JPH09209521A - 軒樋用ドレン - Google Patents
軒樋用ドレンInfo
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- JPH09209521A JPH09209521A JP1645496A JP1645496A JPH09209521A JP H09209521 A JPH09209521 A JP H09209521A JP 1645496 A JP1645496 A JP 1645496A JP 1645496 A JP1645496 A JP 1645496A JP H09209521 A JPH09209521 A JP H09209521A
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- eaves
- gutter
- eaves gutter
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 排水筒3は下方に次第にテーパー状に小
さくなっている外径と、上部に凹部34が設けられてい
る外周面を有し、自在ソケット4には上部内周面に係止
片41が設けられている。そして、この自在ソケット4
の中に排水筒3を挿入し、係止片41を凹部34に移動
可能に係止している。 【効果】 この軒樋用ドレン1の係止筒2と排水筒3と
で軒樋5に取り付け、自在ソケット4を竪樋6に取り付
ける。すると、夏冬の温度差によって軒樋5が膨張収縮
して軒先に沿って移動するが、竪樋6は移動しない。し
かし、自在ソケット4の係止片41が排水筒3の凹部3
4の中で膨張収縮する方向に向きを変えることで、この
軒樋の膨張収縮を吸収し、軒樋5、軒樋用ドレン1、竪
樋6等が破損しないので、安心である。
さくなっている外径と、上部に凹部34が設けられてい
る外周面を有し、自在ソケット4には上部内周面に係止
片41が設けられている。そして、この自在ソケット4
の中に排水筒3を挿入し、係止片41を凹部34に移動
可能に係止している。 【効果】 この軒樋用ドレン1の係止筒2と排水筒3と
で軒樋5に取り付け、自在ソケット4を竪樋6に取り付
ける。すると、夏冬の温度差によって軒樋5が膨張収縮
して軒先に沿って移動するが、竪樋6は移動しない。し
かし、自在ソケット4の係止片41が排水筒3の凹部3
4の中で膨張収縮する方向に向きを変えることで、この
軒樋の膨張収縮を吸収し、軒樋5、軒樋用ドレン1、竪
樋6等が破損しないので、安心である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軒樋ドレンに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の軒樋用ドレンは、実公昭63−4
8740号公報、実公平6−38976号公報に記載あ
るように、係止筒と排水筒とからなり、係止筒は外周面
に雄ネジが設けられている筒部と、この筒部の上端に外
方向に突出して設けられた上側フランジとからなり、前
記排水筒は内周面に雌ネジが設けられている筒部と、こ
の筒部の上端に外方向に突出して設けられた下側フラン
ジとからなるものであって、この軒樋用ドレンの施工方
法および使用方法は、軒樋の底壁に通孔を設け、この通
孔の下側周縁部に排水筒の下側フランジを当接させ、軒
樋の上方から通孔を通して係止筒の筒部を挿入し、この
係止筒の雄ネジを排水筒の雌ネジに螺入して、係止筒の
上側フランジと排水筒の下側フランジとで軒樋の通孔周
縁部を挟んで軒樋に軒樋ドレンを取り付ける。
8740号公報、実公平6−38976号公報に記載あ
るように、係止筒と排水筒とからなり、係止筒は外周面
に雄ネジが設けられている筒部と、この筒部の上端に外
方向に突出して設けられた上側フランジとからなり、前
記排水筒は内周面に雌ネジが設けられている筒部と、こ
の筒部の上端に外方向に突出して設けられた下側フラン
ジとからなるものであって、この軒樋用ドレンの施工方
法および使用方法は、軒樋の底壁に通孔を設け、この通
孔の下側周縁部に排水筒の下側フランジを当接させ、軒
樋の上方から通孔を通して係止筒の筒部を挿入し、この
係止筒の雄ネジを排水筒の雌ネジに螺入して、係止筒の
上側フランジと排水筒の下側フランジとで軒樋の通孔周
縁部を挟んで軒樋に軒樋ドレンを取り付ける。
【0003】そして、この軒樋ドレンの排水筒の筒部の
