JP2945620B2 - 介護用ベッド - Google Patents

介護用ベッド

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JP2945620B2
JP2945620B2 JP5797696A JP5797696A JP2945620B2 JP 2945620 B2 JP2945620 B2 JP 2945620B2 JP 5797696 A JP5797696 A JP 5797696A JP 5797696 A JP5797696 A JP 5797696A JP 2945620 B2 JP2945620 B2 JP 2945620B2
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勝邦 芦野
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JOBAN BOORINGU KK
OASHISU KONSARUTANTO JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病人用のベッドに
係わり、特に、いわゆる寝たきり老人を含む身体の不自
由な病人等の介護用に用いられる介護用ベッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、身体の不自由な病人等(以下、病
人と略す)の入浴に関しては、介護用ベッドから浴槽ま
での移動において、病人や介護者の負担をいかにして少
なくするかに主眼がおかれている。すなわち、介護用ベ
ッドにおいては、例えば、ベッド床面のうち上半身部分
を持ち上がり可能な構造とすることにより、病人の身体
への負担を少なくしつつ病人の上半身を起きあがらせ、
ベッドから容易に降りることができるようにしたものが
ある。また介護用ベッドから浴槽までの移動手段として
は、介護者の負担軽減のために、例えば、病人の身体の
一部を把持・吊架して運搬するあるいは移動補助を行う
クレーン装置がある。そしてこのクレーン装置と介護用
ベッドが一体となったクレーン装置付きベッドも提唱さ
れている。そして病人が入浴する浴槽においては、例え
ば、浴槽内に病人が楽に入れるように若しくは楽に姿勢
を変えられるように、手すりをつけたり又は浴槽の形状
に工夫したもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、以下の課題が存在する。すなわち上記にお
いては、基本的にベッドと浴槽とが別個独立しており異
なる場所に設けられていることから、病人の入浴の際に
は、介護者は、寝た姿勢の病人をベッド上で起こす→ベ
ッドから降ろす→ベッドから浴槽まで移動させる→浴槽
内に入れる、という作業が必要となり、介護者の負担が
非常に大きい。特に、浴槽内に病人を入れる手順におい
ては、介護者2人ががりでの作業が必要となり、非常に
大変である。また、ベッドから浴槽までの移動を行うク
レーン装置は装置構造が大型複雑でありかつ非常に高価
である。
【0004】本発明の目的は、簡易かつ安価な構造でベ
ッド内における入浴を可能とすることにより、病人の入
浴を容易にして介護者の手数・負担を軽減することがで
きる介護用ベッドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、弾力性部材が載置されるベッド床
面を有する介護用ベッドにおいて、前記ベッド床面の少
なくとも一部を連接構造の複数個の床板ブロックに分割
するとともに、これら複数個の床板ブロックのうち少な
くとも1つに固定されその床板ブロックを上下動させる
駆動手段を設け、かつ、この上下動する床板ブロックが
上方位置にあるときには、前記複数個の床板ブロックの
上面が略平面を構成し、前記複数個の床板ブロックのう
ち、前記駆動手段で上下動される床板ブロックは、ベッ
ド長手方向中央部近傍に配置されており、かつ、ベッド
長手方向両端部に配置された2つの床板ブロックのそれ
ぞれは、ベッド長手方向両端側端部が回動自在に支持さ
れていることを特徴とする介護用ベッドが提供される。
【0006】すなわち、連接構造の複数個の床板ブロッ
クのうち少なくとも1つが駆動手段で上下動され、この
上下動する床板ブロックに連接している他の床板ブロッ
クもある程度連動して上方寄り・下方寄りに引っ張られ
ることとなる。ここで、上下動される床板ブロックが上
方位置にあるときに、これら複数個の床板ブロックの上
面が略平面を構成することにより、病人が療養生活を送
るために必要な平坦な床板を構成できることとなる。そ
してこのとき例えば、これら複数個の床板ブロックが略
外周領域の固定床部と略同一平面状に保持されることと
すれば、床板ブロック及び固定床部を併せて広い床板面
積を確保できる。一方、駆動手段を駆動して床板ブロッ
