JPH09209407A - カウンタウエイトの取付方法 - Google Patents

カウンタウエイトの取付方法

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JPH09209407A
JPH09209407A JP4536496A JP4536496A JPH09209407A JP H09209407 A JPH09209407 A JP H09209407A JP 4536496 A JP4536496 A JP 4536496A JP 4536496 A JP4536496 A JP 4536496A JP H09209407 A JPH09209407 A JP H09209407A
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JP
Japan
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counterweight
bolt
boss
nut
hole
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Application number
JP4536496A
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English (en)
Inventor
Masaaki Tono
正明 刀納
Kazutaka Yamaji
一孝 山地
Katsuyuki Nishida
勝幸 西田
Makoto Maeda
眞 前田
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の後面側にカウンタウエイトをボルト締
付けするとき、カウンタウエイトの取付け側にエンジン
などの付設機器類が近接して配設され、手を入れるスペ
ースが狭くて上記締付用ボルトのナットを保持すること
ができない状態の場合には、カウンタウエイトの着脱操
作に支障を生じる。本発明は上記ナットを容易に保持
し、かつそのナットの緩みを防止し、確実にカウンタウ
エイトを装着できる取付方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明の取付方法では、カウンタウエイ
トまたは旋回フレームに形成した垂直方向のガイド溝に
沿ってナット付きレバー板を挿入することによって第2
のカウンタウエイトを第1のカウンタウエイトの後面
に、または単数個のカウンタウエイトを旋回フレームの
後面側にボルト締付けするようにした。またボス嵌入穴
部に対するボスの係合位置を左右の水平方向に小寸だけ
変位調整できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として油圧ショ
ベルなど建設機械,作業車両の後部に装着するカウンタ
ウエイトの取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、実開昭61−80854号公
報に記載されている建設機械のカウンタウエイト装置の
分解斜視図である。図14は、オプションのカウンタウ
エイトを取付けた状態の断面図である。図13及び図1
4に示すカウンタウエイト装置では、車体1の後部に、
頭部3aにねじ孔3bを有する固着具3により標準のカ
ウンタウエイト2を着脱自在に取付けると共に、上記カ
ウンタウエイト2の後面に、前面に突設した突出部4a
が上記固着具3の頭部3aを収容した凹部2aに嵌入す
るようオプションのカウンタウエイト4を重ね、先端を
固着具3頭部3aのねじ孔3bに螺挿したボルト5で着
脱自在に取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図13及び図14に示
すカウンタウエイト装置では先端を固着具3頭部3aの
ねじ孔3bにボルト5を螺挿しているので、オプション
のカウンタウエイト4を取付けて締付けたとき固着具3
とボルト5の軸心が上記の螺挿部で若干屈曲し、その螺
合強度に悪影響を及ぼす。そのために、建設機械の振動
によりボルト5が緩んでくるおそれがある。また標準の
カウンタウエイト2の固定具3とナット6を締付けると
き、カウンタウエイト2の内面側にエンジンなどの付設
機器類が近接して配設され、手を入れるスペースが狭く
