JP2508892Y2 - サッシ施工治具 - Google Patents

サッシ施工治具

Info

Publication number
JP2508892Y2
JP2508892Y2 JP11303790U JP11303790U JP2508892Y2 JP 2508892 Y2 JP2508892 Y2 JP 2508892Y2 JP 11303790 U JP11303790 U JP 11303790U JP 11303790 U JP11303790 U JP 11303790U JP 2508892 Y2 JP2508892 Y2 JP 2508892Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
engaging portion
sash
support member
lower fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11303790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0469596U (ja
Inventor
征男 佐渡
Original Assignee
ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 filed Critical ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
Priority to JP11303790U priority Critical patent/JP2508892Y2/ja
Publication of JPH0469596U publication Critical patent/JPH0469596U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2508892Y2 publication Critical patent/JP2508892Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉄筋コンクリート建物等の窓開口部にサッ
シを取付ける際にサッシ枠体の位置決め治具として使用
するサッシ施工治具に関する。
〔従来の技術〕
窓開口部にサッシを取付ける際には窓開口部上下方
向、出入方向、横方向の3方向にサッシ枠体を位置決め
して取付ける必要があり、この様なサッシ枠体の位置決
め治具としては実公昭63-49488号公報に示すものが知ら
れている。
すなわち、窓開口部における周囲縁端部の任意位置に
着脱自在に固定される第1金具と、この第1金具に窓開
口部の出入方向へ移動自在にボルト止めされる第2金具
と、この第2金具に窓開口部の横方向へ移動自在にボル
ト止めされる第3金具より成り、第3金具でサッシ枠体
の位置決めを行ない、サッシ枠体の周辺部に設けられた
アンカーと窓開口部に設けられたアンカーを固着した後
に取り外しできるようにしたサッシ施工治具である。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかるサッシ施工治具においては、第1金具の掛止部
と締付け金具の固定ボルトで窓開口部を構成する建物躯
体の出入り方向両側面を挟持して第1金具を窓開口部に
取付けるものであるから建物躯体の厚さによって第1金
具の大きさが左右されて種々の大きさの第1金具を必要
とするばかりか、建物躯体を挟持するものであるために
第1金具の取付強度が十分でなく、例えば大きなサッシ
枠体を支持する場合にはサッシ枠体の自重で第1金具が
建物躯体に沿って下方に移動する可能性がある。
また、第1・第2・第3金具を位置決めした後に第3
金具の室内側に押え金具をねじ止めするため、最初サッ
シ枠体を押えながらピスのねじ込み操作を行なわなけれ
ばならずその操作が大変面倒となる。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにしたサ
ッシ施工治具を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
建物躯体に固着具で上下方向移動自在に取付けられる
治具本体に係合部を有する支持部材を左右方向に移動自
在でかつ出入り方向に揺動自在に設けて上方、下方固定
治具とし、サッシ枠体の上下部に設けた被係合部と上
方、下方固定治具の係合部をそれぞれ係合することでサ
ッシ枠体を窓開口部に位置決めして取付けできるように
したものである。
〔実施例〕
第3図に示すように、建物躯体Aの窓開口部B内にサ
ッシ枠体Cが配設されて左右一対の上方固定治具Dと下
方固定治具Eによりサッシ枠体Cが窓開口部Bの上下方
向、出入り方向、横方向に位置決めされ、その状態で窓
開口部Bより開口部内に突出した躯体側アンカー1とサ
ッシ枠体Cに設けたサッシ枠体側アンカー2を固着し、
その後に各上方、下方固定治具D、Eを取り外して窓開
口部Bとサッシ枠体Cとの間にモルタル等を充填してサ
ッシ枠体Cを窓開口部Bに取付ける。
前記上方、下方固定治具D、Eは第1図、第2図に示
すように治具本体10と支持部材11と係合部12より成り、
治具本体10は縦板13と横板14でL字状となり、その縦板
13には上下方向に向う連通溝15が形成され、横板14には
左右方向に向う誘導溝16が形成してあり、その縦板13の
連通溝15を挿通したボルト等の固着具17を建物躯体Aに
予め埋設したナット部材等の取付部材18に固着して縦板
13を窓開口部Bの内面に取付けてある。
なお、上方固定治具Dの連通溝15は横溝15aで縦板13
の側面に開口し、固着具17を取付部材18に若干固着した
状態で治具本体10の縦板13を出入り方向より取付けでき
るようにしてあり、下方固定治具Eの連通溝15は縦板13
の上端面に開口している。
前記支持部材11は矩形板状となり、その長手方向一端
部が誘導溝16を挿通したボルト等の支軸19と、その支軸
19に固着されたナット片等のロック片20とで横板14に取
付けられ、支軸19とロック片20を弛めることで支持部材
11は誘導溝16に沿って左右方向摺動自在で、かつ出入り
方向に摺動自在となり、支軸19とロック片20を締付ける
ことで支持部材11は横片14に固定される。