クの少なくとも一部を下方位置にしたときには、連接し
ている他の床板ブロックも下方寄りに引っ張られること
となる。よって例えば、これら床板ブロックにおける配
置関係が、上下動される床板ブロックがベッド長手方向
中央部近傍に配置され、ベッド長手方向両端部の2つの
床板ブロックはベッド長手方向両端側端部が回動自在に
支持されているとすれば、これら複数個の床板ブロック
の上面全体がベッド長手方向中央部近傍を最下部とする
略凹面形状となり、すなわち、固定床部の略内周領域で
略凹部が構成されることとなる。したがって、例えば略
凹部の内外のシールを行う防水手段を設ける等を行って
この略凹部内に温水を給水し温水槽とすることができる
ので、簡易かつ安価な構造でベッド内における入浴が可
能となる。よって、病人の入浴が極めて容易となり、介
護者の手数・負担を軽減することができ、温水療法が必
要な病人に対し温水浴を気軽に行えるようになる。
【0007】
【0008】ましくは、前記介護用ベッドにおいて、
前記ベッド床面のうち前記床板ブロックの略外周領域に
設けられた固定床部をさらに有し、かつ、前記上下動す
る床板ブロックが上方位置にあるときには、前記複数個
の床板ブロックの上面が前記固定床部と略同一平面状に
保持され、前記上下動する床板ブロックが下方位置にあ
るときには、前記複数個の床板ブロックの上面が前記固
定床部の略内周領域で略凹部を構成することを特徴とす
る介護用ベッドが提供される。
【0009】さらに好ましくは、前記介護用ベッドにお
いて、前記固定床部のうち、ベッド幅方向片側の少なく
とも一の部分を、他の部分と分割し着脱できるように構
成したことを特徴とする介護用ベッドが提供される。す
なわち、略凹部内に給水せず病人に安楽姿勢でくつろい
でもらう場合、ベッド長手方向略中央部近傍の床板ブロ
ックが、外周側の固定床部の高さ位置から凹んだ状態で
あるので、例えば、病人の腰付近が固定床部より低い位
置、上半身の肩付近が固定床部の高さ位置となり、固定
床部が病人に心理的圧迫感を与え、特に病人の身長が低
めの場合には、視線を遮ることもある。またこの安楽姿
勢からベッドを降りる必要が生じる場合があると、固定
床部を乗り越えるのは非常に困難である。そこで、病人
の側方にあたる固定床部のベッド幅方向片側の少なくと
も一の部分を、他の部分と分割・着脱することにより、
安楽姿勢時における圧迫感をなくすことができ、また病
人の腰位置からベッドが置かれた面への高さが低いの
で、安楽姿勢からベッドを降ろし車椅子に乗せる等の場
合に介護者の作業が比較的容易となる。
【0010】また好ましくは、前記介護用ベッドにおい
て、前記上下動する床板ブロックが下方位置にあるとき
に、前記略凹部の内外のシールを行う防水手段をさらに
有することを特徴とする介護用ベッドが提供される。
【0011】さらに好ましくは、前記介護用ベッドにお
いて、前記防水手段は、前記略凹部の表面を覆うように
配置される不透水性の布であることを特徴とする介護用
ベッドが提供される。
【0012】また好ましくは、前記介護用ベッドにおい
て、前記複数個の床板ブロックのうち、前記上下動する
床板ブロックが下方位置にあるときに最下方に位置する
ものの近傍に、前記防水手段内に貯留された水を排水す
る排水手段を設けたことを特徴とする介護用ベッドが提
供される。すなわち、上下動する床板ブロックが下方位
置にあって凹部が構成されているときに最下方に位置す
る床板ブロック近傍には、他の床板ブロックから水が自
然流下してくるので、ここに排水手段を設けたことで凹
部の防水手段内に貯留された水を入浴終了後に円滑に排
水することができる。また入浴時でなく、病人の下半身
等を特に洗浄したい場合でも、最下方に位置する床板ブ
ロック付近で少量の水で洗浄すれば、排水手段を介して
円滑に排水が可能となる。
【0013】さらに好ましくは、前記介護用ベッドにお
いて、前記排水手段に接続して設けられ、前記略凹部内
に貯留される水の所定水面位置で開口部から余剰水を排
水する導水管をさらに有することを特徴とする介護用ベ
ッドが提供される。これにより、水面が導水管の開口部
位置より高くなった場合のみ、その貯留水の余剰分が排
水手段へと導入されるので、略凹部内における水面高さ
をほぼ一定に保つことができる。よって、水位が過度に
上昇し固定床部を超えてベッド周囲に水があふれるのを
防止できる。
【0014】また好ましくは、前記介護用ベッドにおい
て、前記複数個の床板ブロックのうち少なくとも一部
は、互いに継ぎ布で接続されていることを特徴とする介
護用ベッドが提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しつつ説明する。本実施形態による介護用ベッド
の全体概略外観を表す側面図を図2に、上面図を図3
