JPH09218996A - 移動体検知方法及び装置 - Google Patents

移動体検知方法及び装置

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JPH09218996A
JPH09218996A JP2250496A JP2250496A JPH09218996A JP H09218996 A JPH09218996 A JP H09218996A JP 2250496 A JP2250496 A JP 2250496A JP 2250496 A JP2250496 A JP 2250496A JP H09218996 A JPH09218996 A JP H09218996A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の誤検知を減らす。 【解決手段】 道路を横断する検知ラインの上方に複数
個のヘッド14を並設し、その出力をA/D変換及び2
値化した上で、検知ラインに沿って連結する。車両検知
前処理部26が、得られた0/1連結データに、穴埋
め、ノイズ除去、幅保持、Y字防止、ディレイ、最大幅
チェック等車両検知前処理を所定の順序で施す。車両検
知処理部28が、車両検知前処理後の0/1連結データ
から、進入車両・継続車両・修正/削除車両等を分離検
知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートセンシン
グ技術を用いて車両等の移動体を検知する移動体検知方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路を走行する車両に通行料金を課
すシステムとしては、車両がゲートに進入したことを光
学的に検知し、少なくとも料金支払までの間ゲート出口
の遮断機をおろしておき、料金支払を確認した後に遮断
機を開くシステムが知られている(特開平4−3468
4号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このシステムの最大の
問題点は、ゲートを設けねばならないことにある。これ
に対し、本願出願人により先に提案された自動課金シス
テム(特願平7−82523号参照。以下単に「先提
案」と呼ぶ)によれば、道路をまたぐようガントリーを
設け、ガントリー上に設けたアンテナと車両上のIU
(invehicle unit)との無線通信により、車両に対する
課金及び課金確認を実行しているから、ゲートを設ける
必要がなくなり、従って設備設置・維持費用の低減、フ
リーレーン走行許容による渋滞防止等の効果が得られ
る。
【0004】また、自動課金システムを実施する際に
は、道路を走行する全ての車両に対し公正に課金できる
ようシステムを運営すべきである。先提案では、例えば
IUを搭載していない車両、他車種用のIUを搭載して
いる車両、決済残高不足の車両等の車両(以下一括して
「違反車両」と呼ぶ)を検知し、そのナンバープレート
を撮影する等の処置を実行することが可能であり、その
点で上記趣旨によるシステム運営に適している。先提案
における各特徴的構成のうちこの面で特に有効であるの
は、リモートセンシング技術を用いて車両を検知し、そ
の結果と課金・課金確認の結果との照合により、各種違
反車両を検知していることである。具体的には、先提案
は、道路横断方向に沿って車両が存在する位置を検知
し、検知された位置(以下「車両検知位置」と呼ぶ)や
その広がり(車幅)等の情報を課金等の結果との照合に
供する方法を、提案している。
【0005】道路横断方向に沿って車両の位置等を検知
する上で留意すべき点の一つは、各種の原因による誤検
知である。例えば、検知の際に各種の雑音(車両検知デ
バイスの動作原理乃至性能に起因するもの、車両検知デ
バイス同士の干渉に起因するもの、雨・雪・光・温度・
ゴミ・鳥等の環境的条件に起因するもの等を含む)が発
生すると、車両でないものを車両と検知したり、1台の
車両を複数台の車両として検知したり、…といった誤検
知が生じ得る。また、例えば、車両の位置等を高い解像
度で検知しようとすると、一般に上述の雑音による誤検
知が生じやすくなる他、トレーラ後部のアングル、車両
側部に突出したミラー、複雑な水平面内プロファイルを
有する車両の輪郭部等、車両の一部を別の車両等として
検知する誤りが発生しやすくなる。さらに、複数台の車
両が相接近して横列走行しているときに、これらの車両
を1台の車両と誤検知する可能性もある。
【0006】本発明の目的の一つは、距離センサ等のセ
ンサにより車両等の移動体を検知する際、当該センサに
より得られた位置情報を当該移動体の形状や移動性能等
を利用して処理することにより、誤検知を減らし又は防
ぐことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の第1の構成に係る移動体検知方法
は、所定のライン上を走査することにより当該ライン上
の複数の位置における移動体の存否を検知するステップ
と、上記検知により得られた移動体存否情報を、移動体
の形状的特質及び/又は以前の周期にて得られた移動体
存否情報に基づき定めたフィルタリング特性にて、フィ
ルタリングするステップと、上記各ステップを周期的に
実行させるステップと、を有することを特徴とする。ま
た、本発明の第2の構成に係る移動体検知装置は、所定
のライン上を走査することにより当該ライン上の複数の
位置における移動体の存否を周期的に検知するセンサ
と、ある周期にてセンサから得られた移動体存否情報
を、移動体の形状的特質及び/又はそれ以前の周期にて
センサから得られた移動体存否情報に基づき定めたフィ
ルタリング特性にて、フィルタリングする手段と、を備
えることを特徴とする。
【0008】これらの構成において、ライン上の走査・
検知により得られた生の移動体存否情報は、そのライン
上のある位置に移動体が存在する又はしないといった情
報から構成される。この生の移動体存否情報は、通常、
各種雑音、車両の一部分(ミラー等)の影響、移動体の
移動状況(横列走行等)の影響等を受けるから、生の移
動体存否情報をそのまま利用すると、ある位置に関し
“移動体が存在する”との情報が得られたとしても実際
にはその位置に移動体が存在していなかったり(あるい
は存在していると見なすべきでなかったり)、“移動体
が存在しない”との情報が得られたとしても実際にはそ
の位置に移動体が存在していたり(あるいは存在してい
ると見なすべきであったり)、といった状況(誤検知)
が生じ得る。上記各構成において移動体存否情報をフィ
ルタリングしているのは、各種雑音の影響等による誤検
知の危険を低減するためである。
【0009】すなわち、これらの構成においては、移動
体存否情報をフィルタリングする際に使用されるフィル
タリング特性を、例えば移動体の形状的特質に基づき定
める。かかる情報に基づきフィルタリング特性を定め移
動体存否情報をフィルタリングした場合、移動体の形状
的特質から見て本来“移動体が存在しない”筈の位置に
“移動体が存在する”旨の情報が得られた時に、これを
“移動体が存在しない”旨の情報に修正し、逆に本来
“移動体が存在する”筈の位置に“移動体が存在しな
い”旨の情報が得られた時に、これを“移動体が存在す
る”旨の情報に修正することが可能になる。さらに、上
記各構成におけるフィルタリング特性は、例えば以前の
周期にて得られた移動体存否情報に基づき定められる。
かかる情報に基づきフィルタリング特性を定め移動体存
否情報をフィルタリングした場合、以前の周期における
移動体存否情報との間に確保すべき連続性等から見て本
来“移動体が存在しない”筈の位置に“移動体が存在す
る”旨の情報が得られた時に、これを“移動体が存在し
ない”旨の情報に修正し、逆に本来“移動体が存在す
る”筈の位置に“移動体が存在しない”旨の情報が得ら
れた時に、これを“移動体が存在する”旨の情報に修正
することが可能になる。上記各構成においては、このよ
うな原理により各種雑音の影響等による誤検知の危険が
低減され、より高い精度での移動体検知が実現される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、専
ら本発明の実施形態に係る車両検知システムのみに関し
説明し、車載のIUとの間で課金及び課金確認に係る無
線通信を実行するアンテナシステムや、アンテナシステ
ム及び車両検知システムにて得られた情報に基づき課金
違反車両の検出等を実行する上位システムについては説
明を省略しているが、アンテナシステム及び上位システ
ムの詳細に関しては本願と同一の出願人による特願平7
−82523号等を参照されたい。さらに、本発明の実
施場所は、移動体が移動し得る場所であればよく、従っ
て道路には限定されない。また、移動体の存否を走査検
知する方向も、移動体の進行方向と交叉していればよい
ため、道路横断方向に限定解釈すべきでない。本発明に
よる検知の対象は、移動体であればよく、従って車両に
は限定されない。本発明における移動体検知の方法は、
遠隔検知であればよいため、光学的検知に限定すべきで
ない。加えて、本発明の当初の開発意図は、本願出願人
が特願平7−82523号等にて先に提案している自動
課金システムの一部機能を改善することにあったが、本
発明に係る車両検知システムの応用対象は自動課金シス
テムのみに限定すべきでない。
【0011】(1)システム構成 図1には、本発明の一実施形態に係る車両検知システム
の概略外観が示されている。この図においては、まず、
道路を横断するよう検知ライン10が、また道路をまた
ぐようガントリー12が、それぞれ設けられている。ガ
ントリー12上には複数個の距離センサ(ヘッド)14
が横並びで配設されており、各ヘッド14は検知ライン
10方向にある物体(例えば車両18)までの距離を三
角測量の原理により光学的に検知・計測し、得られた距
離を示すアナログ電圧を、路側に描かれている車両検知
処理コンピュータ16に供給する。
【0012】車両検知処理コンピュータ16は、図2に
示されるように、各ヘッド14に対応して設けられたA
/Dコンバータ20及び2値化部22を有している。各
A/Dコンバータ20は対応するヘッド14から供給さ
れるアナログ電圧をディジタルの距離データに変換し、
各2値化部22は対応するA/Dコンバータ20により
得られた距離データを所定のしきい値と比較することに
より2値化する。これら、A/Dコンバータ20及び2
値化部22を、対応するヘッド14に内蔵させてもよ
い。
【0013】車両検知処理コンピュータ16は、また、
連結処理部24、車両検知前処理部26、車両検知処理
部28及び検知結果通知処理部30を有している。連結
処理部24は、各2値化部22により得られた0/1デ
ータすなわち各ヘッド14のほぼ直下における移動体の
存否を示すデータを、検知ライン10に沿って連結する
ことにより、検知ライン10に沿う移動体存否を示す0
/1連結データを生成する。移動体は時間の経過と共に
移動し従って各ヘッド14による検知結果も時間的に変
化していくため、連結処理部24は、全ヘッド14の協
働により検知ライン10上の各位置に関し1回ずつ検知
動作が実行される毎に、すなわち検知ライン10が1回
走査(以下「スキャン」とも呼ぶ)される毎に、連結処
理を実行する。車両検知処理部28は、このようにして
周期的に得られる0/1連結データに基づき、各時刻に
おける車幅・平均中心位置・右端位置・左端位置、検知
ライン10上に進入した時刻、退出した時刻、通過する
のに要した時間等を、各車両18毎に検知する。検知結
果通知処理部30は、車両検知処理部28により得られ
た情報又はこれを加工して得られる情報のうち必要な情
報を、上位システムに送信する。
【0014】本実施形態の最大の特徴は、車両検知処理
コンピュータ16の動作、特に車両検知前処理部26に
より0/1連結データに施される車両検知前処理(フィ
ルタリング)にあり、またその結果に基づく車両検知処
理部28の動作である。これらに関し説明する前に、本
発明の理解を容易にするため、ヘッド14による計測動
作、A/Dコンバータ20によるA/D変換処理、2値
化部22による2値化処理、及び連結処理部24による
0/1データ連結処理に関し、具体例を示して説明す
る。
【0015】(2)距離計測の概略 本実施形態においては、各ヘッド14として、LED・
PSD(Position Sensing Device )等により実現され
る光軸により検知ライン10方向の移動体(車両18
等)までの距離を検知するアクティブな光学的距離セン
サ、すなわち、自ら発光し車両18等からの反射光を受
光するセンサを使用している。検知ライン10は各ヘッ
ド14による光学的三角測量を安定して実行できるよう
にするための部材であり、そのため、いずれの部位でも
ほぼ同一の反射率を呈するよう設計する。一例として
は、白色又は中間色の塗装又は反射板を掲げることがで
きるものの、他の材質等にて実現してもよい。このよう
なセンサを用いているため、本実施形態によれば、夜間
