JP3552292B2 - ストッキング及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、少なくともレッグ部編地が実質的にカバリング弾性糸のみで編成されてなるストッキングの改良を関するものである。特に、良好な透明性、フラット性、艶感、触感、フィット性、耐久性、着用快適性を有するストッキングに関するものである。
【0002】
近年におけるパンティストッキングの変革は著しく、従来の仮撚り加工ナイロン糸を用いたパンストから、ポリウレタン弾性糸の周りにナイロン糸を巻付けてなるカバリング弾性糸を用いた“サポート”パンストへと急激にシフトして来ている。この“サポート”パンストは、ポリウレタン弾性糸の伸長回復による優れたフィット性とともに耐久性も良好であるので、市場において好評を得ている。
【0003】
また、この“サポート”パンストは、従来は、カバリング弾性糸とナイロン糸とを交互に編成して製造されていたが、最近になって、交編による横段を解消するとともに、より高いフィット性を得ることを目的にして、カバリング弾性糸のみでレッグ部編地を編成してなるパンスト、所謂、ゾッキ“サポート”(以下ゾッキストッキングという)が市販されてきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
カバリング弾性糸はポリウレタン弾性糸にナイロン糸を巻付けカバリングした構造であるので太繊度となり易く、仮撚り加工糸や複合繊維からなる従来のストッキングと比較して透明性に劣る、むれる、生地厚である等の短所を抱えている。この短所はゾッキストッキングにした場合にさらに悪化し、その上、ゾッキストッキングでは艶感が失われフラット感が劣るという大きな問題点があった。
【0005】
そこで、この問題点の改善のために、そのカバリング用糸をより細繊度とすることが要求されてきている。しかし、カバリング用糸の細繊度化はストッキングの耐久性の悪化という実用上好ましくない問題を誘発するので、有効な改善策にはならず、さらなる改善が望まれていた。
【0006】
また、細繊度化による耐久性悪化を防止するためにはカバリング時の巻付け回数(カバリング撚数)を多くする事が効果的であるが、そうすると生産効率の低下という別の問題を生じてくるので、現実的な改善策とはなり得ない。
【0007】
ところで、カバリング弾性糸においては、いかにポリウレタン弾性糸が表面に出ないようにかつ均整にナイロン糸を巻付けるかという被覆性が、得られるストッキングの耐久性、生地外観、色調、風合等を高めるために重要である。
【0008】
そこで、この被覆性を向上させる技術として、Y字形、T字形、X字形、U字形、H字形、L字形、E字形という非円形の横断面の長繊維をポリウレタン弾性糸に巻付ける事が、特公昭64−3965号公報で提案されている。
【0009】
しかし、非円形横断面の長繊維はいずれもその繊維横断面形状にかなりの凹凸があるので、得られるストッキングの透明性、艶感、フラット性等が著しく悪化するという大きな問題点をかかえている。
【0010】
従って、これら従来技術をゾッキストッキングに適用しても、その透明性、着用快適性、フラット感、艶感、生地厚感等を十分に改善することは困難であった。
【0011】
そこで、本発明は、上述した従来技術の欠点を解消し、実質的にカバリング弾性糸のみで編成されたゾッキストッキングにおいて、透明性、フラット感、艶感、生地厚感、着用快適性等を改善することにより、従来のゾッキストッキング技術では得られなかった優れた透明性、フラット感、触感、艶感及び着用快適性を兼ね備えしかも、フィット性や耐久性等も良好なゾッキストッキングを得ることを主たる目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のストッキングは、少なくともレッグ部編地が実質的にカバリング弾性糸のみで編成されてなるストッキングにおいて、前記カバリング弾性糸が、弾性繊維を芯糸としその周囲に、実質的に酸化チタンを含有しないポリアミドからなり、かつ、長径bと短径aとの比(b/a)が2.0〜6.0の偏平な繊維横断面形状を有する長繊維から構成されるカバリング用糸を巻付けてなる複合弾性糸であり、該カバリング用糸の長繊維の長径方向の面が、前記カバリング弾性糸の外表面に配されていることを特徴とする
