JPH09197764A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09197764A
JPH09197764A JP8020653A JP2065396A JPH09197764A JP H09197764 A JPH09197764 A JP H09197764A JP 8020653 A JP8020653 A JP 8020653A JP 2065396 A JP2065396 A JP 2065396A JP H09197764 A JPH09197764 A JP H09197764A
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JP
Japan
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toner
image
image carrier
temporary
secondary transfer
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Application number
JP8020653A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Ogata
寛明 緒方
Satoshi Tsuruya
聡 鶴谷
Masaki Oshima
磨佐基 尾島
Tetsuya Kobayashi
哲也 小林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写体上の2次転写残りトナーを良好に
回収でき、連続画像形成時の一定時間の出力枚数を増加
でき、中間転写体に付属する廃トナー容器を不要にでき
る等の画像形成装置である。 【構成】 内側に電磁石を有する一時回収部材を中間転
写体に対し配設し、中間転写体上の複数色のトナー像を
転写材上に一括して転写する2次転写の開始後、2次転
写部位の下流で一時回収部材を中間転写体に当接し、回
収部材と中間転写体との間にトナー回収方向の電界を形
成して、中間転写体の画像形成領域に存在する2次転写
残りトナーを回収部材に回収する際、電磁石を作動して
磁性トナーの回収を補助させる。その後、回収部材と中
間転写体との間にトナー吐き出し方向の電界を形成し
て、回収トナーを中間転写体に吐き出し、感光ドラムに
戻して、そのクリーニング手段により捕集する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等の電子写真画像形成装置に関し、特に複数色のトナー
像を中間転写体上に重ね合わせて形成し、そのトナー像
を転写材に一括転写してカラー画像を得る方式の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数色のトナー像を重ね合わせてカラー
画像を形成する画像形成装置においては、従来から、色
ずれのないカラー画像を得ることを目的として、図9に
示すように、中間転写体105を用いるものが提案され
ている。
【0003】この画像形成装置は、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に
色分解した画像情報により、順次各色について、帯電器
102による帯電、露光手段103による露光、現像装
置104の回転式の現像器104a〜104cおよび固
定式の現像器104dによる現像を行ない、感光ドラム
101上にトナー像を順々に形成し、それらを次々に中
間転写体105上に重ね合わせて転写(1次転写)した
後、転写ローラ106により紙などの転写材107上に
一括して転写(2次転写)し、転写材107上にフルカ
ラー画像を得るものである。その後、転写材107は定
着装置112に搬送され、トナーの定着が行なわれる。
【0004】1次転写の際に転写されずに感光ドラム1
01上に残ったトナーは、感光ドラムに圧接された清掃
部材であるクリーニングブレード108により掻き取ら
れ、廃トナー容器109に回収される。
【0005】一方、2次転写の際に転写されずに中間転
写体105上に残ったトナーは、(1)中間転写体10
5に圧接された清掃部材であるクリーニングブレード1
10により掻き取られ、廃トナー容器111に回収され
る。あるいは、(2)2次転写が終了した度に中間転写
体105に所定電圧を印加しながら、中間転写体105
のクリーニング回転を1回ないし数回行なって、中間転
写体105上の残りトナーを感光ドラム101側に戻
し、感光ドラム101に配置されたクリーニングブレー
ド108により掻き取り、廃トナー容器109に回収す
るなどの方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の中間転写体105の清掃方法では、掻き取った
トナーを回収する廃トナー容器111を大きな中間転写
体105に付属させる必要があるので、画像形成装置が
大きくなり、またユーザーが一定期間ごとに廃トナー容
器111を交換するのに手間がかかるという問題があ
る。
【0007】上記(2)の清掃方法では、中間転写体1
05に付属の廃トナー容器111が不要になるので、画
像形成装置を小型化でき、また面倒な廃トナー容器11
1の交換の手間がないという利点があるが、2次転写の
終了ごとに中間転写体105のクリーニング回転が入る
ために、連続画像形成時に一定時間の出力枚数が少なく
なるという問題があった。
【0008】本発明の目的は、中間転写体上の2次転写
残りのトナーを良好に回収することができ、連続画像形
成時の一定時間の出力枚数を増加でき、また、中間転写
