JP2000288059A - 入浴介護用担架及び介護用浴槽 - Google Patents
入浴介護用担架及び介護用浴槽Info
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- JP2000288059A JP2000288059A JP11100125A JP10012599A JP2000288059A JP 2000288059 A JP2000288059 A JP 2000288059A JP 11100125 A JP11100125 A JP 11100125A JP 10012599 A JP10012599 A JP 10012599A JP 2000288059 A JP2000288059 A JP 2000288059A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入浴者を載置させたときの安定性の向上と撓
みを抑えることにより、乗り下り時や昇降時の不安感か
ら開放させる。又、索具装置によるワイヤの牽引方向を
荷重に対して逆方向にすることにより、ワイヤの牽引力
を効率よく作用させて、操作時における労力負担や索具
装置等に加わる負荷の増大を防止できるようにした入浴
介護技術の提供。 【解決手段】 担架フレーム枠1と、昇降フレーム枠2
と、索具装置5を備えている。昇降フレーム枠は、頭側
フレーム2aと、脚側フレーム2bと、連結フレーム2
cとで略平行リンク状に形成されると共に、頭側フレー
ム及び連結フレームに身体載置部材31,32が設けら
れている。索具装置のワイヤ(第2ワイヤ53)が昇降
フレーム枠の脚側端部分に連結され、そのワイヤの牽引
方向(矢印A方向)が脚側フレームの下向き回動方向
(矢印B方向)に対して概ね逆方向になるように形成し
た。
みを抑えることにより、乗り下り時や昇降時の不安感か
ら開放させる。又、索具装置によるワイヤの牽引方向を
荷重に対して逆方向にすることにより、ワイヤの牽引力
を効率よく作用させて、操作時における労力負担や索具
装置等に加わる負荷の増大を防止できるようにした入浴
介護技術の提供。 【解決手段】 担架フレーム枠1と、昇降フレーム枠2
と、索具装置5を備えている。昇降フレーム枠は、頭側
フレーム2aと、脚側フレーム2bと、連結フレーム2
cとで略平行リンク状に形成されると共に、頭側フレー
ム及び連結フレームに身体載置部材31,32が設けら
れている。索具装置のワイヤ(第2ワイヤ53)が昇降
フレーム枠の脚側端部分に連結され、そのワイヤの牽引
方向(矢印A方向)が脚側フレームの下向き回動方向
(矢印B方向)に対して概ね逆方向になるように形成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者や寝た
きり老人など、自力で入浴するのが困難な人を入浴させ
る際に使用する入浴介護用担架及び介護用浴槽に関す
る。
きり老人など、自力で入浴するのが困難な人を入浴させ
る際に使用する入浴介護用担架及び介護用浴槽に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、介護用浴槽としては、例えば特開
平8−164178号公報に記載されたものが知られて
いる。この介護用浴槽は、入浴者を載置させるためのネ
ットが頭部側と脚部側でワイヤにより連結された状態で
浴槽内に設けられていた。そして、入浴者を入浴させる
場合、ワイヤをウインチ等の索具装置により牽引してネ
ットを浴槽の上部で張設させ、この状態でネット上に入
浴者を載置させ、次にワイヤを弛めながらネットを下ろ
して行くことで入浴者を浴槽内に沈めていくようにして
いた。又、入浴者を浴槽から上げる場合には、索具装置
によりワイヤを牽引して、入浴者を載置させた状態でネ
ットを張設させながら浴槽の上部まで引き上げることに
なる。
平8−164178号公報に記載されたものが知られて
いる。この介護用浴槽は、入浴者を載置させるためのネ
ットが頭部側と脚部側でワイヤにより連結された状態で
浴槽内に設けられていた。そして、入浴者を入浴させる
場合、ワイヤをウインチ等の索具装置により牽引してネ
ットを浴槽の上部で張設させ、この状態でネット上に入
浴者を載置させ、次にワイヤを弛めながらネットを下ろ
して行くことで入浴者を浴槽内に沈めていくようにして
いた。又、入浴者を浴槽から上げる場合には、索具装置
によりワイヤを牽引して、入浴者を載置させた状態でネ
ットを張設させながら浴槽の上部まで引き上げることに
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
介護用浴槽では、ネットを張設させる場合に、索具装置
によるワイヤの牽引方向がネットの張設方向とが同一方
向になっていた。このため、ネット上に入浴者を載置さ
せたときの荷重をネットの張設方向、即ち、水平方向の
牽引力で支える必要があった。これでは、ネットを上昇
させていくほどに大きな牽引力が必要になり、索具装置
の操作が重たくなって介護者の労力負担が増大する。
又、大きな牽引力を支える必要があるため、ネット、索
具装置、浴槽に加わる負荷が増大する。これに対処する
ため強度を増強させて構造を強固にする必要が生じ、そ
