JP2010072206A - クリーニング装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写残トナーや未転写トナーのいずれをクリーニングする時も高いクリーニング性能を有し、コストアップしないクリーニング装置を提供する。
【解決手段】中間転写ベルト23上の表面に接触して回転する第1のクリーニング部材52aと、第1のクリーニング部材52aにバイアス電圧VB1を印加する手段を制御する第1のバイアス制御手段62aと、中間転写ベルト23上のトナーが転写残トナーか未転写トナーかを判別するトナー判別手段61とを有し、中間転写ベルト23上の未転写トナーをクリーニングする際に、第1のバイアス制御手段61は、第1のバイアス印加手段55aが第1のクリーニング部材52aへのバイアス電圧VB1の印加を停止するように制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、感光体や中間転写体などの像担持体上に付着したトナー等の付着物を回収するためのクリーニング装置、およびそのクリーニング装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、電子写真プロセスを有した複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)と呼称される多機能機などの画像形成装置が用いられる。画像形成装置では、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルトなどの中間転写体に一次転写し、それをさらに記録紙に二次転写し、これを定着することにより画像形成を行う。
このような画像形成装置においては、感光体ドラムや中間転写ベルトなどの像担持体上に付着したトナーを除去するために、クリーニング装置が設けられる。
従来、このようなクリーニング装置としては、ゴム製のブレードを像担持体の表面に当接させ機械的にトナーを掻き取る方式が一般的に使用されている。また、像担持体にブラシローラを当接させ、そのブラシローラにバイアス電圧を印加し、ブラシにトナーを電気的に吸着させてクリーニングする方式も用いられている(特許文献1)。
後者の方式の場合は、ブラシに印加したバイアス電圧とは逆極性のトナーがクリーニングされることとなる。ところがトナーの電荷の極性は、用紙や中間転写ベルトに転写するために印加するバイアス電圧の影響を受けて、トナーの元来の極性とは逆極性に帯電している場合がある。
このような逆極性に帯電する現象は、感光体から記録紙に転写した場合や感光体から中間転写ベルトに転写した場合に残る感光体上のトナーよりも、中間転写ベルトから記録紙に転写した場合に残る中間転写ベルト上のトナーのほうがより顕著に発生する。
すなわち、感光体上から記録紙および中間転写ベルトに転写する場合のトナー層は、1層であるのに対し、中間転写ベルトから記録紙に転写する場合のトナー層は、中間転写ベルト上で重ね合わされるために1層から4層まで混在したトナー層となる。そして、この重ね合わされたトナー層を転写させるためには、感光体からの転写に比べてより高い転写バイアスが必要となる。したがって、中間転写ベルト上の1層等の低い付着量のトナーは、高い転写バイアスの極性の影響を受けやすくなり、トナーの元来の極性とは逆極性に帯電することとなる。
このため、後者の方式では、ブラシを単独では用いず、ブラシを2本並べて、各々のブラシには互いに異なる極性のバイアス電圧を印加し、印加した極性と逆極性のトナーを各々のブラシで回収する構成を用いることが一般的である。なお、このような2本のブラシを用いてクリーニングする装置をダブルブラシクリーニング装置と呼ぶ。
特開2005−221537
ところが、高画質の画像を形成する画像形成装置では、画像安定化処理と呼ばれる処理が行われる。画像安定化処理では、像担持体上に画像安定化パターン(トナーパッチ)と呼ばれるトナー像を形成し、その形成したトナー像を読み取って画質制御を行う。この画像安定化処理が実施されるタイミングとしては、機械の電源投入時や、印刷工程の前後、あるいは印刷工程の間に実施される。この画像安定化処理においては、クリーニング装置では大量の未転写トナーをクリーニングしなければならない。
また、ジャム等の故障が発生した場合には、画像形成が一時中断される。そして、その後の画像形成再開時には、大量の未転写トナーをクリーニングしなければならない。
上で述べたダブルブラシクリーニング装置では、図10で示すように上流側のブラシにマイナスのバイアス電圧を印加し、下流側のブラシにプラスのバイアス電圧を印加してクリーニングする。このダブルブラシクリーニング装置で未転写トナーをクリーニングする場合においては、未転写トナーはマイナスに印加した上流側のブラシを通過し、プラスに印加した下流側のブラシでクリーニングされる。このため、図12に示すように、未転写トナーは、マイナスに印加した上流側のブラシを通過する際に、マイナスに印加したブラシの影響を受けチャージアップされてしまい、像担持体への電気的な付着力が増加するのでクリーニング性能が悪化する。
