JPS591576Y2 - 身体障害者用洗面化粧台 - Google Patents

身体障害者用洗面化粧台

Info

Publication number
JPS591576Y2
JPS591576Y2 JP13914680U JP13914680U JPS591576Y2 JP S591576 Y2 JPS591576 Y2 JP S591576Y2 JP 13914680 U JP13914680 U JP 13914680U JP 13914680 U JP13914680 U JP 13914680U JP S591576 Y2 JPS591576 Y2 JP S591576Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
counter
vanity
washbasin
side plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13914680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5762987U (ja
Inventor
岳陽 遠藤
敏春 金子
康夫 光益
義雄 甲斐
鉄司 坂本
鋭一 須田
和生 村野
英和 有吉
Original Assignee
東陶機器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東陶機器株式会社 filed Critical 東陶機器株式会社
Priority to JP13914680U priority Critical patent/JPS591576Y2/ja
Publication of JPS5762987U publication Critical patent/JPS5762987U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS591576Y2 publication Critical patent/JPS591576Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は身体障害者、特に車イスを使用する身体障害者
用の洗面化粧台に関する。
従来、車イスを使用する身体障害者用の洗面器は、洗面
器の下部に車イスに乗った使用者の下半身が入るように
壁掛式にし、洗面器の荷重を壁で受けるようになってい
る。
一方、病院においては洗面器を同一コアに集中させるこ
とは難しく、病室等独立した個室の各々にも洗面器の設
置が必要となってきている。
ところが病院におけるこれらの室の仕切壁は近年、AL
C板やスナールパネル等軽量の材料を使用するケースが
多くなってきており、これに対応するためには洗面器の
荷重を床で支えることが要求される。
他方、住宅においては軽量パネル壁面に直接洗面器をと
りつけることはないにしても、身体障害者が洗面器を使
用する場合、体重を洗面器にかけるため、十分な強度を
有する壁にとりつけた洗面器でもその取付部にガタが生
じることが多い。
本考案は上記現況に鑑みて研究された洗面化粧台であり
、その目的とするところは、床からの立上げタイプで壁
の強度を必要とせず、設置にあたっての簡易性もあり、
かつ狭いスペースでも車イスで使用でき車イス使用者に
とっても使い易い洗面化粧台を提供せんとするにある。
以下、図示実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
図中Aは、化粧台本体で、カウンター1の左右サイドに
支持側板2,3を設けて目立し得るように構成し、カウ
ンター1下方には前面を開口した空間部4を形成する。
空間部4の高さは車イス使用者がカウンター1の下に膝
を入れることができる高さとするが、高くなりすぎると
洗面動作時、脇が上り無理な姿勢を強いられ洗顔し難い
ので、カウンター1下に膝を入れることが出来、しかも
楽な姿勢で洗顔可能な最適な高さに決定する。
またカウンター1はその上面の高さを低くするために厚
さをできるだけ小さくし、しかも車イス使用時万一使用
者の体がカウンター1に当っても皮膚を傷つける恐れが
ないように角部、特に前面と側面の下側角部を丸く形成
する。
そして、上記カウンター1の上面には左右方向中央に対
して左右いずれか一側方に寄せて洗面器5が設置される
と共にこの洗面器5とバックガード6との間に湯水混合
栓等の給水栓7が取りつけられる。
またカウンター1の下面には左右方向中央に対して上記
洗面器5とは反対側に寄せて抽斗8が設けられ、カウン
タ−1前面には後述の化粧鏡ユニツ)Bに設けられる照
明器具9や、鏡10の曇り防止用ヒーターのスイッチ1
1とコンセント12か゛装備される。
上記洗面器5は車イスDに乗った状態で使用し易いよう
に前部上縁面5aとこれに続く前垂部5bの寸法をでき
るだけ小さくすると共に手元で洗顔ができるようにボー
ル部5Cの前部を拡開状に形成し、その排水孔5dは車
イスDに乗って洗面器5に近づいたとき膝が排水トラッ
プ13に当らないようにボール部5Cのできるだけ後方
に開穿する。
また排水孔5dに接続する排水管14は、車イスDに乗
って洗面器5に近づく際、フットレスト15が排水縦管
14 aに当たり、近づく邪魔になることがないように
排水トラップ13の横引部分13aを長くしてこれを後
部横隅部に向け、横引部分13aに連続する排水縦管1
4aをカウンター1下方の空間部4内のできるだけ後方
横隅部に位置せしめる。
給水栓7は、手が多少不自由でも使用及び操作を容易に
行えるように大きめのレバーハンドル7aとグースネッ
ク型の吐出管7bを備える。
抽斗8は車イスDでこの化粧台本体Aを使用するとき、
車イスDのフットレスト15がこの抽斗8に当たらない
ように抽斗8下端と建物床Cとの間に300 m/m程
度の空間部4′を形成する。
また抽斗8の角部もカウンター1の角部と同様に丸く形
成して、車イスDでの使用時における衝突による体の損
傷を防止する。
そして、抽斗8の引手16は少々手が不自由でも使用し
易いように大きめで単純な形となす。
一方、支持側板2,3は、カウンター1の側板17゜1
7相互間の間隔に相当する間隔をおいて対向し、後部に
おいて左右面支持側板2,3に渉って取付けた裏板18
により連結されており、上端をカウンター1の側板17
下端に当接固定せしめて、カウンター1を支持している
また支持側板2,3はそのうちの一方の前後幅をカウン
ター1の前後幅と略同等に形成するのに対し、他方の前
