JP2000042101A - 浣腸方法及び浣腸補助具 - Google Patents

浣腸方法及び浣腸補助具

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JP2000042101A
JP2000042101A JP10249019A JP24901998A JP2000042101A JP 2000042101 A JP2000042101 A JP 2000042101A JP 10249019 A JP10249019 A JP 10249019A JP 24901998 A JP24901998 A JP 24901998A JP 2000042101 A JP2000042101 A JP 2000042101A
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tube
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JP10249019A
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Takao Kawamura
隆夫 河村
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GUREITOCHIREN KK
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GUREITOCHIREN KK
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、浣腸器は利用者にとって使いづらいも
のであった。イチジク型の浣腸器に於ては、浣腸液を注
入中或いは容器を肛門から抜くときに、汚物の混ざった
液漏れで手を汚したり、また複数個の浣腸器を使用しな
ければならないときなどは、衛生的にも心理的にも、使
いづらい状況が出現した。 【解決手段】 浣腸の方法を変えることである。パルプ
と生分解性プラスチックによって、排便時まで肛門に挿
入装着する浣腸補助具を用いた、新しい浣腸方法を発案
した。この浣腸補助具を経由して肛門内に浣腸液を注入
する様に、また浣腸補助具には肛門内に挿入する部分の
腸内送液口から外部より浣腸液を供給する供給口までの
流路があり、さらにこの流路中に逆止弁を有し、この浣
腸補助具に浣腸液を供給する注入チューブ、浣腸液注入
終了後に注入チューブと浣腸補助具を分離切断するため
のリモート分離機構、浣腸液を送液する手動ポンプ或い
は小型電動ポンプと浣腸液入れ容器から構成される、新
しい浣腸方法及び浣腸補助具を創出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手軽に使用できる
衛生的な分解性使い捨て肛門挿入浣腸補助具と繰り返し
使用可能なチューブ付液体注入用浣腸補助具、及び個人
用の新しい浣腸方法の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、簡易型浣腸器としては、イチジク
型の使い捨て浣腸器等が知られている。これは、容器内
に予め所定量の薬液を充填しており、使用者は肛門に挿
入する側の先端に小さな穴を開け、これを肛門内に挿入
して使用者が容器を押圧することにより該容器内の薬液
を腸内に押し出すようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イチジ
ク型の浣腸器の使用においては、利用者が肛門内に浣腸
器の先端注入部を挿入し、手で浣腸器の容器を押圧する
ことによって注入するため、注入中又は容器を肛門から
抜く時に、汚物の混ざった注入液の一部が隙間から漏れ
て手等を汚したり、また浣腸器を2個以上使用しなけれ
ばならないような場合には、衛生的にも取り扱い的に
も、使い難いものがあった。本発明は、従来の浣腸器が
もつ、上記のような欠点を取り除き、浣腸液の漏れで手
等を汚さず、注入する液体の種類の選択性を高め、注入
液量を利用者自身が注入時に調節することが可能な浣腸
方法、自宅でも外出先でも手軽に常用が可能な浣腸器具
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願は、浣腸液の注入時のみ肛門に挿入、取出しを
行なう様な現状の浣腸方式ではなく、排便時まで肛門に
挿入装着する浣腸補助具を用いた浣腸方式を発案した。
この浣腸補助具は使用後排便と同時に便器内に廃棄可能
な分解性材料にて構成され、その内部の供給口から腸内
送液口までの流路中に逆止弁を有し、さらに、肛門挿入
浣腸補助具に浣腸液を供給する注入チューブ、浣腸液を
腸内に注入終了後注入チューブと肛門挿入浣腸補助具と
を離れたカ所から分離、切断するためのリモート分離機
構、注入チューブに浣腸液を送出するための手動ポンプ
或いは電動ポンプ及び浣腸液容器より構成される、肛門
挿入、浣腸補助具と新案の浣腸方式を用いる。
【0005】
【作用】本発明では、肛門に挿入する浣腸補助具は一度
肛門に挿入、装着されたら便意を催して排便するまで、
そのままの状態を維持する。浣腸補助具は本体は紙、パ
