒部の開口端より突出する構成とした簡易型便吸引器具であって、
容器は、便収容部の底に開口を備えるとともに、容器の底は、前記ホルダー本体の筒部にスライド可能に設けた操作杆に押圧される構成とし、
また、ホルダー本体には、ポンプと、ポンプに連設した、容器の開口に連設する導入管と、ポンプを駆動する駆動部を内装し、また、ホルダー本体には、ポンプを制御するスイッチと、便収容部への便の吸引を確認するためののぞき窓を設ける構成とした簡易型便吸引器具である。
従って、請求項1は、携帯用、及び/又は簡易型便吸引器具としての利用が図れ、かつ容器を、水溶性で構成することで、便器に直接、廃棄できること、又はその取扱の容易化が図れること、等の特徴を有する。また、請求項1は、何人も、確実に操作ができ、失敗のない構造の簡易型便吸引器具を提供できる実益を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
容器の開口には、環状の鍔片を突設し、鍔片に口金を嵌着し、口金を、導入管の口部に連結する構成とした簡易型便吸引器具である。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適なポンプと、導入管、並びに容器の連繋構造を、提供できること等の特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
ホルダー本体に、補助ハンドルを突設する構成とした簡易型便吸引器具である。
従って、請求項3は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適なホルダー本体の構造を、提供できること等の特徴を有する。
請求項3は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
前記ホルダー本体に、補助ハンドルを突設する構成とした簡易型便吸引器具である。
請求項4の発明は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
容器の肛門挿入部が、容器の便収容部に対して、溶ける時間が、短くなる構成とした簡易型便吸引器具である。
従って、請求項4は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な肛門挿入部の構造を、提供できること等の特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
駆動部の電源を、電池とする構成とした簡易型便吸引器具である。
従って、請求項5は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適な選択された駆動部(電源)の構造を、提供できること等の特徴を有する。
請求項6は、請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
ホルダー本体は、先端に開口を備えた筒部と、筒部の後部に設けた本体部、並びに本体部に設け、かつ筒部の下側に設けたグリップ部とでなる構成とした簡易型便吸引器具である。
従って、請求項6は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに最適なホルダー本体の構造を、提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1−1は、本発明の簡易型便吸引器具の使用状態を示した縮尺模式図、図1−2は、本発明の他の簡易型便吸引器具の使用状態を示した縮尺模式図、図1−3は、本発明の別の簡易型便吸引器具の使用状態を示した縮尺模式図、図2は、簡易型便吸引器具の全体斜視図、図3は、簡易型便吸引器具の全体断面図、図4は、簡易型便吸引器具の要部で、容器と、口金、並びに導入管等の関係を示した拡大断面図、図5は、簡易型便吸引器具に採用される容器の一例を示した一部欠截の平面図である。
図1〜図5において、図中1は便の収容を目的とし、かつ便器(図示せず)で溶ける(融ける)水溶性の容器で、この容器1は先端1aに弾丸形の密封式の肛門挿入部2を、この先端1aの後方1bに筒形の便収容部3を備え、その底1cに鍔片5aを備えた開口5を設けた構造である。尚、この肛門挿入部2は、便収容部3より薄肉、又は溶解性のよい部材(オブラート等の水溶性の素材や、ヒアルロン酸、コンドロイチン等の人体に存在する高分子素材等)とし、人Hの肛門H1に挿入後に、体温及び/又は水等で溶ける構造とする。従って、この肛門挿入部2の挿入の容易化と、違和感なく、かつ痛みもなく挿入可能となる利点がある。尚、鍔片5aの先端は、拡開した開口5bとなっており、後述する口金の挿入を、容易にするとともに、確実な取付けを図る(便漏れ、空気漏れ等の漏れをなくす)。
