JP4387749B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、原稿の画像を読み取って画像を形成する電子写真プロセスを用いたカラー電子複写機等の画像形成装置に関する。
近年、オフィスでもカラー画像を扱う機会が多くなり、電子写真方式によるカラー画像形成装置、特にカラープリンタやカラー複合機(カラーMFP:Multi Functional Peripheral)がオフィスに設置されるようになってきた。
現在、ある程度大きな事務所では、白黒複写機1台にカラープリンタ1台という組み合わせで利用されているところが多いが、カラープリンタがより小さなオフィスに浸透するにしたがって、白黒複写機に置き換える形でのカラーMFPが望まれている。
この場合、白黒複写の性能は白黒複写機と同等で、且つカラープリントができることが望まれている。現在、最も普及しているカラー画像形成装置の方式は、中間転写体を用いた方式で、感光体上に1色ずつ画像を現像し、中間転写体上に順次転写し、中間転写体上で4色重ねた上で紙に一括転写する方式である。
このような装置では紙に一括転写するため、紙の裏側に接触する2次転写部材を用いていることが多い。この2次転写部材が紙ジャムなどの際、トナー像を保持した中間転写体と直接接触してトナーで汚れ、次の印字の際に紙の裏を汚したり、両面印字の際に画像面まで汚してしまっていた。
この汚れを除去する方法として、ブレードなどで機械的に掻き取る方法や、電界を印加してトナーを中間転写体側に回収する方法が提案されている。
特に、電界を用いる方法では、単に電界をかけるだけではトナーを効率良く回収しきれないという問題があった。
特開平03−69978号公報
上記したように、中間転写体上で4色重ねた上で紙に一括転写する方式において、2次転写部材が紙ジャムなどの際、トナー像を保持した中間転写体と直接接触してトナーで汚れ、次の印字の際に紙の裏を汚したり、両面印字の際に画像面まで汚してしまっていた。この汚れを除去する方法として、電界を用いる方法では、単に電界をかけるだけではトナーを効率良く回収しきれないという問題があった。
この発明の目的は、2次転写部材のトナー汚れに対して電界を印加してトナーを中間転写体側に効率良く回収することのできる画像形成装置画像形成装置を提供することである。
この発明の画像形成装置は、移動可能な像担持体上に複数のトナー像を形成する像形成手段と、この像形成手段で形成されたトナー像が転写される中間転写体と、この中間転写体に転写されたトナー像を転写材上に転写する転写回転体とを有する画像形成装置であって、前記トナーの帯電極性と同極性のトナーを前記転写回転体から前記中間転写体に移動させる第1の電界を前記転写回転体に形成する第1の形成部と、前記トナーの帯電極性と逆極性のトナーを前記転写回転体から前記中間転写体に移動させる第2の電界を前記転写回転体に形成する第2の形成部と、前記転写回転体に形成する前記第1の形成部で形成される第1の電界と前記第2の印加部で形成される第2の電界とを交互に切り換える切換部と、この切換部で第1の電界と第2の電界を交互に切り換える時間を制御し、さらに前記第1の形成部で形成される第1の電界の強さが前記第2の形成部で形成される第2の電界の強さより大きくなるよう制御する制御部と、を具備し、前記制御部は、正規帯電トナーを回収するためのバイアス電圧をかける時間を前記転写回転体1周分の時間以上、かつそれと逆のバイアスをかける時間を1周未満とし、この2つの時間を足したものが、前記転写回転体1周分の時間の整数倍とならないように、前記切換部を制御する
本発明の画像形成装置は、2次転写部材のトナー汚れに対して電界を印加してトナーを中間転写体側に効率良く回収することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、この発明の画像形成装置に係る電子写真プロセスを用いたカラー画像形成装置の概略構成を示すものである。
まず、帯電器2によって、回転される感光体1が一様に帯電される。続いて、画像情報に基づき露光装置3によって露光走査されて感光体1の表面に静電潜像が形成される。ここで、露光される画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの色信号に分解した単色の画像信号である。
感光体1上に形成された静電潜像は、後述する略円柱状に集合配置された4つの現像器を有する現像装置20により、それぞれ所定のイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックのトナーで現像され、感光体1上に各色の画像が形成される。
感光体1上に形成された各色の画像は、感光体1と同期して回転される中間転写ベルト(中間転写体)9上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に、順次、重ねて転写される。中間転写ベルト9上に重ね合わされたトナー画像は、2次転写部28に搬送された転写紙27に2次転写ローラ(2次転写部材)10により一括転写される。その後、転写紙27は、定着装置29により定着され、フルカラー画像が形成される。なお、転写紙27は、給紙カセット26から供給される。
