JP3310112B2 - 配置可変2方向介護ユニットバス - Google Patents
配置可変2方向介護ユニットバスInfo
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- JP3310112B2 JP3310112B2 JP16603994A JP16603994A JP3310112B2 JP 3310112 B2 JP3310112 B2 JP 3310112B2 JP 16603994 A JP16603994 A JP 16603994A JP 16603994 A JP16603994 A JP 16603994A JP 3310112 B2 JP3310112 B2 JP 3310112B2
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- JP
- Japan
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- bathtub
- floor
- counter
- washing
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、健常者用と要介護者
用とに使用者等が容易に仕様変更できる2方向介護ユニ
ットバスに関する。
用とに使用者等が容易に仕様変更できる2方向介護ユニ
ットバスに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢者などの要介護者のための浴室とし
て、図4(A),(B)に示すような構成のものがあ
る。この浴室は、浴槽30の長辺側の洗い場床31の他
に、短辺側に介護用小空間32が設けられており、要介
護者を入浴させる場合に2方向から介護が楽に行える。
て、図4(A),(B)に示すような構成のものがあ
る。この浴室は、浴槽30の長辺側の洗い場床31の他
に、短辺側に介護用小空間32が設けられており、要介
護者を入浴させる場合に2方向から介護が楽に行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような浴
室の構成は特殊なものであり、介護を必要としない一般
の健常者にとって上記介護用小空間32はデッドスペー
スとなりやすく、限られた浴室空間を有効活用したもの
とはなっていない。このため、浴室のユニットバス化が
進む今日においても、上記のような浴室構成を採用した
ユニットバスは一般の需要者には受け入れられ難く、介
護を考慮したユニットバスの製品化が難しかった。
室の構成は特殊なものであり、介護を必要としない一般
の健常者にとって上記介護用小空間32はデッドスペー
スとなりやすく、限られた浴室空間を有効活用したもの
とはなっていない。このため、浴室のユニットバス化が
進む今日においても、上記のような浴室構成を採用した
ユニットバスは一般の需要者には受け入れられ難く、介
護を考慮したユニットバスの製品化が難しかった。
【0004】この発明の目的は、健常者用として使い勝
手の良い配置と、要介護者用として使い勝手の良い配置
とに容易に仕様変更できる2方向介護ユニットバスを提
供することである。
手の良い配置と、要介護者用として使い勝手の良い配置
とに容易に仕様変更できる2方向介護ユニットバスを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の配置可変2方
向介護ユニットバスは、各々平面形状が略矩形となった
浴槽配置用床および洗い場床が互いに長辺で隣接して設
けられた防水パンと、前記浴槽配置用床の長辺よりも所
定長さ短く形成されて前記浴槽配置用床上に任意側の端
部へ寄せて置き換え自在に配置される浴槽と、前記浴槽
配置用床の前記浴槽を配置した他端の隙間部分と前記洗
い場床とに置き換え自在に配置される浴槽隣接カウンタ
とを備えたものである。前記浴槽隣接カウンタは入浴者
の移乗台として使用できる短辺幅を有し、自立可能なも
のである。
向介護ユニットバスは、各々平面形状が略矩形となった
浴槽配置用床および洗い場床が互いに長辺で隣接して設
けられた防水パンと、前記浴槽配置用床の長辺よりも所