この問題点を解決するためには、上下流のブラシへの印加するバイアス電圧の極性を前述した条件とは逆に設定し、上流側のブラシへはプラスのバイアス電圧を印加し、下流側のブラシへはマイナスのバイアス電圧を印加する方法が考えられる。しかし、この方法では、ブラシ材料がトナーに対してプラスに摩擦帯電するナイロンなどの材料の場合には、ブラシに接触したトナーはマイナスに摩擦帯電する。そのため、下流側のブラシにマイナスのバイアス電圧を印加にするとクリーニングするプラス帯電のトナーがマイナス帯電に極性が変化し、ブラシに印加しているバイアス電圧の極性と反発し、像担持体にトナーが戻ってしまう。その結果、画像不良が発生する。
しかしながら、ブラシの材料としては、トナーに対してマイナスに摩擦帯電する材料では有用な材料がなく、強度、ブラシ繊維および接触する像担持体の耐摩耗性、耐疲労性、加工性またはコストの面からみてもナイロンが最も有用である。
また、特許文献1の装置は、転写残トナーのクリーニングする場合には、2個の回転体(ブラシローラなど)に互いに反対極性のクリーニング電圧を印加し、未転写トナーのクリーニングする場合には、現像に寄与するトナーの帯電極性と反対の極性のクリーニング電圧を2個の回転体に印加するクリーニング装置である。
このように、特許文献1の装置のように、未転写トナーのクリーニング時のみ、上下流のブラシへの印加するバイアス電圧を両方ともプラスにする方法も考えられる。しかし、この方法では、図13に示すように、転写残トナーのクリーニング時には、上流側のブラシにマイナスのバイアス電圧を印加し、未転写トナーのクリーニング時には、上流側のブラシにプラスのバイアス電圧を印加するようにバイアス電源を切り換える必要が生じる。その結果、必要な高圧電源が増え、コストアップする。
本発明は、上に述べた問題に鑑み、転写残トナーと未転写トナーのどちらをクリーニングする場合も高いクリーニング性能を有し、かつ高圧電源の数を増加する必要がなくコストアップすることのないクリーニング装置、およびそのクリーニング装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係るクリーニング装置は、像担持体上に付着したトナーを除去するクリーニング装置であって、前記像担持体の表面に接触して回転する第1のクリーニング部材と、前記第1のクリーニング部材にバイアス電圧を印加する第1のバイアス印加手段と、前記第1のバイアス印加手段を制御する第1のバイアス制御手段と、前記第1のクリーニング部材の下流側に配置されて前記像担持体の表面に接触して回転する第2のクリーニング部材と、前記第2のクリーニング部材にバイアス電圧を印加する第2のバイアス印加手段と、前記第2のバイアス印加手段を制御する第2のバイアス制御手段と、を有し、前記像担持体上の転写残トナーをクリーニングする際に、前記第1のバイアス制御手段は、前記第1のバイアス印加手段が前記第1のクリーニング部材に対し現像に寄与するトナーの帯電極性と同極性のバイアス電圧を印加するように制御し、かつ前記第2のバイアス制御手段は、前記第2のバイアス印加手段が前記第2のクリーニング部材に対し現像に寄与するトナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧を印加するように制御し、前記像担持体上の未転写トナーをクリーニングする際に、前記第1のバイアス制御手段は、前記第1のバイアス印加手段が前記第1のクリーニング部材へのバイアス電圧の印加を停止するように制御し、かつ前記第2のバイアス制御手段は、前記第2のバイアス印加手段が前記第2のクリーニング部材に対し現像に寄与するトナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧を印加するように制御する。
このような構成によれば、未転写トナーが第1のクリーニング部材を通過する際に、マイナスにチャージアップするのを防止することができ、未転写トナーのクリーニング性能を向上させることができる。
好ましくは、前記第1のクリーニング部材を前記像担持体に対し圧接状態と退避状態とに移動するための移動手段と、前記移動手段を制御する移動制御手段と、を有し、前記像担持体上の転写残トナーをクリーニングする際に、前記移動制御手段は、前記第1のクリーニング部材を前記像担持体に対し圧接状態となるように前記移動手段を制御し、前記像担持体上の未転写トナーをクリーニングする際に、前記移動制御手段は、前記第1のクリーニング部材を前記像担持体に対し退避状態となるように前記移動手段を制御する。
また、前記像担持体上のトナーが転写残トナーであるか未転写トナーであるかを判別するトナー判別手段を有する。
また、前記トナー判別手段は、像形成のために前記像担持体が動作しているときにジャムが発生した場合に、ジャムが発生した時点において前記像担持体の転写位置よりも上流側において付着したトナーについては未転写トナーであると判別する、
また、前記トナー判別手段は、画像安定化処理によって前記像担持体上に付着したトナーを未転写トナーであると判別する、
本発明によると、転写残トナーやトナーパッチなどの未転写トナーも、いずれをクリーニングする場合にも高いクリーニング性能を有し、かつコストアップしないクリーニング装置を提供することができる。