また、感光体1は、1次転写ローラ6により中間転写ベルト9にトナーが転写された後、クリーナ4で残留トナーが掻き落とされ、除電器5で除電される。
中間転写ベルト9は、駆動ローラ12、従動ローラ13、テンションローラ14とを有し、駆動ローラ12によって回転される。また、中間転写ベルト9は、2次転写ローラ10とバックアップローラ11とにより転写紙27にトナーが転写された後、クリーナ15で残留トナーが掻き落とされる。
現像装置20は、リボルバータイプの現像装置であって、ブラック現像器(以下、BK現像器と記述する)21、シアン現像器(以下、C現像器と記述する)22、マゼンタ現像器(以下、M現像器と記述する)23、イエロー現像器(以下、Y現像器と記述する)24と、これらを保持する現像器保持体25と、現像器保持体25を回転させるリボルバー回転駆動部(図示せず)とから構成されている。
これら現像器21〜24は、静電潜像を現像するために、現像剤を感光体1の表面に接触させて回転する現像ローラ(図示せず)を持っている。待機状態では、現像装置20はBK現像器21で現像を行う位置に非接触で待機している。動作が開始された際、画像信号(画像情報)に基づいた露光装置3からのレーザ光による光書き込み(露光)により、感光体1に潜像形成が始まる(以下、BK画像信号による静電潜像をBK潜像と記述する)。
この感光体1上のBK潜像の先端部から現像すべく、BK現像器21の現像位置に感光体1上の潜像先端部が到達する前に、現像器スリーブ(図示せず)の回転を開始して感光体1上のBK潜像をブラックトナー(BKトナー)で現像する。
感光体1上の潜像後端部がBK現像器21の現像位置を通過した時点で、速やかにBK現像器21による現像位置から次の色の現像器(この場合、C現像器22)による現像位置まで、リボルバー回転駆動部(図示せず)を駆動して現像器保持体25を回動させ、次の色の現像を行う。
中間転写ベルト9の回動に伴って、BKトナー像、Cトナー像、Mトナー像、Yトナー像が中間転写ベルト9上に順次転写され、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト9上に重ねられてフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルトユニットは、図に示すように、互いに所定距離離間して略平行に配置された1次転写ローラ6、駆動ローラ12、バックアップローラ11、テンションローラ13、及び従動ローラ14とを有し、無端状の中間転写ベルト9が巻回されて張設されている。
この中間転写ベルト9は厚さ125μmのポリイミド製で、体積抵抗は10Ωcm、表面抵抗は1010mΩ/□(Dai Instruments Co., Ltd 製のResitivity Meter (名称:Hiresta)による測定値)である。
また、2次転写部28は、2次転写ローラ10を保持し、2次転写位置で中間転写ベルト9を介してバックアップローラ11に当接する位置と離間する位置が取れるように図示しない当接離間機構を持っている。
2次転写ローラ10は、外径28mmで、エピクロゴム製のスポンジの表面にエピクロゴムチューブを被覆した構成で、ゴム硬度25〜30度(アスカーC)、体積抵抗10Ωである。
バックアップローラ11は、電気的に接地されたアルミ製のローラである。転写紙27にトナー画像を転写する際は、中間転写ベルト9上のトナー画像が2次転写部28に到達するのに同期して上記図示しない当接離間機構を動作させ、2次転写ローラ10を中間転写ベルト9に接触させる。
さらに、それに同期して給紙カセット26から転写紙27を給紙し、中間転写ベルト9に接触させた後、中間転写ベルト9と2次転写ローラ10とで形成される転写ニップ(転写当接部)に挿入される。
転写紙27が転写ニップに挿入されると、ほぼ同時に2次転写ローラ10に対して+1kV程度のバイアス電圧が印加され、転写紙27にトナー画像が転写される。
さらに、転写紙27の後端が転写ニップを抜けたと同時に2次転写ローラ10のバイアス電圧がオフされ、上記当接離間機構が動作され、2次転写ローラ10が中間転写ベルト9から離間される。
ところで、紙ジャムなどで給紙されない状態で、上記2次転写動作が行われると、2次転写ローラ10上にトナーが転写され保持されてしまう。このトナーを除去するため、ジャム復帰動作として、以下のような動作が行われる。
まず、中間転写ベルト9を回動させ、それに対して2次転写ユニットの当接離間機構を動作させて、2次転写ローラ10を中間転写ベルト9に対して当接して回転させる。当接と同時に、2次転写ローラ10に正負のバイアス電圧を交互に印加し、2次転写ローラ10上に付着したトナーを中間転写ベルト9側に移動させる。中間転写ベルト9上に移動したトナーは、クリーナ15のクリーニングブレードで機械的に除去される。
次に、第1実施例について説明する。