の分だけコスト負担が増大する。又、ネットを用いてい
るため、このネット自体が不安定であるし、また、入浴
者を載置させた場合、どうしてもネットに撓みが生じ
る。特にネットを上昇させて入浴者を乗り下りさせる場
合、ネットの不安定さと、撓みによる沈み込みによって
入浴者に不安感を与えてしまうことになるし、介護者に
とっても注意深く乗り下りさせることが要求され、その
作業に人手と労力がかかるという問題があった。
介護用浴槽では、ネットを張設させる場合に、索具装置
によるワイヤの牽引方向がネットの張設方向とが同一方
向になっていた。このため、ネット上に入浴者を載置さ
せたときの荷重をネットの張設方向、即ち、水平方向の
牽引力で支える必要があった。これでは、ネットを上昇
させていくほどに大きな牽引力が必要になり、索具装置
の操作が重たくなって介護者の労力負担が増大する。
又、大きな牽引力を支える必要があるため、ネット、索
具装置、浴槽に加わる負荷が増大する。これに対処する
ため強度を増強させて構造を強固にする必要が生じ、そ
の分だけコスト負担が増大する。又、ネットを用いてい
るため、このネット自体が不安定であるし、また、入浴
者を載置させた場合、どうしてもネットに撓みが生じ
る。特にネットを上昇させて入浴者を乗り下りさせる場
合、ネットの不安定さと、撓みによる沈み込みによって
入浴者に不安感を与えてしまうことになるし、介護者に
とっても注意深く乗り下りさせることが要求され、その
作業に人手と労力がかかるという問題があった。
【0004】本発明は、上述のような従来の問題点を解
決するためになされたもので、入浴者を載置させたとき
の安定性を向上させると共に、撓みを抑えることによ
り、乗り下り時や昇降時の不安感から開放させる。又、
索具装置によるワイヤの牽引方向を荷重に対して逆方向
にすることにより、ワイヤの牽引力を効率よく作用させ
て、操作時における労力負担や索具装置等に加わる負荷
の増大をできるだけ防止することができるようにした入
浴介護用担架及び介護用浴槽を提供することを課題とし
ている。
決するためになされたもので、入浴者を載置させたとき
の安定性を向上させると共に、撓みを抑えることによ
り、乗り下り時や昇降時の不安感から開放させる。又、
索具装置によるワイヤの牽引方向を荷重に対して逆方向
にすることにより、ワイヤの牽引力を効率よく作用させ
て、操作時における労力負担や索具装置等に加わる負荷
の増大をできるだけ防止することができるようにした入
浴介護用担架及び介護用浴槽を提供することを課題とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の入浴介護用担架(請求項1)は、浴槽の上
部に着脱可能に設けられる担架フレーム枠と、この担架
フレーム枠に取り付けられた昇降フレーム枠と、この昇
降フレーム枠を浴槽底部に下げた下降位置と浴槽上部に
上げた上昇位置との間で昇降させるための索具装置を備
え、前記昇降フレーム枠は、基端が担架フレーム枠に回
動可能に軸着された頭側フレームと、この頭側フレーム
との間に間隔を保持して基端が担架フレーム枠に回動可
能に軸着された脚側フレームと、両端を頭側フレームと
脚側フレームの先端部に軸着してほぼ水平に架設された
連結フレームとで略平行リンク状に形成されると共に、
頭側フレーム及び連結フレームに身体載置部材が設けら
れ、前記索具装置のワイヤ(ロープ等の索条を含む)が
昇降フレーム枠の脚側端部分に連結され、そのワイヤの
牽引方向が脚側フレームの下向き回動方向に対して概ね
逆方向になるように形成した。
に、本発明の入浴介護用担架(請求項1)は、浴槽の上
部に着脱可能に設けられる担架フレーム枠と、この担架
フレーム枠に取り付けられた昇降フレーム枠と、この昇
降フレーム枠を浴槽底部に下げた下降位置と浴槽上部に
上げた上昇位置との間で昇降させるための索具装置を備
え、前記昇降フレーム枠は、基端が担架フレーム枠に回
動可能に軸着された頭側フレームと、この頭側フレーム
との間に間隔を保持して基端が担架フレーム枠に回動可
能に軸着された脚側フレームと、両端を頭側フレームと
脚側フレームの先端部に軸着してほぼ水平に架設された
連結フレームとで略平行リンク状に形成されると共に、
頭側フレーム及び連結フレームに身体載置部材が設けら
れ、前記索具装置のワイヤ(ロープ等の索条を含む)が
昇降フレーム枠の脚側端部分に連結され、そのワイヤの
牽引方向が脚側フレームの下向き回動方向に対して概ね
逆方向になるように形成した。
【0006】この入浴介護用担架は、担架フレーム枠が
浴槽の上部に対して着脱可能であるため、これを浴槽か
ら取り外せば、この入浴介護用担架に入浴者を載せたま
ま、浴槽と寝床の間を移動させることが可能になる。
浴槽の上部に対して着脱可能であるため、これを浴槽か
ら取り外せば、この入浴介護用担架に入浴者を載せたま
ま、浴槽と寝床の間を移動させることが可能になる。
【0007】この入浴介護用担架では、昇降フレーム枠
が頭側フレームと脚側フレームと連結フレームとで略平
行リンク状に形成されているため、頭側フレーム及び脚
側フレームは上昇位置と下降位置との間を回動により昇
降し、連結フレームは上昇位置と下降位置との間を平行
移動する。そして、昇降フレーム枠が上昇位置に上昇す
ると、浴槽上部で頭側フレームと脚側フレームと連結フ