上方固定治具Dの係合部12は鍔付きの軸状体となり、
支持部材11の長手方向他端部に形成した段付き凹部21内
に嵌合して上下動自在となり、しかも自重で下方に突出
している。
下方固定治具Eの係合部12は支持部材11の長手方向他
端部に一体的に設けた軸状体となっている。
前記サッシ枠体Cは上枠3と下枠4と縦枠5で方形枠
状となり、その縦枠5の上下にL字状の取付板6がビス
7でそれぞれ取付けられ、この取付板6の横片8に前記
係合部12が係合する透孔より成る被係合部9が形成さ
れ、上方、下方固定治具D、Eの係合部12を被係合部9
にそれぞれ係合してサッシ枠体Cを位置決めするように
してある。
第3図における左側に設けた取付板6の被係合部9と
なる透孔は真円形状で係合部12と密嵌するようになり、
右側に設けた取付板6の被係合部9となる透孔は左右方
向の長孔となってサッシ枠体Cの左右方向長さが加工、
組立誤差によって若干異なっても被係合部9と係合部12
を嵌合できるようにしてある。
なお、被係合部9はサッシ枠体Cに直接形成しても良
い。
次にサッシ枠体の取付け順序を説明する。
建物躯体Aに予め取付部材18を取付け、窓開口部Bに
サッシ枠体の取付け位置を墨出し、上方、下方固定治具
の取付け位置を確認する。
左右一対の上方固定治具D、下方固定治具Eを取付
け、係合部12が墨出しされた位置となるように治具本体
10を上下方向に移動して固定し、支持部材11を出入り方
向に揺動、左右方向に移動して固定する。
サッシ枠体Cの下方の被係合部9を下方固定治具Eの
係合部12に係合し、上方の被係合部9に上方固定治具E
の係合部12を係合してサッシ枠体Cを窓開口部Bに位置
決めする。
躯体側アンカー1とサッシ枠体側アンカー2を固着し
てサッシ枠体Cを窓開口部Bに取付ける。
固着具17を弛めて上方、下方固定治具D、Eを取出し
する。
この時、サッシ枠体の外面と窓開口部Bの内面とのス
ペースが拡げれば固着具17を取外し、狭ければそのまま
とする。
サッシ枠体Cの外面と窓開口部Bの内面との間にモル
タルを充填する。
第4図は上方固定治具Dの変形例を示し、治具本体10
の縦板13に凹凸40を連続して形成し、この凹凸40に係合
する凹凸41を有する座板42を介して固着具17を締付ける
ようにして固着具17の締付け時の空回り防止とよりしっ
かりと固着できるようにしてある。
横板14の上面に誘導溝16に沿った長凹部43を形成し、
この長凹部43の底部に凹凸44を連続して形成すると共
に、裏面に凹凸45を有するロック片20を長凹部43に嵌め
込み、支軸19と螺合するようにして、支軸19の締付け時
の空回り防止とよりしっかりと固着できるようにしてあ
り、さらに係合部12を弾性材46で下方に突出付勢すると
共に、係合部12の突出部を先細形状12aとして、よりサ
ッシ枠体の取付操作を容易にできるようにしてある。
第5図は下方固定治具Eの変形例を示し、ロック片20
を基板47に筒状体48を設けたものとし、その基板47と筒
状体48の先端面に凹凸49を連続して形成し、横板14の下
面に凹凸50を誘導溝16に沿って連続して形成し、支持部
材11に筒状体48の嵌合穴51を形成し、その底部に凹凸52
を形成して支軸19を締付ける時の空回り防止とよりしっ
かりと固着できるようにしてあり、さらに係合部12をネ
ジ杆として支軸部材11のネジ孔53にネジ込んで上方固定
治具Dの係合部12の突出量に合せて係合部12の突出量を
調整できて固定がしっかりできるようにしてある。
第6図は連窓の場合を示し、サッシ枠体Cの上下枠3,
4が長尺となって自重で下方にたわむので、上方、下方
固定治具D、Eによって上下枠3,4の長手方向複数位置
を位置決め支持するようにしてある。
その上下枠3,4の長手方向複数位置を位置決め支持す
る上方、下方固定治具D、Eは第7図に示すように、建
物躯体Aの側面A1に固着部材18を予じめ取付けて縦板1
3を固着具17で建物躯体Aの側面A1に取付けるようにす
る。
以上の各実施例では上方固定治具Dの係合部12を支持
部材11に上下動自在としたり、上下動自在で弾性材で下
方に付勢保持したが、下方固定治具Eの係合部12を支持
部材11に上下動自在としたり、上下動自在で弾性材で上
方に付勢保持しても良いし、上方、下方固定治具D、E
の係合部12を支持部材11に一体的又はボルト止めして設
けても良い。
〔考案の効果〕
治具本体10の縦板13を固着具17で建物躯体Aの窓開口
部Bに仮止めした状態で、治具本体10を連結溝15に沿っ
て上下方向に移動したり、支持部材11を誘導溝16に沿っ
て左右方向に移動したり、揺動するこで係合部12を窓開
口部Bの上下方向、左右方向、出入り方向に移動調整で
きるから、その上下方固定治具D、Eの係合部12にサッ
シ枠Cの被係合部9を係合することでサッシ枠体Cを窓
開口部B内に位置決めして取付けできる。
治具本体10の縦板13を固着具17で建物躯体Aの窓開口
部Bに取付けるので、建物躯体Aの厚さに左右されずに
任意の厚さの建物躯体Aに取付けできるばかりか、固着
具17で建物躯体Aに強固に取付けできて大きなサッシ枠
体Cでも確実に支持できる。
下方固定治具Eの係合部12にサッシ枠体Cの下方に設
けた被係合部9を係合し、上方固定治具Dの掛止部12を
上下に移動してサッシ枠体Cの上方に設けた被係合部9
に係合することでサッシ枠体Cを窓開口部Bに簡単な操
作で取付けできるし、サッシ枠体Cを取付け後には固着
具17を弛めることで上方、下方固定治具D、Eを簡単に
取り外しできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はサッシ枠体取付
け状態の断面図、第2図は上方、下方固定治具の取付け
状態の斜視図、第3図はサッシ枠体取付け状態の概略正
面図、第4図は上方固定治具の変形例を示す断面図、第
5図は下方固定治具の変形例を示す断面図、第6図は連
窓の場合の概略正面図、第7図は第6図のVII-VII線断
面図である。 Aは建物躯体、Bは窓開口部、Cはサッシ枠体、Dは上
方固定治具、Eは下方固定治具、9は被係合部、10は治
具本体、11は支持部材、12は係合部、13は縦板、14は横
板、15は連通溝、16は誘導溝、17は固着具、18は取付部
材、19は支軸、20はロック片。