下部に直接竪樋を取り付けるか、またはエルボを取り付
け、このエルボを介して竪樋を取り付ける。すると、軒
樋を流れる雨水はこの軒樋用ドレンを通って竪樋に、ま
たは、エルボを経て竪樋に流れるのである。
下部に直接竪樋を取り付けるか、またはエルボを取り付
け、このエルボを介して竪樋を取り付ける。すると、軒
樋を流れる雨水はこの軒樋用ドレンを通って竪樋に、ま
たは、エルボを経て竪樋に流れるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この軒樋用ド
レンを軒樋に接続し、この軒樋用ドレンを竪樋を取り付
けたり、エルボを介して竪樋を取り付けていると、夏冬
の温度差によって軒樋が膨張収縮する結果、軒樋用ドレ
ン、エルボ、軒樋等が破損することがある。この一例を
図6および図7を参照しながら説明する。図6には、軒
樋101に軒樋用ドレン102を取り付け、この軒樋用
ドレン102をエルボ103に接続し、このエルボ10
3、呼び樋104を介して竪樋105に接続されている
図が記載されている。
レンを軒樋に接続し、この軒樋用ドレンを竪樋を取り付
けたり、エルボを介して竪樋を取り付けていると、夏冬
の温度差によって軒樋が膨張収縮する結果、軒樋用ドレ
ン、エルボ、軒樋等が破損することがある。この一例を
図6および図7を参照しながら説明する。図6には、軒
樋101に軒樋用ドレン102を取り付け、この軒樋用
ドレン102をエルボ103に接続し、このエルボ10
3、呼び樋104を介して竪樋105に接続されている
図が記載されている。
【0005】すると、夏冬の温度差によって軒樋101
が軒先に沿って矢印方向に膨張収縮する。しかし、壁に
取り付けられている竪樋105は移動しない。従って、
竪樋105と軒樋101との間に偶力が働く。その結
果、エルボ103と軒樋用ドレン102との接続部には
エルボ103を回動させようとする力が働き、図7に示
すように、エルボ103や軒樋用ドレン102等にクラ
ック106が入りエルボ103や軒樋用ドレン102が
破損することがある。そこで、本発明の目的は、軒樋が
膨張収縮を繰り返してもエルボ、軒樋用ドレン、軒樋等
が破損しない軒樋用ドレンを提供することである。
が軒先に沿って矢印方向に膨張収縮する。しかし、壁に
取り付けられている竪樋105は移動しない。従って、
竪樋105と軒樋101との間に偶力が働く。その結
果、エルボ103と軒樋用ドレン102との接続部には
エルボ103を回動させようとする力が働き、図7に示
すように、エルボ103や軒樋用ドレン102等にクラ
ック106が入りエルボ103や軒樋用ドレン102が
破損することがある。そこで、本発明の目的は、軒樋が
膨張収縮を繰り返してもエルボ、軒樋用ドレン、軒樋等
が破損しない軒樋用ドレンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、係止筒と排水筒と自在
ソケットからなる軒樋用ドレンであって、前記係止筒は
外周面に雄ネジが設けられている筒部と、この筒部の上
端に外方向に突出して設けられた上側フランジとからな
り、前記排水筒は、外径が上方から下方に次第に小さく
なされたテーパー状の外周面を有し、この外周面の上部
に凹部が設けられ、内周面に前記係止筒の雄ネジに螺合
する雌ネジが設けられている筒部と、この筒部の上端に
外方向に突出して設けられている下側フランジとからな
り、前記自在ソケットは上部に内方に突出している係止
片が設けられ、下部が竪樋またはエルボを取り付ける接
続部になされた筒体で、この自在ソケットの中に前記排
水筒が挿入され、自在ソケットの係止片が排水筒の凹部
に移動可能に係止されているものである。
するためになしたものであって、係止筒と排水筒と自在
ソケットからなる軒樋用ドレンであって、前記係止筒は
外周面に雄ネジが設けられている筒部と、この筒部の上
端に外方向に突出して設けられた上側フランジとからな
り、前記排水筒は、外径が上方から下方に次第に小さく
なされたテーパー状の外周面を有し、この外周面の上部
に凹部が設けられ、内周面に前記係止筒の雄ネジに螺合
する雌ネジが設けられている筒部と、この筒部の上端に
外方向に突出して設けられている下側フランジとからな
り、前記自在ソケットは上部に内方に突出している係止
片が設けられ、下部が竪樋またはエルボを取り付ける接
続部になされた筒体で、この自在ソケットの中に前記排
水筒が挿入され、自在ソケットの係止片が排水筒の凹部