レームとがほぼフラットに展開した状態になり、又、昇
降フレーム枠が下降位置に下降すると、浴槽底部で頭側
フレームが連結フレームに対して斜めに屈折した状態に
なる。又、頭側フレーム及び連結フレームには身体載置
部材が設けられているため、この頭側の載置部材を入浴
者の上半身側とし、脚側の載置部材を入浴者の下半身側
として、両載置部材に跨るように入浴者を載置させるこ
とができる。従って、この載置状態で昇降フレーム枠を
上昇させると、各フレームがほぼフラットに展開するた
め、浴槽上部において入浴者を寝姿勢で載置させること
ができる。又、昇降フレーム枠を下降させると、頭側フ
レームが連結フレームに対して斜めに屈折するため、浴
槽底部において頭側フレームを背もたれとして上半身を
斜めに起こした楽な姿勢で載置させることができる。
が頭側フレームと脚側フレームと連結フレームとで略平
行リンク状に形成されているため、頭側フレーム及び脚
側フレームは上昇位置と下降位置との間を回動により昇
降し、連結フレームは上昇位置と下降位置との間を平行
移動する。そして、昇降フレーム枠が上昇位置に上昇す
ると、浴槽上部で頭側フレームと脚側フレームと連結フ
レームとがほぼフラットに展開した状態になり、又、昇
降フレーム枠が下降位置に下降すると、浴槽底部で頭側
フレームが連結フレームに対して斜めに屈折した状態に
なる。又、頭側フレーム及び連結フレームには身体載置
部材が設けられているため、この頭側の載置部材を入浴
者の上半身側とし、脚側の載置部材を入浴者の下半身側
として、両載置部材に跨るように入浴者を載置させるこ
とができる。従って、この載置状態で昇降フレーム枠を
上昇させると、各フレームがほぼフラットに展開するた
め、浴槽上部において入浴者を寝姿勢で載置させること
ができる。又、昇降フレーム枠を下降させると、頭側フ
レームが連結フレームに対して斜めに屈折するため、浴
槽底部において頭側フレームを背もたれとして上半身を
斜めに起こした楽な姿勢で載置させることができる。
【0008】又、昇降フレーム枠の昇降は、索具装置に
よって行なわれるもので、この索具装置のワイヤが昇降
フレーム枠の脚側端部分に連結されているため、頭側フ
レームと連結フレームの結合部分に逆折れの力がかかる
ことがなく、昇降フレーム枠枠を自然な動作で昇降させ
ることができる。又、荷重に対して索具装置による牽引
力を効率よく作用させるには、その牽引方向を荷重とは
逆方向にすればよい。この場合、入浴者の重量は下向き
にかかるが、頭側フレーム及び脚側フレームが基端の軸
着部を中心として回動するため、この頭側フレーム及び
脚側フレームの下向き回動方向に対して逆方向に牽引す
るのが最も効率がよい。従って、本発明のように、ワイ
ヤの牽引方向を脚側フレームの下向き回動方向に対して
逆方向にすれば、索具装置による牽引力を効率よく作用
させながら昇降フレーム枠を昇降させることができる。
よって行なわれるもので、この索具装置のワイヤが昇降
フレーム枠の脚側端部分に連結されているため、頭側フ
レームと連結フレームの結合部分に逆折れの力がかかる
ことがなく、昇降フレーム枠枠を自然な動作で昇降させ
ることができる。又、荷重に対して索具装置による牽引
力を効率よく作用させるには、その牽引方向を荷重とは
逆方向にすればよい。この場合、入浴者の重量は下向き
にかかるが、頭側フレーム及び脚側フレームが基端の軸
着部を中心として回動するため、この頭側フレーム及び
脚側フレームの下向き回動方向に対して逆方向に牽引す
るのが最も効率がよい。従って、本発明のように、ワイ
ヤの牽引方向を脚側フレームの下向き回動方向に対して
逆方向にすれば、索具装置による牽引力を効率よく作用
させながら昇降フレーム枠を昇降させることができる。
【0009】又、本発明の介護用浴槽(請求項2)は、
浴槽の上部に組み付けられた担架フレーム枠と、この担
架フレーム枠に取り付けられた昇降フレーム枠と、この
昇降フレーム枠を浴槽底部に下げた下降位置と浴槽上部
に上げた上昇位置との間で昇降させるための索具装置を
備え、前記昇降フレーム枠は、基端が担架フレーム枠に
回動可能に軸着された頭側フレームと、この頭側フレー
ムとの間に間隔を保持して基端が担架フレーム枠に回動
可能に軸着された脚側フレームと、両端を頭側フレーム
と脚側フレームの先端部に軸着してほぼ水平に架設され
た連結フレームとで略平行リンク状に形成されると共
に、頭側フレーム及び連結フレームに身体載置部材が設
けられ、前記索具装置のワイヤが昇降フレーム枠の脚側
端部分に連結され、そのワイヤの牽引方向が脚側フレー
ムの下向き回動方向に対して概ね逆方向になるように形
成した。
浴槽の上部に組み付けられた担架フレーム枠と、この担
架フレーム枠に取り付けられた昇降フレーム枠と、この
昇降フレーム枠を浴槽底部に下げた下降位置と浴槽上部
に上げた上昇位置との間で昇降させるための索具装置を
備え、前記昇降フレーム枠は、基端が担架フレーム枠に
回動可能に軸着された頭側フレームと、この頭側フレー
ムとの間に間隔を保持して基端が担架フレーム枠に回動
可能に軸着された脚側フレームと、両端を頭側フレーム
と脚側フレームの先端部に軸着してほぼ水平に架設され
た連結フレームとで略平行リンク状に形成されると共