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に向う連通溝15を有する縦板13と
    左右方向に向う誘導溝16を有する横板14で略L字状とな
    った治具本体10と、該治具本体10の横板14に、その誘導
    溝16に挿通した支軸19とロック片20で誘導溝16に沿って
    左右方向移動自在で、支軸19を中心として揺動自在に取
    付けた支持部材11と、この支持部材11に設けられてサッ
    シ枠体Cの上部に設けた被係合部9と係合する係合部12
    より成る上方固定治具Dと、 上下方向に向う連通溝15を有する縦板13と左右方向に向
    う誘導溝16を有する横板14で略L字状となった治具本体
    10と、該治具本体10の横板14に、その誘導溝16に挿通し
    た支軸19とロック片20で誘導溝16に沿って左右方向移動
    自在で、支軸19を中心として揺動自在に取付けた支持部
    材11と、この支持部材11に設けられてサッシ枠体Cの下
    部に設けた被係合部9と係合する係合部12より成る下方
    固定治具Eと、 前記上方、下方固定治具D、Eの縦板13の連通溝15を挿
    通して縦板13を建物躯体Aの窓開口部Bに固着する固着
    具17より構成したことを特徴とするサッシ施工治具。
  2. 【請求項2】上方固定治具Dの係合部12を支持部材11に
    上下動自在に設けた請求項1記載のサッシ施工治具。
  3. 【請求項3】上方固定治具Dの係合部12を支持部材11に
    上下動自在に設け、その係合部12を弾性材で下方に付勢
    保持した請求項2記載のサッシ施工治具。
  4. 【請求項4】下方固定治具Eの係合部12を支持部材11に
    上下動自在に設けた請求項1記載のサッシ施工治具。
  5. 【請求項5】下方固定治具Eの係合部12を支持部材11に
    上下動自在に設け、その係合部12を弾性材で上方に付勢
    保持した請求項4記載のサッシ施工治具。
  6. 【請求項6】上方、下方固定治具D、Eの係合部12を支
    持部材11に固定して設けた請求項1記載のサッシ施工治
    具。
JP11303790U 1990-10-30 1990-10-30 サッシ施工治具 Expired - Lifetime JP2508892Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11303790U JP2508892Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 サッシ施工治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11303790U JP2508892Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 サッシ施工治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0469596U JPH0469596U (ja) 1992-06-19
JP2508892Y2 true JP2508892Y2 (ja) 1996-08-28

