JP3112179U - 寝たきり者用洗髪具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の洗髪用の水吸収マットは平面状であるので洗いにくいので、吸収マットの一部に枕を設けた寝たきり者用の洗髪具を提供する。
【解決手段】高分子吸収材2を芯体とする、表面が不織布3で裏面は防水シ−ト4で形成する吸水マット5の縁にゴム紐7を取り付けた防水縁8を形成し、その吸水マット5の一方側に枕6を取り付けた寝たきり者用の使い捨て洗髪具1とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、重い病気や高齢により、長い間寝たきり状態で生活をしている人の洗髪を、介護する人が熟練者でなくても手早く行うことができる寝たきり者用の洗髪具に関する。
従来より、長い間寝たきりで生活をしている人の洗髪は、世話をする身内の者や専門の訪問看護師により適宜の間隔で行われている。その洗髪方法は様々あるが、一つには、排水ホ−スを有する防水箱体の一部に設けた凹部に、洗髪者の頭部を位置した状態で洗髪できる折りたたみ式の洗髪器などがある。さらに、他の洗髪用具としては、高分子吸収体からなる適度な大きさのマットを頭部の下に敷いたうえで洗髪し、洗髪後は廃棄処分できる使い捨ての洗髪水吸収マットの技術がある。(特許文献1参照)
特開平9−313394公報(第2−3頁、図1)
上記するような、寝たきり生活者を対象とする洗髪器や技術があり、一定の目的を果たすが、いずれも実際の現場において使用する際は次のような使いにくさや欠点があった。
まず防水性の箱体に排水ホ−スを備えた洗髪器は、一部に設けた凹部に洗髪者の頭部を位置してから洗髪すると、洗浄水は箱体のホ−スから流れ出る水を容器で受け留められ、折りたたみや携帯も可能な訪問看護師などが用いるタイプの洗髪器であるが、使用後は他所でも使用するため、そのつど丁寧に殺菌や洗浄をしたり、組み立てや折りたたみなどの手間が掛かり大変面倒であった。
さらに特開平9−313394公報に開示される洗髪水吸収マットにおいては、使い捨てタイプであるので使用後の処理は面倒はない。しかしこの洗髪水吸収マットを使用するに当たっては、マットの一部に設けた孔または孔と周部との間に切り欠き部を設けた前記の孔に、寝ている状態の洗髪者の首を位置してから洗髪するが、首や頭部は平な洗髪水吸収マット面上に寝かされた状態であるので、そのままでは頭の後ろ側を洗いにくく、きれいに洗うには一方の手で少し頭を持ち上げるようにして洗うか、何か枕の代わりになる物を首や頭部の下に置いてから洗う必要があるなどの不便や欠点があった。
本考案は上記するような不便や欠点を解消するために、請求項1においては、吸水性ポリマ−を含む高分子吸収材を芯材とする、表面が不織布で裏面は防水シ−トで形成される吸水マットの縁部にゴム紐を取り付けた防水縁を形成し、その吸水マットの一方側縁部に枕を取り付けることで、寝かせた状態でも頭の後ろ側もきれいに洗え、かつ洗浄水は外側に流れることなく吸水して、洗髪後は使い捨てできる洗髪具とする。
請求項2においては、上記する枕を紙素材で形成することにより、処分する際に枕を分別しないでそのまま燃えるゴミとして処分できる洗髪具とする。
請求項3においては、上記する枕が、吸水マットに設けた剥離紙付き接着テ−プに着脱自在に組み合わせられることで、吸水マットのみ捨てられ、かつ省コストと省スペ−ス、省資源化を図れるものとする。
本考案における洗髪具は、おむつや尿漏れパットに用いられている吸水性ポリマ−を含む高分子吸収材を芯体とする防水マットを形成し、かつその縁寄りの一部には枕を備えて洗髪者の頭を少し高くすることができるため、慣れない人でも頭の後ろ側も洗い易い。加えて、吸水マットの縁には、細いゴム紐を取り付けることで、周囲の縁を立ち上げるような防水縁を形成するため、多めの洗浄水を流して防水マットの縁寄りに流れても外に流れ出る心配もなく使え、かつ使用後は使い捨てできる洗髪具である。
加えて、実施例2タイプは、吸水マットに剥離紙付き接着テ−プを設け、かつ枕は防水性として単独形成されるので、使用する時は前記の剥離紙を剥がしてから接着テ−プに取り付けて固定できるとともに着脱自在であるので、好みの高さの枕に取り替えることも可能である。また枕は最初に購入するだけで、後は吸水マットのみ使い捨てできるため、省コスト、省スペ−ス、省資源化を図ることができる寝たきり者用の洗髪マットを広く提供できるので、実施例1タイプも含めて介護をする身内はもとより、専門の看護師の負担も大幅に軽減することができる。また本考案は重い病気や高齢で寝たきり生活者を対象とするが、若い人でも怪我をして起き上がれない場合にも効果的に使える洗髪具である。
寝たきり生活者の洗髪を容易に行えるために、芯材には吸水性ポリマ−を含む高分子吸水材とし、かつ周囲にはゴム紐を設けて立ち上がる防水縁を形成する吸水マットの縁部に、枕を備えた使い捨てできる寝たきり者用の洗髪具とする。
本考案における実施例1の洗髪具を、図1に示す一部欠損した斜視図と図2に示す断面図、図3に示す縁部の拡大断面図で説明する。
実施例における洗髪具1は、吸水性ポリマ−を繊維内に混入した高分子吸収材2を芯体とし、その表面を不織布3で裏面には薄い防水シ−ト4を備えた、縦横約50〜60cm位の略楕円形または角丸状の吸水マット5を形成し、さらにその吸水マット5の一方側縁部には、紙筒等による枕6を巻き込んで取り付け、他方の縁周部には細いゴム紐7を取り付けて成る防水縁8を形成した寝たきり者用の洗髪具1を構成する。
実施例1の洗髪具1は、おもつなどに採用されている吸水ポリマ−を内包する適度な大きさの吸水マット5の一方縁部に、紙製の枕6を設けているので、洗髪者の頭部を一定の高さに維持できる。また他の周囲にはゴム紐7を取り付けているので、ゴム紐7の引っ張りで立ち上がる防水縁8を形成する。使用する際は図4に示すように、寝ている人の頭の下に枕6が位置するように吸水マット5を敷いてから、ペットボトルなどに入れた水とシャンプ−を用いて洗髪すると、洗浄水は吸水マット5に速やかに吸収されるが、もし水が縁側に流れても防水縁8により外に流れ出るのを防ぐ。さらに女性など髪の毛が多い人の場合は、おもつや尿漏れパットなどを吸水マット5面に置いて洗髪すれば、洗浄水をかなり多く使用しても対応できる使い捨て式の洗髪具1となる。
実施例2の洗髪防水マットを図5に示す分解斜視図で説明する。
実施例2における洗髪具1は、基本構成は実施例1と同じであるが、枕6が着脱分離できるタイプである。この洗髪具1は、高分子吸収材2を芯体とする吸水マット5の全周囲にゴム紐7設けて、縁部が立ち上がる防水縁8を形成した吸水マット5の一方辺寄りに、剥離紙9付き接着テ−プ10を枕6の係止部材11とする吸水マット5を形成し、その吸水マット5に、外装がビニ−ルなどの防水素材による枕6を組み合わせて成る寝たきり者用の洗髪具1を構成する。
実施例2による洗髪具1は、吸水マット5の周囲にゴム紐7を設けて全周に防水縁8を形成するので水は外に流れない。また吸水マット5の縁寄りには、剥離紙9付き接着テ−プ10部を設け、その接着テ−プ10部には、別体に形成した防水性の枕6を接着するだけでセットできるとともに、2回目以降は枕6は捨てずに何回でも使用し、使用済みの吸水マット5のみ捨てるだけでよい。また枕6は着脱分離できるので好みの高さの枕6に取り替えることもできる、省コストや省スペ−スはもとより省資源にもなる。
本考案における寝たきり者用の洗髪具1は、実施例1タイプは、紙素材による枕6を吸水マット5端部で巻き込むように取り付けているので頭部の当たりは優しく、かつ防水効果があるので好ましいが、単に吸水マット5面に枕6を直接固定してもよい。また実施例2タイプは、単独の枕6の係止部材11として接着テ−プ10を用いているが、この係止部材11が面ファスナ−であっても差し支えない。
本考案による実施例1の洗髪具を示す一部欠損した斜視図である。 実施例1の洗髪具を示す断面図である。 実施例1の洗髪費の縁部を示す拡大断面図である。 実施例1の洗髪具の使用状態を示す参考図である。 実施例2の洗髪防水マットを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 洗髪具
2 高分子吸収材
3 不織布
4 防水シ−ト
5 吸水マット
6 枕
7 ゴム紐
8 防水縁
9 剥離紙
10 接着テ−プ
11 係止部材

Claims (3)

  1. 吸水性ポリマ−による高分子吸収材を芯体とし、その芯体の表面が不織布で裏面は防水シ−トで形成される吸水マットの縁部に、ゴム紐を有する防水縁を形成した前記吸水マットの一方側に枕を取り付けて成る構成を特徴とする寝たきり者用洗髪具。
  2. 上記する枕が、紙素材で形成される請求項1に記載する寝たきり者用洗髪具。
  3. 上記する枕が、吸水マットに設けた剥離紙付き接着テ−プによって着脱自在に組み合わされる請求項1に記載する寝たきり者用洗髪具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017200577A (ja) * 2016-04-27 2017-11-09 国立大学法人秋田大学 洗髪用吸収パッドセット
JP2017200576A (ja) * 2016-04-27 2017-11-09 国立大学法人秋田大学 洗髪用吸収パッド及び洗髪用吸収パッドセット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017200577A (ja) * 2016-04-27 2017-11-09 国立大学法人秋田大学 洗髪用吸収パッドセット
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