てナット6を保持することができない状態の場合には、
カウンタウエイト2の着脱操作に支障を生じる。本発明
はカウンタウエイトの内面側のスペースが狭隘な場合で
も上記ナットを容易に保持し、かつそのナットの緩みを
防止し、確実にカウンタウエイトを装着できる取付方法
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1実施例取付
方法では、後面側の外周部に凹穴状のボス嵌入穴部を形
成した第1のカウンタウエイトを車体の後部に固定して
取付け、上記第1のカウンタウエイトの後面に、上記ボ
ス嵌入穴部に係合可能なボスを前方側内面部に突設せし
めた第2のカウンタウエイトを重ね、上記ボスの内部を
前後方向に開穿したボス貫通ボルト穴と、そのボス貫通
ボルト穴に対応して前後方向に開穿した第1のカウンタ
ウエイトの前後貫通ボルト穴に対してボルトを挿通し、
そのボルトを締付けることによって第2のカウンタウエ
イトを第1のカウンタウエイトに対して着脱自在に取付
けるようにしたカウンタウエイト装置において、上記第
1のカウンタウエイトの前方側内面部に、上記前後貫通
ボルト穴のナット締付座を底面としかつ水平方向断面形
状がコ字形のガイド溝を垂直方向に形成して、そのガイ
ド溝の上端は上方へ開放状態とし、また上記ガイド溝の
溝巾寸法より小寸で、長さが第1のカウンタウエイトの
上面部より上記前後貫通ボルト穴までの距離より長寸の
レバー板を形成し、そのレバー板の下端部にナットを固
着してナット付きレバー板に設定し、上記第1のカウン
タウエイトのボス嵌入穴部に第2のカウンタウエイトの
ボスを係合状態とし、その第2のカウンタウエイトの後
方外周面側から上記ボス貫通ボルト穴、第1のカウンタ
ウエイトの前後貫通ボルト穴を貫通するボルトを挿入
し、そのボルトの先端ねじ部を上記ガイド溝の底面より
突出する状態とし、また上記ナット付きレバー板を上方
側よりガイド溝に沿って下降せしめ、上記ボルトの先端
ねじ部の軸心と、ナット付きレバー板のナットのねじ穴
心とを一致せしめ、上記ナットに対してボルトを締付け
るようにした。
【0005】また本発明の第2実施例取付方法では、車
体のフレームの後部に凹穴状のボス嵌入穴部を形成し、
そのボス嵌入穴部に係合可能なボスを前方側内面部に突
設せしめたカウンタウエイトを上記フレームに位置決め
するようにし、上記ボスの内部を前後方向に開穿したボ
ス貫通ボルト穴と、そのボス貫通ボルト穴に対応して前
後方向に開穿した上記フレームの前後貫通ボルト穴に対
してボルトを挿通し、そのボルトを締付けることによっ
て上記カウンタウエイトを上記フレームに対して着脱自
在に取付けるようにしたカウンタウエイト装置におい
て、上記フレームの後部に、上記前後貫通ボルト穴の位
置に対応しかつそのボルト穴部のナット締付座の面にガ
イド金具を、そのガイド溝方向が垂直状態となるように
固設し、かつ上記ガイド金具の上端は上方へ開放状態と
し、また上記ガイド金具のガイド溝の溝巾寸法より小寸
で、長さが上記前後開通ボルト穴よりガイド金具上端ま
での距離より長寸のレバー板を形成し、そのレバー板の
下端部にナットを固着してナット付きレバー板に設定
し、上記フレームのボス嵌入穴部にカウンタウエイトの
ボスを係合状態とし、そのカウンタウエイトの後方外周
面側から上記ボス貫通ボルト穴、フレームの前後貫通ボ
ルト穴を貫通するボルトを挿入し、そのボルトの先端ね
じ部を上記ナット締付座の面より突出する状態とし、ま
た上記ナット付きレバー板を上方側よりガイド溝に沿っ
て下降せしめ、上記ボルトの先端ねじ部の軸心と、ナッ
ト付きレバー板のナットのねじ穴心とを一致せしめ、上
記ナットに対してボルトを締付けるようにした。
【0006】また本発明では、第1及び第2実施例取付
方法におけるボス嵌入穴部を後方側から見た形状とし
て、水平方向の長さが上下方向の長さより大寸の楕円形
に形成し、上記ボス嵌入穴部に対するボスの係合位置を
左右の水平方向に小寸だけ変位調整できるようにした。
また、上記ボス嵌入穴部の底面部に上記ボスの前端面を
当接せしめた。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例取付
方法を適用するカウンタウエイト装置を装備した小型の
油圧ショベルの側面図である。図において、7は油圧シ
ョベルの下部走行体、8は下部走行体7の上部に旋回自
在に設けている上部旋回体、9は上部旋回体8の後部に