に、頭側フレーム及び連結フレームに身体載置部材が設
けられ、前記索具装置のワイヤが昇降フレーム枠の脚側
端部分に連結され、そのワイヤの牽引方向が脚側フレー
ムの下向き回動方向に対して概ね逆方向になるように形
成した。
【0010】この介護用浴槽は、担架フレーム枠を浴槽
の上部に組み付けることによって浴槽と入浴介護用担架
を一体的にしたものであり、その他の構成及び作用は、
前記した入浴介護用担架(請求項1)と同様である。
の上部に組み付けることによって浴槽と入浴介護用担架
を一体的にしたものであり、その他の構成及び作用は、
前記した入浴介護用担架(請求項1)と同様である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の実施の第1形態に係る
入浴介護用担架を示す側面断面図、図2はこの入浴介護
用担架を示す平面図である。
により説明する。図1は本発明の実施の第1形態に係る
入浴介護用担架を示す側面断面図、図2はこの入浴介護
用担架を示す平面図である。
【0012】図において、1は担架フレーム枠で、それ
ぞれが角パイプで形成された頭側枠材1aと、脚側枠材
1bと、左右の側部枠材1c,1cとで長方形状に枠組
みされている。この担架フレーム枠1は、浴槽9の上部
に着脱可能に設けられるもので、この場合、浴槽9の上
端内周縁に段差部90を凹設して、この段差部90内に
担架フレーム枠1を着脱可能に載置できるようになって
いる。
ぞれが角パイプで形成された頭側枠材1aと、脚側枠材
1bと、左右の側部枠材1c,1cとで長方形状に枠組
みされている。この担架フレーム枠1は、浴槽9の上部
に着脱可能に設けられるもので、この場合、浴槽9の上
端内周縁に段差部90を凹設して、この段差部90内に
担架フレーム枠1を着脱可能に載置できるようになって
いる。
【0013】この担架フレーム枠1の内部には、頭側フ
レーム2aと脚側フレーム2bと連結フレーム2c,2
cとで略平行リンク状に形成された昇降フレーム枠2が
取り付けられている。前記頭側フレーム2aは、パイプ
材を略U字状に折り曲げたもので、基端となる両端部が
担架フレーム枠1の頭側寄り位置において側部枠材2
c,2cの内面に回動可能に軸着21,21されてい
る。前記脚側フレーム2bは、パイプ材を略U字状に折
り曲げたもので、基端となる両端部が頭側フレーム2a
との間に間隔を保持して側部枠材2c,2cの内面に回
動可能に軸着22,22されている。前記連結フレーム
2c,2cには、直状のパイプ材が用いられ、その一端
が頭側フレーム2aの先端に回動可能に軸着23,23
されると共に、他端が脚側フレーム2bの先端に回動可
能に軸着24,24されて、頭側フレーム2aと脚側フ
レーム2b間にほぼ水平に架設されている。
レーム2aと脚側フレーム2bと連結フレーム2c,2
cとで略平行リンク状に形成された昇降フレーム枠2が
取り付けられている。前記頭側フレーム2aは、パイプ
材を略U字状に折り曲げたもので、基端となる両端部が
担架フレーム枠1の頭側寄り位置において側部枠材2
c,2cの内面に回動可能に軸着21,21されてい
る。前記脚側フレーム2bは、パイプ材を略U字状に折
り曲げたもので、基端となる両端部が頭側フレーム2a
との間に間隔を保持して側部枠材2c,2cの内面に回
動可能に軸着22,22されている。前記連結フレーム
2c,2cには、直状のパイプ材が用いられ、その一端
が頭側フレーム2aの先端に回動可能に軸着23,23
されると共に、他端が脚側フレーム2bの先端に回動可
能に軸着24,24されて、頭側フレーム2aと脚側フ
レーム2b間にほぼ水平に架設されている。
【0014】又、前記頭側フレーム2a及び連結フレー
ム2c,2cには、身体載置部材としての頭側載置部材
31及び脚側載置部材32が着脱可能に設けられてい
る。頭側載置部材31は、頭側フレーム2aを覆うよう
にプラスチックボードで成形され、又、脚側載置部材3
2は、連結フレーム2c,2c間に架設されるようにプ
ラスチックボードで成形され、この両載置部材31,3
2にはそれぞれ透水用の穴33,34が形成されてい
る。尚、この載置部材31,32の上には、それぞれフ
ォーム系のクッションマットが取り付けられている。こ
の場合、頭側クッションマット41は、その厚みが脚側
に向けて次第に厚く形成され、又、脚側のクッションマ
ット42は、頭側の厚みが頭側クッションマット41の
厚みとほぼ同一に形成されると共に脚側に向けて次第に
薄く形成されている。
ム2c,2cには、身体載置部材としての頭側載置部材
31及び脚側載置部材32が着脱可能に設けられてい
る。頭側載置部材31は、頭側フレーム2aを覆うよう
にプラスチックボードで成形され、又、脚側載置部材3
2は、連結フレーム2c,2c間に架設されるようにプ
ラスチックボードで成形され、この両載置部材31,3
2にはそれぞれ透水用の穴33,34が形成されてい
る。尚、この載置部材31,32の上には、それぞれフ
ォーム系のクッションマットが取り付けられている。こ
の場合、頭側クッションマット41は、その厚みが脚側
に向けて次第に厚く形成され、又、脚側のクッションマ
ット42は、頭側の厚みが頭側クッションマット41の
厚みとほぼ同一に形成されると共に脚側に向けて次第に
薄く形成されている。
