WO2007010857A1

WO2007010857A1 - 指支持傘収納袋

Info

Publication number: WO2007010857A1
Application number: PCT/JP2006/314069
Authority: WO
Inventors: Yoshihiko Ichikawa
Original assignee: Yoshihiko Ichikawa
Priority date: 2005-07-20
Filing date: 2006-07-14
Publication date: 2007-01-25
Also published as: JP3932141B2; JP2007050236A

Abstract

【課題】傘の挿入が容易で、形状制限なく、再利用が可能で、同時に通常の傘の収納袋としても使えるぬれた傘の収納袋を提供する。【解決手段】傘袋の傘挿入口近傍に、片手の指を入れ開口部を開き袋本体を保持するための、袋を挟んで対になったループ構造を形成した。指をぬらすことなく傘の挿入が容易で、硬質素材を用いていないので裏返しての乾燥ができる。また同構造を内外に形成する事により、裏返したままで再利用できる。収納袋に排水用のスリットを設けることにより使用の一時中断時に傘袋内の排水が容易となる。摺動可能紐を収納袋に取り付けたループに通し収納袋を折り曲げ固定することで、袋からの漏水を防ぎ、使用中断時コンパクトに持ち運べる。通常の傘収納袋としても使える。

Description

明細書

指支持傘収納袋

技術分野

[0001] この発明は、傘に付着する水滴の飛散や落下を防止する傘を入れる袋に関する。

背景技術

[0002] 従来、大型店舗などにおいて、濡れた傘を入れるためにポリエチレン等の袋が置いてあるが、傘を入れようとすると指で袋本体開口端を引き上げるほかなぐ指自体が濡れることは避けがたい。車内用に作られたものなど、指を濡らさぬ様に作られているものは、特許文献 1、 2に在る様に全体あるいは部分的に剛性のある素材が使われているため携帯に適さない。袋は一般的にポリエチレンや塩ィ匕ビニールなど合成榭脂のシート、あるいは撥水か防水加工をした布等が使われている。これらをまとめ本文中では柔軟シート素材あるいはシート素材と表記して、る。

[0003] 特許文献 1：特許公開平 7— 143906号広報

特許文献 2：特許公開 2004 - 181213号広報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] 大型店舗などに置かれて、る従来のポリエチレン製などの使、捨て傘収納袋は、袋を引き上げる際袋が傘に張り付くため、引き上げ難ぐまた指もぬれる。指を濡らさず、容易に傘を挿入できる、濡れた傘の収納袋が有ると良い。再利用可能であればなお良い。全体を同じ柔軟素材で作れば、携帯の際の形状に制限がなくなるし、裏返すことができ、袋の乾燥もしゃすい。裏返して乾かした後、再度裏返すことなく使用できるとより便利である。使用の一時中断が容易にできるとよい。通常も傘の収納袋として使えるとなお良い。本発明は、これらの問題の解決を図った、濡れた状態及び通常でも使える傘の収納袋を提供することにある。

課題を解決するための手段

[0005] 請求項 1の発明は、ぬれた傘を収納する袋本体の開口部近辺に、指を差し入れる為の収納袋を挟むように対になった開口端を持つループ構造あるいはポケット構造を形成した。

[0006] 請求項 2の発明は、傘を収納する袋本体の開口部近傍外側に、指を差し入れる為の収納袋を挟むように同一方向で対になった開口端を持つループ構造を形成した。

[0007] 請求項 3の発明は、請求項 2に記載の指支持傘収納袋において、柔軟シート素材の上下両辺端部分を傘収納袋本体に固定することにより、傘を入れる袋本体の開口部近傍外側に、指を差し入れる為のループを形成した。

[0008] 請求項 4の発明は、請求項 2に記載の指支持傘収納袋において、傘を入れる袋本体開口端の一部を折り返すことにより、指を差し入れる為のループ構造を形成した。

[0009] 請求項 5の発明は、請求項 2に記載の指支持傘収納袋において、袋本体の開口端を折り返し固定し、開口縁を二重にし、形成された折り返し二重部分外側面に複数の穴あるいはスリットを設けることにより、指を差し入れる為のループを形成した。