に、図2中A方向から見た正面図を図4に示す。なお、
図2及び図4においては、構造の明確化のために、本来
上面を覆っている浴槽形成布23(後述)を除去した状
態で示している(図3には一点鎖線で概略位置を図
示)。図2〜図4において、本実施形態の介護用ベッド
100は、ベッドの外周領域を取り囲むように設けられ
固定床部を構成するあおり1a,b及びあおり2a,b
と、これらあおり1a,b及び2a,bの内周側に設け
られ可動床部を構成する4個の床板ブロック3a〜d
と、中央部近傍の2つの床板ブロック3bと3cとの間
に設けられる水溜め容器4(詳細構造は後述する図10
参照)と、水溜め容器4に設けられた排水孔4Aと、あ
おり1a,1b,2a,2bにそれぞれ設けられた手す
り5a,5b,5c,5dと、あおり1a,1bの下部
に設けられこれらを支持するあおり支持台6a,6bと
を有している。
【0016】あおり1a,1b,2a,2bのうち、病
人の左・右側方に位置するあおり1a,1bは、一部が
着脱可能な構造となっている。これらのうち、あおり1
bを例にとって図5(a)〜(c)によりその詳細構造
を説明する。図5(a)はあおり1bの詳細構造を表す
側面図、図5(b)は平面図であり、図5(c)は、図
5(b)中D方向からの矢視図である。図5(a)
(b)において、あおり1bは、斜めに傾斜した波状曲
面PQRSを介し、病人上半身側(図中左側)の固定部
1bAから、病人下半身側(図中右側)の着脱部1bB
が分離・着脱可能となっている。なおこのとき、固定部
1bA及び着脱部1bBには、ともに位置決め等のため
に用いられる溝20,21が形成されており(この溝は
あおり1aにも形成されている、図3参照)、固定部1
bAの突起領域22は、給水時水圧・入浴時病人の寄り
かかり体重(後述)による内側からの圧力に耐えられる
強度を備えるように構成されている。
【0017】なお、特に詳述しないが、あおり1aも同
様の分離・着脱可能な構造となっている。
【0018】次に、本実施形態の要部である介護用ベッ
ド100の内部構造を図6〜図12により説明する。こ
れらの図のうち、図6及び図7は図2からあおり1b及
びあおり支持台6bを取り去った状態にほぼ相当する側
断面図であり、図8は図6の要部構成を取り出して示し
た図であり、図9は図6〜図8に示された水溜め容器4
の詳細構造を表す斜視図であり、図10は図8中X−X
横断面図である。なお図6及び図7には、後述する浴槽
形成布23も併せて示してある。図6〜図8及び図10
において、床板ブロック3a,3b,3c,3dは、適
当な大きさの発泡スチロール等を被覆布(図示せず)で
被覆して構成されている。そして、床板ブロック3aと
3bとの間に適当な間隔が保持されるように、また床板
ブロック3cと3dとの間に適当な間隔が保持されるよ
うに、これら床板ブロック3a〜dの上面・下面の被覆
布の外周には、それぞれ継ぎ布7が接着されている。そ
して、中央部近傍の床板ブロック3b,3cとの間は、
後述する保持具受け8bcを介して固定接続されてい
る。これによって、床板ブロック3a,3b,3c,3
dは、全体として、ある程度の折曲げが可能な連接構造
を構成している。また床板ブロック3bと3cとの間に
設けられた水溜め容器4は、図9に示されるように、例
えば塩化ビニール等の材料で構成された、横断面形状が
U字状のます状の容器である。そしてこの水溜め容器4
の底部に設けられた排水孔4A(図3参照)には、下水
管に接続された排水パイプ27が接続されている。
【0019】また床板ブロック3a、床板ブロック3b
及び3c、床板ブロック3dは、それぞれ下面に、保持
具受け8a、保持具受け8bc、保持具受け8dが固定
されている。これら保持具受け8a,8bc,8dはそ
れぞれ、横断面U字状部材で構成されたラック状(=梯
子状)構造材であり、互いに接続されず分離独立して配
置されている。両端の保持具受け8a,8dはそれぞ
れ、あおり2a,2bに形成された凹部2a0,2b0
配置された保持具受け支え9a,9bに回動自在に支持
されている。そして、中央部の保持具受け8bcは、横
断面丸棒状部材で構成されたラック状(=梯子状)構造
材である床板平面保持具11に固定されており、この床
板平面保持具11がベッド床板上下ジャッキ10の伸縮
で上下動することによって上下動する。なおこのとき両
端の保持具受け8a,8dは、保持具受け8bcとの接
続側が保持具受け8bcの動きに応じるように傾くが、
両端部は前述した保持具受け支え9a,9bに支えられ
たまま回動する。
【0020】また、病人の上半身側に相当する図6及び
図7中左側の保持具受け支え9aは、あおり2aの凹部
2a0内に設けられた背もたせ調整ジャッキ12の上端
に固定され、この背もたせ調整ジャッキ12の伸縮によ
って変位可能となっている。そして、病人の下半身側に
