JP3076800U - バスタブ、ベッド浴槽及びベッド浴槽システム - Google Patents

バスタブ、ベッド浴槽及びベッド浴槽システム

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JP3076800U JP2000006267U JP2000006267U JP3076800U JP 3076800 U JP3076800 U JP 3076800U JP 2000006267 U JP2000006267 U JP 2000006267U JP 2000006267 U JP2000006267 U JP 2000006267U JP 3076800 U JP3076800 U JP 3076800U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寝たきりでいる老人、患者、身体障害者など
を入浴させるときの介護人の労力を軽減できるバスタ
ブ、浴用兼用ベッド等を提供する。 【解決手段】 バスタブは、上部開口の箱形を形成でき
るベッドに対し、その内側を周壁に沿って桶型に被覆す
るもので、水密に閉鎖可能な開口部を、人がくぐれる大
きさで実質的に底部に開いている。浴用兼用ベッドは、
ヘッドボードを備えたベッドの両側に、スライドして縁
部を囲める垂直スライドボードを備え、ヘッドボードと
垂直スライドボードで内側を箱形に囲めるようにする。
浴用兼用ベッド内側を箱形に囲み、内側にバスタブを敷
けば浴槽になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バスタブ、浴用兼用ベッド、ベッド浴槽及びベッド浴槽システムに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、介護用の浴用ベッドシステムには幾つかの提案がなされている。例えば 、搬送用の軽量な浴槽と吊り上げ具とを組み合わせ、ベッド上の被介護者の膝と 胸とに吊り輪を掛け、空中に吊り上げてベッドの横に置いた浴槽内に吊り降ろす という方法がある。
【0003】 特開平7−51340号公報は、浴槽に兼用できる介護用ベッドについて開示 している。この介護用ベッドは、ベッド床水平板の頭部と足部に固定ヘッドボー ドを設けてベッド床水平板の高さを床より高くしている。ベッド床水平板の一部 である側辺部は広めで、広めの側辺部はヒンジによって回転し、そこが垂直に立 てられるようになっている。
【0004】 浴槽に用いる場合には、回転して立てかけた垂直スライドボードと、頭足部に ある固定ヘッドボードとで中央部を上部開口の箱形に囲み、箱形に囲んだ内側に 防水シートを広げ、温水を導入するという仕組みになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
吊り上げ式の場合、ベッドの回りには搬送用浴槽と吊り上げ具とを設置できる 場所がなければならない。搬送には男手が必要で、体重が重い患者では吊り上げ の準備にも介護人は多くの体力を必要とする。
【0006】 また、ベッドを浴槽に用いる場合、ベッド床水平板の高さを床より高くしてい るため、介護人の背丈によっては洗浄サービスが困難である。さらに、ベッド上 のマットレスの巾が大きい場合は、マットレスの両側を折り曲げる必要がある。
【0007】 浴槽に兼用できる介護用ベッドの場合、両側方部が広い。そのためベッドその ものは大型化し、一般に狭い日本家屋に不都合である。
【0008】 ベッドから浴槽に形を変えた後、浴槽内に防水シートを広げる。防水シートを 広げるには、いったん被介護者をベッドからどかさなければならない。被介護者 が体重の重い人の場合、あるいは体力の弱い介護人の場合にはこれが大きな負担 になる。その上、シート設置に時間が掛かる。
【0009】 本考案は、狭い居室内で寝たきりでいる老人、患者、身体障害者などを入浴さ せるときの介護人の労力を軽減できるバスタブ、浴用兼用ベッド、ベッド浴槽及 びベッド浴槽システムを提供することを目的とする。
【0010】 また、要介護者の入浴時のプライバシーを保護できるベッド浴槽システムを提 供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を以下の手段で解決した。
【0012】 本考案のバスタブは、寝ている人を収容できる大きさで桶型を構成し、当該寝 ている人を通すことが可能なサイズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設けてい る。寝ている人を通すことが可能なサイズの開口部を設けてあるので、浴槽に転 用する際、被介護者はベッドから降りることなくベッド床板上で、例えば介護人 が身体を半回転させるだけでバスタブ内に入ることができる。
【0013】 なお、ベッドは四辺形であることが多く、桶型は事実上ベッドの形状に合わせ た四辺形であるとよい。その形に沿っていると使用性がよい。被介護者はベッド から降りることなくベッド床板上で例えば半回転するだけで浴槽内に入ることが できる。
【0014】 また、排水口を備えているとよい。排水口があることで、使用後の処理が簡単 になる。 そして、折り畳み容易に可撓(どう)性素材で形成されているとよい 。可撓性素材で形成されていることで、収納が容易になる。