また、本発明のストッキングの製造方法は、実質的に酸化チタンを含有しないポリアミドから構成され、かつ、長径bと短径aとの比(b/a)が2.0〜6.0の偏平な繊維横断面形状を有する長繊維の複数本からなり、交絡数5コ/m以下の低交絡又は撚数14t/m以下の低撚を有するカバリング用糸を、弾性繊維の周囲に巻き付けてカバリング弾性糸を製造し、実質的に該カバリング弾性糸のみで少なくともレッグ部編地を編成することによりストッキングを製造することを特徴とする。
【0013】
本発明の対象とするストッキングは、パンティストッキング、ロングストッキング、ショートストッキングで代表されるストッキング製品である。
【0014】
図3(a)は、トウ部11及びヒール部12を有するロングストッキングを例示するものであり、レッグ部13は、ヒール部12のすぐ上の足首に相当する部分から上方の部分である。そのレッグ部13の上端には、通常、伸縮性ベルト部15が設けられている。
【0015】
図3(b)は、パンティストッキングを例示するものであり、トウ部11、レッグ部13、パンティ部14及び伸縮性ベルト部15から構成され、パンティ部14及び伸縮性ベルト部15において左右の部分が縫合されている。
【0016】
本発明のストッキングは、このようなストッキングの少なくともレッグ部の編地をカバリング弾性糸のみで編成することが必要であり、これにより、横段斑の問題を解消することができる。なお、このレッグ部編地には、他素材からなる編込み模様やワンポイントのような装飾が施されていてもよい。
【0017】
これに対し、カバリング弾性糸とナイロン生糸とを交互に編成した交編ストッキングでも、本発明で特定したカバリング弾性糸を用いることにより艶感改善効果は得られるが、他の特性の改善効果が小さく、良好なフィット性、風合、触感、さらには編段が全くなくフラットという本発明で目的とするストッキングを得ることはできない。
【0018】
カバリング弾性糸は、図4(a)の模式図に示されるようなシングルカバリング弾性糸(SCY)であってもよいし、また、図4(b)の模式図に示されるようなダブルカバリング弾性糸(DCY)であってもよい。シングルカバリング弾性糸は、弾性繊維糸1の周囲にカバリング用糸2を一重に巻付けてなる複合弾性糸である。ダブルカバリング弾性糸は、弾性繊維糸1の周囲にカバリング用糸2、3を巻付け方向を異ならせて二重に巻付けてなる複合弾性糸である。
【0019】
本発明で用いるカバリング弾性糸は、そのカバリング用糸が、実質的に酸化チタンを含有しないポリアミドからなり、かつ、長径bと短径aとの比(b/a)が2.0〜6.0の偏平な繊維横断面形状を有する長繊維から構成されることが重要である。
【0020】
このポリアミド長繊維は、ナイロン6繊維、ナイロン66繊維等の通常のポリアミド繊維であればよいが、なかでも、透明が特に優れるナイロン6繊維が、繊維自体の透明が特に重要となるゾッキストッキングのカバリング用糸として好ましい。
【0021】
このナイロン6繊維は、ナイロン6単位のみから構成されるポリアミドであることが好ましいが、その機械的特性や透明性等を阻害しない程度の少量、例えば3モル%以下程度であれば、他のポリマ単位、例えばナイロン66単位やナイロン610単位等が共重合されていてもよい。また同様にその機械的特性や透明性等を阻害しない程度の少量、例えば3重量%以下程度であれば、他のポリマがブレンドされていてもよい。
【0022】
また、そのカバリング用糸の強伸度特性、ゾッキストッキングの耐久性を所望の水準とするためには、98%硫酸相対粘度が2.5〜3.5の重合度とすることが好ましい。
【0023】
そのポリアミドは、その透明性を損わない添加剤であれば、必要に応じて光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染色性向上剤等が添加されていてもよいが、酸化チタンで代表される艶消し剤や顔料の類は実質的に含有されないことが、ゾッキストッキングの透明性、触感、耐久性等を向上させるという所期の目的を達成するために必要である。
【0024】
酸化チタンは艶消し剤として靴下用ポリアミド繊維に一般に配合されているものであり、特に、繊維表面でのきらつき感が大きい非円形断面繊維の場合はそのきらつき感を抑えるために酸化チタンの配合は必須と考えられてきた。しかし、ゾッキストッキングに用いられるカバリング用糸の場合は、酸化チタンが0.02〜0.3重量%のように少量でも含有されるとストッキングの透明性を向上させることが困難であるので、本発明の所期の目的を達成するためには、酸化チタンを実質的に含有させないことが必要である。なお、酸化チタン以外の艶消し剤や顔料は、ストッキングのカバリング用糸には従来から添加されていないので、これらも従来同様に実質的に添加しないことが必要である。ただし、0.015重量%以下、特に0.010重量%以下のように実質的な添加に相当しない程度の極めて微量であれば許容してもよい。