装着している第1のカウンタウエイト、10は第1のカ
ウンタウエイト9の後面に取付けている第2のカウンタ
ウエイト、11は上部旋回体8のフロント部に装着した
作業アタッチメント(作業アタッチメント11の全体図
は図示していない)である。図2は、図1における第1
のカウンタウエイト9及び第2のカウンタウエイト10
を示す平面図である。図において、12(仮想線で示
す)は上部旋回体8の旋回フレーム、13,14,15
は第1のカウンタウエイト9を旋回フレーム12に対し
てボルト(ボルト穴14に取付けるボルトは後述する)
締付けするためのボルト穴、16L ,16R (この16
L ,16R の拡大図は後述の図5及び図9にて示す)は
後述する締付け用のボルトを挿通させる前後貫通ボルト
穴(以下、ボルト穴という)、17L ,17R は上記ボ
ルト穴16L ,16R に対応して形成したそれぞれガイ
ド溝、18L ,18R は上記第1のカウンタウエイト9
のボルト穴16L ,16R にそれぞれ対応する第2のカ
ウンタウエイト10の位置に開穿したボス貫通ボルト穴
(以下、ボルト穴という)、19は上記ボルト穴に挿通
する締付用のボルト、20はナット付きレバー板であ
る。図3は、図2のAより見た正面図である。図4は、
図2のB−Bより見た要部断面図である。図において、
21は第1のカウンタウエイト9を旋回フレーム12に
対して締付け固定しているボルトである。図5は、図2
のC−Cより見た要部断面図である。図において、22
は第2のカウンタウエイト10のボルト穴18L (18
R の側も同じ)部に前方へ延長突設したボス、23はボ
ス22に対応しそのボス22に係合可能に形成した第1
のカウンタウエイト10後面部のボス嵌入穴部である。
図6は、図2における第2のカウンタウエイト10の拡
大図である。図において、24はつりボルト(図示して
いない)用のねじ穴である。図7は、図6のDより見た
正面図である。図8は、図5におけるナット付きレバー
板20の斜視図である。図において、25はナット付き
レバー板20のレバー板、26はレバー板25の下端部
に溶着したナットである。図9は、図5に示す部分の要
部分解斜視図である。
【0008】次に、本発明の第1実施例取付方法を図1
〜図9について述べる。本発明では第1のカウンタウエ
イト9の前方側内面部に、図9に示すようにボルト穴1
L(ボルト穴16R の側も同様である)部のナット締
付座(図9及び図5に示す符号イの面)を底面としかつ
水平方向断面形状がコ字形のガイド溝17L を垂直方向
に形成して、そのガイド溝17L の上端は上方へ開放状
態とし、また上記ガイド溝17L の溝巾寸法W(図9に
示す)より小寸の寸法wで、長さlが第1のカウンタウ
エイト9の上面部(図9に示す符号ロの部分)より上記
ボルト穴16Lまでの距離hより長寸のレバー板25を
形成し、そのレバー板25の下端部にナット26を溶着
してナット付きレバー板20に設定し、上記第1のカウ
ンタウエイト9のボス嵌入穴部23に第2のカウンタウ
エイト10のボス22を係合状態とし、その第2のカウ
ンタウエイト10の後方外周面側から上記ボス22のボ
ルト穴18L 、第1のカウンタウエイト9のボルト穴1
L を貫通するボルト19を挿入し、そのボルト19の
先端ねじ部(図9及び図5に示す符号ハの部分)を上記
ガイド溝17L の底面より突出する状態とし、また上記
ナット付きレバー板20を上方側より手動操作でガイド
溝17L に沿って下降(図9に示す矢印ニの方向に下
降)せしめ、上記ボルト19の先端ねじ部ハの軸心と、
ナット付きレバー板20のナット26のねじ穴心とを合
致せしめ、上記ナット26に対してボルト19を締付け
るようにした。
【0009】次に、本発明の第1実施例取付方法の作用
について述べる。本発明では第1のカウンタウエイト9
の内面側にエンジンなどの付設機器類(図示していな
い)が近接して配設され、手を入れるスペースが狭くて
ナットを保持することができない状態の場合でも、ナッ
ト付きレバー板20をガイド溝17L に沿って挿入する
ことによって、第2のカウンタウエイト10を第1のカ
ウンタウエイト9の後面を容易にボルト19締付けする
ことができる。そして上記ナット付きレバー板20のレ
バー板25の上部側端面部を上記ガイド溝17L の内壁
面上端部に当接できるので、ボルト19締付時の回り止