【0015】 さらに、可撓性素材が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ リスチレン、ポリブタジエンからなる群から選ばれる1以上の素材であるとよい 。比較的安価に入手できる。
【0016】 本考案の第1の浴用兼用ベッドは、上下方向にスライド溝を備え、そのスライ ド溝をスライドしてベッド床の周囲を耐圧的に包囲自在な垂直スライドボードを 備えている。垂直スライドボードは、上下にスライドして縁部を耐圧的に包囲す るから、水圧がかかっても耐えられ、場所空間的に横方向に余計な幅を必要とし ない。
【0017】 本考案の第2の浴用兼用ベッドは、水平な四辺形のベッド床板の、平行に対向 し合うひと組の二辺側に固定ヘッドボードを備え、平行に対向し合う別の組の二 辺側には、固定ヘッドボードの側縁に沿って上下にスライド自在な垂直スライド ボードを有し、固定ヘッドボードと垂直スライドボードとで四辺を上部開口の箱 型に包囲自在になっている。固定ヘッドボードの側縁に沿って上下にスライドす ることから、ベッドの四辺を包囲するとき横方向の多少の圧力を受けても耐久性 がある。通常、ベッド床板は四辺形であることから、従来の通常のベッドをわず かに改造するだけで浴用兼用ベッドとすることが出来る。
【0018】 なお、垂直スライドボードを固定可能な高さ位置固定装置を備えているとよい 。垂直スライドボードはベッドの四辺を安定的に包囲できる。
【0019】 また、固定装置では、垂直スライドボードを上端位で固定ヘッドボードに固定 自在になっているとよい。垂直スライドボードは固定ヘッドボードに固定するか ら、固定強度が大きい。
【0020】 またその垂直スライドボードは、板材でもよく格子枠でも良く、看護人が手で 上げ下げ可能な軽量材であれば良い。板材であれば強度が大きい。適度な強度の ある格子枠であれば軽量化出来る。
【0021】 さらに、下端部に移動車を設けているとよい。下端部に移動車があることで、 配水管、送水管の位置に多少の制限があっても利用出来る。
【0022】 本考案の第1のベッド浴槽は、バスタブで浴用兼用ベッドの内側を覆ったもの であり、バスタブは、寝ている人を収容できる大きさで桶型を構成し、寝ている 人を寝たままで通すことが可能なサイズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設け てある。浴用兼用ベッドは、上下方向にスライド溝を備え、そのスライド溝には まってベッド床の周囲を耐圧的に包囲している垂直スライドボードを備えてある 。上記記載のバスタブと、上記記載の浴用兼用ベッドの利点がいかせる。
【0023】 また、本考案の第2のベッド浴槽は、バスタブで浴用兼用ベッドの内側を覆っ たベッド浴槽であり、バスタブは、寝た人が入れる大きさで四辺形の桶型を構成 し、寝ている人を寝たままで通すことが可能なサイズで水密に閉鎖可能な開口部 を底面に設けてある。浴用兼用ベッドは、水平な四辺形のベッド床板の、平行に 対向し合うひと組の二辺側に固定ヘッドボードを備え、平行に対向し合う別の組 の二辺側には、固定ヘッドボードの側縁に沿って上下にスライド自在な垂直スラ イドボードを有し、固定ヘッドボードと垂直スライドボードとで四辺を上部開口 の箱型に包囲している。上記記載のベッド浴槽防水シートと、上記記載の浴用兼 用ベッドの利点がいかせる。
【0024】 さらに、バスタブは、排水口を備えているとよい。排水作業が容易になる。
【0025】 本考案の第1のベッド浴槽システムは、バスタブで浴用兼用ベッドの内側を覆 ったベッド浴槽を居室内に設け、居室の床位から人の立位の高さまで覆う保温防 湿テントシートでそのベッド浴槽を覆ったものであって、前記バスタブは、寝て いる人を収容できる大きさで桶型を構成し、寝ている人を通すことが可能なサイ ズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設けてあり、前記浴用兼用ベッドは、上下 方向にスライド溝を備え、そのスライド溝にはまってベッド床の周囲を耐圧的に 包囲している垂直スライドボードを備えてある。このようにすると、外部からの 視線を遮断でき、入浴者のプライバシーを保護できる。上記記載の前記バスタブ と、上記記載の浴用兼用ベッドの利点がいかせる。
【0026】 本考案の第2のベッド浴槽システムは、前記バスタブで浴用兼用ベッドの内側 を覆ったベッド浴槽を居室内に設け、居室の床位から人の立位の高さまで覆う保 温防湿テントシートでそのベッド浴槽を覆ったベッド浴槽システムであって、前 記バスタブは、寝ている人を収容できる大きさで四辺形の桶型を構成し、寝てい る人を寝たままで通すことが可能なサイズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設 けてあり、前記浴用兼用ベッドは、水平な四辺形のベッド床板の、平行に対向し 合うひと組の二辺側に固定ヘッドボードを備え、平行に対向し合う別の組の二辺 側には、固定ヘッドボードの側縁に沿って上下にスライド自在な垂直スライドボ ードをはめ込み、固定ヘッドボードと垂直スライドボードとで四辺を上部開口の 箱型に包囲している。
