JPH10192358A - 簡易浴槽兼ベッド - Google Patents

簡易浴槽兼ベッド

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Publication number
JPH10192358A
JPH10192358A JP8357774A JP35777496A JPH10192358A JP H10192358 A JPH10192358 A JP H10192358A JP 8357774 A JP8357774 A JP 8357774A JP 35777496 A JP35777496 A JP 35777496A JP H10192358 A JPH10192358 A JP H10192358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bed
bathtub
bed surface
waterproof sheet
waterproof
Prior art date
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Pending
Application number
JP8357774A
Other languages
English (en)
Inventor
Taneshige Tajiri
種重 田尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Co Ltd filed Critical Cosmo Co Ltd
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Publication of JPH10192358A publication Critical patent/JPH10192358A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の課題は少ない人手で寝たきり老人を迅
速且つ簡単に、入浴させることが出来、又看護人及び寝
たきり老人にかかる負担の大幅な軽減が図れ、作業性に
優れ且つ取扱いがし易く、更にシンプルな構成で製作単
価を安価に出来る簡易浴槽兼ベッドを提供する。 【解決手段】 水平なベッド面3に置いたベッド幅より
広い防水シート4のはみ出し部分をベッドの外周位置で
下方へ垂らした状態とし、防水シート4の外周縁をベッ
ド面より高い位置で保持する保持機構を設け、保持機構
で防水シート4の外周のはみ出し部分をベッド面の周り
にベッド面より高い位置に持ち上げてベッド面3を囲む
防水壁を構築して簡易浴槽を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寝たきり老人・体
に障害のある人・ケガ人その他看護人の手助けを必要と
する人等(本明細書中寝たきり老人と総称する。)がベ
ッドに寝たまま入浴出来る簡易浴槽兼ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、寝たきり老人を入浴させる場合
は、看護人の手で寝たきり老人を浴槽内へ移し変えなけ
ればならず、多くの人手と手間がかかっていた。このた
め、看護人にかかる負担は大きく重労働であった。更に
浴槽内へ寝たきり老人を移すことで、寝たきり老人にか
かる負担も大きく、寝たきり老人の体力が消耗するとい
う問題点がある。又寝たきり老人を家庭内で介護する場
合、浴槽まで寝たきり老人を運ばなければならず、看護
者にとって大変な重労働であった。看護人の負担を軽減
させるものとしては、寝たきり老人を電動リフトで吊下
げて浴槽内へ移す構造のものがあるが構造が複雑化し、
高価なものとなる。又寝たきり老人にかかる負担の軽減
は図れない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、少な
い人手で寝たきり老人を迅速且つ簡単に、しかも場所を
とらず容易に入浴させることが出来、又看護人及び寝た
きり老人にかかる負担の大幅な軽減が図れ、作業性に優
れ且つ取扱いがし易く、更にシンプルな構成で製作単価
を安価に出来る簡易浴槽兼ベッドを提供することにあ
る。第2の課題は、入浴中の寝たきり老人の姿勢を保持
し、入浴中の寝たきり老人の負担の軽減を図り、且つ看
護人の看護性を向上出来るものとすることにある。第3
の課題は寝たきり老人の床ずれ防止が図れ、且つ指圧に
よる血行促進が図れることとすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 水平なベッド面にベッド幅より広い防水シートを
置き、ベッド面からはみ出した前記防水シートのはみ出
し部分をベッドの外周位置で折り畳んだ状態又は下方へ
垂らした状態とし、前記防水シートの外周縁を前記ベッ
ド面より高い位置で保持する保持機構を設け、同保持機
構で前記防水シートの外周のはみ出し部分をベッド面の
周りにベッド面より高い位置に持ち上げてベッド面を囲
む防水壁を構築し、湯又は水を貯める簡易浴槽を形成し
たことを特徴とする簡易浴槽兼ベッド 2) 上面を開放した箱状の立体形状に出来る防水シー
ト製の浴槽体を側面を折り畳んだ状態で水平なベッド面
に置き、前記浴槽体の側面の上縁を前記ベッド面より高
い位置で保持する保持機構を設け、同保持機構で前記浴
槽体の側面の上縁をベッド面の周りにベッド面より高い
位置に持ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又
は水を貯める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易
浴槽兼ベッド 3) 水平なベッド面の背を支持する面部分が傾斜可能
となるリクライニング式ベッドのベッド面に防水シート