後幅をそれより可成り幅狭に形成して化粧台本体Aの一
方の側面前部に切欠部19を形成する。
切欠部19は車イス使用者が下半身をカウンター1下の
空間部4に入れた状態で車イスDを回転させたとき、車
イスDのフットレスト15及びキャスターが側板3に当
たらない程度の大きさ、具体的にはカウンター1前端か
ら200 m/m程度の大きさをもって形成される。
化粧鏡ユニツ)Bは、台板20に鏡10、照明器具9、
収納ボックス21等を一体に備え、カウンター1のバッ
クガード6上に起立せしめて載置し、化粧鏡ユニツ)B
背面とカウンタ−1背面とに渉って取りつけた連結金具
22によりカウンター1と一体的に連結される。
そして、この化粧鏡ユニツ)Bは鏡10下端の位置をで
きるだけ低くして車イスDに乗った使用者の胸骨中点ま
でを鏡10に写すことが出来るようにする。
収納ボックス21の少なくとも1部は車イスDに乗った
状態で使用者の手が届く位置にあるようにする。
収納ボックス21の扉23に付ける引手24を大きめで
単純な形状にする等、車イス使用者の使い勝手を考慮し
た構造となすが、同時に健常者の使用も考慮して、健常
者が床に立った状態で顔が鏡10に写るような高さに鏡
10上端の高さが決定される。
尚、上述せる実施例においては、支持側板2,3をカウ
ンター1とは別体に形成して、これにカウンター1を載
置するような構造となしたが、第6図及び第7図に示す
ように力rクンター1の側板17を下方に延長してカウ
ンター1と一体に支持側板2.3を形成することも可能
である。
また、支持側板2,3はその一方のみをカウンター1の
前後幅より可成り、幅狭に形成するのではなく、第6図
及び第7図に示すように双方の支持側板2,3を共にそ
のように形成し、化粧台本体Aの左右両側前部に夫々切
欠部19を設けてもよい。
また、第6図に示すように、化粧台本体Aや化粧鏡ユニ
ットBに収納ボックスや、抽斗を設けなくてもよいし、
更には、第7図に示すように化粧台本体A上に化粧鏡ユ
ニツl−Bを装備しないことも可能である。
本考案は以上のように構成し、カウンターをその左右両
サイドに支持側板を設けて床上に日立せしめたので、洗
面器等の荷重負担を建物の壁に頼る必要がなく、仕切壁
に軽量パネルを使用する病室や一般住宅にも簡単かつ自
由に設置することができ、しかも使用者が洗面器やカウ
ンターに体重をかけてもガタつく恐れがない。
またカウンター下方に車イス使用者が下半身を出し入れ
し得る空間部を設けたので、従来の壁掛式の洗面器同様
車イスに乗ったままの状態で不便なく使用することか゛
出来る。
その上カウンターをその両サイドにおいて支持する支持
側板の少なくとも一方の前端を、車イス使用者が下半身
をカウンター下の空間部に入れた状態から車イスを回転
させたとき車イスとフットレスI−及びキャスターが描
く軌跡の外側に位置せしめたので゛、第4図により説明
するように、車イスを使用してのカウンター下方への出
入がスムースに行える。
即ち第4図においてaは洗面化粧台を使用しているとき
の車イスの位置を、Cは洗面化粧台の側方へ離れる場合
の車イスの位置を、bはa−→C又はC18で移行する
途中の車イスの位置を夫々示す。
そしてカウンター下方の空間部が側面で開口していない
ときは、bの位置において車イスのフットレスト及び車
イスキャスターが支持体に当ることになり、車イスをd
の方向−3後退させなければ車イスの方向を転換し、洗
面化粧台の側方へ車イスを進めることができず、余分な
運動をしなければならないのみならず、洗面化粧台を設
置する建物壁面をEとし、対面の壁面をE′とした場合
このCC′間の寸法eは大きくしなければならないが、
本考案はカウンター下面の空間部は側面に大きく開口し
ているので、車イスをa−+C及びC−)aに自由に移
動させることか゛でき、d方向への余分な移動を必要と
し7ないばかりでなく、e寸法も小さくてよい。
従って、車イスの洗面化粧台への出入がスノ、−スにで
きて使い易いばかりでなく、狭いスペースに洗面化粧台
を設置することも可能になる。
依って所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案身体障害者用洗面化粧台の斜視図、第2
図は化粧台本体部の側面図で1部切欠して示す。 第3図は同正面図で一部切欠して示す。第4図は平面図
で車イスの動きを二点鎖線で示す。 第5図は側面で車イスに乗って使用する状態を二点鎖線
で示す。 第6図、第7図は他の実施例を示す斜視図で゛ある。 A・・・・・・化粧台本体、C・・・・・・建物床、D
・・・・・・車イス、1・・・・・・カウンター、2,
3・・・・・・支持側板、4・・・・・・空間部、15
・・・・・・フッI・レスト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗面器、水栓等洗面に必要な器具類を備えたカウンター
    を、該カウンターの左右両サイドにおいて支持側板で支
    持して床に目立せしめ、カウンター下方に車イス使用者
    がその下半身を出し入れせしめ得る空間部を形成すると
    共に上記支持側板のうち少なくとも一方の支持側板の前
    端を、車イス使用者が下半身を上記空間部に入れた状態
    から車イスを回転させたとき車イスのフットレスト及び
    キャスターが描く軌跡の外側に位置せしめてなる身体障
    害者用洗面化粧台。
JP13914680U 1980-09-30 1980-09-30 身体障害者用洗面化粧台 Expired JPS591576Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13914680U JPS591576Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 身体障害者用洗面化粧台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13914680U JPS591576Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 身体障害者用洗面化粧台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5762987U JPS5762987U (ja) 1982-04-14
JPS591576Y2 true JPS591576Y2 (ja) 1984-01-17