に移動可能に係止されているものである。
【0007】(作用)本発明軒樋用ドレンの施工方法お
よび使用方法を説明しながら作用について説明する。本
発明軒樋用ドレンの施工方法は、従来の軒樋用ドレンの
施工方法と同じように、軒樋の底壁に通孔を設け、この
通孔の下側周縁部に排水筒の下側フランジを当接させ、
軒樋の上方から通孔を通して係止筒の筒部を挿入し、こ
の係止筒の雄ネジを排水筒の雌ネジに螺入して、係止筒
の上側フランジと排水筒の下側フランジとで軒樋の通孔
周縁部を挟んで軒樋に軒樋用ドレンを取り付ける。その
後、この軒樋用ドレンの自在ソケットの下部に直接竪樋
を取り付けるか、エルボを取り付け、このエルボの先方
に竪樋を取り付ける。
よび使用方法を説明しながら作用について説明する。本
発明軒樋用ドレンの施工方法は、従来の軒樋用ドレンの
施工方法と同じように、軒樋の底壁に通孔を設け、この
通孔の下側周縁部に排水筒の下側フランジを当接させ、
軒樋の上方から通孔を通して係止筒の筒部を挿入し、こ
の係止筒の雄ネジを排水筒の雌ネジに螺入して、係止筒
の上側フランジと排水筒の下側フランジとで軒樋の通孔
周縁部を挟んで軒樋に軒樋用ドレンを取り付ける。その
後、この軒樋用ドレンの自在ソケットの下部に直接竪樋
を取り付けるか、エルボを取り付け、このエルボの先方
に竪樋を取り付ける。
【0008】すると、軒樋を流れる雨水は軒樋用ドレン
の係止筒に入り、この係止筒から排水筒を経て自在ソケ
ットに取り付けられている竪樋またはエルボを経て竪樋
に流れてゆく。このように使用していると、夏冬の温度
差によって軒樋が膨張収縮し、軒樋が軒先に沿った方向
に移動する。この結果、この軒樋に取り付けられている
係止筒と排水筒は軒樋と共に軒先に沿った方向に移動す
るが、竪樋は壁に取り付けられているから、竪樋や竪樋
に取り付けられているエルボは軒先に沿った方向に移動
しない。
の係止筒に入り、この係止筒から排水筒を経て自在ソケ
ットに取り付けられている竪樋またはエルボを経て竪樋
に流れてゆく。このように使用していると、夏冬の温度
差によって軒樋が膨張収縮し、軒樋が軒先に沿った方向
に移動する。この結果、この軒樋に取り付けられている
係止筒と排水筒は軒樋と共に軒先に沿った方向に移動す
るが、竪樋は壁に取り付けられているから、竪樋や竪樋
に取り付けられているエルボは軒先に沿った方向に移動
しない。
【0009】このように排水筒が移動し、竪樋やエルボ
が移動しないが、本発明では、この竪樋やエルボに取り
付けられている自在ソケットの係止片が排水筒の凹部に
移動可能に係止されているから、この自在ソケットの係
止片が凹部の中で傾斜したり凹部に沿って回動する等軒
樋が膨張収縮する方向に向きを変えて、この排水筒の移
動を吸収する。尚、排水筒の外周面は外径が上方から下
方に次第に小さくなされたテーパー状になされているか
ら、自在ソケットが傾斜しても支障がない。
が移動しないが、本発明では、この竪樋やエルボに取り
付けられている自在ソケットの係止片が排水筒の凹部に
移動可能に係止されているから、この自在ソケットの係
止片が凹部の中で傾斜したり凹部に沿って回動する等軒
樋が膨張収縮する方向に向きを変えて、この排水筒の移
動を吸収する。尚、排水筒の外周面は外径が上方から下
方に次第に小さくなされたテーパー状になされているか
ら、自在ソケットが傾斜しても支障がない。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)図1〜図3は本発明軒樋用ドレンの一実施
例を示すもので、図1(イ)は軒樋用ドレンの斜視図、
(ロ)は軒樋用ドレンの使用状態を示す断面図、図2は
軒樋用ドレンを取り付けている状態を示す説明図、図3
(イ)は軒樋用ドレンが軒樋に取り付けられた状態を示
す説明図、(ロ)は軒樋が軒先に沿って膨張収縮してい
る状態の側面を示す説明図、(ハ)は自在ソケットが傾
いた状態を示す説明図である。
る。 (実施例1)図1〜図3は本発明軒樋用ドレンの一実施
例を示すもので、図1(イ)は軒樋用ドレンの斜視図、
(ロ)は軒樋用ドレンの使用状態を示す断面図、図2は
軒樋用ドレンを取り付けている状態を示す説明図、図3
(イ)は軒樋用ドレンが軒樋に取り付けられた状態を示
す説明図、(ロ)は軒樋が軒先に沿って膨張収縮してい
る状態の側面を示す説明図、(ハ)は自在ソケットが傾
いた状態を示す説明図である。
【0011】図1〜図3において、1はポリ塩化ビニル
