JP3011860U - 芳香放出の男女尿便器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【構成】 １．柔軟なリングＢ７の排尿孔８は女性局部
を完全遮断、男性も使える大きさとし、寝ながら、又使
用図の使い方で一人で使って漏尿をなくした。 ２．容器は常時又使用時は、排尿したビニール袋内の尿
圧力により悪臭は消され、芳香が室内に滞う。 ３．小型でケース収納も可能、寝室用に、又リングＡ・
Ｂとビニール袋１７だけの使用もでき、マイカー用、旅
行用にも便利な構成である。 【効果】 １．排泄が一人で寝たまゝ又好みの形ででき
る為、オムツ、排泄上の付添いが不用となる。 ２．排泄による悪臭を消し、芳香に変え、美的環境を作
る。 ３．卆中予防、安静による疾病の早期快復用に、又日用
健康器具として便利である。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 本考案は使用者が、寝て、座って、立って、腰かけて一人で漏れずに使用でき る芳香放出の男女尿便器に関するものである。又容器は洗浄不用で常時又、使用 時には消臭と芳香を放出し、リングＢ（７）、リングＡ（１５）とビニール袋だ けでも使用できる考案である。 【０００２】 【従来の技術】 従来製品による使用時の問題点 お座敷トイレ：形が大きい。寝たまゝ使えない。室内の美感、臭い、使用音、病 人が一人で使う折、転倒の危険がある。 し び ん ：男女共寝たきりになれば一人で使えない。女性用は尿受口が広く 尾骨部より漏尿する。安定性が悪く又美感上枕元に置けない。 寝たまゝ使える尿器：器具が受尿器、ハンドル、ホース、タンクと複雑なものが あるが男女共凡そ、仰臥位排尿のみ、女性の受尿器は肌に密着せ ず漏尿の折が多い。 差 込便 器：一人で使えない。尾骨部より漏尿する。 オ ム ツ：寝たきり者の現状は殆んどオムツである。オムツは患者心身の機 能低下と不快感、看護者の苦労、資源浪費、ゴミ増大、経済的負 担等多くの欠点がある。 携帯用トイレ：プラスチック製の使い捨て品が主でゴミと経済的負担が大きい。 【０００３】 【考案が解決しようとする課題】 寝たきりになれば上記のような現状で、男女共一人で寝ながら漏れずに排泄可 能な器具はない。又老人や高血圧者の卆中予防上枕元に置ける小型で美しい器具 又旅行にも使い捨てでなく利用できる物もない、尚排泄による悪臭を芳香に変え 、快適室内にする器具もなくその課題を解決するものが本考案である。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 上記課題を達成する為に先ず女性局部を水中眼鏡式に完全遮断する弾性体のリ ングＢ（７）を作った。リングＢ（７）は、排尿分の空気が出る排気孔（１０） と男女が使用できる排尿孔（８）を有し、容器（１）に着脱自在にする為のリン グ足（９）を作り、上部孔縁（３）に密着可能とし、漏尿防止を確実に又容器（ １）より容易に外れないようにしている。 着脱自在のバンド（１４）は、側臥位使用時排尿孔（８）を肌に密着させるた め使用図の如く、手で引っ張る役目をし、又座位での使用時は使用図のよ うに容器（１）を引き出すこともでき、なお持運びの便宜上必要である。補強線 （５）は座位使用時、容器（１）が潰れないための凸線である。 容器（１）を【図６】に示す使用図のように股間の前に置くだけで排尿孔 （８）は女性局部に密着、仰臥位、側臥位で排尿しても漏尿しない。排尿量で容 器（１）内の空気は押され、排気孔（１０）より排出し漏尿を確実に防ぐ。男性 は容器（１）を少し上げ股に挟み使用する。排尿孔（８）に隙間ができても尿は 溢れない容器（１）の構造である。又差込便器のように腰を上げる必要なく、看 護者の労力軽減と落差による漏尿の危険も防ぐ。又蓋（１１）についた蓋あし（ １２）はリングＡ（１５）、リングＢ（７）有無３通りに役立つ。 【０００５】 又本考案使用で自他共に不快感のないようにする為、次のようにする。 容器（１）の底に芳香充填の多孔質シート（１８）を敷けば常時容器（１）は 芳香が滞い、使用図のようにビニール袋（１７）内に排尿しても容器え悪臭が移 らない。 リングＡ・Ｂにビニール袋（１７）を【図２】【図５】のように巻きつけ上部 孔縁（３）に押しつけて固定し、使用図で使用する。 排尿したビニール袋（１７）内の尿圧力で芳香充填の多孔質シート（１８）は 圧縮され、消臭と芳香は更に排気孔（１０）やビニール袋（１７）の端より放出 され周囲を快適にする。 【０００６】 本考案品はビニール袋（１７）や消臭と芳香充填の多孔質シート（１８）なし でも使用できる。 【０００７】 【作 用】 本考案品は、リングＡ・Ｂの着脱等により使用図６通りの使い方ができ、どの 使い方も漏れずに一人で使えるという機能性と臭気を芳香に変え美的環境を作り 老齢化社会に便利さと、安心感を与える作用がある。 【０００８】 【実施例】 本考案はビニール袋（１７）や消臭と芳香充填の多孔質シート（１８）を使わ ず使用できるが、両者を使用する実施例について説明する。 ビニール袋（１７）口をリング穴内側下より上外側に巻き付けたリングＡ・Ｂ を使用図のの使用体位により使い分け、又は横穴（４）をのように利 用、或いはのようにリングＡ又はＢとビニール袋（１７）のみの使用等、６通 りに使用できる。 尚、芳香放出の状態は、【図２】【図５】で見るように常時排気孔（１０）や ビニール袋（１７）のはし又は隙間から、消臭と芳香充填の多孔質シート（１８ ）により、放出される。 又排尿時はビニール袋（１７）内の尿圧力により、消臭と芳香充填の多孔質シ ート（１８）は圧縮され、更に芳香放出の効果を高める。 【０００９】 【考案の効果】 （１）寝たきり老人が寝たまゝ、本考案品を股に挟み、又肌に密着させて前に置 くだけで一人で漏れずに排泄ができ、オムツや排泄上の付添いが不用となる。 （２）寝て、座って、立って、腰かけて等好みの形で随所で使用可能、病人又健 康者の車用、寝室備品として日用便利器具となる。又使用図のでは靴下をカバ ーにすることもできる。 （３）上記のように本考案品を使用しても容器（１）は洗浄不用、使用中悪臭は 消されると同時に芳香（１９）が出て、看護者の労力削減、美的環境を作る。 （４）種々の機能が内蔵された本考案品は小型である為、持手付等のケースに収 納でき、患者の枕横その他随所に置いて清潔、又持運びにも便利である。 （５）ビニール袋（１７）をつけたリングＡ（１５）を容器（１）に入れ、側臥 位でやゝ後側の股に挟み、腰を上げる事もなく大便器として使う。従来便器に比 し格段の快適便器となる。 （６）水洗トイレ使用不能時、家族全員好みの形で使い尿、便入りビニール袋（ １７）を輪ゴムで閉じて蓋付き容器に入れれば災害時の救急トイレとなる。 （７）蓋（１１）なしの容器（１）に男用靴下をかぶせ、使用図のように腰下 に敷けば、正座時の膝関節守り器、しびれ防止器となる。

