JPH05115528A - 病人用入浴具 - Google Patents
病人用入浴具Info
- Publication number
- JPH05115528A JPH05115528A JP13332891A JP13332891A JPH05115528A JP H05115528 A JPH05115528 A JP H05115528A JP 13332891 A JP13332891 A JP 13332891A JP 13332891 A JP13332891 A JP 13332891A JP H05115528 A JPH05115528 A JP H05115528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upward
- receiving board
- bed
- pedestal
- base plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 耐水性材料をもってそのまま浴槽内に浸漬で
き、また入浴させる前に、予め安楽寝台ならびに便器付
き寝台として用いることが出来しかも入浴中は気泡マッ
サージや洗浄を行い、かつ排便処理なども簡単に行うこ
とができるようにする。 【構成】 前後端に吊具５、両側縁に保護枠兼用空気噴
出管６を並設した台枠１の中央に台板２を橋設し、この
台板に排便用開口部８を開設する。その前後縁にそれぞ
れ平面Ｕ状の枠杆に網体を張装した前後受台３，４を起
伏可能に軸着かつ前部受台は下端を台枠に支持した支脚
を介して前端を上方に、また後部受台は台枠に固定され
た昇降部材を介して中間部を上方に屈折して保持され、
さらに前部受台の前部上面には同じく前部受台に固定さ
れた昇降部材１１，１５を介して上方に傾動可能の枕部
材１４が付設されてなり、便器付き寝台として用いるこ
とができ、入浴中は気泡マッサージなどを行うことがで
きる。
き、また入浴させる前に、予め安楽寝台ならびに便器付
き寝台として用いることが出来しかも入浴中は気泡マッ
サージや洗浄を行い、かつ排便処理なども簡単に行うこ
とができるようにする。 【構成】 前後端に吊具５、両側縁に保護枠兼用空気噴
出管６を並設した台枠１の中央に台板２を橋設し、この
台板に排便用開口部８を開設する。その前後縁にそれぞ
れ平面Ｕ状の枠杆に網体を張装した前後受台３，４を起
伏可能に軸着かつ前部受台は下端を台枠に支持した支脚
を介して前端を上方に、また後部受台は台枠に固定され
た昇降部材を介して中間部を上方に屈折して保持され、
さらに前部受台の前部上面には同じく前部受台に固定さ
れた昇降部材１１，１５を介して上方に傾動可能の枕部
材１４が付設されてなり、便器付き寝台として用いるこ
とができ、入浴中は気泡マッサージなどを行うことがで
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、病人の入浴に用いる
装置に関するものであって、特に寝たきり老人、痴呆症
老人等に用いて好適のものである。
装置に関するものであって、特に寝たきり老人、痴呆症
老人等に用いて好適のものである。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、病人の入浴に当っては、介護者が病人を後ろ向きに
背負って共に浴槽内に入る等の手段が行われているが、
この方法は介護者に多大の労力負担がかかるとともに、
すべり易い浴室内等の作業のため危険が多い。
来、病人の入浴に当っては、介護者が病人を後ろ向きに
背負って共に浴槽内に入る等の手段が行われているが、
この方法は介護者に多大の労力負担がかかるとともに、
すべり易い浴室内等の作業のため危険が多い。
【０００３】このため、病人を椅子、担架状の台に載架
して台ごと浴槽内に浸漬するようにした装置も考案され
ているが、予め浴槽にこの昇降台が一体に取りつけられ
ている病院用の設備は別として、一般的にはこれら病人
を載架保持すべき台は、病人を安定した無理のない状態
に保持することが困難であるとともに、痴呆老人などに
あってはこの台上、あるいは入浴中に、排便があること
も考慮してみなければならず、これらの問題を満足でき
る構造のものを作ることは困難とされていた。
して台ごと浴槽内に浸漬するようにした装置も考案され
ているが、予め浴槽にこの昇降台が一体に取りつけられ
ている病院用の設備は別として、一般的にはこれら病人
を載架保持すべき台は、病人を安定した無理のない状態
に保持することが困難であるとともに、痴呆老人などに
あってはこの台上、あるいは入浴中に、排便があること
も考慮してみなければならず、これらの問題を満足でき
る構造のものを作ることは困難とされていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】これに対し、この発明は
耐水性材料をもってそのまま浴槽内に浸漬できるもので
あることはもちろん、入浴させる前に、予め安楽寝台な
らびに便器付き寝台として用いることにより病人を心理
的に安定させ、しかも入浴中は安楽状態を保ったまま吹
出し空気による気泡マッサージや洗浄を行い、かつ排便
処理なども簡単に行うことができるようにしたものであ
る。
耐水性材料をもってそのまま浴槽内に浸漬できるもので
あることはもちろん、入浴させる前に、予め安楽寝台な
らびに便器付き寝台として用いることにより病人を心理
的に安定させ、しかも入浴中は安楽状態を保ったまま吹
出し空気による気泡マッサージや洗浄を行い、かつ排便
処理なども簡単に行うことができるようにしたものであ
る。
【０００５】
【実施例】この発明の実施例を図面について説明する
と、図１に示すように全体は、前後端をロープ等により
吊持して移動、昇降可能の台枠１の上面ほぼ中央に病人
のでん部を支持すべき台板２を固設するとともに、この
台板２の前後縁に基端を軸着して病人の上半身支持する
前部受台３、同じく大たい部から足先に至る部分を支持
する後部受台４をそれぞれ起伏可能に設けた安楽寝台状
であって、全体はアルミニウム等の軽量かつ耐水性材料
をもって作られている。
と、図１に示すように全体は、前後端をロープ等により
吊持して移動、昇降可能の台枠１の上面ほぼ中央に病人
のでん部を支持すべき台板２を固設するとともに、この
台板２の前後縁に基端を軸着して病人の上半身支持する
前部受台３、同じく大たい部から足先に至る部分を支持
する後部受台４をそれぞれ起伏可能に設けた安楽寝台状
であって、全体はアルミニウム等の軽量かつ耐水性材料
をもって作られている。
【０００６】図２は、前後受台３，４を除去して台枠１
のみを示した図であって、この台枠１は前後端に吊具
５，５を有するとともに、両側縁には保護枠兼用空気噴
出管６，６が並設されており、この保護枠兼用空気噴出
管６，６の一端をホースを介して送風機等に接続するこ
とにより、気泡発生口７…から病人身体に向って気泡を
吹きつけることができるようになっている。この台枠１
の上面ほぼ中央には予め排便用開口部８を開設した台板
２が橋設され、かつ台板２と台枠後端との間には昇降部
材取付用受板９、また台板２と台枠前端との間には支脚
受け１０が固設されている。
のみを示した図であって、この台枠１は前後端に吊具
５，５を有するとともに、両側縁には保護枠兼用空気噴
出管６，６が並設されており、この保護枠兼用空気噴出
管６，６の一端をホースを介して送風機等に接続するこ
とにより、気泡発生口７…から病人身体に向って気泡を
吹きつけることができるようになっている。この台枠１
の上面ほぼ中央には予め排便用開口部８を開設した台板
２が橋設され、かつ台板２と台枠後端との間には昇降部
材取付用受板９、また台板２と台枠前端との間には支脚
受け１０が固設されている。
【０００７】図３は、前後受台３，４のみを示す図であ
って、これら受台３，４は、Ｕ状に曲成された枠杆に線
条あるいは平テープを縦横方向に配列した網体を張設し
て形成され、それぞれ基端を上記台板２の前後縁に軸支
して起伏自在に取りつけられるが、この場合、後部受台
４は中間が上方に屈折できるようになっており、前記昇
降部材取付用受板９に固定した昇降部材１１を介して上
方に屈折保持されるようになっている。また前部受台３
は、その中間部下面にコ状の支脚１２が軸着されてお
り、この支脚１２を前記支脚受け１０に係合して傾斜状
態に保持できるようになっている。１３，１３はそのた
めの持手である。この前部受台３にはさらに同じく網体
で作られた枕部材１４が基端を支着して取りつけられ、
前部受台３面に固定された昇降部材１５を介して傾斜状
態に保持されている。この昇降部材１５ならび昇降部材
１１は、図１、図３の実施例では適所に空気吹込口を備
えた空気袋で形成され、内部に吹き込まれた空気量を変
えることによりその高さを変化できるようになっている
が、空気袋の代わりに、例えば、図４に示すようにＸ状
に交差した昇降枠で形成し、つまみ１６，１６の一方を
介して送りネジを回転し、高さを変化させるものであっ
てもよい。
って、これら受台３，４は、Ｕ状に曲成された枠杆に線
条あるいは平テープを縦横方向に配列した網体を張設し
て形成され、それぞれ基端を上記台板２の前後縁に軸支
して起伏自在に取りつけられるが、この場合、後部受台
４は中間が上方に屈折できるようになっており、前記昇
降部材取付用受板９に固定した昇降部材１１を介して上
方に屈折保持されるようになっている。また前部受台３
は、その中間部下面にコ状の支脚１２が軸着されてお
り、この支脚１２を前記支脚受け１０に係合して傾斜状
態に保持できるようになっている。１３，１３はそのた
めの持手である。この前部受台３にはさらに同じく網体
で作られた枕部材１４が基端を支着して取りつけられ、
前部受台３面に固定された昇降部材１５を介して傾斜状
態に保持されている。この昇降部材１５ならび昇降部材
１１は、図１、図３の実施例では適所に空気吹込口を備
えた空気袋で形成され、内部に吹き込まれた空気量を変
えることによりその高さを変化できるようになっている
が、空気袋の代わりに、例えば、図４に示すようにＸ状
に交差した昇降枠で形成し、つまみ１６，１６の一方を
介して送りネジを回転し、高さを変化させるものであっ
てもよい。
【０００８】
【発明の効果】この発明は上記の構造であって、これを
用いるには予め昇降部材１５，１１を介して病人の頭
部、ひざ部を所要高さに保持したのち、吊具５，５を手
あるいは天井から滑車により保持して浴槽内に下降さ
せ、気泡発生口７…から水中に空気を噴出させ、気泡に
よるマッサージ洗浄を行って快適な入浴を行うことがで
きるが、この場合、入浴するまでは予め排便用開口部８
下面に便器を装着しておき、また入浴中は浴槽の排水を
行うことにより、排便があった場合でも容易に処置する
ことができる。なお、このためには使用する浴槽は排水
孔を底部中央に有し、かつ排水栓の開閉を外部から容易
に行うことができる形式のものであることが望ましい。
用いるには予め昇降部材１５，１１を介して病人の頭
部、ひざ部を所要高さに保持したのち、吊具５，５を手
あるいは天井から滑車により保持して浴槽内に下降さ
せ、気泡発生口７…から水中に空気を噴出させ、気泡に
よるマッサージ洗浄を行って快適な入浴を行うことがで
きるが、この場合、入浴するまでは予め排便用開口部８
下面に便器を装着しておき、また入浴中は浴槽の排水を
行うことにより、排便があった場合でも容易に処置する
ことができる。なお、このためには使用する浴槽は排水
孔を底部中央に有し、かつ排水栓の開閉を外部から容易
に行うことができる形式のものであることが望ましい。
【０００９】この発明は以上のように、病人を安定状態
に保持し無理をかけるおそれがない上に、入浴中も昇降
部材１５，１１を介して病人の頭部、ひざ部を、随時、
任意の高さに持ち上げることができ、このことは、湯中
で体が軽くなることと相俟って身体の洗浄などの作業を
より容易に行うことができる。
に保持し無理をかけるおそれがない上に、入浴中も昇降
部材１５，１１を介して病人の頭部、ひざ部を、随時、
任意の高さに持ち上げることができ、このことは、湯中
で体が軽くなることと相俟って身体の洗浄などの作業を
より容易に行うことができる。
【図１】 側面図である。
【図２】 台枠のみを示す斜面図である。
【図３】 前後受台のみを示す斜面図である。
【図４】 昇降部材の他の一例を示す正面図である。
１ 台枠 ２ 台板 ３ 前部受台 ４ 後部受台 ５ 吊具 ６ 保護枠兼用空気噴出管 ７ 気泡発生口 ８ 排便用開口部 １０ 支脚受け １１，１５ 昇降部材 １２ 支脚 １４ 枕部材
Claims (1)
- 【請求項１】 前後端に吊具５，５、両側縁に保護枠兼
用空気噴出管６，６を並設した台枠１の上面ほぼ中央に
台板２を橋設し、この台板２に排便用開口部８を開設す
るとともに、その前後縁にそれぞれ平面Ｕ状の枠杆に網
体を張装した前後受台３，４を起伏可能に軸着してな
り、かつ前部受台３は下端を台枠１に支持した支脚１２
を介して前端を上方に、また後部受台４は台枠１に固定
された昇降部材１１を介して中間部を上方に屈折して保
持され、さらに前部受台３の前部上面には同じく前部受
台３に固定された昇降部材１５を介して上方に傾動可能
の枕部材１４が付設されていることを特徴とする病人用
入浴具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13332891A JPH05115528A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 病人用入浴具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13332891A JPH05115528A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 病人用入浴具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05115528A true JPH05115528A (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=15102148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13332891A Pending JPH05115528A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 病人用入浴具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05115528A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0751340A (ja) * | 1993-08-17 | 1995-02-28 | Matsuo Hiroko | 浴槽に兼用できる介護用ベッド |
| US5402541A (en) * | 1993-03-05 | 1995-04-04 | Schmidt & Lenhardt Gmbh & Co. Ohg | Bathtub lifting apparatus |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP13332891A patent/JPH05115528A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5402541A (en) * | 1993-03-05 | 1995-04-04 | Schmidt & Lenhardt Gmbh & Co. Ohg | Bathtub lifting apparatus |
| JPH0751340A (ja) * | 1993-08-17 | 1995-02-28 | Matsuo Hiroko | 浴槽に兼用できる介護用ベッド |
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