樹脂製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1は係
止筒2と排水筒3と自在ソケット4とからなる。係止筒
2は外周面に雄ネジ211が設けられている筒部21
と、この筒部21の上端に外方向に突出して設けられて
いる上側フランジ22と、この上側フランジ22の開口
を覆うように取り付けられた網状のドレンキャップ23
とからなる。排水筒3は、筒部31と、この筒部31の
上端に外方向に突出して設けられている下側フランジ3
2とからなる。この筒部31は外径が上方から下方に次
第に小さくなされたテーパー状の外周面33を有し、こ
の外周面33の上部に周方向に沿った環状の凹部34が
設けられている。又、この排水筒3の内周面35には前
記係止筒2の雄ネジ211に螺合する雌ネジ351が設
けられている。
樹脂製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1は係
止筒2と排水筒3と自在ソケット4とからなる。係止筒
2は外周面に雄ネジ211が設けられている筒部21
と、この筒部21の上端に外方向に突出して設けられて
いる上側フランジ22と、この上側フランジ22の開口
を覆うように取り付けられた網状のドレンキャップ23
とからなる。排水筒3は、筒部31と、この筒部31の
上端に外方向に突出して設けられている下側フランジ3
2とからなる。この筒部31は外径が上方から下方に次
第に小さくなされたテーパー状の外周面33を有し、こ
の外周面33の上部に周方向に沿った環状の凹部34が
設けられている。又、この排水筒3の内周面35には前
記係止筒2の雄ネジ211に螺合する雌ネジ351が設
けられている。
【0012】自在ソケット4は上端部に内方に突出して
いる係止片41が設けられている筒体で、下部が竪樋ま
たはエルボを取り付ける接続部42となっている。そし
て、この自在ソケット4の中に前記排水筒3が挿入さ
れ、自在ソケット4の係止片41が排水筒3の凹部32
に移動可能に係止されている。5はポリ塩化ビニル樹脂
製の軒樋であり、この軒樋5には、軒樋用ドレン1を取
り付ける位置に係止筒2の筒部21が挿入できる通孔5
1が設けられている。6は竪樋であり、この竪樋6は建
物の壁61に取付具62で取り付けられている。7は庇
の短い折版屋根からなる屋根であり、この屋根7には軒
樋吊り具71が取り付けられ、この軒樋吊り具71に軒
樋5が取り付けられている。
いる係止片41が設けられている筒体で、下部が竪樋ま
たはエルボを取り付ける接続部42となっている。そし
て、この自在ソケット4の中に前記排水筒3が挿入さ
れ、自在ソケット4の係止片41が排水筒3の凹部32
に移動可能に係止されている。5はポリ塩化ビニル樹脂
製の軒樋であり、この軒樋5には、軒樋用ドレン1を取
り付ける位置に係止筒2の筒部21が挿入できる通孔5
1が設けられている。6は竪樋であり、この竪樋6は建
物の壁61に取付具62で取り付けられている。7は庇
の短い折版屋根からなる屋根であり、この屋根7には軒
樋吊り具71が取り付けられ、この軒樋吊り具71に軒
樋5が取り付けられている。
【0013】次に、この軒樋用ドレンの施工方法、使用
方法および作用について説明する。屋根7の水下側先端
部の所々に複数の軒樋吊り具71を取り付け、この複数
の軒樋吊り具71に軒樋を架け渡して軒樋5を軒樋吊り
具71に取り付ける。次に、軒樋5の軒樋用ドレン1を
取り付ける位置(水落とし位置)に係止筒2の筒部21
が挿入できる大きさの通孔51を設ける。そして、この
通孔51の下側周縁部に排水筒3の下側フランジ32を
当接させ、軒樋5の上方から通孔51を通して係止筒2
の筒部21を挿入し、この係止筒2の雄ネジ211を排
水筒3の雌ネジ351に螺入して、係止筒2の上側フラ
ンジ22と排水筒3の下側フランジ32とで軒樋5の通
孔周縁部を挟んで軒樋5に軒樋用ドレン1を取り付け
る。一方、建物の壁61に竪樋6を取付具62で取り付
ける。そして、軒樋用ドレン1の自在ソケット4の下部
に直接竪樋6を取り付ける。
方法および作用について説明する。屋根7の水下側先端
部の所々に複数の軒樋吊り具71を取り付け、この複数
の軒樋吊り具71に軒樋を架け渡して軒樋5を軒樋吊り
具71に取り付ける。次に、軒樋5の軒樋用ドレン1を
取り付ける位置(水落とし位置)に係止筒2の筒部21
が挿入できる大きさの通孔51を設ける。そして、この
通孔51の下側周縁部に排水筒3の下側フランジ32を