体に付属する廃トナー容器が不要で、ユーザーによる面
倒な交換の手間を省き、装置を小型化することを可能と
した画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、回転する第1の像担持体上にトナー像を形成し、こ
れを第1の像担持体に当接した回転する第2の像担持体
の表面上に1次転写することを繰り返し、第2の像担持
体上に少なくとも1色の磁性トナーによるトナー像を有
する複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形成
し、該カラー画像を転写材上に一括して2次転写する画
像形成装置において、前記第2の像担持体の回転方向に
関して2次転写部位の下流側で1次転写部位の上流側の
位置に、内側に電磁石を有する、2次転写残りのトナー
を第2の像担持体から一時的に回収する一時回収部材を
配設し、前記2次転写の開始後、一時回収部材内の電磁
石を作動するとともに、一時回収部材と第2の像担持体
との間にトナー回収方向の電界を形成し、第2の像担持
体の画像形成領域に存在する2次転写残りのトナーを一
時回収部材に回収し、2次転写終了後、一時回収部材内
の電磁石を作動停止するとともに、一時回収部材と第2
の像担持体との間にトナー吐き出し方向の電界を形成
し、一時回収部材に回収したトナーを第2の像担持体の
非画像領域に吐き出し、その後、トナー吐き出し方向の
電界の形成を停止して、吐き出されたトナーを第2の像
担持体と第1の像担持体間の電位差により第1の像担持
体に戻し、第1の像担持体に配設したクリーニング手段
により捕集することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】本発明の他の一態様は、電磁石を一時回収
部材の内側の他に、第2の像担持体の一時回収部材に対
向した内側位置にも配設し、2次転写終了後、第2の像
担持体の内側の電磁石を作動するとともに、一時回収部
材と第2の像担持体との間にトナー吐き出し方向の電界
を印加形成し、一時回収部材に回収したトナーを第2の
像担持体の非画像領域に吐き出すようにする。さらに他
の一態様は、一時回収部材の内側に回転可能に支持され
た永久磁石を配設し、2次転写の開始後、一時回収部材
内の永久磁石を回転して、その磁極を一時回収部材と第
2の像担持体との対向部に向けるとともに、一時回収部
材と第2の像担持体との間にトナー回収方向の電界を形
成し、第2の像担持体の画像形成領域に存在する2次転
写残りのトナーを一時回収部材に回収し、2次転写終了
後、一時回収部材内の永久磁石を回転して、その磁極を
回収部材と第2の像担持体との対向部から外すととも
に、一時回収部材と第2の像担持体との間にトナー吐き
出し方向の電界を形成し、一時回収部材に回収したトナ
ーを第2の像担持体の非画像領域に吐き出すようにす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づき本発明
の実施例を説明する。
【0012】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略断
面図で、本画像形成装置はレーザプリンタである。この
画像形成装置は、パーソナルコンピュータやワークステ
ーション等の図示しないホスト機器と接続されており、
該ホスト機器からのプリント要求により、ビデオインタ
ーフェースを介して画像データを受け取るようになって
いる。
【0013】本画像形成装置は、この画像データをもと
に、従来と同様、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)およびブラック(K)の4色に色分解した画
像情報により、順次各色について帯電、露光、現像を行
ない、第1の像担持体である感光ドラム101上にトナ
ー像を順々に形成し、それらを順次、第2の像担持体で
ある中間転写体105上に重ね合わせて転写(1次転
写)した後、紙などの転写材107上に一括して転写し
(2次転写)、転写材107上にフルカラー画像を得る
ものである。
【0014】第1の像担持体である感光ドラム101
は、外径50mmのアルミニウム製シリンダー上に有機
感光材料による感光層を形成し、さらにその上に、トナ
ーの剥離製向上および感光層の削れ防止のための表面保
護層を設けてなっている。感光ドラム101は、100
mm/秒の所定の周速度で矢印Aの方向に回転駆動され
る。
【0015】この感光ドラム101の表面が、帯電手段
102により約−600Vに一様帯電される。つぎに、
1色目のイエローの画像データに応じてON/OFF制
御された露光手段103により走査露光が施されて、感
光ドラム1上に1色目の静電潜像が露光部電位約−10
0Vで形成される。1色目の静電潜像は、現像装置10
4の負帯電性のイエロートナーを内包した現像器104
aを用いて現像して、イエロートナー像として可視化さ
れる。
【0016】現像装置104は、感光ドラム101に対
し順に切り換えて使用する回転式の3つの現像器104
a、104bおよび104cと、感光ドラム101に対
しその設置位置で使用する固定式の1つの現像器104
dを備えてなっている。回転式現像器104a、104
bおよび104cは、それぞれイエロー、マゼンタ、シ
アンの非磁性トナーを包含し、固定式現像器104dは
ブラックの磁性トナーを包含する。
【0017】感光ドラム101上に形成されたイエロー
トナー像は、第2の像担持体としての中間転写体105
上に、そのニップ部(圧接部)において1次転写され
る。
【0018】中間転写体105は、アルミニウム製シリ