相当する図6及び図7中右側の保持具受け支え9bは、
あおり2bに1段2個ずつ上下2段に計4個設けられた
孔13(図4参照)に差し込まれる2個の受けピン14
(図3及び図4参照)によって支持されており、この受
けピン14が、2段のうち上段の孔13Uに差し込まれ
るか、下段の孔13Lに差し込まれるかによって、保持
具受け支え9bの高さ方向位置が調整されるようになっ
ている。
【0021】一方、図11及び図12は、ベッド床板上
下ジャッキ10及び背もたせ調整ジャッキ12の詳細構
造を表す正面図であり、これらベッド床板上下ジャッキ
10及び背もたせ調整ジャッキ12は、ともに公知の手
動式のジャッキである。まず図12に示されたベッド床
板上下ジャッキ10においては、ネジが切られた回転軸
10aの軸方向端部が、継手15を介してあおり支持台
6bに設けられたハンドル16に接続されている。そし
て、ハンドル16を回転させるとこの回転が継ぎ手15
を介して回転軸10aに伝達され、回転軸10aのネジ
に螺合したアーム支持部10cが軸方向に移動すること
でアーム部10bが軸に直角方向に伸縮し、これによっ
てアーム部10b上端に固定された床板平面保持具11
が上下動するようになっている。また図11に示された
背もたせ調整ジャッキ12においては、ネジが切られた
回転軸12aの軸方向端部が、継手17を介してあおり
2aに設けられたハンドル18に接続されている。そし
て、ハンドル18を回転させるとこの回転が継ぎ手17
を介して回転軸12aに伝達され、回転軸12aのネジ
に螺合したアーム支持部12cが軸方向に移動すること
でアーム部12bが軸に直角方向に伸縮する。これによ
ってアーム部12b上端に固定された保持具受け支え9
aが上下動し、保持具受け8aの傾きを調整可能になっ
ている。なおこのとき、背もたせ調整ジャッキ12の下
端の略筒状の円筒部12dは、あおり2aの凹部2a0
に固定されたあおり固定ヒンジ19に回転可能に支持さ
れており、これにより、ベッド床板上下ジャッキ10の
伸縮動作に基づく床板ブロック3a〜dのへこみ・起き
上がり状態に応じて、図7中矢印B方向に自由に傾き動
作を行う。また、この支点軸19まわりの回転と、前述
したアーム支持部12cの伸縮運動とを併用すること
で、図7中矢印C方向に向かって、床板ブロック3aを
より上方へと起きあがらせることもできる。
【0022】以上のように、ベッド床板上下ジャッキ1
0及び背もたせ調整ジャッキ12を適宜ハンドル16,
18で操作し伸縮動作させることにより、図6に示すジ
ャッキ上昇状態、すなわち床板ブロック3a〜dの上面
及びあおり1a,1b,2a,2bの上面が略水平面上
にある状態から、図7に示すように、床板ブロック3a
〜dを曲折させて凹ませ、あおり1a,1b,2a,2
bの内側領域に凹部を形成したり、床板ブロック3aを
起きあがらせたりして、所望の形状にすることができる
ようになっている。なおこのとき、図6に示すジャッキ
上昇状態では、すべての保持具受け8a,8bc,8d
及び床板ブロック3a,3b,3c,3dが床板平面保
持具11に持ち上げられている状態であるが、図7に示
すジャッキ下降状態では、保持具受け8bc及び床板ブ
ロック3b,3cのみが床板平面保持具11に持ち上げ
られ、保持具受け8a,8d及び床板ブロック3a,3
dは、継ぎ布7を介していわば宙吊り状態となることに
なる。
【0023】また、このように凹み・起きあがる床板ブ
ロック3a〜d及びあおり1a,1b,2a,2bの上
面には、シールを行う防水用(後述)の略長方形の浴槽
形成布23が表面を覆うように設けられている。この詳
細構造を図13〜図15により説明する。図13は、浴
槽形成布23の全体構造を表す上面図であり、図14
は、浴槽形成布23の断面構造を表す部分横断面図であ
る。なお図13には、構造の明確化のために、水溜め容
器4も併せて図示している。これら図13及び図14に
おいて、浴槽形成布23は、主として不透水性の不透水
布24からなり、部分的に、裏面に形状保持板25が接
着されている。形状保持板25は、軽くかつ柔らかくか
つ薄い材質、例えば発泡スチロール板・軟質ビニール板
等で構成されており、ブロック状に複数個が不透水布2
4に接着され、そのブロック間は不透水布24のみで連
結される折り曲げ自在部分24Aとしている。そしてこ
れにより、先の図7に示したようなベッド床板上下ジャ
ッキ10の下降状態において床板ブロック3a〜3dが
形成する凹部形状を覆うとともに、図6に示したような
ベッド床板上下ジャッキ10の上昇状態において余剰と
なる浴槽形成布23の端部をあおり1a,1b,2a,
2b上で折り畳んで収納できるようになっている。この
折り畳んだ様子を図15に示す。
【0024】図15(a)は、折り畳まれた浴槽形成布
23の全体構造を表す上面図であり、図15(b)は、