を置き、傾斜しないベッド面の外周辺位置及び背を支持
する面部分の側辺位置の前記防水シートの外周縁を連続
的に広く外へ延伸させ、同延伸片をベッドの外周位置で
折り畳んだ状態又は下方へ垂らした状態とし、前記延伸
片の外周縁を前記ベッド面より高い位置で保持する保持
機構を設け、前記ベッド面の背を支持する面部分を所定
角度の傾斜位置とした状態で前記保持機構により前記延
伸片の外周縁を前記ベッド面より高い位置に持ち上げて
ベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は水を貯める簡易
浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッド 4) 水平なベッド面の背を支持する面部分が傾斜可能
となるリクライニング式ベッドのベッド面に背を支持す
る面部分側と対向する側面及び上面を開放した箱状の立
体形状に出来る防水シート製の浴槽体を側面を折り畳ん
だ状態で置き、前記浴槽体の側面を開放した周縁の底周
縁を長く延伸させ、同延伸部分を支持する面部分に置
き、前記浴槽体の側面を開放した周縁の側縁から延伸さ
せて水平状態とした前記背を支持する面部分に置いた前
記延伸部分の側周縁に水密状に連結し、前記浴槽体の側
面の上縁を前記ベッド面より高い支持で保持する保持機
構を設け、所定角度の傾斜位置とした状態で前記保持機
構により前記浴槽体の側面の上縁をベッド面の周りに持
ちあげてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は水を貯
める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベ
ッド 5) ヘッドボード又はフットボードを立設したベッド
の水平なベッド面にベッド幅より広い防水シートを置
き、しかも前記ヘッドボード又はフットボードの内側の
面にベッド面からはみ出した前記防水シートのはみ出し
部分を置き、前記ベッド面からはみ出した前記防水シー
トのはみ出し部分をベッドの外周位置で折り畳んだ状態
又は下方へ垂らした状態とし、前記防水シートの外周縁
を前記ベッド面より高い位置で保持する保持機構を設
け、同保持機構で前記防水シートの外周のはみ出し部分
をベッド面の周りにベッド面より高い位置に持ち上げて
ベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は水を貯める簡易
浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッド 6) 防水性のあるヘッドボード又はフットボードを立
設したベッドの水平なベッド面にベッド幅より広い防水
シートを置き、立設状態のヘッドボード又はフットボー
ドの側の前記防水シートのはみ出し部分の周縁を外側へ
広く延伸させ、同延伸片を前記ヘッドボード又はフット
ボードの側縁に水密状に連結し、前記ベッド面からはみ
出した前記防水シートのはみ出し部分をベッドの外周位
置で折り畳んだ状態又は下方へ垂らした状態とし、前記
防水シートの外周縁を前記ベッド面より高い位置で保持
する保持機構を設け、同保持機構で前記防水シートの外
周のはみ出し部分をベッド面の周りにベッド面より高い
位置に持ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又
は水を貯める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易
浴槽兼ベッド 7) ヘッドボード又はフットボードを立設した水平な
ベッド面に上面が開口された箱状の立体形状に出来る防
水シート製の浴槽体を置き、前記浴槽体の1つの側面を
前記ヘッドボード又はフットボードに当て、残りの前記
浴槽体の側面をベッド面の外周に折り畳んだ状態とし、
前記浴槽体の側面の上縁を前記ベッド面より高い位置で
保持する保持機構を設け、同保持機構で前記浴槽体の側
面の上縁をベッド面の周りにベッド面より高い位置に持
ち上げてベッド面を囲み防水壁を構築し、湯又は水を貯
める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベ
ッド 8) 防水性のあるヘッドボード又はフットボードを立
設した水平なベッド面にヘッドボード又はフットボード
と対向する側面及び上面を開放した箱状の立体形状に出
来る防水シート製の浴槽体を置き、且つ前記浴槽体の側
面の開放周縁を対向する前記ヘッドボード又はフットボ
ードの面の外周に水密状に連結し、前記浴槽体の側面を
ベッド面の外周に折り畳んだ状態とし、前記浴槽体の側
面の上縁を前記ベッド面より高い位置で保持する保持機
構を設け、同保持機構で前記浴槽体の側面の上縁をベッ
ド面の周りにベッド面より高い位置に持ち上げてベッド
面を囲み防水壁を構築し、湯又は水を貯める簡易浴槽を
形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッド 9) ヘッドボードとフットボードとを共に立設したベ
ッドの水平なベッド面にベッド幅より広い防水シートを
置き、しかも前記ヘッドボードとフットボードとの内側
の面にそれぞれベッド面からはみ出した前記防水シート
のはみ出し部分を置き、前記ベッド面からはみ出した前
記防水シートのはみ出し部分をベッドの外周位置で折り
畳んだ状態又は下方へ垂らした状態とし、前記防水シー
トの外周縁を前記ベッド面より高い位置で保持する保持
機構を設け、同保持機構で前記防水シートの外周のはみ
出し部分をベッド面の周りにベッド面より高い位置に持
ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は水を貯
める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベ
ッド 10) 防水性のあるヘッドボードとフットボードとを
共に立設したベッドの水平なベッド面にベッド幅より広
い防水シートを置き、立設状態のヘッドボードとフット
ボードの側の前記防水シートのはみ出し部分の周縁を外
側へ広く延伸させ、同延伸片をそれぞれ前記ヘッドボー
ドとフットボードの側縁に水密状に連結し、前記ベッド
面からはみ出した前記防水シートのはみ出し部分をベッ
ドの外周位置で折り畳んだ状態又は下方へ垂らした状態
とし、前記防水シートの外周縁を前記ベッド面より高い
位置で保持する保持機構を設け、同保持機構で前記防水
シートの外周のはみ出し部分をベッド面の周りにベッド
面より高い位置に持ち上げてベッド面を囲む防水壁を構
築し、湯又は水を貯める簡易浴槽を形成したことを特徴
とする簡易浴槽兼ベッド 11) ベッド面の背を支持する面部分を電動で水平状
態と傾斜状態とに調整する電動駆動手段を設けた前記
3)、4)記載の簡易浴槽兼ベッド 12) 保持機構として、防水シート又は浴槽体を置い
た位置のベッド面の周辺に外方向へ展開可能な側板を立
設し、同側板の上部に防水シートの外周縁又は防水幕の
上辺部を係止した前記1)〜11)いずれか記載の簡易
浴槽兼ベッド 13) 保持機構として、防水シート又は浴槽体を置い
た位置のベッド面の周辺に油圧又は電動で昇降される細
長な水平杆を設け、同水平杆に防水シートの外周縁又は
防水幕の上辺部を係止した前記1)〜11)いずれか記
載の簡易浴槽兼ベッド 14) ベッド面の上に形成される浴槽の上面開口部分
を開閉する防水性のある開閉シートを防水シートの外周
又は浴槽体の上辺部に設けた前記1)〜13)いずれか
記載の簡易浴槽兼ベッド 15) 防水シートとしてシリコンゴムシートを用いた
前記1)〜14)いずれか記載の簡易浴槽兼ベッドにあ
る。
【0005】
【作用】本発明によれば、防水シートのはみ出し部分又
は浴槽体の上縁を保持機構で、ベッド面より高い位置に
持ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は水を
貯める簡易浴槽をベッド面の上に形成する。べッド面を
囲む防水壁は、防水シートのみで構築する場合と、浴槽
体のみで構築する場合と、その他防水シートまたは浴槽
体にヘットボードやフットボード等を組合せて構築する
場合とがある。請求項1、3、5、9記載の発明は防水
シートのみで防水壁が構築される。請求項2、7記載の
発明は、浴槽体のみで防水壁を構築する。請求項4記載
の発明は、浴槽体とベッド面の背を支持する面部分に置
いた防水幕とで防水壁を構築する。請求項6記載の発明
は、防水性のあるヘットボード又はフットボードのいず
れかと防水シートとで防水壁を構築する。請求項8記載
の発明は防水性のあるヘットボード又はフットボードの
いずれかと浴槽体とで防水壁を構築する。請求項10記
載の発明は防水性のあるヘットボードとフットボードと
防水シートとで防水壁を構築する。ベッド面上に形成し
た浴槽内には、ホース等を引くなどして湯又は水をため
ていく。浴槽は寝たきり老人をベッド面に寝かせたまま
形成出来るので、寝たきり老人を移動させたり運んだり
せず寝たきり老人を寝かせたまま入浴させることが出来
る。又、浴槽内には初めから湯又は水をためず、寝たき
り老人の体を洗った後に貯めていく場合もある。入浴後
は排水ホースを用いる等して浴槽内の湯又は水を屋外又
は排水タンク内等へ排水し、その後保持機構を解除し
て、防水シートのはみ出し部分をベッド面の外周に下へ
垂らした状態としたり、又浴槽体の側面をベッド面の外
周に折り畳んだ状態とし、ベッド面を囲むように構築し
た防水壁を無くし、ベッドとして使用していく。濡れた
防水シート又は浴槽体の内面は、布又は温風等で乾か
し、寝たきり老人を防水シート又は浴槽体の上に寝かす
場合と、ベッド面から外す場合とがある。寝たきり老人
を防水シート又は浴槽体の上に寝かせる場合は防水シー
トの上面又は浴槽体の内底面に厚手のシーツ等を敷いて
背中の蒸れを防ぐ。
【0006】請求項3、4記載の発明では、ベッドがベ
ッド面の背を支持する面部分が傾斜可能なリクライニン
グ式であり、背を支持する面部分を所定角度に傾斜させ
た状態で、ベッド面の上に浴槽を形成していくので、入
浴中の寝たきり老人の背を傾斜させた背を支持する面部
分で支えることが出来、寝たきり老人の姿勢を安定させ
た状態で入浴させることが出来る。保持機構が、請求項
12記載の発明の保持機構では、外方向へ展開可能な側
板を立設し、この側板の上辺部に防水シートのはみ出し
部分又は浴槽体の上辺部分を係止状態として、防水シー
トのはみ出し部分又は浴槽体の上辺部分をベッドの面よ
り高い位置で保持する。保持機構が、請求項13記載の
発明の保持機構では、浴槽体の上縁部分又は防水シート
のはみ出し部が係止される水平杆を油圧又は電動で昇降
させていく構成であり、この水平杆を上昇させること
で、浴槽体の上縁部又は防水シートのはみ出し部をベッ
ド面より高い位置で保持する。請求項14記載の発明で
は、ベッド面の上に形成される浴槽の上面開口部を開閉
シートで閉じることが出来るので、この開閉シートで湯
又は水が外へ飛び散ることを防ぎ、周囲を汚すことがな
い。このため、気泡発生器を用意して寝たきり老人を気
泡浴させることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】防水シートとしては一般的にシリ
コンゴムシートが用いられる。ベッドとして使用する場
合、折り畳んだ状態の浴槽体は、ベッド面の外周位置の
ベッドの框体内に収納部を設けてそこへ浴槽体を折り畳
んで収納する場合と、ベッド面の外周位置に折り畳んだ
状態で載置する場合とがある。浴槽内への湯又は水の供
給は、ホース等を導入して行う場合や、ベッドに供給管
を予め設置しておく場合とがある。浴槽内に貯めた湯又