このようなプロセスでは、トナーの正規の極性は負極性であるので、2次転写ローラ10上に付着したトナーのほとんどは負極性であるが、若干の逆極性、すなわち正極性のトナーが含まれている。
図2は、2次転写部28とその制御系を示すものである。2次転写ローラ(転写回転体)10には、電界形成手段(電源)30が接続されている。電界形成手段30は、負のバイアス電圧を印加する第1の印加部(電源)と正のバイアス電圧を印加する第2の印加部(電源)とを有し、これらを切り換える切換部を有している。すなわち、電界形成手段30は、2次転写ローラ10に第1の電界を形成する第1の形成部と第2の電界を形成する第2の形成部を有するものである。
この電界形成手段30は、制御部40によって制御される。制御部40は、当該カラー画像形成装置の全体の制御を司るCPU41、制御プログラムなどが記憶されているROM42、及び一時的にデータを記憶するRAM43とから構成されている。
CPU41は、電界形成手段30を用いて図2に示すように負のバイアス電圧を印加して負極トナーを中間転写ベルト9側に移動させ、また図3に示すように正のバイアス電圧を印加して正極トナーを中間転写ベルト9側に移動させる。このようにして、トナーがどちらの極性であっても、中間転写ベルト9上に回収できるようにしている。
ところが、2次転写ローラ10に対して、紙が間にない状態で正負のバイアス電圧を印加し続けると、2次転写ローラ10の抵抗が徐々に下がって電流が流れすぎてしまう「通電劣化」という現象を引き起こしてしまう。最悪の場合、電圧リークを起こし、トランスや中間転写ベルト9や2次転写ローラ10を破損してしまう。
この現象は、2次転写ローラ10の特定の箇所が転写ニップを通過する回数が増すごとに一段と悪化する。すなわち、通電時間が2次転写ローラ10の1周する時間を超えて2周目に入ると悪化し、さらに3周目に入るとさらに悪化するといった具合である。
したがって、図4に示すように、正負のバイアス電圧を交互に印加する時間をそれぞれの極性に対して連続1周未満とすることにより、通電劣化の問題を解決する。すなわち、2次転写ローラ10の周速度をv[mm/s]、2次転写ローラ10の外径をd[mm]とすると、それぞれの極性のバイアス電圧を連続印加できる時間は、t[s]未満となる。
ここで、t=2πd/v
本第1実施例では、プロセス速度、すなわち2次転写ローラ10の周速度が200mm/s、2次転写ローラ10の外径が28mmであるので、それぞれの極性のバイアス電圧を印加する時間を約440msec以下とすればよい。
また、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧(第2の電界形成)は+1kV、正規帯電(負極性)トナーを回収するためのバイアス電圧(第1の電界形成)は−1kVである。
次に、第2実施例について説明する。
正規帯電(負極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧は、通常、トナー画像を転写するのと逆のバイアス電圧であるため、ある程度長く印加しても不具合は発生しない。
しかしながら、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧は、通常、トナー画像を転写するのに用いているバイアス電圧であるため、通電劣化がいっそう進みやすい。
したがって、図5に示すように、少なくとも、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧を連続1周未満とすることで、通電劣化の問題を解決する。すなわち、2次転写ローラ10の周速度をv[nmm/s]、2次転写ローラ10の外径をd[mm]とすると、それぞれの極性のバイアス電圧を連続印加できる時間がt[s]未満となる。
ここで、t=2πd/v
本第2実施例では、プロセス速度、すなわち2次転写ローラ10の周速度が200mm/s、2次転写ローラ10の外径が28mmであるので、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧を連続印加する時間を約440msec以下とすればよい。また、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧(第2の電界形成)を+1kV、正規帯電(負極性)トナーを回収するためのバイアス電圧(第1の電界形成)を−1kVとする。
次に、第3実施例について説明する。
2次転写ローラ10の周速度をv[mm/s]、2次転写ローラ10の外径d[mm]とすると、T=2πd/vである。T[s]は、2次転写ローラ10の1周に相当する時間であり、正規帯電(負極性)トナーを回収するためにバイアス電圧を印加する時間をta[s]、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するためにバイアス電圧を印加するする時間をtb[s]とすると、
0<tb<T、且つta+tb≠nT(n=1,2,…)
である必要がある。すなわち、0<tb<Tであって、且つta+tb=nTでないようにする。
