JPS61162946A

JPS61162946A - ロ−ラ−ベツド

Info

Publication number: JPS61162946A
Application number: JP60002500A
Authority: JP
Inventors: 宮下　政義
Original assignee: SAN KIKAKU KK
Current assignee: SAN KIKAKU KK
Priority date: 1985-01-10
Filing date: 1985-01-10
Publication date: 1986-07-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、ローラーベッドに係り、特に、重病患者や寝
たきり老人用に好適なローラーベッドに関するものであ
る。

〔従来技術〕

一般に、重病患者や寝たきり老人の入浴はいったん人体
を寝台より運搬車に移し、浴場施設のあるところまで運
び、再び入浴装置に移し、入浴するようにしている。従
って、移送の手間と移送時及び移送中における事故や防
寒などに問題があった。そこで、重病患者や寝たきり老
人をできるだけ移動させないで入浴できるように網状の
吊るしマントや敷き込みシートを用いるようにしたベッ
ドが種々提案（例えば実開昭４８−７１６９１号公報、
特公昭５６−１５８６５７号公報、特開昭４６−８６７
５号公報参照）されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記の入浴装置を兼ね備えたヘッドは構
成が複雑であったり、不充分な機能のものが多く信頼性
の面からも問題であった。

本発明は、このような問題点を解決するために、簡単な
構成でしかも十分な機能を有する信頼性の高いローラー
ベッドを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

そのために本発明に係るローラーベッドは、枠体に固定
され縦方向に伸びる複数の棒状の軸と、該軸に回転自在
に装着されるローラーとから成るベッドの床を具備した
ことを特徴とするものであり、さらには、該ベッドの床
が浴槽内に位置する高さまで下部から浴槽を昇降せしめ
得る空間を前記枠体とベッドの床との間に設けるように
したことを特徴とするものである。

〔作用〕

ベッドの床は縦方向に伸びる複数の棒状の軸に支えられ
たローラーで構成され、このローラーの回転によりベッ
ド上の人は床ずれがなく、また、体を回転するときなど
も円滑に回転することができる。また、血行を良くする
ためにフトンを外してローラーすることもできる。さら
には、ベッドの床の下部に昇降自在にした浴槽を配置す
ることにより、ベッド上でそのままシャワーや入浴もで
きる。従って、ベッドを常に衛生的に保つことができる
。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。

第１図は本発明に係るローラーベッドの平面図、第２図
は第１図のＡ−Ａ　’線の矢印方向から見た断面図、第
３図は第１図のＢ−Ｂ　’線による断面図である。図中
、ｌは枠体、２はこの枠体１に固定され縦方向に伸びる
複数の軸、３はその軸２に回転自在に装着されるローラ
ー、４は浴槽、５は給水装置である。給水装置５は、ヘ
ッド上部に位置し、シャワーや入浴のための給水や給湯
を行うものであり、シャワー口５−１、給湯口５−２を
有する。６は給水装置５を支える支柱である。７は浴槽
４の下部に設けられる油圧器であり、゛浴槽４を昇降自
在に駆動する。８は浴槽４に溜まった湯水などの排水口
、９は電磁弁、１０は電磁弁を駆動する電磁装置である
。

図に示すように、枠体１には、縦方向に伸びローラー３
を軸支する棒状の軸２がかけ渡される。

この軸２は複数本配設され、両端に位置する軸３−１を
除いて、同じ構造である。つまり、第３図に示すように
軸２の両側は折曲して、枠体１の高いところに固定し、
浴槽４の縁部が昇降するのに支障がない形状にする。こ
のように構成すると、ベッドに適度なりッションを付与
することができて好都合である。なお、軸２は、第２図
（ｂｌに示すように幾つかを枠体１にかけ渡すようにし
、残りのものはローラー３の端部で連結するようにした
り、或いは図示しないがローラー３の端部で全ての軸２
を連結して枠体１の側部にかけ渡すようにしてもよい、
また、複数に配設されるローラー３のうち両端に位置す
るローラー（以下、ガイドローラーという）３−１は後
述するフトンをセントする時のガイドとなるものである
。つまり、軸２−１は直線状の棒で゛あり、その棒の両
端は枠体ｌに設けられるガイド溝１−１に位置させるよ
うにする。浴槽４は通常はベッドの下に位置し、浴槽４
の上昇時にその両側上縁部４−１はローラー２−１に係
合し、そのローラー２−１を共に上昇させるようにする
。なお、浴槽４のその上縁部４−１はテフロン加工など
により滑動性を持たせるとローラー２−１が回転し易い
ので都合が良い。