めと、締付後のナット26の緩み止めを行うことができ
る。また第2のカウンタウエイト10のボルト穴18
L 、第1のカウンタウエイト9のボルト穴16L を貫通
してボルト19締付けしているので、ボルト19の耐用
強度とメンテナンス性を良好に保持することができる。
【0010】次に図10は、本発明の第2実施例取付方
法を適用するカウンタウエイト装置の要部断面図であ
る。図において、12’は上部旋回体(図示していな
い)の旋回フレーム、27は旋回フレーム12’の後部
に装着したカウンタウエイト、28はカウンタウエイト
27の左側のボルト穴18’L (右側のボルト穴18’
Rも同じであるが図示していない)部に前方へ延長突設
したボス、29はボス28に対応しそのボス28に係合
可能に形成した旋回フレーム12’後面部のボス嵌入穴
部、30は締付け用のボルト31を挿通させる前後貫通
ボルト穴(以下、ボルト穴という)、32はボルト穴3
0部のナット締付座ホの面に溶着したガイド金具、2
0’はナット付きレバー板、25’はナット付きレバー
板20’のレバー板、26’はレバー板25’の下端部
に溶着したナットである。図11は、図10のEより見
た要部正面図である。図12は、図10のF−F断面図
である。
【0011】次に、本発明の第2実施例取付方法を図1
0〜図12について述べる。本発明では上部旋回体の旋
回フレーム12’の後部に、その前後方向に貫通したボ
ルト穴30の位置に対応しかつそのボルト穴30部のナ
ット締付座ホの面にガイド金具32を、そのガイド溝
(図11に示すガイド金具32の内壁面ヘとチ、及びナ
ット締付座ホの面によって形成されるガイド溝であっ
て、符号を付していない)方向が垂直状態となるように
溶着し、かつ上記ガイド金具32の上端は上方へ開放状
態とし、また上記ガイド金具32のガイド溝の溝巾寸法
W’より小寸の寸法w’で長さl’が旋回フレーム1
2’のボルト穴30(図10に示す)よりガイド金具3
2の上端ロ’までの距離h’より長寸のレバー板25’
を形成し、そのレバー板25’の下端部にナット26’
を溶着してナット付きレバー板20’に設定し、上記旋
回フレーム12’のボス嵌入穴部29にカウンタウエイ
ト27のボス28を係合状態とし、そのカウンタウエイ
ト27の後方外周面側から上記ボルト穴18’L 、旋回
フレーム12’のボルト穴30を貫通するボルト31を
挿入し、そのボルト31の先端ねじ部を上記ナット締付
座ホの面より突出する状態とし、また上記ナット付きレ
バー板20’を上方側よりガイド溝に沿って下降せし
め、上記ボルト31の先端ねじ部の軸心と、ナット付き
レバー板20’のナット26’のねじ穴心とを合致せし
め、上記ナット26’に対してボルト31を締付けるよ
うにした。
【0012】次に、本発明の第2実施例取付方法の作用
について述べる。本発明ではカウンタウエイト27の内
面側にエンジンなどの付設機器類(図示していない)が
近接して配設され、手を入れるスペースが狭くてナット
を保持することができない状態の場合でも、ナット付き
レバー板20’をガイド溝に沿って挿入することによっ
て、カウンタウエイト27を旋回フレーム12’の後面
側に容易にボルト31締付けすることができる。そして
上記ナット付きレバー板20’のレバー板25’の上部
側端面部を上記ガイド溝の内壁面上端部に当接できるの
で、ボルト31締付時の回り止めと、締付後のナット2
6’の緩み止めを行うことができる。
【0013】また本発明では、第1実施例取付方法の場
合において図3及び図9に示すように第1のカウンタウ
エイト9のボス嵌入穴部23を後方側から見た形状とし
て、水平方向の長さmが上下方向の長さnより大寸の楕
円形に形成し、上記ボス嵌入穴部23に対するボス22
の係合位置を左右の水平方向に小寸だけ変位調整できる
ようにし、また上記ボス嵌入穴部23の底面部に、上記
ボス22の前端面を当接させるようにした。したがって
第1のカウンタウエイト9と第2のカウンタウエイト1
0に製作時寸法誤差が若干生じた場合でも上記ボルト穴
16L と18Lの穴合わせが支障なくできるとともに、
第1のカウンタウエイト9に対して第2のカウンタウエ
イト10を確実かつ強固にボルト19締付けすることが
できる。
【0014】また本発明では、第2実施例取付方法の場
合において図11及び図12に示すように旋回フレーム
12’のボス嵌入穴部29を後方側から見た形状とし
