JPH0319831Y2 - - Google Patents

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JPH0319831Y2
JPH0319831Y2 JP1984112211U JP11221184U JPH0319831Y2 JP H0319831 Y2 JPH0319831 Y2 JP H0319831Y2 JP 1984112211 U JP1984112211 U JP 1984112211U JP 11221184 U JP11221184 U JP 11221184U JP H0319831 Y2 JPH0319831 Y2 JP H0319831Y2
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JP
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floor
sanitary
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casing
toilet
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JP1984112211U
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JPS6125890U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 この考案は、床下に衛生
具を収納した床下収納衛生ユニツトに関する。 本明細書において「衛生具」とは、便器または
浴槽のいずれかまたは両方を意味するものとす
る。
【従来の技術】
現在社会において、すでに社会問題化している
事例として、冬期における、高血圧、貧血、心筋
硬塞の発病、死亡の内、相当量が夜間用便の際の
寝室と便所あるいは廊下における温度差が原因と
なつている。この原因を解消できるなら、多くの
人命を救助するばかりでなく、寝室と用便所にお
ける温度差によつて起こる快適な睡眼の防害を解
消できる。 更に別の問題として、自分の力で入浴できない
老人や、病人の場合、温度差の大きい廊下等を通
つて浴室に移動することも好ましくない。また、
例え温度差が問題とならないとしても、老人や病
人を浴室に運ぶのは大変な労力を要し、決して簡
単ではない。 本考案者は、これ等の欠点を解消することを目
的に、最初、各室の押入に便所や浴槽を設置する
ことを考えた。しかしながら、この方法による
と、押入のスペースを便所や浴槽が専有して、各
部屋の収納スペースを著しく制約するばかりでな
く、狭い押入中で、病人や老人を移動させ、ある
いは支えるのが著しく困難である。 ところで、床下に弁壷を配設して床に弁孔を開
口し、この弁孔と弁壷とを蓋で閉塞する便所装置
が開発されてい(大正15年実用新案登録出願公告
第30954号公報)。 この公報に記載される装置は、弁孔と、弁壷の
蓋を一緒に連動して開閉できる構造をしている。
すなわち、使用時には、弁孔と弁壷の蓋を開き、
使用しないときには、閉塞するものである。
【考案が解決しようとする課題】 この構造の便所装置は、便所の構造としては採
用できるが、室内に設けることは実際には不可能
である。それは、弁孔を閉塞する蓋が、生活する
居住室に表出して、極めて不衛生な感じがするか
らである。 室内に便所や浴槽を設置する為には、次の問題
を解決しない限り実用にならない。 便器等を想像する部材を完全に隠して、室内
には表出しないこと。 どこにでも設置できるように、室内のいかな
るスペースも専有しないこと。 便器にしても、浴槽にしても、老人や病人が
主に利用する為、看護人が便利にしかも安全
に、支えたり、あるいは移動できること。 必要ならば簡単に周囲を囲むことができるこ
と。 便器としても、浴槽にしても、給排水が必要
であるが、これ等の配管が可能で、しかもこれ
が室内のデザインを悪くしないこと。 必要ならば不快な臭気や蒸気が排気可能なこ
と。 しかしながら、これ等の問題が全て解決される
装置は末だに開発されていない。この考案は、こ
のことを解決することを目的に開発されたもので
ある。
【課題を解決する為の手段】
この考案の床下収納衛生ユニツトは、前述の目
的を達成するために、下記の構成を備えている。 (a) 床1の一部が開口されている。 (b) 床1の開口部下方には、ケーシング2で区画
された衛生室22が設けられている。 (c) 衛生室22の上方開口部に、開閉自在に床扉
3が設けられている。 (d) 衛生室22の上方開口部は、ここから衛生室
22に人が入ることができる大きさに開口され
ている。 (e) 床下の衛生室22には衛生具4,17が配設
されている。
【作用】
この考案の床下収納衛生ユニツトは、下記の状
態で使用される。 使用しない時、床扉3で床の開口部を閉塞す
る。この状態において、床下に収納された便器4
や浴槽17等は完全に隠され、また、これ等が室
内スペースを専有することもない。 床扉3を開いて衛生室22に入ることができ
る。この状態において、開口部の周囲が解放され
る。この為、必要ならば看護人が利用者を安全に
支えることができ、また、支える必要がないと
き、利用者の全周を完全に囲むことも可能であ
る。 更に、床下に配設された便器4や浴槽17は、
床下を通つて、給配水管が室内に表出することも
なく、簡単に配管できる。 更にまた、床下に配設された便器4または浴槽