【0015】又、前記昇降フレーム枠2には、この昇降
フレーム枠2を浴槽底部に下げた下降位置(図1実線位
置)と浴槽上部に上げた上昇位置(図1仮想線位置)と
の間で昇降させるための索具装置5が連結されている。
この索具装置5は、牽引装置51と第1ワイヤ52及び
第2ワイヤ53で構成されている。
フレーム枠2を浴槽底部に下げた下降位置(図1実線位
置)と浴槽上部に上げた上昇位置(図1仮想線位置)と
の間で昇降させるための索具装置5が連結されている。
この索具装置5は、牽引装置51と第1ワイヤ52及び
第2ワイヤ53で構成されている。
【0016】前記牽引装置51は、頭側枠材1aの外端
面に固定した軸受54にスラストベアリングを介してネ
ジ棒55が軸支され、このネジ棒55の外端にハンドル
56が取り付けられると共に内端側にパイプ材57が螺
合され、このパイプ材57の先端に滑車ローラ58が取
り付けられた構造になっている。尚、前記ネジ棒55及
びパイプ材57は、頭側枠材1aの内部に配設され、軸
受54及びハンドル56は外部に露出している。又、第
1第ワイヤ52は、前記滑車ローラ58で折り返され
て、その一端が頭側枠材1a内において止めピン59に
結合され、他端はガイドローラ60により誘導されて頭
側枠材1aの内部から側部枠材1cの内部に延長し、そ
の先端に接続滑車61が取り付けられている。又、第2
ワイヤ53は、前記接続滑車61で折り返されると共
に、その両端がそれぞれガイドローラ62,63により
誘導されて側部枠材1cの内部から脚側枠材1bの内部
に延長すると共に、このガイドローラ62,63により
折り返されて脚側枠材1bの内部から外部に延長し、さ
らに、側部枠材1c,1cに設けた外部ガイドローラ6
4,64により誘導されて、その両端がそれぞれ脚側フ
レーム2bの両端先端部に回動可能に連結65,65さ
れている。この場合、脚側フレーム2bの両端先端部に
は、く字状の折り曲げ部が形成され、その折り曲げ部に
第2ワイヤ53の端部を連結することで、脚側フレーム
2bが上昇位置にある場合でも、第2ワイヤ53の延長
代が確保できるようにしている。従って、前記ネジ棒5
5をハンドル56によって回転させると、パイプ材57
がネジ棒55上を進退し、このパイプ材57の進退によ
って第1ワイヤ52及び第2ワイヤ53が牽引又は弛緩
して、第2ワイヤ53に連結した昇降フレーム枠2が昇
降することになる。
面に固定した軸受54にスラストベアリングを介してネ
ジ棒55が軸支され、このネジ棒55の外端にハンドル
56が取り付けられると共に内端側にパイプ材57が螺
合され、このパイプ材57の先端に滑車ローラ58が取
り付けられた構造になっている。尚、前記ネジ棒55及
びパイプ材57は、頭側枠材1aの内部に配設され、軸
受54及びハンドル56は外部に露出している。又、第
1第ワイヤ52は、前記滑車ローラ58で折り返され
て、その一端が頭側枠材1a内において止めピン59に
結合され、他端はガイドローラ60により誘導されて頭
側枠材1aの内部から側部枠材1cの内部に延長し、そ
の先端に接続滑車61が取り付けられている。又、第2
ワイヤ53は、前記接続滑車61で折り返されると共
に、その両端がそれぞれガイドローラ62,63により
誘導されて側部枠材1cの内部から脚側枠材1bの内部
に延長すると共に、このガイドローラ62,63により
折り返されて脚側枠材1bの内部から外部に延長し、さ
らに、側部枠材1c,1cに設けた外部ガイドローラ6
4,64により誘導されて、その両端がそれぞれ脚側フ
レーム2bの両端先端部に回動可能に連結65,65さ
れている。この場合、脚側フレーム2bの両端先端部に
は、く字状の折り曲げ部が形成され、その折り曲げ部に
第2ワイヤ53の端部を連結することで、脚側フレーム
2bが上昇位置にある場合でも、第2ワイヤ53の延長
代が確保できるようにしている。従って、前記ネジ棒5
5をハンドル56によって回転させると、パイプ材57
がネジ棒55上を進退し、このパイプ材57の進退によ
って第1ワイヤ52及び第2ワイヤ53が牽引又は弛緩
して、第2ワイヤ53に連結した昇降フレーム枠2が昇
降することになる。
【0017】そして、前記第2ワイヤ53において、昇
降フレーム枠2に対する牽引方向(矢印A方向)、即
ち、外部ガイドローラ64から連結部65への延長方向
が脚側フレーム2bの下向き回動方向(矢印B方向)に
対して概ね逆方向になるように形成されている。この場
合、脚側フレーム2bがその回動範囲内の中間に位置し
た状態で、軸着部22,24間を結ぶ線Cと牽引方向が
ほぼ直角になるように形成されている。
降フレーム枠2に対する牽引方向(矢印A方向)、即
ち、外部ガイドローラ64から連結部65への延長方向
が脚側フレーム2bの下向き回動方向(矢印B方向)に
対して概ね逆方向になるように形成されている。この場
合、脚側フレーム2bがその回動範囲内の中間に位置し
た状態で、軸着部22,24間を結ぶ線Cと牽引方向が
ほぼ直角になるように形成されている。
【0018】次に作用を説明する。この入浴介護用担架
は、担架フレーム枠1が浴槽9の上部に対して着脱可能
であるため、これを浴槽9から取り外せば、この入浴介
護用担架に入浴者を載せたまま、浴槽と寝床の間を移動
させることが可能になる。
は、担架フレーム枠1が浴槽9の上部に対して着脱可能
であるため、これを浴槽9から取り外せば、この入浴介
護用担架に入浴者を載せたまま、浴槽と寝床の間を移動
させることが可能になる。
【0019】そして、昇降フレーム枠2の動作について
は、この昇降フレーム枠2が頭側フレーム2aと脚側フ
レーム2bと連結フレーム2cとで略平行リンク状に形
成されているため、頭側フレーム2a及び脚側フレーム
2bは上昇位置と下降位置との間を回動により昇降し、
連結フレーム2cは上昇位置と下降位置との間を平行移
動する。このようにして昇降フレーム枠2が上昇位置に
上昇すると、浴槽上部で頭側フレーム2aと脚側フレー
ム2bと連結フレーム2cとがほぼフラットに展開した
状態になり、又、昇降フレーム枠2が下降位置に下降す
ると、浴槽底部で頭側フレーム2aが連結フレーム2c
に対して斜めに屈折した状態になる。又、頭側フレーム
2a及び連結フレーム2cには身体載置部材31,32
が設けられているため、頭側載置部材31を入浴者の上
半身側とし、脚側載置部材32を入浴者の下半身側とし
て、両載置部材31,32に跨るように入浴者を載置さ
せることができる。従って、この載置状態で昇降フレー
ム枠2を上昇させると、各フレーム2a,2b,2cと
がほぼフラットに展開するため、浴槽上部において入浴
者を寝姿勢で載置させることができる。又、昇降フレー
ム枠2を下降させると、頭側フレーム2aが連結フレー
ム2cに対して斜め屈折するため、浴槽底部において頭
側フレーム2aを背もたれとして上半身を斜めに起こし
た楽な姿勢で載置させることができる。尚、この実施の
形態では、載置部材31,32の上にクッションマット
41,42が取り付けられ、この上に入浴者を載置させ
るようにしたため、入浴者を楽な状態で載置することが
できる。又、昇降フレーム枠2を上昇させた場合、頭側
フレーム2aと連結フレーム2cとの軸着部23にはど
うしても撓み(屈折)が生じるが、この軸着部23部分
においてクッションマットの厚みが厚く形成されている
ため、その撓み分をクッションマット41,42の厚み
によって補正でき、昇降フレーム枠2の上昇状態でクッ
ションマット41,42の上面をフラットに連続させる
ことができる。
は、この昇降フレーム枠2が頭側フレーム2aと脚側フ
レーム2bと連結フレーム2cとで略平行リンク状に形
成されているため、頭側フレーム2a及び脚側フレーム
2bは上昇位置と下降位置との間を回動により昇降し、
連結フレーム2cは上昇位置と下降位置との間を平行移
動する。このようにして昇降フレーム枠2が上昇位置に
上昇すると、浴槽上部で頭側フレーム2aと脚側フレー
ム2bと連結フレーム2cとがほぼフラットに展開した
状態になり、又、昇降フレーム枠2が下降位置に下降す
ると、浴槽底部で頭側フレーム2aが連結フレーム2c
に対して斜めに屈折した状態になる。又、頭側フレーム
2a及び連結フレーム2cには身体載置部材31,32
が設けられているため、頭側載置部材31を入浴者の上
半身側とし、脚側載置部材32を入浴者の下半身側とし
て、両載置部材31,32に跨るように入浴者を載置さ
せることができる。従って、この載置状態で昇降フレー
ム枠2を上昇させると、各フレーム2a,2b,2cと
がほぼフラットに展開するため、浴槽上部において入浴
者を寝姿勢で載置させることができる。又、昇降フレー
ム枠2を下降させると、頭側フレーム2aが連結フレー
ム2cに対して斜め屈折するため、浴槽底部において頭
側フレーム2aを背もたれとして上半身を斜めに起こし
た楽な姿勢で載置させることができる。尚、この実施の
形態では、載置部材31,32の上にクッションマット
41,42が取り付けられ、この上に入浴者を載置させ
るようにしたため、入浴者を楽な状態で載置することが
できる。又、昇降フレーム枠2を上昇させた場合、頭側
フレーム2aと連結フレーム2cとの軸着部23にはど
うしても撓み(屈折)が生じるが、この軸着部23部分
においてクッションマットの厚みが厚く形成されている
ため、その撓み分をクッションマット41,42の厚み
によって補正でき、昇降フレーム枠2の上昇状態でクッ
ションマット41,42の上面をフラットに連続させる
ことができる。
【0020】又、昇降フレーム枠2の昇降は、索具装置
5によって行なわれるもので、この索具装置5の第2ワ
イヤ53が昇降フレーム枠2の脚側端部分に連結されて
いるため、頭側フレーム2aと連結フレーム2cの結合
部分(軸着部23)に逆折れの力がかかることがなく、
昇降フレーム枠2を自然な動作で昇降させることができ
る。又、第2ワイヤ53の牽引方向を脚側フレーム2b
の下向き回動方向に対して逆方向にしているため、索具
装置5による牽引力を効率よく作用させながら昇降フレ
ーム枠2を昇降させることができる。即ち、入浴者の重
量は下向きにかかるが、脚側フレーム2bが基端の22
を中心として回動するため、この脚側フレーム2bの下
向き回動方向に対して逆方向に牽引するのが最も効率が
よい。
5によって行なわれるもので、この索具装置5の第2ワ
イヤ53が昇降フレーム枠2の脚側端部分に連結されて
いるため、頭側フレーム2aと連結フレーム2cの結合
部分(軸着部23)に逆折れの力がかかることがなく、
昇降フレーム枠2を自然な動作で昇降させることができ