【0025】
また、偏平断面糸自体は大きなきらつき感をもつので、その偏平断面糸を交編糸に用いてなる交編ストッキングはきらつき感が極めて強い。しかし、偏平断面糸を巻付けたカバリング弾性糸のみから編成されたストッキング編地では、偏平断面糸のもつきらつき感は殆ど現われないから、本発明の対象とするゾッキストッキングにおいては、酸化チタンを含有させないことによって、きらつき感なく透明性を高めることができるのである。
【0026】
さらに、このカバリング用糸としてのポリアミド繊維は、ポリアミドに対して0.01〜1.0重量%の下記一般式(A)、(B)で表される酸アミド化合物を含有することが、ストッキングの透明性、色調、耐久性、ソフト風合等をさらに向上させるために好ましい。
【0027】
【化2】
Figure 0003552292
【0028】
この酸アミド化合物は、ジカルボン酸とアルキルモノアミンとの反応により、あるいはモノカルボン酸とアルキレンジアミンとの反応により調整することができる化合物であり、エチレンビスステアリルアミドで代表される。
【0029】
その反応で使用されるジアミンとしては、メチレンジアミン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミンがあり、炭素数1〜10のアルキレンジアミンが含まれる。アルキルモノアミンとしてはオクタデシルアミン、メチルオクタデシルアミン、エチルオクタデシルアミンなどのように、炭素数10〜20のアルキル基を有する一級アミンおよびそれらがさらにメチル基、エチル基で置換された二級アミンが含まれる。
【0030】
また、使用されるジカルボン酸としてはコハク酸、アジピン酸、セバシン酸があり、炭素数2〜12のジカルボン酸が含まれる。モノカルボン酸としてはラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸のように、炭素数12〜22のアルキルモノカルボン酸が含まれる。
【0031】
本発明で用いたカバリング用糸のポリアミド長繊維は、特定の偏平形の繊維横断面形状を有する。その繊維横断面形状は、長径bと短径aとの比(b/a)(以下、偏平度という)が2.0〜6.0である偏平形であることが必要である。さらに3.0〜5.0が好ましい。
【0032】
図2(a)、(b)は、偏平形の繊維横断面形状を模式的に示す繊維横断面図であり、(a)は本発明で特定した偏平度を有するものであり、(b)は偏平度が小さ過ぎるものである。この偏平度(b/a)は、この図2に示すように、その偏平形の断面写真より長径bと短径aとを測定することにより算出される。
【0033】
偏平度(b/a)が2.0〜6.0の偏平形の繊維横断面形状は、紡糸口金の吐出孔形状をスリット状にし、その長さ/幅の比を10以上のように大きくすることにより得ることができる。
【0034】
しかし、繊維横断面形状の偏平度(b/a)が6.0を越えるほどの著しい偏平状(リボン状)であると、得られる編地の耐久性や染色堅牢性や透明性が低下するので不適当である。さらに、延伸工程およびカバリング工程における摩擦抵抗力が増大しローラへの逆巻き発生等のトラブルが多くなるので不適当である。
【0035】
また、逆に、偏平度(b/a)が2.0未満では偏平形状としたことによる効果が発揮され難いので所期の目的が達成できない。
【0036】
さらに、図2のように、実質的な直線部分(F)と凸状円弧部分(B)とにより形成され、実質的な凹部を有さない偏平形状(以下、非凹型偏平形状という)であることが、本発明の所期の目的を十分に達成し、光の透過性と反射とのバランスがとれて透明に優れ触感にも優れたストッキングを得るために好ましい。
【0037】
この非凹型偏平形状の場合は、長径の直線比(f/a)が1.0以上であることが好ましい。この長径の直線比は、図2に示すように、その偏平形の短径aと、長径方向の外周接線とほぼ重なる実質的に直線の部分の長径方向長さとを測定し、それら値から算出される値である。
【0038】