【0027】 このようにすると、外部からの視線を遮断でき、入浴者のプライバシーを保護 できる。上記記載の前記バスタブと、上記記載の浴用兼用ベッドの利点がいかせ る。
【0028】 テントシート上部には暖房装置と排気ダクトを設けるとよい。寒さに弱い人で も、安全に入浴ができる。また、前記バスタブは排水口を備え、その排水口には 、下水に至る配水管を結合するとよい。排水処理が容易となる。
【0029】 また、そのベッド浴槽には、温水供給管の供給口を開口してあるとよい。温水 供給処理が容易となる。さらに、床位には、居室床用防水シートを広げてあると よい。居室用防水シート各々の辺の縁は、水がこぼれないように高くしても良い 。床に水がこぼれても室内を汚すことがない。
【0030】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を説明する。
【0031】 図1は、本考案の実施の形態に関するバスタブ1の見取り図である。ポリエチ レン製等のような可撓性で折り畳み容易な防水シートで人一人が入れる大きさに 方形の桶型を形成してある。接着成形でもよく、ロール材平物使用でもよい。素 材はポリエチレンに限定する必要はない。ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ リスチレン、ポリブタジエンなども利用できる。
【0032】 底面中央には、長尺方向に開口部となる切れ目が筋状に入り、切れ目には水密 な防水チャック2を設けてある。方形短尺辺側の壁部には下部に排水口を設け、 配水管3と連結自在になっている。上端は折れ目1aが入っている。
【0033】 シートの肉厚は、例えば2〜4mm程度であればよい。防水チャック2は、チ ャック目から水の漏れ出さないものであれば構造は問わない。
【0034】 図2は、バスタブ1の第1の実施例である。切れ目は帯状に幅広に入り、周囲 に防水チャック2を設けた帯状の閉鎖板4で水密に閉鎖自在になっている。排水 口3aは、配水管3を結合可能に形成してある。切れ目は、寝ている人を通すこ とが可能なサイズであればよく、その形状は問わない。楕円形でもよく、長方形 でもよい。
【0035】 このようなバスタブ1を使えば、例えば、寝室などでベッド以外の板床やたた みの上に直接に布団を敷いて寝たきりでいる要介護者を、横になっている布団の 上でほとんど動かすことなく入浴させることができる。この場合も、床に防水シ ートを引くことが好ましい。さらに、簡単な枠でバスタブを囲むと良い。
【0036】 しかし、例えば次のような浴用兼用ベッドと組み合わせて使用すると好ましい 。図3は、本考案の実施の形態に関わる浴用兼用ベッド100の斜視図である。
【0037】 長辺を水平方向、短辺を垂直方向に立てた2枚の同じ大きさの矩形の下側ボー ド5を平行に並べ、その下側ボード5の上端に別の長方形の水平なベッド床板6 を架け渡してある。架け渡してあるベッド床板6は、長方形の長辺側で下側ボー ドと結合している。ベッド床板6の短辺側は、水平なベッド床板6の上端面から 更に一部を上方に突き出した2枚の固定ヘッドボード7が互いに表側面で向かい 合って接合している。
【0038】 固定ヘッドボード7のそれぞれの左右両側には支柱8を設けてある。支柱8は 、長方形の水平なベッド床板6のコーナー4箇所にそれぞれあり、表側面を固定 ヘッドボード7の表側面と向きを合わせ、垂直方向に延びるスライド溝9をその 表側面に設けてある。
【0039】 支柱8に設けてあるスライド溝9には、ベッド床板6を間に挟んで垂直スライ ドボード10が2枚上下に摺動自在にはまっている。垂直スライドボード10は 、下側ボード5の外側にある。
【0040】 支柱8の上端には、支柱8の裏側面でスライド溝9をよけて第1の固定具12 を設けてある。垂直スライドボード10の上端にも支柱8とのコーナー近くに第 2の固定具13を設けてある。
【0041】 第1の固定具12は水平方向に第一の貫通孔を有し、その第一の貫通孔は支柱 8内も水平に突き抜けている。第1の固定具12から支柱8内を貫くこの第一の 貫通孔には、貫通棒12aが尾部を第1の固定具12の第一の貫通孔から突きだ し、先端部を支柱8の表側面に進退自在に挿通している。
【0042】 第2の固定具13は、垂直スライドボード10の上端が支柱8の上端に一致し たとき、上記貫通孔と直線的に一本となりうる第2の貫通孔が開口しており、上 記貫通棒12aが出入り自在になるようになっている。
【0043】 図4は、垂直スライドボード10の上端を支柱8の上端に固定した状況を示す 見取り図である。下部に移動車14が見えている。
【0044】 図3,4では、下側ボード5、固定ヘッドボード7、垂直スライドボード10 をいずれも板材で表示したが、格子材で形成してあってもよい。格子材であれば 軽量化して取り扱いが便利になる。
【0045】 図5は、バスタブ1を設けたベッド浴槽101内に温水を張ったベッド浴槽1 01の例を断面図で示す。垂直スライドボード10は、スライド溝9で支えられ ているので、多少の水圧がかかっても十分に耐えることができる。
【0046】 上記のバスタブ1と浴用兼用ベッド100とは、両者を組み合わせてベッド浴 槽101として用いるとよい。