ンダー上にカーボン等を分散したNBRゴム等からなる
導電弾性層を形成し、その表面にフッ素樹脂等を分散し
たウレタン樹脂からなる離型性を有する表面層を形成し
てなっており、抵抗値が105 〜1010Ωcm程度とさ
れ、外径が191mmとされている。中間転写体105
は、感光ドラム101に所定の押圧力をもって圧接さ
れ、感光ドラム101の周速度100mm/秒と略同速
の周速度で矢印Bの方向に回転駆動される。この1次転
写の際、中間転写体105には、トナーの帯電極性(マ
イナス)と逆極性で、予め一意的に設定した電圧VItr
=+100Vが印加される。
【0019】イエロートナー像の1次転写が終了した感
光ドラム101は、転写されずに残ったトナーを、感光
ドラム101に圧接したクリーニングブレード108に
より掻き取った後、次の色の画像形成に供される。掻き
取られたトナーは廃トナー容器109に回収される。
【0020】上記と同様な工程を残りのマゼンタ、シア
ンおよびブラックの3色についても繰り返し、それぞれ
の潜像を現像装置104の現像器104b、104cお
よび104dで現像して得られたトナー像を、中間転写
体105上に重ね合わせて1次転写することにより、中
間転写体105上にイエロー、マゼンタ、シアンおよび
ブラックの4色のトナー像を積層したカラー画像が形成
される。
【0021】この4色のトナー像は、中間転写体105
と転写手段としての転写ローラ106とのニップ部(圧
接部)において、給紙部から搬送されて来る転写材10
7の表面に一括して2次転写される。転写ローラ106
は、中間転写体105に対し接離可能となっており、転
写時、中間転写体105に所定のタイミングで圧接し
て、中間転写体105の周速度と略同速の周速度で回転
される。2次転写の際、転写ローラ106には、トナー
の帯電極性と逆極性で、予め一意的に設定した電圧VII
tr=+1000Vが印加される。
【0022】4色のトナー像が2次転写された転写材1
07は、ついで定着装置112に搬送され、そこでトナ
ー像の混色および転写材107への永久定着がなされた
後、排紙部より画像形成装置の機外に排出され、所望の
カラープリント画像が得られる。
【0023】さて、本発明によれば、2次転写の際に転
写されずに中間転写体105上に残った2次転写残りの
トナーを、一時回収部材120により一時的に回収し
(回収動作)、そして、その回収したトナーを中間転写
体105上の非画像部上に吐き出し、ついで感光ドラム
101側に戻して、感光ドラム101に対して配設され
たクリーニングブレード108により掻き取って、廃ト
ナー容器109に回収するものである(クリーニング動
作)。
【0024】本実施例によれば、2次転写部と一時回収
部材120の間にトナー電荷制御部材122を設けてい
る。このトナー電荷制御部材122は、上記の回収動作
を行なう前に、中間転写体105上の2次転写残りトナ
ーに対し放電を行なって、2次転写残りトナーの極性を
その帯電極性と逆極性のプラスに揃え、かつトナーに一
定以上の電荷量を保持させるように帯電制御をするもの
である。
【0025】本実施例では、一時回収部材120は、ア
ルミニウム製シリンダーの周囲に、107 Ωcm程度に
抵抗値の調整をした導電性のNBRゴム等からなるスポ
ンジ状弾性体をロール状に形成して、外径30mmのロ
ーラに構成されている。この一時回収部材120は、中
間転写体105に対して150%の周速で矢印Cの順方
向に回転駆動され、中間転写体105との間に約2〜3
mmのニップ幅が形成される所定の押圧力で圧接され
る。
【0026】本実施例によれば、一時回収部材120の
内側に電磁石121が設置され、この電磁石121は、
回収部材120と中間転写体105とのニップ部に向け
た姿勢で配置されている。
【0027】以下、一時回収部材120による2次転写
残りトナーの回収動作、および一時回収部材120以下
のクリーニング動作について説明する。図2は、その回
収動作およびクリーニング動作の制御法を示す模式図で
ある。
【0028】図2において、領域Gは、n枚の連続画像
形成時の中間転写体105上の4色のトナー像が積層さ
れる画像領域(従って転写材107と当接する領域であ
り、2次転写残りトナーが残存する領域でもある)を包
含する領域である。領域Hは、n枚の連続画像形成時の
中間転写体105上の画像領域間、すなわち、紙間にほ
ぼ相当する中間転写体105上の非画像領域である。
【0029】連続画像形成時、2次転写が開始された
ら、図2に示すように、2次転写部位よりも下流の一時
回収部材120を中間転写体105に対し、中間転写体
105の回転による矢印C方向の従動回転をさせなが
ら、2次転写残りトナー(トナー電荷制御部材122に
より帯電極性が予めプラスに制御されている)が存在す
る領域を包含する領域Iで当接する(ON)と同時に、
該回収部材120に中間転写体105(連続画像形成中
の電位VItr =+100V)との間で、プラスに極性制
御された2次転写残りトナーと逆極性方向の電位差がで
きるように、逆極性の直流バイアス(回収電位VCc=−
100V)を印加し、さらに中間転写体105と回収部
材120とのニップ方向に磁界を発生するように、回収
部材120内の電磁石121を作動させて、2次転写残
りトナーを回収部材120に回収する。
【0030】一時回収部材120に2次転写残りトナー
を回収したら、その回収の直後に(すなわち画像形成領
域Gが一時回収部材120を通過した直後)、電磁石1
21の作動を停止し、これと同時に回収部材120へ印
加するバイアスを切り換えて、回収部材120の電位V