[0010] 請求項 6の発明は、請求項 1に記載の指支持傘収納袋において、収納袋を挟むように指を差し入れる為のループ構造を開口部内外両側に形成した。

[0011] 請求項 7の発明は、請求項 2記載の指支持傘収納袋において、開口部近傍外側に加え内側にも、指を差し入れる為のループ構造を形成した。

[0012] 請求項 8の発明は、請求項 7に記載の指支持傘収納袋において、柔軟シート素材の上下両辺端部分を傘収納袋本体に固定することにより、指を差し入れる為のループを収納袋本体の内外双方に形成した。

[0013] 請求項 9の発明は、請求項 7に記載の指支持傘収納袋において、傘を入れる袋本体開口端に複数の切れ目を入れ、その一部を内側外側へ折り返し、折り返した元の開口端を固定することにより、収納袋本体開口部近傍内外両側面にループを形成した。

[0014] 請求項 10の発明は、請求項 7に記載の指支持傘収納袋において、袋本体の開口端を折り返して袋本体に固定し、できた折り返し二重部分の内外両面に複数の穴またはスリットを設けることにより、収納袋本体開口部近傍内外両側面にループを形成した。

[0015] 請求項 11の発明は、請求項 1に記載の指支持傘収納袋において、開口部に三角形状のシート素材を取り付け、開口部を広くした。収納袋本体開口部が上の時は漏水せず、逆さまにした時排水できるスリットを形成した。

[0016] 請求項 12の発明は、開口端を折り返し固定し、その二重部分に請求項 3または 5に記載の方法で、開口部近傍外側面に指を差し入れる為のループを形成した。開口縁の二重部分に紐を揷通し、絞って結ぶことが出来るようにした。排水用スリットを形成した。開口部からスリットまでと同程度の距離で環状摺動可能紐引き出し挿入部下に環状摺動可能紐を通すリングを取り付け、必要ならリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを形成した。

[0017] 請求項 13の発明は、開口端を折り返し固定することにより開口縁を二重にし、請求項 3あるいは 5に記載の方法で、指を差し込むためのループ構造を形成した。開口縁の二重部分に紐を揷通し、絞って結ぶことが出来るようにした。排水用穴を形成した。その穴を覆って下方向にのみ開口するように上端と左右端を収納袋本体に固定した柔軟シート素材を収納袋本体内側に形成した。開口部力排水用の穴と同程度の距離で環状摺動可能紐引き出し挿入部下に環状摺動可能紐を通すリングを取り付け、必要ならリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを形成した。

[0018] 請求ェ 14の発明は、開口端を折り返し固定することにより開口縁を二重にし、請求項 6に記載の方法で、収納袋内外両面に指を差し込むためのループ構造を形成した。開口縁の二重部分に紐を揷通し、絞って結ぶことが出来るようにした。排水用スリットか穴を形成した。排水用スリットの近傍に環状摺動可能紐を通すリングを内外双方に形成し、必要ならリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを内外双方に形成した。

[0019] 請求項 15の発明は、開口端を折り返し固定することにより開口縁を二重にし、請求項 8あるいは 10に記載の方法で、指を差し込むためのループ構造を形成した。開口縁の二重部分に紐を揷通し、絞って結ぶことが出来るようにした。排水用スリットを形成した。開口部力も排水用スリットと同程度の距離で環状摺動可能紐引き出し挿入部下の内側外側双方に環状摺動可能紐を通すリングを取り付け、必要なら紐通しリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを内外双方に形成した [0020] 請求項 16の発明は、開口端を折り返し固定することにより開口縁を二重にし、請求項 8または 10に記載の方法で、開口部近傍内外両側面に指を差し込むためのループを形成した。開口縁の二重部分に紐を揷通し、絞って結ぶことが出来るようにした。排水用穴を形成して排水できる様にした。その穴を覆って下方向にのみ開口するように上端と左右端を収納袋本体に固定した柔軟シート素材を収納袋本体内側外側双方に形成した。開口部から排水用の穴と同程度の距離で環状摺動可能紐引き出し挿入部の下内側外側双方に環状摺動可能紐を通すリングを取り付け、必要なら紐通しリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを内外双方に形成した。