【0047】 図6は、側板がヒンジ15で半回転して持ち上がるようになっている浴用兼用 ベッド(100)を示す。バスタブ1と組み合わす浴用兼用ベッドとしては、垂 直スライドボード10がスライドする浴用兼用ベッド100に代えて、部屋空間 に余裕があればこのような回転持ち上げボード(10)を備えたものを用いても よい。
【0048】 浴用兼用ベッド100は、ベッド浴槽システムとして用いるとよい。図7は、 ベッド浴槽システムの実施の形態を示す概念図である。
【0049】 浴用兼用ベッド100を設け、部屋の床位から人の立位の高さまで覆う保温防 湿テントシート41で折り畳みカーテンを形成し、浴用兼用ベッド100を覆っ ている。テントシート41の上部には暖房装置42と排気ダクト43を設けてあ る。
【0050】 排水口には、下水に至る配水管3を結合するとよい。排水口は上部と下部に設 けるとよい。上部配水口は浴槽上端からの湯水の溢れ出しを防ぐことができる。
【0051】 浴用兼用ベッド100には、温水供給管の供給口(図示外)も開口させる。床 位には、床用防水シート44を広げている。
【0052】 このようなベッド浴槽システムを用いると、寄り合い部屋や大部屋などでも外 部からの視線を遮断でき、誰もがプライバシーを守りながら快適な入浴ができる 。
【0053】 図8は配水管構造を示す図である。下部排水口3aと上部排水口3bとを集合 管46で結んで下水に至るようになっている。集合管46には切り替えバルブ4 7を設け、下部排水口3aは開閉自在とし、上部排水口3bは常開にしてある。
【0054】 図9は、ベッド浴槽システムの第1の実施例を示す。バスタブ1は図中で省略 してある。保温防湿テントシート41とともに換気扇51と蛇腹式の排気ダクト 52と電動式排水機53とを設けてある。なお、排気ダクト52は既製の送風ダ クトを用いている。保温防湿テントシート41は、折り畳み式であって、ポリエ チレン又はビニールシート張りになっている。
【0055】 上記の考案は例えば次のようにして用いるとよい。浴用兼用ベッド100近く にシャワー給湯器を設けて湯を注入する。体を洗浄したあとシャワーで洗う。入 浴が終わると排水する。排水が終わると保温防湿テントシート41を取り外し、 垂直スライドボード10をおろす。
【0056】 本考案によると、バスタブは折りたたみ可能なので、介護場所に限定されず安 価で簡単に風呂が設置できる。その上、介護者の負担を減らすことが出来る。例 えば寝たきりの患者や身体障害者などを、介護者がベッドから離れた場所にある 風呂に入浴させるときの労力を大幅に軽減できる。ベッドから移動して車椅子に 乗せる必要がない。抱きかかえて連れて行き、入浴後はまた連れ戻すという労力 も必要が無くなる。また、本考案のベッド浴槽システムに依れば、要介護者の入 浴時のプライバシーを保護できる。
【提出日】平成12年11月22日(2000.11.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、介護を要する病人又は老人のための介護用バスタブ、ベッド浴槽及 びベッド浴槽システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、介護用の浴用ベッドシステムには幾つかの提案がなされている。例えば 、搬送用の軽量な浴槽と吊り上げ具とを組み合わせ、ベッド上の被介護者の膝と 胸とに吊り輪を掛け、空中に吊り上げてベッドの横に置いた浴槽内に吊り降ろす という方法がある。
【0003】 特開平7−51340号公報は、浴槽に兼用できる介護用ベッドについて開示 している。この介護用ベッドは、ベッド床水平板の頭部と足部に固定ヘッドボー ドを設けてベッド床水平板の高さを床より高くしている。ベッド床水平板の一部 である側辺部は広めで、広めの側辺部はヒンジによって回転し、そこが垂直に立 てられるようになっている。
【0004】 浴槽に用いる場合には、回転して立てかけた垂直スライドボードと、頭足部に ある固定ヘッドボードとで中央部を上部開口の箱形に囲み、箱形に囲んだ内側に 防水シートを広げ、温水を導入するという仕組みになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
吊り上げ式の場合、ベッドの回りには搬送用浴槽と吊り上げ具とを設置できる 場所がなければならない。搬送には男手が必要で、体重が重い患者では吊り上げ の準備にも介護人は多くの体力を必要とする。
【0006】 また、ベッドを浴槽に用いる場合、ベッド床水平板の高さを床より高くしてい るため、介護人の背丈によっては洗浄サービスが困難である。さらに、ベッド上 のマットレスの巾が大きい場合は、マットレスの両側を折り曲げる必要がある。
【0007】 浴槽に兼用できる介護用ベッドの場合、両側方部が広い。そのためベッドその ものは大型化し、一般に狭い日本家屋に不都合である。
【0008】 ベッドから浴槽に形を変えた後、浴槽内に防水シートを広げる。防水シートを 広げるには、いったん被介護者をベッドからどかさなければならない。被介護者 が体重の重い人の場合、あるいは体力の弱い介護人の場合にはこれが大きな負担 になる。その上、シート設置に時間が掛かる。
【0009】 本考案は、狭い居室内で寝たきりでいる老人、患者、身体障害者などを入浴さ せるときの介護人の労力を軽減できるバスタブ、浴用兼用ベッド、ベッド浴槽及 びベッド浴槽システムを提供することを目的とする。