C をクリーニング電位であるVCc1 =+200Vとす
る。これにより、中間転写体105の電位VItr =+1
00Vに対して回収時とは逆の向き(プラスの電荷を持
ったトナーが中間転写体105に転移する方向)の電界
がかかるため、回収部材120に回収された回収トナー
が中間転写体105の第2の部位Hに吐き出されるとと
もに、回収部材120がクリーニングされる。
【0031】一時回収部材120に印加されたクリーニ
ングバイアスは、中間転写体105の第2の部位Hへの
トナーの吐き出しが終了する直前に(すなわち第2の部
位Hが一時回収部材120を通過し終る直前)、回収部
材120を中間転写体105から離間してから切られ
る。つまり、中間転写体105の図2にJで示す領域
で、一時回収部材120のクリーニング動作が行なわ
れ、回収部材120から回収トナーが中間転写体105
上の領域Jに転移する。
【0032】このようにして、中間転写体105上の領
域Jに吐き出されたトナーは、感光ドラム101と中間
転写体105とのニップ部において、感光ドラム101
の除電された感光層(表面電位約0V)と中間転写体1
05(電位VI =+100V)との電位差(100V)
により感光ドラム101に戻される。この感光ドラム1
01に戻されたトナーは、感光ドラム101に対して配
設されているクリーニングブレード108によりクリー
ニングされ、廃トナー容器109に回収される。
【0033】本実施例の画像形成装置では、以上の制御
を繰り返すことにより、1枚のプリントごとにトナー回
収、クリーニング動作を含む連続画像形成動作が行なわ
れる。
【0034】本実施例において、ブラックトナーとされ
ている磁性トナーは、イエロー、マゼンタ、シアントナ
ーとされている非磁性トナーに比べて、一般に帯電量が
低く、一時回収部材120と中間転写体105との間に
形成された電界のみでは、中間転写体105からの回収
部材120へのトナーの回収力が、非磁性トナーよりも
劣る。本実施例では、上述したように、2次転写残りト
ナーの回収時、一時回収部材120内の電磁石121に
より、中間転写体105と回収部材120とのニップ方
向の磁界を発生するので、磁性トナーが磁気的に回収部
材120に吸引され、磁性トナーの回収が補助される。
従って、中間転写体105上の2次転写残りトナーを、
そのトナーの磁性、非磁性の別によらずに、一時回収部
材120に良好に回収することができる。
【0035】本実施例の画像形成装置において、上記制
御により連続画像形成実験を実施したところ、一時回収
部材120による2次転写残りトナーの回収不良や、回
収部材120のクリーニング不良等による異常画像の発
生は認められなかった。
【0036】上記において、中間転写体105上の2次
転写残りトナーの一時回収部材120による回収時、回
収トナーの回収部材120からの中間転写体105への
吐き出し時、および吐き出しトナーの中間転写体105
からの感光ドラム101への戻し時における各々の電位
や、各々の中間転写体105との電位差は、中間転写体
105および回収部材120の抵抗値、トナーの電荷量
等を考慮して、適宜設定することができ、本実施例に限
定されるものではない。
【0037】また、連続画像形成時、1枚のプリントご
とに2次転写残りトナーを一時回収部材120に回収
し、その回収動作直後に回収部材120以下のクリーニ
ング動作を行なう場合を述べたが、本発明はこれに限ら
れず、複数枚のプリントの全プリントまたは一定枚数の
プリントに対して、2次転写残りトナーの回収動作のみ
を連続して行ない、回収部材120にトナーを蓄積した
後、全プリントまたは一定枚数のプリントが終了する際
に、回収部材120以下のクリーニング動作を行なうよ
うにすることもできる。
【0038】一時回収部材120の材料としては、本実
施例に用いた導電性のNBRゴムからなる弾性体の他、
ウレタン、EPDM、シリコーンゴム等からなる体積抵
抗率1010Ωcm以下に調整した導電性の弾性体、もし
くはこれらの発泡体でもよい。これらの弾性体や発泡体
の表面には、たとえば体積抵抗率1010〜1014Ωcm
程度の高抵抗被膜を1〜100μm厚に形成することが
できる。
【0039】トナーとしては、転写性に優れ2次転写残
りが少ないと同時に、一時回収部材120により静電的
に回収しやすく、かつ回収後に回収部材120から吐き
出しやすいなどの利点を有するものが好ましく、たとえ
ば球形状で表面が平滑なトナーが挙げられる。具体的に
は、形状係数SF−1が10〜180、SF−2が10
0〜140である球形トナーがよい。
【0040】本実施例の画像形成装置では、以上のよう
に、一時回収部材120による2次転写残りトナーの回
収、および回収部材120等のクリーニング動作を構成
するので、中間転写体105の廃トナー容器をなくすこ
とができ、従ってユーザーによる廃トナー容器の交換と
いう手間のかかる作業を省くことができ、また、画像形
成装置を小型化することができる。また、連続画像形成
時に、1枚のプリント終了ごとの中間転写体105のク
リーニング回転をなくすことができ、一定時間でのプリ
ント出力枚数(スループット;ppm)を増すことがで
きる。
【0041】たとえば、本実施例と同様な回転式の現像
器を持つ画像形成装置おいて、同じ外径191mmの中
間転写体を同じ100mm/秒の周速度で回転する条件
で使用した場合、従来の1枚のプリントが終了するごと
に中間転写体のクリーニング回転を行なってクリーニン
グする方式では、プリントのスループットは、フルカラ
ー画像で2ppm、モノカラー画像で5ppmであった
のに対し、本実施例の画像形成装置では、それぞれ2.
