JP2902401B1 - 介護用入浴装置 - Google Patents

介護用入浴装置

Info

Publication number
JP2902401B1
JP2902401B1 JP21563198A JP21563198A JP2902401B1 JP 2902401 B1 JP2902401 B1 JP 2902401B1 JP 21563198 A JP21563198 A JP 21563198A JP 21563198 A JP21563198 A JP 21563198A JP 2902401 B1 JP2902401 B1 JP 2902401B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathing
stretcher
bathtub
bath
nursing care
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21563198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000042078A (ja
Inventor
和郎 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP21563198A priority Critical patent/JP2902401B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2902401B1 publication Critical patent/JP2902401B1/ja
Publication of JP2000042078A publication Critical patent/JP2000042078A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 浴槽内に配設する入浴用担架の昇降装置を極
めてシンプルで簡単な構成にすることが可能であると共
に、使用湯量を少なくすることができる介護用入浴装置
を提供する。 【解決手段】 介護用入浴装置1は、浴槽2の底部3
が、浅くした頭部側から脚部側へ下向きに傾斜する傾斜
底部に形成されており、一方、浴槽2内には昇降可能な
入浴用担架5が配設され、入浴用担架5は、頭部側が一
対のリンクアーム21,21を介して浴槽に連結されて
いると共に、脚部側が一対のリンクアーム22,22を
介して浴槽の上部両側に軸支した作動軸27の内端部に
連結されており、さらに、作動軸27を回動させる駆動
手段30が、浴槽2の外側に設けられ、作動軸27の回
動に連動して、脚部側リンクアーム22,22及び頭部
側リンクアーム21,21が下方へ回動して、入浴用担
架5が傾斜底部3に添うように下降する。駆動手段30
は、電動シリンダ等のアクチュエータで、作動軸27の
外端に連結された作動アーム28の下端に連動連結され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者や寝た
きり老人などの被介護者を入浴させるのに適した介護用
入浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の介護用入浴装置として、
入浴者を乗せる入浴用担架を浴槽内に昇降可能に配設し
たものは知られている(例えば、実開平2−77039
号公報参照)。該従来の介護用入浴装置は、入浴用担架
を昇降させる手段として、浴槽内にパンタグラフ機構か
ら成る昇降装置を設置し、該昇降装置を浴槽の外側に設
けた油圧シリンダ等のアクチュエータにより駆動するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の入
浴装置は、前記昇降装置の構造が複雑で製造コストが高
くつくだけでなく、入浴装置全体が大型になり、また、
浴槽が通常の浴槽に比べて深くなるため使用湯量が増大
するという問題点があった。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決すること
を目的としてなされたものであり、浴槽内に配設する入
浴用担架の昇降装置を極めてシンプルで簡単な構成にす
ることが可能であると共に、使用湯量を通常の浴槽に比
べて少なくすることができる介護用入浴装置を提供す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の介護用入浴装置は、浴槽の底部が、浅くし
た頭部側から脚部側へ下向きに傾斜する傾斜底部に形成
されており、一方、前記浴槽内には昇降可能な入浴用担
架が配設され、前記入浴用担架は、頭部側がリンクアー
ムを介して前記浴槽に連結されていると共に、脚部側が
リンクアームを介して前記浴槽の上部両側に軸支した作
動軸の内端部に連結されており、さらに、前記作動軸を
回動させる駆動手段が、前記浴槽の外側に設けられ、前
記作動軸の回動に連動して、前記脚部側リンクアーム及
び前記頭部側リンクアームが下方へ回動して、前記入浴
用担架が前記傾斜底部に添うように下降することを特徴
とする。
【0006】前記駆動手段は、前記作動軸の外端に連結
された作動アームと、該作動アームに連結した電動シリ
ンダ等のアクチュエータとで構成されている。
【0007】また、前記入浴用担架が傾斜状態に下降し
たとき、入浴者が前記担架上を滑って移動するのを防ぐ
ため、前記入浴用担架の脚部側端部に止め板を設け、あ
るいは、中間部位に安全ベルトを取り付けることが望ま
しい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明による介護用入浴装置の入
浴準備状態を示し、図2は同介護用入浴装置の入浴状態
を示している。該介護用入浴装置1は、浴槽2の底部3
が、頭部側を浅くして、頭部側から脚部側へ下向きに傾
斜する傾斜底部に形成されており、かつ浴槽2の底部四
隅には車輪4が取り付けられていて、容易に移動できる
ようになっている。
【0010】浴槽2内には入浴用担架5が昇降可能に配
設されている。該入浴用担架5は、図3に示すように、
長方形の枠体6に細長い板7を少しずつ隙間をあけて簀
の子張りにして形成されており、後述する入浴時に入浴
者が入浴用担架5上を滑って移動するのを防止するた
め、脚部側端部に止め板8が突設されていると共に、枠
体6の中間部位両側に安全ベルト9,9が取り付けられ
ている。両安全ベルト9,9はマジックテープなど適宜
の接合手段(図示せず)で接合分離自在に緊縛できるよ
うになっている。また、入浴用担架5の頭部側端部には
低い枕部10が設けられている。図5に示す入浴用担架
5は、枠体6に布地等のシート11を張設し、該シート
11に多数の水抜き孔12を設けた形態に構成したもの
である。
【0011】次に、入浴用担架5の昇降装置について説
明する。
【0012】入浴用担架5は、頭部側と脚部側がそれぞ
れ一対のリンクアーム21,21と一対のリンクアーム