て、水平方向の長さm’が上下方向の長さn’より大寸
の楕円形に形成し、上記ボス嵌入穴部29に対するボス
28の係合位置を左右の水平方向に小寸だけ変位調整で
きるようにし、また上記ボス嵌入穴部29の底面部に、
上記ボス28の前端面を当接させるようにした。したが
って旋回フレーム12’とカウンタウエイト27に製作
時寸法誤差が若干生じた場合でも上記旋回フレーム1
2’のボルト穴30と、カウンタウエイト27のボルト
穴18’L の穴合わせが支障なくできるとともに、旋回
フレーム12’に対してカウンタウエイト27を確実か
つ強固にボルト31締付けすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の取付方法では、カウンタウエイ
トの内面側にエンジンなどの付設機器類が近接して配設
され、手を入れるスペースが狭くてナットを保持するこ
とができない状態の場合でも、ナット付きレバー板をガ
イド溝に沿って挿入することによって第2のカウンタウ
エイトを第1のカウンタウエイトの後面に、または単数
個のカウンタウエイトを旋回フレームの後面側に容易に
ボルト締付けすることができる。そして上記ナット付き
レバー板の上部側端面部を上記ガイド溝の内壁面上端部
に当接できるので、ボルト締付時の回り止めと、締付後
のナットの緩み止めを行うことができる。また本発明で
は、第1のカウンタウエイトまたは旋回フレームの後面
部のボス嵌入穴部を、後方側から見た形状として水平方
向の長さが上下方向の長さより大寸の楕円形に形成し、
上記ボス嵌入穴部に対するボスの係合位置を左右の水平
方向に小寸だけ変位調整できるようにし、また上記ボス
嵌入穴部の底面部に上記ボスの前端面を当接させるよう
にした。したがって第1のカウンタウエイトと第2のカ
ウンタウエイトに、または旋回フレームとカウンタウエ
イトに製作時寸法誤差が若干生じた場合でも上記ボルト
穴の穴合わせが支障なくできるとともに、確実かつ強固
にボルト締付けすることができる。また本発明の第1実
施例取付方法では第2と第1のカウンタウエイトのボル
ト穴を貫通して一本もののボルトで締付けているので、
そのボルトの耐用強度とメンテナンス性を良好に保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例取付方法を適用するカウン
タウエイト装置を装備した油圧ショベルの側面図であ
る。
【図2】図1における第1のカウンタウエイト及び第2
のカウンタウエイトを示す平面図である。
【図3】図2のAより見た正面図である。
【図4】図2のB−Bより見た要部断面図である。
【図5】図2のC−Cより見た要部断面図である。
【図6】図2における第2のカウンタウエイトの拡大図
である。
【図7】図6のDより見た正面図である。
【図8】図5におけるナット付きレバー板の斜視図であ
る。
【図9】図5に示す部分の要部分解斜視図である。
【図10】本発明の第2実施例取付方法を適用するカウ
ンタウエイト装置の要部断面図である。
【図11】図10のEより見た要部正面図である。
【図12】図10のF−F断面図である。
【図13】従来技術の一実施例カウンタウエイト装置の
分解斜視図である。
【図14】図13におけるオプションのカウンタウエイ
トを取付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
2,4,27 カウンタウエイト 5,19,21,31 ボルト 9 第1のカウンタウエイト 10 第2のカウンタウエイト 12,12’ 旋回フレーム 13,14,15 ボルト穴 16L ,16R ,30 前後貫通ボルト穴(ボルト穴) 17L ,17R ガイド溝 18L ,18’L ,18R ,18’R ボス貫通ボルト
穴(ボルト穴) 20,20’ ナット付きレバー板 22,28 ボス 23,29 ボス嵌入穴部 32 ガイド金具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後面側の外周部に凹穴状のボス嵌入穴部
    を形成した第1のカウンタウエイトを車体の後部に固定
    して取付け、上記第1のカウンタウエイトの後面に、上
    記ボス嵌入穴部に係合可能なボスを前方側内面部に突設
    せしめた第2のカウンタウエイトを重ね、上記ボスの内
    部を前後方向に開穿したボス貫通ボルト穴と、そのボス
    貫通ボルト穴に対応して前後方向に開穿した第1のカウ