もし、0<tb<T、且つta+tb=nT(n=1,2,…)とすると、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加されるバイアス電圧は、毎回必ず2次転写ローラ10の特定の部分のみに印加される。したがって、その部分のトナーはベルトに回収されるが、それ以外の部分は回収されず、紙の裏汚れが発生する。
図6示すように、実際、2次転写ローラ10の周速度が200mm/s、2次転写ローラ10の外径が28mmで、T=0.44[ms]となる。そこで、ta=0.66[ms]、tb=0.22[ms]として、故意に全面にトナーを付着させた2次転写ローラ10を用いて正負バイアスの印加を8set繰り返したところ、2次転写ローラ10の半周にわたってトナーが若干量付着していて回収し切れていなかった。ここで、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧を+1kV、正規帯電(負極性)トナーを回収するためのバイアス電圧を−1kVとして。
これに対して、図7に示すように、ta=0.33[ms]、tb=0.22[ms]として、同様に行ったところ、2次転写ローラ10上にほとんどトナーが付着していなかった。また、ta=0.55[ms]、tb=0.22[ms]として、同様に行ったところ、2次転写ローラ10上にほとんどトナーが付着していなかった。
さらに、図8に示すように、ta=0.44[ms]、tb=0.22[ms]として、同様に行ったところ、2次転写ローラ10上にほとんどトナーが付着せず、同時に通電劣化も低減した。これは、2次転写ローラ10の外周上に印加されるバイアス電圧が一方の極性のみで見た場合、重なりもなく、間隔があくでもなく、連続的に印加されているためと思われる。この場合の条件は、0<tb<T且つta=nT(n=1,2,…)である。
次に、第4実施例について説明する。
逆帯電(正極性)トナーの帯電量の絶対値は、正規帯電(負極性)トナーの帯電量の絶対値に対して非常に小さい。
そこで、本第4実施例では、図9に示すように、上記逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧を正規帯電(負極性)トナーを回収するためのバイアス電圧値よりも小さくする。その結果、トナー回収機能は十分発揮され、しかも印加する電圧を下げているので通電劣化を抑えることができた。この第4実施例では、逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧(第2の電界形成)を+500V、正規帯電(負極性)トナーを回収するためのバイアス電圧値(第1の電界形成)を−1kVとした。
次に、第5実施例について説明する。
このプロセスでは、トナーの正規極性は負極性であるので、2次転写ローラ10上に付着したトナーのほとんどは負極性であるが、若干の逆極性すなわち正極性のトナーも含まれている。そのため、上述したように、正負のバイアス電圧を印加して、トナーがどちらの極性であっても、中間転写ベルト9上に回収できるようにしている。
ところが、2次転写ローラ10の特定の位置に対して、前回印加したのと同極性のバイアス電圧を再度印加してトナーを回収しようとすると、2回目以降は回収しずらくなる。これは、前回のバイアス電圧によって形成された電界で回収できる帯電量のトナーは既に回収されており、2回目に同じ電界を形成しても残ったトナーのほとんどは2次転写ローラ10から引き離すことができないためと考えられる。
そこで、本第5実施例では、図10に示すように、2回目以降に印加するバイアス電圧を前回よりも徐々に大きくしていくことで、2次転写ローラ10上に残ったトナーが回収されやすくする。
この第5実施例では、プロセス速度、すなわち2次転写ローラ10の周速度が200mm/s、2次転写ローラ10の外径が28mmとし、2次転写ローラ10上に故意にトナーを付着させる。そして、それぞれの極性のバイアス電圧を印加する時間を約440msecとし、初回の逆帯電(正極性)トナーを回収するために印加するバイアス電圧(第2の電界形成)を+800V、正規帯電(負極性)トナーを回収するためのバイアス電圧値(第1の電界形成)を−800Vとし、それ以降、印加するバイアス電圧の絶対値を100Vずつアップして4セット行う。
そこで、100Vずつアップした場合と、±800Vに固定して4セット行った場合とを比較した結果、100Vずつアップさせた方が、セット回数を重ねるごとの2次転写ローラ10上のトナー残量を少なくすることができた。
なお、上記実施例を組み合わせることも可能である。例えば、第4実施例と第5実施例とを組み合わせた場合等である。
以上説明したように上記発明の実施の形態によれば、中間転写方式の画像形成装置において、2次転写ローラの汚れによる転写紙の裏汚れをなくすことができる。