定長さ短く形成されて前記浴槽配置用床上に任意側の端
部へ寄せて置き換え自在に配置される浴槽と、前記浴槽
配置用床の前記浴槽を配置した他端の隙間部分と前記洗
い場床とに置き換え自在に配置される浴槽隣接カウンタ
とを備えたものである。前記浴槽隣接カウンタは入浴者
の移乗台として使用できる短辺幅を有し、自立可能なも
のである。
【0006】上記構成において、前記浴槽隣接カウンタ
を前記隙間部分に配置した状態で、この浴槽隣接カウン
タの短辺に隣接する洗い場カウンタを前記洗い場床上に
設けることが好ましい。両カウンタの短辺幅は互いに等
しくする。前記防水パンは、浴槽配置用床を洗い場床よ
りも低くしたものであっても良い。その場合、浴槽配置
用床の前記隙間部分には前記浴槽隣接カウンタを載置可
能な浴槽端部カバーを設ける。この浴槽端部カバーは、
浴槽配置用床上に載置される脚部と、この脚部上に設け
られて前記隙間部分を前記洗い場床と略同レベルで覆う
床板と、この床板から立ち上がって前記浴槽の端面の洗
い場床よりも上側部分を覆う端面カバー板とを有し、か
つ前記浴槽配置用床の任意側の端部に置き換え自在なも
のとする。前記の洗い場カウンタを設ける場合、浴槽隣
接カウンタおよび洗い場カウンタを各々自立可能な箱状
体とし、かつ互いに並ぶ前面に入浴者の脚部を挿入可能
な切欠開口を設けることが望ましい。
を前記隙間部分に配置した状態で、この浴槽隣接カウン
タの短辺に隣接する洗い場カウンタを前記洗い場床上に
設けることが好ましい。両カウンタの短辺幅は互いに等
しくする。前記防水パンは、浴槽配置用床を洗い場床よ
りも低くしたものであっても良い。その場合、浴槽配置
用床の前記隙間部分には前記浴槽隣接カウンタを載置可
能な浴槽端部カバーを設ける。この浴槽端部カバーは、
浴槽配置用床上に載置される脚部と、この脚部上に設け
られて前記隙間部分を前記洗い場床と略同レベルで覆う
床板と、この床板から立ち上がって前記浴槽の端面の洗
い場床よりも上側部分を覆う端面カバー板とを有し、か
つ前記浴槽配置用床の任意側の端部に置き換え自在なも
のとする。前記の洗い場カウンタを設ける場合、浴槽隣
接カウンタおよび洗い場カウンタを各々自立可能な箱状
体とし、かつ互いに並ぶ前面に入浴者の脚部を挿入可能
な切欠開口を設けることが望ましい。
【0007】
【作用】健常者のみが使用する場合は次の配置とする。
すなわち、防水パンの浴槽配置用床に浴槽を一端側へ片
寄せて配置し、その他端側の隙間部分に浴槽隣接カウン
タを設ける。これによりデッドスペースがなくなり、浴
室空間を有効に利用できる。要介護時は、浴槽の端部側
の隙間部分に浴槽隣接カウンタを設けないで、介護用空
間として利用する。これにより、入浴者を浴槽の短辺側
と長辺側の2方向から楽に介護できる。浴槽隣接カウン
タは、浴槽の長辺に隣接して配置することで、移乗台と
して利用でき、洗い場床から浴槽内へと要介護者を楽に
移動させることができる。前記の健常者用の配置とした
場合に、浴槽隣接カウンタと前記洗い場カウンタとを並
べて配置した場合は、短辺幅の等しい両カウンタが1つ
のカウンタのように続くため、健常者にとっても違和感
のないすっきりとした浴室内デザインとなり、使い勝手
も良い。
すなわち、防水パンの浴槽配置用床に浴槽を一端側へ片
寄せて配置し、その他端側の隙間部分に浴槽隣接カウン
タを設ける。これによりデッドスペースがなくなり、浴
室空間を有効に利用できる。要介護時は、浴槽の端部側
の隙間部分に浴槽隣接カウンタを設けないで、介護用空
間として利用する。これにより、入浴者を浴槽の短辺側
と長辺側の2方向から楽に介護できる。浴槽隣接カウン
タは、浴槽の長辺に隣接して配置することで、移乗台と
して利用でき、洗い場床から浴槽内へと要介護者を楽に
移動させることができる。前記の健常者用の配置とした
場合に、浴槽隣接カウンタと前記洗い場カウンタとを並
べて配置した場合は、短辺幅の等しい両カウンタが1つ
のカウンタのように続くため、健常者にとっても違和感
のないすっきりとした浴室内デザインとなり、使い勝手
も良い。
【0008】防水パンの浴槽配置床を洗い場床よりも低
くした場合は、浴槽を落とし込み形式とできて、浴槽へ
の出入りが行い易い。この場合に、前記のように脚部、