    ンタウエイトの前後貫通ボルト穴に対してボルトを挿通
    し、そのボルトを締付けることによって第2のカウンタ
    ウエイトを第1のカウンタウエイトに対して着脱自在に
    取付けるようにしたカウンタウエイト装置において、上
    記第1のカウンタウエイトの前方側内面部に、上記前後
    貫通ボルト穴のナット締付座を底面としかつ水平方向断
    面形状がコ字形のガイド溝を垂直方向に形成して、その
    ガイド溝の上端は上方へ開放状態とし、また上記ガイド
    溝の溝巾寸法より小寸で、長さが第1のカウンタウエイ
    トの上面部より上記前後貫通ボルト穴までの距離より長
    寸のレバー板を形成し、そのレバー板の下端部にナット
    を固着してナット付きレバー板に設定し、上記第1のカ
    ウンタウエイトのボス嵌入穴部に第2のカウンタウエイ
    トのボスを係合状態とし、その第2のカウンタウエイト
    の後方外周面側から上記ボス貫通ボルト穴、第1のカウ
    ンタウエイトの前後貫通ボルト穴を貫通するボルトを挿
    入し、そのボルトの先端ねじ部を上記ガイド溝の底面よ
    り突出する状態とし、また上記ナット付きレバー板を上
    方側よりガイド溝に沿って下降せしめ、上記ボルトの先
    端ねじ部の軸心と、ナット付きレバー板のナットのねじ
    穴心とを一致せしめ、上記ナットに対してボルトを締付
    けるようにしたことを特徴とするカウンタウエイトの取
    付方法。
  2. 【請求項2】 車体のフレームの後部に凹穴状のボス嵌
    入穴部を形成し、そのボス嵌入穴部に係合可能なボスを
    前方側内面部に突設せしめたカウンタウエイトを上記フ
    レームに位置決めするようにし、上記ボスの内部を前後
    方向に開穿したボス貫通ボルト穴と、そのボス貫通ボル
    ト穴に対応して前後方向に開穿した上記フレームの前後
    貫通ボルト穴に対してボルトを挿通し、そのボルトを締
    付けることによって上記カウンタウエイトを上記フレー
    ムに対して着脱自在に取付けるようにしたカウンタウエ
    イト装置において、上記フレームの後部に、上記前後貫
    通ボルト穴の位置に対応しかつそのボルト穴部のナット
    締付座の面にガイド金具を、そのガイド溝方向が垂直状
    態となるように固設し、かつ上記ガイド金具の上端は上
    方へ開放状態とし、また上記ガイド金具のガイド溝の溝
    巾寸法より小寸で、長さが上記前後貫通ボルト穴よりガ
    イド金具上端までの距離より長寸のレバー板を形成し、
    そのレバー板の下端部にナットを固着してナット付きレ
    バー板に設定し、上記フレームのボス嵌入穴部にカウン
    タウエイトのボスを係合状態とし、そのカウンタウエイ
    トの後方外周面側から上記ボス貫通ボルト穴、フレーム
    の前後貫通ボルト穴を貫通するボルトを挿入し、そのボ
    ルトの先端ねじ部を上記ナット締付座の面より突出する
    状態とし、また上記ナット付きレバー板を上方側よりガ
    イド溝に沿って下降せしめ、上記ボルトの先端ねじ部の
    軸心と、ナット付きレバー板のナットのねじ穴心とを一
    致せしめ、上記ナットに対してボルトを締付けるように
    したことを特徴とするカウンタウエイトの取付方法。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲請求項1及び請求項2記
    載のカウンタウエイトの取付方法において、前記ボス嵌
    入穴部を後方側から見た形状として、水平方向の長さが
    上下方向の長さより大寸の楕円形に形成し、上記ボス嵌
    入穴部に対するボスの係合位置を左右の水平方向に小寸
    だけ変位調整できるようにしたことを特徴とするカウン
    タウエイトの取付方法。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲請求項1及び請求項2記
    載のカウンタウエイトの取付方法において、前記ボス嵌
    入穴部の底面部に、前記ボスの前端面を当接せしめたこ
    とを特徴とするカウンタウエイトの取付方法。
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