当接させ、軒樋5の上方から通孔51を通して係止筒2
の筒部21を挿入し、この係止筒2の雄ネジ211を排
水筒3の雌ネジ351に螺入して、係止筒2の上側フラ
ンジ22と排水筒3の下側フランジ32とで軒樋5の通
孔周縁部を挟んで軒樋5に軒樋用ドレン1を取り付け
る。一方、建物の壁61に竪樋6を取付具62で取り付
ける。そして、軒樋用ドレン1の自在ソケット4の下部
に直接竪樋6を取り付ける。
【0014】すると、軒樋5を流れる雨水は軒樋用ドレ
ン1の係止筒2に入り、この係止筒2から排水筒3を経
て自在ソケット4に取り付けられている竪樋6に流れて
ゆく。この際、落ち葉等のゴミは網状のドレンキャップ
23によって遮られて竪樋6の中に落ち葉等のゴミが入
って行かないようになっている。このように使用してい
ると、夏冬の温度差によって軒樋5が膨張収縮し、軒樋
5が、図3(ロ)の矢印に示すように、軒先に沿った方
向に移動する。この結果、軒樋5に取り付けられている
係止筒2と排水筒3は軒樋5と共に軒先に沿った方向に
移動するが、竪樋6は壁61に取り付けられているか
ら、軒先に沿った方向に移動しない。
ン1の係止筒2に入り、この係止筒2から排水筒3を経
て自在ソケット4に取り付けられている竪樋6に流れて
ゆく。この際、落ち葉等のゴミは網状のドレンキャップ
23によって遮られて竪樋6の中に落ち葉等のゴミが入
って行かないようになっている。このように使用してい
ると、夏冬の温度差によって軒樋5が膨張収縮し、軒樋
5が、図3(ロ)の矢印に示すように、軒先に沿った方
向に移動する。この結果、軒樋5に取り付けられている
係止筒2と排水筒3は軒樋5と共に軒先に沿った方向に
移動するが、竪樋6は壁61に取り付けられているか
ら、軒先に沿った方向に移動しない。
【0015】このように、排水筒3が移動し、竪樋6が
移動しなくとも、この竪樋6と排水筒3の間にある自在
ソケット4の係止片41は排水筒3の凹部34に移動可
能に係止されているから、図3(ハ)に示すように、係
止片41の一方が下がり、これと反対側が上がるという
ように、係止片41が凹部34の中で傾斜して、排水筒
3の移動を吸収する。尚、排水筒3の外周面33は外径
が上方から下方に次第に小さいテーパー状になされてい
るから、自在ソケット4は傾斜しても支障がない。この
ように、軒樋5が膨張収縮を繰り返しても軒樋用ドレン
1、軒樋5等が破損しない。
移動しなくとも、この竪樋6と排水筒3の間にある自在
ソケット4の係止片41は排水筒3の凹部34に移動可
能に係止されているから、図3(ハ)に示すように、係
止片41の一方が下がり、これと反対側が上がるという
ように、係止片41が凹部34の中で傾斜して、排水筒
3の移動を吸収する。尚、排水筒3の外周面33は外径
が上方から下方に次第に小さいテーパー状になされてい
るから、自在ソケット4は傾斜しても支障がない。この
ように、軒樋5が膨張収縮を繰り返しても軒樋用ドレン
1、軒樋5等が破損しない。
【0016】(実施例2)図4および図5は本発明軒樋
用ドレンの他の実施例を示すもので、図4は軒樋用ドレ
ンを取り付けている状態を示す説明図、図5(イ)は軒
樋用ドレンが軒樋に取り付けられた状態を示す説明図、
(ロ)は軒樋が軒先に沿って膨張収縮している状態の平
面を示す説明図である。
用ドレンの他の実施例を示すもので、図4は軒樋用ドレ
ンを取り付けている状態を示す説明図、図5(イ)は軒
樋用ドレンが軒樋に取り付けられた状態を示す説明図、
(ロ)は軒樋が軒先に沿って膨張収縮している状態の平
面を示す説明図である。
【0017】図4および図5において、1はポリ塩化ビ
ニル樹脂製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1
は実施例1で使用した軒樋用ドレンと同じであるから、
説明を省略する。5aはポリ塩化ビニル樹脂製の軒樋で
あり、この軒樋5aには、軒樋用ドレン1を取り付ける
位置に係止筒2の筒部21が挿入できる通孔51aが設
けられている。
ニル樹脂製の軒樋用ドレンであり、この軒樋用ドレン1
は実施例1で使用した軒樋用ドレンと同じであるから、
説明を省略する。5aはポリ塩化ビニル樹脂製の軒樋で
あり、この軒樋5aには、軒樋用ドレン1を取り付ける
位置に係止筒2の筒部21が挿入できる通孔51aが設
けられている。
【0018】6aは竪樋であり、この竪樋6aは建物の
壁61aに取付具62aで取り付けられている。7aは