この長径の直線比(f/a)が1.0未満であると長径方向の繊維外周にフラットな部分が少ないので、艶感、清涼感、フラット感等の点から好ましくない。また、繊維外周、特に長径方向の繊維外周に凹凸がある場合は表面での乱反射により不透明となり易く、透明性、艶感、フラット性等の点から好ましくない。
【0039】
このような偏平糸を巻付けることにより得られるカバリング弾性糸は、図1に例示するような構造となる。図1(a)はその側面図であり、図1(b)はその横断面図である。図1では、2本の弾性フィラメントからなる弾性繊維糸1の周りに、5本の偏平フィラメントからなるカバリング用糸2がS方向にシングルカバリングされていて、その偏平フィラメントの長径方向の面2fが、前記カバリング弾性糸の外表面に配されている。このようなカバリング弾性糸構造は、ストッキングのフラット感、透明性、艶感、触感等の所期の目的を十分に達成するために好適である。
【0040】
このカバリング用糸は、糸条繊度が5〜15デニール、フィラメント数が2〜7のマルチフィラメント糸であればよい。糸条繊度は、特に5〜10デニールが、透明性をさらに向上させ、優れた耐久性や着用感を得るために好ましい。5デニール未満では実用上の耐久性が不十分となり易く、逆に15デニールを越えると透明性が不十分となり易く風合が粗硬となり易く、好ましくない。また、フィラメント数2〜7が透明性、着用感、耐久性を一層高めるために好ましい。これに対し、フィラメント数1では、風合が粗硬となり易く耐久性が不十分となり易く、逆に8以上では透明性、耐久性が不十分となり易く、好ましくない。
【0041】
また、そのカバリング弾性糸の芯糸をなす弾性糸としては、ポリウレタン系弾性繊維、ポリアミド系エラストマ弾性繊維、ポリエステル系エラストマ弾性繊維、天然ゴム系繊維、合成ゴム系繊維、ブタジエン系繊維等が用いられるが、ストッキング用としてその弾性特性、熱特性、耐久性等から好ましいのは、ポリウレタン系弾性繊維及びポリアミド系エラストマ弾性繊維である。
【0042】
その弾性繊維の太さは、ストッキングの用途、締め付け圧の設定により異なるが、一般に8〜70デニール程度であればよい。好ましいのは10〜40デニールである。8デニール未満では、糸強力が不足するのでカバリング時及び編立て時に芯糸切れ等のトラブルを生じ易く、ストッキングとしての伸縮性、耐久性が不十分となり易いので好ましくない。逆に、70デニールを越えると締付け力が強くなり過ぎて圧迫感が強くなり、透明感の低下や粗硬感の増加となり易く好ましくない。
【0043】
本発明で用いたカバリング弾性糸は、実質的に酸化チタンを含有しないポリアミドから構成される前記偏平度の偏平長繊維の複数本からなるカバリング用糸を、弾性繊維の周囲に通常の方法で一重又は二重に巻付けることによって製造すればよいが、この巻付けの際に、そのカバリング用糸は、交絡数5コ/m以下又は撚数14t/m以下の低交絡又は低撚の糸条であることが必要である。このような低交絡又は低撚の糸条を用いることによって、巻付けられた長繊維の長径方向の面を、カバリング弾性糸の外表面に配することが容易となる。そのカバリング撚数は、その巻付けが一重か二重か等の条件によって異なるが、一般的に、1200〜2200t/m程度とすればよい。
【0044】
このカバリング弾性糸のみからのレッグ部編地は、2口あるいは4口給糸の編機を用い、カバリング弾性糸のみを供給して編成するという通常の方法で編成すればよい。シングルカバリング弾性糸の場合は、S方向カバリングのシングルカバリング弾性糸とZ方向カバリングのシングルカバリング弾性糸とを交互に編む方法が好適である。このようにしてレッグ部編地を編成してストッキング製品とすればよい。
【0045】
このようなゾッキストッキングの場合、ストッキングのパワーレベルは一般に高くなり過ぎる傾向にあるので、60%伸長回復応力(60%BP)を180〜350gの水準とすることが好ましく、さらに200〜300gが好ましい。
【0046】
この60%BPは、着用時フィット性の指標となる値であり、その値が低過ぎる場合は皺、弛みが発生し易く好ましくない。逆に高過ぎる場合は、締付け圧が高くなり過ぎ、窮屈感、むれ感が強過ぎるし、また、編地収縮が大き過ぎて均一外観が損われ易いので、好ましくない。
【0047】