22,22を介して浴槽2内に昇降可能に支持されてい
る。頭部側を支持するリンクアーム21,21は短く形
成されていて、一端が入浴用担架5の頭部側端部に連結
ピン23を介して回動自在に連結されていると共に、他
端が傾斜底部3に近接した浴槽2の内側に連結ピン24
を介して回動自在に連結されている。一方、脚部側を支
持するリンクアーム22,22はリンクアーム21,2
1より長く形成されていて、一端が入浴用担架5の脚部
側を横切るように配設した支持軸25の両端に回動自在
に連結されていると共に、他端が入浴用担架5の脚部側
端部に近接する浴槽2の上部両側に設けた軸受26,2
6に回動自在に軸支された作動軸27,27の内端に固
着連結されている。両作動軸27,27の外端には、浴
槽2の外側に添って配設した一対の作動アーム28,2
8の上端が固着連結されている。さらに、両作動アーム
28,28の下端は浴槽2の底部下方に浴槽2を横切る
ように配設した連結軸29の両端に回動自在に連結され
ている。
【0013】傾斜底部3の下方には上記のように構成さ
れた昇降装置のアクチュエータとして電動シリンダ30
が配設されている。該電動シリンダ30は、基端部31
を傾斜底部3の裏側に固着した支持ブラケット32に枢
着連結して取り付けられ、直線往復運動するロッド33
の先端部が連結軸29の中央部位に枢着連結されてい
る。
【0014】而して、図1に示す入浴準備状態において
は、浴槽2内に所定量の湯を入れたのち、電動シリンダ
30のロッド33を縮小して、連結軸29、両作動アー
ム28,28及び両作動軸27,27を介してリンクア
ーム21,21とリンクアーム22,22が上方へ回動
し、入浴用担架5が浴槽2の上部にほぼ水平状態に支持
されている。この支持状態で入浴者Aを入浴用担架5に
乗せて寝かせ、安全ベルト9,9で腹部を入浴用担架5
に固定する。次に、電動シリンダ30のロッド33を伸
長すると、連結軸29、両作動アーム28,28及び両
作動軸27,27を介してリンクアーム21,21とリ
ンクアーム22,22が下方へ回動し、図2に示すよう
に、入浴用担架5が傾斜底部3に添うように傾斜して下
降する。この傾斜した下降状態で、入浴者Aは頭部だけ
が湯面から出て、首から下の身体全体が浴槽2内の湯に
浸った入浴姿勢となるので、この入浴姿勢の状態で介護
者が入浴者Aの身体及び頭部を洗ったり、マッサージを
施したりする。入浴が終わると、再び電動シリンダ30
のロッド33を縮小して、入浴用担架5を図1に示す入
浴準備位置に戻し、安全ベルト9,9を外したのち、入
浴者Aの身体を拭いて、入浴用担架5から入浴者を降ろ
し、ストレッチャーその他の適宜の場所へ移動させ、下
着や寝具を着せる。
【0015】上記した実施例では、浴槽2に給湯するた
めの配管等は図示を省略したが、施設の給湯装置から供
給する方式、あるいは浴槽2の近傍に設置されている湯
沸かし器などを利用する方式など何れであってもよい。
また、入浴用担架5をリンクアーム21及び22と一緒
に着脱できる構造にしておけば、浴槽2内部の清掃が容
易に行なえるものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の介護用入
浴装置は、浴槽内に配設した入浴用担架が2組のリンク
アームだけで昇降自在に支持されていると共に、前記リ
ンクアームを作動する作動軸が前記浴槽の上部両側に軸
支されているので、前記浴槽の外側に設けたアクチュエ
ータと前記作動軸との連結構造が極めて簡単で昇降装置
全体を小型化できるばかりでなく、従来装置と比べて製
造コストを大幅に低減できる。
【0017】また、浴槽の底部を頭部側を浅くした傾斜
底部としたので、使用湯量を少なくすることができ、使
用、取扱い上においても大変有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による介護用入浴装置の入浴準備状態を
示す要部縦断正面図である。
【図2】同介護用入浴装置の入浴状態を示す要部縦断正
面図である。
【図3】同介護用入浴装置の平面図である。
【図4】図3の4−4線に沿う断面拡大図である。
【図5】同介護用入浴装置の別の実施形態を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 介護用入浴装置 2 浴槽 3 底部 5 入浴用担架 6 枠体 21,22 リンクアーム 27 作動軸 28 作動アーム 29 連結軸 30 電動シリンダ(アクチュエータ) 33 ロッド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の底部が、浅くした頭部側から脚部
    側へ下向きに傾斜する傾斜底部に形成されており、 一方、前記浴槽内には昇降可能な入浴用担架が配設さ
    れ、 前記入浴用担架は、頭部側がリンクアームを介して前記
    浴槽に連結されていると共に、脚部側がリンクアームを
    介して前記浴槽の上部両側に軸支した作動軸の内端部に
    連結されており、 さらに、前記作動軸を回動させる駆動手段が、前記浴槽
    の外側に設けられ、 前記作動軸の回動に連動して、前記脚部側リンクアーム
    及び前記頭部側リンクアームが下方へ回動して、前記入
    浴用担架が前記傾斜底部に添うように下降することを特
    徴とする介護用入浴装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が、前記作動軸の外端に連
    結された作動アームと、該作動アームに連結した電動シ
    リンダ等のアクチュエータとで構成されている請求項1
    記載の介護用入浴装置。
  3. 【請求項3】 前記入浴用担架の脚部側端部に、止め板
    が設けられている請求項1又は2記載の介護用入浴装
    置。
  4. 【請求項4】 前記入浴用担架の中間部位に、安全ベル
    トが取り付けられている請求項1,2又は3記載の介護
    用入浴装置。
JP21563198A 1998-07-30 1998-07-30 介護用入浴装置 Expired - Fee Related JP2902401B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21563198A JP2902401B1 (ja) 1998-07-30 1998-07-30 介護用入浴装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21563198A JP2902401B1 (ja) 1998-07-30 1998-07-30 介護用入浴装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2902401B1 true JP2902401B1 (ja) 1999-06-07
JP2000042078A JP2000042078A (ja) 2000-02-15