【0010】 また、要介護者の入浴時のプライバシーを保護できるベッド浴槽システムを提 供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を以下の手段で解決した。
【0012】 本考案のバスタブは、寝ている人を収容できる大きさで桶型を構成し、当該寝 ている人を通すことが可能なサイズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設けてい る。寝ている人を通すことが可能なサイズの開口部を設けてあるので、浴槽に転 用する際、被介護者はベッドから降りることなくベッド床板上で、例えば介護人 が身体を半回転させるだけでバスタブ内に入ることができる。
【0013】 なお、ベッドは四辺形であることが多く、桶型は事実上ベッドの形状に合わせ た四辺形であるとよい。その形に沿っていると使用性がよい。被介護者はベッド から降りることなくベッド床板上で例えば半回転するだけで浴槽内に入ることが できる。
【0014】 また、排水口を備えているとよい。排水口があることで、使用後の処理が簡単 になる。そして、折り畳み容易に可撓(どう)性素材で形成されているとよい。 可撓性素材で形成されていることで、収納が容易になる。
【0015】 さらに、可撓性素材が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ リスチレン、ポリブタジエンからなる群から選ばれる1以上の素材であるとよい 。比較的安価に入手できる。
【0016】 本考案の第1のベッド浴槽は、バスタブで浴用兼用ベッドの内側を覆ったもの であり、バスタブは、寝ている人を収容できる大きさで桶型を構成し、寝ている 人を寝たままで通すことが可能なサイズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設け てある。浴用兼用ベッドは、上下方向にスライド溝を備え、そのスライド溝には まってベッド床の周囲を耐圧的に包囲している垂直スライドボードを備えてある 。上記記載のバスタブと、上記記載の浴用兼用ベッドの利点がいかせる。
【0017】 また、本考案の第2のベッド浴槽は、バスタブで浴用兼用ベッドの内側を覆っ たベッド浴槽であり、バスタブは、寝た人が入れる大きさで四辺形の桶型を構成 し、寝ている人を寝たままで通すことが可能なサイズで水密に閉鎖可能な開口部 を底面に設けてある。浴用兼用ベッドは、水平な四辺形のベッド床板の、平行に 対向し合うひと組の二辺側に固定ヘッドボードを備え、平行に対向し合う別の組 の二辺側には、固定ヘッドボードの側縁に沿って上下にスライド自在な垂直スラ イドボードを有し、固定ヘッドボードと垂直スライドボードとで四辺を上部開口 の箱型に包囲している。上記記載のベッド浴槽防水シートと、上記記載の浴用兼 用ベッドの利点がいかせる。
【0018】 さらに、バスタブは、排水口を備えているとよい。排水作業が容易になる。
【0019】 本考案の第1のベッド浴槽システムは、バスタブで浴用兼用ベッドの内側を覆 ったベッド浴槽を居室内に設け、居室の床位から人の立位の高さまで覆う保温防 湿テントシートでそのベッド浴槽を覆ったものであって、前記バスタブは、寝て いる人を収容できる大きさで桶型を構成し、寝ている人を通すことが可能なサイ ズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設けてあり、前記浴用兼用ベッドは、上下 方向にスライド溝を備え、そのスライド溝にはまってベッド床の周囲を耐圧的に 包囲している垂直スライドボードを備えてある。このようにすると、外部からの 視線を遮断でき、入浴者のプライバシーを保護できる。上記記載の前記バスタブ と、上記記載の浴用兼用ベッドの利点がいかせる。
【0020】 本考案の第2のベッド浴槽システムは、前記バスタブで浴用兼用ベッドの内側 を覆ったベッド浴槽を居室内に設け、居室の床位から人の立位の高さまで覆う保 温防湿テントシートでそのベッド浴槽を覆ったベッド浴槽システムであって、前 記バスタブは、寝ている人を収容できる大きさで四辺形の桶型を構成し、寝てい る人を寝たままで通すことが可能なサイズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設 けてあり、前記浴用兼用ベッドは、水平な四辺形のベッド床板の、平行に対向し 合うひと組の二辺側に固定ヘッドボードを備え、平行に対向し合う別の組の二辺 側には、固定ヘッドボードの側縁に沿って上下にスライド自在な垂直スライドボ ードをはめ込み、固定ヘッドボードと垂直スライドボードとで四辺を上部開口の 箱型に包囲している。
【0021】 このようにすると、外部からの視線を遮断でき、入浴者のプライバシーを保護 できる。上記記載の前記バスタブと、上記記載の浴用兼用ベッドの利点がいかせ る。
【0022】 テントシート上部には暖房装置と排気ダクトを設けるとよい。寒さに弱い人で も、安全に入浴ができる。また、前記バスタブは排水口を備え、その排水口には 、下水に至る配水管を結合するとよい。排水処理が容易となる。