床板、および端面カバーが一体となった浴槽端部カバー
を設けると、落とし込み形式の浴槽としながら、浴槽の
配置替えが容易に行える。また、浴槽の端部側に生じる
隙間部分を洗い場床と同じ床面高さの延長領域とでき
て、前記の2方向介護が行い易い。また、洗い場床カウ
ンタと浴槽隣接カウンタとを各々自立可能な箱状体とし
た場合は、壁面からの持ち出しカウンタと異なり、強度
が確保され、カウンタを椅子として使用できて、使い勝
手が良い。また、このように箱状体としていても、入浴
者の脚部を挿入できる切欠開口が形成してあると、洗い
場カウンタに設けられるカラン等に入浴者の脚部や身体
を近づけ易く、身体を洗い易い。さらに、両カウンタを
同様な形状とすることで、両カウンタの生産の共通化が
図れ、生産性が向上する。
くした場合は、浴槽を落とし込み形式とできて、浴槽へ
の出入りが行い易い。この場合に、前記のように脚部、
床板、および端面カバーが一体となった浴槽端部カバー
を設けると、落とし込み形式の浴槽としながら、浴槽の
配置替えが容易に行える。また、浴槽の端部側に生じる
隙間部分を洗い場床と同じ床面高さの延長領域とでき
て、前記の2方向介護が行い易い。また、洗い場床カウ
ンタと浴槽隣接カウンタとを各々自立可能な箱状体とし
た場合は、壁面からの持ち出しカウンタと異なり、強度
が確保され、カウンタを椅子として使用できて、使い勝
手が良い。また、このように箱状体としていても、入浴
者の脚部を挿入できる切欠開口が形成してあると、洗い
場カウンタに設けられるカラン等に入浴者の脚部や身体
を近づけ易く、身体を洗い易い。さらに、両カウンタを
同様な形状とすることで、両カウンタの生産の共通化が
図れ、生産性が向上する。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。このユニットバスは、浴槽配置用床2を
洗い場床3のレベルよりも低くした落込み浴槽型のユニ
ットバスであって、かつ防水パン1を壁部材16や天井
部材等と分離して構成した防水パンタイプのものであ
る。防水パン1は、各々平面形状が略矩形となった浴槽
配置用床2および洗い場床3を、これらが互いに長辺で
隣接して並ぶように一体に形成したものである。洗い場
床3の出入り口側の縁部には、これに沿って浴室外との
段差を吸収する傾斜帯材4が設けられている。
いて説明する。このユニットバスは、浴槽配置用床2を
洗い場床3のレベルよりも低くした落込み浴槽型のユニ
ットバスであって、かつ防水パン1を壁部材16や天井
部材等と分離して構成した防水パンタイプのものであ
る。防水パン1は、各々平面形状が略矩形となった浴槽
配置用床2および洗い場床3を、これらが互いに長辺で
隣接して並ぶように一体に形成したものである。洗い場
床3の出入り口側の縁部には、これに沿って浴室外との
段差を吸収する傾斜帯材4が設けられている。
【0010】浴槽配置用床2に配置する浴槽5は、その
長辺L1 が浴槽配置用床2の長辺Lよりも所定長さW2
だけ短く形成され、浴槽配置用床2上の任意の端部に寄
せて置き換え自在に配置される。なお、洗い場床3から
浴槽5の上面までの高さHは、高齢者などの要介護者が
浴槽5に入るときの負担にならない程度の高さレベルに
設定される。浴槽5の長辺側の側面は、エプロン板6に
よって覆われる。浴槽5への給湯には全自動給湯システ
ムが採用され、浴槽5から延びる給湯用、給水用および
排水用の各フレキシブル配管7,8,9は、浴槽配置用
床2に設けられた各配管接続口に接続される。浴槽配置
用床2の浴槽5を配置した残りの端部側の隙間部分に
は、脚部10aと床板10bと端面カバー板10cとを
有する浴槽端部カバー10が設けられる。脚部10aは
浴槽配置用床2上に載置される部分であり、脚部10a
上に形成される床板10bは浴槽配置用床2の上記隙間
部分を洗い場床3と略同じ高さレベルで覆う。端面カバ
ー板10cは、床板10bから立ち上がって浴槽5の端
面を覆う。
長辺L1 が浴槽配置用床2の長辺Lよりも所定長さW2
だけ短く形成され、浴槽配置用床2上の任意の端部に寄
せて置き換え自在に配置される。なお、洗い場床3から
浴槽5の上面までの高さHは、高齢者などの要介護者が
浴槽5に入るときの負担にならない程度の高さレベルに
