JPH11239591A - 便器付き療養ベッド - Google Patents

便器付き療養ベッド

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JPH11239591A
JPH11239591A JP8488198A JP8488198A JPH11239591A JP H11239591 A JPH11239591 A JP H11239591A JP 8488198 A JP8488198 A JP 8488198A JP 8488198 A JP8488198 A JP 8488198A JP H11239591 A JPH11239591 A JP H11239591A
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bed
patient
toilet
central
center
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Akira Harada
明 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動けない患者が敷布等の寝具はそのままで介
護の手を要せずして排便できるように、しかもあらゆる
方向に対して充分安定した最も自然で安楽な使用姿勢に
て用をたすことができる便器付き療養ベッドを提供す
る。 【解決手段】 ベッドの床受板と一体化したマットを、
支軸(31)で傾立可能な背もたれ部(1)と足乗せ部
(2)とに二分割し、そして分割された足乗せ部(2)
を患者の腰の幅にて成る中央臀部(21)と、その両側
の左足外側部(22)と右足外側部(23)とにベッド
の長手端面に平行して三分割し、更に中央臀部(21)
を中央直立部(21a)と、中央傾斜部(21b)とに
分け、両者を支軸(32)を介して山形に傾立・傾倒可
能であると共に、中央傾斜部(21b)の最下を固定支
軸(33)として傾立させたときに、中央直立部(21
a)の前にできた矩形穴部(24)に、傾斜する傾斜便
座(51)を有する便器本体(5)を下側から突出およ
び埋没させる手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器付き療養ベッ
ドに関するものであり、詳しくは動けない患者が敷布等
の寝具はそのままで介護の手を要せずして排便できるよ
うに、マットを区分割してそれらを傾立させて安楽な使
用姿勢にて用をたすことができる便器付き療養ベッドに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の便器付き療養ベッドは多く見られ
るようになったが、いずれもベッドの床の中央部に穴を
開けて、単にそこへ便器を備えたものであった。又は、
ベッドの床受板を分割して、それらを傾立させることに
よって、患者の排便時の体位を安定させることが試みら
れた多機能的にシステム化した高度で大掛かりなものは
一部にある。(例えば、特開平7−59817号公報参
照)
【0003】従って、いずれも敷布やマット等の取り外
しを必要とするばかりでなく、患者は仰臥した姿勢で排
便の用をたさねばならず大変苦痛を伴うという欠点があ
り、更に、患者自身では、その準備や始末をすることが
できないので常に介護人を必要とすることは現在最も大
きな問題のひとつとされている。また、複雑な機構や装
置を多く有する多機能的にシステム化した高度で大掛か
りなものは、高価でもあり大きな病院や施設でなければ
使えないという問題がある。しかも患者の排便時の体位
を個々の患者に対応させることや前後左右あらゆる方向
に対して充分安定させることについては、末だ疑問な点
が多いと思われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本発明は、前述のよう
な欠点や問題を解決するためになされたもので、即ち動
けない患者が敷布等の寝具はそのままで介護の手を要せ
ずして排便できるように、しかもあらゆる方向に対して
充分安定した最も自然で安楽な使用姿勢にて用をたすこ
とができる便器付き療養ベッドを提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ベッドの床(とこ)受板または床受板と
一体化したマットを、患者の上半身を受けると共に支軸
(31)で傾立可能なベッドの背もたれ部(1)と患者
の下半身を受ける足乗せ部(2)とに二分割し、そして
分割された足乗せ部(2)を患者の腰の幅にて成る中央
臀部(21)と、その両側の左足外側部(22)と右足
外側部(23)とにベッドの長手端面に平行して三分割
