JP2000197515A - ディスポ―ザブル洗髪ケ―プ - Google Patents

ディスポ―ザブル洗髪ケ―プ

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JP2000197515A
JP2000197515A JP10378377A JP37837798A JP2000197515A JP 2000197515 A JP2000197515 A JP 2000197515A JP 10378377 A JP10378377 A JP 10378377A JP 37837798 A JP37837798 A JP 37837798A JP 2000197515 A JP2000197515 A JP 2000197515A
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JP
Japan
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cape
neck
hair
shoulder
sewage
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JP10378377A
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Tomomi Inada
友美 稲田
Yasuko Saito
泰子 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主に、寝たきりになっている病人や老齢者等
の体位を変えずに、施行者が体力も特殊な技術、知識、
経験等も要さずに、一人で簡単に洗髪できる安価な使い
捨て洗髪具を提供すること。 【解決手段】 防水シートに平板状の吸収体を重ねて作
ったケープ本体の一辺側に肩当て布を連設し、臥床者の
頸部が入る部分と肩当て布が連設された部分を除くほか
のケープ本体の他辺の全周縁に、防水シート等を立ちあ
げて形成した汚水等の流出防止壁を設けたディスポーザ
ブル洗髪ケープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臥床中の者、主
に、寝たきりになっている病人や老齢者等(以下「臥床
者」という。)をベッド上で洗髪する際に用いられる洗
髪具に関する。
【0002】
【従来の技術】臥床者を洗髪するときには、従来は、図
4及び図5に示す器具が用いられていた。図4は、ケリ
ーパードと呼ばれているもので、臥床者の頭をパッド2
1に載せて洗髪し、洗髪後の汚水等はビニール等の管2
2を通ってバケツ23に流れ落ちるようになっている。
図5のものにおいては、施行者24が臥床者の頭部をベ
ッドの横に配置した盥25の上に置くようにしてから洗
髪し、汚水等は洗髪車26で吸い込むようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来例において
は、図4及び図5から直ちに見て取れるように、洗髪す
る際には予め、臥床者の体位を大きく変更する、すなわ
ち施行者が臥床者の体全体をずらせたり動かしたりして
その位置や姿勢を変えさせておく必要が合った。この作
業には当然のことながら多大の体力を要する。そのため
の臥床者が重症であった場合などは、施行者が一人だけ
では作業ができず二人以上の人手を要した。特にその体
を大きく動かし汚水等で周囲を濡らさずに洗髪を行うた
めには、施行者は、そのための特殊な技術を身に付けそ
のための知識や経験もなくてはならなかった。
【0004】さらに、従来の洗髪においては、叙上の器
具の購入またはレンタル等に相当な額の経費がかかるこ
とも看過できない問題である。そして、それらを入手で
きたとしても、この作業のために費やされる労力は洗髪
のみにとどまらない。洗髪の前には器具をベッドの側へ
運んできて定位置に設置し、洗髪後には器具を洗浄し保
管場所へ戻しておく等、洗髪作業の準備と片付けに要す
る日々の労力も並大抵のものではない。また、従来の器
具はすべて、汚水等をベッドの高さから床面まで流し落
とす方式のものであるから、汚水等を溜める器をかなら
ず床面上に置いておく必要があり、そのための床面積を
各ベッドの側に用意しておかなければならないという病
院側のスペースに関わる難点もある。
【0005】本発明は、従来の技術の有する上述の問題
や難点を解決し、臥床者の洗髪を限られた状況下で容易
にかつ安全に行うことができ、しかも臥床者、施行者と
もにその負担を軽減できる洗髪具を極めて安価に提供す
ることを解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、洗髪時に出る汚水等をベッドの上に載置
され頭部の下に敷かれた吸収体で吸収するようにした。
すなわち、防水シートに平板状の吸収体を重ねて作った
ケープ本体の一辺側に臥床者の頚部が入る部分を除いて
肩当て布を連設した。そして、汚水等が周囲に流れ出な
いようにするため、臥床者の頚部が入る部分と肩当て布
が連設された部分を除くほかのケープ本体の他辺の全周
縁に、防水シート等を立ちあげて形成した汚水等の流出
防止壁を設けた。
【0007】汚水等が臥床者の肩のほうへ流れ出たり飛
び散ったりしないようにするため、肩当て布の周辺の、
ケープ本体に連設した部分および頚部に接する部分を除
いたほかの部分を立ち上がらせ、これを肩部ガード壁と
した。
【0008】一度洗髪した後にさらにもう一度新しいケ
ープを用いて洗髪ができるようにするため、ケープ本体
の中央に重なるように、ケープ本体の臥床者の頚部が入
る部分に、防水シートに平板状の吸収体を重ねて作った
上部ケープ体を、キリトリ線を介して接続した。
【0009】肩当て布を頚部にしっかり当てつけ汚水等
が頚部を伝わって胸の方に流れ込んだりしないようにす
るため、肩当て布の頚部に接する部分の外端に、頚部に
巻き付ける細長片を取り付けた。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図3を参照しながら本
発明の実施の形態について説明する。ケープ本体1は、
防水シート例えば合成樹脂シート9に平板状の吸収体1
0を重ねて作る。吸収体10はおむつの素材、生理用品
の素材等吸収能力の高い材料を用いる。そして、洗髪時
に出る汚水等の殆ど全部をこれで吸収できるようにす
る。図示の例ではこの吸収体10の上にさらに不織布1
4が載置されている。不織布14を用いると成形加工等
が一層容易になり取扱いもしやすくなる。ケープ本体1
の一辺側には臥床者の頚部が入る部分を除き肩当て布2
を連設し、汚水等により肩等が汚れないようにする。肩
当て布2は図2に示すような薄い布状のものに限らず吸
収体を収納したケープ本体1の一部を延長したものでも
よい。汚水等が吸収体10周縁からベッド上に流れ出な
いようにするため、臥床者の頚部が入る部分と肩当て布
2が連設された部分を除くほかのケープ本体1の他辺の
全周縁に、防水シート等を立ちあげて形成した汚水等の
流出防止壁11を設ける。例えば、図示のように、合成
樹脂シート9と不織布14とを立ち上がらせその数箇所
にサイドガード8を接着しそのまま形が保持されるよう
にする。サイドガード8としては、指先で簡単に塑性変
形させることができる平たい針金または針金等を柔らか
い素材で指などを傷付けないようにコーティングしたも
のが好適である。
【0011】図1および図3は、前記のケープ本体1と
肩当て布2の全周縁を布5で縁取りしたものを示す。具
体的には、合成樹脂シート9と不織布14の端縁が布5
で包まれこれらが一体的に接着または縫い付けられ、吸
収体10が漏れ出ないようにすると、全体の形が整えら
れ取扱いが容易になる。なお、図2は、理解を便にする
ため、その布5を取り付ける前の状態を示したものであ
る。
【0012】汚水等が臥床者の肩のほうへ流れ出たり飛
び散ったりしないようにするため、肩部ガード壁4を設
ける。すなわち、肩当て布2の周辺の、ケープ本体1に
連設した部分および頸部に接する部分を除いたほかの部
分を立ちあがらせた形にする。図示の例では、肩当て布
の所要部分を上方へ折り曲げ、折り曲げ線に沿って両者
を僅か接着し先端が上方に立ち上がったままになってい
るようにしてある。
【0013】一度洗髪した後にさらにもう一度新しいケ
ープを用いて洗髪ができるようにするため、ケープ本体
1の中央に重なるように、ケープ本体1の臥床者の頸部
が入る部分に、防水シート例えば合成樹脂シート9に平
板状の吸収体10を重ねて作った上部ケープ体6を、キ
リトリ線7を介して接続する。上部ケープ体の構造はケ
ープ本体1のそれと同様なので説明を省略する。これを
用いて洗髪すると、まず最初の洗髪において上部ケープ
体6に石鹸の泡や汚水等が付着する。そこで上部ケープ
体6をキリトリ線7から切り取り廃棄する。すると、汚
れていないケープ本体1が現れるからその上でもう一度
洗髪する。このため、キリトリ線7は、そのことが容易
にできるような構造のものとなっていなければならな
い。
【0014】肩当て布2を頸部にしっかり当てつけ汚水
等が頸部を伝わって胸の方に流れ込んだりしないように
するため、肩当て布2の頸部に接する部分の外端に、頸
部に巻き付ける細長片3を取り付ける。細長片3は、図
1に示すように前記した縁取り用の布5の一部を延長し
て作ってもよいし、別途、紐等を取り付けるようにして
もよい。要は、頸部と肩当て布2との間に隙間ができな
いように、頸部に巻き付けるとか縛り付けるとかができ
るような形のものとすることである。さらに、これを粘
着テープとかマジックテープを利用して取り外し自在に
しておけば、洗髪の現場で、臥床者の状態その他に応じ
て一層使用しやすくなることはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、臥床者は臥床したまま
の状態で、その頭部を僅か持ち上げその下に吸収体10
を差し入れるだけでよいから、洗髪作業が非常に簡単に
でき、体力もいらず、二人以上の施行者を要するという
こともない。ベッドの上のみならず、畳の上に臥床して
いる人に対しても利用できるのは、本発明の大きなメリ
ットである。また、図4または図5に示すような体位の
変更も必要とせず、臥床者に対する負担が極めて軽減で
きる。
【0016】洗髪に当たっては、肩当て布2、汚水等の
流出防止壁11、肩部ガード壁14、あるいはまた頸部
に巻き付ける細長片3等があるため、ベッドの周辺や臥
床者の胸などを濡らしたり汚したりすることなく、しか
も大きく臥床者の体位を変更させることもなく洗髪をす
ることができるから、施行者は、特殊な技術も知識も経
験も必要とされない。使用して汚れた洗髪ケープはその
まま使い捨てにし廃棄処分をすることができるから、準
備、片付け等が容易になる。また、上部ケープ体6をキ
リトリ線7より切り離すことによって、二度洗いするこ
とができるから、常に十分な洗髪が可能になる。
【0017】また、洗髪するごとに使い捨てるものであ
るから、従来のような器具の購入、レンタル等が必要で
なく、したがって経費を著しく節減できる。その上、病
因としても、各ベッドの側に従来のような器具を置いて
おくスペースを開けておく必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】縁取りをする前の図1の実施例について、A−
A線で断面し矢印方向に見た側図面である。
【図3】本発明の一実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の一器具の使用状態を示す斜視図である。
【図5】従来の他の器具の使用状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ケープ本体 2 肩当て布 3 細長片 4 肩部ガード壁 6 上部ケープ体 7 キリトリ線 9、12 防水シート 10、13 吸収体 11 汚水等の流出防止壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水シートに平板状の吸収体を重ねて作っ
    たケープ本体の一辺側に臥床者の頚部が入る部分を除い
    て肩当て布を連設し、臥床者の頚部が入る部分と肩当て
    布が連設された部分を除くほかのケープ本体の他辺の全
    周縁に、防水シート等の流出防止壁を設けたことを特徴
    とするディスポーザブル洗髪ケープ。
  2. 【請求項2】肩当て布の周辺の、ケープ本体に連設した
    部分および頚部に接する部分を除いたほかの部分を立ち
    あがらせ、これを肩部ガード壁とした請求項1に記載の
    ディスポーザブル洗髪ケープ。
  3. 【請求項3】ケープ本体の中央に重なるように、ケープ
    本体の臥床者の頚部が入る部分に、防水シートに平板状
    の吸収体を重ねて作った上部ケープ体を、キリトリ線を
    介して接続した請求項1または請求項2に記載のディス
    ポーザブル洗髪ケープ。
  4. 【請求項4】肩当て布の頚部に接する部分の外端に、頚
    部に巻き付ける細長片を取り付けた請求項1ないし請求
    項3に記載のディスポーザブル洗髪ケープ。
JP10378377A 1998-12-28 1998-12-28 ディスポ―ザブル洗髪ケ―プ Pending JP2000197515A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7748054B2 (en) 2008-02-18 2010-07-06 Silvia Araquistain Disposable over-garment
JP2017200576A (ja) * 2016-04-27 2017-11-09 国立大学法人秋田大学 洗髪用吸収パッド及び洗髪用吸収パッドセット
JP2017200577A (ja) * 2016-04-27 2017-11-09 国立大学法人秋田大学 洗髪用吸収パッドセット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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