17は、衛生具の近傍から床下を通つて簡単に強
制排気でき、悪臭や多湿空気をスムーズに排気で
きる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。但し、以下に示す実施例は、この考案の技
術思想を具体化する為の床下収納衛生ユニツトを
例示すものであつて、この考案の床下収納衛生ユ
ニツトは、構成部品の材質、形状、構造、配置を
下記の構造に特定するものでない。この考案の床
下収納衛生ユニツトは、実用新案登録請求の範囲
に記載の範囲に於て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲
が理解し易いように、実施例に示される部材に対
応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、
「課題を解決する為の欄」および「作用の欄」に
示される部材に付記している。ただ、実用新案登
録請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。 第1図に示す床下収納衛生ユニツトは、床1の
開口部に固定されて、床下に衛生室22を設ける
上方開口のケーシング2と、このケーシング2の
開口部、即ち、床1の開口部を開閉自在に閉塞す
る床扉3と、ケーシング2底部で床下に配設され
た衛生具である便器4とからなる。 ケーシング2は、FRP等の合成樹脂でもつて、
あらかじめ上方開口の箱形に成形されるか、ある
いは板材等を組み立てて、現場で施工される。 ケーシング2の上方開口面積は、衛生室に人が
入ることができるように、通常、幅が50〜180cm、
長さが90〜200cm程度に決定され、深さは床下に
収納できるように、30〜100cmに決定される。 ケーシング2内は、好ましくは防水処理され、
内部に漏れた水を排水を排水口5が床1の最下部
に開口され、排出口5は排出管6に連結される。 床扉3は、ケーシング2と床の開口部を完全に
閉塞できるように、外形が開口部に等しく、ある
いはこれより多少小さい方形状に形成され、それ
自体が傾動して開口部を開閉するように、一端が
蝶番7を介してケーシング2の側壁上縁に取り付
けられている。 床扉3は、これが床の開口部を閉塞する状態
で、床面と同一ないしはほぼ同一平面状に停止さ
れるように、第2図に示す如くケーシング2の上
縁に載せらけて水平状に倒される。 床扉3は、これが水平に倒された状態で、通常
の床面と同様に使用できるように、上に人が載つ
ても耐えるに充分な強度を有する。 床扉3は、これを手で傾動させることも、ま
た、モータを有する駆動手段で傾動させることも
可能である。 第3図に床扉3の駆動手段8を示す。この駆動
手段8は、モータでねじ棒9が軸方向に出入され
るモータシリンダで、それ自体は、ケーシング2
に、多少傾動自在に装着され、ねじ棒9を押し出
して床扉3を開き、ねじ棒9を引き込んで床扉3
を閉塞する。 第1図に示す床扉3には、これを立てたとき
に、使用者の周囲全体を囲む折り畳み自在な覆い
10が装着されている。 覆い10は、床扉3の両側と上縁とに固定され
た周壁11と、この周壁11に取り付けられた可
撓性のシート材12とからなる。 両側の周壁11は、第2図に示すように、床扉
3がケーシング2内に収納できるように、ケーシ
ング2の深さより幅が狭く形成され、上縁の周壁
11は、第1図および第4図に示すように、半分
に折り畳みできる。即ち、上縁の周壁11は、蝶
番13を介して、前方に折り畳み片14が取り付
けられている。折り畳み片14は、ストツパ15
でもつて水平状に保持できる。便器使用時には、
折り畳み片14を水平にし、この折り畳み片14
の周縁に、例えばフアスナー等を介してシート材
12を連結する。 シート材12は、第4図に示すように、前部が
フアスナーや脱着自在な付着性のテープで連結さ
れて、便器使用者の周囲を囲む。 便器4は、ケーシング2を貫通して、床下に配
管された排水管16が連結されている。また、便
器4が水洗便器の場合、図示しないが、給水タン
クをケーシング内に配設するが、あるいは給水弁
を介して給水管を連結する。 第5図は、衛生具が浴槽17の例を示す。この
浴槽17は、床下の開口部に配設され、給水管1
8と排水管19とが連結されている。 床扉3は、第1図と同様に、入力者の周囲全体
を囲む折り畳み自在な覆い10が装着されてい
る。 第1図および第5図に示す床下収納衛生ユニツ
トは、ケーシング2内の悪臭や蒸気を強制的に排
気する排気フアン20が、ケーシング2内に連結
されており、この排気フアン20の排気ダクト2
1も床下に配管されている。 第6図に示す床下収納衛生ユニツトは、床扉3
が中央で2分割されて、両側に開かれる。2枚の
床扉3は、互いに反対側がケーシング2の上縁に
蝶番を介して取り付けられている。このように、
床扉3を2分割したものは、1枚の床扉3を軽く
でき、手で簡単に開閉できる。また、両側の床扉
3に、シート材12を連結することも可能であ
る。この場合、シート材12は、その幅を起こさ
れた2放の床扉3の間隔に等しく、床扉3の両側
と上縁とにシート材12の両端縁を連結するな
ら、床扉3を起こすと、第6図に示すように、シ
ート材12が両床扉3の間を囲む状態にできる。
シート材12は、一部がフアスナ等で開閉自在と
することで、床扉3内に出入りできる。 この考案は、衛生具を便器または浴槽のいずれ
かまたは両方とする。従つて、ケーシング内に便