し、続いて当該被分割の中央臀部(21)を背もたれ部
(1)との端面から患者の腰から膝までが占める程度の
長さの中央直立部(21a)と、膝から足先が乗る中央
傾斜部(21b)とに分け、両者を膝部の接合端面で支
軸(32)を介して山形に傾立・傾倒可能であると共
に、中央傾斜部(21b)の最下を固定支軸(33)と
して傾立させたときに、中央直立部(21a)の端面が
ベッド面と接するように平行に後方移動して直立を成す
ことによって、ベッド中央に患者の臀部がはまる程度の
矩形穴部(24)を形成することができる。この形成さ
れた矩形穴部(24)に、傾斜した背もたれ部(1)に
向かい合って傾斜する傾斜便座(51)を有する便器本
体(5)を下側から突出および埋没させる手段を設けた
便器付き療養ベッドとした。
【0006】そして、傾斜便座(51)の頂上を保持す
る外壁板(52)に頂上角を鈍化させるべく切り欠きを
形成する便座側への頂部傾斜面(53)を有することが
好ましい。
【0007】また、背もたれ部(1)の腰該当部に空気
を充填・放出させて患者の腰部を浮沈することができる
空気袋(15)を設けておくこともできる。
【0008】また、背もたれ部(1)を患者の肩幅程度
の幅で成す背面中央部(11)と、その両側の左手外側
部(12)と右手外側部(13)とにベッド軸に平行し
て三分割し、左手外側部(12)と右手外側部(13)
を各々背面中央部(11)との端面の支軸(34)を介
して向かい合い傾立させるようにして設けると更に好ま
しい。
【0009】さらに、患者の局部洗浄、乾燥、便器洗
浄、脱臭の少なくとも一つを行なう手段または装置を設
けることも可能である。
【0010】そのうえ、上記のものにおける駆動・作動
・制御手段に於て、少なくとも一つを自動化する手段ま
たは、その内の少なくとも一つを遠隔操作する手段を設
けることをも可能であり、より一層好ましいものとな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面にしたがって説明する。図1は本発明の実施例の
構成を示す概略機構図であり、用便時のベッド状態を示
す図である。そして図2は、その斜視図である。また図
3は本発明の実施例の通常のベッド状態を示す斜視図で
ある。図1から図3においてベッドの上面は床受台とマ
ットが一体化されていて大きく分けて背もたれ部1と足
乗せ部2と便器本体5から成る。
【0012】先ず背もたれ部1の構造について説明す
る。背もたれ部1はウォームギヤ機構41aをシャフト
43aを介してハンドル44aによる傾立アーム42a
によって傾立可能になっている。そして患者の腰の部分
には空気袋27を設け、その上から背もたれ部全体を覆
う上部敷布25aが登録商標マジックテープにてマット
に固定されている。下端は傾立時干渉しない為に少し開
けて角を丸くしておく。
【0013】一方、足乗せ部2は床受け台とマットと一
体化されたものを図3で示すように患者の腰の幅にて成
る中央臀部21と、その両側の左足外側部22と右足外
側部23とにベッドの長手端面に平行して三分割し、続
いて当該被分割の中央臀部21を背もたれ部1との端面
から患者の腰から膝までが占める程度の長さの中央直立
部21aと、膝から足先が乗る中央傾斜部21bとに分
ける。即ち足乗せ部2全体が中央直立部21aと中央傾
立部21bと左足外側部22と右足外側部23とに4区
分割されていて、中央傾立部21bが背もたれ部1と同
様にウォームギヤ機構41bをシャフト43bを介して
ハンドル44bによる傾立アーム42bによっでベッド
の下端に取り付けられた最下支軸33を中心に傾立可能
になっている。また、この中央傾斜部21bのベッド頭
方向の中央直立部21aは中央傾斜部21bとの接合面
に於てヒンジ支軸32によって回動可能として連結され
ていると共に背もたれ部との接する面の近傍にゴム紐付
ばね26をベッド面に沿って頭方向に引くようにして取
付ける。また、背もたれ部と同じように4個に分割され
た全ての足乗せ部2の全体を覆う下部敷布25bをマジ
ックテープで足乗せ部2の下端でのみ固定すると共に上
端はベッドの通常使用時に於ける平面状態では上部敷布
25aと接続されるようになっている。
【0014】以上のように構成されているので、用便時
には先ず上部敷布25aと下部敷布25bのマジックテ
ープの接続を外しておいて、中央傾斜部21bを最下支
軸33として徐々に隆起傾立させていくと中央直立部2
1aはヒンジ支軸32によって自由に回動できるので自
重で、その先端に設けられたゴム紐付ばね26の引き寄
せられる力に打ち勝ち、下がっていて端面がベッド面と
接するように平行に後方移動し、図示しないストッパー