Family

ID=31860578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11303790U Expired - Lifetime JP2508892Y2 (ja) 1990-10-30 1990-10-30 サッシ施工治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2508892Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014218798A (ja) * 2013-05-02 2014-11-20 俊雄 喜田 透明板付き防潮壁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014218798A (ja) * 2013-05-02 2014-11-20 俊雄 喜田 透明板付き防潮壁

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0469596U (ja) 1992-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2552910B2 (ja) パネル部材の取付装置
JP2508892Y2 (ja) サッシ施工治具
JPH0749675B2 (ja) 水栓の取付方法
JP3284394B2 (ja) カーテンウオールのファスナー
JPH11200586A (ja) 外装材の取付け構造
JPH0255583B2 (ja)
JPH0616593U (ja) ロッカーの取付構造
JP3620263B2 (ja) 開口枠の取り付け方法
JPH10299344A (ja) サッシ枠取付け具
JPH028997Y2 (ja)
JPH041265Y2 (ja)
JPS6310057Y2 (ja)
JP3209146B2 (ja) アンカー部材
JP2527872Y2 (ja) パネル取付部材
JPH0619753Y2 (ja) 面格子固定装置
JPH05547Y2 (ja)
JP2500507Y2 (ja) 外壁パネルと基礎との間の見切化粧材の取付構造
JPH0633090Y2 (ja) 壁材の取付構造
JPS634097Y2 (ja)
JP2558288Y2 (ja) 柱カバー取付構造
JPH07305398A (ja) 小便器の取付構造
JP3004064U (ja) 軽溝形鋼胴縁組立金具
JPH09242236A (ja) カーテンウオール
JP3382780B2 (ja) 下見切り笠木の取り付け方法
JP2583291Y2 (ja) 垣根ユニット