【0023】 また、そのベッド浴槽には、温水供給管の供給口を開口してあるとよい。温水 供給処理が容易となる。さらに、床位には、居室床用防水シートを広げてあると よい。居室用防水シート各々の辺の縁は、水がこぼれないように高くしても良い 。床に水がこぼれても室内を汚すことがない。
【0024】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を説明する。
【0025】 図1は、本考案の実施の形態に関するバスタブ1の見取り図である。ポリエチ レン製等のような可撓性で折り畳み容易な防水シートで人一人が入れる大きさに 方形の桶型を形成してある。接着成形でもよく、ロール材平物使用でもよい。素 材はポリエチレンに限定する必要はない。ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ リスチレン、ポリブタジエンなども利用できる。
【0026】 底面中央には、長尺方向に開口部となる切れ目が筋状に入り、切れ目には水密 な防水チャック2を設けてある。方形短尺辺側の壁部には下部に排水口を設け、 配水管3と連結自在になっている。上端は折れ目1aが入っている。
【0027】 シートの肉厚は、例えば2〜4mm程度であればよい。防水チャック2は、チ ャック目から水の漏れ出さないものであれば構造は問わない。
【0028】 図2は、バスタブ1の第1の実施例である。切れ目は帯状に幅広に入り、周囲 に防水チャック2を設けた帯状の閉鎖板4で水密に閉鎖自在になっている。排水 口3aは、配水管3を結合可能に形成してある。切れ目は、寝ている人を通すこ とが可能なサイズであればよく、その形状は問わない。楕円形でもよく、長方形 でもよい。
【0029】 このようなバスタブ1を使えば、例えば、寝室などでベッド以外の板床やたた みの上に直接に布団を敷いて寝たきりでいる要介護者を、横になっている布団の 上でほとんど動かすことなく入浴させることができる。この場合も、床に防水シ ートを引くことが好ましい。さらに、簡単な枠でバスタブを囲むと良い。
【0030】 しかし、例えば次のような浴用兼用ベッドと組み合わせて使用すると好ましい 。図3は、本考案の実施の形態に関わる浴用兼用ベッド100の斜視図である。
【0031】 長辺を水平方向、短辺を垂直方向に立てた2枚の同じ大きさの矩形の下側ボー ド5を平行に並べ、その下側ボード5の上端に別の長方形の水平なベッド床板6 を架け渡してある。架け渡してあるベッド床板6は、長方形の長辺側で下側ボー ドと結合している。ベッド床板6の短辺側は、水平なベッド床板6の上端面から 更に一部を上方に突き出した2枚の固定ヘッドボード7が互いに表側面で向かい 合って接合している。
【0032】 固定ヘッドボード7のそれぞれの左右両側には支柱8を設けてある。支柱8は 、長方形の水平なベッド床板6のコーナー4箇所にそれぞれあり、表側面を固定 ヘッドボード7の表側面と向きを合わせ、垂直方向に延びるスライド溝9をその 表側面に設けてある。
【0033】 支柱8に設けてあるスライド溝9には、ベッド床板6を間に挟んで垂直スライ ドボード10が2枚上下に摺動自在にはまっている。垂直スライドボード10は 、下側ボード5の外側にある。
【0034】 支柱8の上端には、支柱8の裏側面でスライド溝9をよけて第1の固定具12 を設けてある。垂直スライドボード10の上端にも支柱8とのコーナー近くに第 2の固定具13を設けてある。
【0035】 第1の固定具12は水平方向に第一の貫通孔を有し、その第一の貫通孔は支柱 8内も水平に突き抜けている。第1の固定具12から支柱8内を貫くこの第一の 貫通孔には、貫通棒12aが尾部を第1の固定具12の第一の貫通孔から突きだ し、先端部を支柱8の表側面に進退自在に挿通している。
【0036】 第2の固定具13は、垂直スライドボード10の上端が支柱8の上端に一致し たとき、上記貫通孔と直線的に一本となりうる第2の貫通孔が開口しており、上 記貫通棒12aが出入り自在になるようになっている。
【0037】 図4は、垂直スライドボード10の上端を支柱8の上端に固定した状況を示す 見取り図である。下部に移動車14が見えている。
【0038】 図3,4では、下側ボード5、固定ヘッドボード7、垂直スライドボード10 をいずれも板材で表示したが、格子材で形成してあってもよい。格子材であれば 軽量化して取り扱いが便利になる。
【0039】 図5は、バスタブ1を設けたベッド浴槽101内に温水を張ったベッド浴槽1 01の例を断面図で示す。垂直スライドボード10は、スライド溝9で支えられ ているので、多少の水圧がかかっても十分に耐えることができる。
【0040】 上記のバスタブ1と浴用兼用ベッド100とは、両者を組み合わせてベッド浴 槽101として用いるとよい。
【0041】 図6は、側板がヒンジ15で半回転して持ち上がるようになっている浴用兼用 ベッド(100)を示す。バスタブ1と組み合わす浴用兼用ベッドとしては、垂 直スライドボード10がスライドする浴用兼用ベッド100に代えて、部屋空間 に余裕があればこのような回転持ち上げボード(10)を備えたものを用いても よい。
【0042】 浴用兼用ベッド100は、ベッド浴槽システムとして用いるとよい。図7は、 ベッド浴槽システムの実施の形態を示す概念図である。