ルプにて作られ、肛門挿入側の表面は薄く生分解性プラ
スチックにてコーティングされ短時間防水性が保たれて
いる。浣腸補助具の内部は肛門に挿入する丸突起先端か
ら浣腸補助具の外部側浣腸液供給口まで、生分解性プラ
スチックを用いた内部に逆止弁を有するチューブにて構
成され、腸内からの汚染液の逆流を防いでいる。また浣
腸補助具の肛門挿入時に手と肛門付近の尻が直接接触し
ない様な紙の衛生ガードを有する。
【0006】注入チューブはその外径が浣腸補助具の供
給口の内径より僅かに大きく、フレキシブル性のある硬
質プラスチック等にて構成され、利用者は使用直前に注
入チューブの先端を浣腸補助具の供給口に5mmから1
0mm程度差込み、供給口に使われている生分解性プラ
スチックチューブの弾力性によってアプリケータと密着
させる。
【0007】さらに、使用後に、この浣腸補助具と注入
チューブとを衛生的に分離するためのリモート分離機構
は注入チューブの外径より僅かに大きい内径を有するリ
モート分離チューブを先の注入チューブの外側に被せ、
さらにリモート分離チューブの浣腸補助具側先端を、押
圧面積拡大用のリングを付けて太くし、浣腸補助具から
30cm程度離れた手前側に、注入チューブとリモート
分離チューブそれぞれに接続するレバーを取付け、先の
浣腸補助具と注入チューブとの分離、切断時は、このレ
バーを操作して行なう。
【0008】注入チューブはさらに接続具によって、ピ
ストンポンプを利用した手動のポンプ或いは乾電池等を
利用した小型電動ポンプに繋がれる。前述のポンプは浣
腸液容器と一体とすることができるが、浣腸液容器を持
ち運び容易なプラスチック製の袋とすることも可能であ
る。
【0009】本発明での浣腸方法は、先ず利用者は個人
の経験的、或いは事前の医師の助言による浣腸液量に相
当する水、或いは体温程度までの湯、さらには各種浣腸
薬液を用意して容器に充填する。次にトイレに入り、浣
腸補助具と注入チューブを手で接合させ、さらに浣腸補
助具を自ら肛門に挿入する。浣腸補助具を肛門に挿入後
は便器に腰掛けるか中腰等、任意の姿勢にてポンプを操
作して徐々に浣腸液を腸内に注入する。排便に十分と感
じられる量を注入し、便意を催してきたら、手早くリモ
ート分離レバーを操作して注入チューブと浣腸補助具と
を分離切断し、チューブの先端を便器内に落とさないよ
うに、手早く回収する。あとは利用者が排便のため腹圧
を掛けると、アプリケータは肛門から排出され、続いて
排便が進行される。最後にトイレの洗浄水を流すことで
作業は終了する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を、図面を
参照しながら説明する。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す斜視図であ
る。1は浣腸補助具である。2は腸内送液口で、点線3
は内部にある生分解性プラスチックで出来たチューブで
5の供給口から2の腸内送液口まで浣腸液を送液する役
割を果たす。4はこの生分解性プラスチックで出来たチ
ューブの中にある逆止弁で、構造的には自転車に使われ
ている空気抜け防止チューブと同様である。6は取手で
この浣腸補助具を肛門に挿入するときに手で持つ部分で
ある。7は紙で出来ており、利用者がこの浣腸補助具を
肛門に挿入する時に手が肛門の周囲の尻の皮膚に直接接
触しないように設けられた、衛生ガードである。8はこ
の浣腸補助具の供給口に装着する注入チューブの先端で
ある。9は使用後、浣腸補助具と注入チューブとを切離
すリモート分離チューブであり、10はリモート分離機
構、11は同操作レバーである。12は乾電池にて動作
する小型電動ポンプである。13は同スイッチで利用者
が押しているときだけポンプは運転される。14は水、
湯、その他浣腸薬液を入れる容器で通常容量は1リット
ル程度を目安とする。
【0012】さらにこの浣腸補助具の肛門挿入側は表面
を生分解性プラスチックでコーティングされ、その肛門
挿入側表面が濡れても水分が直ぐ浸透しない防水構造に
なっている。浣腸補助具の生分解性プラスチック以外の
部分は、パルプで適度な硬さと弾力性を有している。ま
た浣腸補助具の大きさは水洗トイレにて流せる大きさに
構成されている。
【0013】また8の注入チューブ先端の斜視図を図2
に示す。図2のA部の15は高密度スポンジで注入チュ
ーブの先端に挿入して、使用後チューブを浣腸補助具か
ら分離したときに内部に貯まった液体が漏れるのを防ぐ
ものである。図2のB部16は押圧面積拡大用リングで
ある。さらに11のリモート分離機構の斜視図を図3に
示す。図3のA部の左側部分はリモート分離チューブの
端に圧着され,図3のB部は注入チューブの上に被せて
接着され、B部をA部の中に、そのレバーがA部のスリ
ットを通る様に組み立てたものが図3のC部である。ま
たA部とB部の間にバネが入っており、矢印の様に操作
レバーを操作した後は、バネ力にて復元する様になって
いる。また注入チューブと浣腸補助具を接合させるとき
は、注入チューブ側のレバーを少し捻じりロックさせる
構造になっている。
【0014】利用者が立った状態にて手動ポンプにて浣
腸を行なっている浣腸イメージ図を図4に示す。さらに