・中間の別によらず、また晴天・曇天の別によらず、距
離計測を実行できる。また、CCDカメラ等により路面
を撮像することより道路上の車両18等の存否を検知す
る構成と異なり露出に自動校正を施す必要がないから、
実施及び保守コストが低くなる。なお、路面がほぼ一定
の反射率を呈する場合には、検知ライン10は、塗装、
反射板といった実体のある線でなくてもよく、単に概念
上存在する線であってもよい。
【0016】本実施形態においては、各ヘッド14を、
大型トラックのルーフ等よりも十分高い位置となるよう
路面からA[mm]の高さに配設する(図3参照)。各
ヘッド14の高さをこのように十分高くすることによ
り、ヘッド14が道路上の車両18の走行の邪魔になる
ことを防ぐことができる。
【0017】本実施形態においては、各ヘッド14を、
また、相隣接するヘッド14同士の検知ライン10方向
計測範囲が部分的に重複するような間隔で配設する(図
4参照)。従って、図中太線で示される各G[mm]の
センサオーバラップ領域に関しては、その領域を計測範
囲の一部とする2個のヘッド14のいずれによっても、
その中に存在する車両18等までの距離を計測可能であ
る。但し、センサオーバラップ領域に関しその領域を計
測範囲の一部とする2個のヘッド14同士の計測動作の
競合すなわちセンサオーバラップ領域の同時計測が生じ
ると、これらのヘッド14の出力に誤差が発生すること
になるため、本実施形態では、奇数番目のヘッド14と
偶数番目のヘッド14とをH[msec]周期で時分割
動作させる。ヘッド14間の動作時分割周期Hが十分短
ければ、検知ライン10を十分短い時間で走査できる。
なお、この時分割駆動駆動に係る制御は、図示しない制
御装置例えばヘッド14に内蔵される制御装置が実行す
る。また、奇数番目と偶数番目というように2個のグル
ープに別けて時分割動作させる必要はなく、設計上は、
3個以上のグループ(但し隣接するヘッド14同士が同
時に動作しないようにする)に別けて時分割動作させて
もよい。
【0018】各ヘッド14は、さらに、複数本の光軸を
有している(図3参照)。図中E[mm]で表されてい
るのは各光軸の検知ライン10方向計測範囲の路面投影
幅であり、F[mm]で表されているのはそれを1個の
ヘッド14について合計したものすなわち各ヘッド14
の検知ライン10方向計測範囲の路面投影幅である。こ
の検知ライン10方向計測範囲は、路面鉛直方向を含む
角度範囲D[deg]に及んでいる。このように各ヘッ
ド14にてそれぞれ複数本の光軸を提供することによ
り、検知ライン10方向の計測分解能を精細な値に維持
しながら、ガントリー12上の構造物の個数を低減する
ことができる。この効果は、後述の車両検知前処理との
組合わせにより、さらに顕著になる。また、ある光軸に
係る投光素子(LED等)がJ[μsec]点灯した後
K[μsec]経過後に他の光軸に係る投光素子が点灯
するというように(図4参照)、単一ヘッド14内でも
時分割動作を実行することにより、各光軸による計測動
作の間に相互競合が生じないようにすることができる。
この制御は、例えば各ヘッド14に内蔵される制御装置
により実行される。
【0019】また、各ヘッド14の路面鉛直方向計測範
囲C[mm]は、路面を含みかつ通常の車両18の車高
よりも高い高さを含む範囲に設定する。その際、図3に
示されるように、ヘッド14の設置高さAよりも狭い範
囲となるよう路面鉛直方向計測範囲C[mm]を限定す
ることにより、本実施形態では、各ヘッド14による距
離計測精度を高め、また計測結果のばらつきを抑制して
いる。
【0020】(3)A/D変換〜連結処理の概略 図5には、各ヘッド14の路面鉛直方向計測範囲C、そ
のヘッド14の出力電圧、及び対応するA/Dコンバー
タ20の出力の関係が示されている。この図では、各ヘ
ッド14の出力特性が図6に示されるように実際の距離
に対しほぼリニアとなることが、仮定されている。すな
わち、ここで想定しているヘッド14は、反射光の受光
レベルが所定の下限値以下であるときに最低の出力電圧
M[V]を、逆に所定の上限値以上であるときに最高の
出力電圧N[V]を出力する。計測範囲Cの上端よりも
高い部位にある何等かの反射面があるとき(例えば非常
に高い車高の車両18がいるとき)には、LEDからの
光線がPSDにて受光できない方向に反射されるため、
ヘッド14の出力電圧はM[V]となる。また、計測範
囲C内に屈折散乱面があるとき(例えばウインドウやレ
ンズ等があるとき)にも、同様にLEDからの光線がP
SDにて受光できない方向に反射されるため、ヘッド1
4の出力電圧はM[V]となる。さらに、路面に非常に
深い穴がありLEDからの光線が減衰してしまうときに
も、PSDにおける受光レベルが下がるため、ヘッド1
4の出力電圧はM[V]となる。
【0021】各A/Dコンバータ20は、対応するヘッ
ド14の出力電圧をA/D変換することによりnビット
(n:自然数)の距離データを生成する。但し、実際に
は、図6に示されるように、コストその他の都合上ヘッ
ド14の“実際の特性”が“理想的なリニアな特性”か
ら外れている。そのため、距離データを生成する際、各
A/Dコンバータ20は、対応するヘッド14の出力電
圧又はこれをA/D変換して得られるディジタル値を、
図4の特性を格納したテーブルにて距離に対しリニアな
電圧乃至ディジタル値に変換する。このようにすると、
図1の車両検知前処理部26以降による処理において、
道路上の物体(例えば車両18)までの距離や当該物体
の存否を取り扱う上で便利である。なお、テーブルでは
なく変換式を用いる等他の方法を用いてもよいが、一般
にはテーブルが最も簡便である。
【0022】各2値化部22は、対応するA/Dコンバ
ータ20からの距離データを2値化する。例えば、図5
に示されるようにヘッド14の最低出力電圧M[V]が
0に、また最高出力電圧N[V]が2n −1[V]に等
しくなるよう、A/Dコンバータ20によりnビット量
子化されているときには、そのA/Dコンバータ20か
らの距離データがしきい値より大きな値であるときに0
値を、小さな値であるときに1値を、それぞれ出力す
る。このようにして得られる0/1データは、車両18
等の物体が存在しているときに1値、していないときに
0値を有するデータとなる。また、2値化部22にて用
いるしきい値は、路面がほぼ平坦であれば、図7に示さ
れるように検知ライン10の反射率等に応じて定めた値
とすればよく、いずれの2値化部22においても同一の
値にすることができる。しかしながら、実際の道路には
坂、コーナ等のため勾配があり、また水捌け等のため中
央が盛り上がった横断面形状が現れる。これらは、いず
れも、ヘッド14の出力電圧やA/Dコンバータ20の
出力値に影響する。これに対処するため、本実施形態で
は、図8に示されるように各ヘッド14毎にあるいは各
光軸毎に異なるしきい値が使用されるよう、各2値化部
22におけるしきい値を路面の勾配に応じて設定する。
【0023】以上の2値化により得られる0/1データ
は、検知ライン10が1回スキャンされる毎に、連結処
理部24にて検知ライン10に沿って連結される。その
結果得られる0/1連結データは、車両18等の物体が
存在している部位にて1値がいくつか連続するビット列
となる。かかるビット列は、車両検知前処理部26以降
における処理に便利である。また、連結の際には、図9
に示されるように前述のセンサオーバラップ領域Gの扱
いが問題になる。本実施形態では、同一のセンサオーバ
ラップ領域Gに関し得られる2通りの0/1データY1
及びY2 に基づき、そのセンサオーバラップ領域Gに関
する0/1連結データYの値を決定する。その際には、
論理式として次の各式
【数1】Y=Y1 AND Y2 Y=Y1 OR Y2 Y=Y1 Y=Y2 のいずれかを用いればよい。さらに、各ヘッド14の検
知ライン10方向計測範囲の状態等に応じこれらの式を
選択使用できるよう、連結処理部24の動作手順を設計
するのが好ましい。また、センサオーバラップ領域Gに
関連する光軸がどの光軸かは幾何学的計算により求めら
れるものの、実際には各ヘッド14の取付け誤差等があ
るから、施工段階で赤外線スコープによる計測を行い確
認・修正を施すのが好ましい。加えて、0/1連結デー
タは、道路の右端及び左端に多少はみ出すよう余裕を以
て生成するのが好ましい。従って、1回のスキャンで得
られる0/1連結データのビット数(データ個数)は、
次の式
【数2】道路幅/分割幅+道路の横部分余裕 但し、分割幅:各光軸の検知ライン10方向計測範囲
(=E) 0≦道路の横部分余裕≦ヘッド1個当たり光軸本数/2 にて表される個数となる。
【0024】(4)距離計測の応用 なお、上述の距離計測から連結処理に至る動作乃至処理
では、距離計測結果が専ら車両18等の存否の弁別に使
用されているが、図10に示されるように、ヘッド14
の設置高さAを利用することにより距離データを高さデ
ータに変換することができる。例えば、座標原点を路端
に、x座標を検知ライン10方向に、z座標を路面鉛直
方向上向きにそれぞれ設定したとき、検知ライン10上
にある物体の位置(x,z)は
【数3】 x=X−L・sin(α・(p−1)/2−α・m) z=Z−L・cos(α・(p−1)/2−α・m) 但し、(X,Z):ヘッド14の位置 L:ヘッド14からその物体までの距離の計測結果 p:ヘッド14が有している光軸の本数(2以上の自然
数) m:その物体を捕らえている光軸の番号(<p) α:相隣接する光軸間の角度間隔 にて求めることができる。この式により得られるzはこ
の物体の高さである。αが十分小さい場合にはcos
(α・(p−1)/2−α・m)はほぼ1であるから、
高さ検知精度がさほど問題にならない場合には、
【数4】Z=A であることを利用して簡略化した式
【数5】z=A−L を、距離データから高さデータへの変換に用いることも
できる。このようにして得られた高さデータは、車種判
別等に利用できる(本願と同一の出願人による特願平8
−2237号を参照)。
【0025】(5)車両検知前処理の概略 連結処理部24により生成された0/1連結データは、
前述のように、検知ライン10上の各位置における車両
18等の存否及びその位置を示すデータになる。車両検
知処理部28は、あるスキャンにて得られた0/1連結
データ上に検知ライン10上で相隣接する1値のビット
(画素)の列が含まれているとき、原則として、この1
値画素列が1台の車両18による道路占有位置及び範囲
を表していると見なす。車両検知処理部28は、逆に、
あるスキャンにて得られた0/1連結データに検知ライ
ン10上で相隣接する0値の画素の列が含まれていると
き、原則として、この0値画素列がいずれの車両18に
よっても占有されていない道路上の位置及び範囲を表し
ていると見なす。
【0026】しかし、連結処理部24により生成された
0/1連結データは、通常、1値画素列として現れては
いるものの実際は車両18と見なすべきでない画素列
や、0値画素列として現れてはいるものの実際は車両1
8又はその一部と見なすべき画素列を含んでいる。例え
ば道路上にゴミが飛来したときにはそのゴミが1値画素
列を発生させることがあるし、バイク、トレーラ等のよ
うに複雑な形状の車両18では隙間、先端部、アングル
等の影響で1台の車両18が複数個の独立した1値画素
列を発生させることがあるし、複数台の車両18が密接
横列走行しているときにはこれらの車両18が一連の
(すなわち0値画素列を挟まない)1値画素列を発生さ
せることがある。車両検知前処理部26は、各種雑音
(ゴミ飛来等)の影響、車両18の形状の複雑さ(水平
面内プロファイルの複雑さ、ウインドウ等の光学部材の
存在等)の影響、車両18の走行状況(横並び走行等)
の影響を、0/1連結データから除去し、車両検知処理
部28における車両検知処理がより正確に行われるよう
にする手段であり、連結処理部22により生成された0
/1連結データに、次の表
【表1】 に示される6種類の車両検知前処理をこの表に示した順
ですなわち上から下への順で施す。
【0027】上の表に示される処理の概要は、それぞ
れ、次の各表
【表2】
【表3】
【表4】 に示されている。これらの表で使用されている「幅」な
る用語は、検知ライン10上で相隣接し互いに同一の値
をとる画素の列の長さをさす。「幅」という用語を使用
するのは、また1値画素列の「幅」が検知ライン10上
にある物体の幅に、0値画素列の「幅」が検知ライン1
0上にある物体と物体の隙間の幅に、それぞれ相当する
からである。
【0028】これらの処理に共通する特徴は、いずれの
処理も最近のスキャンで得られた0/1連結データをフ
ィルタリングする処理であること、フィルタリングに際
して車両18の一般的形状に関する性質乃至情報を利用
していること、また必要に応じ直前の又は以前のスキャ
ンで得られた0/1連結データを利用していること等で
ある。
【0029】例えば、最初に実行される穴埋め処理は、
車両18の形状的特質、特に車両18が有している隙間
に着目したフィルタリング処理である。より具体的に