図15A中E−E横断面図であり、図15(c)は、図
15A中F−F横断面図である。なお図15(a)
(b)には、構造の明確化のために、水溜め容器4も併
せて図示している。これら図15(a)〜(c)に示さ
れるように、ベッド床板上下ジャッキ10の上昇状態で
は、浴槽形成布23のうち、ベッド長手方向に余剰とな
る端部23a,23b,23cと、ベッド幅方向に余剰
となる端部23d,23e,23f,23gとが折り畳
まれる。なおこのとき、図15(b)に示されるよう
に、排水パイプ27の上端近傍には、余剰水吐け管38
(後述)の下端がネジ込まれ固定されるためのネジ部分
27Aが切られている。
【0025】図13に戻り、浴槽形成布23にはまた、
図7に示したベッド床板上下ジャッキ10の下降状態で
床板ブロック3a〜3dが形成する凹部形状を覆う場合
の形状保持のために、略長方形の対角線状に4箇所のフ
ァスナー26が設けられている。すなわち、ベッド床板
上下ジャッキ10の下降状態時に4つのファスナー26
を閉じる(長方形の外周側へ移動させる)ことにより、
浴槽形成布23を、床板ブロック3a〜dが形成する凹
部形状に略合致した凹部形状に立体化することができ
る。なおこのとき、浴槽形成布23のうち各ファスナー
26で挟まれる領域はしわ部分となる。また各ファスナ
ー26の裏面は、不透水布(図示せず)でおおわれ、こ
の部分からの水漏れを防止するようになっている。
【0026】また、浴槽形成布23のうち、あおり部1
a,1bに設けられた前述した分離・着脱を行う位置
(例えばあおり1bでは波状曲面PQRS)に対応する
部分にも、これらの部分から分裂可能なように、ファス
ナー26a,bと、これらのファスナー26a,bの裏
面に配置され水漏れを防止するための不透水布30a,
bとが設けられている。すなわち、あおり部1bを例に
とって説明すると、あおり部1bの着脱部1bBが取り
外されたときには、ファスナー2bが開かれ、このフ
ァスナー28bより図示右側にある部分が下方に垂れ下
げられる。この垂れ下げるために、ファスナー28bの
裏面の不透水布30bは、かなりの余裕寸法部分が設け
られている(図示部分はこの余裕寸法部分である)。な
お、あおり部1aに対応するファスナー28a及び不透
水布30aに関しても同様である。
【0027】さらに、浴槽形成布23のうち、中央部近
傍の床板ブロック3b,3cの上部に配置される平坦部
23h,23iは、これら床板ブロック3b,3cに対
し、それぞれマジックテープ等により固定されている
(図中×印で示す)。そして、これら平坦部23hと平
坦部23iとの間には、水溜め容器4の側壁面に接着さ
れる(図15(b)参照)溝部23kが設けられてい
る。この溝部23kは、形状保持板25が接着されない
不透水布24のみから構成され、水溜め容器4の側壁面
に沿って垂れ下がるような形で接着されている。
【0028】またさらに、浴槽形成布23の最外周にあ
るブロックである端部23a,23c,23e,23g
には、浴槽として使用する時(後述)に端部23a,2
3c,23e,23gが内側に折り畳まれるのを防止す
るために、手すり5a〜dにひっかけて支えるフック2
9が設けられている。このフック29は、手すり5a〜
dにひっかけるカギ29aと、このカギ29aが先端に
設けられ適当な伸長力を備えたゴム29bとで構成され
ている。
【0029】次に、上記構成の介護用ベッド100の動
作及び使用手順を以下に説明する。 (1)通常療養時 通常の療養時は、介護用ベッド100内部は先に説明し
た図6の状態であり、図16に示すように、略水平面の
床板を構成している床板ブロック3a,3b,3c,3
d及びあおり1a,1b,2a,2bの上に、図15
(a)〜(c)で示したように端部23a〜gが折り畳
まれた浴槽形成布23が配置され、さらにその上にエア
ーマット31、敷き布団32が略水平に載置されてい
る。病人35は、この敷き布団32上に枕33を置き、
掛け布団34(及び必要に応じて毛布等)を掛けた状態
で寝ている。なおこのとき、後述する入浴及びリラクゼ
ーション時への移行時に、病人が側方に体をずらすだけ
でエアーマット31・敷き布団32等を容易に取り外す
ことができるようにするために、エアーマット31・敷
き布団32等は、あらかじめ複数個に分割可能に構成し
ておく。
【0030】(2)入浴時 上記(1)の状態から病人を入浴をさせるときは、ま
ず、病人の衣類を脱がせた後、病人の体を側方にずら
し、エアーマット31・敷き布団32等を撤去して浴槽
形成布23を露出させる。この状態を表す概念図を図1
7に示す。
【0031】次に、ハンドル16を操作して床板上下ジ
ャッキ10を縮み方向に動作させ、床板平面保持具11
を下降させて床板ブロック3a,3b,3c,3dに凹
部を形成させる。その後、上段の孔13Uに差し込まれ