図1は本発明の一実施形態の画像形成装置1の概略の構成を示す図、図2は第1の実施形態におけるクリーニング装置KS1の構成を示す図、図3は未転写トナーと転写残トナーとの判別方法を説明するための図、図4はクリーニング装置KS1の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式のプリンタであり、タンデム方式のプリントエンジンを内蔵し、中間転写ベルト23上に各色の画像を形成し、記録紙PAに転写してフルカラーの画像を出力する。
なお、本実施形態では、プリンタである場合について説明するが、コピー、スキャナ、ファクシミリ、ネットワークプリンティング、ドキュメントサーバ、およびファイル転送などの様々な機能を集約した装置である複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれるものなどであってもよい。
画像形成装置1には、Y(イエロー),M(マジェンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色の作像ユニット24Y,M,C,Kがタンデム形式で一列に配置されている。各作像ユニット24Y,M,C,Kは、それぞれ、感光体ドラム41、感光体ドラム41の表面を均一に帯電させる帯電チャージャ42、各色の画像データに応じて感光体ドラム41の表面を露光することにより静電潜像を形成する露光部43、静電潜像を各色のトナーで現像してトナー像を形成する現像部44、中間転写ベルト23を挟んで各感光体ドラム41に対向する位置に配置された転写ローラ22、感光体ドラム41の表面に付着したトナーを回収してクリーニングするクリーナ45などからなる。
なお、本明細書および図面において、Y,M,C,Kの各色に対応する部材について、それぞれの符号の末尾にY,M,C,Kの符号をそれぞれ付すことがある。
中間転写ベルト23は、各感光体ドラム42Y,M,C,Kの上部に沿うように、ローラ35,36の間に張りわたされ、ローラ35の回転によって図1の矢印M1方向に走行する。各転写ローラ22Y,M,C,Kは、各感光体ドラム42Y,M,C,Kに対して中間転写ベルト23を圧接させる圧接位置と、各感光体ドラム42Y,M,C,Kから中間転写ベルト23を離隔(離間または退避ともいう)させる離隔位置との間で、移動可能となっている。中間転写ベルト23が感光体ドラム42Y,M,C,Kに圧接することによって、感光体ドラム42の各色のトナー像が中間転写ベルト23に順次一次転写される。その結果、中間転写ベルト23上には、Y,M,C,Kの4色のトナー像が重畳したフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト23に一次転写されたトナー像は、二次転写ローラ28によって、給紙カセット27からニップ部NPに向けて給紙された記録紙PAに二次転写される。記録紙PAは、その後、定着部29で定着され、排紙トレイ30に排出される。さらに、ローラ36の近傍に、中間転写ベルト23上に付着したトナーをクリーニングするためのクリーニング装置KS1が設けられている。
制御部21は、CPU、メモリ、制御用回路、通信インタフェース、および磁気記憶装置などによって構成され、原稿読取装置35で読み取った画像データ、または図示しないパーソナルコンピュータなどから出力された画像データに対して画像処理を行うとともに、画像形成装置1の各部の動作を制御する。以下においては、特に、画像安定化処理の実施情報や、ジャムなどの故障情報を後述するトナー判別部61へ送信する。
図2において、第1の実施形態におけるクリーニング装置KS1は、第1のブラシ52a、第2のブラシ52b、第1の回収ローラ53a、第2の回収ローラ53b、第1のスクレーパ54a、第2のスクレーパ54b、第1のバイアス印加部55a、第2のバイアス印加部55b、第1のバイアス制御部62a、第2のバイアス制御部62b、トナー判別部61などから構成される。
第1のブラシ52aは、中間転写ベルト23が張りわたされたローラ36に対向する位置で、中間転写ベルト23の表面に接触するように配置される。また、第2のブラシ52bは、中間転写ベルト23の回転方向M1における第1のブラシ52aの下流側に、第1のブラシ52aと同様にローラ36に対向する位置で、中間転写ベルト23の表面に接触するように配置される。
第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bは、いずれも回転することが可能であり、図示しないギヤまたはベルトなどによって回転駆動する。また、図2において、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bは、中間転写ベルト23の回転方向と同じ方向、つまりそれぞれの表面において接触している外周は互いに逆の方向に回転するようになっている。また、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bのブラシ繊維の材質は、いずれも導電性のナイロンであり、ナイロン樹脂に導電性の材料としてカーボンが分散されている。また、ブラシ繊維を構成する原糸の単位長さ当たりの抵抗は、1010〜1013Ωの範囲である。