は、表2に示されるように、最近の0/1連結データに
含まれている0値画素(列)のうちその幅が所定画素数
以下のものを1値画素列に修正する処理である。この処
理を0/1連結データに施すと、比較的大きな幅を有す
る1値画素列の中に混在している比較的小さな幅の0値
画素(列)が1値画素列に修正されることになる。この
処理が効果的なケースは、例えばバイクのように上から
見て(すなわちヘッド14から見て)隙間を有する車両
18が検知ライン10上に存在しているときのように、
1台の車両18が複数箇所に1値画素列を発生させてい
るときである。かかるケースでは、穴埋め処理によっ
て、本来1台の車両18として検知すべき複数箇所の1
値画素列を、一連のすなわち一纏まりの1値画素列に修
正できるため、後の車両検知処理をより正確に実行可能
になる。
【0030】2番目に実行されるノイズ除去処理は、車
両18の形状的特質、特に検知ライン10方向寸法に下
限があるという特質に着目したフィルタリング処理であ
る。より具体的には、表2に示されるように、最近の0
/1連結データに含まれている1値画素列のうちその幅
が所定画素数以下のものを0値画素列に修正する処理で
ある。この処理を0/1連結データに施すと、比較的大
きな幅を有する0値画素列の中に混在している比較的小
さな幅の1値画素列が0値画素列に修正されることにな
る。この処理が効果的なケースは、ゴミが飛来したとき
等である。かかるケースでは、ノイズ除去処理によっ
て、本来独立した車両18として検知すべきでない1値
画素列を0値画素列に修正できるため、後の車両検知処
理をより正確に実行可能になる。
【0031】3番目に実行される幅保持処理は、車両1
8の形状的特質、特に車両18の幅が道路延長方向に沿
ってほぼ一定であるという特質に着目したフィルタリン
グ処理である。より具体的には、表2に示されるよう
に、前回のスキャンで1値画素列があらわれた位置(前
者)と今回のスキャンにて1値画素列が現れた位置(後
者)とが少なくとも部分的に重複しているときに、今回
のスキャンにて0値となった画素のうち前者に含まれて
おりかつ後者に含まれていないものを1値画素列に修正
する処理である。この処理を0/1連結データに施す
と、前回の(より一般には以前の)スキャンにて得られ
た0/1連結データとの間に、車両18の幅に関し連続
性が保持されることになる。この処理が効果的なケース
は、車両18がバイク等のように隙間を有しておりかつ
その隙間が大きなときや、車両18の後部がアングルに
なっているとき(トレーラ等)である。かかるケースで
は、幅保持処理によって、穴埋め処理では埋め切れない
ほど大きな隙間でも埋めることができ、また本来1台の
車両18として検知すべきであるにもかかわらず各アン
グル(骨組)が個々別々の車両18として検知されるこ
とを防ぐことができるため、後の車両検知処理をより正
確に実行可能になる。さらに、スキャン間の相関を強調
できるため、後の処理が不安定になりにくい。
【0032】4番目に実行されるY字防止処理は、車両
18の形状的特質、特にその先端形状の複雑さに着目し
たフィルタリング処理である。より具体的には、表3に
示されるように、過去複数スキャン分の0/1連結デー
タに基づき決定したフィルタ情報に基づき、今回のスキ
ャンで得られた1値画素列を選択的に0値画素列に修正
する処理である。フィルタ情報の決定に使用するスキャ
ンが過去2回分のスキャンであるとすると(すなわち後
述のY字防止パラメタが2であるとすると)、Y字防止
処理の手順は、 過去2スキャン分の0/1連結データを対応画素毎
に加算することにより、各位置が0/1/2の3値をと
りうるY字防止フィルタを構成する、 終了後、今回スキャンの0/1連結データ中の0
値画素に関してはY字防止フィルタ上の対応位置のデー
タを1デクリメントし、1値画素に関してはY字防止フ
ィルタ上の対応位置のデータを1インクリメントする
(但し、Y字防止フィルタ上の各位置のデータの上限は
2に制限する)、 終了後、今回スキャン分の0/1連結データに含
まれその幅が2以上の1値画素列のなかから、Y字防止
フィルタ上の対応位置のデータのいずれかが2であるも
のを検出し、この1画素列を構成する各画素に対応する
全ての位置に関し、Y字防止フィルタ上の対応位置のデ
ータを2に修正する、 終了後、今回スキャン分の0/1連結データのう
ちY字防止フィルタ上の対応位置のデータが2である画
素を1値に修正する、となる。表3中“第1段階”と呼
ばれているのは及びであり、“第2段階”と呼ばれ
ているのは及びである。この処理を0/1連結デー
タに施すと、連結処理部24から出力される0/1連結
データに過去2スキャン(一般には複数スキャン)前か
ら現れている幅変化がスムージングされることになる。
このように過去複数スキャン分の0/1連結データに基
づきフィルタリングを施す処理が効果的なケースは、先
端部の形状が複雑な車両18のように単一の車両18で
あるにも拘らず複数部位に分岐しているため単一の車両
18としては検知しにくいケースである。かかるケース
では、Y字防止処理によって、スキャン間の相関を崩さ
ないよう複数の1値画素列を一つの1値画素列にまとめ
ることができるため、後の車両検知処理をより正確に実
行可能になる。
【0033】5番目に実行されるディレイ処理は、車両
18の形状的特質、特に車両18の幅が道路延長方向に
沿ってほぼ一定であるという特質に着目したフィルタリ
ング処理である。より具体的には、表4に示されるよう
に、前回のスキャンで1値となった一連の画素のうち今
回のスキャンにて0値となった画素を全て1値に修正す
る処理である。この処理を0/1連結データに施すと、
前回の(より一般には以前の)スキャンにて得られた0
/1連結データとの間に、車両18の幅に関し連続性が
保持されることになる。この処理が効果的なケースは、
幅保持処理が有効なケースの他、何等かの原因による計
測の不安定さを無視し得ないケースである。かかるケー
スでは、ディレイ処理によって、幅保持処理と同様、後
の車両検知処理をより正確に実行可能になる。さらに、
スキャン間の相関を強調できるため、後の処理が不安定
になりにくい。
【0034】最後に実行される最大幅チェック処理は、
車両18の走行状況、例えば密接横列走行等に対処する
ための処理であり、一般に車幅に上限があるという形状
的特質に着目したフィルタリング処理である。より具体
的には、1値画素列の幅が所定値以上であるときに、こ
の1値画素列の中から所定の最大車両幅おきに選択した
画素を0値に修正する処理である。この処理を0/1連
結データに施すと、幅が大きな1値画素列が、その幅が
最大車両幅以下の複数個の1値画素列に分割される。こ
の処理が効果的なケース、すなわち複数台の車両18が
密接横列走行しているケースでは、最大幅チェック処理
によって、これら複数台の車両18をそれぞれ分離検知
でき、1台の車両18として誤検知してしまいにくくな
る。
【0035】以上の概略説明から明らかなように、穴埋
め処理とノイズ除去処理の実行順序を入れ替える等、上
述の各車両検知前処理の実行順序を入れ替えると、最終
的な処理結果たる0/1連結データは異なる内容とな
る。従って、表1に示されるように、本実施形態では、
各処理の実行順序は、その効果が互いに打ち消しあわな
いよう、また互いに強調しあうよう、設定している。例
えば、穴埋め処理やノイズ除去処理のように比較的少数
の画素にしか関連しない誤検知要因(例えば飛来ゴミそ
の他により生じるもの)に対し効果的な処理を、幅保持
処理、Y字防止処理、ディレイ処理及び最大幅チェック
処理のように比較的多数の画素に関連する誤検知要因
(例えば移動体形状の複雑さや移動体走行状況等により
生じるもの)に対し効果的な処理より先に、実行するこ
とにより、本実施形態では、幅保持処理、Y字防止処
理、ディレイ処理及び最大幅チェック処理による誤検知
防止効果を高くしている。また、幅保持処理の後にY字
防止処理を実行することにより、本実施形態では、車両
18の比較的細かな形状的特徴に関し車両18の幅を保
持した上でより大きな形状的特徴に関し車両18の幅を
保持し、Y字防止処理の効果をより高くしている。さら
に、穴埋め処理、ノイズ除去処理、幅保持処理、Y字防
止処理及びディレイ処理の後に、最大幅チェック処理を
実行することにより、本実施形態では、1値画素列の幅
が可能な限り拡張された後にこれを複数台の車両18に
係る1値画素列に分割しているため、これらの車両18
を正確に分離検知可能にしている。
【0036】(6)車両検知前処理の詳細 次に、車両検知前処理部26により実行される各処理の
内容に関し、その好ましい実行順序に従い説明する。な
お、以下の説明で使用している各変数は次の内容であ
る。
【0037】
【数6】 ary[・] :今回スキャンにおける0/1連結データ(以下 「今回データ」と呼ぶ)の配列 bgn :ary[・]中の有効なデータ(ary[・] 中の既使用ビット)の最初の番号 end :ary[・]中の有効なデータの最後の番号 supply :穴として埋められる0値画素列の最大幅 tail :穴埋め処理の終点の画素の番号 mask :ノイズとして除去される1値画素列の最大幅 preRslt[・] :前回スキャンにおける0/1連結データ(以下 「前回データ」と呼ぶ)の配列(幅保持処理が済んだもの) flg :保持実行フラグ yg_filter[・] :Y字防止処理にて用いるフィルタ情報すなわち Y字防止フィルタの配列 YG_FLAG :Y字防止パラメタ start :1値画素列の開始点を保存する変数 mark :Y字防止実行フラグ length :Y字防止実行長 delay_data[・]:ディレイ処理にて用いるディレイデータの配列 width :最大車両幅パラメタ cnt :最大車両幅カウント値 i,j,k :ループ変数 但し、各配列の引数は検知ライン10に沿った位置乃至
その対応画素番号。
【0038】(6.1)穴埋め処理 図11に示されている穴埋め処理は、ary[・]中の
有効なデータのうち、1値画素列に挟まれておりかつそ
の幅がsupply以下の0値画素列(以下単に「穴」
と呼ぶ)を、1値画素列に修正する処理(以下単に「穴
埋め」と呼ぶ)である。かかる処理を実現するため、車
両検知前処理部26は、ary[bgn]からary
[end]に至る画素列の中から(100,106)画
素番号の昇順に従って(104)1値を有する画素の番
号iを検出する(102)。
【0039】検出された画素は1値画素列の中に含まれ
ている画素(又は孤立した1値画素)であると見なせる
ため、車両検知前処理部26は、この画素を始点として
tailを次の式
【数7】 tail =i+1+supply(i+1+supply≦end−1のとき) =end−1 (i+1+supply>end−1のとき) に基づき設定する(108)。車両検知前処理部26
は、tail番目の画素からi+1番目の画素に至るま
で(110,116)画素番号の降順に従って(11
4)1値を有する画素の検出を実行する(112)。
【0040】1値を有する画素の番号jが検出されたと
き、車両検知前処理部26は、i+1番目の画素からj
−1番目の画素に至るまで(118,124)画素番号
の昇順に従って(122)各画素の値を1値に修正する
(120)。従って、i+1番目の画素からj−1番目
の画素までの間に穴が存在していたとしても、この穴は
ステップ120によって埋められる。ステップ112の
繰返しによっても1値画素を検出できなかったときや、
i+1番目の画素からj−1番目の画素までの穴埋めが
済んだ後には、車両検知前処理部26は、ステップ10
4に戻る。但し、その際、穴埋めが済んだ画素を1値画
素検出の対象から省略させる(126)。
【0041】(6.2)ノイズ除去処理 図12に示されるノイズ除去処理は、ary[・]中の
有効な画素のうち0値画素(列)に挟まれておりかつそ
の幅がmask以下の1値画素(列)を0値画素(列)
に修正する処理である。かかる処理を実現するため、車
両検知前処理部26は、ary[bgn]からary
[end]に至るまで(200,206)画素番号の昇
順に従って(204)1値画素の検出を実行する(20
2)。1値画素の番号iが検出されたとき、車両検知前
処理部26は、その画素がend−1番目の画素であれ
ば(208)無条件にその画素を0値に修正する(21
0)。そうでなければ、車両検知前処理部26は、ar
y[i+1]からary[end−1]に至るまで(2
12,218)画素番号の昇順に従って(216)0値
画素の検出を実行する(214)。0値画素の番号jが
検出されたとき、車両検知前処理部26は、ary
[i]からary[j]に至る画素列に含まれている1
値画素列の幅がmask以下であるか否かを判定し(2
22)、mask以下であるときこの1値画素列をノイ
ズと見なす。この場合、車両検知前処理部26はary
[i]からary[j]に至るまで(224,230)
かつ画素番号の昇順に従って(228)、当該1値画素
列中の各画素の値を0値に修正する(226)。ステッ