なお、本願発明は、上記(各)実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも1つ)が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の画像形成装置に係る電子写真プロセスを用いたカラー画像形成装置の概略構成を示す断面図。 2次転写部とその制御系を示すブロック図。 正極トナーの中間転写ベルト側への移動を説明するための図。 2次転写ローラに印加する電圧を説明するための図。 2次転写ローラに印加する電圧を説明するための図。 2次転写ローラに印加する電圧を説明するための図。 2次転写ローラに印加する電圧を説明するための図。 2次転写ローラに印加する電圧を説明するための図。 2次転写ローラに印加する電圧を説明するための図。 2次転写ローラに印加する電圧を説明するための図。
符号の説明
1…感光体、2…帯電器、3…露光装置、4、15…クリーナ、5…除電器、6…1次転写ローラ、9…中間転写ベルト、10…2次転写ローラ、12…駆動ローラ、13…従動ローラ、14…テンションローラ、20…現像装置、26…給紙カセット、28…2次転写部、29…定着装置。

Claims (3)

  1. 移動可能な像担持体上に複数のトナー像を形成する像形成手段と、この像形成手段で形成されたトナー像が転写される中間転写体と、この中間転写体に転写されたトナー像を転写材上に転写する転写回転体とを有する画像形成装置であって、
    前記トナーの帯電極性と同極性のトナーを前記転写回転体から前記中間転写体に移動させる第1の電界を前記転写回転体に形成する第1の形成部と、
    前記トナーの帯電極性と逆極性のトナーを前記転写回転体から前記中間転写体に移動させる第2の電界を前記転写回転体に形成する第2の形成部と、
    前記転写回転体に形成する前記第1の形成部で形成される第1の電界と前記第2の印加部で形成される第2の電界とを交互に切り換える切換部と、
    この切換部で第1の電界と第2の電界を交互に切り換える時間を制御し、さらに前記第1の形成部で形成される第1の電界の強さが前記第2の形成部で形成される第2の電界の強さより大きくなるよう制御する制御部と、を具備し、
    前記制御部は、正規帯電トナーを回収するためのバイアス電圧をかける時間を前記転写回転体1周分の時間以上、かつそれと逆のバイアスをかける時間を1周未満とし、この2つの時間を足したものが、前記転写回転体1周分の時間の整数倍とならないように、前記切換部を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 移動可能な像担持体上に複数のトナー像を形成する像形成手段と、この像形成手段で形成されたトナー像が転写される中間転写体と、この中間転写体に転写されたトナー像を転写材上に転写する転写回転体とを有する画像形成装置であって、
    前記トナーの帯電極性と同極性のトナーを前記転写回転体から前記中間転写体に移動させる第1の電界を前記転写回転体に形成する第1の形成部と、
    前記トナーの帯電極性と逆極性のトナーを前記転写回転体から前記中間転写体に移動させる第2の電界を前記転写回転体に形成する第2の形成部と、
    前記転写回転体に形成する前記第1の形成部で形成される第1の電界と前記第2の印加部で形成される第2の電界とを交互に切り換える切換部と、
    この切換部で第1の電界と第2の電界を交互に切り換える時間を制御し、さらに前記第1の電界および第2の電界の強さが、それぞれ切り換え毎に前回形成した同じ方向の電界の強さより大きくなるよう制御する制御部とを具備し、
    前記制御部は、正規帯電トナーを回収するためのバイアス電圧をかける時間を前記転写回転体1周分の時間以上、かつそれと逆のバイアスをかける時間を1周未満とし、この2つの時間を足したものが、前記転写回転体1周分の時間の整数倍とならないように、前記切換部を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 移動可能な像担持体上に複数のトナー像を形成する像形成手段と、この像形成手段で形成されたトナー像が転写される中間転写体と、この中間転写体に転写されたトナー像を転写材上に転写する転写回転体とを有する画像形成装置であって、
    前記トナーの帯電極性と同極性のトナーを前記転写回転体から前記中間転写体に移動させる第1の電界を前記転写回転体に形成する第1の形成部と、
    前記トナーの帯電極性と逆極性のトナーを前記転写回転体から前記中間転写体に移動させる第2の電界を前記転写回転体に形成する第2の形成部と、
    前記転写回転体に形成する前記第1の形成部で形成される第1の電界と前記第2の印加部で形成される第2の電界とを交互に切り換える切換部と、
    正規帯電トナーを回収するためのバイアス電圧をかける時間を前記転写回転体1周分の時間以上、かつそれと逆のバイアスをかける時間を1周未満とし、この2つの時間を足したものが、前記転写回転体1周分の時間の整数倍とならないように、前記切換部を制御する制御部と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
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