発明の効果

[0021] 収納袋を挟むように同一方向で対になった開口端を持つ収納袋本体開口部近傍のループ構造に指を差し込む事により、指を濡らすことなく傘収納袋の開口と支持が片手で可能となった。袋全体を柔軟素材で作れるので、裏返すことができるようになつた。開口端部分を部分的に残すタイプでは、その残った部分を、収納袋本体を吊す穴を開けることができ、また指ば力りでなく手をカバーする部分として使用できる。三角形状のシート素材を取り付け、開口部を広げ傘が絞られる部分を開口縁より下にしたため傘を差し入れる最、水が収納袋本体外側に漏れるのを防いだ。内外双方に指を差し込むループを形成することにより裏返したままでの再利用が可能になった。排水用のスリットまたは穴を持つものは排水が開口部でなくスリットあるいは穴力もより容易にでき、傘の収納を一時中断する時収納袋力ものを軽減できた。また下方にのみ開口した排水用穴カバーは収納袋使用時の漏水を防ぐことが出来る。環状摺動可能紐は、絞って傘収納袋の使用時の落下を防ぐだけでなぐ傘の収納を一時的に中断するとき、これを収納袋に取り付けた紐通しリングに通し吊り下げることで、紐通しリングと同じ高さに作られたスリットまたは穴を上部とすることが出来、漏水を防ぐ。収納袋全体が柔軟素材だけで製作できるので、形状に制約がなぐ携帯が極めて容易であるし、通常の傘収納袋としても使用できる。

発明を実施するための最良の形態

[0022] 以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。実施例 1

[0023] 図 1は請求項 1の指支持傘収納袋の実施例で、収納袋本体開口端部分の拡大図ある。収納袋全体は長尺な柔軟シート素材の袋である。（A)は、収納袋の外側に 2つのシート素材 la、 lbを、その上下端及び横方向一端を収納袋本体に固定することにより、（B)は 2つのシート素材 2a、 2bを、その上下端を収納袋本体に固定することにより、（C)は収納袋本体開口端に切れ目を入れ、その一部 3a、 3bを折り返すことにより、 (D)は収納袋本体開口端を折り返してその端を接合固定し、できた二重部分に指挿入穴 4a、 4bを開けることにより、それぞれ収納袋を挟むかたちで対になった指を差し込むためのループ構造を形成して!/、る。

実施例 2

[0024] 図 2は請求項 3の指支持傘収納袋の実施例で、収納袋本体開口端部分の拡大図である。収納袋全体は長尺な柔軟シート素材の袋である。柔軟シート素材 5と 6を、下の辺端部分 5a、 6aと上の辺端部分 5b, 6bの部分で収納袋本体に溶着、接着、あるいは縫合で固定し、対になった指を差し込むループを形成した。前後の開口端間は等しくなくても良い。端間距離を変えることにより手の大きな人小さな人双方に対応できる。

実施例 3

[0025] 図 3は請求項 4の指支持傘収納袋の実施例で、開口端部分の拡大図である。収納袋全体は長尺な柔軟シート素材の袋である。収納袋本体開口端に 4力所の切れ目を入れ、向かい合う二力所の開口端部分を外側面に、溶着、接着、縫合などの方法で固定し、指を差し込む対になったループを形成した。手前外面への折り返し部分 7の折り返し部開口端 7cと後方左折り返し部分の開口端 8cとに指を入れる力、開口端 7d 、 8dに指を入れることにより収納袋本体を支持し開口できる。それぞれ元の開口端の辺端部分 7a、 8aを、溶着、接着、縫合などの手段により収納袋本体へ固定する。折り返さない部分は、手のカバーとして、或いは穴を開けて収納袋を吊り下げるのに使える。

実施例 4 [0026] 図 4は請求項 5の指支持傘収納袋の実施例で、開口端部分の拡大図である。収納袋全体は長尺な柔軟シート素材の袋である。折り返し二重部分 9の折り返し二重部分外側 9sにハート形の指挿入穴 10a、 10b, 10c, 10dを開け、トンネル状帯状ループを形成した。指挿入穴の間隔は等間隔でなくても良い。指挿入口の間隔を変えることにより手の大きな人と小さな人双方に対応できる。また穴の形状は限定されたものではなぐ穴でなくスリットとしても良い。折り返し二重部分内側 9uにより指が傘に触れないですむ。折り返し部分は辺端部分 9aを収納袋本体に接着、溶着、縫合などの手段により固定する。

