JPH10118150A - 簡易浴槽兼ベッド - Google Patents

簡易浴槽兼ベッド

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Publication number
JPH10118150A
JPH10118150A JP29943896A JP29943896A JPH10118150A JP H10118150 A JPH10118150 A JP H10118150A JP 29943896 A JP29943896 A JP 29943896A JP 29943896 A JP29943896 A JP 29943896A JP H10118150 A JPH10118150 A JP H10118150A
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JP
Japan
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bed
bathtub
frame
bed surface
supporting
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Application number
JP29943896A
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English (en)
Inventor
Taneshige Tajiri
種重 田尻
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Cosmo Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の課題は少ない人手で寝たきり老人を迅
速且つ簡単に、しかも場所をとらず容易に入浴させるこ
とが出来、又看護人及び寝たきり老人にかかる負担の大
幅な軽減が図れ、作業性に優れ且つ取扱いがし易く、更
にシンプルな構成で製作単価を安価に出来る簡易浴槽兼
ベッドを提供する。第2の課題は、入浴中の寝たきり老
人の姿勢を保持し、入浴中の寝たきり老人の負担の軽減
を図り、且つ看護人の看護性を向上出来るものとする。
第3の課題は寝たきり老人の床ずれ防止が図れ、且つ指
圧による血行促進が図れるものとする。 【解決手段】 リクライニング式ベッドに防水シート6
を被せ、浴槽フレーム11をベッド面3に密着状態に載
置し、浴槽フレーム11をベッド面3に加圧状態で且つ
着脱自在に連結手段で取付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきり老人・体
に障害のある人・ケガ人その他看護人の手助けを必要と
する人等(本明細書中寝たきり老人と総称する。)がベ
ッドに寝たまま入浴出来る簡易浴槽兼ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寝たきり老人を入浴させる場合
は、看護人の手で寝たきり老人を浴槽内へ移し変えなけ
ればならず、多くの人手と手間がかかっていた。このた
め、看護人にかかる負担は大きく重労働であった。更に
浴槽内へ寝たきり老人を移すことで、寝たきり老人にか
かる負担も大きく、寝たきり老人の体力が消耗するとい
う問題点がある。又寝たきり老人を家庭内で介護する場
合、浴槽まで寝たきり老人を運ばなければならず、看護
者にとって大変な重労働であった。看護人の負担を軽減
させるものとしては、寝たきり老人を電動リフトで吊下
げて浴槽内へ移す構造のものがあるが構造が複雑化し、
高価なものとなる。又寝たきり老人にかかる負担の軽減
は図れない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、少な
い人手で寝たきり老人を迅速且つ簡単に、しかも場所を
とらず容易に入浴させることが出来、又看護人及び寝た
きり老人にかかる負担の大幅な軽減が図れ、作業性に優
れ且つ取扱いがし易く、更にシンプルな構成で製作単価
を安価に出来る簡易浴槽兼ベッドを提供することにあ
る。第2の課題は、入浴中の寝たきり老人の姿勢を保持
し、入浴中の寝たきり老人の負担の軽減を図り、且つ看
護人の看護性を向上出来るものとすることにある。第3
の課題は寝たきり老人の床ずれ防止が図れ、且つ指圧に