そして、望ましくは、この容器1は、体裁と、美観、又は羞恥心の保護等を目的に、一部のみ視認できる構造とする。その一例としては、色分けにより、一部のみを視認可能とする構造で、例えば、透明と、色付けによるもの、材質の濃淡、形状の凹凸(ぼかし、梨子地の有無)等によるものが考えられる。さらに、図示しない他の容器等に、この一部のみ視認可能な構造を採用することも可能である。尚、この容器1は、後述するホルダー本体の筒部より、突出する構造とし、使用時の肛門へのホルダー本体の筒部の衝撃緩和と、安心感を付与することが望ましい。尚、図示しないが、容器1は大中小の如く、容量を変更し、使用の利便性と、排便の状況(正常便、軟便等に対応可能とする)、嵩の希望・携帯の対応等を考量することが望ましい。
また、図中7は簡易型便吸引器具の主体をなす硬性のホルダー本体で、このホルダー本体7は、人Hの手で保持できる寸法と、形状とを備えている。そして、このホルダー本体7は、前記容器1が差込み、又は引抜きができる筒部8と、この筒部8の下側に設けたグリップ部9とで構成する。尚、このグリップ部9は、筒部8に対して、移動可能に設けて、使用者の手の大小、利き手、又は障害者等の使用に対応することが望ましい(図1−2、図1−3参照)。また、前述の如く、容器1の先端1a、及び/又は肛門挿入部2が、筒部8の開口8a端より突出する構成となっている。
そして、このホルダー本体7の筒部8の後部(本体部)及び/又はグリップ部9には、ポンプ10aと、ポンプ10aに連設した、容器1の底1cの開口5に連設するホース、管等の導入管11(吸引管)と、ポンプ10a及び/又はモータ10b(バキューム機構)を駆動する駆動部12を内装し、また、ホルダー本体7のグリップ部9には、ポンプ10aを制御するスイッチ14(吸引空気調整グリップ)を、グリップ部9の絞り部にそれぞれ設けられている。図中15はコードで、このコード15により、ポンプ10aと、制御部と、スイッチ14に接続する部材と、駆動部12とを接続する。従って、スイッチ14を操作することで、駆動部12を介して、ポンプ10aが作動する構造であり、このポンプ10aによる吸込みと、その停止、並びに吸込み量の調整を図る。また図中17は排気管で、ポンプ10aからの排気を、器具外に排出する。そして、図中18は握り易い形状の補助ハンドルで、この補助ハンドル18は、筒部8の後部や、グリップ部9の上部に突設し、この補助ハンドル18を利用し、器具を確実、かつ安定的に、保持可能とする。またこの補助ハンドル18は複数本の場合もあり得る。尚、図中20は、導入管11に設けた逆止弁、また、21は、排気管17に設けた逆止弁、をそれぞれ示す。また、駆動部12が、乾電池、バッテリーでは、グリップ部9の下側から装着可能とし、図示しない孔と蓋を利用する。このように、ホルダー本体7を、筒部8と、本体部、及びグリップ部9で構成することで、手持ち式として形態と、大きさを確保できる。尚、前記導入管11に、ホースを採用する例では、ポンプ10aの設置箇所の容易化、流動化、軽量化が図れ、また管等の鋼管等の場合には、ポンプ10aの設置の容易性、ホルダー本体7の強度の向上が図れることが考えられる。
尚、図2において、ホルダー本体7の筒部8には、のぞき窓22(一部視認の達成も考慮する)を一条、又は対峙して二条を設ける構造とし、容器1への便の収容の視認性と、こののぞき窓22を利用し、操作杆23を付設する構造とし、筒部8に挿入した容器1の脱抜に利用する。例えば、図3に示した如く、この操作杆23が、容器1の底1cを押圧する構造を採用する場合には、この操作杆23の中心側が、底1cの開口5まで延設形成する。これにより、力を掛けずに、筒部8より容器1を脱抜できる特徴と、又は容器1を、筒部8の所定位置に、確実かつ容易に挿入でき、しかも肛門挿入部2を、筒部8の開口8a端より、確実かつ容易に突出できる等の特徴を有する。そして、この操作杆23と、のぞき窓22の構造を採用することで、この器具の機能を確実に達成でき、かつ確実な便の収容、並びに人Hに対して、優しい簡易型便吸引器具を提供できる。尚、前記のぞき窓22を設ける箇所及び/又は条数等は限定されない。
また、図4に示した容器1の鍔片5a(開口5及び開口5b)と、ホルダー本体7に設けた導入管11(開口11a)とを、口金25を介して接続する構造であり、この口金25の構造を説明すると、口金25はシリコン樹脂を使用し、可撓性と洗浄対応形とする。そして、この口金25は、軸方向の両側が開口25a、25bしており、また一方側がノズル26で、他方側が口部27の構造とし、ノズル26が鍔片5a内に嵌入し、また口部27が導入管11の差込み部11bに被嵌される。この嵌入と被嵌を介して、容器1の開口5(開口5b)と、導入管11の開口11a(差込み部11b)を、水密状に接合する。そして、容器1の鍔片5aにノズル26が挿入される構造を採用することで、この容器1を、筒部8に差込む過程で、容器1の鍔片5a内にノズル26が自動的に、かつスムーズに差込まれる構造である。また、この口金25の脱抜を防止するための一例とし、この図4に示した構造とする。即ち、口部27に凹凸絞り部27aを設けるとともに、この差込み部11bに凹凸段部11b1を設ける。そして、この凹凸絞り部27aと、凹凸段部11b1を利用し、この口部27と差込み部11bを、凹凸嵌合構造で、水密とする。また、この口金25は、筒部8の空間及び/又は操作杆23の中心に形成された隙間を介して、着脱自在とし、故障、汚染等の必要時に対応する。尚、この口金25は、設ける望ましいが、限定されない。また、この口金25は、導入管11に一体構造とし、構造の簡略化、コストの低廉化、又は取扱の容易化等を達成することも可能である。