庇の長い傾斜屋根からなる屋根であり、この屋根7aの
軒先75aには軒樋取付具71aが取り付けられ、この
軒樋取付具71aに軒樋5aが取り付けられている。8
aは上側エルボであり、81aは下側エルボである。8
2aは這樋である。そして、竪樋6aに下側エルボ81
aが取り付けられ、この下側エルボ81aに這樋82a
が取り付けられ、この這樋82aと軒樋用ドレン1の自
在ソケット4とが上側エルボ8aで連結されている。
壁61aに取付具62aで取り付けられている。7aは
庇の長い傾斜屋根からなる屋根であり、この屋根7aの
軒先75aには軒樋取付具71aが取り付けられ、この
軒樋取付具71aに軒樋5aが取り付けられている。8
aは上側エルボであり、81aは下側エルボである。8
2aは這樋である。そして、竪樋6aに下側エルボ81
aが取り付けられ、この下側エルボ81aに這樋82a
が取り付けられ、この這樋82aと軒樋用ドレン1の自
在ソケット4とが上側エルボ8aで連結されている。
【0019】次に、この軒樋用ドレンの施工方法、使用
方法および作用について説明する。屋根7aの軒先75
aの所々に複数の軒樋取付具71aを取り付け、この複
数の軒樋取付具71aに軒樋を架け渡して軒樋5aを軒
樋取付具71aに取り付ける。次に、軒樋5aの軒樋用
ドレン1を取り付ける位置(水落とし位置)に係止筒2
の筒体21が挿入できる大きさの通孔51aを設ける。
そして、この通孔51aの下側周縁部に排水筒3の下側
フランジ32を当接させ、軒樋5aの上方から通孔51
aを通して係止筒2の筒部21を挿入し、この係止筒2
の雄ネジ211を排水筒3の雌ネジ351に螺入して、
係止筒2の上側フランジ22と排水筒3の下側フランジ
32とで軒樋5aの通孔周縁部を挟んで軒樋5aに軒樋
用ドレン1を取り付ける。
方法および作用について説明する。屋根7aの軒先75
aの所々に複数の軒樋取付具71aを取り付け、この複
数の軒樋取付具71aに軒樋を架け渡して軒樋5aを軒
樋取付具71aに取り付ける。次に、軒樋5aの軒樋用
ドレン1を取り付ける位置(水落とし位置)に係止筒2
の筒体21が挿入できる大きさの通孔51aを設ける。
そして、この通孔51aの下側周縁部に排水筒3の下側
フランジ32を当接させ、軒樋5aの上方から通孔51
aを通して係止筒2の筒部21を挿入し、この係止筒2
の雄ネジ211を排水筒3の雌ネジ351に螺入して、
係止筒2の上側フランジ22と排水筒3の下側フランジ
32とで軒樋5aの通孔周縁部を挟んで軒樋5aに軒樋
用ドレン1を取り付ける。
【0020】一方、建物の壁61aに竪樋6aを取付具
62aで取り付ける。そして、竪樋6aに下側エルボ8
1aを取り付け、この下側エルボ81aに這樋82aを
取り付け、この這樋82aと軒樋用ドレン1の自在ソケ
ット4とを上側エルボ8aで連結する。すると、軒樋5
aを流れる雨水は軒樋用ドレン1の係止筒2に入り、こ
の係止筒2から排水筒3を経て自在ソケット4に取り付
けられている上側エルボ8aに、更に、這樋82a、下
側エルボ81aを経て、竪樋6aに流れてゆく。この
際、落ち葉等のゴミは網状のドレンキャップ23によっ
て遮られて竪樋6aの中に落ち葉等のゴミが入って行か
ないようになっている。
62aで取り付ける。そして、竪樋6aに下側エルボ8
1aを取り付け、この下側エルボ81aに這樋82aを
取り付け、この這樋82aと軒樋用ドレン1の自在ソケ
ット4とを上側エルボ8aで連結する。すると、軒樋5
aを流れる雨水は軒樋用ドレン1の係止筒2に入り、こ
の係止筒2から排水筒3を経て自在ソケット4に取り付
けられている上側エルボ8aに、更に、這樋82a、下
側エルボ81aを経て、竪樋6aに流れてゆく。この
際、落ち葉等のゴミは網状のドレンキャップ23によっ
て遮られて竪樋6aの中に落ち葉等のゴミが入って行か
ないようになっている。
【0021】このように使用していると、軒樋5aが夏
冬の温度差によって膨張収縮し、軒樋5aが、図5
(ロ)の矢印に示すように、軒先に沿った方向に移動す
るが、竪樋6aは壁61aに取り付けられていて軒先に
沿った方向に移動しない。すると、竪樋6aと軒樋5a
の間に偶力が働く。その結果、上側エルボ8aと軒樋用
ドレン1の排水筒3との接続部には上側エルボ8aを回
動させようとする力が働くが、この上側エルボ8aと排
水筒3の間にある自在ソケット4の係止片41は排水筒
3の凹部34に移動可能に係止されているから、係止片