第1の回収ローラ53aは、第1のブラシ52aを挟んでローラ36と反対側の位置で、第1のブラシ52aに接触するように配置される。また、第1の回収ローラ53aと同様に、第2の回収ローラ53bは、第2のブラシ52bを挟んでローラ36と反対側の位置で、第2のブラシ52bに接触するように配置される。
第1の回収ローラ53aおよび第2の回収ローラ53bは、いずれも金属材料を用いて作製されており、表面は導電性を有する。また、第1の回収ローラ53aおよび第2の回収ローラ53bは、いずれも回転することが可能であり、図示しないギヤまたはベルトによって回転駆動する。また、図2において、第1の回収ローラ53aおよび第2の回収ローラ53bは、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bの回転方向とは逆の方向に回転するようになっている。
第1のスクレーパ54aは、第1の回収ローラ53aの表面に対し押圧され、接触するように配置される。また、第1のスクレーパ54aと同様に、第2のスクレーパ54bは、第2の回収ローラ53bの表面に対し押圧され、接触するように配置される。第1のスクレーパ54aおよび第2のスクレーパ54bの材料は、いずれも本実施形態では耐久性と押圧力を考慮して厚さが50〜100μmのステンレスの薄板を用いているが、その他の導電性を有する材料を用いてもよく、またはゴムなどの材料を用いてもよい。
第1のバイアス印加部55aは、第1の回収ローラ53aに対してマイナスのバイアス電圧VB1を印加し、その第1の回収ローラ53aを介して第1のブラシ52aにもマイナスのバイアス電圧VB1を印加する。また、第2のバイアス印加部55bは、第2の回収ローラ53bに対してプラスのバイアス電圧VB2を印加し、その第2の回収ローラ53bを介して第2のブラシ52bにプラスのバイアス電圧VB2を印加する。
つまり、第1のブラシ52aでは、中間転写ベルト23上に付着しているプラスに帯電したトナーを吸着し、第2のブラシ52bでは、中間転写ベルト23上に付着しているマイナスに帯電したトナーを吸着することとなる。
また、第1の回収ローラ53aおよび第2の回収ローラ53bとにバイアス電圧VB1およびVB2を印加する値(印加量)は、定電流制御であれば、5〜30μAの範囲であり、定電圧制御であれば、300〜1500Vの範囲である。
第1のバイアス制御部62aは、第1のバイアス印加部54aに制御信号S3を送り、第1の回収ローラ53aへ印加するバイアス電圧VB1のオンオフを制御する。また、第2のバイアス制御部62bは、第1のバイアス制御部62aと同様に、第2のバイアス印加部54bに制御信号S4を送り、第2の回収ローラ53bへ印加するバイアス電圧VB2のオンオフを制御する。
トナー判別部61は、中間転写ベルト23上に付着したトナーが転写残トナーTNZであるか未転写トナーTNMであるかを判別する。さらに、ジャムなどの故障が発生した場合にも、中間転写ベルト23上に付着したトナーが転写残トナーの領域REZであるか未転写トナーの領域REMであるかを判別する。さらに、画像安定化処理によって中間転写ベルト23上に付着したトナーを未転写トナーTNMとして判別する。そして、その判別結果を信号S1およびS2として、それぞれ第1のバイアス制御部62aと第2のバイアス制御部62bとに送る。そして、第1のバイアス制御部62aおよび第2のバイアス制御部62bでは、受け取った判別結果の信号S1およびS2に基づいて、印加するバイアス電圧VB1およびVB2のオンオフ制御を行う。
したがって、本発明のクリーニング装置KS1の基本動作は、バイアス電圧VB1およびVB2が印加された第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bのブラシ繊維によって、中間転写ベルト23上の付着トナーが電気的に吸着されクリーニングが行われるものである。さらに、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bに吸着されたトナーは、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bと第1の回収ローラ53aおよび第2の回収ローラ53bとの電位差を利用して、第1の回収ローラ53aおよび第2の回収ローラ53bにそれぞれ移動し、第1のスクレーパ54aおよび第2のスクレーパ54bによって機械的に掻き落とされる。
〔第1の実施形態〕
次に、本発明に係る第1の実施形態のクリーニング装置KS1について説明する。
クリーニング装置KS1は、トナー判別部61による判別結果に基づいて、トナー判別部61が転写残トナーTNZであると判別した場合には、転写残トナーTNZのクリーニングを行う。また、トナー判別部61が未転写トナーTNMであると判別した場合には、未転写トナーTNMのクリーニングを行う。