次に、本発明の使用の一例を説明すると、必要により、オイル、薬剤を塗布した容器1、ホルダー本体7の筒部8に差込み、この容器1の底1cを、操作杆23に衝止するとともに、底1cに設けた鍔片5a内に、口金25のノズル26が差込まれる。この段階で、容器1がセットされるとともに、容器1の肛門挿入部2が、筒部8の開口8a端より突出する。この操作で、容器1が、ホルダー本体7にセットされる。この状態において、容器1の肛門挿入部2を、人Hの肛門H1に挿入すると、この肛門挿入部2が、人Hの体温及び/又は水分・液により溶解する。これにより、容器1の便収容部3への便の取込みが可能であるので、続いて、強弱を調整可能としたスイッチ14を、オン(操作)し、ポンプ10aを駆動し、導入管11と、口金25を介して、一方の逆止弁20を開放側に可動し、人H内の便を、オイル等を利用し、スムーズに、又は肛門H1に刺激を与えずに吸引み、かつ排気管17を介して、他方の逆止弁21を開放側に可動し、排気する。
この吸引及び排気を介して、順次、便を便収容部3に収容する。この収容状態を、のぞき窓22を介して確認し、便の収容が終了した時点で、スイッチ14をオフ(停止)した後に(吸込の最終限度の調整を可能とし、かつ容器1に満杯の状態では、強制停止することが望ましい)、容器1を取外す(引抜く)が、その操作を次に説明する。
先ず、操作杆23に指を掛け、順次、筒部8の開口aに向かって、かつこの移動にのぞき窓22に沿って移動する。この移動で、容器1が、開口8aより略半分程度、突出した時を見計らって、空いてる方の指で、容器1を掴み、便器内に投棄する。そして、数分後に、容器1が溶けるので、水を流して、配管及びタンク内に導き、全ての処理が終了する。
図1−1は、本発明の簡易型便吸引器具の使用状態を示した縮尺模式図 図1−2は、本発明の他の簡易型便吸引器具の使用状態を示した縮尺模式図 図1−3は、本発明の別の簡易型便吸引器具の使用状態を示した縮尺模式図 図2は、簡易型便吸引器具の全体平面図 図3は、簡易型便吸引器具の全体断面図 図4は、簡易型便吸引器具の要部で、容器と、口金、並びに導入管等の関係を示した拡大断面図 図5は、簡易型便吸引器具に採用される容器の一例を示した一部欠截の平面図
1 容器
1a 先端
1b 後方
1c 底
2 肛門挿入部
3 便収容部
5 開口
5a 鍔片
5b 開口
7 ホルダー本体
8 筒部
8a 開口
9 グリップ部
10a ポンプ
10b モータ
11 導入管
11a 開口
11b 差込み部
11b1 凹凸段部
12 駆動部
14 スイッチ
15 コード
17 排気管
18 補助ハンドル
20 逆止弁
21 逆止弁
22 のぞき窓
23 操作杆
25 口金
25a 開口
25b 開口
26 ノズル
27 口部
27a 凹凸絞り部
H 人
H1 肛門

Claims (6)

  1. 先端に肛門挿入部を有する便収容部を備えた水溶性の容器と、この容器が差込み、又は引抜きができる筒部を備えたホルダー本体でなり、この肛門挿入部が、前記ホルダー本体の筒部の開口端より突出する構成とした簡易型便吸引器具であって、
    この容器は、便収容部の底に開口を備えるとともに、この容器の底は、前記ホルダー本体の筒部にスライド可能に設けた操作杆に押圧される構成とし、
    また、前記ホルダー本体には、ポンプと、このポンプに連設した、前記容器の開口に連設する導入管と、前記ポンプを駆動する駆動部を内装し、また、このホルダー本体には、前記ポンプを制御するスイッチと、前記便収容部への便の吸引を確認するためののぞき窓を設ける構成とした簡易型便吸引器具。
  2. 請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
    前記容器の開口には、環状の鍔片を突設し、この鍔片に口金を嵌着し、この口金を、前記導入管の口部に連結する構成とした簡易型便吸引器具。
  3. 請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
    前記ホルダー本体に、補助ハンドルを突設する構成とした簡易型便吸引器具。
  4. 請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
    前記容器の肛門挿入部が、この容器の便収容部に対して、溶ける時間が、短くなる構成とした簡易型便吸引器具。
  5. 請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
    前記駆動部の電源を、電池とする構成とした簡易型便吸引器具。
  6. 請求項1に記載の簡易型便吸引器具であって、
    前記ホルダー本体は、先端に開口を備えた筒部と、この筒部の後部に設けた本体部、並びにこの本体部に設け、かつ前記筒部の下側に設けたグリップ部とでなる構成とした簡易型便吸引器具。
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