設定される。浴槽5の長辺側の側面は、エプロン板6に
よって覆われる。浴槽5への給湯には全自動給湯システ
ムが採用され、浴槽5から延びる給湯用、給水用および
排水用の各フレキシブル配管7,8,9は、浴槽配置用
床2に設けられた各配管接続口に接続される。浴槽配置
用床2の浴槽5を配置した残りの端部側の隙間部分に
は、脚部10aと床板10bと端面カバー板10cとを
有する浴槽端部カバー10が設けられる。脚部10aは
浴槽配置用床2上に載置される部分であり、脚部10a
上に形成される床板10bは浴槽配置用床2の上記隙間
部分を洗い場床3と略同じ高さレベルで覆う。端面カバ
ー板10cは、床板10bから立ち上がって浴槽5の端
面を覆う。
【0011】この浴槽端部カバー10上の浴槽5と壁面
間の隙間空間には、浴槽隣接カウンタ11と洗い場床カ
ウンタ12とに2分割されたカウンタのうちの浴槽隣接
カウンタ11が配置される。これらカウンタ11,12
は自立可能な箱状態であり、浴槽隣接カウンタ11は、
洗い場床3上に置き換え自在である。洗い場床カウンタ
12は洗い場床3上に固定設置される。浴槽隣接カウン
タ11の長辺は浴槽5の短辺W1 と同じに、高さは洗い
場床3から浴槽5の上面までの高さHに等しくしてあ
る。また、浴槽隣接カウンタ11の短辺幅W2 は、浴槽
配置用床2の端部の隙間部分に丁度収まる寸法に設定さ
れる。なお、この短辺幅W2 は、洗い場床3側において
浴槽5に隣接させて浴槽隣接カウンタ11を配置したと
きに、入浴者が移乗台として使用できる寸法、例えば2
00〜400ミリの幅とすることが好ましく、この実施
例では300ミリとしてある。
間の隙間空間には、浴槽隣接カウンタ11と洗い場床カ
ウンタ12とに2分割されたカウンタのうちの浴槽隣接
カウンタ11が配置される。これらカウンタ11,12
は自立可能な箱状態であり、浴槽隣接カウンタ11は、
洗い場床3上に置き換え自在である。洗い場床カウンタ
12は洗い場床3上に固定設置される。浴槽隣接カウン
タ11の長辺は浴槽5の短辺W1 と同じに、高さは洗い
場床3から浴槽5の上面までの高さHに等しくしてあ
る。また、浴槽隣接カウンタ11の短辺幅W2 は、浴槽
配置用床2の端部の隙間部分に丁度収まる寸法に設定さ
れる。なお、この短辺幅W2 は、洗い場床3側において
浴槽5に隣接させて浴槽隣接カウンタ11を配置したと
きに、入浴者が移乗台として使用できる寸法、例えば2
00〜400ミリの幅とすることが好ましく、この実施
例では300ミリとしてある。
【0012】洗い場床カウンタ12は、カラン13,開
閉栓14、15などを設けたものであり、前面には利用
者の脚部を挿入できる半円状の切欠開口12aが下端か
ら形成されている。この切欠開口12aは、両端に脚部
状部分だけが残るように、角形に大きく形成したもので
あっても良い。なお、浴槽隣接カウンタ11にも同様な
切欠開口11aが形成されている。洗い場床カウンタ1
2は、その本体となる箱状体に浴槽隣接カウンタ11と
同じものが使用されており、したがって高さH,短辺幅
W2 ,および長辺幅も浴槽隣接カウンタ11と同じ寸法
となっている。これにより、量産性の向上を図り、製造
コストの削減している。また洗い場床カウンタ12の長
辺幅は浴槽隣接カウンタ11の長辺幅W1 と同一寸法で
なくてもさしつかえない。
閉栓14、15などを設けたものであり、前面には利用
者の脚部を挿入できる半円状の切欠開口12aが下端か
ら形成されている。この切欠開口12aは、両端に脚部
状部分だけが残るように、角形に大きく形成したもので
あっても良い。なお、浴槽隣接カウンタ11にも同様な
切欠開口11aが形成されている。洗い場床カウンタ1
2は、その本体となる箱状体に浴槽隣接カウンタ11と
同じものが使用されており、したがって高さH,短辺幅
W2 ,および長辺幅も浴槽隣接カウンタ11と同じ寸法
となっている。これにより、量産性の向上を図り、製造
コストの削減している。また洗い場床カウンタ12の長
辺幅は浴槽隣接カウンタ11の長辺幅W1 と同一寸法で
なくてもさしつかえない。
【0013】このユニットバスを一般の健常者用の浴室
として使用する場合は、図2の配置とする。すなわち、
浴槽5を洗い場カウンタ12と反対側に寄せて配置し、