Family

ID=16675613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21563198A Expired - Fee Related JP2902401B1 (ja) 1998-07-30 1998-07-30 介護用入浴装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2902401B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000042078A (ja) 2000-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111839949B (zh) 一种背抱式移位机及工作方法
JP2902401B1 (ja) 介護用入浴装置
JPH0852179A (ja) 寝たきり患者用入浴装置を備えるベッド
JP2000005264A (ja) 寝たきり患者用入浴介護装置
JP4425391B2 (ja) リフト入浴装置
CN108338874A (zh) 医疗用护理病床
JP2926315B2 (ja) 介護用ベッド
JPH0647463Y2 (ja) 風 呂
JPS61162946A (ja) ロ−ラ−ベツド
JP6126286B1 (ja) 介護用入浴装置
JP2001149441A (ja) 介護用入浴装置
JP2001087336A (ja) 介護用浴槽
CN117180021A (zh) 一种护理床
JPH057607A (ja) 浴槽付き介護用ベツド
JPH04218160A (ja) 入浴のための介護システムおよび介護設備
JPH08308885A (ja) 起き上がりベッド装置
JP3046106U (ja) 介護用ベッド
JP3015895U (ja) 腰風呂付き福祉ベット
JP3073177U (ja) ベッドのサイドガード
JPH0725946Y2 (ja) 風呂付台車
JP3070544U (ja) 浴槽マットの昇降で入浴できる介護機器
JPH03128054A (ja) 浴槽付ベッド
JP2000288059A (ja) 入浴介護用担架及び介護用浴槽
JPH0347626Y2 (ja)
JP3240516B2 (ja) 介護用ベッド

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees