JPH07299098A - 血行促進用寝台 - Google Patents

血行促進用寝台

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JPH07299098A
JPH07299098A JP6096129A JP9612994A JPH07299098A JP H07299098 A JPH07299098 A JP H07299098A JP 6096129 A JP6096129 A JP 6096129A JP 9612994 A JP9612994 A JP 9612994A JP H07299098 A JPH07299098 A JP H07299098A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な寝心地が得られ且つ寝たままで運動を
付与できる血行促進用寝台を提供する。 【構成】 可動枠16が往復移動されるに伴って可撓性
転動ローラ30がマット52に対して転動させられると
き、可撓性転動ローラ30の回転抵抗のために可動枠1
6と共に移動させられようとするが、可撓性転動ローラ
30の両端部は機枠12に拘束されていることから、可
撓性転動ローラ30の中央部に曲がりが発生させられ、
次いで可動枠16から伝達される摩擦トルクが可撓性転
動ローラ30の回転抵抗を超えると可撓性転動ローラ3
0が曲がった状態で回転させられる。このため、マット
52上の生体にも繰り返し曲がりが発生するので、寝た
ままの生体に適度の運動を付与することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝ている状態の生体の
マットに接触している部分の血液循環を促進すると同時
に運動効果を付与する血行促進用寝台に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】寝ている状態の生体は、そのマットに接
触している部分が体重によって圧迫されることにより血
液循環が阻害される。このため、長期間寝たきりの生体
の腰仙部、大転子部などには所謂褥創が発生することが
知られている。
【0003】これに対し、寝台の長手方向に伸びる固定
平行剛体杆と昇降可動平行剛体杆とを寝台上において交
互に配置し、その昇降可動平行剛体杆を固定平行剛体杆
の上面水準に対して上下に緩慢に昇降させるようにした
寝台が提案されている。たとえば特公平2−44554
3号公報に記載された寝台がそれである。
【0004】
【発明が解決すべき課題】ところで、上記のように構成
された従来の寝台では、固定平行剛体杆と昇降可動平行
剛体杆とが交互に配置され、それらの一方が他方よりも
相対的に上側へ突き出されるように構成されていること
から、上側へ突き出された一方の平行剛体杆の相互間隔
は他方の平行剛体杆の径の倍以上の間隔とされるので、
その一方の平行剛体杆により支えられる生体は、凹凸感
が著しくて快適な寝心地が得られないという欠点があっ
た。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、良好な寝心地が
得られる血行促進用寝台を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、横たわる生体をマッ
トを介して支持しつつその生体の支持領域を移動させる
ことにより生体の血行を促進させる形式の血行促進用寝
台であって、(a) 寝台の機枠と、(b) その寝台の幅方向
に所定の間隔を隔ててその寝台の長手方向に平行に配置
され、軸まわりに回転可能な状態で両端部が寝台の機枠
により拘束されることにより、前記マットを介して前記
生体を支持する複数本の可撓性円柱状支持部材と、(c)
前記寝台の幅方向に移動可能に設けられて前記可撓性円
柱状支持部材をその下側から支持する可動部材と、(d)
その可動部材を前記寝台の幅方向において所定のストロ
ークで往復駆動する往復駆動装置とを、含むことにあ
る。
【0007】
【作用】このようにすれば、生体の体重がマットを介し
て複数本の可撓性円柱状支持部材により支持される。往
復駆動装置によって可動部材が寝台の幅方向へ往復駆動
されると、その可動部材により下側から支持されている
可撓性円柱状支持部材がマットに対して転動させられ
る。このとき、可撓性円柱状支持部材は、その両端部が
機枠に拘束されていることから、長手方向の中間部が可
動部材の移動方向へ向かう撓みすなわち水平面内の曲が
りが発生するので、その上のマットにもそれに伴う水平
面内の曲がりが上記可動部材の往復移動に同期して繰り
返し発生する。
【0008】
【発明の効果】上記のように、上記可撓性円柱状支持部
材はマットに対して転動させられるものであるから、そ
れらはその径よりも僅かに大きいピッチにて配置され得
るので、それら可撓性円柱状支持部材により支持される
生体の支持領域の間隔が狭くなり、凹凸感が少なくなっ
て好適な寝心地が得られる。
【0009】しかも、可撓性円柱状支持部材により支持
されるマットは、その可撓性円柱状支持部材の水平面内
の曲がりに伴い、可動部材の往復移動に同期して繰り返
し曲げられることから、マットに支持されている生体の
脊柱や足も繰り返し曲げられるので、寝たままの生体に
適度の運動を付与することができる。また、生体の背柱
や足の骨の関節が長期間固定状態とされることがないの
で、背柱や足の関節が固くなるなどの障害の発生が好適
に防止される。
【0010】ここで、好適には、前記可撓性円柱状支持
部材はその外周面に弾性変形可能な所定厚みのスポンジ
層やゴム層などの緩衝層を備えており、前記可撓性円柱
状支持部材の両端部をその軸まわりの回転が可能な状態
で上下方向の移動可能に案内する上下案内部材が寝台の
機枠に設けられる。このようにすれば、生体の体重がマ
ットを介して加えられることにより可撓性円柱状支持部
材の外周面の緩衝層が弾性変形してその推力方向の径が
局部的に小さくなったとしても、可撓性円柱状支持部材
が水平状態に維持される利点がある。
【0011】また、好適には、前記上下案内部材を前記
可動部材の移動方向と平行な方向に案内する水平案内装
置と、前記可動部材の移動に伴って、その可動部材の移
動量よりも少ない水平方向の移動量を前記上下案内部材
に与えるようにそれら上下案内部材と可動部材とを作動
的に連結する連結手段とが、さらに設けられる。このよ
うにすれば、複数本の可撓性円柱状支持部材の回転中心
が可動部材の移動とともにその可動部材の移動速度より
も低い速度で移動するので、マットおよびその上の生体
の機枠に対する移動量が少なくなる利点がある。
【0012】さらに好適には、上記連結手段は、可動部
材の移動量の半分の移動量を前記上下案内部材に与える
ようにそれら上下案内部材と可動部材とを作動的に連結
するように構成される。マットに対する可撓性円柱状支
持部材の回転中心の水平方向の移動量はそのマットに対
する可動部材の移動量の半分であるから、上記のように
構成されると、マットおよびその上の生体が機枠に対し
て殆ど移動しない利点がある。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の血行促進用寝
台10の側板を取り外した状態を示す正面図であり、図
2はその血行促進用寝台10の骨格を構成する機枠12
の要部を示す平面図である。
【0014】上記機枠12は、生体の身長よりも大きい
長さと比較的低い高さと比較的奥行きのある幅寸法とを
有する直方体形状を成しており、その長手方向において
所定の間隔を隔てて且つその長手方向に直角な方向に伸
びる5本の互いに平行な水平支持部材14をその上面に
備えている。可動枠16は、図2の2点鎖線に示される
ように、長方形を成す3つの枠により構成されており、
寝台10を長手方向に2分する中心線Cを中心とした対
称形状とされている。そして、上記可動枠16は、水平
支持部材14の長手方向すなわち寝台10の幅方向にお
いて移動可能に支持されている。
【0015】すなわち、図3に示すように、上記可動枠
16の下面には複数個のスライドベアリング20がブラ
ケット22を介して固定される一方、上記水平支持部材
14のうち寝台10の長手方向の中央に位置するものを
除く4本の水平支持部材14の上面にはその長手方向に
伸びるレール24が固設されており、スライドベアリン
グ20がレール24によって寝台10の長手方向に直角
な方向に案内されるようになっているのである。なお、
上記スライドベアリング20は、複数個のボールが図示
しない循環路を通して循環させられるように構成されて
いる。
【0016】上記可動枠16の上面には、たとえばアル
ミニウム製の薄板材26が全面的に張り着けられるとと
もに、その薄板材26の上面であって前記レール24に
対応する位置には、所定幅のゴム製のシート状摩擦部材
28が幅方向の全域にわたって張り着けられている。こ
のシート状摩擦部材28は、その上側において寝台10
の長手方向と平行に配置される複数本の転動ローラ30
との間の摩擦力を高めるためのものである。本実施例で
は、上記可動枠16、薄板材26、およびシート状摩擦
部材28が後述の可撓性転動ローラ30を下側から支持
しつつ寝台10の幅方向に往復移動させられる可動部材
として機能している。
【0017】可撓性転動ローラ30は、機枠12の長手
寸法よりも僅かに短い全長を有する金属製の軸筒32
と、その外周に固着された円筒状の緩衝層34とから構
成されている。この軸筒32は、アルミニウム管や鉄管
のような金属管であって、可撓性を積極的に高めるため
にたとえば1mm程度の肉厚を有している。この可撓性と
は、後述の生体50をマット52を介して支持した状態
で可動枠16が移動させられたときに最大5cm程度、好
適には1cm乃至3cm程度の曲がりMを長手方向の中央部
に発生させる性質を意味している。また、上記緩衝層3
4は、軟質ウレタンゴム、発泡ウレタンゴムなどの弾性
変形可能な軟質の合成樹脂から構成されており、クッシ
ョン材としての機能を備えている。緩衝層34の硬度
は、たとえばJISAのハードスケールHSにて20度
乃至23度の範囲が望ましい。そして、上記のように構
成された複数本の可撓性転動ローラ30は、軸まわりに
回転可能且つ上下方向の移動自在に設けられており、寝
台10の上面においてその長手方向において水平に配設
され、且つ寝台10の幅方向において所定の小さな間隔
を隔てて互いに平行に配列されている。
【0018】図4および図5に示すように、上記可撓性
転動ローラ30の軸筒32の軸端には、ベアリング40
が嵌め着けられている一方、機枠12の上端部の内側に
は、U字状のガイド用切欠42が複数形成された上下案
内部材44が固設されており、上記ベアリング40の外
周輪46に形成された環状溝48内に上記ガイド用切欠
42が嵌め入れられることにより、可撓性転動ローラ3
0は、軸まわりに回転可能且つそれらの相互間隔が一定
に維持されつつ上下方向の移動自在に設けられている。
【0019】したがって、上記可撓性転動ローラ30
は、直接的には可動枠16により支持されるが、その可
動枠16、スライドベアリング20、レール24を介し
て最終的には機枠12に固定された水平支持部材14に
より支持される。そして、図6にも示されるように、生
体50は、敷ふとんやベッド用マットなどのマット52
を介して上記転動ローラ30上に横たわることになる。
上記可撓性転動ローラ30は、その径が60乃至70mm
φであって、その配置間隔が70乃至100mm程度の中
心軸間距離Dとなると、すなわち中心軸間距離Dが径の
140%程度以内となると、生体の体感圧が苦痛となら
ないので好ましい。
【0020】前記5本の水平支持部材14のうち寝台1
0の長手方向の中央に位置する水平支持部材14には、
図6に示すように、水平駆動シリンダ56がブラケット
58を介して固設されており、その水平駆動シリンダ5
6の出力ロッド60は前記可動枠16に固定されたブラ
ケット62と連結されている。このため、上記水平駆動
シリンダ56により可動枠16が水平方向に往復駆動さ
れるにともなって、転動ローラ30がマット52に対し
て往復転動させられる。可撓性転動ローラ30の転動距
離がたとえばそれら可撓性転動ローラ30の配置ピッチ
D乃至D/2の間の距離となるように、水平駆動シリン
ダ56の出力ロッド60のストロークが設定されてい
る。
【0021】図7は、水平駆動シリンダ56を制御する
油圧装置の一例を示している。図において、オイルタン
ク94に還流した作動油は電動油圧ポンプ96により往
復制御弁98へ圧送される。往復制御弁98は、3位置
制御弁であって、2つのソレノイドS1およびS2が共
にオフ状態であるときには水平駆動シリンダ56を作動
させないが、ソレノイドS1およびS2の一方および他
方がオン状態とされるにともなって作動油を水平駆動シ
リンダ56の一方および他方の油室へ供給して出力ロッ
ド60を往復作動させる。上記水平駆動シリンダ56の
作動速度は、往復制御弁98と水平駆動シリンダ56と
の間に設けられた一対の可変絞り弁102により設定さ
れるようになっている。なお、オイルタンク94の出力
圧はリリーフ弁106によって所定圧以下に制限されて