実施例 5

[0027] 図 5は請求項 6の指支持傘袋の実施例で、収納袋本体開口端部分の拡大図である。

収納袋全体は、長尺な柔軟シート素材の袋である。（E)はシート素材 l la、 l ibを外側に、 l lc、 l idを内側に、それぞれその上下端と左右端の一方を収納袋本体に固定して取り付ける事により、（F)はシート素材 12a、 12bを外側に、 12c、 12dを内側に、それぞれの上下端を収納袋本体に固定して取り付ける事により、（G)は収納袋本体開口端に切れ目を入れ、交互に内外に折り返してその端を固定する事により、 ( H)は。収納袋本体開口端を折り返しその端を接合固定し、その二重になった部分に外側指挿入穴 14a、 14b内側指挿入穴 14c、 14dを設ける事により、それぞれ収納袋を挟むように対になって開口した指を差し入れる為のループ構造を開口部内外両側に形成している。内外にループ構造があるので、リヴアーシブルな使用が可能である実施例 6

[0028] 図 6は請求項 8の指支持傘収納袋の実施例で、開口端部分の拡大図となっている。収納袋全体は長尺な柔軟シート素材の袋である。シート素材 15, 16, 17, 18をそれぞれの上下辺端部分で収納袋本体に溶着、接着、縫合などの手段により接合する。内外両面にトンネル状帯状ループを形成することにより、裏返して乾力した後そのまま再使用できる。

実施例 7

[0029] 図 7は請求項 9の指支持傘収納袋の実施例である。開口端部分の拡大図となっている。収納袋全体は長尺な柔軟シート素材の袋である。収納袋本体開口端に四力所の切れ目を入れ外側折り返し部分 19, 20を外側に、内側折り返し部分 21, 22を内側に折り返し、各々元の開口端である辺端部分 19a、 20a、 21a、 22aを収納袋本体に溶着、接着、縫合などの手段により接合することにより内外両面に二つずつトンネル状帯状ループ構造を形成した。実施例 12の場合と同様、裏返して乾カゝした後そのまま使用できる。

実施例 8

[0030] 図 8は請求項 10の指支持傘収納袋の実施例である。開口端部分の拡大図となつている。収納袋全体は長尺な柔軟シート素材の袋である。収納袋本体開口端を折り返し、折り返し二重部分 23の外側 23sにハート形の外側指挿入穴 24a、 24bを、内側 23uにスペード型の内側指挿入穴 25a、 25bをあけ、トンネル状帯状ループを形成した。穴の数は内側外側とも 2つずっとなつている力数を限定するものではない。本実施例でも裏返して乾力した後そのまま使用でき大変に便利である。

実施例 9

[0031] 図 9は請求項 11の指支持傘収納袋の実施例である。シート素材 30a、 30bを、その上下と横一方を収納袋本体に接合して、本体を開口支持するための対になった開口端とループを形成している。収納袋本体は長尺なシート素材 27と、それより短いシート素材 28で形成される。シート素材 27を谷折にし、 28を内側に一部を重ね 27, 28の側面を溶接、接着、縫合等の手段により接合し形成する。重なり部分の内側となるシート素材 28の端 28eは接合しな!、。 27と 28の重なる部分にボタンとボタン穴ゃ面ファスナ一を取り付けて一時的な接合手段を設ける力図のように外側となる 27の端の一部 27eを開いたまま 27a、 27bを 28に接合することにより袋全体の形状を保つ。開口部を上として傘を入れると傘の水滴は 28cを伝っての底部へ落ち、 27との重なり部分からは外へもれない。逆さまにすると水は底部の 27を伝って重なり部分のシート素材端開口部 27eから排出できる。開口部の三角形状シート素材 29で開口部を広げ傘からの水滴の漏れを防ぐ。

実施例 10

[0032] 図 10は請求項 12の指支持傘収納袋の実施例である。折り返し二重部分 32に作られた指挿入スリット 34a、 34b、 34c、 34dと折り返し二重部分で指を差し込み収納袋を開口支持するループ構造を形成している。スリットは指の入れやすさを考え、幾分斜めに作られている。傘を使用するときには、本体開口部でなく排水用スリット 35より排水できる。環状摺動可能紐 33はその下端 33a、上端 33bが示すように、収納袋本体二重部分内を通っていて、絞って袋自体の落下を防止する。また使用中断時、紐引き出し挿入用スリット 31から環状摺動可能紐 33を引き出し、収納袋本体に形成された紐通しリング 36a、 36bに通して袋本体を吊り下げる。吊り下げた際、袋本体の底部より排水用スリット 35が上部になるため、漏水を防げる。

実施例 11

[0033] 図 11、図 12は請求項 13の指支持傘収納袋の実施例である。折り返し二重構造部分 42の外部に取り付けられた四角形の柔軟シート素材によりループ構造が形成され、そのシート素材 44a、 44bの開口端力も指を入れて収納袋を保持し本体開口部を広げる。内部の排水穴カバー 48は紐通し用ループ 46aの下に形成された排水用穴 45より使用時に漏水することを防ぐ。使用中断の際には、排水用穴下部で収納袋本体を折り返し、開口端 48eから排水用穴 45を通して排水し、環状摺動可能紐 43を、紐引き出し挿入用スリット 41から引き出し、収納袋本体に形成された紐通しリング 46 a、 46bに通して吊り下げる。吊り下げの際、紐通し用ループ 46aが排水用穴 45の近くにあるため、排水用穴は袋本体底部より上となり、排水用穴からの漏水を防ぐことができる。紐上端 43b、紐下端 43aが示すように、環状摺動可能紐 43は折り返し二重部分 42内部に挿入されている。内部の排水穴カバー 48はその開口端 48e以外の端は収納袋本体に溶着、接着、縫合などの手段により固定し、漏水しないようにする。実施例 12

[0034] 図 13、図 14は請求項 14の指支持傘収納袋の実施例である。折り返し二重部分 52 の外側にシート素材 54a、 54bの上下端を接合して形成されたループ構造に指を差し込み、収納袋を開口支持すする。使用をいつたん中止する際には、排水用スリット 55から排水し、環状摺動可能紐 53を紐引き出し挿入用スリット 51から引き出し、紐通しリング 56a、 56bに通して吊り下げる。裏返して使用した際には指挿入スリット 57a 、 57bに指を差し込み、環状摺動可能紐 53を紐引き出し挿入用スリット 50から引き出し、紐通しリング 56c、 56dに通し吊り下げる。吊り下げた際、紐通しリング 56a、 56c が排水用スリット近くにあるため、排水用スリットからの漏水を防ぐことができる。

実施例 13

[0035] 図 15、図 16は請求項 15の指支持傘収納袋の実施例である。折り返し二重部分 62 の内外につけられた四角形柔軟シート素材の上下端を本体に固定することにより袋の内外双方に指挿入のループ構造を形成している。使用を中断する際には、排水用スリット 65より排水し、環状摺動可能紐 63を図 21の紐引き出し挿入用スリット 61から引き出し、紐通しリング 66a、 66bを通して吊り下げる。裏返して使う際には、紐引き出し揷入用スリット 60から環状摺動可能紐 63を引き出し、紐通しリング 66c、 66dに通して吊り下げる。指支持傘収納袋を折りたたんだ状態は、図 21の示すとおりである。環状摺動可能紐 63を紐通しリング 66a、 66cに通し吊り下げた際、排水用スリットが上部となるため、漏水を防ぐことができる。収納袋開口端近傍は図 21で示すように、折り返し二重部分 62は辺端部分を本体に溶着、接着、縫合などの手段により固定し形成する。四角形な柔軟シート素材 64a、 64b、 67a, 67bの下端上端辺端部分を本体に溶着、接着、縫合などの手段により固定して、指を挿入するトンネル状帯状ループ構造を収納袋本体内側外側双方に形成して、る。環状摺動可能紐 63は折り返し二重部分 62の中を、紐上端 63b、下端 63aが示すように一巡している。

実施例 14

[0036] 図 17、図 18は請求項 16の指支持傘収納袋の実施例である。環状摺動可能紐 73 は、環状摺動可能紐の下端 73a、上端 73bが示すように、折り返し二重部分 72内部を一巡している。二重部分外側には指挿入スリット 74a、 74b、 74c、 74d、を、内側には 77a、 77b, 77c, 77dを開けることにより同一方向で対になった開口端を 2つ持つトンネル状帯状ループを形成した。指挿入スリットに指を入れて収納袋本体を開口支持することとなる。傘を入れて使用の際は、排水用穴 75からの漏水は内側の排水穴カバーによって防がれる。使用後の排水は開口端 78eあるいは 79eから排水用穴 75 を通して行う。収納袋をコンパクトに吊り下げるには、環状摺動可能紐 73を図 22の紐引き出し挿入用スリット 71、 70から引き出し、収納袋本体に取り付けられている紐通しリング 76a、 76b【こ、ある!/ヽ ίま 76c、 76d【こ通して吊り下る。図 23ίま水用穴 75 近傍の拡大図である。外側の紐通しリング 76a,内側の紐通しリング 76cそれぞれの下に排水穴カバーを形成している。外側の排水用穴カバーは辺端部分 79aを収納袋本体に溶着、接着、縫合などの手段により固定する。内側の排水穴カバーも同様の位置で固定する。排水は、図の状態で開口端 78eから排水用穴 75を通して開口端 79eを通して、裏返した際には、現在の外側開口端 79eが内側となるので、そこから排水用穴 75および開口端 78eを通して行う。排水穴カバーは内側外側とも開口端 78e、 79e以外の端は、接着、溶着、縫合などの手段で収納袋本体に接合し、漏水しないようにする。

図面の簡単な説明

[図 1]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の斜視透視図。（実施例 1) 圆 2]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の斜視透視図。（実施例 2) 圆 3]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の斜視透視図。（実施例 3) [図 4]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の透視斜視図。（実施例 4) 圆 5]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の斜視透視図。（実施例 5) 圆 6]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の斜視透視図。（実施例 6) 圆 7]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の斜視透視図。（実施例 7) 圆 8]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の斜視透視図。（実施例 8) [図 9]指支持傘収納袋の実施方法を示した収納袋全体の斜視透視図。（実施例 9) [図 10]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋全体の斜視透視図。（実施例 10) [図 11]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋全体の斜視透視図。（実施例 11) 圆 12]指支持傘収納袋の底部を切り欠いた排水用穴部分の斜視透視図。（実施例 1 1)

[図 13]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋全体の斜視透視図。（実施例 12) 圆 14]指支持傘収納袋の実施方法を示した折畳んだ袋全体の斜視図。（実施例 12) [図 15]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋全体の斜視透視図。（実施例 13) [図 16]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋開口部分の斜視透視図。（実施例 13 図 17]指支持傘収納袋の実施方法を示した袋全体の斜視透視図。（実施例 14) [図 18]指支持傘収納袋の底部を切り欠、た排水用穴部分の斜視透視図。（実施例 1 4)