は水の排水は、排水ホース等を導入して行う場合や、通
常栓が取付けられる排水口を予めベッド面に設け且つ予
め排水口に排水ホースを接続し、排水していく場合等が
ある。
【0008】ベッド面には断続的に昇降する多数の押圧
棒を設けることが、床ずれ防止や背中の蒸れ防止が図れ
望ましいが、設けない場合もある。この押圧棒を設けな
い場合、背中の蒸れ防止を図るため防水シートの上に厚
手のシーツ等を敷くことが望ましい。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜5に示す実施例1はベッドフレームの外周に
枢着した側板を上方へ回動させることで、ベッド面の外
周に所定高さで防水シートのはみ出し部となる防水幕を
張り、防水幕とベッド面に被せた防水シートとで浴槽を
形成する例である。図6〜8に示す実施例2及び図9に
示す実施例3はシリンダーの駆動で浴槽体の側面となる
防水幕を張り、浴槽体で浴槽を形成する例である。図1
0に示す実施例4は浴槽の上面開口部を開閉シートで覆
い周囲を汚さずに気泡浴が行える例である。図11に示
す実施例5は実施例1でのベッドをヘッドボードを立設
したベッドとした例である。図12に示す実施例6は実
施例1でのベッドをヘッドボードとフットボードとを立
設したベッドとした例である。図13、14に示す実施
例7は実施例2でのヘッドをヘッドボードを立設したベ
ッドとした例である。図15、16に示す実施例8は実
施例1でのベッドをベッド面が傾斜可能なリクライニン
グ式のベッドとした例である。図17、18に示す実施
例9は実施例2でのベッドをベッド面が傾斜可能なリク
ライニング式のベッドとした例である。
【0010】図1は実施例1でベッドに浴槽を形成した
状態を示す斜視図、図2は実施例1でベッドとして使用
する状態を示す斜視図、図3は図1でのA−A断面図、
図4は実施例1での幕を水平方向に広げた状態の平面
図、図5は実施例1での防水幕のギャザー部分の連結状
態を示す説明図、図6は実施例2でベッドに浴槽を形成
した状態を示す斜視図、図7は図6でのB−B断面図、
図8は実施例2での浴槽体の側面を形成する防水幕を折
り畳んだ状態を示す縦断面図、図9は実施例3における
浴槽体の側面を形成する防水幕を折り畳んだ状態を示す
説明図、図10は実施例4でベッドに浴槽を形成した状
態を示す斜視図、図11は実施例5でベッドに浴槽を形
成した状態を示す斜視図、図12は実施例6でベッドに
浴槽を形成した状態を示す斜視図、図13は実施例7で
ベッドに浴槽を形成した状態を示す斜視図、図14は実
施例7でベッドとして使用する状態を示す斜視図、図1
5は実施例8でベッドに浴槽を形成した状態を示す斜視
図、図16は実施例8でベッドとして使用する状態を示
す斜視図、図17は実施例9でベッドに浴槽を形成した
状態を示す斜視図、図18は実施例9でベッドとして使
用する状態を示す斜視図である。
【0011】;実施例1(図1〜5参照) 図1〜5中1は簡易浴槽兼ベッド、2はベッドフレー
ム、3はベッド面、4はシリコンゴムシートを用いた防
水シート、4aはベッド面よりはみ出す防水シート4の
はみ出し部分となる防水シート4の外周に水密状に連結
した平面形状が環状の防水幕、5はベッドフレーム2の
外周縁に回動自在に取付けた側板、6は同側板5の上辺
付近の外周面に水平方向に設けた溝、7は側板5の回動
中心点となる軸、8は同軸7を回動自在に枢着した枢着
プレート、9は防水幕4aの外周に間隔あけて設けた
孔、10は同孔9に通し且つ側板5の溝6に係止するフ
ック、11は防水幕4aの隅部分、12は防水幕4aの
隅部分をはさんだ位置の防水幕4aの内表面に固着し且
つ中央に設けたファスナー13で左右に分割可能な連結
シート、13は同連結シート12のファスナー、14は
同ファスナー13のスライダー、15はファスナー13
の下止め金具、17は寝たきり老人、18は厚手のシー
ツ、19は給湯ホース、20は排水ホース、21は湯、
22は長方形状のベッドの短辺側の側板5の両側辺に設
けたL字状の係止金具、23はベッドの長方側ノベッド
の両側辺に設けた係止金具が挿脱自在に挿入される係止
孔である。
【0012】図1〜5に示す実施例1の簡易浴槽兼ベッ
ド1は、通常ベッドフレーム2に枢着した側板5を下方
へ回転させて下へ垂らした状態とし、且つベッド面3に
被せた防水シート4の上に厚手のシーツ18を被せて、
ベッドに寝たきり老人17を寝かせている。簡易浴槽兼
ベッド1を浴槽として使用する場合は、寝たきり老人1
7を寝かせたまま、看護人が全ての側板5を上方へ回転
させ、係止金具22を係止孔23に挿入して側板5を立
設状態で保持してベッド面3の外周を側板5で囲む。そ
の後、防水幕4aの隅部分に設けている左右に分割状態
の連結シート12をファスナー13のスライダー14を
上げることで連結し、防水幕4aの隅部分11を縮めた
状態で保持する。これにより、防水幕4aがベッド面3
の外周を所定高さで囲み、防水シート4のはみ出し部と
なる防水幕4aと防水シート4とでベッド面3に浴槽を
形成する。防水幕4aの外周縁はフック10により側板
5の上縁に取付けられた状態となっている。このフック
10は側板5の溝6に係止されており、振動等で外れる
ことはない。
【0013】次に浴槽内に給湯ホース19を導入し、寝
たきり老人17を寝かせたまま浴槽内に湯21を供給し
て貯め、寝たきり老人17を入浴させる。寝たきり老人
17を何ら移し変えることなく入浴出来、寝たきり老人
17に負担をかけずに入浴できる。又看護人も寝たきり
老人17を移し変えることなく入浴させることが出来、
労力の軽減が図れる。入浴後は、浴槽内へ排水ホース2
0を導き、排水ホース20で湯21を全て抜き、ファス
ナー13のスライダー14を下げて連結シート12を左
右に分割した状態とし、その後、係止金具22を係止孔
23から抜いて係止を解除して側板5を全て下方へ回転
させる。濡れた防水シート4の上面は布等でふいて乾か
して厚手のシーツ18を防水シート4の上に敷いてベッ
ドとして使用する。厚手のシーツ18を敷くには、寝た
きり老人17を横へ寝返らせながら敷くことで簡単に敷
くことが出来る。又厚手のシーツ18を取り外す場合も
同様にして簡単に行える。
【0014】;実施例2(図6〜8参照) 図6〜8中24は防水シート4の外周に防水幕4aの下
端を水密状に連結した構造の浴槽体、25は浴槽体24
の側面となる防水幕4aの上縁に取付けた枠フレーム、
26はベッドフレーム2に固定し且つピストンロッド2
7を枠フレーム25に連結したシリンダー、27は同シ
リンダー26のピストンロッド、28は各シリンダー2
6を同期させて駆動させる制御部である。図6〜8に示
す実施例2では、制御部28によって各シリンダー26
のピストンロッド27を同期させて上昇させ、防水幕4
aを上へ持ち上げて、立体状態とした浴槽体24で浴槽
を形成する。防水幕4aの下縁は防水シート4に水密状
に設けていて、又防水シート4はベッド面3に固着させ
るので、浴槽体24の側面となる防水幕4aはシリンダ
ー26の駆動で引張状態で保持出来る。ベッドとして使
用する場合は、シリンダー26のピストンロッド27を
降下させて防水幕4aを降す。防水幕4aは上部が外側
へ広がった形状であるので図8に示すようにベッド面3
の外周で垂らしておく。その他の符号・構成や作用・効
果は前記実施例1と同じである。
【0015】;実施例3(図9参照) 図9中31は山形状に2つ折りしてその内側の辺を防水
シート4の外周に水密状に設けると共に外側の辺をベッ
ド面3の外周位置に水密状に固着した平面形状が環状と
なる防水シート4のはみ出し部分となる防水幕、32は
同防水幕31の裏面に取付けられる平面形状が四角形状
で大きさの異なる複数の四角フレームである。図9に示
す実施例3では、制御部28によって駆動するシリンダ
ー26によって防水幕31を上昇させて山形状に形成
し、防水幕31とベッド面3に被せた防水シート4とで
浴槽を形成する(図9(a)参照)。ベッドとして使用
する場合は、防水幕31を降下させてシリンダー26の
ピストンロッド27を降下させることで大きさの異なる
各四角フレーム32が自重で重なり合うように降下して
いくので、防水幕31は図9(b)に示すように正しく
折り畳まれていく。その他の符号・構成や作用・効果は
前記実施例2と同じである。
【0016】;実施例4(図10参照) 図10中25は防水シートのはみ出し部分となる防水幕
4aの上縁に取付けられ浴槽の上面開口部を覆う開閉自
在な開閉シート、36は同開閉シート35の中央に設け
たファスナー、37は気泡発生装置、37aは同気泡発
生装置37から延びるホースである。図10に示す実施
例4は、浴槽の上面開口部を開閉シート35で覆うこと
でホース37aを介した気泡発生装置37によって作り
出したジェット噴流で湯21が外へ飛び散ることが防が
れる。このため、寝たきり老人17に気泡浴をさせるリ
ラックスした快適な入浴が行える。その他の符号・構成
や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0017】;実施例5(図11参照) 図11中39はヘッドボードである。図11に示す実施
例6は実施例1(図1参照)に示す簡易浴槽兼ベッド1
において、頭側に位置する側板5をベッドフレーム2に
立設した状態で固定させ、この固定させた側板5をヘッ
ドボード39とした構造の簡易浴槽兼ベッド1の例であ
る。ヘッドボード39は傾動させることは出来ず、常に
立設した状態となる。その他の符号・構成や作用・効果
は前記実施例1と同じである。
【0018】;実施例6(図12参照) 図12中41はフットボードである。図12に示す実施
例6は実施例5(図11参照)に示す簡易浴槽兼ベッド
1において、足側に位置する側板5をベッドフレームに
立設した状態で固定させ、この固定させた側板5をフッ
トボード41とし、ヘッドボード39とフットボード4
1とを共に立設した構造の簡易浴槽兼ベッド1の例であ
る。フットボード41及びヘッドボード39は共に傾動
させることは出来ず、常に立設した状態となる。その他
の符号・構成や作用・効果は前記実施例5と同じであ
る。
【0019】;実施例7(図13、14参照) 図13、14中に示す実施例7は、実施例2(図6参
照)に示す簡易浴槽兼ベッド1において頭側の位置のベ
ッドフレーム2にヘッドボード39を立設した例であ
る。このため、ヘッドボード39を立設した位置に設け
ていたシリンダー26は不要となる。又、ヘッドボード
39と対向する浴槽体24の側面となる幕44はヘッド
ボード39に取付けておく。これにより、ベッドとして
使用する場合、幕44は図14に示すようにヘッドボー
ド39側の一部分は折り畳まれないが、大部分は折り畳
まれた状態となる。た状態となる。その他の符号・構成
や作用・効果は前記実施例2と同じである。
【0020】;実施例8(図15、16参照) 図15、16中44は浴槽体24の側面となる平面コ字
状の防水幕、45は傾動可能なベッド面の背を支持する
面部分、46は同背を支持する面部分45を所定の傾斜
角度で保持するリンク機構、47は同リンク機構46を
駆動する油圧シリンダー、48は同油圧シリンダー47
の駆動を制御する制御部、49は同制御部48を操作す
る操作部、50は傾動する背を支持する面部分45と共
に折曲される防水幕44の部分に設けたギャザー部であ
る。図15、16に示す実施例8の簡易浴槽兼ベッド1
は、浴槽体24の側面となる防水幕44を平面コ字状と
し、ベッド面3の背を支持する面部分45に、対向させ
ると共に防水幕39の先端を、背を支持する面部分45
の側縁位置の防水シートに水密状に連結し、且つ防水幕