プ210実行後や、ステップ214の繰返しによっても
0値画素を検出できなかったときや、ary[i]から
ary[j]に至るまでノイズ除去を終えた後には、車
両検知前処理部26はステップ204に移行する。但
し、ステップ214の繰返しによってその値を検査した
画素やステップ226の繰返しによってその値を修正し
た画素に関しては、移行先のステップ204以降の処理
の対象から除外する(220,232)。
【0042】(6.3)幅保持処理 図13に示される幅保持処理は、preRslt[・]
に現れている1値画素列の幅をary[・]上の対応す
る1値画素列においても保持させるための処理である。
かかる処理を実現するため、車両検知前処理部26は、
preRslt[bgn]からpreRslt[en
d]に至るまで(302,308)画素番号の昇順に従
って(306)1値画素の検出を実行する(304)。
検出される1値画素の番号iはpreRslt[・]に
含まれる1値画素列の開始画素の番号(又は孤立した1
値画素の番号)であると見なせるため、車両検知前処理
部26は、flg=0とすると共に(312)、pre
Rslt[i+1]から最大でpreRslt[en
d]に至るまで(312,314)画素番号の昇順に従
って(320)1値画素の検出を実行する(314)。
車両検知前処理部26は、1値画素の番号jを検出でき
たときには、ary[j]=1であることを条件として
(316)flg=1とする(318)。
【0043】preRslt[・]中のi番目の画素か
ら始まる1値画素列全体に関しステップ314〜320
の処理を終えたときあるいは有効な最後の画素を検出し
たとき(314)、車両検知前処理部26は、ary
[・]中の画素のうちこの1値画素列に対応している全
ての0値画素を1値に修正する(324)。但し、fl
g=1でないときには(322)、preRslt
[・]中のi番目の画素から始まる1値画素列と重複す
る1値画素(列)がary[・]中にないと見なせるた
め、ステップ324は省略される(322)。車両検知
前処理部26は、この後、ステップ312〜324が済
んだ画素をスキップした上で(326)、ステップ30
4に移行する。ステップ304〜308の処理がpre
Rslt[end]に至るまで終了すると、車両検知前
処理部26は、後のスキャンに関し幅保持処理を実行す
る際に使用するため、ary[・]の全画素の値をpr
eRslt[・]の対応画素に代入する(310)。
【0044】なお、今回のスキャンが最初のスキャンで
ある場合には、ステップ302に先立ちpreRslt
[・]の全画素に一旦0値を設定し(300)、その後
ステップ304〜310を実行することで、preRs
lt[・]を初期設定する。
【0045】(6.4)Y字防止処理 図14に示されるY字防止処理は、従前のyg_fil
ter[・]に加えary[・]に基づきyg_fil
ter[・]を作成し(402)、これをary[・]
に基づき修正し(404)、修正後のyg_filte
r[・]にてフィルタリングされたary[・]を出力
する(406)という手順で実行される。この手順にお
いては、yg_filter[・]に少なくとも過去Y
G_FLAG番目のスキャン以降の0/1連結データが
蓄積され(これによりフィルタ情報が生成され)、YG
_FLAGによりyg_filter[・]の上限値が
規制される。なお、今回のスキャンが最初のスキャンで
あるときには、車両検知前処理部26は、yg_fil
ter[・]の全位置に0値を代入した上でステップ4
02以降を実行する(400)。
【0046】yg_filter[・]を作成する際に
は(402)、車両検知前処理部26は、図15に示さ
れるように、ary[bgn]からary[end]に
至る画素列の中から(500,502,520)画素番
号の昇順に従って(516,518)1値を有する画素
を検出し(504)、ary[・]=1が成立している
画素に対応する位置に関してはyg_filter
[・]の値に1を加算し(504,506)、していな
い位置に対応する画素に関してはyg_filter
[・]の値から1を減ずる(504,514)。但し、
車両検知前処理部26は、加算の結果がYG_FLAG
を上回らないよう(508)また減算の結果が0以下と
ならないよう(512)、yg_filter[・]の
値を1〜YG_FLAGの範囲に制限する(510,5
14)。車両検知前処理部26は、yg_filter
[bgn]からyg_filter[end]までの各
位置に関しyg_filter[・]を作成し終えるま
で(520) ステップ504以降の処理を繰り返す。な
お、これらの処理の具体的なイメージに関しては、前に
掲げた表3中の第1段階(但し表3はYG_FLAG=
2の例)を参照されたい。
【0047】yg_filter[・]を修正する際に
は(404)、車両検知前処理部26は、図16に示さ
れるように、ary[bgn]からary[end]に
至る画素列の中から(600,602,608)画素番
号の昇順に従って(606)1値画素を検出する(60
4)。bgn番目の画素から数えた1値画素の番号iを
検出できたときには、車両検知前処理部26は、この番
号iを変数startに保存する処理やmark及びl
engthを0にリセットする処理等を実行した上で
(610,612)、画素番号の昇順に従ってかつle
ngh等をインクリメントしながら(620)、ary
[start]からary[end]に至る画素列の中
から(614)1値画素を検出する(614)。1値画
素を検出できたときには、車両検知前処理部26は、そ
の画素に対応する位置におけるyg_filter
[・]の値がYG_FLAG以上であるとき(61
6)、markを1とする(618)。ary[sta
rt]から始まる1値画素列が終了したとき及び有効な
画素全てについてステップ614〜620を終了したと
きには(614)、車両検知前処理部26は、yg_f
ilter[start]から始まり(624,62
6)yg_filter[start+length]
に至る(628,632)各位置の値を、YG_FLA
Gに修正する(630)。この修正を終えた後や、ステ
ップ614〜620にて検出される1値画素列と対応す
る位置でyg_filter[・]の値がYG_FLA
G以上とならなかったときには(622)、車両検知前
処理部26は、処理対象の画素番号をlengthだけ
インクリメントした上で(634)、ステップ604に
移行する。以上の処理の具体的なイメージに関しては、
表3中の第2段階に関する記述を参照されたい。
【0048】フィルタリングされたary[・]を出力
する際には(406)、車両検知前処理部26は、図1
7に示されるように、ary[bgn]からary[e
nd]までの画素列に含まれる各画素を(700,70
2,714)画素番号の昇順に従い(710,712)
順に0値に初期化し(704)、その画素と対応する位
置のyg_filter[・]の値がYG_FLAG以
上であるときに(706)ary[・]の当該画素を1
値とする(708)。
【0049】(6.5)ディレイ処理 図18に示されるディレイ処理は、delay_dat
a[・]が1値を有する画素に関しary[・]上の対
応する画素を1値に修正する処理である。かかる処理を
実現するため、車両検知前処理部26は、ary[bg
n]からary[end]までの画素列に含まれる各画
素から(802,804,806,816)画素番号の
昇順に従い(812,814)0値画素を検出する(8
08)。この0値画素を検出できたとき、車両検知前処
理部26は、delay_data[・]中その0値画
素と対応する画素が1値であれば(818)当該0値画
素を1値に修正し(820)、そうでなければdela
y_data[・]中の対応画素を0値とする(82
2)。また、ステップ808にて0値でないとされた画
素に関しては、車両検知前処理部26は、その画素の値
すなわち1値をdelay_data[・]中の対応画
素に代入する(810)。なお、今回のスキャンが最初
のスキャンであるときには、車両検知前処理部26は、
ステップ802に先立ちdelay_data[・]の
全画素を0値に初期化する(800)。
【0050】(6.6)最大幅チェック処理 図19に示される最大幅チェック処理は、ary[・]
中の1値画素列の幅がwidthを上回っているときに
その1値画素列を分割する処理である。かかる処理を実
現するため、車両検知前処理部26は、ary[bg
n]からary[end]までの画素列に含まれる各画
素から(900,902,912)画素番号の昇順に従
い(910)1値画素を検出する(904)。1値画素
を検出できる毎に、車両検知前処理部26は、予め0に
リセットされているcntを(900,908,91
4)1ずつインクリメントする(906)。ステップ9
04にて検出される1値画素が孤立した1値画素ではな
く何等かの1値画素列の一部であるときには、ステップ
900〜912の処理が繰り返されるとcntが徐々に
増加していく。ステップ906ではcntとwidth
との比較により、widthを上回る幅を有する1値画
素列を検出し、この検出に応じ車両検知前処理部26は
cnt>widthに至った画素に関しary[・]=
0とすると共にcnt=0とする(908)。なお、ス
テップ904にて1値画素を検出できなかったときもc
nt=0にする(914)。
【0051】(7)車両検知処理 車両検知処理部28は、上位システム(メインコンピュ
ータ)から動作指令を取得した後(1000)、図20
のステップ1002以降のループ処理、すなわち車両検
知処理を実行する。車両検知処理により、車両検知処理
部28は、次の式
【数8】 に示される検出車両データ保存用構造体を作成する。こ
の式に示される検出車両データ保存用構造体は、各スキ
ャン毎に作成される構造体typedef struc
t{…}_VDET_DT:の中に、今回データ中の1
値画素列の個数すなわち検出車両台数vdet_no
w.v_num(図22のステップ1128を参照)
と、今回データ中の各1画素列すなわち各車両18毎に
作成される個別車両情報_VDETとを、組み込んだ構
造を有している。
【0052】個別車両情報_VDETは、typede
f struct{…}_VDET:の記述にて定義さ
れている。この記述に含まれる各種個別車両情報_VD
ETのうちvdet_now.det[i].main
_cmdは、上述の動作指令を保存する。vdet_n
ow.det[i].statusは、今回データ中の
i番目の1画素列の存否を示す(図22のステップ11
06を参照)。vdet_now.det[i].ve
hicle_noは、今回データ中のi番目の1画素列
に相当する車両18すなわち今回スキャンにて検知した
i番目の車両18のナンバーである。vdet_no
w.det[i].pct_reqは、i番目の車両1
8に対する撮像指令を与える。
【0053】vdet_now.det[i].lef
t及びvdet_now.det[i].right
は、それぞれ、i番目の車両18の左端及び右端位置を
与える(図22のステップ1106及びステップ111
2を参照)。i番目の車両18の幅は、これらの差に基
づき求めることができる。vdet_now.det
[i].min_width、vdet_now.de
t[i].max_width及びvdet_now.
det[i].add_widthは、それぞれ、今回
スキャンにて検知したi番目の車両18と同一の車両1
8に関し従前のスキャンにて検出された幅の最小値、最
大値及び積算値を与える。vdet_now.det
[i].line_numは、i番目の車両18の長さ
(検知スキャン数)を与える。従って、vdet_no
w.det[i].add_width及びvdet_
now.det[i].line_numにてi番目の
車両18の平均幅を知ることができる。
【0054】また、vdet_now.det[i].
left及びvdet_now.det[i].rig
htに基づきi番目の車両18の中心をも知ることがで
きる。vdet_now.det[i].add_ce
nterはこの中心の位置を積算した値すなわち合計中
心位置であり、これとvdet_now.det
[i].line_numにてi番目の車両18の平均
中心位置を知ることができる。さらに、vdet_no
w.det[i].min_left及びvdet_n
ow.det[i].max_rightは、今回スキ
ャンにて検知したi番目の車両18と同一の車両18に
関し従前のスキャンにて検出された左端位置の最小値及
び右端位置の最大値である。さらに、vdet_no
w.det[i].passed_timeは、i番目
の車両が進入した時刻を格納する。後述の退出通知時に
併せて退出時刻を通知することによりその車両18の通
過時間を知ることができる。
【0055】vdet_pre.det[i].lin
ked_flag、vdet_now.det[i].
