JP3126438B2 - 人体吊上げ用ハンモック - Google Patents

人体吊上げ用ハンモック

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JP3126438B2
JP3126438B2 JP03264853A JP26485391A JP3126438B2 JP 3126438 B2 JP3126438 B2 JP 3126438B2 JP 03264853 A JP03264853 A JP 03264853A JP 26485391 A JP26485391 A JP 26485391A JP 3126438 B2 JP3126438 B2 JP 3126438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば病人、身障
者、寝たきり老人等の人体を吊上げるためのハンモック
に関するもので、特に、人体に対して入浴させる際に用
いるのに適したハンモックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、平成1年2月17日付提
出の特願平1−38682号(特開平2−215462
号)ならびに平成2年9月14日付提出の特願平2−2
45248号および特願平2−245249号におい
て、改良されたベッド装置を提案している。これらベッ
ド装置は、病人等をベッド本体から持ち上げたり、下ろ
したり、ベッド本体の側方へ移動させたりすることを簡
単に行なえる吊上げ機構を備えている。
【0003】上述したベッド装置において、吊上げ機構
は、寝た姿勢にある人体の両側方において平行に並ぶ2
本の側棒を備える。人体の移動は、直接的には、これら
2本の側棒の移動によって達成される。したがって、た
とえば人体吊上げ用ハンモックが、人体の下に敷かれ、
かつ、2本の側棒の各々に連結された状態とされた後、
2本の側棒がともに移動されることによって、人体が2
本の側棒の移動に伴なって移動される。
【0004】上述した人体の移動は、たとえば、ベッド
上に寝かされている病人等を、たとえば、浴槽、便器、
車椅子等にまで移動させたり、シーツ等を交換する際に
実施される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来から用いられてい
る人体吊上げ用ハンモックには、種々の形状または構造
のものがあるが、少なくとも、人体の背部に接触する部
分を有する。また、人体の頭部をも支えることができる
ようにされているものもある。
【0006】上述した人体の頭部をも支える機能を有す
るハンモックは、病人等に安心感を与えるとともに、吊
上げ時において病人等が受ける肉体的負担を軽減できる
点で有利である。
【0007】しかしながら、このようなハンモックを用
いて、病人等に入浴させながら、洗髪しようとすると
き、ハンモックが邪魔になることがある。
【0008】それゆえに、この発明の目的は、人体の頭
部をも支える機能を有しながら、上述した洗髪の妨げと
はならないようにされた、人体吊上げ用ハンモックを提
供しようとすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による人体吊上
げ用ハンモックは、人体の背部に接触する、可撓性シー
ト材からなるハンモック本体と、前記ハンモック本体の
上端部に両側方へ延びるように取付けられる上ベルト
と、前記ハンモック本体の下端部に両側方へ延びるよう
に取付けられる下ベルトと、前記ハンモック本体の上端
部からさらに上方へ延びるように取付けられる、人体の
頭部を支えるための枕部とを備えるとともに、上述した
技術的課題を解決するため、前記枕部が前記ハンモック
本体から垂れ下がらないように、前記枕部の上端部と前
記ハンモック本体との間の距離を所定値以下に保つ
め、中央部が前記枕部の上端部に支持され、両端部が前
記上ベルトに着脱可能な取付ベルトを備えることを特徴
としている。
【0010】
【作用】この発明において、取付部材による取付状態が
達成されているとき、枕部がハンモック本体から垂れ下
がらないようにされ、枕部によって人体の頭部を支える
ことができる。他方、取付部材による取付状態が解かれ
たときには、枕部がハンモック本体から垂れ下がり、人
体の頭部を露出させることができる。
【0011】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、人体の
吊上げ時においては、枕部によって頭部が支えられるた
め、病人等に対して安心感を与えることができるととも
に、病人等が受ける肉体的負担を軽減することができ
る。
【0012】他方、たとえば入浴時において、このハン
モックによって支えられた病人等が浴槽内に入れられた
状態で、取付部材による取付状態を解除すれば、頭部を
露出させることができるので、容易に洗髪を行なうこと
ができる。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の一実施例による人体吊上
げ用ハンモック1を示す展開図である。図2は、ハンモ
ック1において達成されるいくつかの機能を説明するた
めの図である。
【0014】人体吊上げ用ハンモック1は、人体の背部
に接触する、可撓性シート材からなるハンモック本体2
を備える。このハンモック1が入浴用である場合、ハン
モック本体2は、メッシュ材から構成されることが好ま
しい。
【0015】ハンモック本体2の上端部には、両側方へ
延びるように上ベルト3が取付けられる。ハンモック本
体2の下端部には、両側方へ延びるように下ベルト4が
取付けられる。この実施例では、ハンモック本体2の上
端部および下端部に、それぞれ、袋状に縫製されたベル
ト通し5および6が設けられ、ここに、ベルト3および
4がそれぞれ通される。したがって、ベルト3および4
は、ハンモック本体2から容易に抜き取ることができ
る。
【0016】ハンモック本体2の上端部からさらに上方
へ延びるように、人体の頭部を支えるための枕部7が取
付けられる。枕部7の上端部にも、ベルト通し8が設け
られ、ここに、取付部材となる取付ベルト9が通され
る。取付ベルト9の両端には、ホック10および11が
設けられ、他方、前述した上ベルト3には、これらホッ
ク10および11のそれぞれと対をなすホック12およ
び13(図2)が設けられる。ホック10および11
が、図1に示すように、対応のホック12および13に
それぞれ係合されたとき、枕部7の上端部とハンモック
本体2との間の距離が所定値以下に保たれ、枕部7がハ
ンモック本体2から垂れ下がらないようにされる。他
方、ホック10および11が、図2に示すように、ホッ
ク12および13から外されたとき、枕部7がハンモッ
ク本体2から垂れ下がることが許容される。なお、この
実施例では、ホック12および13が、強度的な面を考
慮して、上ベルト3上に設けられたが、これらホック
は、ハンモック本体2上に設けられてもよい。
【0017】ハンモック本体2の上端部に偏った位置に
は、背部クッション材14が付加される。この背部クッ
ション材14は、図2に示すように、ハンモック本体2
から取り外せるようにされることが好ましい。
【0018】このような構成を有するハンモック1は、
入浴用として使用されることを考慮して、防水性が与え
られることが好ましい。
【0019】図3には、ハンモック1の使用状態が示さ
れている。図3に示した水平方向に延びる棒15は、前
述したベッド装置の吊上げ機構に含まれる側棒またはそ
れと同等の機能を有するものである。この棒15には、
上ベルト3および下ベルト4の各々の両端が、係合具1
6および17を介して連結される。ハンモック本体2
は、人体18の背部19に接触して、座った姿勢にある
人体18を支える。また、枕部7は、人体18の頭部2
0を支えている。
【0020】このようなハンモック1の使用状態からわ
かるように、人体18の大きさすなわち体格に応じて、
ハンモック本体2の長さ、より具体的には上ベルト3と
下ベルト4との間隔を調整できることが好ましい。この
場合、枕部7の位置が頭部20との関連で決まるので、
下ベルト4の位置を変え得るようにされていることが好
ましい。この実施例では、図2に示すように、ベルト通
し6の部分を適当数折曲げることによって、ハンモック
本体2の長さを調整することができ、その結果、下ベル
ト4の位置を調整することができる。なお、このような
手段によるほか、ベルト通し6に相当する要素を複数箇
所に位置を変えて設けてもよい。
【0021】図3には、また、浴槽21が示されてい
る。この浴槽21は、洗髪を容易に行なえるように設計
されている。すなわち、浴槽21は、人体18の胴体部
分を受入れる主槽22および洗髪の際に使用される補助
槽23を備える。
【0022】主槽22には、補助槽23へと連なる傾斜
壁24、傾斜壁24に連なる水平壁25および水平壁2
5から傾斜壁24とは逆方向に傾斜する傾斜壁26が形
成される。水平壁25には、排水口27が設けられる。
他方、補助槽23は、全体としてほぼ半球状をなしてお
り、そこには、排水口28が設けられる。
【0023】次に、浴槽21を用いた入浴方法について
説明する。実線で示すように、ハンモック1によって吊
上げられた人体18は、棒15の移動によって、浴槽2
1内にハンモック本体2とともに入れられる。このと
き、主槽22には、傾斜壁24が設けられているので、
下降する人体18の位置が多少ずれていても、人体18
を主槽22内の適正な位置にもたらすことができる。ま
た、傾斜壁26は、人体18が傾斜壁24に沿って滑
り、主槽22内に沈められることを防止する。
【0024】洗髪を行なう場合、図2に示すように、ホ
ック10および11がホック12および13から外され
る。これによって、枕部7がハンモック本体2から垂れ
下がることが可能となり、頭部20が露出するととも
に、図3において想像線で示すように、補助槽23内に
受入れられることができる。この状態で、補助槽23を
用いながら、洗髪を容易に行なうことができる。
【0025】洗髪を終えた後は、再び、ホック10およ
び11がホック12および13に嵌合される。これによ
って、図3において実線で示すように、頭部20が枕部
7によって支えられながら持ち上げられる。
【0026】なお、このハンモック1は、洗髪のみを行
なう場合にも有利に用いることができる。すなわち、主
槽22に湯を入れない状態で、人体18を主槽22内に
入れ、上述したように、ホック10および11をホック
12および13から外せば、洗髪のみを容易に行なうこ
とができる。
【0027】ハンモック1の使用を重ねて、汚れた場合
には、上ベルト3、下ベルト4、取付ベルト9および背
部クッション材14を取り外すことによって、ハンモッ
ク本体2および枕部7を容易に洗濯することができる。
【0028】以上、この発明を図示した実施例に関連し
て説明したが、この発明の範囲内において、その他いく
つかの変形例が可能である。
【0029】たとえば、ホック10〜13によって例示
された着脱可能な取付手段は、他の周知の着脱可能な取
付手段に置換えられてもよい。
【0030】また、取付ベルト9に相当する要素が、枕
部7に一体に設けられてもよい。また、枕部7は、ハン
モック本体2の上端部に常に連結された状態であった
が、このような枕部は、ハンモック本体から完全に取り
外せるようにされていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による人体吊上げ用ハンモ
ック1を示す展開図である。
【図2】図1に示した人体吊上げ用ハンモック1におい
て達成されるいくつかの機能を説明するための図1に相
当の図である。
【図3】図1に示した人体吊上げ用ハンモック1の使用
状態を示す側面図であり、併せて浴槽21が断面図で示
されている。
【符号の説明】
1 人体吊上げ用ハンモック 2 ハンモック本体 3 上ベルト 4 下ベルト 7 枕部 9 取付ベルト 10〜13 ホック 18 人体 19 背部 20 頭部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体の背部に接触する、可撓性シート材
    からなるハンモック本体と、 前記ハンモック本体の上端部に両側方へ延びるように取
    付けられる上ベルトと、 前記ハンモック本体の下端部に両側方へ延びるように取
    付けられる下ベルトと、 前記ハンモック本体の上端部からさらに上方へ延びるよ
    うに取付けられる、人体の頭部を支えるための枕部と、 前記枕部が前記ハンモック本体から垂れ下がらないよう
    に、前記枕部の上端部と前記ハンモック本体との間の距
    離を所定値以下に保つため、中央部が前記枕部の上端部
    に支持され、両端部が前記上ベルトに着脱可能な取付ベ
    ルトと、 を備える、人体吊上げ用ハンモック。
JP03264853A 1991-10-14 1991-10-14 人体吊上げ用ハンモック Expired - Fee Related JP3126438B2 (ja)

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