る。又、第2ワイヤ53の牽引方向を脚側フレーム2b
の下向き回動方向に対して逆方向にしているため、索具
装置5による牽引力を効率よく作用させながら昇降フレ
ーム枠2を昇降させることができる。即ち、入浴者の重
量は下向きにかかるが、脚側フレーム2bが基端の22
を中心として回動するため、この脚側フレーム2bの下
向き回動方向に対して逆方向に牽引するのが最も効率が
よい。
【0021】又、索具装置5を構成する牽引装置51と
第1ワイヤ52及び第2ワイヤ53を担架フレーム枠1
の内部に配設したため、これが入浴作業の邪魔になるこ
とがないし、外観もスッキリする。又、滑車ローラ58
を用いて第1ワイヤ52を折り返すようにしたため、牽
引装置51に設けたネジ棒55のストロークを短くする
ことができる。これにより、牽引装置51を配設する際
のスペース的な制約がなくなり、介護者にとって操作が
楽な場所を選択して配設することができる。
第1ワイヤ52及び第2ワイヤ53を担架フレーム枠1
の内部に配設したため、これが入浴作業の邪魔になるこ
とがないし、外観もスッキリする。又、滑車ローラ58
を用いて第1ワイヤ52を折り返すようにしたため、牽
引装置51に設けたネジ棒55のストロークを短くする
ことができる。これにより、牽引装置51を配設する際
のスペース的な制約がなくなり、介護者にとって操作が
楽な場所を選択して配設することができる。
【0022】次に、図3は実施の第2形態に係る介護用
浴槽を示す背面断面図である。この介護用浴槽は、担架
フレーム枠1を浴槽9の上部に設けたスカート部91の
内部に組み付けることによって浴槽9と入浴介護用担架
を一体的にしたものであり、その他の構成及び作用は、
前記実施の第1形態で示した入浴介護用担架と同様であ
る。
浴槽を示す背面断面図である。この介護用浴槽は、担架
フレーム枠1を浴槽9の上部に設けたスカート部91の
内部に組み付けることによって浴槽9と入浴介護用担架
を一体的にしたものであり、その他の構成及び作用は、
前記実施の第1形態で示した入浴介護用担架と同様であ
る。
【0023】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、具体的な構成はこれに限られることはない。
例えば、頭側フレームや連結フレームに補強用の桟材を
架設してもよい。又、索具装置について、牽引装置を電
動式等にすることもできるし、又、ワイヤの配索系は、
昇降フレーム枠に対する牽引方向が脚側フレームの下向
き回動方向に対して逆方向になっていれさえすれば、適
宜に決定することができる。又、索具装置は、昇降フレ
ーム枠の脚側端部分に連結されていればよく、実施の形
態のように脚側フレームの先端部分に連結してもよい
し、連結フレームの脚側端部に連結してもよい。尚、こ
の索具装置のワイヤには、ロープやチエン等の索条を含
むものとする。また、実施の形態では、昇降フレーム枠
2を上昇させた場合に生じる軸着部23部分の撓み(屈
折)を補正するために、クッションマット41,42の
厚みを軸着部23側が厚くなるように形成したが、載置
部材31,32を軸着部23側で厚くなるように形成し
て、クッションマット41,42の厚みを均一にしても
よい。
明したが、具体的な構成はこれに限られることはない。
例えば、頭側フレームや連結フレームに補強用の桟材を
架設してもよい。又、索具装置について、牽引装置を電
動式等にすることもできるし、又、ワイヤの配索系は、
昇降フレーム枠に対する牽引方向が脚側フレームの下向
き回動方向に対して逆方向になっていれさえすれば、適
宜に決定することができる。又、索具装置は、昇降フレ
ーム枠の脚側端部分に連結されていればよく、実施の形
態のように脚側フレームの先端部分に連結してもよい
し、連結フレームの脚側端部に連結してもよい。尚、こ
の索具装置のワイヤには、ロープやチエン等の索条を含
むものとする。また、実施の形態では、昇降フレーム枠
2を上昇させた場合に生じる軸着部23部分の撓み(屈
折)を補正するために、クッションマット41,42の
厚みを軸着部23側が厚くなるように形成したが、載置
部材31,32を軸着部23側で厚くなるように形成し
て、クッションマット41,42の厚みを均一にしても
よい。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の入浴
介護用担架及び介護用浴槽にあっては、略平行リンク状
に形成した昇降フレーム枠を用いているため、入浴者を
載置させたときの安定性が向上すると共に、撓みが抑え
られ、入浴者に安心感を与えながら入浴させることがで
きる。特に、上昇位置でフラットに展開するため、介護
者一人で入浴者をベッド等から寝姿勢で載置させること
ができるし、下降位置では頭側フレームが背もたれの役
目をするため、頭側フレームを背もたれとして上半身を
斜めに起こした楽な姿勢で入浴させることができる。
介護用担架及び介護用浴槽にあっては、略平行リンク状
に形成した昇降フレーム枠を用いているため、入浴者を
載置させたときの安定性が向上すると共に、撓みが抑え
られ、入浴者に安心感を与えながら入浴させることがで
きる。特に、上昇位置でフラットに展開するため、介護
者一人で入浴者をベッド等から寝姿勢で載置させること