符号の説明

la, lb、 2a、 2b シー卜素材

3a, 3b 折り返し部分

4a, 4b 指挿入穴

5、 6 シート素材

5a、 5b、 6a、 6b シート素材上下接合部

7 開口縁折り返し部分

7a、 8a 接合部

7c、 7d、 8c、 8d 開口端

9 折り返し二重部分

9a 折り返し端接合部

9s 折り返し二重部分外側

9u 折り返し二重部分内側

10a, 10b、 10c、 10d 指挿入穴

l la、 l ib, l lc、 l id シート素材

12aゝ 12bゝ 12c、 12d シート素材

13a、 13b 外側折り返し部分

13c、 13d 内側折り返し部分

14a、 14b 外側指挿入穴

14c、 14d 内側指挿入穴

15、 16、 17、 18 シー卜素材

19、 20 外側折り返し部分

1、 22 内側折り返し部分

19a、 20a、 21a, 22a 折り返し端接合部

3 折り返し二重部分

3s 折り返し二重部分外側 u 折り返し二重部分内側a 折り返し端接合部

a, 24b 外側指挿入穴

a, 25b 内側指挿入穴

、 28 シート素材

a, 27b 接合部

e シート素材端開口部e シート素材端

三角形状シート素材a、 30b シート素材

紐引き出し揷入用スリット折り返し二重部分

環状摺動可能紐

a, 33b 環状摺動可能紐上下端a、 34b、 34c、 34d 指挿入スリット排水用スリット

a, 36b 紐通しリング

紐引き出し挿入用スリット折り返し二重部分

環状摺動可能紐

a, 43b 環状摺動可能紐上下端a, 44b シー卜素材

排水用穴

a, 46b 紐通しリング

排水用穴カバー

e 排水用穴カバー開口端、 51 紐引き出し挿入用スリット折り返し二重部分環状摺動可能紐

a, 53b 環状摺動可能紐上下端a、 54b シート素材

排水用スリット

a, 56b、 56c、 56d、紐通しリングa, 57b 指挿入穴

、 61 紐引き出し挿入用スリット折り返し二重部分

環状摺動可能紐

a, 63b 環状摺動可能紐上下端a、 64b シート素材

排水用スリット

a、 66b、 66c、 66d、紐通しリングa, 67b シート素材

、 71 紐引き出し挿入用スリット折り返し二重部分

環状摺動可能紐

a, 73b 環状摺動可能紐上下端a, 74b、 74c、 74d 指挿入穴

排水用穴

a, 76b、 76c、 76d 紐通しリングa, 77b、 77c, 77d 指挿入ス!;ッ卜e 内側排水用穴カバー開口端外側排水用穴カバーa 外側排水用穴カバー接合部e 外側排水用穴カバー開口端

Claims

請求の範囲

[1] 濡れた傘を収納する袋において、収納袋本体の開口部近傍外側に、袋を挟んで、同一方向で対になった開口端を持つループ構造あるいはポケット構造を形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[2] 請求項 1に記載の指支持傘袋にぉ、て、傘を入れる収納袋本体の開口部近傍外側に、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ、収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[3] 請求項 2に記載の指支持傘収納袋において、柔軟シート素材上下両辺端部分を傘収納袋本体開口面に平行に収納袋本体に固定することにより、傘を入れる収納袋本体の開口部近傍外側に、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ、収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[4] 請求項 2に記載の指支持傘収納袋において、傘を入れる袋本体開口端に切れ目を入れ、開口端部分の一部を折り返し固定することにより、傘を入れる収納袋本体の開口部近傍外側に、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ、収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成し、折り返さない部分を、手のカバー又は袋全体をつるすための穴を開ける部分とすることを特徴とする指支持傘収納袋。

[5] 請求項 2に記載の指支持傘収納袋において、傘を入れる袋本体の開口端を折り返して袋本体に固定して開口縁を二重にし、できた折り返し二重部分に複数の穴またはスリットを設け、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ、収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[6] 請求項 1に記載の指支持傘収納袋において、傘収納袋本体開口部近傍外側に加え内側にも、袋を挟んで、同一方向で対になった開口端を持つループ構造あるいはポケット構造を形成することを特徴とした指支持傘収納袋。

[7] 請求項 2に記載の指支持傘収納袋において、傘収納袋本体開口部近傍外側に加え内側にも、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ、収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[8] 請求項 7に記載の指支持傘収納袋において、柔軟シート素材上下両辺端部分を傘収納袋本体開口面に平行に収納袋本体に固定し、袋を挟んで同一方向で対になつた開口端を持つ収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを、収納袋本体開口部近傍内外両側面に形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[9] 請求項 7に記載の指支持傘収納袋において、傘を入れる収納袋本体開口端に複数の切れ目を入れ、開口端部分の一部を内側外側へ折り返し、元の収納袋本体開口端を固定して、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを、収納袋本体開口部近傍内外両側面に形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[10] 請求項 7に記載の指支持傘収納袋において、収納袋本体の開口端を折り返して袋本体に固定して開口縁を二重にし、できた折り返し二重部分の内外両面に複数の穴またはスリットを設け、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを、収納袋本体開口部近傍内外両側面に形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[11] 請求項 1に記載の指支持傘収納袋において、その収納袋本体を、谷折りした長尺なシート素材 (27)と、短く折られた方のシート素材端 (27e)を外側としてその一部を重ねたシート素材 (28)を、その両側端で接合し、重ねた部分に一部接合箇所 (27a)、 (27b)を設ける力ある、はボタンとボタン穴や面ファスナー等の一時的接合手段を取り付け、収納袋本体開口端部に三角形状のシート素材 (29)を取り付けたことを特徴とする指支持傘収納袋。