いる。
【0022】図8は、上記図7の油圧装置を制御する電
子制御装置の一例を示している。図の電子制御装置10
8において、モード切換スイッチ110は、血行促進モ
ードA、他のモードB、停止モードCのいずれかを選択
するために操作される。上記モード切換スイッチ110
が血行促進モードAに操作された場合は、タイミング信
号発生装置112が起動させられる。このタイミング信
号発生装置112は、作動周期を設定する周期設定器1
14と、それにより設定された周期のうちの往復作動時
間を設定する作動時間設定器116とを備えており、そ
の往復作動時間内では出力接点112aおよび112b
をたとえば2分程度の所定時間毎に交互に閉じてソレノ
イドS1およびS2を交互に励磁し、水平駆動シリンダ
56の出力ロッド60を突き出させ或いは引っ込ませ
る。図9は水平駆動シリンダ56の出力ロッド60が突
き出されたときのマット52の位置を示し、図10は水
平駆動シリンダ56の出力ロッド60が中間的位置にあ
るときのマット52の位置を示し、図11は水平駆動シ
リンダ56の出力ロッド60が引っ込められたときのマ
ットの位置を示している。
【0023】上記周期設定器114は、零乃至数時間の
範囲内の所望の周期を設定でき、上記作動時間設定器1
16も零乃至数時間の範囲内の所望の時間を設定でき
る。通常は、上記周期設定器114および作動時間設定
器116の設定により、たとえば30分程度の往復作動
期間と1時間30分程度の休止期間とから成る2時間程
度の周期で作動し、その往復作動期間では、水平駆動シ
リンダ56の出力ロッド60が数分の周期で往復駆動さ
れて、転動ローラ30が2分毎に一方および他方へマッ
ト52に対して転動させられる。この転動ローラ30の
転動時間は、水平駆動シリンダ56の出力ロッド60の
突き出し時間および引っ込み時間と同じであり、可変絞
り弁102によりたとえば15秒程度の時間に設定され
る。
【0024】上記モード切換スイッチ110が停止モー
ドCに操作された場合は、上記タイミング信号発生装置
112の作動が停止される。
【0025】以上のように構成された寝台10では、図
1に示すように、必要に応じて、ハンドル122、12
4が機枠12の長手方向の端部に備えられるとともに、
搬送用車輪126が機枠12の下面の四隅に備えられ
る。
【0026】上述のように構成された寝台10では、複
数本の転動ローラ30が所定の間隔Dで且つ軸まわりに
回転可能に機枠12上に配列されることにより、生体5
0の体重がマット52を介してそれら複数本の可撓性転
動ローラ30により支持される。それら複数本の可撓性
転動ローラ30は、水平駆動シリンダ56によって軸回
りに回転駆動されることにより、マット52に対して往
復転動させられるので、可撓性転動ローラ30による支
持領域が変化して生体の血行が促進され、生体のマッサ
ージ効果が得られるとともに、長期間寝ている生体の所
謂褥創の発生が好適に防止される。
【0027】また、本実施例によれば、上記可撓性転動
ローラ30はマット52に対して共に転動させられるも
のであるから、可撓性転動ローラ30はその径より僅か
に大きいピッチDで相互に配置され得るので、可撓性転
動ローラ30により支持される支持領域の間隔が狭くな
り、凹凸感が少なくなって好適な寝心地が得られる。
【0028】また、本実施例によれば、可撓性転動ロー
ラ30は上下案内部材44によって上下方向の移動可能
に設けられていることから、生体の荷重が加えられる
と、転動ローラ30の緩衝層34はマット52側および
可動枠16側において共に弾性変形させられるので、寝
台10のクッション作用が倍加する利点がある。
【0029】また、本実施例によれば、可動枠16が往
復移動されるに伴って可撓性転動ローラ30がマット5
2に対して転動させられるとき、可撓性転動ローラ30
の回転抵抗のために可動枠16と共に移動させられよう
とするが、可撓性転動ローラ30の両端部は機枠12に
拘束されていることから、可撓性転動ローラ30の中央
部に数cm程度の曲がりMが発生させられ、次いで可動枠
16から伝達される摩擦トルクが可撓性転動ローラ30
の回転抵抗を超えると可撓性転動ローラ30が曲がった
状態で回転させられる。このため、その可撓性転動ロー
ラ30の上のマット52にも可撓性転動ローラ30の曲
がりに伴う水平面内の曲がりが図9、図10、図11に