44の下縁もベッド面3に置いた防水シート4に水密状
に連結している。更に背を支持する面部分45に連結し
た防水幕44の先端部分は、背を支持する面部分45の
傾斜と共に屈折するので、幕44の屈折部分をギャザー
部50とし、防水幕44に影響されることなくスムーズ
に背を支持する面部分45を傾動出来る。この防水幕4
4のギャザー50の位置には、実施例1の簡易浴槽兼ベ
ッド(図1参照)の幕4aの隅部分11に設けた連結シ
ート12を設けている。このため、実施例8の簡易浴槽
兼ベッド1を浴槽として使用する場合は、操作部49に
より制御部49を操作し、油圧シリンダー47の駆動を
制御し、背を支持する面部分45を油圧シリンダー47
で駆動されるリンク機構46で所定の傾斜角度位置で保
持する。その後、前記実施例2に示すようにしてシリン
ダー26を駆動し、ピストンロッド27を延伸させ防水
幕44をベッド面3の外周に引張状態に立設させる。
又、背を支持する面部分45の傾動により防水幕44の
ギャザー部50が縮まった状態となっているので、連結
シート12のファスナー13のスライダー14を上げて
2分割の状態の連結シート12を一つに連結し、防水幕
44のギャザー部50の強度を強化させる。これによ
り、ベッド面3の外周を所定高さで囲んだ幕44と傾動
させた背を支持する面部分45とでベッド面3を囲み、
ベッドに浴槽を形成する。その他の符号・構成や作用・
効果は前記実施例1と同じである。
【0021】;実施例9(図17、18参照) 図17、18に示す実施例9は、前記実施例8に示す簡
易浴槽兼ベッド1(図15、16参照)において、防水
幕44の上縁を昇降させるシリンダー26と枠フレーム
25とを無くし、代って実施例1に示す簡易浴槽兼ベッ
ド1(図1参照)のようにベッドフレーム2に側板5を
回動自在に枢着し、且つ防水幕44の隅部分にギャザー
部50を形成して防水幕44を展開可能な状態としてい
る。又防水幕44の隅部分に形成したギャザー部50に
は実施例1同様に連結シート1を設けている。防水幕4
4の外周縁は実施例1同様に側板5の上縁に係止させて
いる。これにより、側板5を立ち上げて保持すること
で、ベッド面の上に浴槽を形成する。その他の符号・構
成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば防水シートのはみ出し部
分又は浴槽体の上縁を保持機構で、ベッド面より高い位
置に持ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は
水を貯める簡易浴槽をベッド面の上に大変簡単に形成出
来るので寝たきり老人をベッド面に寝かせたまま入浴さ
せることが出来、寝たきり老人を浴槽まで運び移す必要
がない。このため少ない人手で寝たきり老人を容易に且
つ確実に入浴させることが出来、看護人の労力を大幅に
軽減出来、作業性に大変優れたものとなった。又、寝た
きり老人もベッド面に寝たままで入浴出来るので負担が
何らかかからずリラックスした快適な入浴が行える。更
に本発明では、看護人の労力を大幅に軽減出来、浴槽又
はベッドの切換えが少ない労力で簡単に行え、作業性に
大変優れたものとなる。又ベッドに浴槽を形成すること
で、場所を取らず使用スペースの省スペース化が図れ、
家庭介護用としても大変優れたものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1でベッドに浴槽を形成した状態を示す
斜視図である。
【図2】実施例1でベッドとして使用する状態を示す斜
視図である。
【図3】図1でのA−A断面図である。
【図4】実施例1での幕を水平方向に広げた状態の平面
図である。
【図5】実施例1での防水幕のギャザー部分の連結状態
を示す説明図である。
【図6】実施例2でベッドに浴槽を形成した状態を示す
斜視図である。
【図7】図6でのB−B断面図である。
【図8】実施例2での浴槽体の側面を形成する防水幕を
折り畳んだ状態を示す縦断面図である。
【図9】実施例3における浴槽体の側面を形成する防水
幕を折り畳んだ状態を示す説明図である。
【図10】実施例4でベッドに浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【図11】実施例5でベッドに浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【図12】実施例6でベッドに浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【図13】実施例7でベッドに浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【図14】実施例7でベッドとして使用する状態を示す
斜視図である。
【図15】実施例8でベッドに浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【図16】実施例8でベッドとして使用する状態を示す
斜視図である。
【図17】実施例9でベッドに浴槽を形成した状態を示
す斜視図である。
【図18】実施例9でベッドとして使用する状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 簡易浴槽兼ベッド 2 ベッドフレーム 3 ベッド面 4 防水シート 4a 防水幕 5 側板 6 溝 7 軸 8 枢着プレート 9 孔 10 フック 11 隅部分 12 連結シート 13 ファスナー 14 スライダー 15 下止め金具 16 欠番 17 寝たきり老人 18 厚手のシーツ 19 給湯ホース 20 排水ホース 21 湯 22 係止金具 23 係止孔 24 浴槽体 25 枠フレーム 26 シリンダー 27 ピストンロッド 28 制御部 29 欠番 30 欠番 31 防水幕 32 四角フレーム 33 欠番 34 欠番 35 開閉シート 36 ファスナー 37 気泡発生装置 37a ホース 38 欠番 39 ヘッドボード 40 欠番 41 フットボード 42 欠番 43 欠番 44 防水幕 45 背を支持する面部分 46 リンク機構 47 油圧シリンダー 48 制御部 49 操作部 50 ギャザー部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平なベッド面にベッド幅より広い防水