60%BPを上記水準とするためには、芯の弾性糸の弾性回復特性を適正化することが特に有効であり、またカバリング弾性糸の糸構成、編成、染色、仕上げ加工の条件等の制御によってもよい。例えば、芯の弾性糸の弾性ポリマの種類(エーテル系ポリウレタン、エステル系ポリウレタン等)、その紡糸方法(溶融紡糸方法や乾式紡糸方法等)、その糸条繊度、ストッキングの編設計(針数、度目等)、その熱セット条件(仕上げ型板サイズ、温度等)の調整によって制御できる。
【0048】
ここで、60%伸長回復応力(60%BP)は、次の方法で求められる。ストッキング試料の一端に2kgの荷重を掛けて伸長した時の試料長をL1とする。次に、定伸長型引張り試験機TOM−100E型(新興通信工業(株)製)を用い、このストッキング試料を2つ折りにして引張り試験機にかけ、L1/2の75%まで伸長後回復させた応力歪みのヒステリシス曲線を描かせる。このヒステリシス曲線の回復曲線から、L1/2の60%伸長の長さに回復した時の応力値を60%BP(g)とする。
【0049】
【作用】
以上の如く、本発明では、少なくともレッグ部編地を実質的にカバリング弾性糸のみで構成したゾッキストッキングにおいて、そのカバリング用糸に、実質的に酸化チタンを含有しないポリアミドからなり、かつ、特定の偏平度の偏平形断面形状であるポリアミド長繊維糸条を用いているので、従来のゾッキストッキングでは得られなかった優れた特性、例えば、極めて良好な透明性、フラット感、艶感、滑り感、清涼感、ソフト感等を兼備することができる。
【0050】
即ち、本発明で用いたカバリング用糸は、透明性及び光沢性に優れているので、カバリング弾性糸の均整性や透明性が向上し光沢がマイルドとなり、ストッキング編地の透明性、艶感、触感等が向上する。
【0051】
しかも、その偏平形断面形状が上記した偏平度を有するので、カバリング時に芯の弾性糸との密着性、被覆性が向上し、従来の丸断面糸を用いた場合に生じ易いカバリング用糸の浮きが減少し、生地フラット感が向上し、さらに、芯の弾性糸の露出が少なくなる。
【0052】
また、実質的にカバリング弾性糸のみで編成されるので、高いフィット力が容易に得られ、60%回復応力が180〜350gという好適な範囲とすることが容易となる。
【0053】
このような高いパワーレベルとすると、従来のゾッキストッキングの場合、生地の収縮によりフラット性は悪化するが、本発明で特定したカバリング弾性糸を用いると被覆性が均一で芯の弾性糸の露出が少なく編地の不均一な収縮が抑制されるのでフラット性悪化を防止することができ、さらに、編成ないし仕上げ工程における工程通過性が改善される。
【0054】
さらに、カバリング用糸として前記した酸アミド化合物を含有させたポリアミド繊維糸を用いれば、ストッキング編地の透明性、色調、耐久性、ソフト性等が向上し、編地面の凹凸に起因するざらつき感の減少やソフト風合の更なる向上を図ることができる。
【0055】
これら特性の向上により、編地全体が極めてソフトな感触で、滑り感や清涼感に優れ、肌触りが向上するという優れた効果が得られ、極めて良好なストッキング製品とすることができる。
【0056】
【実施例】
以下におけるストッキング製品のレッグ部の評価は次の方法によった。
【0057】
透明度: ストッキング製品を、大腿部15cm幅、150コース/5cmに広げた状態で製品脚部編地2枚を重ね、カラースタンダード白板(L値88.29)上に静置した時の編地のL値(Lw)、およびカラースタンダード黒板(L値7.74)上に静置する。その静置時の編地のL値(Lb)を、色差計Σ80(日本電色工業(株)製)により測定する。そして、それらL値から、次の算式により、透明度を求める。この値が高い程、透明性は優れている。
透明度=(Lw−Lb)/(W−B)
(ここで、Wはカラースタンダード白板のL値、Bはカラースタンダード黒板のL値である。)
【0058】
触感性: ストッキング製品を人体足型に履かせ、検査者(5人)の触感によって風合いのソフト感、清涼感、滑り感を相対評価したものであり、その結果は、◎:極めて良好、○:良好、△:やや不良、×:不良、の基準でもって示す。
【0059】
耐久性: JIS(日本工業規格)P−8131ミューレン高圧試験機による破裂強さ試験方法により破裂強度を測定し、その破裂強度の水準により、次の基準で表示した。◎:1.2kg/cm以上、○:1.0kg/cm以上1.2kg/cm未満、△:0.9kg/cm以上1.0kg/cm未満、×:0.9kg/cm未満。
【0060】
フラット性: 検査者(5人)の肉眼によって相対評価したものであり、その結果は、上記の触感性と同様の基準でもって示す。