5ppm、10ppmに増した。
【0042】実施例2 図3は、本発明の画像形成装置の他の実施例を示す概略
断面図である。本実施例では、図3に示すように、一時
回収部材120を中間転写体105に対し300μmの
間隔を開けて非接触に固定設置し、そして回収部材12
0を中間転写体105の回転と順方向の矢印C方向に駆
動回転するようにした。また、一時回収部材120内の
電磁石121に対向して、中間転写体105の内側に電
磁石136を非接触に設置し、この電磁石136を中間
転写体105と回収部材120とのニップ部に向けた姿
勢で配置した。本実施例の画像形成装置のその他の構成
は、図1の画像形成装置と基本的に同じで、図3におい
て図1に付した符号と同一の符号は同一の部材を示す。
【0043】本実施例における一時回収部材120によ
る2次転写残りトナーの回収動作、および一時回収部材
120以下のクリーニング動作について、図4により説
明する。
【0044】連続画像形成時、2次転写が開始された
ら、図4に示すように、2次転写部位よりも下流の一時
回収部材120を、中間転写体105と略同速に矢印C
方向に駆動回転するとともに、回収部材120内の電磁
石121を、中間転写体105上の2次転写残りトナー
が存在する領域を包含する領域Iに対して作動させる。
2次転写残りトナーの極性は、トナー電荷制御部材12
2により予めプラスに制御されている。
【0045】さらに、電磁石121の作動と同時に、一
時回収部材120に中間転写体105(連続画像形成中
の電位VItr =+100V)との間で、プラスに極性制
御された2次転写残りトナーと逆極性の直流バイアス
(回収電位VCc=−100V)に、ピーク・ツウ・ピー
ク電圧2000Vpp、周波数2000ヘルツの振動バ
イアスを重畳したバイアスを印加して、2次転写残りト
ナーを回収部材120に回収する。
【0046】本実施例のように、一時回収部材120を
中間転写体105に対し非接触で使用する場合、直流バ
イアスに振動バイアスを重畳して印加すると、2次転写
残りトナーの回収性能を促進することができる。回収部
材120からの中間転写体105へ吐き出す際の印加バ
イアスについても同じである。
【0047】一時回収部材120に2次転写残りトナー
を回収したら、その回収の直後に(画像形成領域Gが一
時回収部材120を通過した直後)、電磁石121の作
動を停止し、これと同時に回収部材120へ印加するバ
イアスを切り換えて、回収部材120の電位VC をクリ
ーニング電位であるVCc1 =+200Vとし、さらに、
中間転写体105内の電磁石136を作動させる。この
直流バイアスにも、回収動作時と同じように、ピーク・
ツウ・ピーク電圧2000Vpp、周波数2000ヘル
ツの振動バイアスを重畳する。
【0048】一時回収部材120へのバイアスの印加に
より、中間転写体105の電位VItr =+100Vに対
して回収時とは逆の向き(プラスの電荷を持ったトナー
が中間転写体105に転移する方向)の電界がかかるた
め、回収部材120に回収された回収トナーが中間転写
体105の非画像領域Hに吐き出されるとともに、回収
部材120がクリーニングされる。このとき、中間転写
体105内の電磁石121の発生する磁界により、磁性
トナーが中間転写体105に磁気的に吸引されて、磁性
トナーの中間転写体105への吐き出しが促進される。
【0049】そして、中間転写体105の第2の部位H
へのトナーの吐き出しが終了する直前に(すなわち第2
の部位Hが一時回収部材120を通過し終る直前)、回
収部材120に印加されたクリーニングバイアスを切
り、また、電磁石136の作動を停止する。つまり、中
間転写体105の図4にJで示す領域で、回収部材12
0のクリーニング動作が行なわれ、一時回収部材120
から回収トナーが中間転写体105上の領域Jに転移す
る。
【0050】このようにして、中間転写体105上の領
域Jに吐き出されたトナーは、感光ドラム101と中間
転写体105とのニップ部において、感光ドラム101
の除電された感光層(表面電位約0V)と中間転写体1
05(電位VI =+100V)との電位差(100V)
により感光ドラム101に戻される。この感光ドラム1
01に戻されたトナーは、感光ドラム101に対して配
設されているクリーニングブレード108によりクリー
ニングされ、廃トナー容器109に回収される。
【0051】以上の制御を繰り返すことにより、1枚の
プリントごとにトナー回収、クリーニング動作を含む連
続画像形成動作が行なわれる。
【0052】本実施例では、以上のように、中間転写体
105内に一時回収部材120に対向して電磁石136
を配置して、回収部材120の回収トナーを中間転写体
105に吐き出す際に、磁性トナーの吐き出しを補助す
るようにしたので、回収部材120の回収トナーを良好
に吐き出して、回収部材120のトナー残留量を大幅に
低減でき、回収部材120に高い回収能力を長期に亙っ
て維持することができる。
【0053】本実施例の画像形成装置において、上記制
御により連続画像形成実験を実施したところ、一時回収