よる血行促進が図れることとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 水平なベッド面の背を支持する面部分が傾斜可能
となるリクライニング式ベッドのベッド面に防水シート
を被せ、背を支持する面部分を所定角度の傾斜位置と
し、平面形状がコ字状で且つ折曲した側面の先端辺を傾
斜した背を支持する面部分に沿って傾斜させた浴槽の周
壁となる浴槽フレームを下縁と折曲した先端辺とが前記
ベッド面と密着状態となるように前記ベッド面に載置
し、前記浴槽フレームを前記ベッド面に加圧状態で且つ
着脱自在に連結手段で取付け、前記浴槽フレームと前記
ベッド面との間がシールされるように前記浴槽フレーム
を前記ベッドに取付けて前記浴槽フレームと前記ベッド
面とで簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼
ベッド 2) 背を支持する面部分を電動で水平状態と傾斜状態
とに調整する電動駆動手段を設けた前記1)記載の簡易
浴槽兼ベッド 3) 水平なベッド面の背を支持する面部分が傾斜可能
で且つ足を支持する面部分が山形状に屈曲可能となるリ
クライニング式ベッドのベッド面に防水シートを被せ、
背を支持する面部分を所定角度の傾斜位置とし且つ足を
支持する面部分を所定高さの山形状に屈曲し、平面形状
がコ字状で且つ折曲した側面の先端辺を傾斜した背を支
持する面部分に沿って傾斜させ更に折曲した側面の下縁
を屈曲した足を支持する面部分に沿った山形状とした浴
槽フレームを下縁と折曲した先端辺とが前記ベッド面と
密着状態となるように前記ベッド面に載置し、前記浴槽
フレームを前記ベッド面に加圧状態で且つ着脱自在に連
結手段で取付け、前記浴槽フレームと前記ベッド面との
間がシールされるように前記浴槽フレームを前記ベッド
に取付けて前記浴槽フレームと前記ベッド面とで簡易浴
槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッド 4) 背を支持する面部分と足を支持する面部分とを電
動で水平状態と傾斜状態とに調整する電動駆動手段を設
けた前記3)記載の簡易浴槽兼ベッド 5) ベッドの水平なベッド面に防水シートを被せ、浴
槽の周壁となる箱形で天井面と底面とが開口された浴槽
フレームを前記ベッド面に密着させて載置し、前記浴槽
フレームを前記ベッド面に加圧状態で且つ着脱自在に連
結手段で取付け、前記浴槽フレームと前記ベッド面との
間がシールされるように前記浴槽フレームを前記ベッド
に取付けて前記浴槽フレームと前記ベッド面とで簡易浴
槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッド 6) 浴槽フレームの一面の周壁を傾斜させて背を支持
する面とした前記5)記載の簡易浴槽兼ベッド 7) 防水シートとしてシリコンゴムシートを用いた前
記1)〜6)いずれか記載の簡易浴槽兼ベッド 8) 防水シートの下のベッド面に多数の押圧棒を昇降
自在に設け、同押圧棒を昇降する駆動機構を設けた前記
1)〜7)いずれか記載の簡易浴槽兼ベッドにある。
【0005】
【作用】本発明では、ベッド面に浴槽フレームを連結手
段で着脱自在に取付けることで、浴槽フレームとベッド
面とで浴槽を形成出来、この浴槽内にホース等を引くな
どして湯又は水をためる。浴槽は寝たきり老人をベッド
面に寝かせたまま形成出来るので、寝たきり老人を寝か
せたまま入浴させることが出来る。又、浴槽内には初め
から湯又は水をためず、寝たきり老人の体を洗った後に
貯めていく場合もある。入浴後は排水ホースを用いる等
して浴槽内の湯又は水を屋外又は排水タンク内等へ排水
し、その後連結手段を解いて浴槽フレームをベッド面か
ら取り外し、ベッドとして使用する。ベッドとして使用
する場合、通常はベッド面の全てを水平状態にもどす
が、これは状況に応じて異なる。濡れた防水シートは、
布又は温風等で防水シートの上面を乾かし、寝たきり老
人を防水シートの上に寝かす場合と、ベッド面から外す
場合とがある。防水シートの上に寝かせる場合は防水シ
ートの上面に厚手のシート等を敷いて背中の蒸れを防
ぐ。浴槽フレームは、ベッドの下等へ収納すれば場所を
取らない。
【0006】請求項1記載の発明では、ベッド面の背を
支持する面部分が傾斜しているので、寝た状態のままで
も寝たきり老人の顔は水面から出た状態となる。請求項
3記載の発明では、入浴時に足を支持する面部分を山形
状に屈曲させることで、この足を支持する面部分が寝た
きり老人の足を支持し、寝たきり老人が浴槽内へすべり