ができるし、下降位置では頭側フレームが背もたれの役
目をするため、頭側フレームを背もたれとして上半身を
斜めに起こした楽な姿勢で入浴させることができる。
【0025】又、索具装置によるワイヤの牽引方向を脚
側フレームの下向き回動方向に対して概ね逆方向になる
ように形成したため、ワイヤの牽引力を効率よく作用さ
せて、操作時における労力負担や索具装置等に加わる負
荷の増大を防止することができるという効果が得られ
る。
側フレームの下向き回動方向に対して概ね逆方向になる
ように形成したため、ワイヤの牽引力を効率よく作用さ
せて、操作時における労力負担や索具装置等に加わる負
荷の増大を防止することができるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の実施の第1形態に係る入浴介護用担架
を示す側面断面図である。
を示す側面断面図である。
【図2】この入浴介護用担架を示す平面図である。
【図3】実施の第2形態に係る介護用浴槽を示す背面断
面図である。
面図である。
1 担架フレーム枠 2 昇降フレーム枠 2a 頭側フレーム 2b 脚側フレーム 2c 連結フレーム 31 頭側載置部材(身体載置部材) 32 脚側載置部材(身体載置部材) 5 索具装置 53 ワイヤ(第2ワイヤ) 9 浴槽
Claims (2)
- 【請求項1】 浴槽の上部に着脱可能に設けられる担架
フレーム枠と、この担架フレーム枠に取り付けられた昇
降フレーム枠と、この昇降フレーム枠を浴槽底部に下げ
た下降位置と浴槽上部に上げた上昇位置との間で昇降さ
せるための索具装置を備え、 前記昇降フレーム枠は、基端が担架フレーム枠に回動可
能に軸着された頭側フレームと、この頭側フレームとの
間に間隔を保持して基端が担架フレーム枠に回動可能に
軸着された脚側フレームと、両端を頭側フレームと脚側
フレームの先端部に軸着してほぼ水平に架設された連結
フレームとで略平行リンク状に形成されると共に、頭側
フレーム及び連結フレームに身体載置部材が設けられ、 前記索具装置のワイヤが昇降フレーム枠の脚側端部分に
連結され、そのワイヤの牽引方向が脚側フレームの下向
き回動方向に対して概ね逆方向になるように形成したこ
とを特徴とする入浴介護用担架。 - 【請求項2】 浴槽の上部に組み付けられた担架フレー
ム枠と、この担架フレーム枠に取り付けられた昇降フレ
ーム枠と、この昇降フレーム枠を浴槽底部に下げた下降
位置と浴槽上部に上げた上昇位置との間で昇降させるた
めの索具装置を備え、 前記昇降フレーム枠は、基端が担架フレーム枠に回動可
能に軸着された頭側フレームと、この頭側フレームとの
間に間隔を保持して基端が担架フレーム枠に回動可能に
軸着された脚側フレームと、両端を頭側フレームと脚側
フレームの先端部に軸着してほぼ水平に架設された連結
フレームとで略平行リンク状に形成されると共に、頭側
フレーム及び連結フレームに身体載置部材が設けられ、 前記索具装置のワイヤが昇降フレーム枠の脚側端部分に
連結され、そのワイヤの牽引方向が脚側フレームの下向
き回動方向に対して概ね逆方向になるように形成したこ
とを特徴とする介護用浴槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100125A JP2000288059A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 入浴介護用担架及び介護用浴槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11100125A JP2000288059A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 入浴介護用担架及び介護用浴槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000288059A true JP2000288059A (ja) | 2000-10-17 |
Family
ID=14265618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11100125A Pending JP2000288059A (ja) | 1999-04-07 | 1999-04-07 | 入浴介護用担架及び介護用浴槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000288059A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107773412A (zh) * | 2016-08-26 | 2018-03-09 | 三位体株式会社 | 沐浴装置 |
-
1999
- 1999-04-07 JP JP11100125A patent/JP2000288059A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107773412A (zh) * | 2016-08-26 | 2018-03-09 | 三位体株式会社 | 沐浴装置 |
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