まず、画像形成装置1の動作中において、トナー判別部61が中間転写ベルト23上に付着しているトナーが転写残トナーTNZであると判別した信号S1およびS2をそれぞれ第1のバイアス制御部62aおよび第2のバイアス制御部62bに送る。そうすると、第1のバイアス制御部62aは、第1のバイアス印加部55aに対し、第1の回収ローラ53aへバイアス電圧VB1を印加するよう制御信号S3を送る。そして、第1のバイアス印加部55aは、第1の回収ローラ53aおよび第1のブラシ52aがマイナスに帯電するようにバイアス電圧VB1を印加する。また、第2のバイアス制御部62bは、第1のバイアス制御部と同様に第2のバイアス印加部55bに対し、第2の回収ローラ53bへバイアス電圧VB2を印加するよう制御信号S4を送る。そして、第2のバイアス印加部55bは、第2の回収ローラ53bおよび第2のブラシ52bがプラスに帯電するようにバイアス電圧VB2を印加する。
また、画像形成装置1の動作中において、トナー判別部61が中間転写ベルト23上に付着しているトナーが未転写トナーTNMであると判別した信号S1およびS2をそれぞれ第1のバイアス制御部62aおよび第2のバイアス制御部62bに送る。そうすると、第1のバイアス制御部62aは、第1のバイアス印加部55aに対し、バイアス電圧VB1の印加を停止するよう制御信号S3を送る。そして、第1のバイアス印加部55aは、第1の回収ローラ53aおよび第1のブラシ52aへのバイアス電圧VB1の印加を停止する。また、第2のバイアス制御部62bは、第2のバイアス印加部55bに第2の回収ローラ53bにバイアス電圧VB2を印加するよう制御信号S4を送る。そして、第2のバイアス印加部55bは、第2の回収ローラ53bおよび第2のブラシ52bがプラスに帯電するようにバイアス電圧VB2を印加する。
つまり、第1の実施形態のクリーニング装置KS1において、プラスに帯電したトナーとマイナスに帯電したトナーとが混在する転写残トナーTNZをクリーニングする場合には、第1のブラシ52aにマイナスのバイアス電圧VB1を印加するように制御し、第2のブラシ52bにプラスのバイアス電圧VB2を印加するように制御する。また、現像する際にマイナスに帯電した未転写トナーTNMをクリーニングする場合には、第1のブラシ52aへのバイアス電圧VB1の印加を停止するように制御し、第2のブラシ52bにプラスのバイアス電圧VB2を印加するように制御する。
このようなクリーニング装置KS1によると、未転写トナーTNMをクリーニングする場合は、第1のブラシ52aへのバイアス電圧VB1の印加が停止され、未転写トナーTNMが第1のブラシ52aを通過する際に、マイナスにチャージアップすることがない。第1のブラシ52aを通過した未転写トナーTNMは、プラスに帯電した第2のブラシ52bによってほぼ完全に吸着され、きれいにクリーニングされる。つまり、未転写トナーTNMの中間転写ベルト23への電気的な付着力がより強くなることが防止でき、未転写トナーTNMのクリーニング性能が向上する。
このように、未転写トナーTNMが第1のブラシ52aを通過する際に、マイナスにチャージアップするのを防止することができ、未転写トナーTNMのクリーニング性能を向上させることができる。
次に、転写残トナーTNZと未転写残トナーTNMとの判別方法について説明する。
図3に示すように、印刷工程中にジャムなどの故障が発生した場合は、二次転写の工程が途中で中断される可能性がある。このため、ジャム後のクリーニングは、転写残トナーTNZと未転写トナーTNMとをクリーニングする必要がある。
そこで、トナー判別部61では、二次転写ローラ28と中間転写ベルト23との間に形成されるニップ部NPの位置より下流側であって、かつニップ部NPの位置から第1のブラシ52aと中間転写ベルト23との圧接位置までの間が転写残トナーTNZであると判別する。さらに、ニップ部NPの位置より上流側であって、かつニップ部NPの位置から最上流の作像ユニット24Yの感光体ドラム41Yと中間転写ベルト23との間に形成されるニップ部NPYの位置までの間が、未転写トナーTNMであると判別する。
したがって、トナー判別部61で転写残トナーTNZであると判別された中間転写ベルト23上の領域は転写残トナーの領域REZとなり、未転写トナーTNMと判断された中間転写ベルト23上の領域は未転写トナーの領域REMとなる。
なお、中間転写ベルト23上の転写残トナーTMZと未転写トナーTZMの位置の検知は、トナー判別部61で判別した結果と、中間転写ベルト23の周方向の長さや回転速度などから検出することが可能である。
このように、ジャム後のクリーニング装置KS1では、転写残トナーの領域REZの間では転写残トナーTNZのクリーニングを行い、未転写残トナーの領域REMの間では未転写トナーTNMのクリーニングを行う。なお、実際にジャム後のクリーニングを行う場合には、中間転写ベルト23の駆動モータの立ち下げ時間分だけベルトは余分に駆動しているので、使用している駆動モータの種類に応じて、その分の調整が行われる。
さらに、トナー判別部61では、機械の電源投入時や、印刷工程の前後、あるいは印刷工程の間に画像安定化処理が実施された時に、中間転写ベルト23上に形成さたトナーパッチを未転写トナーTNMであると判別する。
したがって、トナー判別部61では、画像形成装置1でジャムなどの故障が発生した場合や画像安定化処理が実施された場合に、制御部21からその情報を受け取って、中間転写ベルト23上に付着したトナーが転写残トナーTNMであるか未転写トナーTNZであるかを判別することが可能となる。
上に述べた第1の実施形態におけるクリーニング装置KS1の動作を説明するためのタイミングチャートを図4に示す。また、図4において、ジャムなどの故障で印刷工程が停止した場合は、第1のブラシ52aにマイナスのバイアス電圧VB1を印加し、第2のブラシ52bにプラスのバイアス電圧VB2を印加するようにしているが、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bの両方とも、バイアス電圧の印加を停止してもよい。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明に係る第2の実施形態のクリーニング装置KS2について説明する。
第2の実施形態においては、第1のブラシ52aを中間転写ベルト23に対して、圧接状態および退避状態とに移動することが可能である。
図5は本発明の第2の実施形態のクリーニング装置KS2の構成を示す図、図6はクリーニング装置KS2の動作を説明するためのタイミングチャートである。なお、第1の実施形態の画像形成装置1におけるクリーニング装置KS1と同様な機能を有する部分には同じ符号を付して説明を簡略化しまたは省略する。
図5において、クリーニング装置KS2は、第1のブラシ52a、第2のブラシ52b、第1の回収ローラ53a、第2の回収ローラ53b、第1のスクレーパ54a、第2のスクレーパ54b、第1のバイアス印加部55a、第2のバイアス印加部55b、第1のバイアス制御部62a、第2のバイアス制御部62b、トナー制御部61、移動部63、移動制御部64などから構成される。
移動部63は、第1のブラシ52aを中間転写ベルト23に対して、圧接状態と退避状態とに移動するためのものである。また、移動部63は、図示しないモータおよびギヤまたはベルトなどによって駆動することが可能である。
また、図5に示すように、移動部63は、第1のブラシ52aのみが中間転写ベルト23に対して圧接状態と退避状態とに移動することが可能となっているが、第1の回収ローラ53aおよび第1のスクレーパ54aも第1のブラシ52aと同時に移動する構成でもよい。
移動制御部64は、移動部63に制御信号S6を送り、第1のブラシ52aが中間転写ベルト23に対して圧接状態とするか退避状態とするかの移動制御を行う。
トナー判別部61は、第1の実施形態で述べた転写残トナーTNZか未転写トナーTNMかを判別した結果を信号S5として、移動制御部64に送る。そして、移動制御部64では、受け取った判別結果の信号S5に基づいて、中間転写ベルト23上に付着しているトナーが転写残トナーTNZの場合には第1のブラシ52aを中間転写ベルト23に対して圧接状態となるように制御し、未転写トナーTNMの場合には第1のブラシ52aを中間転写ベルト23に対して退避状態となるように制御する。
図6において、第2の実施形態におけるクリーニング装置KS2の動作を説明する。
第2の実施形態では、画像形成装置1の動作中において、トナー判別部61が中間転写ベルト23上に付着しているトナーが転写残トナーTNZであると判別すると、その判別結果に基づいて、第1のバイアス制御部62aが第1のブラシ52aにマイナスのバイアス電圧VB1を印加するように制御し、かつ移動制御部64が第1のブラシ52aを中間転写ベルト23に対して圧接状態となるように移動制御する。さらに、トナー判別部61が未転写トナーTNMであると判別した場合には、第1のバイアス制御部62aが第1のブラシ52aへのバイアス電圧VB1の印加を停止するように制御し、かつ移動制御部64が第1のブラシ52aを中間転写ベルト23に対して退避状態となるように移動制御する。また、第2のブラシ52bに対しては、第2のバイアス制御部62bが転写残トナーTNZか未転写トナーTNMかに関係なくプラスのバイアス電圧VB2を印加するように制御する。また、図6に示すように、ジャムなどの故障で印刷工程が停止した場合は、第1のブラシ52aにマイナスのバイアス電圧VB1を印加し、第2のブラシ52bにプラスのバイアス電圧VB2を印加するようにしているが、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bの両方とも、バイアス電圧VB1およびVB2の印加を停止してもよい。
つまり、第2の実施形態では、未転写トナーTNMトナーをクリーニングする場合には、第1のブラシ52aへのバイアス電圧VB1の印加を停止し、かつ中間転写ベルト23に対して退避状態となるように移動させ、第2のブラシ52bのみでクリーニングを行う。
また、仮に第1のブラシ52aへのバイアス電圧VB1を印加した状態であっても、第1のブラシ52aを退避状態となるように移動させた場合には、第1の回収ローラ53aからローラ36へのバイアス電流のリークがなくなる。
次に、上に述べた第1および第2の実施形態と従来装置とで中間転写ベルト23上の未転写トナーTNMをクリーニングした場合の比較を行う。
図7は本発明に係る第1および第2の実施形態と従来装置とのクリーニング比較結果を示す図、図8は実験で用いたブラシの概略の構成を示す図、図9は実験で用いたブラシの条件を示す図、図11は従来のダブルブラシクリーニング装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図7において、本発明に係る第1および第2の実施形態と従来のダブルブラシクリーニング装置DKSとで未転写トナーTNMをクリーニングした場合の比較結果を示す。
この実験で用いた未転写トナーTNMの付着量の条件としては、トナーパターンTPの付着量が多い場合と付着量が少ない場合の2種類である。トナーパターンTPの付着量が多い場合は、中間転写ベルト23上の付着量が約5g/mで、ベルト幅の1/3程度の幅
である。また、トナーパターンTPの付着量が少ない場合は、中間転写ベルト23上の付着量が約8g/mで、ベルト幅の1/3程度の幅である。
また、この実験に用いた第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bは、全て同じ条件のブラシであるが、印加極性が第1のブラシ52aはマイナスに帯電しており、第2のブラシ52bはプラスに帯電している。
図8に示すように、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bは、金属製芯金74上に接着層73を設け、基布層72上にナイロン繊維71が設けられたシートを螺旋状に巻きつけた公知のものを使用した。なお、第1のブラシ52aおよび第2のブラシ52bのブラシの仕様は図9に示す。
この実験の比較結果として図7が示すように、従来のダブルブラシクリーニング装置DKSでは、トナーパターンTPの付着量が多い場合も少ない場合にもトナーパターンTPを全てクリーニングすることはできなかった。なお、クリーニング後の中間転写ベルト23上には、明らかに目視で分かる程の残トナーが検出され、実害性のある状態となった。
また、第1の実施形態のクリーニング装置KS1では、トナーパターンTPの付着量が少ない場合には問題なかったが、トナーパターンTPの付着量が多い場合ではわずかに目視で分かる程度の残トナーが検出された。しかし、クリーニング装置KS1では、従来のダブルブラシクリーニング装置DKSと比較すると未転写トナーTNMのクリーニング性能が向上していることが分かる。
また、第2の実施形態のクリーニング装置KS2では、トナーパターンTPの付着量が多い場合も少ない場合にも、トナーパターンTPを全てクリーニングすることができた。したがって、クリーニング装置KS2では、従来のダブルブラシクリーニング装置DKSと比較すると未転写トナーTNMのクリーニング性能はより向上していることが分かる。
なお、ブラシ繊維とトナーとは接触することによって摩擦帯電が発生する。つまり、第1のブラシ52aと中間転写バルト23上との圧接位置を未転写トナーTNMが通過することによって、第1のブラシ52aはプラスに帯電し、未転写トナーTNMはマイナスに帯電する。このため、第2の実施形態では、第1のブラシ52aを中間転写ベルト23から退避状態となるように移動させることによって、未転写トナーTNMの中間転写ベルト23への電気的な付着力がより強くなることが防止でき、未転写トナーTNMのクリーニング性能が向上する。
上に述べた第1および第2の実施形態によると、転写残トナーTNZや画像安定化処理によるトナーパッチなどの未転写トナーTNMも、いずれをクリーニングする場合にも高いクリーニング性能を有し、未転写トナーTNMが第1のブラシ52aを通過する際に、マイナスにチャージアップすることが防止できる。さらに、必要以上の高圧電源を設ける必要がない。また、ジャムなどの故障が発生した場合を想定した制御が加えられる。
本実施形態では、中間転写ベルト23上に付着したトナーをクリーニングする場合を例に説明したが、中間転写ベルト23ではなくその他の像担持体であってもよい。また、第1のバイアス印加部55a、第2のバイアス印加部55b、トナー判別部61、第1のバイアス制御部62a、第2のバイアス制御印加部62b、移動部63または移動制御部64の構成は、上に述べた以外の種々のものとすることができる。要は、第1のブラシ52aのバイアス電圧の印加を停止させ、中間転写ベルト23に対して退避状態とすることによって未転写トナーTNMがマイナスにチャージアップすることを防止すればよい。その他、中間転写ベルト23、ローラ36、クリーニング装置KS、または画像形成装置1の全体または各部の構成、構造、形状、寸法、個数、材質、処理内容または処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の概略の構成を示す図である。 第1の実施形態におけるクリーニング装置の構成を示す図である。 未転写トナーと転写残トナーとの判別方法を説明するための図である。 クリーニング装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態のクリーニング装置の構成を示す図である。 クリーニング装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明に係る第1および第2の実施形態と従来装置との比較結果を示す図である。 実験で用いたブラシの概略の構成示す図である。 実験で用いたブラシの条件を示す図である。 従来のダブルブラシクリーニング装置の概略の構成を示す図である。 従来のダブルブラシクリーニング装置の動作を説明するためのタイミングチャートである。 マイナスに帯電したブラシを通過した未転写トナーのチャージアップを示す図である。 従来技術のクリーニング装置の概略を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