込むことを防止する。又寝たきり老人の姿勢は寝たきり
老人が何ら踏ん張ることなく安定した状態で姿勢が保持
される。
【0007】請求項5、6記載の発明では、寝たきり老
人の上半身を起こし、寝たきり老人に浴槽フレームを被
せるようにして浴槽フレームをベッド面に載置し、連結
手段でベッドに着脱自在に取付ける。寝たきり老人の上
半身は自力で起こしておくか、看護人が手で支えておく
か、又は浴槽フレームにもたれさせておく。請求項6記
載の発明では、浴槽フレームの一面の周壁を傾斜させて
いるので、この傾斜した周壁で寝たきり老人の上半身を
支持する。
【0008】請求項8記載の発明では、防水シートの下
方のベッド面に設けた昇降自在な押圧棒を上昇させて寝
たきり老人を支持し、寝たきり老人とベッド面との間に
風が通る間隙を形成出来、床ずれと蒸れとを防止する。
このため、防水シートの上に直接寝たきり老人を寝かせ
ても背中が蒸れることがなく、厚手のシーツを敷くこと
が不要となる。又、多数の押圧棒のうち所定の押圧棒を
降下状態とし、且つ降下状態となる押圧棒の位置を所定
間隔あけて変えることで寝たきり老人を支持する点を変
え、床ずれを防止出来る。押圧棒の昇降は所定時間あけ
た断続的な昇降状態とし、連続的な昇降としない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、ベッド面の背を支持す
る面部分が傾斜可能で且つ足を支持する面部分が山形状
に屈曲可能なリクライニング式ベッドが望ましいが、ど
ちらか一方の面部分が傾斜又は屈曲するベッドの場合
と、いずれの面部分も駆動しないベッドの場合とがあ
る。又、ベッド面には断続的に昇降する多数の押圧棒を
設けることが、床ずれ防止や背中の蒸れ防止が図れ望ま
しいが、設けない場合もある。この押圧棒を設けない場
合、背中の蒸れ防止を図るため防水シートの上に厚手の
シーツ等を敷くことが望ましい。防水シートはベッド面
に着脱自在に被せただけの場合と固着させる場合とがあ
る。防水シートとしては一般的にシリコンゴムシートが
用いられる。浴槽フレームは当然ながら防水性のあるも
のとする。この浴槽フレームの素材としては一般的に軽
量合成樹脂またはハニカム構造合板等が軽量で望まし
い。浴槽フレームをベッドに着脱自在に取付ける連結手
段としては、一般的にベッド又は浴槽フレームのいずれ
か一方にフックを設け他方にフックに掛合されるリング
を回動自在に設けるレバーを取付け、このレバーをフッ
クと反対側へ倒し込むことでリングを引張状態に保持す
る係止具が用いられる。この係止具によれば簡単な手作
業で浴槽フレームをベッド面にシールした状態で且つ着
脱自在に取付けることが出来る。浴槽内への湯又は水の
供給は、ホース等を導入して行う場合や、ベッドに供給
管を予め設置しておく場合とがある。浴槽内に貯めた湯
又は水の排水は、排水ホース等を導入して行う場合や、
通常栓が取付けられる排水口を予めベッド面に設け且つ
予め排水口に排水ホースを接続し、排水していく場合等
がある。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜5に示す実施例1は平面コ字状の浴槽フレー
ムを取付けて浴槽を形成する簡易浴槽兼ベッドの例であ
る。図6〜7に示す実施例2は防シートの下方のベッド
面にランダムに昇降する押圧棒を多数設けた簡易浴槽兼
ベッドの例である。図8に示す実施例3は浴槽フレーム
が箱形で天井面と底面とを開口した形状の簡易浴槽兼ベ
ッドの例である。図9に示す実施例4は実施例3の浴槽
フレームの一面の周壁を外側へ傾斜させた例である。
【0011】図1は実施例1でベッド面に浴槽を形成し
た状態を示す斜視図、図2は図1でのA−A断面図、図
3は実施例1での浴槽フレームを示す斜視図、図4は実
施例1で浴槽フレームを外した状態を示す側面図、図5
は実施例1でベッドとして使用する状態を示す側面図、
図6は実施例2で浴槽フレームを外した状態を示す側面
図、図7は実施例2で押圧棒をランダムに昇降する駆動
機構を示す説明図、図8は実施例3でベッド面に浴槽を
形成した状態を示す斜視図、図9は実施例4でベッド面
に浴槽を形成した状態を示す斜視図である。
【0012】;実施例1(図1〜5参照) 図中1は簡易浴槽兼ベッド、2はべットフレーム、3は
ベッド面、4は傾斜可能となるベッド面3の背を支持す
る面部分、5はベッド面3の山形状に屈曲する足を支持
する面部分、6はシリコンゴムシートを用いた防水シー