【0061】
フィット性: 被験者が1日8時間の着用を3日間繰り返す着用試験によって評価したものであり、その結果は、上記の触感性と同様の基準でもって示す。
【0062】
なお、上記の相対評価は下記の実施例1〜4の全部を通しての相対評価によった。
【0063】
染色堅牢性: JIS(日本工業規格)L−0821記載のラウンダメータ形洗濯試験機による耐洗濯堅牢度の方法により、洗濯水の石鹸濃度0.5重量%、温度50±2℃、洗濯時間30分の条件で洗濯処理し、この洗濯処理の前後における試験布の変褪色の程度を、変褪色グレースケール(5〜1級)により判定した。なお、5級:極めて良好、4級:良好、3級:やや不良、2〜1級:不良に相当する。
【0064】
[実施例1]
98%硫酸相対粘度が2.8で酸化チタンを含まないナイロン6を270℃で溶融し、スリット幅が0.1mm、スリット長が1.0〜2.5mmと種々異なるスリット形状の吐出孔を有する紡糸口金から吐出し、800m/分で未延伸糸としてそれぞれ巻取った。引続き、伸度が40〜45%になるように延伸して繊維横断面の偏平度(b/a)が2.5〜7.0と異なる偏平断面の10デニール5フィラメントのナイロン6糸条を得た( No.1〜6)。
【0065】
比較として、98%硫酸相対粘度が2.6で酸化チタンを含まないナイロン6を上記と同様に紡糸、延伸し偏平度(b/a)が1.7のナイロン6糸条を得た( No.7)。
【0066】
また、比較として、98%硫酸相対粘度が2.8で酸化チタンを0.22重量%含むナイロン6を上記と同様に紡糸、延伸して偏平度(b/a)が4.0のナイロン6糸条を得た( No.8)。
【0067】
さらに、比較として、円形の吐出孔を用いた以外は、上記の No.1と同様に溶融紡糸、延伸して丸断面のナイロン6糸条を得た( No.9)。
【0068】
さらにまた、比較として、吐出孔形状の異なる紡糸口金を用いた以外は、上記の No.1と同様に溶融紡糸、延伸して、図5(a)に示す変形度(=外接円半径/内接円半径)1.6のY字形断面形状の非円形断面ナイロン6糸、及び、図5(b)に示す変形度(=外接円半径/内接円半径)が1.7のX字形断面形状の非円形断面ナイロン6糸条をそれぞれ得た( No.10、11)。
【0069】
なお、 No.1〜8の繊維の偏平断面は、図2の場合と同様に、実質的な直線部分と凸状円弧部分とよりなりかつ実質的な凹部を有さない偏平断面形状であった。
【0070】
これらのナイロン6糸条(撚数12t/m)をカバリング用糸に用い、15デニールのポリエーテル系ポリウレタン弾性繊維“スパンデックス”を芯糸とし、芯糸のドラフト率2.8倍、巻付けの撚数2000t/mの設定でS方向またはZ方向でシングルカバリングして、S方向シングルカバリング弾性糸とZ方向シングルカバリング弾性糸とを製造した。
【0071】
偏平断面糸を巻付けた本発明のシングルカバリング弾性糸は、いずれも、図1(a)、(b)のように、その外表面に、巻付けられた長繊維の偏平断面の長径方向の面が配されていた。
【0072】
得られたシングルカバリング弾性糸を用い、永田精機(株)製のスーパー4編機(針数400本)で、S方向シングルカバリング弾性糸とZ方向シングルカバリング弾性糸とを交互に編機の給糸口に供給し、レッグ部編地がカバリング弾性糸のみで編成されたパンティストッキングとし、通常の方法にて染色、仕上げ及び型板セットしてパンティストッキング製品とした。
【0073】
得られたパンティストッキング製品のレッグ部について評価した結果は表1のとおりであった。
【0074】
【表1】
Figure 0003552292
【0075】
表1に示す結果からわかるように、本発明の場合( No.1〜5)は、透明性、ソフト感、清涼感、滑り感、フラット性、耐久性及び染色堅牢性のいずれにも優れていた。特に、繊維断面形状における長径の直線比(f/a)が1.0以上である場合( No.1〜4)は、ソフト感等が極めて良好であった。
【0076】
これに対し、偏平度が6.0を越える場合( No.6)は触感性は良好なものの透明性、耐久性及び染色堅牢性が劣っていた。
【0077】
また、酸化チタンが含有された偏平糸を巻付けた場合( No.8)は、透明性が大幅に劣り、滑り感もやや劣っていた。
【0078】
さらにまた、丸断面糸を巻付けた場合( No.9)のカバリング弾性糸は、巻付け糸の浮きがみられ均整性、被覆性が劣り、得られたパンティストッキングは、清涼感、滑り感、フラット感等が劣っていた。