て保持具受け支え9bを支持している2個の受けピン1
4(図6参照)とは別の受けピン2個を下段の孔13L
に差し込み、上段の孔13Uの受けピン14を抜く。こ
れにより、保持具受け支え9b及び保持具受け8dがこ
の段差分だけ小落下し、病人5の足元位置が下がる(図
7参照)。そしてこのとき、折り畳まれていた浴槽形成
布23の端部23a〜gを順次開き、床板ブロック3a
〜dの形成する凹部及びその周辺のあおり1a,1b,
2a,2bの上面を覆い、適宜ファスナー26を閉じて
浴槽形成布23の形状を整える。また、端部23a,2
3c,23e,23gに設けられたフック29を手すり
5a〜dに引っかけ、端部23a,23c,23e,2
3gを略鉛直に立てて、内部に浴槽36を形成する。そ
の後、排水パイプ27の上端近傍には設けられたネジ部
分27Aに、水面を一定に保つとともに水栓の役割を果
たす余剰水吐け管38の下端をネジ込む。この状態を表
す概念図を図18(側面概念図)及び図19(上面概念
図)に示す。
【0032】そして最後に、図示しない給湯手段により
入浴用の温水を給水し、病人35の入浴を行う。この状
態を表す概念図を図1に示す。このとき、余剰水吐け管
38の上端位置を超える分の水量のみが、図中黒矢印で
示されるように余剰水吐け管38内に導入されて排水パ
イプ27から排出される。これにより、水位が余剰水吐
け管38上端位置に常に保持され、水位が過度に上昇し
あおり1a,1b,2a,2bを超えてベッド周囲に水
があふれるのを防止できる。なお、入浴姿勢の最適化の
ために、ハンドル18を操作して背もたせ調整ジャッキ
12を伸縮させることによって床板ブロック3aの傾き
を調整することもできる。
【0033】入浴を終了する場合には、ねじ込まれてい
た余剰水吐け管38を取り外す。すると、浴槽形成布2
3の最下方に位置する溝部23kをつたって他の部分か
ら水溜め容器4内に水が自然流下してくるので、浴槽形
成布23内に貯留された水を排水パイプ27を介して円
滑に排水することができる。その後、病人の身体を拭
き、逆の手順でもとの状態に戻す。なおこのとき、ベッ
ド床板3dの取手(図示せず)を持って持ち上げ、上段
の孔13U内の受けピン14に保持具受け支え9bを掛
けなおす作業があるが、病人35の下半身側であり、そ
れほど体重はかからないので、介護人にとってそれほど
苦にならない作業と思われる。しかしこれが面倒である
場合には、浴槽36を形成するときに、受けピン14を
上段孔13Uに入れたまま病人35の下半身側を下げ
ずに入浴すれば良い。
【0034】(3)局所洗浄時 これは、例えば病人35がおもらしをして身体の一部を
局所的に洗浄したい場合等に行うものである。この場
合、上記(2)における手順と基本的に同様であるが、
病人35の洗浄したい部分に相当する衣服のみを脱が
す、浴槽形成布23の端部23a,23c,23e,
23gに設けられたフック29は使用しなくてもよい、
余剰水吐け管38の取り付けは行わない、水溜め容
器4に給湯手段から少量の温水を常時流し(例えばホー
ス等で噴出させる等)、介護人が温水を用いて適宜病人
35の局所的な汚れを洗浄し、排水を、排水孔4A→排
水パイプ27を介して円滑に排水する。
【0035】(4)リラクゼーション時 これは、特に病人35の入浴・洗浄は行わないが、病人
の上半身を上げ下半身を下げることで、安楽姿勢をとっ
てくつろいでもらおうとする(=リラクゼーション)場
合である。この場合、上記(3)の手順とさらに異なる
点は、病人の衣服は脱がさない、ハンドル18を操
作し背もたせ調整ジャッキ12を伸長させることによっ
て、床板ブロック3aを起きあがらせる、あおり1b
のうち着脱部1bBを取り外す、温水は流さない、等
が異なる。このリラクゼーション時の状態を表す概念図
を図20に示す。
【0036】なお、あおり1bの着脱部1bBを取り外
す理由は、以下の通りである。すなわちこのとき、病人
35の腰付近があおり1bより低い位置、上半身の肩付
近があおり1bの高さ位置となり、あおり1bが病人3
5に心理的圧迫感を与え(図20参照)、また特に病人
35の身長が比較的低い場合には、視線を遮ることもあ
る。またこの安楽姿勢からベッドを降りる必要が生じる
場合があると、あおり1bを乗り越えるのは非常に困難
である。そこで、病人35の右側方にあたるあおり1b
の着脱部1bBを、固定部1bAから分割・着脱するこ
とにより、安楽姿勢時における圧迫感をなくすことがで
き、また病人35の腰位置からベッドが置かれた面への
高さが低いので、安楽姿勢からベッドを降ろし車椅子に
乗せる等の場合に介護者の作業が比較的容易となる。
【0037】なお、上記(4)では、あおり1bの一部
である着脱部1bBを取り外したが、これに限られな
い。すなわち、病人の好み、介護人の便宜等により、あ