Family

ID=29499130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13914680U Expired JPS591576Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 身体障害者用洗面化粧台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS591576Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5762987U (ja) 1982-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030140571A1 (en) ADA-compliant portable bathroom modules
US4193141A (en) Rest room, especially for disabled persons
JPS591576Y2 (ja) 身体障害者用洗面化粧台
JPS591580Y2 (ja) 身体障害者用洗面化粧台
JPH0246783Y2 (ja)
JPS591579Y2 (ja) 身体障害者用洗面化粧台
JPS591578Y2 (ja) 身体障害者用洗面化粧台
JPS591577Y2 (ja) 身体障害者用洗面化粧台
JPH05163758A (ja) トイレユニット
AU2006203623A1 (en) A Modular Bathroom
JP2538875Y2 (ja) ユニットルーム
JPH06154111A (ja) 洗面台
JPH046939U (ja)
JP2544158Y2 (ja) 洗面カウンタの取付構造
JPS59383Y2 (ja) 洗面化粧台
JP3310112B2 (ja) 配置可変2方向介護ユニットバス
JPH05512Y2 (ja)
JPH01163650U (ja)
JP2881076B2 (ja) ユニットルーム
JPH08177094A (ja) シャワー付き浴室
JP2001353093A (ja) トイレユニット
JP2000110378A (ja) 衛生室
JPH0449992Y2 (ja)
JPH049906Y2 (ja)
JPH0426075Y2 (ja)