JP2726875B2 - ストレッチャ - Google Patents
ストレッチャInfo
- Publication number
- JP2726875B2 JP2726875B2 JP7048731A JP4873195A JP2726875B2 JP 2726875 B2 JP2726875 B2 JP 2726875B2 JP 7048731 A JP7048731 A JP 7048731A JP 4873195 A JP4873195 A JP 4873195A JP 2726875 B2 JP2726875 B2 JP 2726875B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bed
- mat
- patient
- water
- stretcher
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
- Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シャワールームでの使
用に好適なストレッチャに関する。
用に好適なストレッチャに関する。
【０００２】
【従来の技術】寝起きすらままならない身体の不自由な
重症の患者にシャワーを浴びさせる場合、介護者は先ず
患者をベッドからストレッチャに移し、シャワー室に運
び込んでシャワーを浴びせ、身体を洗い、ベッドまで送
り届けている。そのために従来は、防水性マットを敷い
たストレッチャを利用し、ストレッチャに寝せたままシ
ャワーを浴びさせていた。
重症の患者にシャワーを浴びさせる場合、介護者は先ず
患者をベッドからストレッチャに移し、シャワー室に運
び込んでシャワーを浴びせ、身体を洗い、ベッドまで送
り届けている。そのために従来は、防水性マットを敷い
たストレッチャを利用し、ストレッチャに寝せたままシ
ャワーを浴びさせていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】おむつをして寝ていて
も、身動きによって排泄物が漏れ、時には背中全体に広
がって乾燥状態でへばり付いてしまう。そのような場
合、介護者は患者をうつ伏せにして背中を洗わなくては
ならないが、うつ伏せにしたり、それをあお向けの状態
に戻す作業は、２人がかりでもかなりの負担であり、腰
痛を起させる原因ともなる。一方では、全自動式のジェ
ットバスも開発されているが、巨額の資金を必要とし、
それを導入できる施設は限られている。従ってシャワー
の回数が半減されたり、介護人のなり手が少ない。
も、身動きによって排泄物が漏れ、時には背中全体に広
がって乾燥状態でへばり付いてしまう。そのような場
合、介護者は患者をうつ伏せにして背中を洗わなくては
ならないが、うつ伏せにしたり、それをあお向けの状態
に戻す作業は、２人がかりでもかなりの負担であり、腰
痛を起させる原因ともなる。一方では、全自動式のジェ
ットバスも開発されているが、巨額の資金を必要とし、
それを導入できる施設は限られている。従ってシャワー
の回数が半減されたり、介護人のなり手が少ない。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、介護人の負担
を軽減する目的で開発されたストレッチャであって、そ
の構成は、移動用車輪を備えた本体フレームに、頭部側
が上方に傾斜し、メッシュ状のマットが張設されたベッ
ド部を着脱自在に備え、前記マットの下方に、そのマッ
トの全面を覆う大きさの水受けを設け、前記ベッド部の
両脇の前後にフックを設けたことにある。
を軽減する目的で開発されたストレッチャであって、そ
の構成は、移動用車輪を備えた本体フレームに、頭部側
が上方に傾斜し、メッシュ状のマットが張設されたベッ
ド部を着脱自在に備え、前記マットの下方に、そのマッ
トの全面を覆う大きさの水受けを設け、前記ベッド部の
両脇の前後にフックを設けたことにある。
【０００５】
【作用】マットがメッシュ状であるから、そのマットの
裏側からメッシュの穴を通して患者の背中をスポンジで
擦ったり、シャワーの湯をかけたりできるし、汚物を洗
い落すことができる。又ベッド部は取り外しできるか
ら、例えばそのベッド部ごと吊り下げ式の移動装置によ
って浴槽内へ移動させることができ、その際には両脇の
フックが有効に利用される。更に、ベッドに戻す際は、
患者やマットが濡れたままであっても、水受けがあるの
でしずくで床面を汚さないし、水受け内の水は、トイレ
等で下水へ一括して排出できる。そして防水性シートで
形成された水受けであれば、軽量であるし、不要な場合
は取り外して小さく畳むことができる。
裏側からメッシュの穴を通して患者の背中をスポンジで
擦ったり、シャワーの湯をかけたりできるし、汚物を洗
い落すことができる。又ベッド部は取り外しできるか
ら、例えばそのベッド部ごと吊り下げ式の移動装置によ
って浴槽内へ移動させることができ、その際には両脇の
フックが有効に利用される。更に、ベッドに戻す際は、
患者やマットが濡れたままであっても、水受けがあるの
でしずくで床面を汚さないし、水受け内の水は、トイレ
等で下水へ一括して排出できる。そして防水性シートで
形成された水受けであれば、軽量であるし、不要な場合
は取り外して小さく畳むことができる。
【０００６】
【実施例】本発明に係るストレッチャの実施例を図面に
基づいて説明する。図１において、１は、対面させた逆
Ｕ字状の前後枠１ａ，１ａ同士の両脇をビーム１ｂ，１
ｂで連結し、各前後枠１ａ，１ａに補強バー１ｃ，１ｃ
を水平に掛け渡すと共に、それら補強バー１ｃ，１ｃ間
に支持ロッド１ｄ，１ｄを掛け渡して形成された本体フ
レームであり、前後枠１ａ，１ａの各下端には、夫々移
動用車輪であるキャスタ２，２・・が取り付けられてい
る。そしてその本体フレーム１の両ビーム１ｂ，１ｂ間
には、防水シートで形成された水受け３が、垂れ下がる
ように取り付けられ、その水受け３の底には、排水口３
ａが設けられている。
基づいて説明する。図１において、１は、対面させた逆
Ｕ字状の前後枠１ａ，１ａ同士の両脇をビーム１ｂ，１
ｂで連結し、各前後枠１ａ，１ａに補強バー１ｃ，１ｃ
を水平に掛け渡すと共に、それら補強バー１ｃ，１ｃ間
に支持ロッド１ｄ，１ｄを掛け渡して形成された本体フ
レームであり、前後枠１ａ，１ａの各下端には、夫々移
動用車輪であるキャスタ２，２・・が取り付けられてい
る。そしてその本体フレーム１の両ビーム１ｂ，１ｂ間
には、防水シートで形成された水受け３が、垂れ下がる
ように取り付けられ、その水受け３の底には、排水口３
ａが設けられている。
【０００７】４はベッド部で、Ｕ字状の前後脚体５ａ，
５ａと両側枠５ｂ，５ｂとが一体に形成されたベッドフ
レーム５に、メッシュ状のマット６を張設して成り、前
後に夫々把持部７，７が設けられていると共に、両サイ
ドの前後部に夫々フック８，８・・が装備されている。
又前記ベッド部４は、頭部側が背もたれ状に上方へ傾斜
している。前記マット６は、細い帯状布を、互いに間隔
を保って目の粗い網代に組んだ織物で、患者が素肌で触
れても不快感を受けない柔らかさを有しており、耐水性
に富み、水切りにも優れている。そしてこのベッド部４
は、前記本体フレーム１に対し、前後脚体５ａ，５ａを
両ビーム１ｂ，１ｂ間に位置決めし、支持ロッド１ｄ，
１ｄ上へ組み付けて一体化できる（図２）。
５ａと両側枠５ｂ，５ｂとが一体に形成されたベッドフ
レーム５に、メッシュ状のマット６を張設して成り、前
後に夫々把持部７，７が設けられていると共に、両サイ
ドの前後部に夫々フック８，８・・が装備されている。
又前記ベッド部４は、頭部側が背もたれ状に上方へ傾斜
している。前記マット６は、細い帯状布を、互いに間隔
を保って目の粗い網代に組んだ織物で、患者が素肌で触
れても不快感を受けない柔らかさを有しており、耐水性
に富み、水切りにも優れている。そしてこのベッド部４
は、前記本体フレーム１に対し、前後脚体５ａ，５ａを
両ビーム１ｂ，１ｂ間に位置決めし、支持ロッド１ｄ，
１ｄ上へ組み付けて一体化できる（図２）。
【０００８】このように形成されたストレッチャは、患
者Ｍをマット６上に寝かせたままで、シャワーを浴びさ
せることができる。シャワー９から噴射された水（湯）
は患者Ｍの身体を洗い流し、マット６を通過して水受け
３内に落される。背中を洗いたい場合は、患者をうつ伏
せにすることなく、マットの裏側をブラシ１０やスポン
ジ等で擦れば、メッシュの隙間を介して患者Ｍの背中も
擦られ、付着している排泄物等も隙間から洗い落される