【0079】
偏平度2.0未満の偏平糸を巻付けた場合( No.7)は、偏平断面化による効果が不十分で、丸断面糸を巻付けた場合( No.9)と同様に、清涼感、滑り感、フラット感等が劣っていた。
【0080】
さらに、Y字形断面、X字形断面の非円形断面糸を巻付けた場合( No.10、11)は、パンティストッキングの清涼感、耐久性は良好であったが、透明度が極端に悪かった。
【0081】
[実施例2]
98%硫酸相対粘度が2.73で酸化チタンを含まないナイロン66、及び、同じ硫酸相対粘度で酸化チタンを0.22重量%含有するナイロン66とを、それぞれ、285℃で溶融した以外は、実施例1 No.3と同様に溶融紡糸し、延伸して、偏平度(b/a)4.0の偏平断面の10デニール5フィラメントのナイロン66糸条(撚数10t/m)を得た。
【0082】
得られたナイロン66糸条を巻付け糸に用い、実施例1と同様の方法でシングルカバリング弾性糸を製造した( No.12、13)。
【0083】
得られたシングルカバリング弾性糸をそれぞれ実施例1と同様にしてパンティストッキング製品にして評価した。結果は表2のとおりであった。
【0084】
【表2】
Figure 0003552292
【0085】
表2に示す結果からわかるように、本発明によるパンティストッキング( No.12)は全ての特性が総合的に良好であった。
【0086】
しかし、酸化チタンを含有するカバリング用糸を用いた場合( No.13)は、透明性が大幅に劣り、滑り感等もやや劣っていた。
【0087】
[実施例3]
実施例1の No.3の偏平断面糸と No.9の丸断面糸とをそれぞれ巻付け糸に用い15デニールのポリエーテル系ポリウレタン弾性繊維“スパンデックス”を芯としドラフト率3.0倍、下糸巻付けの撚数2500t/m、上糸巻付けの撚数2200t/mの設定で、S方向巻付け−Z方向巻付けのダブルカバリングを行い、ダブルカバリング弾性糸を製造した( No.14、15)。
【0088】
得られたダブルカバリング弾性糸をそれぞれ実施例1と同様にしてパンティストッキング製品にして評価した。結果は表3のとおりであった。
【0089】
【表3】
Figure 0003552292
【0090】
表3に示す結果からわかるように、本発明によるパンテイストッキング( No.14)は、透明性、ソフト性、清涼感、滑り感、フラット性および耐久性のいずれにも優れていた。
【0091】
これに対し、丸断面糸を巻付けた場合( No.15)は、ダブルカバリング弾性糸であることから耐久性に優れるものの、他の特性はいずれも劣っていた。
【0092】
[実施例4]
酸化チタンを含有せず、エチレンビスステアリルアミド(EBA)を濃度0.30重量%含有する98%硫酸相対粘度が2.8のナイロン6を用い、これを実施例1 No.2と同様に溶融紡糸、延伸して偏平度(b/a)が3.0、長径直線比(/a)が1.6である偏平断面の10デニール5フィラメントのナイロン6糸条を得た(No.16)。
【0093】
得られたナイロン6糸条、及び、実施例1 No.2のナイロン6糸のそれぞれを巻付け糸に用い、10、15、20デニールのポリエーテル系ポリウレタン弾性繊維“スパンデックス”を芯糸とし、ドラフト率2.8〜3.0倍に設定し、巻付けの撚数2000t/mでシングルカバリングして、それぞれのシングルカバリング弾性糸を製造した( No.16〜18)。
【0094】
得られたシングルカバリング弾性糸のそれぞれを用い、実施例1と同様に編成してパンティストッキングとし、通常の方法にて染色仕上げし、型板セットしてパンティストッキング製品とした。
【0095】
得られたパンティストッキング製品のレッグ部について評価した結果は表4のとおりであった。なお、表4中の No.2は、実施例1 No.2と同じである。
【0096】
【表4】
Figure 0003552292
【0097】
表4に示す結果からわかるように、いずれも全ての特性において総合的に良好であった。
【0098】
なかでも、EBAを含有させることによって透明性等がさらに向上した。
【0099】
また、60%BPが高いほどフィット性は良好であったが、フラット性、清涼感等の点から高過ぎない方が特に良好であった。
【0100】
【発明の効果】