浴槽5の端部と壁面との間に生じる生じる隙間部分に浴
槽隣接カウンタ11を配置する。これにより、浴槽隣接
カウンタ11と洗い場カウンタ12が一体に続いたカウ
ンタとなり、健常者にとっても違和感のないデザインと
なる。また、浴室内にデッドスペースが生じず、広く使
用できる。このため、若年層にも受入れられ易い。洗い
場カウンタ12は椅子としても使用でき、またカウンタ
前面の切欠開口12aに脚を入れることができて、身体
を洗い易い。
として使用する場合は、図2の配置とする。すなわち、
浴槽5を洗い場カウンタ12と反対側に寄せて配置し、
浴槽5の端部と壁面との間に生じる生じる隙間部分に浴
槽隣接カウンタ11を配置する。これにより、浴槽隣接
カウンタ11と洗い場カウンタ12が一体に続いたカウ
ンタとなり、健常者にとっても違和感のないデザインと
なる。また、浴室内にデッドスペースが生じず、広く使
用できる。このため、若年層にも受入れられ易い。洗い
場カウンタ12は椅子としても使用でき、またカウンタ
前面の切欠開口12aに脚を入れることができて、身体
を洗い易い。
【0014】高齢者などの要介護者ができた場合は、図
3に示すように配置替えする。この場合、浴槽5は洗い
場カウンタ12のある端部側へ寄せ、他端に浴槽端部カ
バー10を配置してその上を介護空間として開けてお
く。浴槽隣接カウンタ11は、例えば浴槽5の長辺に隣
接させて洗い場床3上に配置する。これにより、入浴者
を浴槽5の長辺側と短辺側の2方向から介護でき、介護
が楽に行える。浴槽隣接カウンタ11は、浴槽5への出
入りの移乗台として利用でき、足腰の弱った高齢者等で
も楽に浴槽5に出入りできる。浴槽隣接カウンタ11
は、入浴しないときは浴槽5等に入れ、あるいは浴槽端
部カバー10の上の介護空間に置くことにより洗い場を
広く使うこともできる。
3に示すように配置替えする。この場合、浴槽5は洗い
場カウンタ12のある端部側へ寄せ、他端に浴槽端部カ
バー10を配置してその上を介護空間として開けてお
く。浴槽隣接カウンタ11は、例えば浴槽5の長辺に隣
接させて洗い場床3上に配置する。これにより、入浴者
を浴槽5の長辺側と短辺側の2方向から介護でき、介護
が楽に行える。浴槽隣接カウンタ11は、浴槽5への出
入りの移乗台として利用でき、足腰の弱った高齢者等で
も楽に浴槽5に出入りできる。浴槽隣接カウンタ11
は、入浴しないときは浴槽5等に入れ、あるいは浴槽端
部カバー10の上の介護空間に置くことにより洗い場を
広く使うこともできる。
【0015】この配置可変2方向介護ユニットバスは、
このように簡単な配置替えで健常者用と要介護者用とに
仕様を変更することができる。また、浴槽5は全自動と
したので、水栓等の突出部がなく、転倒時にも安全であ
る。なお、前記実施例では防水パン1の浴槽配置床2を
低くしたが、防水パン1は全体が同じ高さのものであっ
ても良い。
このように簡単な配置替えで健常者用と要介護者用とに
仕様を変更することができる。また、浴槽5は全自動と
したので、水栓等の突出部がなく、転倒時にも安全であ
る。なお、前記実施例では防水パン1の浴槽配置床2を
低くしたが、防水パン1は全体が同じ高さのものであっ
ても良い。
【0016】
【発明の効果】この発明の配置可変2方向介護ユニット
バスは、浴槽および浴槽隣接カウンタを各々独立した部
品として組み立てる防水パンタイプのユニットバスを基
本とし、浴槽を防水パンの浴槽配置用床の長辺よりも短
く形成して任意側の端部へ寄せて置き換え自在とし、残
りの端部側の隙間部分と洗い場床とに置き換え自在に浴
槽隣接カウンタを配置するものとしたので、介護を必要
とない場合は、通常のユニットバスと同様に使い勝手良
く、また限られた浴室内を広く使用でき、また介護が必
要になった場合は、大掛かりな改装をすることなく、ユ
ニット内の簡単な配置替えをするだけで、2方向介護が
可能な仕様に変更することができる。しかも、健常者用
配置の場合の浴槽隣接カウンタは、要介護者配置の場合
に、移乗台として使用することができて、足腰の弱った
高齢者にとって便利であり、配置替えによる部品の無駄
がない。
バスは、浴槽および浴槽隣接カウンタを各々独立した部