【図面の簡単な説明】 【図１】対称の背面図を省略した５面体図。 【図２】本考案品の蓋を外した横、縦の断面図。 【図３】本考案付属品の斜視図。 【図４】本考案品総ての分解斜視図。 【図５】本考案品の男女仰臥位排尿時における消臭と芳
香放出状態の容器（１）の１部切欠断面図。 【図６】本考案品の使用状態図。 【符号の説明】 １ 容器 ２ 上部孔 ３ 上
部孔縁 ４ 横穴 ５ 補強線 ６ バ
ンドかけ線 ７ リングＢ ８ 排尿孔 ９ リ
ング足 １０ 排気孔 １１ 蓋 １２
蓋あし １３ 横蓋 １４ バンド １５
リングＡ １６ 接続手 １７ ビニール袋 １９
芳香 １８ 消臭と芳香充填の多孔質シート ２０
尿

─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成６年９月７日 【手続補正１】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図４ 【補正方法】変更 【補正内容】 【図４】

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 上部はやゝ凹曲線とした容器（１）に上
   部孔（２）と横穴（４）を設け、排尿孔（８）、排気孔
   （１０）のあるリングＢ（７）とそのリング足（９）又
   接続手（１６）のあるリングＡ（１５）を上部孔縁
   （３）に着脱自在にし、更に蓋（１１）、横蓋（１
   ３）、バンドかけ線（６）及び着脱自在のバンド（１
   ４）を作り、更に消臭と芳香充填の多孔質シート（１
   ８）、ビニール袋（１７）を利用可能にした芳香放出の
   男女尿便器。 【請求項２】 男女が使用可能な排尿孔（８）を有する
   リングＢ（７）又リングＡ（１５）にビニール袋（１
   ７）を利用するだけでも使用可能にした 【請求項１】記載の芳香放出の男女尿便器。