41が凹部34に沿って回転して、排水筒3の偶力を吸
収する。このように、軒樋5aが膨張収縮を繰り返して
も上側エルボ8a、軒樋用ドレン1、軒樋5a等が破損
しない。
冬の温度差によって膨張収縮し、軒樋5aが、図5
(ロ)の矢印に示すように、軒先に沿った方向に移動す
るが、竪樋6aは壁61aに取り付けられていて軒先に
沿った方向に移動しない。すると、竪樋6aと軒樋5a
の間に偶力が働く。その結果、上側エルボ8aと軒樋用
ドレン1の排水筒3との接続部には上側エルボ8aを回
動させようとする力が働くが、この上側エルボ8aと排
水筒3の間にある自在ソケット4の係止片41は排水筒
3の凹部34に移動可能に係止されているから、係止片
41が凹部34に沿って回転して、排水筒3の偶力を吸
収する。このように、軒樋5aが膨張収縮を繰り返して
も上側エルボ8a、軒樋用ドレン1、軒樋5a等が破損
しない。
【0022】
【発明の効果】本発明軒樋用ドレンを軒樋と、竪樋また
はエルボを介して竪樋に取り付けて使用していると、夏
冬の温度差によって軒樋が膨張収縮し、軒樋が軒先に沿
った方向に移動する。その結果、軒樋に取り付けられて
いる係止筒と排水筒は軒樋と一緒に軒先に沿った方向に
移動し、壁に取り付けられている竪樋や竪樋に取り付け
られているエルボは軒先に沿って移動しない。
はエルボを介して竪樋に取り付けて使用していると、夏
冬の温度差によって軒樋が膨張収縮し、軒樋が軒先に沿
った方向に移動する。その結果、軒樋に取り付けられて
いる係止筒と排水筒は軒樋と一緒に軒先に沿った方向に
移動し、壁に取り付けられている竪樋や竪樋に取り付け
られているエルボは軒先に沿って移動しない。
【0023】このように、排水筒が移動し、竪樋やエル
ボが移動しないと、本発明では、この自在ソケットの係
止片は排水筒の凹部に移動可能に係止されているから、
この自在ソケットの係止片が凹部の中で傾斜したり凹部
に沿って回動する等軒樋の膨張収縮する方向に向きを変
えて、この排水筒の移動を吸収する。従って、軒樋が膨
張収縮を繰り返してもエルボ、軒樋用ドレン、軒樋等が
破損しないので、安心である。尚、排水筒は外径が上方
から下方に次第に小さくなされているから、自在ソケッ
トが傾斜しても支障がない。
ボが移動しないと、本発明では、この自在ソケットの係
止片は排水筒の凹部に移動可能に係止されているから、
この自在ソケットの係止片が凹部の中で傾斜したり凹部
に沿って回動する等軒樋の膨張収縮する方向に向きを変
えて、この排水筒の移動を吸収する。従って、軒樋が膨
張収縮を繰り返してもエルボ、軒樋用ドレン、軒樋等が
破損しないので、安心である。尚、排水筒は外径が上方
から下方に次第に小さくなされているから、自在ソケッ
トが傾斜しても支障がない。
【図1】本発明軒樋用ドレンの一実施例を示すもので、
(イ)は軒樋用ドレンの斜視図、(ロ)は軒樋用ドレン
の使用状態を示す断面図である。
(イ)は軒樋用ドレンの斜視図、(ロ)は軒樋用ドレン
の使用状態を示す断面図である。
【図2】軒樋用ドレンを取り付けている状態を示す説明
図である。
図である。
【図3】(イ)は軒樋用ドレンが軒樋に取り付けられた
状態を示す説明図(ロ)は軒樋が軒先に沿って膨張収縮
している状態の側面を示す説明図、(ハ)は自在ソケッ
トが傾いた状態を示す説明図である。
状態を示す説明図(ロ)は軒樋が軒先に沿って膨張収縮
している状態の側面を示す説明図、(ハ)は自在ソケッ
トが傾いた状態を示す説明図である。
【図4】本発明軒樋用ドレンの他の実施例を示すもの
で、軒樋用ドレンを取り付けている状態を示す説明図で
ある。
で、軒樋用ドレンを取り付けている状態を示す説明図で
ある。
【図5】(イ)は軒樋用ドレンが軒樋に取り付けられた
状態を示す説明図(ロ)は軒樋が軒先に沿って膨張収縮
している状態の平面を示す説明図である。
状態を示す説明図(ロ)は軒樋が軒先に沿って膨張収縮
している状態の平面を示す説明図である。
【図6】従来の軒樋用ドレンの取り付けられている状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図7】従来の軒樋用ドレンとエルボにクラックが発生
した状態を示す説明図である。
した状態を示す説明図である。
1 軒樋用ドレン 2 係止筒 21 筒部 211 雄ネジ 22 上側フランジ 23 ドレンキャップ 3 排水筒 31 筒部 32 下側フランジ 33 外周面 34 凹部 35 内周面 351 雌ネジ 4 自在ソケット 41 係止片 42 接続部 5、5a 軒樋 51、51a 通孔 6、6a 竪樋 7、7a 屋根 8a エルボ(上側エルボ)