（図３）。尚シャワー中には、水受けの排水孔３ａは、
開放するかホースをつないて溜った水を下水へ流すよう
にする。
者Ｍをマット６上に寝かせたままで、シャワーを浴びさ
せることができる。シャワー９から噴射された水（湯）
は患者Ｍの身体を洗い流し、マット６を通過して水受け
３内に落される。背中を洗いたい場合は、患者をうつ伏
せにすることなく、マットの裏側をブラシ１０やスポン
ジ等で擦れば、メッシュの隙間を介して患者Ｍの背中も
擦られ、付着している排泄物等も隙間から洗い落される
（図３）。尚シャワー中には、水受けの排水孔３ａは、
開放するかホースをつないて溜った水を下水へ流すよう
にする。
【０００９】このように患者にシャワーを浴びせる場
合、いちいちうつ伏せにしなくても良いので、介護者の
負担は大幅に軽減される。又、ベッド部４は取り外し可
能であるので、入浴させる場合には、把持部７，７を持
って吊り上げ、或はフック８，８・・を利用して吊り下
げ式の移動装置によりベット部４ごと患者Ｍを浴槽１１
内に移動させられ、浴槽１１内では、マット６の頭部側
が高くなっているので、患者Ｍは首まで湯１１ａに浸る
ことができ、入浴後はベッド部４をそのまま本体フレー
ム１に組み付けされる（図３）。
合、いちいちうつ伏せにしなくても良いので、介護者の
負担は大幅に軽減される。又、ベッド部４は取り外し可
能であるので、入浴させる場合には、把持部７，７を持
って吊り上げ、或はフック８，８・・を利用して吊り下
げ式の移動装置によりベット部４ごと患者Ｍを浴槽１１
内に移動させられ、浴槽１１内では、マット６の頭部側
が高くなっているので、患者Ｍは首まで湯１１ａに浸る
ことができ、入浴後はベッド部４をそのまま本体フレー
ム１に組み付けされる（図３）。
【００１０】更に、ベッド部４の下方に水受け３を備え
ているので、ベッドに戻るまでの間、患者Ｍの身体、或
はベッド部４から落下する水滴は水受け３で受け止めら
れ、床等を濡らすことがない。
ているので、ベッドに戻るまでの間、患者Ｍの身体、或
はベッド部４から落下する水滴は水受け３で受け止めら
れ、床等を濡らすことがない。
【００１１】本発明は、マットの裏側から隙間を介して
患者の背中を洗い流し可能とすると共に、ベッド部ごと
浴槽に移動させられるようにし、更に水滴の落下防止を
目的とするものであって、マットの材質や構造は、織物
以外に、例えばパンチで無数の穴を形成したシートや、
編物を使用する等変更して差し支えないし、ベッド部と
本体フレームとの組み付け構造も、例えばロッド状の脚
体を筒状の保持体に挿入することによって位置決めさせ
たり、ロック機構を設けるなど変更可能である。又、水
受けも、その材質や形状等は自由に選択でき、本体フレ
ームやベッド部の形態も、実施例に限定されるものでは
ない。
患者の背中を洗い流し可能とすると共に、ベッド部ごと
浴槽に移動させられるようにし、更に水滴の落下防止を
目的とするものであって、マットの材質や構造は、織物
以外に、例えばパンチで無数の穴を形成したシートや、
編物を使用する等変更して差し支えないし、ベッド部と
本体フレームとの組み付け構造も、例えばロッド状の脚
体を筒状の保持体に挿入することによって位置決めさせ
たり、ロック機構を設けるなど変更可能である。又、水
受けも、その材質や形状等は自由に選択でき、本体フレ
ームやベッド部の形態も、実施例に限定されるものでは
ない。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、患者をうつ伏せにしな
くとも背中を洗うことができ、又寝かせたままでベッド
部ごと入浴させられるから、介護者の負担が軽減され
る。ベッド部ごと入浴させるときは、フックを利用する
ことにより吊り下げ式の移動装置を使用することがで
き、患者の移動は非常に容易になる。又濡れたまま移動
させても、水滴は水受け内に落下するので床を濡らすこ
ともない。
くとも背中を洗うことができ、又寝かせたままでベッド
部ごと入浴させられるから、介護者の負担が軽減され
る。ベッド部ごと入浴させるときは、フックを利用する
ことにより吊り下げ式の移動装置を使用することがで
き、患者の移動は非常に容易になる。又濡れたまま移動
させても、水滴は水受け内に落下するので床を濡らすこ
ともない。
【図１】本発明に係るストレッチャの実施例を、フレー
ム本体とベッド部とを分離した状態を示した説明図であ
る。
ム本体とベッド部とを分離した状態を示した説明図であ
る。
【図２】本発明に係るストレッチャの実施例を、フレー
ム本体にベッド部を組み付けた状態を示した説明図であ
る。
ム本体にベッド部を組み付けた状態を示した説明図であ
る。
【図３】シャワー例の説明図である。
【図４】入浴例の説明図である。
１・・本体フレーム、１ａ・・前後枠、１ｂ・・ビー
ム、１ｃ・・補強バー、１ｄ・・支持ロッド、２・・キ
ャスタ、３・・水受け、３ａ・・排水口、４・・ベッド
部、５・・ベッドフレーム、６・・マット、７・・把持
部、８・・フック９・・シャワー、１０・・ブラシ、１
１・・浴槽、１１ａ・・湯、Ｍ・・患者。
ム、１ｃ・・補強バー、１ｄ・・支持ロッド、２・・キ
ャスタ、３・・水受け、３ａ・・排水口、４・・ベッド
部、５・・ベッドフレーム、６・・マット、７・・把持
部、８・・フック９・・シャワー、１０・・ブラシ、１
１・・浴槽、１１ａ・・湯、Ｍ・・患者。
Claims (1)
- 【請求項１】 移動用車輪を備えた本体フレームに、頭
部側が上方に傾斜し、メッシュ状のマットが張設された
ベッド部を着脱自在に備え、前記マットの下方に、その
マットの全面を覆う大きさの水受けを設け、前記ベッド
部の両脇の前後にフックを設けて成るストレッチャ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7048731A JP2726875B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | ストレッチャ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7048731A JP2726875B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | ストレッチャ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08243140A JPH08243140A (ja) | 1996-09-24 |
| JP2726875B2 true JP2726875B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=12811443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7048731A Expired - Lifetime JP2726875B2 (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | ストレッチャ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2726875B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103622788B (zh) * | 2012-08-29 | 2016-08-31 | 北京派尔特医疗科技股份有限公司 | 可移动式洗浴吹干一体化医用洗浴装置 |
| CN103598956B (zh) * | 2013-11-29 | 2016-06-22 | 王厦定 | 网式保温护理床 |
| JP2016016129A (ja) * | 2014-07-08 | 2016-02-01 | 株式会社日立メディコ | 医用画像撮像装置および寝台 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0341705Y2 (ja) * | 1986-08-05 | 1991-09-02 |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP7048731A patent/JP2726875B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08243140A (ja) | 1996-09-24 |
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