JP3123094U - ストーマケア補助器具 - Google Patents

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昌子 真鍋
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Abstract

【課題】 従来、身体障害者が悩み、苦労していた障害とフランジ交換時の手間などの削減に寄与できるストーマケア補助器の提供を技術的課題とする。
【解決手段】 フランジを剥がした後のストーマの上に被せる事で、ストーマからの排尿、排便の漏れを防ぎ、ストーマ周辺の肌の洗浄、乾燥、フランジ交換を容易にする、使い捨ての吸収体を底部に差込み、固定させる事ができる、頭部に球体状の取っ手を有するストーマケア補助器を提供するにある。
【選択図】 図1

Description

本案件は身体障害者の使用条件に適合して取り扱い上の手間などの削減に
寄与できるよう改善されたスト−マケア補助器具である。
従来、身体の手術による人工膀胱、並びに人工肛門などの身体障害者は、身体腹部の肌の表面にストーマを設け、パウチと一体化させる為に肌に密着させているフランジを定期的に交換する際、排尿及び排便のストーマからの漏れを紙等の吸収体で防止している。
フランジ交換の際の皮膚の洗浄後の乾燥処理をする間、ストーマより断続的に排尿、排便の漏れが生じる為に乾燥を困難とさせる。
ストーマからの排尿、排便の漏れを抑える為に紙などの吸収体を使うと、ストーマからの断続的な漏れにより吸収体にかなりの水分を含み、何度かの吸収体の交換が必要となる。
フランジ交換の際、密着度を高める為ストーマ周辺の乾燥が必要となる。その為、ストーマからの排尿、排便の漏れがフランジ交換部分の皮膚を濡らさぬよう迅速な処置が必要となる。
フランジ交換時、迅速な処置が求められるが、その為確実さが減少され、フランジの縒れ、ずれ等が発生する確率が高くなる。
本考案は上述の障害と欠点を予防、改善する為になされたものであり、身体障害者が悩んでいた障害と、フランジ取り扱い上の手間などの削減に寄与できるストーマケア補助器具を提供する事を技術的課題とする。
人工膀胱或いは人工肛門を持つ身体障害者の排尿、排便を一時的に溜めておく袋であるパウチを固定する為、肌に密着される粘着シートであるフランジを交換する際に、密着部の肌の洗浄後、乾燥させるまでの間における排尿、排便の漏れを防止する為、使い捨ての紙などの素材による吸収体を挿入固定でき且つ容易に取り出し得る一端が開口される吸収体の取出口を有する円筒状容器の他端部に、該容器の円筒直径より小さな直径の球体状取手を設けるストーマケア補助具として課題を解決するものである。
ストーマの大きさに個人差がある為、補助器の吸収体挿入部の直径はフランジの穴の大きさに分けるのが適切であり、挿入する吸収体は衛生面上使い捨て出来る紙や脱脂綿等が適当である。また吸収体を挿入する容易さとストーマとの密着度を考慮すると円柱形が適当であり、持ちやすく着脱させ易いよう挿入部より小さい球体状の取っ手を有し、吸収体を固定し易く、フランジを通しやすいよう長さ4cmが適当である。
補助器を使用する事により、吸収体がストーマからの排尿、排便の漏れを完全に防止し、人工膀胱及び人工肛門を持つ身体障害者各人の方法速度で容易にかつ安全、正確にフランジを粘着させる事ができ、身体障害者の精神的苦痛、及び手間の削減、フランジの粘着失敗による無駄な出費を軽減できる。
以下、本考案の実施態様を図面に示す実施例に従って説明する。
身体障害者の排尿、排便を一時的に溜めておく袋であるパウチを固定させる為の肌に密着しているフランジを交換する際、密着部の肌を洗浄しなければならず、その際の断続的なストーマからの排尿、排便の漏れを防止し乾燥を促す為に使用する、使い捨ての紙、布、海綿或いは鉱物粉の固形物などでなる吸収体3を出し入れできる開口部を有する円筒状容器1の中に吸収体3を挿入してストーマに被せる。この被せる行為により、吸収体3がストーマからの排尿、排便を吸収し、身体障害者各人に対する方法、速さで、容易にフランジ密着部の肌を洗浄できることになる。容器1には、その頭部に容器1の筒状部の直径より小さな直径で成る球状の取手2を設け、容器1を光に対して透明な素材で成形して容器1の内部が見えるようになっている。また、容器1はプラスッチック類例えば透明グレードの可撓性軟質材として塩化ビニール等が安価に使用できるので望ましいものとなる。本実施例においては、容器1と取手2をが一体と成っている例を示してあるが、容器1と取手2を一体化して成形するか別体として成形するか、と言うような事に関しては設計上の問題となる。
また、本補助器は、大きさとして筒状部の直径に違いのあるものを数種類用意すればことが足りるものである。
ストーマに補助器を被せた状態で、フランジの穴からフランジを通し、フランジを肌に密着させる。確実に密着したか確認後、パウチを当て、補助器をストーマから外す。
本考案の一実施例を示す断面図である
符号の説明
1 容器
2 取手
3 吸収体

Claims (1)

  1. 人工膀胱及び人工肛門を持つ身体障害者のフランジ交換時の排尿、排便の漏れ防止及び容易なフランジ交換を目的とする、プラスチック類による可撓性且つ透光性素材で成る円筒状容器であり、該容器内に水分の吸収体を挿入、取り出し自在に設け、該容器の頭部に、容器の筒部直径より小さな直径の球体状取手を設けて成るストーマケア補助器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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