おり1aの一部を取り外しても良い。この場合も同様の
効果を得る。
【0038】以上説明したように、本実施形態の介護用
ベッド100によれば、床板上下動ジャッキ10を縮み
動作させて床板平面保持具11を下降させることによっ
て、床板ブロック3a〜dの上面全体であおり1a,1
b,2a,2bの略内周領域に凹部を構成させ、この凹
部の内外のシールを行う浴槽形成布23で行いつつこの
凹部内に温水を給水し浴槽36とすることができる。し
たがって、簡易かつ安価な構造でベッド内における入浴
が可能となるので、病人35の入浴が極めて容易とな
り、介護者の手数・負担を軽減することができ、温水療
法が必要な病人35に対し温水浴を気軽に行えるように
なる。また病人35がおもらしをした等の場合でも、簡
単に局所洗浄を行うことができ、病人の身体を清潔に保
つことができる。さらにこれに加え、凹部内に給水せず
病人の上半身を起こし、下半身を下げて安楽姿勢でくつ
ろいでもらうこともできる。
【0039】なお、上記実施形態においては、床板平面
保持具11はラック状(=梯子状)構造材であったが、
これに限られず、平板状のものでもよい。この場合も、
同様の効果を得る。また、上記実施形態においては、保
持具受け8a,8bc,8dはそれぞれ、ラック状(=
梯子状)構成部材であったが、これに限られず、平板状
のものでもよい。この場合も、同様の効果を得る。さら
に、上記実施形態においては、ベッド床板上下ジャッキ
10及び背もたせ調整ジャッキ12を手動式のジャッキ
としたが、これに限られない。すなわち、従来から一般
的な介護用ベッドに採用されている、これら手動式ジャ
ッキの代わりに電動式上下装置・油圧式上下装置等を用
いても良く、また例えば自動起床装置つきベッド等に使
用されているエアークッション(コンプレッサー等でク
ッション内にエアーを強制吸入することによりクッショ
ンを膨張させ、ベッド床面を上昇させるもの)を用いて
も良く、これらの場合も同様の効果を得る。また、上記
実施形態においては、浴槽形成布23の立体化を容易に
するために4箇所のファスナー26を設けたが、これら
を設けなくても、床板ブロック3a〜dのなす凹部、及
びあおり1a,1b,2a,2bの形状に合わせて立体
化は可能である。しかも、床板ブロック3a〜d及びあ
おり1a,1b,2a,2bには開口部がないので、フ
ァスナー26は必ずしも必要ではない。そして、床板ブ
ロック3a〜dのなす凹部、及びあおり1a,1b,2
a,2bの形状がいかなるものであっても、対応するこ
とができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、駆動手段を駆動して床
板ブロックの少なくとも一部を下方位置にすることで、
複数個の床板ブロックの上面全体が、例えば固定床部の
略内周領域で略凹部を構成することとなる。したがっ
て、この略凹部の内外のシールを行う防水手段を設け温
水を給水し温水槽とすれば、簡易かつ安価な構造でベッ
ド内における入浴が可能となる。よって、病人の入浴が
極めて容易となり、介護者の手数・負担を軽減すること
ができ、温水療法が必要な病人に対し温水浴を気軽に行
えるようになる。また病人がおもらしをした等の場合で
も、簡単に局所洗浄を行うことができ、病人の身体を清
潔に保つことができる。さらにこれに加え、略凹部内に
給水せず病人の上半身を起こし、さらに例えば下半身を
下げて安楽姿勢でくつろいでもらうこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による介護用ベッドにおい
て、病人の入浴を行っている状態を表す概念図である。
【図2】図1に示した介護用ベッドの全体概略外観を表
す側面図である。
【図3】図2に示した介護用ベッドの全体概略外観を表
す上面図である。
【図4】図2中A方向から見た正面図である。
【図5】図2に示したあおりの詳細構造を表す側面図、
平面図、D方向からの矢視図である。
【図6】図2に示した介護用ベッドの内部構造を表す側
断面図である。
【図7】図6の状態から床板上下ジャッキを縮ませた状
態を表す側断面図である。
【図8】図6の要部構成を取り出して示した図である。
【図9】図6〜図8に示された水溜め容器の詳細構造を
表す斜視図である。
【図10】図8中X−X横断面図である。
【図11】図6に示された背もたせ調整ジャッキの詳細
構造を表す正面図である。
【図12】図6に示されたベッド床板上下ジャッキの詳
細構造を表す正面図である。
【図13】図6に示された浴槽形成布の全体構造を表す
上面図である。
【図14】図6に示された断面構造を表す部分横断面図
である。
【図15】図13に示された浴槽形成布が折り畳まれた
ときの全体構造を表す上面図、E−E横断面図、F−F
横断面図である。
【図16】図1に示された介護用ベッドの、病人の通常