22 転写ローラ
23 中間転写ベルト(像担持体)
24 作像ユニット
28 二次転写ローラ
32 廃トナーボックス
35,36 ローラ
41 感光体ドラム(像担持体)
52a 第1のブラシ(第1のクリーニング部材)
52b 第2のブラシ(第2のクリーニング部材)
53a 第1の回収ローラ(第1のクリーニング部材)
53b 第2の回収ローラ(第2のクリーニング部材)
55a 第1のバイアス印加部(第1のバイアス印加手段)
55b 第2のバイアス印加部(第2のバイアス印加手段)
61 トナー判別部(トナー判別手段)
62a 第1のバイアス制御部(第1のバイアス制御手段)
62b 第2のバイアス制御部(第2のバイアス制御手段)
63 移動部(移動手段)
64 移動制御部(移動制御手段)
DKS ダブルブラシクリーニング装置
KS1,KS2 クリーニング装置
NP,NPY ニップ部
PA 記録紙
TNa プラスに帯電したトナー
TNb マイナスに帯電したトナー
TNZ 転写残トナー
TNM 未転写トナー

Claims (8)

  1. 像担持体上に付着したトナーを除去するクリーニング装置であって、
    前記像担持体の表面に接触して回転する第1のクリーニング部材と、
    前記第1のクリーニング部材にバイアス電圧を印加する第1のバイアス印加手段と、
    前記第1のバイアス印加手段を制御する第1のバイアス制御手段と、
    前記第1のクリーニング部材の下流側に配置されて前記像担持体の表面に接触して回転する第2のクリーニング部材と、
    前記第2のクリーニング部材にバイアス電圧を印加する第2のバイアス印加手段と、
    前記第2のバイアス印加手段を制御する第2のバイアス制御手段と、
    を有し、
    前記像担持体上の転写残トナーをクリーニングする際に、前記第1のバイアス制御手段は、前記第1のバイアス印加手段が前記第1のクリーニング部材に対し現像に寄与するトナーの帯電極性と同極性のバイアス電圧を印加するように制御し、かつ前記第2のバイアス制御手段は、前記第2のバイアス印加手段が前記第2のクリーニング部材に対し現像に寄与するトナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧を印加するように制御し、
    前記像担持体上の未転写トナーをクリーニングする際に、前記第1のバイアス制御手段は、前記第1のバイアス印加手段が前記第1のクリーニング部材へのバイアス電圧の印加を停止するように制御し、かつ前記第2のバイアス制御手段は、前記第2のバイアス印加手段が前記第2のクリーニング部材に対し現像に寄与するトナーの帯電極性と逆極性のバイアス電圧を印加するように制御する、
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記第1のクリーニング部材を前記像担持体に対し圧接状態と退避状態とに移動するための移動手段と、
    前記移動手段を制御する移動制御手段と、を有し、
    前記像担持体上の転写残トナーをクリーニングする際に、前記移動制御手段は、前記第1のクリーニング部材を前記像担持体に対し圧接状態となるように前記移動手段を制御し、
    前記像担持体上の未転写トナーをクリーニングする際に、前記移動制御手段は、前記第1のクリーニング部材を前記像担持体に対し退避状態となるように前記移動手段を制御する、
    請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記像担持体上のトナーが転写残トナーであるか未転写トナーであるかを判別するトナー判別手段を有する、
    請求項1または2記載のクリーニング装置。
  4. 前記トナー判別手段は、像形成のために前記像担持体が動作しているときにジャムが発生した場合に、ジャムが発生した時点において前記像担持体の転写位置よりも上流側において付着したトナーについては未転写トナーであると判別する、
    請求項3記載のクリーニング装置。
  5. 前記トナー判別手段は、画像安定化処理によって前記像担持体上に付着したトナーを未転写トナーであると判別する、
    請求項3記載のクリーニング装置。
  6. 前記第1のクリーニング部材および前記第2のクリーニング部材は、いずれも導電性のブラシローラである、
    請求項1ないし5のいずれかに記載のクリーニング装置。
  7. 前記ブラシローラのブラシ繊維は、トナーに対してプラスの摩擦帯電極性を持つ材料からなるブラシ繊維である、
    請求項6記載のクリーニング装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のクリーニング装置を備えた画像形成装置。
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