link_num及びvdet_now.det
[i].link_p[link_num]は、今回ス
キャンにて検知したi番目の車両18が前回スキャンに
て検知済みのいずれかの車両と関連しているときに、こ
の関連に関する情報を格納するために使用される。その
うちvdet_pre.det[i].linked_
flagは当該関連の検出に応じセットされる他車両関
連フラグである(図23のステップ1212を参照)。
vdet_now.det[i].link_num
は、今回スキャンにて検知したi番目の車両18との関
連相手たる前回検知車両の台数を保存する(図23のス
テップ1218を参照)。vdet_now.det
[i].link_p[link_num]は、当該前
回検知車両の番号を保存する(図23のステップ121
2を参照)。
【0056】(7.1)車両のラベリング ステップ1002から始まるループにおいては、車両検
知処理部28は、まず、今回スキャンにて得られたar
y[・]に車両検知前処理部26が前処理を施した結果
たる配列onf[・]中の1値画素列に、図21に示さ
れるように、例えば左から順に番号(ラベル)を付与す
る(ラベリング:1002)。図22に示されるラベリ
ング手順においては、onf[・]中の変化点を各スキ
ャン毎に検知ライン10に沿って検出することにより、
ラベリングすべき1値画素列を検出している。ここでい
う変化点とは、onf[・]の値が0値から1値へ又は
その逆へと変化する点である。従って、検知ライン10
の左端側から右端側へとラベリングするシステム構成の
場合、0値から1値への変化点は車両18の左端に、1
値から0値への変化点は車両18の右端に、それぞれ相
当するものと見なすことができるから、両変化点の対を
検出しその対にラベリングすることにより、各車両18
へのラベリングを実行できる。
【0057】より詳細には、車両検知処理部28は、ま
【数9】chg=0,vct=0,i=0 の初期化処理を実行する(1100,1102)。車両
検知処理部28は、その上で、ループ変数iを0からn
um(onf[・]に含まれる有効な画素の個数)まで
逐次インクリメントすると共に処理対象画素を検知ライ
ン10に沿って順に次の画素へと変更しながら(111
6,1118,1120)、ステップ1104〜111
4の処理を実行する。
【0058】ステップ1104及び1110では、車両
検知処理部28は、変化点フラグchg及びonf
[i]の値を判別する。車両検知処理部28は、
【数10】chg=0 かつ onf[i]=0 が成立しているときには、現在判別対象としている画素
が直前の画素に引き続き1値画素列を構成していないと
見なし、ステップ1106、1108、1112及び1
114を実行せずに、次の画素を対象とした処理に移
る。車両検知処理部28は、
【数11】chg=0 かつ onf[i]=1 が成立しているときすなわち左端位置iを検出するに至
ったときには、
【数12】vdet_now.det[vct].st
atus=0 :vct+1台目の車両18へのラベリング vdet_now.det[vct].left=i :vct+1台目の車両18の左端位置記録 chg=1 の処理を実行する(1106,1108)。車両検知処
理部28は、その後
【数13】chg=1 かつ onf[i]=1 が成立している間は、まだ車両18の右端位置を検出す
るには至っていないと見なし、ステップ1106、11
08、1112及び1114を実行せずに、次の画素を
対象とした処理に移る。車両検知処理部28は、その後
【数14】chg=1 かつ onf[i]=0 が成立したときすなわちvct+1台目の車両18の右
端位置i−1を検出したとき、
【数15】vdet_now.det[vct].ri
ght=i−1 :vct+1台目の車両18の右端位置記録 vct=vct+1 chg=0 の処理を実行する(1112,1114)。
【0059】このような動作をnum個の画素全てに関
して実行することにより(1120)、今回スキャンに
おける1値画素列の個数すなわち今回検知車両のそれぞ
れに関し、vdet_now.det[・].left
及びvdet_now.det[・].rightを検
出でき、さらにvdet_now.det[・].st
atusを0に初期化できる。また、今回検知車両の台
数vctを計数できる。車両検知処理部28は、
【数16】 vdet_now.v_num=vct : 今回検知車両台数の保存 の処理を実行し後の処理に引き渡す(1128)。但
し、車両18が道路の右端を走行しているときには、
【数17】i=num かつ chg=1 が成立することがあるので、そのような場合(112
2)、車両検知処理部28は、ステップ1128に先立
ち、
【数18】vdet_now.det[vct].ri
ght=num−1 : 右端の見なし設定 vct=vct+1 を実行する(1124,1126)。
【0060】車両検知処理部28は、次に、
【数19】vdet_now.v_num=0 かつv
det_pre.v_num=0 の成否を判定する(図20;1004)。なお、vde
t_pre.v_numは前回検知車両台数を与える変
数であり、前回ステップ1020を実行した際にvde
t_now.v_numとして保存されたものである。
判定が成立したときには後の処理を実行する必要がない
ため、車両検知処理部28はただちにステップ1022
に移行し、vdet_now.det[i].main
_cmdを保存してステップ1002に戻り、次回デー
タを待つ。
【0061】(7.2)前回の車両との対応付け
【数20】vdet_now.v_num≠0 又はv
det_pre.v_num≠0 であるときには(1004)、前回及び/又は今回スキ
ャンにて1台以上の車両18が検知されていると見なせ
るため、車両検知処理部28は、前回データ中の1値画
素列と今回データ中の1値画素列とを1対1に対応付け
る(1006)。但し、後述する進入車両等があるた
め、厳密には1対1の対応付けではない。この対応付け
は、図23に示される手順にて実現される。
【0062】図23に示される手順は、iをループ変数
として用いるループ1204〜1222の中に、jをル
ープ変数として用いるループ1206〜1216を入れ
子にした構造を有している。このような構造を採用する
のは、今回データ中のvdet_now.v_num個
の1値画素列それぞれについて、前回データ中のvde
t_pre.v_num個の1値画素列それぞれとの関
連を、網羅的に検証・検出するためである。i及びjは
いずれも関連有無の検出対象となる1値画素列を特定す
るために用いられており、特にiは今回データ中の1値
画素列のラベルを、jは前回データ中の1値画素列のラ
ベルを、それぞれ特定している。すなわち、i=0の初
期化処理を実行した後(1200)実行されるループ1
204〜1222は、iを0からvdet_now.v
_numまで順に1ずつインクリメントさせつつ(12
20,1222)ステップ1204〜1220を実行す
るためのループであり、j=0の初期化処理を実行した
後(1204)実行されるループ1206〜1216
は、jを0からvdet_pre.v_numまで順に
1ずつインクリメントさせつつ(1206,1216)
ステップ1208〜1214を実行するためのループで
ある。
【0063】また、この手順を実行するに際し、車両検
知処理部28は、
【数21】 vdet_now.det[・].link_num =0 vdet_now.det[・].link_p[・] =0 vdet_pre.det[・].linked_flag=0 の初期化処理を(1202)、ループ1204〜122
2を実行するのに先立ち実行する(1202)。vde
t_pre.det[・].linked_flag
は、後述のように、前回データ中の1値画素列のうち、
今回データ中の1値画素列のいずれかにすでに対応付け
られているものを、対応付け処理の対象から外すための
フラグとして使用される(1208)。車両検知処理部
28は、jを初期化する際、併せて
【数22】link_num=0 の初期化処理も実行する。link_numは、関連車
両台数を計数するための変数である(1214)。
【0064】図23に示される手順をより具体的に説明
するために、一例として、図24に示されるデータを想
定する。この図に示される前回データは
【数23】vdet_pre.v_num=2 のデータであり、検知ライン10に沿って道路左端から
順に0及び1のラベルが、このスキャン中の各1値画素
列に付されている。また、同図中の今回データは
【数24】vdet_now.v_num=3 のデータであり、検知ライン10に沿って道路左端から
順に0、1及び2のラベルが、このスキャン中の各1値
画素列に付されている。さらに、前回データ中の0番目
の1値画素列と今回データ中の0番目の1値画素列とが
互いに重複した位置を占めており、前回データ中の1番
目の1値画素列と今回データ中の2番目の1値画素列と
が互いに重複した位置を占めている。
【0065】図23に示される手順を図24に示される
データに関し実行するときには、まず、ステップ120
0〜1204により初期化処理が実行され、この結果j
=0となる。続くステップ1206は
【数25】j<vdet_pre.v_num の成否を判定するステップであり、ここでは成立と判定
される。成立と判定されたとき実行されるステップ12
08は
【数26】vdet_pre.det[i].link
ed_flag=0 の成否を判定するステップであり、ここでは先立つステ
ップ1202にてvdet_pre.det[・].l
inked_flagが初期化されているため成立と判
定される。
【0066】成立と判定されたとき実行されるステップ
1210は
【数27】vdet_now.det[i].left
≦vdet_pre.det[j].right かつ
vdet_now.det[i].right≧vde
t_pre.det[j].left の成否、すなわち前回データ中の1値画素列の位置と今
回データ中の1値画素列の位置との少なくとも部分的な
重複の有無を判定するステップである。図24の例では
前回データ中のj=0番目の1値画素列と今回データ中
のi=0番目の1値画素列とが一部重複した位置を占め
ているため、ステップ1210の判定は成立する。この
判定条件の成立すなわち両1値画素列の関連の検出に応
じ、車両検知処理部28は、前回データ中の1値画素列
の番号j=0を記録する(1212)。すなわち、
【数28】vdet_now.det[i].link
_p[link_num]=j の処理を実行する。従って、vdet_now.det
[i].link_p[link_num]は、今回デ
ータ中のi番目の1値画素列と関連しかつ前回データ中
の1値画素列のうち検知ライン10上で最も左に位置す
る車両18に相当する1値画素列の番号を記録するため
の変数である(1212)。但し、ここではi=0,l
ink_num=0,j=0である。
【0067】このステップでは、さらに、
【数29】vdet_pre.det[j].link
ed_flag=1 の処理が実行される。すなわち、vdet_pre.d
et[j].linked_flagは、前回データ中
のj=0番目の1値画素列に関連する1値画素列がステ
ップ1210にて今回データからすでに検出された旨を
示すフラグとして用いられている。続くステップ121
4及び1216では、それぞれ、
【数30】 link_num=link_num+1 :1214 j=j+1 :1216 が実行される(link_num=1,j=1)。
【0068】この後車両検知処理部28の動作はステッ
プ1206に戻る。このとき、ステップ1206におけ
る判定は前回同様成立するものの、続くステップ120
8における判定は先立つステップ1212にて
【数31】vdet_pre.det[0].link
ed_flag=1 が実行されている不成立となり、その結果ステップ12
10,1212及び1214は省略されステップ121
6にてj=j+1が実行される(link_num=
1,j=2)。この後車両検知処理部28の動作は再び
ステップ1206に戻る。このときも、ステップ120
6における判定は成立するもののステップ1208にお
ける判定は不成立となり、その結果ステップ1210,
1212及び1214は省略されステップ1216が実
行される(link_num=1,j=3)。この後ス
テップ1206に戻ったときには当該ステップ1206
における判定は成立しないため、車両検知処理部28は
【数32】vdet_now.det[i].link
_num=link_num の処理を実行することにより、link_numに格納
されている関連車両台数(ここでは1)を記録する(1
218)。車両検知処理部28はi=i+1を実行し
(1220,i=1)、ステップ1222を経てステッ
プ1204に戻る。
【0069】同様の処理が、今回データ中のi=1番目
及びi=2番目の1値画素列に関しても実行された時点
で、ステップ1222において
【数33】i<vdet_now.v_num が成立するため図23に示される処理が終了する。この
時点では、図24に示される今回データに関し、次のよ
うな車両対応付けデータが得られている。このデータは
以降の処理に引き渡される。
【0070】
【数34】i=0番目の1値画素列について: vdet_now.det[0].link_num
=1 vdet_now.det[0].link_p[0]
=0 i=1番目の1値画素列について: vdet_now.det[1].link_num
=0 i=2番目の1値画素列について: vdet_now.det[2].link_num
=1 vdet_now.det[2].link_p[0]
=1 (7.3)車両情報作成 車両検知処理部28は、次に、進入車両、継続車両、修
正/削除車両のそれぞれに関し、車両情報を作成する
(図20;1008)。ここでいう進入車両とは、前回
スキャンでは検知されなかったが今回スキャンでは検知
された車両18、すなわち検知ライン10上に新たに進
入した車両18である。本実施形態では、図24におけ
るi=1番目の1値画素列のように、その位置が前回デ
ータ中のいずれの1値画素列の位置とも全く重複してい
ない1値画素列を、進入車両に相当する1値画素列と見
なす。また、ここでいう継続車両とは、前回スキャンに
引き続いて今回スキャンでも検知された車両18、すな
わち少なくとも前回及び今回の両スキャンの際に検知ラ
イン10上に存在していた車両18である。本実施形態
では、図24におけるi=0番目及びi=2番目の1値
