JPH046460Y2

JPH046460Y2 -

Info

Publication number: JPH046460Y2
Application number: JP1987052860U
Authority: JP
Priority date: 1987-04-08
Filing date: 1987-04-08
Publication date: 1992-02-21
Also published as: JPS63159052U

Description

【考案の詳細な説明】［産業上の利用分野］本考案はオフイス用トイレルームに係り、特に
福利厚生施設としての機能性を改善したオフイス
用トイレルームに関する。

［従来の技術］従来、オフイス用トイレルームは、一方の側壁
にトイレ個室や小便器が複数並列して設けられ、
これに対向するあるいは交叉する壁面に洗面器が
並列して設けられている。

ところで、近年、昼休み活用法の一つとして、
ジヨギングや軽いスポーツが取り入れられている
が、スポーツウエアに着替えるための場所が特に
設けられていないオフイスでは、トイレに運動靴
や着替え、タオルを持ち込み、着替えを行なつて
いる。

また、最近、特に昼食後の歯磨きが流行してお
り、各自専用のコツプや歯ブラシ、歯磨きを持つ
てトイレとオフイスルームとを往復する姿が見ら
れる。また、オフイスによつては、トイレの洗面
台の棚の隅に歯ブラシや歯磨きを差し込んだコツ
プが雑然と置かれている場合もある。

［考案が解決しようとする問題点］しかしながら、オフイスルームとトイレとの間
の通路は、その会社内の者以外の来客も通行する
場所であるため、運動靴や着替え、タオルを持つ
て、あるいは、コツプ、歯ブラシ等を持つて社内
の者が歩き回ることは、客先に対して良い印象を
与えるものではない。まして、トイレ内にコツプ
等の私物が雑然と置かれている状態は、トイレを
使用した来客がその会社に対して信頼感を失う原
因ともなる。

［問題点を解決するための手段］本考案のオフイス用トイレルームは、洗面台と
トイレとの間にロツカーを設けたものである。

［作用］本考案のオフイス用トイレルームは、洗面台及
びトイレと共にロツカーが設けられているため、
着替え、タオル、運動靴、コツプ、歯ブラシ、歯
磨き等の洗面用具、化粧道具、生理用品等を収納
しておくことができる。

このため、これらを持ち歩くことなく、トイレ
ルーム内にて使用することができ、オフイスの印
象を高めることができる。

しかも、ロツカーは、洗面台とトイレとの間に
設けられているため、ロツカーがトイレの目隠し
としての役割を果たし、トイレから出てきた人
と、洗面台の前に立つている人とが鏡の反射で視
線が合つて気まずい思いをしたり、小用の際に洗
面台の前に立つ人に、その姿を見られることがな
い。

［実施例］以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。

第１図及び第２図は本考案のオフイス用トイレ
ルームの一実施例を示す図であつて、第１図は平
面図、第２図は第１図−線に沿う断面図であ
る。

本実施例のトイレルームは、女性用トイレルー
ムであつて、入口ドア１０に対して、一方の側壁
に洗面器１２、鏡１４、水栓１６が複数並列に設
けられた洗面台１８が設置されており、他方の側
壁に個室トイレ２０が複数並列に設けられてい
る。２２は掃除用具用ロツカーである。

しかして、洗面台１８とトイレ２０との間には
ロツカー２４が置かれている。

このように洗面台１８とトイレ２０との間にロ
ツカー２４を設置することにより、トイレから出
てきた人と、洗面台１８の前に立つている人とが
鏡１４の反射で視線が合つて気まずい思いをする
ことがないという効果も奏される。

ロツカー２４は、必ずしも等身大の小人数用ロ
ツカーである必要はなく、図示の如く、１区画が
小さい多人数用のロツカーでも十分に目的を達成
することができる。

また、ロツカー２４は、第２図に示す如く、脚
部２６を有し、床から持ち上げた状態で設置され
ていることが好ましい。このようにすることによ
り、床面を水洗いすることができ、トイレルーム
内の掃除が容易となる。また、ロツカー内の湿気
防止にも有利である。

第３図は本考案の他の実施例を示す平面図であ
る。第３図の例は男性用のトイレルームであつ
て、入口に対して正面の壁面に複数の小便器２８
が並列に設けられている。３０は仕切板である。

第４図は本考案の男性用オフイストイレの他の
実施例を示す平面図であつて、第３図に示すトイ
レルームとは、個室トイレ２０と小便器２８との
配置が入れ代つたものである。

第４図のような配置とすることにより、ロツカ
ー２４でさえぎられて、小用の際に洗面台１８の
前に立つ人に、鏡１４の反射で姿を見られること
がなくなる。

なお、第３図及び第４図に示す例において、第
１図と同一の部材は同一符号をもつて示し、その
説明を省略する。

以上、図面で説明した例は、いずれも本考案の
一実施例であつて、本考案は何ら図示のものに限
定されるものではない。

例えば、ロツカー内に外気や脱臭処理した空気
を導入するための給気ダクトを設置することによ
り、ロツカー内の物品等に臭気が付着することが
防止される。また、ロツカーの扉に鏡を設けると
姿見等として利用できる。この場合、鏡としては
該扉とほぼ同じ大きさであり、かつ姿見として適
度の大きさとなるように複数の扉に鏡を設けるの
が好適である。（すべての扉に鏡を設けても良
い。）さらに、本考案では、トイレ、洗面台、ロツカ
ーの配置、ロツカーの形態等において、他の様々
な態様を採用することができる。また、トイレ用
ルーム内には、棚やシヤワールーム等を更に設け
ることもできる。

［考案の効果］以上詳述した通り、本考案のオフイス用トイレ
ルームは、洗面台、トイレ及びロツカーが設けら
れているものであつて、トイレルーム内のロツカ
ーに着替え、タオル、運動靴、コツプ、歯ブラ
シ、歯磨き等の洗面用具、化粧道具、生理用品等
を収納しておくことができる。

このため、オフイス用トイレの機能性を高め、
従業員に快適なオフイスライフを提供すると共
に、オフイスを整然とさせることにより、会社の
印象を良くし、信頼を高めることができるもので
ある。

しかも、ロツカーは洗面台とトイレとの間に設
けられているため、ロツカーがトイレの目隠しと
しての役割を果たし、トイレから出てきた直後
に、洗面台の前などに立つている人と視線を合わ
せて気まずい思いをしたり、或いは、小用の際
に、その姿を洗面台の前などに立つ人に見られる
ことがないなど、極めて快適に使用することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本考案のオフイス用トイレ
ルームの一実施例を示す図であつて、第１図は平
面図、第２図は第１図−線に沿う断面図であ
る。第３図は本考案の他の実施例を示す平面図、
第４図は本考案の別の実施例を示す平面図であ
る。１２……洗面器、１４……鏡、１８……洗面
台、２０……個室トイレ、２４……ロツカー、２
８……小便器。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 (1) 洗面台、トイレ及びロツカーが設けられてい
るオフイス用トイレルームであつて、ロツカー
は洗面台とトイレとの間に設置されていること
を特徴とするオフイス用トイレルーム。 (2) ロツカーは脚部を有し、床面から持ち上げて
設置されていることを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第１項に記載のオフイス用トイレル
ーム。 (3) ロツカーには給気ダクトが接続されている実
用新案登録請求の範囲第１項又は第２項に記載
のオフイス用トイレルーム。 (4) ロツカーの扉の表面に鏡が設けられている実
用新案登録請求の範囲第１項ないし第３項のい
ずれか１項に記載のオフイス用トイレルーム。