示すように繰り返し発生する。このため、マット52に
支持されている生体50の脊柱や足も繰り返し曲げられ
るので、寝たままの生体に適度の運動を付与することが
できる。また、生体の背柱や足の骨の関節が長期間固定
状態とされることがないので、背柱や足の関節が固くな
るなどの障害の発生が好適に防止される。
【0030】図12は、図5に対応する図であり、本発
明の他の実施例の寝台128の要部を示している。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0031】図12において、固定ラック130が水平
な状態で図示しない機枠12に対して位置固定に設けら
れており、可動ラック132がその固定ラック130と
平行に可動枠16の端部に固定されている。本実施例の
上下案内部材44は、水平ガイド部材134によって可
動ラック132の移動方向と平行な方向すなわち寝台1
0の長手方向に直角な水平方向の移動が可能に支持され
ている。上記可動ラック132および固定ラック130
と噛み合うピニオン136はその軸まわりの回転が可能
に上記上下案内部材44に設けられている。このピニオ
ン136は、可撓性転動ローラ30の外径と略同様のピ
ッチ円を備えている。或いは、このピッチ円は、可撓性
転動ローラ30の緩衝層34の弾性変形を考慮した実質
的な外径に設定される。
【0032】上記実施例によれば、可動枠16が水平方
向に駆動されるに伴って可撓性転動ローラ30がマット
52に対して転動させられるとき、上記ピニオン136
の回転によって上下案内部材44がその可動枠16の移
動量の半分に相当する移動量だけ移動させられることか
ら、マット52は殆ど移動しないので、寝ている生体が
受けるふらつき感が解消される利点がある。
【0033】図13は減速機付電動モータ140によっ
て可撓性転動ローラ30を駆動する例を示している。図
において、水平駆動シリンダ56の一方および他方の油
室は、制御シリンダ142の一方および他方の油室とホ
ース144および146を介して連通させられている。
制御シリンダ142のロッド148は、減速機付電動モ
ータ140の出力軸150に嵌め着けられたプレート1
52の偏心ピン154と連結アーム156を介して連結
されている。上記実施例によれば、可撓性転動ローラ3
0を駆動する期間のみ電動モータが駆動されるので、環
境を静粛に保持できる利点がある。
【0034】図14は、本発明の他の実施例の寝台16
0を示す図6に相当する図である。図において、機枠1
2は底を有する矩形箱状に構成されており、寝台160
の長手方向に平行な回転軸心まわりに回転可能な複数の
車輪162が可動枠16を支持するためにその下面に備
えられている。このため、水平駆動シリンダ56によっ
て可動枠16が駆動されるにともなって車輪162が回
転することにより可動枠16が実線に示す位置から破線
に示す位置まで寝台160の幅方向へ往復移動させられ
るようになっている。また、可動枠16の上面には、前
記シート状摩擦部材28に替えて、塗装により形成され
た摩擦剤層164が形成されている。さらに本実施例で
は、図15に示すように、前記ベアリング40に替えて
フッソ樹脂、ポリアミド樹脂などにより構成された樹脂
製ブッシュ166が用いられている。本実施例によれ
ば、可動枠16の支持構造が簡単かつ安価となる。
【0035】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0036】上述の実施例では、可撓性転動ローラ30
を駆動するために水平駆動シリンダ56が設けられてい
たが、電動モータによって転動ローラ30が直接に駆動
されるようにしてもよいのである。
【0037】また、前述の実施例の可撓性転動ローラ3
0は、その軸筒がプラスチック製のパイプであってもよ
い。また、前述の可撓性転動ローラ30は軟質の弾性体
である緩衝層34を備えていたが、それに替えてプラス
チック製、木製、金属製などの多数のリング状部材が軸
方向に重ねられた形式の外周層が設けられてもよい。
【0038】また、前記図12の実施例では、固定ラッ
ク130、可動ラック132、それらに噛み合うピニオ
ン136が設けられていたが、それら固定ラック130
および可動ラック132に替えて一対の長手状摩擦部材
を取りつけるとともに、それら長手状摩擦部材により所
定の挟圧力により挟持される摩擦ローラを上下案内部材