ト、7は背を支持する面部分4を傾動する第1電動シリ
ンダー、8は足を支持する面部分5を駆動する第2電動
シリンダー、9は車輪、10はベッドフレーム2の側面
に複数並設したフック、11は平面コ字状で且つ折曲部
分12の先端を所定角度の傾斜位置に傾斜させた背を支
持する面部分4の形状に傾斜させしかも折曲部分12の
下部を屈曲した足を支持する面部分5に沿った山形状に
形成した素材が防水性のある軽量合成樹脂の浴槽フレー
ム、11aは浴槽フレーム11の下縁及び折曲部分12
の先端13に設けたゴム製のシール材、12は浴槽フレ
ーム11の折曲部分、13は同折曲部分11の先端、1
4は浴槽フレーム11の折曲部分12の下縁に複数並設
したベッドフレーム2の側面のフック10に着脱自在に
係合する係止具、15はベッドフレーム2の側面のフッ
ク10に着脱自在に掛合される係止具14のリング、1
7は寝たきり老人、18は厚手のシーツ、19は給湯ホ
ース、20は排水ホース、21は湯である。
【0013】図1〜5に示す実施例1の簡易浴槽兼ベッ
ド1は通常ベッド面3を水平状態としてベッドとして使
用し、寝たきり老人17を寝かせている。又状況に応じ
てベッド面3の背を支持する面部分4を傾斜させたり、
足を支持する面部分5を屈曲させて寝たきり老人17の
姿勢を変えている。簡易浴槽兼ベッド1を浴槽として使
用する場合は、寝たきり老人17を寝かせたまま第1電
動シリンダー7を駆動して背を支持する面部分4を所定
角度の傾斜位置に傾動させ、且つ第2電動シリンダー8
を駆動して足を支持する面部分5を所定高さの山形状に
屈曲させる。このベッド面3に平面コ字状の浴槽フレー
ム11を看護者が密着状態に載置し、浴槽フレーム11
の折曲部分12間に寝たきり老人17を位置させる。又
浴槽フレーム11の折曲部分12の下部を足を支持する
面部分5に密着状態に嵌合し、しかも浴槽フレーム11
の折曲部分12の先端13を背を支持する面部分4に密
着させる。更に浴槽フレーム11は係止具14をベッド
フレーム2のフック10に着脱自在に係止してベッドに
着脱自在に取付ける。係止具14はベッドフレーム2の
フック10に掛合した係止具14のリング15を引張状
態で保持するので、浴槽フレーム11の下縁及び折曲部
分12の先端13はベッド面3に被せた防水シート6に
加圧された状態で連結され、浴槽フレーム11のシール
材11aとベッド面3との境は全てシールされている。
これにより、ベッド面3に浴槽が形成される。
【0014】次に浴槽内に給湯ホース19を導入し、寝
たきり老人17を寝かせたまま浴槽内に湯21を供給し
て貯め、寝たきり老人17を入浴させる。寝たきり老人
17は背を支持する面部分4によって上半身をやや起し
た状態の姿勢で保持されているので、顔は水面より上に
位置している。又、山形状に屈曲させた足を支持する面
部分5が寝たきり老人17の尻又は太股の裏を支持して
いるので、寝たきり老人17の体が浴槽内へすべり込ん
でいくことなく、安定した姿勢状態で保持されている。
寝たきり老人17を何ら移し変えることなく入浴出来、
且つ寝たきり老人17は何ら浴槽内で踏ん張ることなく
安定した姿勢状態に保持されるので、負担がかからずリ
ラックスした快適な入浴となる。看護人も寝たきり老人
17を移し変えることなく入浴させることが出来、労力
の軽減が図れる。入浴後は、浴槽内へ排水ホース20を
導き、排水ホース20で湯21を全て抜き、その後、係
止具14を解除して浴槽フレーム11をベッドから取り
外し、濡れた防水シート6の上面は布等でふいて乾かし
て厚手のシーツ18を防水シート6の上に敷いてベッド
として使用する。厚手のシーツ18を敷くには、寝たき
り老人17を横へ寝返らせながら敷くことで簡単に敷く
ことが出来る。又厚手のシーツ18を取り外す場合も同
様にして簡単に行える。ベッド面3は通常水平状態にも
どしておくが、使用状態によって異なる。
【0015】;実施例2(図6,7参照) 図6,7中25はベッド面3に昇降自在に設けた多数の
押圧棒、26は同押圧棒25のガイド筒、27は押圧棒
25をランダムに昇降させるカム板28を複数設けた回
動軸、28はカム板である。図6,7に示す実施例2で
は、防水シート6の下方のベッド面3にランダムに昇降
する押圧棒25を設けているので回動軸27を回動して
所定の押圧棒25を上昇させて寝たきり老人17の背中
を押圧し、背中とベッド面3との間に風を通す間隙を形
成する(図示せず)。この間隙により背中の蒸れが防止