本発明のカバリング弾性糸からなるストッキングは、従来のゾッキストッキングでは得られなかった極めて良好な透明性、フラット感、清涼感、艶感を有し、さらに肌触りやソフト風合に優れ、しかも、染色堅牢性やフィット性にも優れたストッキングとすることができる。
【0101】
従って、着用時のフィット性、ファッション性、快適性及び耐久性がともに優れたストッキング製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられるカバリング弾性糸を例示するものであり、(a)はその側面図、(b)はその横断面図である。
【図2】カバリング弾性糸のカバリング用糸を構成する偏平断面ポリアミド長繊維の繊維断面形状を模式的に例示する繊維横断面図である。(a)は本発明で特定した偏平度を有するもの、(b)は偏平度が小さ過ぎる本発明外のものである。
【図3】本発明の対象とするストッキングを例示する正面図であり、(a)はロングストッキングを、(b)はパンティストッキングを例示する。
【図4】本発明で用いられるカバリング弾性糸を模式的に示す図であり、(a)はシングルカバリング弾性糸を、(b)はダブルカバリング弾性糸を例示する。
【図5】カバリング弾性糸のカバリング用糸を構成する非円形断面ポリアミド長繊維の繊維断面形状を模式的に示す繊維横断面図である。(a)はY字形断面のもの、(b)はX字形断面のものであり、いずれも本発明外のものである。
【符号の説明】
1:弾性繊維糸、 2、3:カバリング用糸、 13:レッグ部、 a:短径、 b:長径、 f:長径方向の外周接線とほぼ重なる実質的に直線の部分の長径方向長さ、 F:実質的な直線部分、 B:円弧部分

Claims (9)

  1. 少なくともレッグ部編地が実質的にカバリング弾性糸のみで編成されてなるストッキングにおいて、前記カバリング弾性糸が、弾性繊維を芯糸としその周囲に、実質的に酸化チタンを含有しないポリアミドからなり、かつ、長径bと短径aとの比(b/a)が2.0〜6.0の偏平な繊維横断面形状を有する長繊維から構成されるカバリング用糸を巻付けてなる複合弾性糸であり、該カバリング用糸の長繊維の長径方向の面が、前記カバリング弾性糸の外表面に配されていることを特徴とするストッキング。
  2. 前記カバリング用糸の長繊維を構成するポリアミドがナイロン6であることを特徴とする請求項1記載のストッキング。
  3. 前記カバリング用糸の長繊維を構成するポリアミドが98%硫酸相対粘度2.5〜3.5で表される重合度を有することを特徴とする請求項1又は2記載のストッキング。
  4. 前記カバリング用糸の長繊維の偏平な繊維横断面形状が、実質的な直線部分と凸状円弧部分とよりなりかつ実質的な凹部を有さない偏平断面形状であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のストッキング。
  5. 前記カバリング用糸が、糸条繊度5〜15デニール、フィラメント数2〜7であることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のストッキング。
  6. カバリング弾性糸が、弾性繊維の芯糸の周囲にカバリング用糸を一重に巻付けてなるシングルカバリング弾性糸、又は、弾性繊維の芯糸の周囲にカバリング用糸を巻付け方向を異ならせて二重に巻付けてなるダブルカバリング弾性糸であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のストッキング。
  7. ストッキングのレッグ部編地における60%伸長回復応力が180〜350gであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のストッキング。
  8. 実質的に酸化チタンを含有しないポリアミドから構成され、かつ、長径bと短径aとの比(b/a)が2.0〜6.0の偏平な繊維横断面形状を有する長繊維の複数本からなり、交絡数5コ/m以下の低交絡又は撚数14t/m以下の低撚を有するカバリング用糸を、弾性繊維の周囲に巻き付けてカバリング弾性糸を製造し、実質的に該カバリング弾性糸のみで少なくともレッグ部編地を編成することによりストッキングを製造することを特徴とするストッキングの製造方法。
  9. 前記カバリング用糸の長繊維を構成するポリアミドがナイロン6であることを特徴とする請求項記載のストッキングの製造方法。
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