44に回転可能に設けてもよい。この場合には、上記ロ
ーラが可動枠16と上下案内部材44とを作動的に連結
する連結手段に対応する。
【0039】また、上記のローラやピニオン136に換
えて、可動枠16の運動と電気的に連結されたシンクロ
モータにより上下案内部材44を水平方向に駆動するよ
うにしてもよい。
【0040】また、水平駆動シリンダ56の出力ロッド
60とブラケット62との間に、ショックを吸収するた
めのゴム製或いはスプリング製の緩衝装置が設けられて
もよい。
【0041】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の寝台を示す正面図である。
【図2】図1の実施例の寝台の機枠を示す平面図であ
る。
【図3】図1の実施例の要部を拡大した断面図であっ
て、可撓性転動ローラおよび可動枠の支持構造を説明す
る図である。
【図4】図1の実施例の要部の一部を切り欠いた図であ
って、可撓性転動ローラの構成、配置およびその端部の
取りつけ構造を説明する図である。
【図5】図1の実施例の要部を拡大して示す図であっ
て、可撓性転動ローラを案内する上下案内部材の構成を
説明する図である。
【図6】図1の実施例の要部を拡大した断面図であっ
て、水平駆動シリンダとこれにより駆動される可動枠お
よび転動ローラとの関係を示す図である。
【図7】図1の実施例の水平駆動シリンダを制御する油
圧制御装置の構成例を示す図である。
【図8】図1の実施例の水平駆動シリンダを制御する電
子制御装置の構成を説明する図である。
【図9】図1の実施例の寝台において水平駆動シリンダ
の出力ロッドが突き出されたときのマットの形状を示す
図である。
【図10】図1の実施例の寝台において水平駆動シリン
ダの出力ロッドが中間位置となったときのマットの形状
を示す図である。
【図11】図1の実施例の寝台において水平駆動シリン
ダの出力ロッドが引き込まれたときのマットの形状を示
す図である。
【図12】本発明の他の実施例の要部を示す図5に相当
する図である。
【図13】本発明の他の実施例の要部を示す図6に相当
する図である。
【図14】本発明の他の実施例の要部を示す図6に相当
する図である。
【図15】本発明の他の実施例の要部を示す図4に相当
する図である。
【符号の説明】
10,128,160:血行促進用寝台 12:機枠 16:可動枠、26:薄板材、28:シート状摩擦部材
(可動部材) 30:可撓性転動ローラ(可撓性円柱状支持部材) 44:上下案内部材 50:生体 52:マット 56:水平駆動シリンダ(往復駆動装置) 134:水平ガイド部材(水平案内装置) 136:ピニオン(連結手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横たわる生体をマットを介して支持しつ
    つ該生体の支持領域を移動させることにより該生体の血
    行を促進させる形式の血行促進用寝台であって、 寝台の機枠と、 前記寝台の幅方向に所定の間隔を隔てて該寝台の長手方
    向に平行に配置され、軸まわりに回転可能な状態で両端
    部が該寝台の機枠に拘束されることにより、前記マット
    を介して前記生体を支持する複数本の可撓性円柱状支持
    部材と、 前記寝台の幅方向に移動可能に設けられて前記可撓性円
    柱状支持部材をその下側から支持する可動部材と、 該可動部材を前記寝台の幅方向において所定のストロー
    クで往復駆動する往復駆動装置とを、含むことを特徴と
    する血行促進用寝台。
  2. 【請求項2】 前記可撓性円柱状支持部材は、その外周
    面に弾性変形可能な緩衝層を備えており、該可撓性円柱
    状支持部材の両端部をその軸まわりの回転が可能な状態
    で上下方向の移動可能に案内する上下案内部材が寝台の
    機枠に設けられている請求項1の血行促進用寝台。
  3. 【請求項3】 前記上下案内部材を前記可動部材の移動
    方向と平行な方向に案内する水平案内装置と、 前記可動部材の移動に伴って、該可動部材の移動量より
    も少ない水平方向の移動量を前記上下案内部材に与える
    ように該上下案内部材と該可動部材とを作動的に連結す
    る連結手段とを含むことを特徴とする請求項2の血行促
    進用寝台。
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