【0043】 浴用兼用ベッド100を設け、部屋の床位から人の立位の高さまで覆う保温防 湿テントシート41で折り畳みカーテンを形成し、浴用兼用ベッド100を覆っ ている。テントシート41の上部には暖房装置42と排気ダクト43を設けてあ る。
【0044】 排水口には、下水に至る配水管3を結合するとよい。排水口は上部と下部に設 けるとよい。上部配水口は浴槽上端からの湯水の溢れ出しを防ぐことができる。
【0045】 浴用兼用ベッド100には、温水供給管の供給口(図示外)も開口させる。床 位には、床用防水シート44を広げている。
【0046】 このようなベッド浴槽システムを用いると、寄り合い部屋や大部屋などでも外 部からの視線を遮断でき、誰もがプライバシーを守りながら快適な入浴ができる 。
【0047】 図8は配水管構造を示す図である。下部排水口3aと上部排水口3bとを集合 管46で結んで下水に至るようになっている。集合管46には切り替えバルブ4 7を設け、下部排水口3aは開閉自在とし、上部排水口3bは常開にしてある。
【0048】 図9は、ベッド浴槽システムの第1の実施例を示す。バスタブ1は図中で省略 してある。保温防湿テントシート41とともに換気扇51と蛇腹式の排気ダクト 52と電動式排水機53とを設けてある。なお、排気ダクト52は既製の送風ダ クトを用いている。保温防湿テントシート41は、折り畳み式であって、ポリエ チレン又はビニールシート張りになっている。
【0049】 上記の考案は例えば次のようにして用いるとよい。浴用兼用ベッド100近く にシャワー給湯器を設けて湯を注入する。体を洗浄したあとシャワーで洗う。入 浴が終わると排水する。排水が終わると保温防湿テントシート41を取り外し、 垂直スライドボード10をおろす。
【0050】 本考案によると、バスタブは折りたたみ可能なので、介護場所に限定されず安 価で簡単に風呂が設置できる。その上、介護者の負担を減らすことが出来る。例 えば寝たきりの患者や身体障害者などを、介護者がベッドから離れた場所にある 風呂に入浴させるときの労力を大幅に軽減できる。ベッドから移動して車椅子に 乗せる必要がない。抱きかかえて連れて行き、入浴後はまた連れ戻すという労力 も必要が無くなる。また、本考案のベッド浴槽システムに依れば、要介護者の入 浴時のプライバシーを保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に関するバスタブの見取り図であ
る。
【図2】バスタブの第1の実施例を示した図である。
【図3】実施の形態に関わる浴用兼用ベッドの斜視図で
ある。
【図4】垂直スライドボードを固定した状況を示す見取
り図である。
【図5】ベッド浴槽内に温水を張ったベッド浴槽の例を
断面図である。
【図6】側板がヒンジで持ち上がる介護用ベッドの例を
示す断面図である。
【図7】ベッド浴槽システムの実施の形態を示す概念図
である。
【図8】配水管構造を示す図である。
【図9】ベッド浴槽システムの第1の実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 バスタブ 3 排水管 7 固定ヘッドボード 10 垂直垂直スライドボード 12,13 固定具 14 移動車 41 保温防湿テントシート 42 暖房装置 43 排気ダクト 44 防水シート 100 浴用兼用ベッド 101 ベッド浴槽
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月22日(2000.11.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 バスタブ、ベッド浴槽及びベッド浴槽
システム
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に関するバスタブの見取り図であ
る。
【図2】バスタブの第1の実施例を示した図である。
【図3】実施の形態に関わる浴用兼用ベッドの斜視図で
ある。
【図4】垂直スライドボードを固定した状況を示す見取
り図である。
【図5】ベッド浴槽内に温水を張ったベッド浴槽の例を
断面図である。
【図6】側板がヒンジで持ち上がる介護用ベッドの例を
示す断面図である。
【図7】ベッド浴槽システムの実施の形態を示す概念図
である。
【図8】配水管構造を示す図である。
【図9】ベッド浴槽システムの第1の実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】 1 バスタブ 3 排水管 7 固定ヘッドボード 10 垂直垂直スライドボード 12,13 固定具 14 移動車 41 保温防湿テントシート 42 暖房装置 43 排気ダクト 44 防水シート 100 浴用兼用ベッド 101 ベッド浴槽

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人が入れる大きさで桶型を構成し、寝て
    いる人を通すことができるサイズで水密に閉鎖可能な開
    口部を底面に設けているバスタブ。
  2. 【請求項2】 前記桶型が事実上四辺形である請求項1
    記載のバスタブ。
  3. 【請求項3】 排水口を備えている請求項1又は2の何
    れか1項に記載のバスタブ。
  4. 【請求項4】 折り畳み容易に可撓(とう)性素材で形
    成されている請求項1に記載のバスタブ。
  5. 【請求項5】 可撓性素材が、ポリエチレン、ポリプロ
    ピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリブタジエ
    ンからなる群から選ばれる1以上の素材である請求項4
    に記載のバスタブ。
  6. 【請求項6】 上下方向にスライド溝を備え、そのスラ
    イド溝をスライドしてベッド床の周囲を耐圧的に包囲自
    在な垂直スライドボードを備えた浴用兼用ベッド。
  7. 【請求項7】 水平な四辺形のベッド床板の、平行に対
    向し合うひと組の二辺側に固定ヘッドボードを備え、平
    行に対向し合う別の組の二辺側には、固定ヘッドボード
    の側縁に沿って上下にスライド自在な垂直スライドボー
    ドを有し、固定ヘッドボードと垂直スライドボードとで
    四辺を上部開口の箱型に包囲自在な浴用兼用ベッド。
  8. 【請求項8】 前記垂直スライドボードは、固定可能な
    高さ位置固定装置を備えている請求項6又は7の何れか
    1項に記載の浴用兼用ベッド。
  9. 【請求項9】 前記固定装置は、垂直スライドボードを
    上端位で固定ヘッドボードに固定自在な請求項8に記載
    の浴用兼用ベッド。
  10. 【請求項10】 前記垂直スライドボードが、板材又は
    格子枠である請求項8に記載の浴用兼用ベッド。
  11. 【請求項11】 下端部に移動手段を設けた請求項7に
    記載の浴用兼用ベッド。
  12. 【請求項12】 バスタブで浴用兼用ベッドの内側を覆
    ったベッド浴槽であり、前記バスタブは、寝ている人を
    収容できる大きさの桶型を構成し、寝ている人を通すこ
    とができる大きさで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設
    けてあり、浴用兼用ベッドは、上下方向にスライド溝を
    備え、そのスライド溝にはまってベッド床の周囲を耐圧
    的に包囲している垂直スライドボードを備えてある、ベ
    ッド浴槽。
  13. 【請求項13】 前記バスタブで浴用兼用ベッドの内側
    を覆ったベッド浴槽であり、前記バスタブは、人が入れ
    る大きさで四辺形の桶型を構成し、寝ている人を通すこ
    とができるサイズで水密に閉鎖可能な開口部を底面に設
    けてあり、浴用兼用ベッドは、水平な四辺形のベッド床
    板の、平行に対向し合うひと組の二辺側に固定ヘッドボ
    ードを備え、平行に対向し合う別の組の二辺側には、固
    定ヘッドボードの側縁に沿って上下にスライド自在な垂
    直スライドボードを有し、固定ヘッドボードと垂直スラ
    イドボードとで四辺を上部開口の箱型に包囲しているベ
    ッド浴槽。
  14. 【請求項14】 前記バスタブは、排水口を備えている
    請求項12又は13の何れか1項に記載のベッド浴槽。
  15. 【請求項15】 前記バスタブで浴用兼用ベッドの内側
    を覆ったベッド浴槽を居室内に設け、居室の床位から人
    の立位の高さまで覆う保温防湿テントシートでそのベッ
    ド浴槽を覆ったベッド浴槽システムであって、前記バス
    タブは、寝ている人を収容できる大きさで桶型を構成
    し、当該寝ている人を通すことが可能なサイズで水密に
    閉鎖可能な開口部を底面に設けてあり、前記浴用兼用ベ
    ッドは、上下方向にスライド溝を備え、そのスライド溝
    にはまってベッド床の周囲を耐圧的に包囲している垂直
    スライドボードを備えてある、ベッド浴槽システム。
  16. 【請求項16】 前記バスタブで浴用兼用ベッドの内側
    を覆ったベッド浴槽を居室内に設け、居室の床位から人
    の立位の高さまで覆う保温防湿テントシートでそのベッ
    ド浴槽を覆ったベッド浴槽システムであって、前記バス
    タブは、寝ている人を収容できる大きさで桶型を構成
    し、当該寝ている人を通すことが可能なサイズで水密に
    閉鎖可能な開口部を底面に設けてあり、前記浴用兼用ベ
    ッドは、水平な四辺形のベッド床板の、平行に対向し合
    うひと組の二辺側に固定ヘッドボードを備え、平行に対
    向し合う別の組の二辺側には、固定ヘッドボードの側縁
    に沿って上下にスライド自在な垂直スライドボードを有
    し、固定ヘッドボードと垂直スライドボードとで四辺を
    上部開口の箱型に包囲しているベッド浴槽システム。
  17. 【請求項17】 テントシート上部には暖房装置と排気
    ダクトを設けた請求項15又は16の何れか1項に記載
    のベッド浴槽システム。
  18. 【請求項18】 前記バスタブは排水口を備え、その排
    水口には、下水に至る配水管を結合した請求項17に記
    載のベッド浴槽システム。
  19. 【請求項19】 そのベッド浴槽には、温水供給管の排
    水口を開口してある請求項18に記載のベッド浴槽シス
    テム。
  20. 【請求項20】 床位には、居室床用防水シートを広げ
    てある請求項19に記載のベッド浴槽システム。
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