そこで、浴槽４が油圧器７により、駆動されて上限位置
で停止すると、両端部のローラー３−１を除いたベッド
の床となるローラー３はもとの位置に固定されているの
で、ローラー３上にいる人に対して浴槽４がセットされ
ることになる。つまり、人を移動させることなく入浴さ
せることができる。また、夏などは浴槽４を下部に位置
せしめておき、給水装置５を用いてシャワー口５−１か
ら給水することによってシャワーを浴びらせることがで
きる。待にローラー３間には隙間があるため、そのまま
用を足した場合においてもシャワーを用いて洗い流すこ
とができ、常にベッドを衛生上清潔に保つことができる
。

給水装置５では季節にあわせて給水の温度を調整するこ
とも適宜可能であることはいうまでもない。また、浴槽
４が上昇位置にある時に給湯口５−２から給湯すること
もできるし、予め浴槽４に給湯しておき、湯がはいった
浴槽４を上昇させて入浴させるようにすることもできる
。いずれにしてもその雰囲気に応じてセットすることが
できる。

このように、ベッドの床は自由に回転できるローラー構
成となっているので、人は血行を良（するためにフトン
を外してローラーすることができ、しかもベッドの床の
上で寝返りを行う場合にも寝返りが円滑にでき、寝たき
りの病人などの場合問題となる床ずれを防止することが
できる。また、先に述べたようにローラー３間には適当
な隙間を設けることによって、水切りを良くすることが
できる。

更に、第４図に示すように、できるだけ人を移動させな
いで、フトン２０を敷き替えしたい場合には、敷き替え
るフトン２０に新たなフトン２〇−１を接続した上で浴
槽４を上昇させ、ガイトローラ−３−１をセットすると
、フトンを引っ張るだけでフトンの敷き替えを行うこと
ができる。

ここで、ガイドローラの構成は、ガイドローラー３−１
を揺動部材１１に取り付け、該揺動部材１１を軸１２を
中心にして揺動自在に構成し、浴槽４の側部上縁部４−
１が上昇するとガイドローラー３−１を共に上昇させ、
節動板１３のクイックアクションでもってガイドローラ
ー３−１を起立させるようにしてもよい。そして、この
ガイドローラー３−１は、その周囲に多数の給排気孔を
設けるとともにフレキシブルなパイプを使って給排気手
段に接続してもよい。このようにすることにより、浴槽
を上昇させて給湯し入浴する場合には、排気（吸気）運
転させてガイドローラー３−１から蒸気を排気し、外へ
蒸気が漏れて部屋全体の湿度が上がるのを防止すること
ができ、また、入浴後やヘッドの床が湿っている場合に
は、給気運転させて温風を送り、ベッドの床を乾燥させ
ることができる。さらに、ベッドの周囲にカーテンを設
けると、入浴中は、外へ蒸気が漏れるのを防止すると共
に外からの他人の視線を遮断することができる。

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ための図であり、２Ｉは本体外枠、２２は床用アングル
、２３は揺動部材、２４はローラー、２４−１はガイド
ローラー、２５は浴槽、２６は浴槽上下止め枠、２７は
キャスターをそれぞれ示している。第６図は浴槽２５が
ローラー２４よりなる床の下側に位置している状態を示
し、浴槽２５を上昇させた状態を横から見たのが第７図
である。床用アングル２２は、本体外枠２１のサイドフ
レームから立ち上がり、浴槽２５を上昇させた状態で第
７図に示すように浴槽２５の縁の上方より浴槽２５内に
入り、ローラー２４による床を形成するように構成され
ている。揺動部材２３とガイドローラー２４−１は、浴
槽２５が床の下に位置している状態では第６図に示すよ
うに浴槽２５をセットするために設けられる隙間を塞ぐ
ようにして係止され、浴槽２５を上昇させる場合には第
７図に示すように本体外枠２１のサイドフレーム外側に
倒される。また、ローラー２４による床は、浴槽２５の
中に入るようにした床用アングル２２に固定すればよく
、頭側を第７図に示すように床用アングル２２の固定位
置から上に起き上がるように操作できる機構成いは全体
を傾ける機構を付加してもよい。

浴槽の昇降手段としては油圧器に限らず、ハンドルの回
転により歯車伝動機構を駆動させたり、或いはスイッチ
操作により電動機構を駆動させたりしてもよい。また、
浴槽がベッドの床の下に位置する状態でベッドを浴槽関
係の設備から切り放して移動できるようにすると、複数
のベッドに対して浴槽関係の設備を共用することができ
る。この場合には、例えば入浴コーナーを設け、浴槽を
使用するときにその入浴コーナーまでベッドを移動して
浴槽を利用するようにすればよい。

なお、本発明は以上に説明した実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり
、これらを本発明の範囲から排除するものではない。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、 ■ベッドの床が自由に回転できるため、フトンを外して
ロールすることにより、血行を良くすることができる。

周囲に無数の丸い突起のあるローラーを使うことによっ
てさらにこの効果をあげることができる。

■床ずれをなくすことができると共に容易に寝返りする
ことができる。

■そのままでシャワーを浴びることができる。

０人を移動させることなく浴槽を上昇させ、風呂をセッ
トすることができる。

■ガイドローラーをセットすることにより、容易にフト
ンの敷き替えを行うことができる。

従って、本発明によれば、重病患者や寝たきり老人に快
適なベッドを提供すると共に、看護者は人の体を権力移
動させないで入浴などを行なわせることができ看護者の
肉体的精神的負担の軽減を図ることができる。また、ベ
ッドを常に清潔にすることができる。そのための構成も
極めて簡単である。

【図面の簡単な説明】

第２図は第１図のＡ　−Ａ　’　６％の矢印方向から見
た断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ　′線の断面図、第
４図はフトンの敷き替え状態の説明図、第５図はガイド
ローラーの他の実施例を示す要部断面図、第６図及び第
７図は本発明の他の実施例を説明するための図である。１・・・枠体、２・・・棒状の軸、３と２４・・・ロー
ラー、３−１と２４−１・・・ガイドローラ、４と２５
・・・浴槽、４−１・・・浴槽の側部上縁部、５・・・
給水装置、Ｓ−ｔ・・・シャワー口、５−２・・・給湯
口、６・・・支柱、７・・・油圧器、８・・・排水口、
９・・・電磁弁、１０・・・電磁装置、１１と２３・・
・揺動部材、１２・・・揺動部材の軸、１３・・・節動
板、２０・・・フトン、２１・・・本体外枠、２２・・
・床用アングル、２６・・・浴槽上下止め枠、２７・・
・キャスター。特許出願人　　株式会社サン企画代理人弁理士　阿　部　　龍　吉ｌ第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）枠体に固定され縦方向に伸びる複数の棒状の軸と
、該軸に回転自在に装着されるローラーとから成るベッ
ドの床を具備したことを特徴とするローラーベッド。
（２）前記ローラーのうち両端部のローラーは昇降自在
に支持されたたことを特徴とする特許請求の範囲第（１
）項記載のローラーベッド。
（３）前記両端部のローラは、周囲に複数の給排気孔を
有するとともに給排気手段に接続されたことを特徴とす
る特許請求の範囲第（１）項記載のローラーベッド。
（４）枠体に固定され縦方向に伸びる複数の棒状の軸と
、該軸に回転自在に装着されるローラーとから成るベッ
ドの床を具備すると共に、該ベッドの床が浴槽内に位置
する高さまで下部から浴槽を昇降せしめ得る空間を前記
枠体とベッドの床との間に設けるようにしたことを特徴
とするローラーベッド。
（５）前記ベッドの床の下部に昇降手段を有し、該ベッ
ドの床が浴槽内に位置する高さまで昇降する浴槽を具備
したことを特徴とする特許請求の範囲第（４）項記載の
ローラーベッド。
（６）前記浴槽の上昇時に該浴槽の両側上縁部が前記ロ
ーラーのうち両端部のローラに係合して、該ローラーを
共に上昇せしめるようにしたことを特徴とする特許請求
の範囲第（４）項記載のローラーベッド。
（７）ベッドの上方に給湯給水装置を設けたことを特徴
とする特許請求の範囲第（４）項記載のローラーベッド
。
（８）周囲を覆うカーテンを具備したことを特徴とする
特許請求の範囲第（４）項記載のローラーベッド。