品として組み立てる防水パンタイプのユニットバスを基
本とし、浴槽を防水パンの浴槽配置用床の長辺よりも短
く形成して任意側の端部へ寄せて置き換え自在とし、残
りの端部側の隙間部分と洗い場床とに置き換え自在に浴
槽隣接カウンタを配置するものとしたので、介護を必要
とない場合は、通常のユニットバスと同様に使い勝手良
く、また限られた浴室内を広く使用でき、また介護が必
要になった場合は、大掛かりな改装をすることなく、ユ
ニット内の簡単な配置替えをするだけで、2方向介護が
可能な仕様に変更することができる。しかも、健常者用
配置の場合の浴槽隣接カウンタは、要介護者配置の場合
に、移乗台として使用することができて、足腰の弱った
高齢者にとって便利であり、配置替えによる部品の無駄
がない。
【0017】請求項2の発明の場合は、健常者用配置の
場合に、浴槽隣接カウンタに続く洗い場カウンタを同じ
短辺幅に設けたので、健常者にとっても違和感のないす
っきりとした浴室内デザインとなり、使い勝手も良いも
のとできる。請求項3の発明の場合は、防水パンの浴槽
配置用床を洗い場床よりも低くしたので、浴槽を落とし
込み形式とできて、浴槽へ出入りが行い易い。また、脚
部、床板、および端面カバーが一体となった浴槽端部カ
バーを設けたので、落とし込み形式の浴槽としながら、
浴槽の配置替えが容易に行える。請求項4の発明の場合
は、浴槽隣接カウンタおよび洗い場カウンタを各々自立
可能な箱状体とし、かつ前面に切欠開口を設けたため、
カウンタの強度が確保されて、各カウンタを椅子として
も使用でき、使い勝手が良い。しかも、入浴者の脚部を
カウンタ内に挿入でき、洗い場床カウンタに設けられる
カランからの湯水で脚部等が洗い易い。さらに、両カウ
ンタを同様な形状としたため、生産の共通化が図れて生
産能率の向上が図れ、低コスト化が図れる。
場合に、浴槽隣接カウンタに続く洗い場カウンタを同じ
短辺幅に設けたので、健常者にとっても違和感のないす
っきりとした浴室内デザインとなり、使い勝手も良いも
のとできる。請求項3の発明の場合は、防水パンの浴槽
配置用床を洗い場床よりも低くしたので、浴槽を落とし
込み形式とできて、浴槽へ出入りが行い易い。また、脚
部、床板、および端面カバーが一体となった浴槽端部カ
バーを設けたので、落とし込み形式の浴槽としながら、
浴槽の配置替えが容易に行える。請求項4の発明の場合
は、浴槽隣接カウンタおよび洗い場カウンタを各々自立
可能な箱状体とし、かつ前面に切欠開口を設けたため、
カウンタの強度が確保されて、各カウンタを椅子として
も使用でき、使い勝手が良い。しかも、入浴者の脚部を
カウンタ内に挿入でき、洗い場床カウンタに設けられる
カランからの湯水で脚部等が洗い易い。さらに、両カウ
ンタを同様な形状としたため、生産の共通化が図れて生
産能率の向上が図れ、低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】こに発明の一実施例にかかる配置可変2方向介
護ユニットバスの分解斜視図である。
護ユニットバスの分解斜視図である。
【図2】(A)は同ユニットバスを健常者用として使用
する場合の配置構成を示す斜視図、(B)は同平面図で
ある。
する場合の配置構成を示す斜視図、(B)は同平面図で
ある。
【図3】(A)は同ユニットバスを要介護者用として使
用する場合の配置構成を示す斜視図、(B)は同平面図
である。
用する場合の配置構成を示す斜視図、(B)は同平面図
である。
【図4】(A)は従来例の水平断面図、(B)は(A)
におけるのIV−IV矢視断面図である。
におけるのIV−IV矢視断面図である。
1…防水パン、2…浴槽配置用床、3…洗い場床、5…
浴槽、10…浴槽端部カバー、10a…脚部、10b…
床板、10c…端部カバー板、11…浴槽隣接カウン
タ、11a…切欠開口、12…洗い場カウンタ、12a
…切欠開口
浴槽、10…浴槽端部カバー、10a…脚部、10b…
床板、10c…端部カバー板、11…浴槽隣接カウン
タ、11a…切欠開口、12…洗い場カウンタ、12a
…切欠開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 301 A47K 4/00 A61H 33/00 310