画素列のように、その位置が前回データ中のいずれかの
1値画素列の位置と少なくとも部分的に重複している1
値画素列を、継続車両に相当する1値画素列と見なす。
【0071】さらに、形式上継続車両に該当するもので
あっても、通常の継続車両と同じ扱いに適していない車
両もある。例えば、図25に示されるように前回データ
中の単一の1値画素列が今回データ中の複数の1値画素
列に関連しているときには、今回データ中の複数の1値
画素列をいずれも継続車両として扱うのは不適切であ
り、いずれか1個(図23の手順及び後述する図27の
手順では最も番号が若いものを選んでいる。図25では
左端に示される)を継続車両、残りを進入車両として扱
うのが適当である。但し、この継続車両はその幅、中心
位置等のデータに関し大きな修正が必要であるため、通
常の継続車両と区別して、修正車両と呼ぶ(以下、単に
継続車両と呼ぶ場合は修正車両を除く意味である)。か
かる扱いにより、バス及びこのバスと接近して横列走行
しているバイクとをより好適に分離検知可能になる。
【0072】また、図26に示されるように前回データ
中の複数の1値画素列が今回データ中の単一の1値画素
列に関連しているときには、今回データ中の単一の1値
画素列が前回データ中の複数の1値画素列のうちいずれ
か1個(後述する図28の手順では最も前のスキャンか
らすなわち最初に検知ライン10上に進入したものを選
んでいる。図26では左端に示される)を継続する修正
車両であるとする。前回データ中の複数の1値画素列の
うち残りは前回スキャンを最後にデータ上から削除する
必要があるため、これを削除車両と呼ぶ。かかる扱いに
より、複雑な先頭形状を有する車両18を1台の車両1
8としてより正確に検知可能になる。
【0073】車両情報を作成するに際しては、車両検知
処理部28は、図27に示されるように、i=0からi
=vdet_now.v_numに至るまで(130
0,1314)、i=i+1を実行しながら(131
2)、ステップ1302〜1310の処理を実行する。
ステップ1302〜1310を実行する際、車両検知処
理部28は、vdet_now.det[・].lin
k_numを利用して、今回スキャンにおいて検知した
車両18を進入車両、継続車両、及び修正/削除車両の
いずれかに分類する(1302,1304)。この分類
は、図24の例に関し対応付け処理の説明の末尾に記し
た式から明らかなように、進入車両であれば
【数35】vdet_now.det[・].link
_num=0 が(1302)、継続車両であれば
【数36】vdet_now.det[・].link
_num=1 が(1304)、それぞれ成立することを利用して行
う。
【0074】今回データ中のi番目の1値画素列が進入
車両に相当するものであると判定・分類されたときに
は、車両検知処理部28は次の式
【数37】 の処理を実行し、これを前述の検出車両データ保存用構
造体に代入することにより、進入車両データを作成する
(1306)。なお、この式にて得られるのは、図22
及び図23に示される手順では得られなかった諸変数で
あり、他の変数に関しては、図22及び図23に示され
る手順で得られた値を検出車両データ保存用構造体に代
入する。また、“進入”“進入時用”とあるのは、その
旨を示す値という意味である。作成された進入車両デー
タは、車両情報として、後の通知乃至保存処理(図20
の1012,1020)に供される。
【0075】また、今回データ中のi番目の1値画素列
が継続車両に相当するものであると判定・分類されたと
きには、車両検知処理部28は次の式
【数38】 の処理を実行し、これを前述の検出車両データ保存用構
造体に代入することにより、継続車両データを作成する
(1308)。この式中、“前回値”は前回スキャン時
に得られた対応データのことであり、“今回幅”“今回
中心位置”は今回データに基づき求めた幅又は中心位置
のことであり、“前回値と比較”されるのは今回データ
に基づき求めた幅又は今回データ中の左端若しくは右端
位置である。継続車両データを作成する際にも、図22
及び図23に示される手順で得られた変数に関してはそ
の値を検出車両データ保存用構造体に代入する。なお、
vdet_pre.det[i].statusは、後
述するように退出処理に関連して使用される。vdet
_pre.det[i].line_numは、i番目
の1値画素列に関し前回スキャンにてvdet_no
w.det[i].line_numに格納されたデー
タである。作成された継続車両データは、車両情報とし
て、後の保存処理(図20の1020) に供される。
【0076】今回データ中のi番目の1値画素列が進入
車両でも継続車両でもないと判定・分類されたときに
は、その1値画素列が修正車両乃至削除車両であると見
なせるため、車両検知処理部28は、図28に示される
手順を実行する(1310)。図28に示される手順
は、大まかには、今回データ中の1値画素列のうち進入
車両でも継続車両でもないと判定・分類されたi番目の
1値画素列に関し、 前回データ中の1値画素列のうち今回データ中のi
番目の1値画素列と関連する1値画素列のなかから、検
知ライン10上に最も早く進入した車両を示す1値画素
列を検索し、その番号firstを検出する処理(14
00〜1414)、 前回データ中のfirst番目の1値画素列に係る
車両情報を、今回データ中のi番目の1値画素列に係る
データに基づき修正し、検出車両データ保存用構造体に
代入する処理(1416)、及び 前回データ中の1値画素列(first番目を除
く)のうち今回データ中のi番目の1値画素列と関連す
る1値画素列に関し、車両状態を“削除”に設定する処
理(1418〜1426)を含んでいる。かかる手順に
より、図26に示される処理を実現できる。
【0077】処理を実行するに際しては、車両検知処
理部28は、まず一時的車両長さパラメタline_n
um及びループ変数jを0に初期化する(1400,1
402)。ここで、前回データ中の1値画素列のうち今
回データ中のi番目の1値画素列と関連する1値画素列
の個数及び番号はそれぞれvdet_now.det
[i].link_num及びvdet_now.vd
et[i].link_p[j]に格納されており
((7.2)の末尾の式を参照)、また、vdet_n
ow.det[i].link_p[j]番目の1値画
素列に係る車両の長さはvdet_pre.det[v
det_now.det[i].link_p
[j]].line_numに格納されている(図27
のステップ1308に関する記述を参照)。そこで、処
理では、
【数39】j=vdet_now.det[i].li
nk_num に至るまで(1414)jを逐次インクリメントさせな
がら(1412)、今回データ中のi番目の1値画素列
に関し、vdet_pre.det[link_p].
line_numの最大値を検出する(1406,14
08)。但し、link_pは、vdet_now.d
et[i].link_p[j]を保存する一時的車両
長さパラメタである(1404)。車両検知処理部28
は、vdet_pre.det[link_p].li
ne_numが最大になる番号link_pを変数fi
rstにて検出し(1410)、これを処理に引き渡
す。処理では、前回データ中のfirst番目の1値
画素列に係る車両情報が、今回データ中のi番目の1値
画素列に係るデータに基づき修正され、検出車両データ
保存用構造体に代入される。
【0078】処理を実行する際、車両検知処理部28
は、ループ変数jを0に初期化した上で(1418)、
【数40】j=vdet_now.det[i].li
nk_num に至るまで(1426)jを逐次インクリメントさせな
がら(1424)、vdet_now.det[i].
link_num個の1値画素列のなかからfirst
番目以外の1値画素列を検索し(1420)、その1値
画素列の車両状態に関し
【数41】vdet_pre.det[vdet_no
w.det[i].link_p[j]].statu
s=削除 の処理を実行する(1422)。
【0079】図27に示される車両情報作成手順では、
ステップ1314にて
【数42】j=vdet_now.det[i].li
nk_num が検出された後、退出車両(今回スキャンで新たに検知
ライン10上から退出した車両18)を検出する処理が
実行される。すなわち、車両検知処理部28は、ループ
変数i及びjをそれぞれ0に初期化した上で(131
6)、j=0からj=vdet_pre.v_numに
至るまでjを逐次インクリメントしながら(1326,
1328)、前回データ中の1値画素列の中から今回デ
ータ中の1値画素列のいずれとも関連付けられていない
ものを検索する(1318〜1324)。検索に際して
は、i=0からi=vdet_now.v_numに至
るまでiを逐次インクリメントしながら(1320,1
322)、
【数43】vdet_now.det[i].link
_num=j の成否を判定する(1318)。
【0080】この式は、前回データ中のj番目の1値画
素列の番号すなわちjが今回データ中のi番目の1値画
素列と関連付けられているときに成立する。車両検知処
理部28は、ステップ1318における判定条件の成立
にて今回データ中のいずれかの1値画素列との関連を検
出したときには、ループ変数iを0に初期化すると共に
ループ変数jを1インクリメントするステップ1326
を経て、前回データ中の次の1値画素列に係る処理に移
行する。逆に、今回データ中のいずれの1値画素列につ
いてもステップ1318における判定条件が成立せず従
って関連を検出できなかったときには、車両検知処理部
28は、前回データ中のj番目の1値画素列に関し、
【数44】 vdet_pre.det[j].status=退出 と設定し(1324)、ステップ1326に移行する。
ここに、vdet_pre.det[j].statu
sは、前回データ中のj番目の1値画素列の車両状態を
表しており、前回スキャンの際にvdet_now.d
et[j].statusとして検出保存された値であ
る。このような処理により、前回スキャンにて継続又は
進入車両が検知された位置に今回スキャンで車両18が
検知されなかったときに、その車両を退出車両として検
出することができる。
【0081】車両検知処理部28は、同時に、ミラー分
離除去処理を実行する。すなわち、
【数45】vdet_pre.det[i].righ
t−vdet_pre.det[i].left<4画
素 又は
【数46】vdet_pre.det[i].add_
width/vdet_pre.det[i].lin
e_num<4画素 等、前回データ中のj番目の1値画素列の幅又は平均幅
が小さい旨の条件が成立しているときには、ステップ1
324において、
【数47】 vdet_pre.det[j].status=削除 と設定する。上の式中、vdet_pre.det
[i].right、vdet_pre.det
[i].left、vdet_pre.det[i].
add_width及びvdet_pre.det
[i].line_numは、前回スキャン時にvde
t_now.det[i].right、vdet_n
ow.det[i].left、vdet_now.d
et[i].add_width及びvdet_no
w.det[i].line_numとして検出保存さ
れた値である。このような処理により、退出車両を示し
かつその幅又は平均幅が狭いものを、削除車両として扱
うことができるため、バスやトラックの側方にはみ出し
ているミラーを車両18の本体と分離して検知・通知し
てしまう恐れを低減できる。
【0082】(7.4)通知処理 車両検知処理部28は、作成した車両情報を検知結果通
知処理部30に供給することにより当該車両情報を上位
システムへ通知し(図20;1012〜1018)、今
回のスキャンに関する車両情報を内部の記憶装置に保存
し(1020)、ステップ1020にて取得した(ある
いは前回ステップ1022にて保存した)上位システム
からの動作指令(vdet_now.vdet[i].
main_cmdに相当)を保存し(1022)、ステ
ップ1002に戻る。但し、図示しないアンテナシステ
ムが現在通過中の車両18に対し課金処理を実行してい
ないときには(1010)、車両検知処理部28はステ
ップ1012〜1018を省略する。また、前回スキャ
ンに対応する課金処理が今回スキャンと同時点で実行さ
れている可能性もあるため、車両検知処理部28は、現
在課金処理が行われていないときであっても、前回スキ
ャンに対応する課金処理が行われているときには(10
24)、スキャンを停止する等の強制削除処理を実行し
て(1026)ステップ1020に移行する。
【0083】図20では、車両情報を通知させる処理
は、進入車両に関する通知(1012)、退出車両に関
する通知(1014)、修正車両に関する通知(101
6)、削除車両に関する通知(1018)の順に実行さ
れている。これらの通知処理は、
【数48】 においてtypedef struct{…}_DET
ECTにより定義される検出車両データ通知用構造体の
データ(通知データ)ddet−>〜を、検知結果通知
処理部30に供給することにより実行される。
【0084】通知データのうち、ddet−>vno、
ddet−>left、ddet−>right、dd
et−>min_width、ddet−>max_w
idth及びddet−>passed_timeは、
それぞれ、vdet_now.det[i].vehi
cle_no、vdet_now.det[i].le
ft、vdet_now.det[i].right、
vdet_now.det[i].min_widt
h、vdet_now.det[i].max_wid
th及びvdet_now.det[i].passe
d_timeに対応しており、後述するステップ150
4(図29)、1804(図32)及び1904(図3
3)を実行する際、後者が前者に代入される。また、残
りの通知データのうちddet−>mean_widt
h及びddet−>mean_centerは、それぞ
れ、
【数49】ddet−>mean_width=vde
t_now.det[i].add_width/vd
et_now.det[i].line_num ddet−>mean_center=vdet_no
w.det[i].add_center/vdet_
now.det[i].line_num にて求めることができる。
【0085】なお、ステップ1804にてvdet_n
ow.〜の形式を有する変数に代えvdet_pre.
〜の形式を有する変数が検出車両データ通知用構造体上
の変数ddet−>〜への代入又はその演算に使用され
ているのは、ステップ1804が退出通知に係る処理で
あり従って前回データを取り扱う必要があるからであ
る。さらに、ddet−>dateは別途クロックにて
作成される。
【0086】(7.4.1)進入通知処理 ステップ1012による通知処理は、図29に示される
手順で実行される。この図の手順では、まずループ変数
iを0に初期化した上で(1500)、
【数50】i=vdet_now.v_num に至るまですなわち今回スキャンで検出した全ての車両
18に関し(1510)、iを逐次インクリメントしな
がら(1508)、
【数51】 vdet_now.det[i].status=進入 か否かすなわち今回スキャンでの進入車両か否かを判定
する(1502)。進入車両であると判定したとき、車
両検知処理部28は、図20のステップ1008(この
場合実質的に図27のステップ1306)にて作成した
データ(車両情報)に基づき、通知データを作成する
(1504)。すなわち、車両検知処理部28は、検出
車両データ保存用構造体上の各種の変数vdet_no
w.〜の値又はこれらに基づき求めた値を、検出車両デ
ータ通知用構造体上の各種の変数ddet−>〜のうち
対応するものに代入する。車両検知処理部28は、作成
した通知データを検知結果通知処理部30に供給し上位
システムに通知させる(1506)。
【0087】(7.4.2)退出通知処理 ステップ1014による通知処理は、図30に示される
手順で実行される。この図の手順では、退出車両のうち
前回スキャンまでにそのナンバープレート等を撮像して
いない車両18に関しカメラシステムに対し撮像を指令
するための撮像指令通知処理(1600)と、退出車両
に関するデータを検知結果通知処理部30から上位シス
テムに通知させるための退出通知処理(1602)が実
行されている。撮像指令通知は図31に示される手順
で、退出通知は図32に示される手順でそれぞれ実行さ
れる。
【0088】図31に示される手順を開始する際、車両
検知処理部28は、次の式
【数52】 にて定義される撮像指令通知用構造体中のデータのう
ち、撮像対象車両の台数dpct−>vpct_num
(図ではn)及び撮像ビットパターンdpct−>pc
t_bitをいずれも0に初期化する(1700)。こ
れら、dpct−>vpct_num及びdpct−>
pct_bitは、上の式中、typedef str
uct{…}_PCT_INFにて定義され1スキャン
毎に作成される部分を構成している。この構造体は、さ
らに、上の式中のtypedef struct{…}
_V_PCT_INFにて定義され撮像対象車両毎に作
成される部分を含んでいる。撮像対象車両毎に作成され
る部分は、後に説明するdpct−>vpct[・].
vno、dpct−>vpct[・].start_c
am.no及びdpct−>vpct[・].end_
cam.noを含んでいる。車両検知処理部28は、こ
の撮像指令通知用構造体を構成するデータを作成すべ
く、以下のループ処理を実行する。
【0089】車両検知処理部28がここで実行するルー
プ処理は、前回スキャンで検知したvdet_pre.
v_num台の車両18(但し、vdet_pre.v
_numは、前回スキャン時にvdet_now.v_
numとして検出保存した値)の中から、前回スキャン
までにそのナンバープレート等を撮像しておらずかつ前
回スキャンを最後に検知ライン10上から去った退出車
両を、検索する処理である。すなわち、車両検知処理部
28は、ループ変数iを0に初期化した上で(170
2)、
【数53】i=vdet_pre.v_num が成立するまで(1724)iを逐次インクリメントさ
せながら(1722)、
【数54】vdet_pre.det[i].stat
us=退出 かつvdet_pre.det[i].p
ct_rq≠0 の成否を逐次判定する(1704)。この式中、vde
t_pre.det[i].statusはステップ1
324実行時に設定された値であり、vdet_pr
e.det[i].pct_rqは前回スキャン時にv
det_now.det[i].pct_rqとして検
出保存された値である。前者は車両状態(退出か否か
等)を表しており、後者は撮像指令の有無(0の場合
“無“を示す)を表している。従って、ステップ170
4において判定条件が成立するのは、今回スキャンにお
けるi番目の車両18が、前回スキャンを最後に検知ラ
イン10上を去った退出車両のうち前回スキャンまでに
そのナンバープレートを撮影していない(厳密にはその
撮影指令を発していない)車両18である場合である。
【0090】ステップ1704において判定条件が成立
したとき、車両検知処理部28は、今回スキャンにおけ
るi番目の車両18の番号vdet_pre.det
[i].vehicle_noをdpct−>vpct
[n].vnoに保存した上で(1706)、次の式
【数55】width=vdet_pre.det
[i].add_width/vdet_pre.de
t[i].line_num center=vdet_pre.det[i].ad
d_center/vdet_pre.det[i].
line_num に基づきi番目の車両18の幅及び中心の平均値wid
th及びcenterを求め、widthを目安とし
て、例えば次の式
【数56】left=center−width right=center+width に従い、図示しないカメラによる撮像範囲の左端lef
t及び右端rightを設定する(1708)。
【0091】車両検知処理部28は、さらに、その左端
left及び右端rightを設定した撮像範囲の中
で、必ず撮影すべき最小の範囲すなわち最小撮像範囲の
右端及び左端を検出し(1710,1712)、車両1
8が道路からはみ出した場合における撮像条件を設定し
(1714)、撮像ビットパターンdpct−>pct
_bitを設定し(1716)、そして撮像を開始する
カメラの番号及び終了するカメラの番号をそれぞれdp
ct−>vpct[・].start_cam.no又
はdpct−>vpct[・].end_cam.no
に保存する(1718)。車両検知処理部28は、nす
なわちdpct−>vpct[・].vnoを1インク
リメントした上で(1720)、ステップ1722に移
行する。車両検知処理部28は、前回スキャンにて検知
したvdet_pre.v_num台の車両18全てに
ついて上述の処理を終えた後、当該処理にて得られた各
変数から撮像指令通知用構造体を構成する(172
6)。
【0092】図32に示される手順においては、車両検
知処理部28は、ステップ1802以降の処理を、前回
スキャンにて検知された車両18の台数分だけ繰り返す
(1800)。この繰返し処理においては車両検知処理
部28は、処理対象たる車両18(番号:i)の車両状
態に関し
【数57】 vdet_pre.det[i].status=退出 が成立しているときに(1802)、その車両18に関
し退出通知データを作成し(1804)、検知結果通知
処理部30から上位システム(メインコンピュータ)へ
と通知させる(1806)。作成される退出通知データ
の内容は、
【数58】ddet−>vno=vdet_pre.d
et[i].vehicle_no ddet−>date=0 ddet−>left=vdet_pre.det
[i].min_left ddet−>right=vdet_pre.det
[i].max_right ddet−>min_width=vdet_pre.
det[i].min_width ddet−>max_width=vdet_pre.
det[i].max_width ddet−>mean_width=vdet_pr
e.det[i].add_width/vdet_p
re.det[i].line_num ddet−>mean_center=vdet_pr
e.det[i].add_center/vdet_
pre.det[i].line_num ddet−>passed_time=vdet_pr
e.det[i].passed_time となる。
【0093】(7.4.3)修正通知処理 修正車両に関する車両情報を通知する際(図20;10
16)、車両検知処理部28は、図33に示されるよう
に、ステップ1902以降の処理を、今回スキャンにて
検知された車両18の台数分だけ繰り返す(190
0)。この繰返し処理においては、車両検知処理部28
は、処理対象たる車両18(番号:i)に関し
【数59】vdet_now.det[i].link
_num>1 かつvdet_now.det[i].
status≠削除 が成立しているときに(1902)、その車両18に関
し修正通知データを作成し(1904)、検知結果通知
処理部30から上位システムへと通知させる(190
6)。作成される修正通知データの内容は、
【数60】ddet−>vno=vdet_now.d
et[i].vehicle_no ddet−>date=0 ddet−>left=vdet_now.det
[i].min_left ddet−>right=vdet_now.det
[i].max_right ddet−>min_width=vdet_now.
det[i].min_width ddet−>max_width=vdet_now.
det[i].max_width ddet−>mean_width=vdet_no
w.det[i].add_width/vdet_n
ow.det[i].line_num ddet−>mean_center=vdet_no
w.det[i].add_center/vdet_
now.det[i].line_num ddet−>passed_time=vdet_pr
e.det[i].passed_time となる。
【0094】(7.4.4)削除通知処理 削除車両に関する車両情報を通知する際には(図20;
1018)、車両検知処理部28は、図34に示される
ように、ステップ2002以降の処理を、今回スキャン
にて検知された車両18の台数分だけ繰り返す(200
0)。この繰返し処理においては、車両検知処理部28
は、処理対象たる車両18(番号:i)に関し
【数61】 vdet_now.det[i].status=削除 が成立しており(2002)かつ進入時のコマンドが課
金処理を実行中であるときに(2004)、その車両1
8に関する削除指令を検知結果通知処理部30から上位
システムへと通知させ(2006)、その車両18に関
する通過時間計数動作を停止させる(2008)。進入
時のコマンドが課金処理を実行中でないときには、車両
検知処理部28はステップ2006を省略する。
【0095】(7.4.5)強制削除処理 強制削除処理を実行する際(図20;1026)、車両
検知処理部28は、図35に示されるように、ステップ
2102以降の処理を、今回スキャンにて検知された車
両18の台数分だけ繰り返す(2100)。この繰返し
処理においては、車両検知処理部28は、処理対象たる
車両18に関する削除指令を検知結果通知処理部30か
ら上位システムへと通知させ(2102)、その車両1
8に関する通過時間計数動作を停止させる(210
4)。
【0096】
【発明の効果】本発明の第1及び第2の構成によれば、
所定のラインに沿い移動体の位置を周期的に検知し、そ
の結果得られる移動体存否情報を、移動体の形状的特質
及び/又はそれ以前の周期にて得られた移動体存否情報
に基づき定めたフィルタリング特性にて、フィルタリン
グするようにしたため、移動体の形状や移動体周期情報
の周期間連続性等が反映するよう加工された移動体存否
情報を得ることができ、その結果、誤検知の危険を低減
できる。
【0097】
【補遺】なお、本発明は次のような構成として把握する
こともできる。
【0098】(1)本発明の第3の構成は、第1又は第
2の構成において、上記フィルタリング特性が、“移動
体が存在する”旨の移動体存否情報が得られている複数
の位置(前者)のなかに“移動体が存在しない”旨の移
動体存否情報が得られている所定個数以下の位置(後
者)が混在しているときに、後者における移動体存否情
報の内容を“移動体が存在する”旨に修正する穴埋め処
理特性を含むことを特徴とする。本構成においては、移
動体の形状的特質、特に“移動体が存在する”ことを検
知し得ない部位すなわち隙間があるという特質に基づ
き、フィルタリング特性が定められている。従って、例
えば、バイク等のように上から見て隙間を有する移動体
をラインに沿って検知しようとするとき、当該隙間があ
るために複数の移動体として誤検知してしまうことが、
生じにくくなる。
【0099】(2)本発明の第4の構成は、第1乃至第
3の構成において、上記フィルタリング特性が、“移動
体が存在しない”旨の移動体存否情報が得られている複
数の位置(前者)のなかに“移動体が存在する”旨の移
動体存否情報が得られている所定個数以下の位置(後
者)が混在しているときに、後者における移動体存否情
報の内容を“移動体が存在しない”旨に修正するノイズ
除去処理特性を含むことを特徴とする。本構成において
は、移動体の形状的特質、特にそのライン方向寸法に下
限があり従って少数の位置のみに関しいわば孤立して
“移動体が存在する”旨の移動体存否情報が生じること
はほとんどないという特質に基づき、フィルタリング特
性が定められている。従って、例えば、道路上に飛来し
たゴミ等を移動体として誤検知してしまうことが、生じ
にくくなる。
【0100】(3)本発明の第5の構成は、第1乃至第
4の構成において、上記フィルタリング特性が、“移動
体が存在する”旨の移動体存否情報が相隣接する所定個
数以上の位置に関し得られているときに、当該所定個数
以上の位置から所定個数おきに選択した位置における移
動体存否情報の内容を“移動体が存在しない”旨に修正
する最大幅チェック処理特性を含むことを特徴とする。
本構成においては、移動体の形状的特質、特にそのライ
ン方向寸法に上限があり従って相隣接する非常に多数の
位置に関し“移動体が存在する”旨の移動体存否情報が
生じることはほとんどないという特質に基づき、フィル
タリング特性が定められている。従って、例えば、複数
の移動体が相互分離検知に十分な間隔をおかずに横列走
行しているときに、これらの移動体を1台の移動体とし
て誤検知してしまうことが、生じにくくなる。
【0101】(4)本発明の第6の構成は、第1乃至第
5の構成において、上記フィルタリング特性が、以前の
周期にて“移動体が存在する”旨の移動体存否情報が得
られている相隣接した複数の位置(前者)と最近の周期
にて“移動体が存在する”旨の移動体存否情報が得られ
ている相隣接した複数の位置(後者)とが少なくとも部
分的に重複しているときに、前者に含まれておりかつ後
者に含まれていない位置における移動体存否情報の内容
を“移動体が存在する”旨に修正する幅保持処理特性を
含むことを特徴とする。本構成においては、以前の周期
にて得られた移動体存否情報との間に確保すべき連続
性、すなわち以前の周期においてあるライン方向寸法が
得られていたときにはすぐ後の周期においてもその寸法
を維持すべきであるという論理上の要請に基づき、フィ
ルタリング特性が定められている。従って、例えば、バ
イク等のように上から見て隙間を有する移動体をライン
に沿って検知しようとするとき、当該隙間があるために
複数の移動体として誤検知してしまうことが、生じにく
くなり、また、後部がアングルになっているトレーラ等
の移動体をラインに沿って検知しようとするとき、当該
アングルがあるために複数の移動体として誤検知してし
まうことが、生じにくくなる。
【0102】(5)本発明の第7の構成は、第1乃至第
6の構成において、上記フィルタリング特性が、以前の
周期にて“移動体が存在する”旨の移動体存否情報が得
られている位置に関し最近の周期にて“移動体が存在し
ない”旨の移動体存否情報が得られているときに、その
位置における移動体存否情報の内容を“移動体が存在す
る”旨に修正するディレイ処理特性を含むことを特徴と
する。本構成においては、第6の構成において着目した
連続性及び移動体形状の複雑さに基づき、フィルタリン
グ特性が定められている。従って、例えば、複雑な形状
を有する移動体であるためセンシングが不安定なときで
も、移動体の寸法等の誤検知等が生じにくくなる。
【0103】(6)本発明の第8の構成は、第1乃至第
7の構成において、上記フィルタリング特性が、最近の
周期にて“移動体が存在する”旨の移動体存否情報が得
られた相隣接している複数の位置全てに関し過去複数個
の周期において所定頻度以上で“移動体が存在する”旨
の移動体存否情報が得られていないときに、当該複数の
位置における移動体存否情報の内容を“移動体が存在し
ない”旨に修正するY字防止処理特性を含むことを特徴
とする。本構成においては、移動体の形状的特質特にそ
の先端の形状の複雑さ及び過去複数個の周期における移
動体存否情報に基づき、フィルタリング特性が定められ
ている。従って、例えば、先端部の形状が複雑な移動体
であっても、その寸法等の誤検知等が生じにくくなる。
【0104】(7)本発明の第9の構成は、第1又は第
2の構成において、第3の構成における穴埋め処理及び
/又は第4の構成におけるノイズ除去処理の後に、第6
の構成における幅保持処理、第8の構成におけるY字防
止処理、第7の構成におけるディレイ処理及び/又は第
5の構成における最大幅チェック処理を実行することを
特徴とする。本構成によれば、まず、比較的少数の位置
にしか関連しない誤検知要因(例えば飛来ゴミその他に
より生じるもの)が穴埋め処理やノイズ除去処理により
除去され、その後比較的多数の位置に関連する誤検知要
因(例えば移動体形状の複雑さや移動体走行状況等によ
り生じるもの)が幅保持処理、Y字防止処理、ディレイ
処理及び/又は最大幅チェック処理により除去される。
従って、この逆の順で各処理を実行した場合に比べ、幅
保持処理、Y字防止処理、ディレイ処理及び/又は最大
幅チェック処理による誤検知防止効果が高くなる。
【0105】(8)本発明の第10の構成は、第1又は
第2の構成において、第6の構成における幅保持処理の
後に、第8の構成におけるY字防止処理を実行すること
を特徴とする。本構成によれば、比較的細かな移動体形
状に関しそのライン方向寸法が幅保持処理にて保持され
た後に、幅情報を利用したY字防止処理が施されるた
め、Y字防止処理の効果がより高くなる。
【0106】(9)本発明の第11の構成は、第1又は
第2の構成において、第3の構成における穴埋め処理、
第4の構成におけるノイズ除去処理、第6の構成におけ
る幅保持処理、第8の構成におけるY字防止処理及び/
又は第7の構成におけるディレイ処理の後に、第5の構
成における最大幅チェック処理を実行することを特徴と
する。本構成によれば、“移動体が存在している”旨の
移動体存否情報を与える相隣接した位置の個数が拡張さ
れた後に、最大幅チェック処理が実行されるため、複数
の移動体を比較的正確に分離検知可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るシステムの概要構
成を示す斜視図である。
【図2】 車両検知処理コンピュータの機能構成を示す
ブロック図である。
【図3】 各ヘッドの走査機能を説明するための配置図
である。
【図4】 各ヘッドの時分割動作及び各LEDの時分割
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】 距離データの内容を説明するための配置図で
ある。
【図6】 各ヘッドの出力電圧対距離特性を示す図であ
る。
【図7】 平坦路面におけるしきい値設定手法を示す概
念図である。
【図8】 横方向傾斜路面におけるしきい値設定手法を
示す概念図である。
【図9】 0/1データの個数及び連結原理を説明する
ための配置図である。
【図10】 高さ情報生成原理を示す概念図である。
【図11】 車両検知前処理のうち穴埋め処理の手順を
示すフローチャートである。
【図12】 車両検知前処理のうちノイズ除去処理の手
順を示すフローチャートである。
【図13】 車両検知前処理のうち幅保持処理の手順を
示すフローチャートである。
【図14】 車両検知前処理のうちY字防止処理の手順
を示すフローチャートである。
【図15】 Y字防止処理のうちフィルタ情報作成処理
の手順を示すフローチャートである。
【図16】 Y字防止処理のうちフィルタ情報修正処理
の手順を示すフローチャートである。
【図17】 Y字防止処理のうちフィルタ結果出力処理
の手順を示すフローチャートである。
【図18】 車両検知前処理のうちディレイ処理の手順
を示すフローチャートである。
【図19】 車両検知前処理のうち最大幅チェック処理
の手順を示すフローチャートである。
【図20】 車両検知処理の手順を示すフローチャート
である。
【図21】 車両検知処理のうち車両のラベリング処理
を概念的に説明するためのデータ構成図である。
【図22】 車両検知処理のうち車両のラベリング処理
の手順を示すフローチャートである。
【図23】 車両検知処理のうち前回の車両との対応付
け処理の手順を示すフローチャートである。
【図24】 車両検知処理のうち前回の車両との対応付
け処理を概念的に説明するためのデータ構成図である。
【図25】 修正車両を説明するためのデータ構成図で
ある。
【図26】 修正/削除車両を説明するためのデータ構
成図である。
【図27】 車両検知処理のうち車両情報作成処理の手
順を示すフローチャートである。
【図28】 車両情報作成処理のうち修正/削除車両デ
ータ作成処理の手順を示すフローチャートである。
【図29】 車両検知処理のうち進入通知処理の手順を
示すフローチャートである。
【図30】 車両検知処理のうち退出通知処理の手順を
示すフローチャートである。
【図31】 退出通知処理のうち撮像指令通知処理の手
順を示すフローチャートである。
【図32】 退出通知処理のうち狭義の退出通知処理の
手順を示すフローチャートである。
【図33】 車両検知処理のうち修正通知処理の手順を
示すフローチャートである。
【図34】 車両検知処理のうち削除通知処理の手順を
示すフローチャートである。
【図35】 車両検知処理のうち強制削除処理の手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 検知ライン、12 ガントリー、14 距離セン
サ(ヘッド)、16車両検知処理コンピュータ、18
車両、20 A/Dコンバータ、22 2値化部、24
連結処理部、26 車両検知前処理部、28 車両検
知処理部、30 検知結果通知処理部、A ヘッドの設
置高さ、C ヘッドの計測範囲、E各LEDの覆域、
D,F 各ヘッドの覆域、H 各ヘッドの計測期間、J
各LEDの計測期間、L 計測距離、M,N ヘッド
出力電圧の最低及び最高値、nA/D変換時の量子化ビ
ット数、ary[・] 今回スキャンの0/1連結デー
タ配列、bgn,end 0/1連結データ配列中の有
効なデータの最初及び最後の番号、supply 最大
の穴埋め幅、mask 最大のノイズ除去幅、preR
slt[・] 前回スキャンの0/1連結データ配列、
yg_filter[・] Y字防止フィルタ配列、Y
G_FLAG Y字防止パラメタ、delay_dat
a[・] ディレイデータ配列、DELAY ディレイ
パラメタ、width 最大車両幅パラメタ、onf
[・] 前処理後の今回スキャンの0/1連結データ配
列、vdet_now.det[・].status
車両状態変数配列、vdet_now.det[・].
left 車両左端位置配列、vdet_now.de
t[i].right 車両右端位置配列、vdet_
now.v_num 検出車両台数、vdet_pr
e.det[・].linked_flag 前回検知
車両の他車両関連フラグ配列、vdet_now.det
[・].link_p[・] 関連車両番号配列、vd
et_now.det[・].link_num 関連
車両台数配列、vdet_now.det[・].pc
t_req 撮像指令配列、vdet_now.det
[・].vehicle_no 車両ナンバー配列、v
det_now.det[・].min_left 最
小左端位置配列、vdet_now.det[・].m
ax_right 最大右端位置配列、vdet_no
w.det[・].min_width 最小幅配列、
vdet_now.det[・].max_width
最大幅配列、vdet_now.det[・].add
_width 合計幅配列、vdet_now.det
[・].add_center 合計中心位置配列、v
det_now.det[・].line_num 車
両長配列。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のライン上を走査することにより当
    該ライン上の複数の位置における移動体の存否を検知す
    るステップと、 上記検知により得られた移動体存否情報を、移動体の形
    状的特質及び/又は以前の周期にて得られた移動体存否
    情報に基づき定めたフィルタリング特性にて、フィルタ
    リングするステップと、 上記各ステップを周期的に実行させるステップと、 を有することを特徴とする移動体検知方法。
  2. 【請求項2】 所定のライン上を走査することにより当
    該ライン上の複数の位置における移動体の存否を周期的
    に検知するセンサと、 ある周期にてセンサから得られた移動体存否情報を、移
    動体の形状的特質及び/又はそれ以前の周期にてセンサ
    から得られた移動体存否情報に基づき定めたフィルタリ
    ング特性にて、フィルタリングする手段と、 を備えることを特徴とする移動体検知装置。
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