によって中央傾斜部21bが所定の角度になると中央直
立部21aは略垂直状態を成す。この時、ベッド中央に
患者の臀部がはまる程度の矩形穴部24を形成すること
ができる。図7(c)参照。この形成された矩形穴部2
4に、下側から突出および埋没させるようにして、傾斜
した背もたれ部1に向かい合って約42度に傾斜する傾
斜便座51を有する便器本体5を設ける。
【0015】次に便器本体5について説明する。図4
(a)は本発明の実施例の便器本体5の斜視図で、図4
(b)は図4(a)の便受器55の斜視図である。図4
(a)に示すように外箱に納まるような引き出し式の便
受器55を中央に設け、その上に丸く便座形に穴をくり
貫いた約42度に傾斜する傾斜便座51を頂部を保持す
る垂直外壁52と三角状の側面板54で囲って設ける。
この時、傾斜便座51の頂上を保持する外壁板52に頂
上角を鈍化させるべく切り欠きを形成する便座と対称を
成す頂部傾斜面53を設けておくと好ましい。これによ
って、便器本体を上昇させた時に下部敷布25bが便座
面に引っかかることなく外壁板52とマットの中央直立
部21aの隙間に納めることができる。便受器55の外
箱の下側にはパンタグラフ式のジャッキ58を設け、ベ
ッド面に突出させる一定の高さの昇降ができ、更に外箱
が安定した状態で円滑に昇降させるために四隅にL形の
案内枠59を設け底板に固着されている。また、便受器
55の外箱の垂直外壁52側の下面には図示しないスリ
ットが設けられ、ここからガイドを有して便受器55に
被さるシャッター蓋57を案内枠59に下端を固定して
設ける。こうすることによって、用便時には外箱が上昇
するので自動的にシャッター蓋57が開放されると共
に、使用が終わって外箱が下降すれば自動的に閉じられ
る。
【0016】図4(b)に示すように便受器55は奥の
先端が滑らかな曲面となった引き出し式の箱形に形成さ
れ手前の面には洗浄用の水の吐出口と剛性の管による注
水口兼取手56が設けられている。この水の吐出口は便
受器底面に沿ったスリット状に形成され、用便後の処理
をする場合に注水口兼取手56に水道ホースを直接繋い
で水洗すれば容易に処理することができる。
【0017】図5は背もたれ部の両側を傾立させるよう
にした用便時のベッド状態を示す斜視図で、図6は図5
の通常のベッド状態を示す斜視図である。図5および図
6で示すように、背もたれ部1を患者の肩幅程度の幅で
成す背面中央部11と、その両側の左手外側部12と右
手外側部13とにベッド軸に平行且つ頭上方向を患者の
肩巾に合わせて広くして三分割し、左手外側部12と右
手外側部13を各々背面中央部11との端面の支軸3
4、35を介して向かい合い傾立させるようにして設け
る。こうしたことによって背もたれ部1が平面だと傾立
した時に必要となる患者の姿勢を保つ手段としての安全
ベルト等が不要になるばかりでなく、患者をより自然に
近い安心した状態で姿勢を規制することができる。
【0018】以下に本発明の一実施例に於ける作動過程
をスケッチによって説明する。図7(a)は本発明の実
施例の敷布を装着した通常のベッド状態を示す斜視図
で、このように二分割された敷布にてマットを覆い、そ
れらの接続部を登録商標マジックテープで固定しておく
ので使用者は便器付き療養ベッドでありながら従来のベ
ッドとほぼ同じような感覚で使うことができる。図7
(b)は 本発明の実施例の敷布を装着した用便時のベ
ッドの足乗せ部を傾立させて使用状態に入る初期過程を
示す斜視図で、このように後部敷布の中央がテント状に
持ち上がって前部敷布との切り離された端がたくし寄せ
られる。図7(c)は図7(b)から進行した過程でベ
ッドの中央直立部が直立状態を示す斜視図で、このよう
にベッドの中央部に患者の臀部がはまる程度の矩形穴部
24を形成することができ、ここに便器本体が下から上
昇してくる。図7(d)は 図7(b)から更に進行し
た過程でベッドの中央に便器本体が突出された状態を示
す斜視図で、このように最適な高さと傾きを持つ便座が
現れ、それを両側から囲むようにして敷布が三角形を形
成する。。図7(e)は図7(b)からの最終過程でベ
ッドの背もたれ部が傾立された用便時の敷布の状態を示
す斜視図で、このように全ての敷布が最適な具合に垂れ
下がったり、突っ張られたりして形づくられ、しかも用
便後は自然に復元することを本発明者は発見した。。
【0019】図7(f)は背もたれ部の両横側を傾立さ
せるようにした場合の用便時に於けるベッドの敷布の状
態を示す斜視図で、このように左右が互いに向かい合っ
て傾立しているので、患者は三方向から囲まれ楽な状態
で便座に正しく座ることができる。尚、この場合は背も
たれ部を前に起こすように傾立させる以前に行なってお
くとよい。
【0020】本発明を使用するときは、着衣は着物の寝
間着が好ましく、下着はパンツ等は避けて簡単なT字帯
や布腰巻きとする。そして用便時には以下の手順に従っ
て準備や操作をして使用する。 1)空気袋に空気を入れて腰を浮かして患者の着衣をま
くる。 2)二つに分割された敷布を接続箇所からマジックテー
プを剥がしておく。 3)足乗せ部である中央傾立部を徐々に傾立させると、
傾立するに従って中央直立部が付随して山形に傾立する
と共に端面が後方に平行移動する。 4)更に傾立を進めると中央直立部は自重で真下に垂れ
て垂直状態になる。この結果敷布は山形によって上に持
ち上げられてベッド中央に矩形の穴が形成される。 5)傾斜便座を有する便器本体が当該穴の下に予めセッ
トされているので、下から昇降駆動装置(ジャッキ等)
によってベッド上に突出される。この時、便器の頂角部
が便座に対称な傾斜面を備えていると、丁度そこから便
器背面の隙間に敷布が収納された如くの形態となるので
好ましい。 6)使用者である患者の任意にて背もたれ部を30度か
ら40度の角度に傾立させる。この角度が便座にたいし
て100〜110度で最も好ましく安楽である。 7)用便が済んだ後は逆の手順で操作することによって
復元することができる。勿論、敷布も自然に元通りにマ
ットに被さるように戻るので最後にマジックテープで接
合する。
【0021】本発明は以上の範囲に限らないで患者の局
部洗浄、乾燥、便器洗浄、脱臭の少なくとも一つを行な
う手段または装置を設けることである。図示は省略する
が、便器本体の上部両側三角形の側面板54の内側の空
間に一定の水を溜めておき、小さなポンプを設けて便座
の前方から患者の局部洗浄水を吐出させることである。
また同一場所の上部にドライヤー等を設けて乾燥や脱臭
もさせることができる。
【0022】更には、以下のように発展することも考え
られる。図8は各種洗浄機能や各種のセンサーを保有
し、自動化および遠隔操作とした場合の制御系統を示す
ブロック図である。図8に示すように、ベッドの近傍に
設けた操作パネルまたは、その一部や全部の機能を有す
るリモートコントローラから操作信号が入力されたり、
各種のセンサからの通知信号、場合によっては無線受信
機による指示信号等が集中制御部に入力される。そして
各機構のモータ類および洗浄・乾燥や脱臭機構更には各
種センサからの信号による各種の観察・検査装置が出力
として駆動や作動がされることになる。この集中制御部
には必要な各種のマイコンが複合的に関係付けられて保
有されている。
【0023】
【発明の効果】動けない患者が敷布等の寝具はそのまま
で介護の手を要せずして排便できるように、しかも最も
自然で安楽な使用姿勢にて用をたすことができる便器付
き療養ベッドを提供することができる。
【0024】請求項2による傾斜面を設けたことによっ
て、下半身の敷布を便器の隙間に、より確実に収納する
ことができ、汚れを防止する。
【0025】請求項3による空気袋を設けたことによっ
て、患者の腰を容易に押し上げることができ、排便時の
着衣の脱着や体位交換が楽にできる。
【0026】請求項4による背もたれ部の両側を傾立さ
せるようにしたことによって、用便時のベッドに於ける
患者の姿勢を、より安定させることができる。
【0027】請求項5による患者の局部洗浄、乾燥、便
器洗浄、脱臭の少なくとも一つを行なう手段または装置
を設けることによって、患者および周辺が清潔になって
快適な気分となる。
【0028】請求項6によるベッドの各機構の駆動・作
動・制御を自動化したり遠隔操作できるようにすること
によって、ベッドの使用操作が大変容易になり、しかも
介護者を全く必要としないで患者自身で自由に用便する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す概略機構図であ
り、用便時のベッド状態を示す図。
【図2】本発明の実施例の用便時のベッド状態を示す斜
視図。
【図3】本発明の実施例の通常のベッド状態を示す斜視
図。
【図4(a)】本発明の実施例の便器本体の斜視図。
【図4(b)】図4(a)の便受器の斜視図。
【図5】背もたれ部の両側を傾立させるようにした用便
時のベッド状態を示す斜視図。
【図6】図5の通常のベッド状態を示す斜視図。
【図7(a)】本発明の実施例の敷布を装着した通常の
ベッド状態を示す斜視図。
【図7(b)】本発明の実施例の敷布を装着した用便時
のベッドの足乗せ部を傾立させて使用状態に入る初期過
程を示す斜視図。
【図7(c)】図7(b)から進行した過程でベッドの
中央直立部が直立状態を示す斜視図。
【図7(d)】図7(b)から更に進行した過程でベッ
ドの中央に便器本体が突出された状態を示す斜視図。
【図7(e)】図7(b)からの最終過程でベッドの背
もたれ部が傾立され用便時の敷布の状態を示す斜視図。
【図7(f)】背もたれ部の両側を傾立させるようにし
た場合の用便時に於けるベッドの敷布の状態を示す斜視
図。
【図8】自動化した場合の制御系統を示すブロック図。
【符号の説明】
1 背もたれ部 11 中央背面部 12 左手外側部 13 右手外側部 2 足乗せ部 21 中央臀部 21a 中央直立部 21b 中央傾立部 22 左足外側部 23 右足外側部 24 矩形穴部 25 敷布 25a 敷布上部 25b 敷布下部 26 ゴム紐付ばね 27 空気袋 31 背面支軸 32 ヒンジ支軸 33 最下支軸 34 左袖支軸 35 右袖支軸 41a、41b ウォームギヤ機構 42a、42b 傾立アーム 43a、43b シャフト 44a、44b ハンドル 5 便器本体 51 傾斜便座 52 垂直外壁 53 頂部傾斜面 54 側面板 55 便受器 56 注水口 57 シャッター蓋 58 ジャッキ 59 案内枠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの床(とこ)受板または床受板と
    一体化したマットを、患者の上半身を受けると共に支軸
    (31)で傾立可能なベッドの背もたれ部(1)と患者
    の下半身を受ける足乗せ部(2)とに二分割し、そして
    分割された足乗せ部(2)を患者の腰の幅にて成る中央
    臀部(21)と、その両側の左足外側部(22)と右足
    外側部(23)とにベッドの長手端面に平行して三分割
    し、続いて当該被分割の中央臀部(21)を背もたれ部
    (1)との端面から患者の腰から膝までが占める程度の
    長さの中央直立部(21a)と、膝から足先が乗る中央
    傾斜部(21b)とに分け、両者を膝部の接合端面で支
    軸(32)を介して山形に傾立・傾倒可能であると共
    に、中央傾斜部(21b)の最下を固定支軸(33)と
    して傾立させたときに、中央直立部(21a)の端面が
    ベッド面と接するように平行に後方移動して直立を成す
    ことによって、ベッド中央に患者の臀部がはまる程度の
    矩形穴部(24)を形成することができる。この形成さ
    れた矩形穴部(24)に、傾斜した背もたれ部(1)に
    向かい合って傾斜する傾斜便座(51)を有する便器本
    体(5)を下側から突出および埋没させる手段を設けた
    ことを特徴とする便器付き療養ベッド。
  2. 【請求項2】 傾斜便座(51)の頂上を保持する外壁
    板(52)に頂上角を鈍化させるべく切り欠きを形成す
    る便座側への頂部傾斜面(53)を有することを特徴と
    する請求項1記載の便器付き療養ベッド。
  3. 【請求項3】 背もたれ部(1)の腰該当部に空気を充
    填・放出させて患者の腰部を浮沈することができる空気
    袋(15)を設けた請求項1および請求項2記載の便器
    付き療養ベッド。
  4. 【請求項4】 背もたれ部(1)を患者の肩幅程度の幅
    で成す背面中央部(11)と、その両側の左手外側部
    (12)と右手外側部(13)とにベッド軸に平行して
    三分割し、左手外側部(12)と右手外側部(13)を
    各々背面中央部(11)との端面の支軸(34)を介し
    て向かい合い傾立させるようにして設けたことを特徴と
    する請求項1、請求項2および請求項3の便器付き療養
    ベッド。
  5. 【請求項5】 患者の局部洗浄、乾燥、便器洗浄、脱臭
    の少なくとも一つを行なう手段または装置を設けたこと
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3および請求
    項4の便器付き療養ベッド。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、および請求項5における駆動・作動・制御手段に於
    て、少なくとも一つを自動化する手段またはその内の少
    なくとも一つを遠隔操作する手段を設けたことを特徴と
    する便器付き療養ベッド。
JP8488198A 1998-02-24 1998-02-24 便器付き療養ベッド Pending JPH11239591A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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