されるので、防水シート6上面に厚手のシーツ18を敷
くことなく寝たきり老人17を直接防水シート6の上面
に寝かせることが出来る。これにより、入浴時などにシ
ーツ18の取り扱いが不要となり、看護人及び寝たきり
老人17の負担がより軽減される。また背中とベッド面
3との間に間隙を形成することと、押圧棒25をランダ
ムに昇降させて背中の押圧点を変えることで床ずれ防止
が図れる。その他の符号・構成や作用・効果は前記実施
例1と同じである。
【0016】;実施例3(図8参照) 図8中30は箱形で天井と底面とが開口された浴槽フレ
ームである。図8に示す実施例3では、箱形の浴槽フレ
ーム30を上半身を起した状態の寝たきり老人17に上
から覆いかぶせるようにしてベッド面3に密着状態に載
置し、前記実施例1同様に係止具14で浴槽フレーム3
0をベッドに着脱自在に取付け、ベッド面3に浴槽を形
成する。浴槽フレーム30は箱形であるので、上半身を
起した状態で入浴するものとなる。その他の符号・構成
や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0017】;実施例4(図9参照) 図9中32は前記実施例3の浴槽フレーム32の一面の
周縁を外側へ傾斜させて背を支持する面を形成した構成
の浴槽フレーム、33は同浴槽フレーム32の傾斜した
背を支持する面である。図9に示す実施例4は浴槽フレ
ーム32を前記実施例3の浴槽フレーム30と同様にし
てベッドに着脱自在に取付ける。浴槽フレーム32は背
を支持する面33が傾斜しているので寝たきり老人を湯
に深くつかった状態の姿勢で保持できる。その他の符号
・構成や作用・効果は前記実施例3と同じである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、浴槽フレームを着脱自
在に取り付けることで浴槽フレームとベッド面とで浴槽
を形成出来るので寝たきり老人をベッド面に寝かせたま
ま入浴させることが出来、寝たきり老人を浴槽まで運び
移す必要がない。このため少ない人手で寝たきり老人を
容易に且つ確実に入浴させることが出来、看護人の労力
を大幅に軽減出来、作業性に大変優れたものとなった。
又、寝たきり老人もベッド面に寝たままで入浴出来るの
で負担が何らかからずリラックスした快適な入浴が行え
る。更に本発明では、ベッド面に浴槽フレームを取付け
てベッド面に浴槽を形成するので、場所を取らず使用ス
ペースの省スペース化が図れ、家庭介護用としても大変
優れたものとなった。請求項4記載の発明では、入浴中
の寝たきり老人の姿勢をベッド面で保持しているので、
顔が水面下に沈み込まないように寝たきり老人自身が踏
ん張る必要がなく大変リラックスした状態での入浴が行
え、快適な入浴となる。又寝たきり老人の姿勢が保持さ
れることで、看護し易くなり、作業性の向上が図れる。
請求項8記載の発明では、多数の押圧棒を昇降させて寝
たきり老人の背中を押圧し、ベッド面と背中との間に風
が通る間隙を形成するので背の蒸れを防止し、又床ずれ
防止が図れる。又、押圧棒の押圧による刺激で指圧効果
が生じ、血行促進が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1でベッド面に浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【図2】図1でのA−A断面図である。
【図3】実施例1での浴槽フレームを示す斜視図であ
る。
【図4】実施例1で浴槽フレームを外した状態を示す側
面図である。
【図5】実施例1でベッドとして使用する状態を示す側
面図である。
【図6】実施例2で浴槽フレームを外した状態を示す側
面図である。
【図7】実施例2で押圧棒をランダムに昇降する駆動機
構を示す説明図である。
【図8】実施例3でベッド面に浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【図9】実施例4でベッド面に浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 簡易浴槽兼ベッド 2 ベッドフレーム 3 ベッド面 4 背を支持する面部分 5 足を支持する面部分 6 防水シート 7 第1電動シリンダー 8 第2電動シリンダー 9 車輪 10 フック 11 浴槽フレーム 11a シール材 12 折曲部分 13 先端 14 係止具 15 リング 16 欠番 17 寝たきり老人 18 シーツ 19 給湯ホース 20 排水ホース 21 湯 22 欠番 23 欠番 24 欠番 25 押圧棒 26 ガイド筒 27 回動軸 28 カム板 29 欠番 30 浴槽フレーム 31 欠番 32 浴槽フレーム 33 背を支持する面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平なベッド面の背を支持する面部分が