利用者が洋式トイレに腰掛けた状態にて手動ポンプにて
浣腸を行なっている浣腸イメージ図を図5に示す。さら
に利用者が浣腸終了後、浣腸補助具と注入チューブを切
離すイメージ図を図6に示す。
【0015】ここで、生分解性プラスチックに関して
は、現在多くの商品が市販されており、ポリヒドロキシ
プレート、ポリ−β−ヒドロキシ酪酸、ポリカプロラク
トン、ポリエチレンサクシネート、ポリ乳酸ポリビニル
アルコール、酢酸セルロース、変性でんぷん等が本実施
例に使用される。また本願の分解性材料の解釈に関して
は、生分解性のみならず水分解性、その他全ての短時間
経過後に分解される材質が含まれる。
【0012】
【発明の効果】以上、本発明の浣腸方法と浣腸補助具
は、従来の浣腸方式を一変した。下側から上側に向かっ
て浣腸液を注入する通常の浣腸器では、浣腸器を肛門か
ら引き抜くときの液漏れの心配があり、さらに液量が不
足して複数の浣腸器を使用する場合には、肛門からの液
漏れによる不衛生さは際立ったものであった。本願の肛
門に挿入する浣腸補助具を使用することにより、先ず使
用者はこの浣腸補助具を肛門に挿入装着するときにおい
ても、肛門周辺の尻部に手が直接接触することがなく、
リラックスした姿勢にて浣腸液の注入を行なえ、特殊な
薬液を使わずとも、水、体温程度のお湯、オイル、エマ
ルジョン等にて排便の誘発を得られ、さらに浣腸液容量
を多めに設定しているので、浣腸液を注入しながら自分
自身の体調を感じながら、浣腸液の注入量を調整するこ
とが可能となる。またリモート分離機構を用いて肛門か
ら離れたカ所から浣腸補助具と注入チューブの切離可能
な構造と主要材料がパルプと生分解性プラスチックにて
構成され、排便と同時に便器内廃棄可能な浣腸補助具と
の組み合わせにより、気軽に衛生的な浣腸を行なうこと
が可能となる。また本発明の浣腸補助具、リモート分離
機構付注入チューブ、手動又は小型電動ポンプ、袋式の
浣腸液容器はいずれも、コンパクトなサイズのため小さ
なバックに収納することが可能にて、本発明品は自宅で
の利用のみならず、外出先においても手軽に使用するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図
【図2】注入チューブの先端の斜視図
【図3】リモート分離機構の構成の斜視図
【図4】人が立った状態での浣腸イメージ図
【図5】人が便器に腰掛けた状態での浣腸イメージ図
【図6】浣腸補助具と注入チューブの肛門周辺からの切
離しイメージ図
【符号の説明】
1 浣腸補助具 2 腸内送液口 3 生分解性プラスチックチューブ 4 逆止弁(生分解性) 5 供給口 6 取手(浣腸補助具の把握用) 7 衛生ガード(紙製) 8 注入チューブ 9 リモート分離チューブ 10 リモート分離機構 11 操作レバー 12 小型電動ポンプ 13 スイッチ 14 浣腸液容器 15 高密度スポンジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に浣腸液の注入口と逆流防止の為の
    逆止弁を有し、浣腸液の注入後に排便と同時に便器に排
    出可能な浣腸補助具を肛門に挿入し、この浣腸補助具を
    経由して外部から腸内に浣腸液を注入する事を特徴とす
    る浣腸方法。
  2. 【請求項2】 請求項1で使用される浣腸補助具で、浣
    腸補助具の材質を液体注入後の排便後に自己分解する分
    解性の材質にて構成された事を特徴とする浣腸補助具
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2の浣腸補助具に液
    体を供給、注入する手段として、液体注入チューブを用
    いて浣腸補助具に接合させて肛門に挿入し、液体の注入
    を行ない、注入終了後に肛門に挿入された浣腸補助具か
    ら離れたカ所から、リモート操作によって浣腸補助具と
    分離切離しを行なうことを特徴とする浣腸方法
  4. 【請求項4】 請求項3に用いる肛門挿入浣腸補助具と
    液体注入チューブの分離機構で液体注入チューブの外側
    に外接する同心円のチューブを被せて、この2組のチュ
    ーブの先端に相対的伸縮運動を与えることにより、該肛
    門挿入浣腸補助具と液体注入チューブの分離切断を行な
    うことを特徴とするチューブ付液体注入用浣腸補助具
JP10249019A 1998-07-31 1998-07-31 浣腸方法及び浣腸補助具 Withdrawn JP2000042101A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017502015A (ja) * 2013-12-20 2017-01-19 ディスファー・インターナショナル・ベー・フェー 乾燥注腸製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017502015A (ja) * 2013-12-20 2017-01-19 ディスファー・インターナショナル・ベー・フェー 乾燥注腸製品

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