    シートを置き、ベッド面からはみ出した前記防水シート
    のはみ出し部分をベッドの外周位置で折り畳んだ状態又
    は下方へ垂らした状態とし、前記防水シートの外周縁を
    前記ベッド面より高い位置で保持する保持機構を設け、
    同保持機構で前記防水シートの外周のはみ出し部分をベ
    ッド面の周りにベッド面より高い位置に持ち上げてベッ
    ド面を囲む防水壁を構築し、湯又は水を貯める簡易浴槽
    を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッド。
  2. 【請求項2】 上面を開放した箱状の立体形状に出来る
    防水シート製の浴槽体を側面を折り畳んだ状態で水平な
    ベッド面に置き、前記浴槽体の側面の上縁を前記ベッド
    面より高い位置で保持する保持機構を設け、同保持機構
    で前記浴槽体の側面の上縁をベッド面の周りにベッド面
    より高い位置に持ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築
    し、湯又は水を貯める簡易浴槽を形成したことを特徴と
    する簡易浴槽兼ベッド。
  3. 【請求項3】 水平なベッド面の背を支持する面部分が
    傾斜可能となるリクライニング式ベッドのベッド面に防
    水シートを置き、傾斜しないベッド面の外周辺位置及び
    背を支持する面部分の側辺位置の前記防水シートの外周
    縁を連続的に広く外へ延伸させ、同延伸片をベッドの外
    周位置で折り畳んだ状態又は下方へ垂らした状態とし、
    前記延伸片の外周縁を前記ベッド面より高い位置で保持
    する保持機構を設け、前記ベッド面の背を支持する面部
    分を所定角度の傾斜位置とした状態で前記保持機構によ
    り前記延伸片の外周縁を前記ベッド面より高い位置に持
    ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は水を貯
    める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベ
    ッド。
  4. 【請求項4】 水平なベッド面の背を支持する面部分が
    傾斜可能となるリクライニング式ベッドのベッド面に背
    を支持する面部分側と対向する側面及び上面を開放した
    箱状の立体形状に出来る防水シート製の浴槽体を側面を
    折り畳んだ状態で置き、前記浴槽体の側面を開放した周
    縁の底周縁を長く延伸させ、同延伸部分を支持する面部
    分に置き、前記浴槽体の側面を開放した周縁の側縁から
    延伸させて水平状態とした前記背を支持する面部分に置
    いた前記延伸部分の側周縁に水密状に連結し、前記浴槽
    体の側面の上縁を前記ベッド面より高い支持で保持する
    保持機構を設け、所定角度の傾斜位置とした状態で前記
    保持機構により前記浴槽体の側面の上縁をベッド面の周
    りに持ちあげてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は
    水を貯める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴
    槽兼ベッド。
  5. 【請求項5】 ヘッドボード又はフットボードを立設し
    たベッドの水平なベッド面にベッド幅より広い防水シー
    トを置き、しかも前記ヘッドボード又はフットボードの
    内側の面にベッド面からはみ出した前記防水シートのは
    み出し部分を置き、前記ベッド面からはみ出した前記防
    水シートのはみ出し部分をベッドの外周位置で折り畳ん
    だ状態又は下方へ垂らした状態とし、前記防水シートの
    外周縁を前記ベッド面より高い位置で保持する保持機構
    を設け、同保持機構で前記防水シートの外周のはみ出し
    部分をベッド面の周りにベッド面より高い位置に持ち上
    げてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又は水を貯める
    簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッ
    ド。
  6. 【請求項6】 防水性のあるヘッドボード又はフットボ
    ードを立設したベッドの水平なベッド面にベッド幅より
    広い防水シートを置き、立設状態のヘッドボード又はフ
    ットボードの側の前記防水シートのはみ出し部分の周縁
    を外側へ広く延伸させ、同延伸片を前記ヘッドボード又
    はフットボードの側縁に水密状に連結し、前記ベッド面
    からはみ出した前記防水シートのはみ出し部分をベッド
    の外周位置で折り畳んだ状態又は下方へ垂らした状態と
    し、前記防水シートの外周縁を前記ベッド面より高い位
    置で保持する保持機構を設け、同保持機構で前記防水シ
    ートの外周のはみ出し部分をベッド面の周りにベッド面
    より高い位置に持ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築