[12] 開口端を折り返し固定することにより開口縁を二重にし、請求項 3に記載の柔軟シート素材上下両辺端部分を傘収納袋本体開口面に平行に収納袋本体に固定する力請求項 5に記載の折り返し二重部分に複数の穴またはスリットを設ける方法で、開口部近傍外側面に、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成し、二重部分に摺動可能な 1本の紐を環状に挿通するため、折り返し二重部分外側面に新たに紐引き出し挿入用スリットを設けるか又は請求項 5で作られた既存の穴あるいはスリットを環状摺動可能紐引き出し挿入部として紐を揷通し、加えて収納袋本体開口端を上としたとき、傘収納袋本体中央部かあるいはそれ以下の部分にその周囲に撥水加工をした垂直方向の 5mm 前後の排水用スリットを形成し、開口部から排水用スリットと同程度の距離で環状摺動可能紐引き出し挿入部垂直下に紐通しリングを取り付け、必要なら紐通しリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[13] 開口端を折り返し固定することにより開口縁を二重にし、請求項 3または 5に記載の柔軟シート素材上下両辺端部分を傘収納袋本体開口面に平行に収納袋本体に固定するか折り返し二重部分に複数の穴またはスリットを設ける方法で、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成し、折り返し二重部分に摺動可能な 1本の紐を環状に挿通するため、折り返し二重部分外側面に新たに紐引き出し挿入用スリットを設けるか又は請求項 5で作られた既存の穴あるいはスリットを環状摺動可能紐引き出し挿入部として紐を揷通し、加えて収納袋本体開口端を上としたとき、傘収納袋本体中央部力あるいはそれ以下の部分に排水用の穴を開け、その穴を覆って下方向にのみ開口するように上端と左右端を収納袋本体に固定した柔軟シート素材を収納袋本体内側に形成し、開口部力排水用の穴と同程度の距離で環状摺動可能紐引き出し挿入部垂直に紐通しリングを取り付け、必要なら紐通しリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[14] 請求項 6に記載の指支持傘収納袋において、開口端を折り返して固定することにより開口縁を二重にし、その内外両面に紐引き出し挿入用スリットを作り摺動可能な 1 本の紐を揷通し、加えて収納袋本体開口端を上としたとき傘収納袋本体中央部かあるいはそれ以下の部分に排水用スリットか穴を形成し、排水用穴の近傍内外両面に紐通しリングを取り付け、必要ならその紐通しリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを内外双方に形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

[15] 開口端を折り返し固定することにより開口縁を二重にし、請求項 8または 10に記載の柔軟シート素材上下両辺端部分を傘収納袋本体に固定するか折り返し二重部分に複数の穴またはスリットを設ける方法で、開口部近傍内外両側面に、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成し、二重部分に摺動可能な 1本の紐を環状に挿通するため、折り返し二重部分内外両面に紐引き出し挿入用スリットを作るか又は請求項 10で作られる既存の穴あるいはスリットを環状摺動可能紐引き出し挿入部として紐を揷通し、加えて収納袋本体開口端を上としたとき、傘収納袋本体中央部力あるいはそれ以下の部分にその周囲に撥水加工をした垂直方向の 5mm前後の排水用スリットを形成し、開口部から排水用スリットと同程度の距離で環状摺動可能紐引き出し挿入部垂直下内側外側双方に紐通しリングを取り付け、必要なら紐通しリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを内外双方に形成することを特徴とする指支持傘収納袋。

開口端を折り返し固定することにより開口縁を二重にし、請求項 8または 10に記載の柔軟シート素材上下両辺端部分を傘収納袋本体に固定するか折り返し二重部分に複数の穴またはスリットを設ける方法で、開口部近傍内外両側面に、袋を挟んで同一方向で対になった開口端を持つ収納袋本体開口面に平行なトンネル状帯状ループを形成し、二重部分に摺動可能な 1本の紐を環状に挿通するため、折り返し二重部分に新たに紐引き出し挿入用スリットを内外両面に作るか又は請求項 10で作られる既存の穴あるいはスリットを環状摺動可能紐引き出し挿入部として紐を揷通し、カロえて収納袋本体開口端を上としたとき、傘収納袋本体中央部あるいはそれ以下の部分に排水用の穴を開け、その穴を覆って下方向にのみ開口するように上端と左右端を収納袋本体に固定した柔軟シート素材を収納袋本体内側外側双方に形成し、開口部から排水用の穴と同程度の距離で環状摺動可能紐引き出し挿入部垂直下内側外側双方に紐通しリングを取り付け、必要なら紐通しリングと環状摺動可能紐引き出し挿入部との中間部に順次紐通しリングを内外双方に形成することを特徴とする指支持傘収納袋。