器と浴槽の両方を配設することも可能である。
【考案の効果】
この考案の床下収納衛生ユニツトは、室内に配
設できる。不使用時は、便器の蓋でなく、衛生室
全体を床扉で閉塞するので、衛生具を完全に隠す
ることができる。 さらに、この考案の床下収納衛生ユニツトは、
衛生具の使用空間を、室内と隔離することが簡単
にできる。それは、床下に衛生室を設け、ここに
衛生具を設けていることが理由である。すなわ
ち、床下に設けられた衛生室、すでに室内から部
分的に区画された状態となる。 さらに、この考案の床下収納衛生ユニツトを使
用すると、衛生室に入る人が、外部から見られる
恥しさを少なくして使用できる。それは、衛生室
が床下に設けられているので、第1図に示すよう
に、ケーシングを深くして、人体の下半身を隠す
ことができるからである。 さらに、この考案の床下収納衛生ユニツトは、
床下に衛生室を設け、ここに衛生具を配設してい
るので、室内に衛生具を収納するスペースを必要
としない。このため、室内や押入を狭くすること
なく設置できる。したがつて、ほとんど全ての室
内に設置でき、病人の急激な温度差による弊害を
極減し、更に、老人や病人が休んでいるその室内
で便利に利用できる卓効が実現される。 また、床下に配設された便器や浴槽は、床下を
通つて便利に配管できる特長もある。 さらにまた、看護人の介在によつて排便または
入浴される者は、その周囲から安全に支えること
ができる。 更にまた、必要ならば、床下を通つて悪臭や蒸
気も簡単に排気できる特長もある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第6図は本考案の実施例を示
す床下収納衛生ユニツトの断面図、第3図は床扉
の駆動手段を示す断面図、第4図は床扉と覆いを
示す斜視図、第5図は衛生具が浴槽であるこの考
案の実施例を示す断面図である。 1……床、2……ケーシング、3……床扉、4
……便器、5……排水口、6……排水管、7……
蝶番、8……駆動手段、9……ねじ棒、10……
覆い、11……周壁、12……シート材、13…
…蝶番、14……折り畳み片、15……ストツ
パ、16……排水管、17……浴槽、18……給
水管、19…排水管、20……排気フアン、21
……排気ダクト、22……衛生室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下記の構成を有する床下収納衛生ユニツト。 (a) 床1の一部が開口されている。 (b) 床1の開口部下方には、ケーシング2で区
    画された衛生室22が設けられている。 (c) 衛生室22の上方開口部に、開閉自在に床
    扉3が設けられている。 (d) 衛生室22の上方開口部は、ここから衛生
    室22に人が入ることができる大きさに開口
    されている。 (e) 床下の衛生室22には衛生具4,17が配
    設されている。 (2) 床扉3の大きさが、幅50〜180cm、長さ90〜
    200cmである実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の床下収納衛生ユニツト。
JP11221184U 1984-07-23 1984-07-23 床下収納衛生ユニツト Granted JPS6125890U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11221184U JPS6125890U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 床下収納衛生ユニツト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11221184U JPS6125890U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 床下収納衛生ユニツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6125890U JPS6125890U (ja) 1986-02-15
JPH0319831Y2 true JPH0319831Y2 (ja) 1991-04-26

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ID=30671278

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JP11221184U Granted JPS6125890U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 床下収納衛生ユニツト

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072871Y2 (ja) * 1989-10-31 1995-01-25 徳田 衛一 衛生設備ユニットを床下に組み込んだ居室構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49138684U (ja) * 1973-03-26 1974-11-28

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JPS6125890U (ja) 1986-02-15

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