    し、湯又は水を貯める簡易浴槽を形成したことを特徴と
    する簡易浴槽兼ベッド。
  7. 【請求項7】 ヘッドボード又はフットボードを立設し
    た水平なベッド面に上面が開口された箱状の立体形状に
    出来る防水シート製の浴槽体を置き、前記浴槽体の1つ
    の側面を前記ヘッドボード又はフットボードに当て、残
    りの前記浴槽体の側面をベッド面の外周に折り畳んだ状
    態とし、前記浴槽体の側面の上縁を前記ベッド面より高
    い位置で保持する保持機構を設け、同保持機構で前記浴
    槽体の側面の上縁をベッド面の周りにベッド面より高い
    位置に持ち上げてベッド面を囲み防水壁を構築し、湯又
    は水を貯める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易
    浴槽兼ベッド。
  8. 【請求項8】 防水性のあるヘッドボード又はフットボ
    ードを立設した水平なベッド面にヘッドボード又はフッ
    トボードと対向する側面及び上面を開放した箱状の立体
    形状に出来る防水シート製の浴槽体を置き、且つ前記浴
    槽体の側面の開放周縁を対向する前記ヘッドボード又は
    フットボードの面の外周に水密状に連結し、前記浴槽体
    の側面をベッド面の外周に折り畳んだ状態とし、前記浴
    槽体の側面の上縁を前記ベッド面より高い位置で保持す
    る保持機構を設け、同保持機構で前記浴槽体の側面の上
    縁をベッド面の周りにベッド面より高い位置に持ち上げ
    てベッド面を囲み防水壁を構築し、湯又は水を貯める簡
    易浴槽を形成したことを特徴とする簡易浴槽兼ベッド。
  9. 【請求項9】 ヘッドボードとフットボードとを共に立
    設したベッドの水平なベッド面にベッド幅より広い防水
    シートを置き、しかも前記ヘッドボードとフットボード
    との内側の面にそれぞれベッド面からはみ出した前記防
    水シートのはみ出し部分を置き、前記ベッド面からはみ
    出した前記防水シートのはみ出し部分をベッドの外周位
    置で折り畳んだ状態又は下方へ垂らした状態とし、前記
    防水シートの外周縁を前記ベッド面より高い位置で保持
    する保持機構を設け、同保持機構で前記防水シートの外
    周のはみ出し部分をベッド面の周りにベッド面より高い
    位置に持ち上げてベッド面を囲む防水壁を構築し、湯又
    は水を貯める簡易浴槽を形成したことを特徴とする簡易
    浴槽兼ベッド。
  10. 【請求項10】 防水性のあるヘッドボードとフットボ
    ードとを共に立設したベッドの水平なベッド面にベッド
    幅より広い防水シートを置き、立設状態のヘッドボード
    とフットボードの側の前記防水シートのはみ出し部分の
    周縁を外側へ広く延伸させ、同延伸片をそれぞれ前記ヘ
    ッドボードとフットボードの側縁に水密状に連結し、前
    記ベッド面からはみ出した前記防水シートのはみ出し部
    分をベッドの外周位置で折り畳んだ状態又は下方へ垂ら
    した状態とし、前記防水シートの外周縁を前記ベッド面
    より高い位置で保持する保持機構を設け、同保持機構で
    前記防水シートの外周のはみ出し部分をベッド面の周り
    にベッド面より高い位置に持ち上げてベッド面を囲む防
    水壁を構築し、湯又は水を貯める簡易浴槽を形成したこ
    とを特徴とする簡易浴槽兼ベッド。
  11. 【請求項11】 ベッド面の背を支持する面部分を電動
    で水平状態と傾斜状態とに調整する電動駆動手段を設け
    た請求項3、4記載の簡易浴槽兼ベッド。
  12. 【請求項12】 保持機構として、防水シート又は浴槽
    体を置いた位置のベッド面の周辺に外方向へ展開可能な
    側板を立設し、同側板の上部に防水シートの外周縁又は
    防水幕の上辺部を係止した請求項1〜11いずれか記載
    の簡易浴槽兼ベッド。
  13. 【請求項13】 保持機構として、防水シート又は浴槽
    体を置いた位置のベッド面の周辺に油圧又は電動で昇降
    される細長な水平杆を設け、同水平杆に防水シートの外
    周縁又は防水幕の上辺部を係止した請求項1〜11いず
    れか記載の簡易浴槽兼ベッド。
  14. 【請求項14】 ベッド面の上に形成される浴槽の上面
    開口部分を開閉する防水性のある開閉シートを防水シー
    トの外周又は浴槽体の上辺部に設けた請求項1〜13い
    ずれか記載の簡易浴槽兼ベッド。
  15. 【請求項15】 防水シートとしてシリコンゴムシート
    を用いた請求項1〜14いずれか記載の簡易浴槽兼ベッ
    ド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2912645A1 (fr) * 2007-02-15 2008-08-22 Georges Metregiste Lit-douche pour personnes a mobilite reduite
KR101144747B1 (ko) 2011-09-30 2012-05-24 김기준 욕조가 구비된 침대

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2912645A1 (fr) * 2007-02-15 2008-08-22 Georges Metregiste Lit-douche pour personnes a mobilite reduite
KR101144747B1 (ko) 2011-09-30 2012-05-24 김기준 욕조가 구비된 침대
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