Claims (4)
- 【請求項1】 各々平面形状が略矩形となった浴槽配置
用床および洗い場床が互いに長辺で隣接して設けられた
防水パンと、前記浴槽配置用床の長辺よりも所定長さ短
く形成されて前記浴槽配置用床上に任意側の端部へ寄せ
て置き換え自在に配置される浴槽と、前記浴槽配置用床
の前記浴槽を配置した他端の隙間部分と前記洗い場床と
に置き換え自在に配置される浴槽隣接カウンタとを備
え、この浴槽隣接カウンタは入浴者の移乗台として使用
できる短辺幅でかつ自立可能なものとした配置可変2方
向介護ユニットバス。 - 【請求項2】 前記浴槽隣接カウンタを前記隙間部分に
配置した状態でこの浴槽隣接カウンタの短辺に隣接する
洗い場カウンタを前記洗い場床上に設け、両カウンタの
短辺幅を互いに等しくした請求項1記載の配置可変2方
向介護ユニットバス。 - 【請求項3】 前記防水パンの浴槽配置用床を洗い場床
よりも低くし、浴槽配置用床の前記隙間部分に、前記浴
槽隣接カウンタを載置可能な浴槽端部カバーを設け、こ
の浴槽端部カバーは、浴槽配置用床上に載置される脚部
と、この脚部上に設けられて前記隙間部分を前記洗い場
床と略同レベルで覆う床板と、この床板から立ち上がっ
て前記浴槽の端面の洗い場床よりも上側部分を覆う端面
カバー板とを有し、かつ前記浴槽配置用床の任意側の端
部に置き換え自在なものとした請求項1または請求項2
記載の配置可変2方向介護ユニットバス。 - 【請求項4】 請求項2記載の配置可変2方向介護ユニ
ットバスにおいて、浴槽隣接カウンタおよび洗い場カウ
ンタを各々自立可能な箱状体とし、かつ互いに並ぶ前面
に入浴者の脚部を挿入可能な切欠開口を設けた配置可変
2方向介護ユニットバス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16603994A JP3310112B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 配置可変2方向介護ユニットバス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16603994A JP3310112B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 配置可変2方向介護ユニットバス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084331A JPH084331A (ja) | 1996-01-09 |
JP3310112B2 true JP3310112B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=15823822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16603994A Expired - Fee Related JP3310112B2 (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 配置可変2方向介護ユニットバス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3310112B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5150693B2 (ja) * | 2002-10-02 | 2013-02-20 | 積水化学工業株式会社 | 浴室構造 |
JP2016002388A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | Toto株式会社 | 浴室 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP16603994A patent/JP3310112B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH084331A (ja) | 1996-01-09 |
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