部材120による2次転写残りトナーの回収不良や、回
収部材120のクリーニング不良等による異常画像の発
生は認められなかった。
【0054】本実施例の画像形成装置は、以上のように
構成されるので、実施例1と同様、中間転写体105の
廃トナー容器をなくすことができ、ユーザーによる廃ト
ナー容器の交換という手間のかかる作業を省くことがで
き、また、装置を小型化することができる。また、連続
画像形成時に、1枚のプリント終了ごとの中間転写体1
05のクリーニング回転をなくすことができ、一定時間
でのプリントのスループットを増すことができる。
【0055】実施例3 図5は、本発明の画像形成装置のさらに他の実施例を示
す概略断面図である。本実施例は、図1に示した実施例
1の画像形成装置において、一時回収部材120内に電
磁石121の代わりに、図5に示すように、棒状の永久
磁石127を配設したことが特徴である。この永久磁石
127は、一時回収部材120内で方向を変更できるよ
うに回転自在に設置されている。本実施例の画像形成装
置のその他の構成は、図1の画像形成装置と基本的に同
じである。
【0056】本実施例における一時回収部材120によ
る2次転写残りトナーの回収動作、および一時回収部材
120以下のクリーニング動作について、図6により説
明する。
【0057】連続画像形成時、2次転写が開始された
ら、図6に示すように、2次転写部位よりも下流の一時
回収部材120を中間転写体105に対し、中間転写体
105の回転による矢印C方向の従動回転をさせなが
ら、2次転写残りトナー(予めプラスに制御されてい
る)が存在する領域Gを包含する領域Iで当接する(O
N)と同時に、該回収部材120内の永久磁石127を
回転して、図7に示すように、磁石127の磁極、本例
ではS極を中間転写体105と一時回収部材120との
ニップ方向に向ける。さらに、これと同時に、一時回収
部材120に中間転写体105(連続画像形成中の電位
VItr =+100V)との間で、プラスに極性制御され
た2次転写残りトナーと逆極性の直流バイアス(回収電
位VCc=−100V)を印加し、2次転写残りトナーを
回収部材120に回収する。
【0058】このとき、一時回収部材120内の永久磁
石127のS極が発生する磁界により、磁性トナーが磁
気的に吸引されるので、回収部材120への回収が促進
され、中間転写体105上の2次転写残りトナーは、非
磁性トナーのみらなず磁性トナーも良好に回収すること
ができる。
【0059】一時回収部材120に2次転写残りトナー
を回収したら、その回収の直後に(画像形成領域Gが一
時回収部材120を通過した直後)、回収部材120内
の永久磁石127を回転して、図8に示すように、磁石
127の磁極を中間転写体105と回収部材120との
ニップ方向から反らす。これと同時に回収部材120へ
印加するバイアスを切り換えて、回収部材120の電位
VC をクリーニング電位であるVCc1 =+200Vとす
る。これにより、中間転写体105の電位VItr =+1
00Vに対して回収時とは逆の向き(プラスの電荷を持
ったトナーが中間転写体105に転移する方向)の電界
がかかるため、回収部材120に回収された回収トナー
が中間転写体105の第2の部位Hに吐き出されるとと
もに、回収部材120がクリーニングされる。
【0060】一時回収部材120に印加されたクリーニ
ングバイアスは、中間転写体105の第2の部位Hへの
トナーの吐き出しが終了する直前に(第2の部位Hが一
時回収部材120を通過し終る直前)、回収部材120
を中間転写体105から離間してから切られる。つま
り、中間転写体105の図6のJの領域で、回収部材1
20のクリーニング動作が行なわれ、一時回収部材12
0から回収トナーが中間転写体105上の領域Jに転移
する。
【0061】中間転写体105上の領域Jに吐き出され
たトナーは、感光ドラム101と中間転写体105との
ニップ部において、感光ドラム101の除電された感光
層(表面電位約0V)と中間転写体105(電位VI =
+100V)との電位差(100V)により感光ドラム
101に戻される。この感光ドラム101に戻されたト
ナーは、感光ドラム101に対して配設されているクリ
ーニングブレード108によりクリーニングされ、廃ト
ナー容器109に回収される。
【0062】以上の制御を繰り返すことにより、1枚の
プリントごとにトナー回収、クリーニング動作を含む連
続画像形成動作が行なわれる。
【0063】本実施例は、以上のように、一時回収部材
120内に方向変更可能に永久磁石127を設置し、中
間転写体105上の2次転写残りトナーを回収部材12
0に回収する際に、磁石127の磁極を中間転写体10
5と一時回収部材120との対向部に向けて、中間転写
体105上の磁性トナーを磁気的に吸引し、回収補助を
するようにしたので、中間転写体105上の2次転写残
りトナーを回収部材120に良好に回収することができ
る。
【0064】本実施例において、上記制御により連続画
像形成実験を実施したところ、一時回収部材120によ
る2次転写残りトナーの回収不良や、回収部材120の
クリーニング不良等による異常画像の発生は認められな
かった。
【0065】本実施例の画像形成装置は、以上のように
構成され、実施例1と同様、中間転写体105の廃トナ
ー容器をなくすことができ、ユーザーによる廃トナー容
器の交換という手間のかかる作業を省くことができ、ま
た、装置を小型化することができる。また、連続画像形
成時に、1枚のプリント終了ごとの中間転写体105の
クリーニング回転をなくすことができ、一定時間でのプ
リントのスループットを増すことができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置では、第1の像担持体上に形成された複数色のトナ
ー像が転写される第2の像担持体である中間転写体に対
し、一時回収部材を配設し、その一時回収部材の内側に
電磁石または永久磁石を設置し、一時回収部材と中間転
写体との間にトナー回収方向の電界を形成して、中間転
写体上の2次転写残りトナーを一時回収部材に回収する
際、磁石により磁性トナーの回収を補助するので、2次
転写残りトナーを良好に回収することができる。そし
て、一時回収部材と中間転写体との間にトナー吐き出し
方向の電界を印加することにより、その回収したトナー
を中間転写体に吐き出し、中間転写体と第1の像担持体
間の電位差により第1の像担持体に戻して、第1の像担
持体に配設したクリーニング手段により捕集するように
することができる。
【0067】従って、中間転写体に付属する廃トナー容
器が不要になり、ユーザーによる廃トナー容器の面倒な
交換の手間が省け、装置を小型化することも可能であ
り、また、連続画像形成時の一定時間の出力枚数を増加
できる。
【0068】さらに、中間転写体の内側に電磁石を設置
した場合には、回収トナーを中間転写体に吐き出す際、
電磁石により磁性トナーの吐き出しを補助することがで
きるので、回収トナーの吐き出しがさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像形成装置の概略
構成を示す断面図である。
【図2】図1の装置に設置された一時回収部材による2
次転写残りトナーの回収動作および一時回収部材以下の
クリーニング動作の制御法を示す模式図である。
【図3】本発明の他の実施例における画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図4】図3の装置に設置された一時回収部材による2
次転写残りトナーの回収動作および一時回収部材以下の
クリーニング動作の制御法を示す模式図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例における画像形成装
置の概略構成を示す断面図である。
【図6】図5の装置に設置された一時回収部材による2
次転写残りトナーの回収動作および一時回収部材以下の
クリーニング動作の制御法を示す模式図である。
【図7】図5の画像形成装置の一時回収部材内に設置さ
れた永久磁石のトナー回収時の姿勢を示す説明図であ
る。
【図8】同じく永久磁石のトナー吐き出し時の姿勢を示
す説明図である。
【図9】従来の画像形成装置の概略構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
101 感光ドラム 104 現像装置 105 中間転写体 108 クリーニングブレード 109 廃トナー容器 120 一時回収部材 122 トナー電荷制御部材 121、136 電磁石 127 永久磁石
フロントページの続き (72)発明者 小林 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する第1の像担持体上にトナー像を
    形成し、これを第1の像担持体に当接した回転する第2
    の像担持体の表面上に1次転写することを繰り返し、第
    2の像担持体上に少なくとも1色の磁性トナーによるト
    ナー像を有する複数色のトナー像を重ね合わせたカラー
    画像を形成し、該カラー画像を転写材上に一括して2次
    転写する画像形成装置において、 前記第2の像担持体の回転方向に関して2次転写部位の
    下流側で1次転写部位の上流側の位置に、内側に電磁石
    を有する、2次転写残りのトナーを第2の像担持体から
    一時的に回収する一時回収部材を配設することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記2次転写の開始後、一時回収部材内
    の電磁石を作動するとともに、一時回収部材と第2の像
    担持体との間にトナー回収方向の電界を形成し、第2の
    像担持体の画像形成領域に存在する2次転写残りのトナ
    ーを一時回収部材に回収し、2次転写終了後、一時回収
    部材内の電磁石を作動停止するとともに、一時回収部材
    と第2の像担持体との間にトナー吐き出し方向の電界を
    形成し、一時回収部材に回収したトナーを第2の像担持
    体の非画像領域に吐き出し、その後、トナー吐き出し方
    向の電界の形成を停止して、吐き出されたトナーを第2
    の像担持体と第1の像担持体間の電位差により第1の像
    担持体に戻し、第1の像担持体に配設したクリーニング
    手段により捕集する請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 回転する第1の像担持体上にトナー像を
    形成し、これを第1の像担持体に当接した回転する第2
    の像担持体の表面上に1次転写することを繰り返し、第
    2の像担持体上に少なくとも1色の磁性トナーによるト
    ナー像を有する複数色のトナー像を重ね合わせたカラー
    画像を形成し、該カラー画像を転写材上に一括して2次
    転写する画像形成装置において、 前記第2の像担持体の回転方向に関して2次転写部位の
    下流側で1次転写部位の上流側の位置に、2次転写残り
    のトナーを第2の像担持体から一時的に回収する一時回
    収部材を配設し、これに対向して第2の像担持体の内側
    に電磁石を配設することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記2次転写の開始後、一時回収部材と
    第2の像担持体との間にトナー回収方向の電界を形成
    し、第2の像担持体の画像形成領域に存在する2次転写
    残りのトナーを一時回収部材に回収し、2次転写終了
    後、第2の像担持体内の電磁石を作動するとともに、一
    時回収部材と第2の像担持体との間にトナー吐き出し方
    向の電界を形成し、一時回収部材に回収したトナーを第
    2の像担持体の非画像領域に吐き出し、その後、トナー
    吐き出し方向の電界の形成を停止して、吐き出されたト
    ナーを第2の像担持体と第1の像担持体間の電位差によ
    り第1の像担持体に戻し、第1の像担持体に配設したク
    リーニング手段により捕集する請求項3の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 回転する第1の像担持体上にトナー像を
    形成し、これを第1の像担持体に当接した回転する第2
    の像担持体の表面上に1次転写することを繰り返し、第
    2の像担持体上に少なくとも1色の磁性トナーによるト
    ナー像を有する複数色のトナー像を重ね合わせたカラー
    画像を形成し、該カラー画像を転写材上に一括して2次
    転写する画像形成装置において、 前記第2の像担持体の回転方向に関して2次転写部位の
    下流側で1次転写部位の上流側の位置に、内側に回転可
    能に支持された永久磁石を有する、2次転写残りのトナ
    ーを第2の像担持体から一時的に回収する一時回収部材
    を配設することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記2次転写の開始後、一時回収部材内
    の永久磁石を回転して、その磁極を一時回収部材と第2
    の像担持体との対向部に向けるとともに、一時回収部材
    と第2の像担持体との間にトナー回収方向の電界を形成
    し、第2の像担持体の画像形成領域に存在する2次転写
    残りのトナーを一時回収部材に回収し、2次転写終了
    後、一時回収部材内の永久磁石を回転して、その磁極を
    一時回収部材と第2の像担持体との対向部から外すとと
    もに、一時回収部材と第2の像担持体との間にトナー吐
    き出し方向の電界を形成し、一時回収部材に回収したト
    ナーを第2の像担持体の非画像領域に吐き出し、その
    後、トナー吐き出し方向の電界の形成を停止して、吐き
    出されたトナーを第2の像担持体と第1の像担持体間の
    電位差により第1の像担持体に戻し、第1の像担持体に
    配設したクリーニング手段により捕集する請求項5の画
    像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8041249B2 (en) 2007-06-04 2011-10-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Developer collecting/charging device, image forming apparatus and cleaning method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8041249B2 (en) 2007-06-04 2011-10-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Developer collecting/charging device, image forming apparatus and cleaning method

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