    傾斜可能となるリクライニング式ベッドのベッド面に防
    水シートを被せ、背を支持する面部分を所定角度の傾斜
    位置とし、平面形状がコ字状で且つ折曲した側面の先端
    辺を傾斜した背を支持する面部分に沿って傾斜させた浴
    槽の周壁となる浴槽フレームを下縁と折曲した先端辺と
    が前記ベッド面と密着状態となるように前記ベッド面に
    載置し、前記浴槽フレームを前記ベッド面に加圧状態で
    且つ着脱自在に連結手段で取付け、前記浴槽フレームと
    前記ベッド面との間がシールされるように前記浴槽フレ
    ームを前記ベッドに取付けて前記浴槽フレームと前記ベ
    ッド面とで簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴
    槽兼ベッド。
  2. 【請求項2】 背を支持する面部分を電動で水平状態と
    傾斜状態とに調整する電動駆動手段を設けた請求項1記
    載の簡易浴槽兼ベッド。
  3. 【請求項3】 水平なベッド面の背を支持する面部分が
    傾斜可能で且つ足を支持する面部分が山形状に屈曲可能
    となるリクライニング式ベッドのベッド面に防水シート
    を被せ、背を支持する面部分を所定角度の傾斜位置とし
    且つ足を支持する面部分を所定高さの山形状に屈曲し、
    平面形状がコ字状で且つ折曲した側面の先端辺を傾斜し
    た背を支持する面部分に沿って傾斜させ更に折曲した側
    面の下縁を屈曲した足を支持する面部分に沿った山形状
    とした浴槽フレームを下縁と折曲した先端辺とが前記ベ
    ッド面と密着状態となるように前記ベッド面に載置し、
    前記浴槽フレームを前記ベッド面に加圧状態で且つ着脱
    自在に連結手段で取付け、前記浴槽フレームと前記ベッ
    ド面との間がシールされるように前記浴槽フレームを前
    記ベッドに取付けて前記浴槽フレームと前記ベッド面と
    で簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッ
    ド。
  4. 【請求項4】 背を支持する面部分と足を支持する面部
    分とを電動で水平状態と傾斜状態とに調整する電動駆動
    手段を設けた請求項3記載の簡易浴槽兼ベッド。
  5. 【請求項5】 ベッドの水平なベッド面に防水シートを
    被せ、浴槽の周壁となる箱形で天井面と底面とが開口さ
    れた浴槽フレームを前記ベッド面に密着させて載置し、
    前記浴槽フレームを前記ベッド面に加圧状態で且つ着脱
    自在に連結手段で取付け、前記浴槽フレームと前記ベッ
    ド面との間がシールされるように前記浴槽フレームを前
    記ベッドに取付けて前記浴槽フレームと前記ベッド面と
    で簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッ
    ド。
  6. 【請求項6】 浴槽フレームの一面の周壁を傾斜させて
    背を支持する面とした請求項5記載の簡易浴槽兼ベッ
    ド。
  7. 【請求項7】 防水シートとしてシリコンゴムシートを
    用いた請求項1〜6いずれか記載の簡易浴槽兼ベッド。
  8. 【請求項8】 防水シートの下のベッド面に多数の押圧
    棒を昇降自在に設け、同押圧棒を昇降する駆動機構を設
    けた請求項1〜7いずれか記載の簡易浴槽兼ベッド。
JP29943896A 1996-10-22 1996-10-22 簡易浴槽兼ベッド Pending JPH10118150A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012035049A (ja) * 2011-01-18 2012-02-23 Saburo Natsume 介護用半身入浴装置

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