療養時における状態を表す側面概念図である。
【図17】図1に示された介護用ベッドの、入浴時にお
ける準備手順を表す側面概念図である。
【図18】図1に示された介護用ベッドの、入浴時にお
ける準備手順を表す側面概念図である。
【図19】図1に示された介護用ベッドの、入浴時にお
ける準備手順を表す上面概念図である。
【図20】図1に示された介護用ベッドの、リラクゼー
ションを行っている状態を表す側面概念図である。
【符号の説明】
1a,b あおり(固定床部) 1bA 固定部 1bB 着脱部 2a,b あおり(固定床部) 3a〜d 床板ブロック 4 水溜め容器(排水手段) 4A 排水孔 7 継ぎ布 8a,bc,d 保持具受け 10 ベッド床板上下ジャッキ(駆動手
段) 11 床板平面保持具 12 背もたせ調整ジャッキ 23 浴槽形成布(防水手段) 23a〜c 端部 23d〜g 端部 23h,i 平坦部 23k 溝部(排水手段) 24 不透水布 25 形状保持板 26 ファスナー 27 排水パイプ(排水手段) 28 ファスナー 31 エアーマット(弾力性部材) 32 敷き布団(弾力性部材) 34 掛け布団 38 余剰水吐け管(導水管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬谷 藤夫 福島県いわき市泉ケ丘1−21−20 (56)参考文献 特開 平3−61(JP,A) 特開 平6−343673(JP,A) 特開 平7−51340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 17/04 A61H 33/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾力性部材が載置されるベッド床面を有す
    る介護用ベッドにおいて、 前記ベッド床面の少なくとも一部を連接構造の複数個の
    床板ブロックに分割するとともに、これら複数個の床板
    ブロックのうち少なくとも1つに固定されその床板ブロ
    ックを上下動させる駆動手段を設け、 かつ、この上下動する床板ブロックが上方位置にあると
    きには、前記複数個の床板ブロックの上面が略平面を構
    し、 前記複数個の床板ブロックのうち、前記駆動手段で上下
    動される床板ブロックは、ベッド長手方向中央部近傍に
    配置されており、 かつ、ベッド長手方向両端部に配置された2つの床板ブ
    ロックのそれぞれは、ベッド長手方向両端側端部が回動
    自在に支持されている ことを特徴とする介護用ベッド。
  2. 【請求項2】請求項1記載の介護用ベッドにおいて、前
    記ベッド床面のうち前記床板ブロックの略外周領域に設
    けられた固定床部をさらに有し、かつ、前記上下動する
    床板ブロックが上方位置にあるときには、前記複数個の
    床板ブロックの上面が前記固定床部と略同一平面状に保
    持され、前記上下動する床板ブロックが下方位置にある
    ときには、前記複数個の床板ブロックの上面が前記固定
    床部の略内周領域で略凹部を構成することを特徴とする
    介護用ベッド。
  3. 【請求項3】請求項記載の介護用ベッドにおいて、前
    記固定床部のうち、ベッド幅方向片側の少なくとも一の
    部分を、他の部分と分割し着脱できるように構成したこ
    とを特徴とする介護用ベッド。
  4. 【請求項4】請求項記載の介護用ベッドにおいて、前
    記上下動する床板ブロックが下方位置にあるときに、前
    記略凹部の内外のシールを行う防水手段をさらに有する
    ことを特徴とする介護用ベッド。
  5. 【請求項5】請求項記載の介護用ベッドにおいて、前
    記防水手段は、前記略凹部の表面を覆うように配置され
    る不透水性の布であることを特徴とする介護用ベッド。
  6. 【請求項6】請求項記載の介護用ベッドにおいて、前
    記複数個の床板ブロックのうち、前記上下動する床板ブ
    ロックが下方位置にあるときに最下方に位置するものの
    近傍に、前記防水手段内に貯留された水を排水する排水
    手段を設けたことを特徴とする介護用ベッド。
  7. 【請求項7】請求項記載の介護用ベッドにおいて、前
    記排水手段に接続して設けられ、前記略凹部内に貯留さ
    れる水の所定水面位置で開口部から余剰水を排水する導
    水管をさらに有することを特徴とする介護用ベッド。
  8. 【請求項8】請求項1記載の介護用ベッドにおいて、前
    記複数個の床板ブロックのうち少なくとも一部は、互い
    に継ぎ布で接続されていることを特徴とする介護用ベッ
    ド。
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