Claims (1)
- 【請求項1】 係止筒と排水筒と自在ソケットからなる
軒樋用ドレンであって、前記係止筒は外周面に雄ネジが
設けられている筒部と、この筒部の上端に外方向に突出
して設けられた上側フランジとからなり、前記排水筒
は、外径が上方から下方に次第に小さくなされたテーパ
ー状の外周面を有し、この外周面の上部に凹部が設けら
れ、内周面に前記係止筒の雄ネジに螺合する雌ネジが設
けられている筒部と、この筒部の上端に外方向に突出し
て設けられている下側フランジとからなり、前記自在ソ
ケットは上部に内方に突出している係止片が設けられ、
下部が竪樋またはエルボを取り付ける接続部になされた
筒体で、この自在ソケットの中に前記排水筒が挿入さ
れ、自在ソケットの係止片が排水筒の凹部に移動可能に
係止されていることを特徴とする軒樋用ドレン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1645496A JPH09209521A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 軒樋用ドレン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1645496A JPH09209521A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 軒樋用ドレン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09209521A true JPH09209521A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11916707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1645496A Pending JPH09209521A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 軒樋用ドレン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09209521A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005330666A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 雨樋装置 |
JP2005330665A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 雨樋装置 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP1645496A patent/JPH09209521A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005330666A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 雨樋装置 |
JP2005330665A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 雨樋装置 |
JP4589655B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-12-01 | 積水化学工業株式会社 | 雨樋装置 |
JP4589656B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-12-01 | 積水化学工業株式会社 | 雨樋装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040830 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040908 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050105 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |