JPH09217203A - パンティストッキング - Google Patents
パンティストッキングInfo
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- JPH09217203A JPH09217203A JP2110596A JP2110596A JPH09217203A JP H09217203 A JPH09217203 A JP H09217203A JP 2110596 A JP2110596 A JP 2110596A JP 2110596 A JP2110596 A JP 2110596A JP H09217203 A JPH09217203 A JP H09217203A
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- polyurethane elastic
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Socks And Pantyhose (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Abstract
さい初期破れ率が低く、ソフトな風合いを有し、着用時
のはき心地に優れたパンティストッキングを提供する。 【構成】 芯糸に配するポリウレタン弾性糸の乾熱セッ
ト性が異なる2種以上のカバリング糸を1コース毎に編
成してなるゾッキパンティストッキング。
Description
糸を、巻糸にナイロンフィラメント糸を使用したカバリ
ング糸を1コース毎交互に編成された通称ゾッキパンテ
ィストッキングに関するものである。
糸にポリウレタン弾性糸を使い巻糸にナイロンフィラメ
ントを使用した通称ゾッキパンティストッキングが隆盛
を極めている。この芯糸にポリウレタン弾性糸を使い巻
糸にナイロンフィラメントを使用したシングルカバリン
グ加工糸をS撚とZ撚を1コース毎交互に編み立てした
ゾッキパンティストッキングは伸縮性に優れており、か
つ適度な着用感のため急速に拡大展開されている。しか
し、これらのシングルカバリング加工糸(以下SCYと
言う)をS撚とZ撚を1コース毎交互に編み立てしたゾ
ッキパンティストッキングはコア切れ(芯糸のポリウレ
タン弾性糸が着用中に摩耗して切断する)の耐久性の面
では満足できるものが少ない。また一方、耐久性を改善
したゾッキパンティストッキングとしてダブルカバリン
グ加工糸(以下DCYと言う)を全給糸に使用した通称
DCYゾッキパンティストッキングが市販されている。
このDCYゾッキパンティストッキングは耐久性の面で
は満足できるが、着用時のしめつけ感が強くなりソフト
なしめつけ感を好む女性には不人気である。更に、従来
のSCY及びDCYゾッキパンティストッキングは芯糸
のポリウレタン弾性糸の特性から着用前の置き寸と着用
後の伸び寸の差が大きいため、着用時に破れ(初期破れ
と言う)が発生したりしてソフトなしめつけ感を好む女
性に人気の高い製品が少ないのが現状である。
ィストッキングでありながら伸縮性に優れており、かつ
ソフトな着用感及び着用時の破れ(初期破れ)の少ない
パンティストッキングを提供するものである。
決するために次の手段をとるものである。すなわち、本
発明は (1)芯糸に配するポリウレタン弾性糸の乾熱セット性
が異なる2種以上のカバリング糸を1コース毎に編成し
てなることを特徴とするパンティストッキング。 (2)PSD140℃が55〜95%のポリウレタン弾
性糸を芯糸としたカバリング糸とPSD140℃が20
〜45%のポリウレタン弾性糸を芯糸としたカバリング
糸を1コース毎に編成してなることを特徴とする請求項
1記載のパンティストッキング。ここで、PSD140
℃とはポリウレタン弾性糸を100%伸長し、140℃
で60秒間乾熱セットした後の永久変形率を言う。 (3)芯糸に配するポリウレタン弾性糸のPSD140
℃の差が20〜70%である2種以上のカバリング糸を
1コース毎に編成してなることを特徴とする請求項1又
は2記載のパンティストッキング。
用するポリウレタン弾性糸は乾熱セット性の観点から2
種以上のものが使用される。その差異はPSD140℃
が20%以上あれば良く、好ましくは20〜70%であ
る。乾熱セット性が高いポリウレタン弾性糸のPSD1
40℃は55〜95%であれば良い。かかる弾性糸は主
として溶融紡糸法により得られ、ウレタン結合とエステ
ル結合を有するいわゆるエステル型ポリウレタンが好ま
しい。
性糸のPSD140℃は20〜45%であれば良い。か
かる弾性糸は主として乾式紡糸法により得られ、ウレタ
ン結合とエーテル結合を有するいわゆるエーテル型ポリ
ウレタンが好ましい。
デニールのものが好ましい。また本発明におけるカバリ
ング糸の巻糸に使用するナイロンフィラメント糸はナイ
ロン6及びナイロン66や46のポリアミド系合成繊維
のいずれも採用できる。ナイロンフィラメント糸のデニ
ールは5〜30dを使用のるのが好ましい。
記乾熱セット性が低いポリウレタン弾性糸を芯糸とし上
記ナイロンフィラメント糸を巻糸としたカバリング糸と
上記乾熱セット性が高いポリウレタン弾性糸を芯糸とし
上記ナイロンフィラメント糸を巻糸としたカバリング糸
とを1コース毎に交互(1〜2本交互)に編成し、染色
・仕上加工することにより得られる。尚、カバリング形
態はSCY及びCCYのいずれでも良いが、耐久性の観
点からDCYが好ましい。
加工する際に乾熱セット性が高いウレタン弾性糸のセッ
ト率が30〜80%、好ましくは30〜60%となる条
件で熱処理を施すことである。具体的にはプリセット又
はファイナルセット時のいずれかで110〜130℃の
温度で5〜30秒間セットすることが好ましい。
レッグ部に用いてパンティストッキングとなす。かかる
パンティストッキングは従来問題とされたSCYゾッキ
パンティストッキング、特にDCYパンティストッキン
グの着用前の置き寸と着用後の伸び寸との差が大きいこ
とによる着用時の破れを防止することが可能となり、外
観品位や着用感に優れ、着用前の置き寸と着用後の伸び
寸との差を少なくしたゾッキパンティストッキングを得
ることができた。
明する。実施例における「%」は全て「重量%」を示
す。
繊度当たり1mgの荷重をかけL0 を試料長とする。次
いで、試料を2倍に伸長し伸長状態のまま乾熱処理(1
40℃×1分)を行い、1時間常温にて弛緩後、1mg
/dの荷重下で長さL1 を測定する。下記式を用いセッ
ト率を算出する。 永久変形率[%]=(L1 −L0 )×100/L0
ン弾性糸20d 巻糸:ナイロンフィラメント糸 12d/5f カバリング条件:芯糸ドラフト3.0×撚数1600t
/mでS撚 SCY2は芯糸:PSD140℃が80%のポリウレタ
ン弾性糸20d 巻糸:ナイロンフィラメント糸 12d/5f カバリング条件:芯糸ドラフト3.0×撚数1600t
/mでZ撚 上記のカバリング糸を4口パンティストッキング編機
(4″φ×400本)にてSCY1のS撚とSCY2の
Z撚を1コース毎交互に給糸編成した後、染色加工に1
15℃で仕上セットしてSCY2のポリウレタン弾性糸
20dが55%セットされたパンティストッキングを作
成した。
ン弾性糸30d 巻糸:ナイロンフィラメント糸 7d/5f カバリング条件:芯糸ドラフト3.0×撚数 下2000、
上1700t/m DCY2は芯糸:PSD140℃が60%のポリウレタ
ン弾性糸20d 巻糸:ナイロンフィラメント糸 7d/5f カバリング条件:芯糸ドラフト3.0×撚数 下2000、
上1700t/m 上記のカバリング糸を4口パンティストッキング編機
(4″φ×400本)にてDCY1とDCY2を1コー
ス毎交互に給糸編成した後、染色加工に115℃で仕上
セットしてDCY2のポリウレタン弾性糸20dが35
%セットされたパンティストッキングを作成した。
S撚に、 SCY2は芯糸:PSD140℃が30%のポリウレタ
ン弾性糸20d 巻糸:ナイロンフィラメント糸 12dd/5f カバリング条件:芯糸ドラフト3.0×撚数1600t
/mでZ撚 上記のPSD140℃が同じポリウレタン弾性糸20d
を芯糸にしたカバリング糸を4口パンティストッキング
編機(4″φ×400本)にてSCY1のS撚とSCY
2のZ撚を1コース毎交互に給糸編成した後、染色加工
に115℃で仕上セットしてSCY1及びSCY2のポ
リウレタン弾性糸20dがほとんどセットされていない
(20%以下のセット率)パンティストッキングを作成
した。
に、 DCY2は芯糸:PSD140℃が30%のポリウレタ
ン弾性糸20d 巻糸:ナイロンフィラメント糸 7d/5f カバリング条件:芯糸ドラフト3.0×撚数 下2000、
上1700t/m 上記のカバリング糸を4口パンティストッキング編機
(4″φ×400本)にてDCY2を1コース毎交互に
給糸編成した後、染色加工に115℃で仕上セットして
DCY2を1コース毎交互に給糸編成した後、染色加工
に115℃で仕上セットしてDCY2のポリウレタン弾
性糸20dがほとんどセットされていない(20%以下
のセット率)パンティストッキングを作成した。以上の
実施例1、2及び比較例1、2のパンティストッキング
の着用前の置き寸と着用後の伸び寸の差と初期破れ率及
び着用時のしめつけ感の官能評価を実施した。この結果
を表1に示す。
官能評価は5段階評価を行い、10名の平均値が4点以
上が◎、3〜4点が○、2〜3点が△、2点未満を×と
した。初期破れ率は着用初日〜3日目までの製品の破れ
発生率を言う。
が20〜70%であり、PSD140℃が55〜95%
の乾熱セット性の高いポリウレタン弾性糸とPSD14
0℃が20〜45%の乾熱セット性の低いポリウレタン
弾性糸をカバリング糸の各々芯糸に使用し、巻糸にナイ
ロンフィラメント糸を使用したカバリング糸を1コース
毎交互に編成し、乾熱セット性の高いポリウレタン弾性
糸が30〜80%仕上セットされたことを特徴とするパ
ンティストッキングは着用前の置き寸と着用後の伸び寸
との差を少なくなって初期破れ率も低く、ソフトな風合
いを有し、着用時のはき心地にも優れている。
Claims (3)
- 【請求項1】 芯糸に配するポリウレタン弾性糸の乾熱
セット性が異なる2種以上のカバリング糸を1コース毎
に編成してなることを特徴とするパンティストッキン
グ。 - 【請求項2】 PSD140℃が55〜95%のポリウ
レタン弾性糸を芯糸としたカバリング糸とPSD140
℃が20〜45%のポリウレタン弾性糸を芯糸としたカ
バリング糸を1コース毎に編成してなることを特徴とす
る請求項1記載のパンティストッキング。ここで、PS
D140℃とはポリウレタン弾性糸を100%伸長し、
140℃で60秒間乾熱セットした後の永久変形率を言
う。 - 【請求項3】 芯糸に配するポリウレタン弾性糸のPS
D140℃の差が20〜70%である2種以上のカバリ
ング糸を1コース毎に編成してなることを特徴とする請
求項1又は2記載のパンティストッキング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02110596A JP3891312B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | パンティストッキング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02110596A JP3891312B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | パンティストッキング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09217203A true JPH09217203A (ja) | 1997-08-19 |
JP3891312B2 JP3891312B2 (ja) | 2007-03-14 |
Family
ID=12045606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02110596A Expired - Fee Related JP3891312B2 (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | パンティストッキング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3891312B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018035449A (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | グンゼ株式会社 | 下半身衣類 |
JP2018131703A (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | グンゼ株式会社 | 下半身用衣類 |
-
1996
- 1996-02-07 JP JP02110596A patent/JP3891312B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018035449A (ja) * | 2016-08-29 | 2018-03-08 | グンゼ株式会社 | 下半身衣類 |
JP2018131703A (ja) * | 2017-02-14 | 2018-08-23 | グンゼ株式会社 | 下半身用衣類 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3891312B2 (ja) | 2007-03-14 |
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